主人公・日和が降り立った小さな世界は、綺麗で美しくて、けれどもどこかおかしい。
何がおかしいの?
何故、おかしいとだめなんだろう。
だって、ここは綺麗なんでしょう?
最終更新:2019-01-23 08:00:00
6970文字
会話率:16%
その日、二十二歳の菊池あさひは家出の途中だった。
あさひは岩手県花巻市のJR釜石線沿線の土沢駅の近くに住んでいる。ここは宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のモデルと言われている場所だ。そんなあさひは家を出て、盛岡に住む親友の小夜子の元へと身を寄
せるところだった。
だが、盛岡に到着するはずだった電車は、『まほろば温泉駅』という、深い霧に包まれた不思議な駅に着いてしまう。戸惑うあさひに、売店の老婆は、ここはこの辺りを治める姫神がひらいた、人ならざるモノたちのための温泉、『まほろば温泉』なのだと告げる。もし困っているなら、姫神から温泉の管理を任されている湯守にきいてみるといい、とも教えてくれる。
白い霊狐の白夜に案内されて、湯守に会いに行くことにするあさひだったが……
※こちらの作品は「エブリスタ」でも公開中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-30 16:06:29
86471文字
会話率:43%
平凡な日々を送っていた高校生の湊 達也。
ある日ヤンキーに財布を取られ追いかけてると見たことのない公園に辿り着く。そこで深い霧に覆われ彷徨い辿り着いたのは魔獣が支配する異世界だった。
果たして、達也は異世界から抜け出せることができるのか?!
ドキドキの異世界物語!この先達也を待ち受ける試練とは!?
壮絶な冒険が今始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-15 00:49:13
944文字
会話率:40%
深い霧が立ち込める秋のことだった。
僕は彼女と出会って、初めての感情を知った。
たとえそれを現実が許さないとしても。
変わらず僕は、あの場所へ行こう。
最終更新:2018-05-11 21:00:02
5593文字
会話率:20%
第一章
国立科学院高等部入学試験一週間前の登校日は、いつになく深い霧が辺りに立ち込めていた。
暇を持て余していた隆司が向かった先は、嘗て所属していた写真部室。隆司に引けを取らず優秀な一年後輩の川間潮が、久々の来訪を快く受け入れる。
事件が起きたのは一日後。部室に通じる路が跡形もなく消えていた。背後には不可解な鏡が一つ。どこからか潮に似た声が響く。
鏡に触れると、その腕が、容易く吸い込まれていく。嘗てSFで読んだ反転世界が隆司の頭をよぎる。
反転世界は本当に存在するのか?
部室と潮の行方は?
答えを探るため、隆司は鏡の世界に足を踏み入れていく……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-26 13:30:30
9031文字
会話率:36%
失われた都市ジャンタールには莫大な財宝が眠るという。
ある者は名声を、またある者は富を夢見、ジャンタールを追い求めた。
しかし財宝を持ち帰った者はおろか、場所すら分からず仕舞い。酔っ払いのざれごとのような噂と、行方不明者の数だけが積み上がっ
ていった。
そんな中、主人公パリトの元に一通の手紙が届く。ジャンタールの座標が記された友人からの手紙だ。
導かれるように街へと足を踏み入れるパリト。
だが彼を待ち受けていたのは、財宝とは程遠いものだった。
深い霧とともに現れる、人ならざる怪物たち。こつぜんと消える入ってきたばかりの門。
もはや出る事が叶わぬ中、やっと一軒の宿屋を見つける。だが出迎えてくれたのは、なんとも薄気味悪い老婆で、とうぜん安眠などできるハズもなく……
※この話は謎解きと戦闘に比重を置いたダークファンタジーです。
生身の人間としては極限の強さを誇る主人公ですが、魔物は強く陰湿で、街も迷宮も一筋縄ではいかない難易度になっております。
★が付いている所は挿絵有り。
カクヨムにも掲載。
――本編完結しました――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-19 23:07:38
82224文字
会話率:12%
そこは深い霧に包まれた世界。
なぜこんな所にいるのかも分からぬままに、何処までも続くような通路を辿っていくと、豪華な接待用の机と、この世のものとは思えぬ甘美な紅茶。
そして、『案内人』と自己紹介をする一人の女性。
彼女は迷い込んだ
人間を何処に導くのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-26 00:00:00
23348文字
会話率:31%
始終深い霧の白い闇に包まれた世界に佇む洋館。
そこは人ならざる者たちが集まる荒廃した楽園。
歪んだ精神を持つ者たちが、人間を招待しては弄ぶ、狂った饗宴が日夜執り行われている。
さて、今日の主賓は何処の誰か…
今回で第一章完結します
。
第二章はアヌビスの翼の終了後執筆します折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-12 00:00:00
13161文字
会話率:26%
深い霧に包まれた夜、往く当ても無く彷徨う一つの影があった。
その身体に血肉は無く、あるのはただ冷たさばかりだった。
今、また一つの影が、その手を取った。
その手は、彼の、乾ききった身体に温もりを与えるだろうか。
それとも――――
あ!野生
のスケルトンが 飛び出してきた!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-23 00:00:00
2670文字
会話率:24%
世界の東の果ての果ての小国「東風出ずる国」。
さらにそのまた東、深い霧に覆われた森の中に、人里離れた神殿があった。
神殿には、霧に囲われるように大切に育てられた1人の幼い少女がいた。
少女の名前は天城ミコト。
一人前の巫女となるべく、ミコ
トは修行の日々を送っていた。
しかし、太古の鬼が封印を破りし時、ミコトを護る霧は吹きちらされ、少女の運命が動き出す!
