聖女リューリラ(19)は、ネイサン王太子(19)に婚約破棄を突き付けられた。
『慈悲の微笑の聖女様』と呼ばれるリューリラは、信者や患者にしか、微笑みを向けない。
婚約者の王太子には、スンとした無表情を見せるばかりか、嫌っているような態度まで
見せる。
『慈悲の聖女』に嫌われていると、影で笑われていると知った王太子は、我慢の限界だと婚約破棄を突き付けた。
(やったぁ!! 待ってました!!)
思惑通り、婚約破棄をしてもらえたことに、内心満面の笑みを浮かべていたリューリラだったのだが。
王太子は、聖女の座を奪った挙句、「オレが慈悲をくれてやる!!」と皮肉たっぷりに、次の縁談を突き付けたのだった。
(クソが!! また嫌われるために、画策しないといけないじゃないか!!)
内心で荒れ狂うリューリラの新しい婚約者は、王太子の従弟にして若くして公爵になったばかりのヘーヴァル(17)。
「爵位を受け継いだばかりで、私のような元聖女である元婚約者を押し付けらるなんて、よほど殿下に嫌われてしまっているのですか?」
「うわあ。治療するわけでもないのに、リューリラ様が、微笑んでくださった! 早速あなたの笑顔が見れて、嬉しいです!」
憐れんで微笑んだだけなのに、無邪気に大喜びされて、これは嫌われることが難しいな、と悟ったリューリラ。
年下ワンコのような公爵の溺愛を受けても、リューリラには婚約破棄をしてもらいたい秘密を抱えていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-01 18:01:14
24035文字
会話率:31%
人工知能の発達によりAI、アンドロイド人種が生まれ、何気ない日々が続いていたが、憲法百四条の施行により、彼等の地位は地に落ち、人としての権利を失う。
その憲法施行に最も尽力していた主人公、後村没人。機械人種が嫌いな彼の思惑通り、無事施行さ
れるのも束の間、自分自身が機械人種ということを自身が捕縛されたその日に知ってしまう。
彼は自身と機械人種と向き合う中で、人と関わり、成長し、何を知っていくのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-20 04:05:40
824文字
会話率:20%
婚約破棄後の3日間の2作目。
王子の思惑通りに結婚することになったウォーレンとアイリーン。
ウォーレンの暮らす領民に向かうと、アイリーンはとても歓迎されていて?
最終更新:2023-08-11 22:04:37
5536文字
会話率:43%
勇者から告げられる一言。
「お前の代わりなんていくらでもいるんだよ」
それは突然の、そして明確な追放だった。
普通の人間とは違う「龍の手」を持つ男。
違うが故に隠していた手を、勇者により晒されてしまう。
気持ち悪いと罵られ、遂には己が
役割すら否定されてしまった。
元勇者パーティの一員である狂戦士、名をリューン。
勇者は名声を求める中で、リューンを疎ましく思っていた。
「狂化」を用いて、罠を踏破し、毒を受けても立ち上がり、力の限り突撃する。
眩しいぐらい信念のまま働き、心優しい彼が邪魔だったのだ——。
勇者の思惑通り、狂戦士は役割を失った。
ただ、彼が抜けたパーティは、いつかその存在の大きさを実感するだろう。
残念なことにリューンの勇者一行としての冒険は終わった。
しかし、彼は思わぬ方向へ進んでいく。
追い出されて辿り着いたのは、引きこもりの吸血鬼、カナリア・ヴァンプが住う城。
初めて出会う真祖の姫に、彼は思わず声をかける。
「俺をここに置いてくれ」
世間知らずの真祖の姫を身体で守り、喧騒避けた深い森で、狂戦士はゆっくりと生きていくつもり、だったのだが……。
そうは問屋が卸さない。
狂戦士は、どうしたって戦いに愛されているのだから——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-21 01:34:14
86052文字
会話率:32%
真夜中の廃墟で待ち合わせするキサラギと矢場木。ネットで知り合った二人は廃病院で肝試しをする。女性のキサラギに怖い話を聞かせつつ、次第に距離を縮めていく矢場木。彼の目的は誰もいない場所へ女性をおびき寄せて乱暴することだった。矢場木は頃合いを見
計らい、キサラギに身体の関係を迫る。嫌がる彼女だったが矢場木は絶対にノーと言わせない。今回も彼の思惑通りにことが運ぶのか。それとも――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-30 23:28:28
9257文字
会話率:35%
ウマヅラビデオの陰謀飯を見ていて思ったこと。
ウマヅラビデオの方は、ワクチンの危険性をそれとなく
伝えて自分たちも接種してないとアピールする分、マシかと
思っていたけど、スタンスとしては、「陰謀論を拡散するような
真似はやめて自分た
ちだけ助かれば良い」というスタンスなので
それはそれで支配者層の思い通り思惑通りだろうと。
ゴヤッキースタジオとも同じグループなのか?