ミコトは人々を救う歩き巫女となり、決意を胸に旅に出る。
この物語は、鬼との闘いを宿命づけられた巫女の、旅と修行と成長の物語である。
……ささやかな日常を描いた作品もとても素敵だけど、どうせファンタジー世界を舞台にするなら、たまにはベタベタに古典的な、ヒーローが世界を救う物語があってもいいじゃないか。
そんな気持ちで描きました。
なんちゃって和風ファンタジー世界ですが、お楽しみいただけましたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-20 21:00:00
131854文字
会話率:23%
神様と恋をしよう。
花咲く様に笑う彼女。
神様だけど女の子。
三島リクは幼少の頃、目に見えない「モノ」を視る力を持っていた。
唯一の肉親である母ナオとの生活を脅かす「モノ」の姿は、リクにとっては恐怖でしかなかった。
「さあ、私に、神様
に願ってごらん。そんな怖いモノなんて、みんないなくなってしまえって」
稲荷神社で出会った少女に願った時から、リクの世界は灰色に包まれた。
少女のことも、「モノ」を視る力も、蓋によってリクの中奥深くに封じ込められた。
その代わり、リクの意識は深い霧に覆われた。
何を見ても、何を聞いても、何を考えても、自分がそこにいることを理解しきれない、不思議な感覚。
時が経ち、高校生になったリクは、夜道で不気味な何かに出会った。
黒い気配に心を貫かれ、リクは自分を覆う霧が晴れ、世界に色があることを久しぶりに知った。
悪夢の中で謎の存在に襲われたリクを助けてくれたのは、あの時稲荷神社にいた少女だった。
「やあ、久し振り、リク」
少女の名前はトヨウケビメノカミ、稲荷神社に祭られている神様だった。
女の子の姿をした神様トヨ。
トヨとの出会いと多くの不思議な関わりを経て、リクの毎日は彩りを取り戻していく。
リクだけが持つ特別な力は、二人を結ぶ縁となれるのか。
※)pixiv及びカクヨムに投稿されているものと同様の内容となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-11 21:00:00
75157文字
会話率:28%
幼い姫君のイツキと妖精王の娘ベルナは夢馬にのって零体として
過去の世界。『深い霧の国』と呼ばれる世界へとやって来た。
イツキ「あなたの父親の権力を、今こそ振りかざすのよ」
ベルナ「無理!」
暴走気味のイツキと、それを止めようとして巻き添
えになるベルナが
向かった世界で、一人の少女と出会う。
少女の運命と、零体のイツキと、ベルナが彼女にしてあげれる事は
ベルナ「歴史が変わるとあなただけじゃ済まないのよ。分かっているの」
イツキ「それじゃ、このまま黙って見ているしかないの?」
その先に待つ未来は・・・二人の知る限り死の世界となった事だけ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-01 12:04:08
65418文字
会話率:45%
ミースは、小学校を出たばかりだが、両親を亡くし、小さな町で、観光馬車を走らせ一人で暮らしている。ある日、観光馬車に強盗団ゴムルに追われている少女が助けを求めて来る。ミースは少女をかくまい、家に連れ帰る。少女は、両親を亡くし、田舎で独り暮ら
し。狙われたのは、家宝の短剣。ミースは、隣家のテディムおばさんとジャッツに相談し、仙人サザムの所へ助けを求めに行く。サザムは、水晶の霊視で、レスリーが王家の血筋で、短剣は「カシムの剣」といい、「愛」と「力」の二対あり「力」の剣はゴムルの謎の主が持っていて、片方を狙っているという。そして、その剣は二対揃えば、一国を平和にするだけの力があるが、ゴムルに「力」だけを使わせれば、国を滅ぼす可能性がある。そこで、こちらから、山の霧の古城、ゴムルのアジトに侵入し、謎の主から「力」の短剣を奪わなくてはならないと言われる。ミースとレスリーとジャッツは戸惑うが、次の日、ゴムルの襲撃を受け、逃げれないと戦いを決意する。そして、戦い方をプロのボクサー、ジャッツに習い、ミース、レスリー、ジャッツ、サザムは百名の警察とともに、山の古城に向かう。深い霧と結界がゴムルの主によって張られ、迷いそうになり、やっとのことで古城に着くと、ゴムルと警官隊の激しい銃撃戦が始まる。一行は、ゴムルの隊長イドラの怪しげな術に翻弄されるが、サザムの術でそれを破る。そして、ミースたち四人は、城へと突撃し、玉座の間での戦いが始まる。イドラをジャッツが倒し、謎の主ダスラーの短剣を使った衝撃波などに苦しみながらも、ミースが、ダスラーの仮面をはぎ、それが行方不明だったレスリーの兄で、邪悪な仙人ガガールに乗り移られていたことを知る。そして、サザムとガガールの術を駆使した戦いの末、サザムがガガールを封印し、四人は勝利する。ゴムルも全員逮捕で、全てが解決したのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-24 16:16:42
46473文字
会話率:45%
ある季節を、ぼくは探していた。それなのに、ぼくはそれから逃げていた。深い霧を抜けようと、ぼくは思っていた。それなのに、ぼくはそれから逃げていたのだ。弱いぼくは傘をさし、モノクロームなままの街で逃げるだけだった。君は夜明けのまにまに雨を降らし
てくる。コーヒーは苦いまま冷めていく。蓮の花もまだ服をきたままで、蜘蛛の糸も垂れてこない。「さよなら」と言えないぼくが逃げこんだところは、ぼくの知らない街だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-16 00:00:00
87015文字
会話率:51%
陽介は小学二年生。三人の友だちに囲まれ、平和な日常を送っていた。
いつも仲の良い四人組だったが、それぞれ口に出せぬ内面を抱えた友人達。
町中が深い霧に覆われた日、彼らは古い祠が佇む林であるものに遭遇した――。
少しでも誰かの暇つぶしの役に
立てれば嬉しく思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-14 07:00:00
59357文字
会話率:18%
トガリネズミがボロアパートで青年の背中を見つめる毎日
なんとなく、トガリネズミは深い霧の早朝に小さい下水道に入った
その下水道に突然蛇が現れ、顔だけネズミの女になってしまう
(改行ミスがあるかもしれません、すいません)
最終更新:2014-01-25 13:48:54
3002文字
会話率:18%
アングリア海軍最新鋭フリゲート艦ネメシス号の艦長アンドレア・フェアライトは古い神々を祀る「旧教」の司祭だった。
彼女は深い霧の中、自身の持つ不思議な力によって敵の船が近くにいることを知る。
自らの能力を過信したアンドレアは果敢に打って出るが
……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-18 20:12:31
7880文字
会話率:29%
―遥かなる光いずこへ。永遠の太陽は冷えて固まり、月は霧に包まれ。この星から、光が消えるのもそう遠くはなかった・・・。
宇宙規模の謎の現象「大宇宙寒冷化」により、太陽の殆どが氷づけのように固まり、月は深い霧に囲まれて光が見えなくなってしまう
。地球には光が届かず、雪はあまり降らないものの年中寒い。人間たちはどうやって暮らしているのかと言うと、地熱や水力等の自然エネルギーによって賄ったりしている。他には、(今現在も問題になっているが)地球温暖化の影響で拡大したオゾンホールから注ぎ込まれるわずかな太陽光で発電している。この物語中では、サンライトホールと称す。しかし、いずれは限界が来るであろうと、研究者達は述べている。そこで、目をつけたのが、地下。そう、未知なる世界である。彼らは、メトロと呼んでいる。
「空がダメなら、地下だ。もしかしたら、新しいエネルギーが出てくるかもしれない。そうだ、希望の光があるかもしれない」
研究者らは、世界に呼びかけメトロの研究を始めたのである・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-25 02:14:24
7347文字
会話率:49%
【Catch-22】どちらに転んでも勝算のない不合理な状況、または板ばさみの意。
深い霧が立ちこめた石畳みの道を、ひとりの男が歩いている。鳴り響く鐘の音、とおり過ぎる黒装束の行列。夢うつつの世界で男に話かけてきたのは――。
最終更新:2012-05-18 00:00:00
5084文字
会話率:40%
それは、仮想の世界の物語。
深き霧に包まれた幻想の世界を奔走するプレイヤー達、
その中に、中規模だが変わり者の集まりとして有名なギルドがあった。
その名は 『 ノイナル茶屋 』。
果たして、彼ら。そして、それに関わるプレイヤー達は 霧の
中で何を見るのだろうか?
超難解VRMMORPGの中で、マイナー職の集団が暴れまわる話・・・にしたいな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-17 22:23:49
16488文字
会話率:32%
かつて、黒竜ファフニールの襲来により滅んだ魔導機械都市クローネ。
そこから派生した機械都市マキナヴァートルに住む、機工士見習いの10歳の少年、ノア=ランドグリフ。目標とする亡き父、機工師ロンに少しでも近づく為、日々を過ごしていた。
ある日ノ
アは、自宅の裏手に広がる森の中を探索中、深い霧に迷う。霧を抜けた先で見つけたのは、噂になっていた古い神殿だった。そこはギルドが立ち入りを禁じている区域。
探検しようとノアは神殿内へ足を踏み入れたその先で、古代レリーフを見つける。ノアがレリーフに見入っていると、突如足場が崩落した。
落ちた先でノアが見つけたのは、木々の根に覆われた、苔むした見たこともないロボットだった――。
◇オムニバス短編集ジョブ・ストーリーの4作目です。
※魔導機械都市クローネについては、同シリーズである「小さな魔女とファフニール」で少しだけ触れています。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-05 21:38:10
46101文字
会話率:39%