こっちは、ワクチンの危険性については一切触れず、
逆にムーンショット計画のアピール大使になりたいけど
どうですか?みたいな事を言っている。
陰謀論者としはダメダメな感じ。
こういう陰謀論者になってはダメだという見本としては
価値があるかも。金だけ儲けりゃいいってもんじゃないぞ。
グループの一人は借金何千万もしていて困っているらしいけど。
ダメなやつだけ書いてもなんなので、
わりとまともな方も紹介します。
アオミ エリさんの動画。
多少スピリチュアルよりでダメなところもあるし、
科学的な知識は間違っている事もあるけど(ダメじゃん)
元々アナウンサー志望なので、時事ネタをわかりやすく
陰謀論サイドからの見方で紹介しているので安心して見られる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-24 11:53:31
486文字
会話率:0%
ベルマーチ王立学園で自分の思うがままにしてきたチタニアは婚約相手のルシアンから婚約破棄を宣言される。
ルシアンはチタニアではなくセナナ皇女と婚約するのだ。
だけどそれはチタニアの思惑通りなのであった……。
最終更新:2023-06-15 21:53:48
16967文字
会話率:34%
「私はあなただったかもしれないし、あなたが私だったかもしれない。いいでしょう願うくらい」時間逆行の力を持つクラス委員長の聖堂院姫乃は求めた。
資産家の息子の綾瀬川奏多と義妹で使用人の花蓮は何不自由ない生活をしていた。
「私は綾瀬川君と仲良
くしたいなって思ってるんです」
そこへ姫乃が変化の予兆をもたらす。綾瀬川義兄妹の関係に憧れてその立場を奪う為姫乃は花蓮を襲い、意識不明の重体で病院送りにした。
思惑通りにことが運び姫乃と奏多の仲は深めていく。
そんな姫乃の求めた願いとは一体何なのか…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-20 10:01:21
10897文字
会話率:58%
ルミナは物心からついたころから公爵邸の庭、主にゴミ捨て場で生活させられていた。
ルミナを産んだと同時に公爵夫人は息絶えてしまったため、公爵は別の女と再婚した。
再婚相手との間に産まれたシャインを公爵令嬢の長女にしたかったがため、公爵
はルミナのことが邪魔で追放させたかったのだ。
そのために姑息な手段を使ってルミナをハメていた。
だが、ルミナには聖女としての力が眠っている可能性があった。
その可能性のためにかろうじて生かしていたが、十四歳になっても聖女の力を確認できず。
ついに公爵家から追放させる最終段階に入った。
それは交流会でルミナが大恥をかいて貴族界からもルミナは貴族として人としてダメ人間だと思わせること。
公爵の思惑通りに進んだかのように見えたが、ルミナは交流会の途中で庭にある森の中へ逃げてから自体が変わる。
気絶していた白文鳥を発見。
ルミナが白文鳥を心配していたところにニルワーム第三王子がやってきて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-05 08:00:00
41914文字
会話率:50%
聖女として認定されたモニカ・ベルタが聖女となり自身の人生を激変させ、『神のお告げ』を伝えたことで自滅へと向かう。
そばにいる男や教会関係者の思惑通りに動くことになるが、欲しいものが手に入ることで私欲のために『神のお告げ』を伝え...
最終更新:2022-12-01 21:00:00
5408文字
会話率:33%
「逮捕する」
桜田光は罪を犯した、罪人として捕まった。事情聴取もほぼする必要は無い、何故なら光は現に警察から逃げ、光もそれを応じてそのまま無抵抗で、反論すること無く全てを彼が知る情報を警察に与えた。刑罰を受けるのは確定、に思えた。だがその
後、運命の歯車はどんどん狂う、いや、正常に、光の思惑通りに行かないよう動いていく、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-14 20:14:31
18368文字
会話率:60%
そこには海があり、緑が豊かなその国は『シュタイン王国』と言い『魔法』というモノも存在していたのだが、実はこの国には他の国にない『職業案内所』という場所があった。
「ふぅ」
ここは基本的に名前の通り「職業を案内する」のが仕事で、ここ
に来る人は大体の場合が「新しい仕事を探しに」である。
そんな中『アイリン・シュベル』は王国の役所などが集まる中に少し古びた建物の前で掃き掃除をしていた。
「……」
ただそこには目に見えて分かる看板はない。でも、この国に住んでいる人であれば看板がなくても大体みんな知っている。
それこそ「就職に悩んだらここに相談するべし」って言われているくらいらしい。
しかし、アイリン自身がその噂を自分の耳で聞いた事はない。でも、ちゃんと定着してきているのであれば……それはそれで嬉しい話だ。
「……」
アイリンはこの職業案内所では「所長」という立場だった。しかし、実は「ある人物」にアイリンの『能力』を買われての事だった。
――でも、コレってあいつの思惑通りって事かしら?
ふと。本当にふとそんな事を考えていると……なんだか無性にイラッとした。
「ん?」
そんな時、ちょうど良いタイミングで始業を知らせるチャイムが鳴り、アイリンはいそいそと中へと入って行った――。
コレはそんな『シュタイン王国職業案内所』に来る様々な事情を抱えた人たちにお仕事を紹介したり、友人が資格取得の手続きをしに来たり……そもそもこの職業案内所が出来たきっかけ……などなどをまとめたお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-07 09:00:00
31617文字
会話率:52%
パーティーで姉のキャロルと踊る美貌の王子様に憧れた妹のルシル。自分のほうが王子様にお似合いだと、キャロルとの入れ替わりを考えつくが、果たしてルシルの思惑通りになるだろうか。
※表紙絵イラストをあっきコタロウさんに描いていただきました。
最終更新:2022-07-27 10:53:11
4701文字
会話率:46%
宇宙人学者の兄弟。
実は、兄は宇宙人。
地球で弟と過ごし、捉え、
宇宙人の仲間たちと、異星へ戻った。
だが、それは全て、「弟」の思惑通りで…。
最終更新:2022-07-19 01:00:00
498文字
会話率:16%
聖女リルア・サウシールは聖地を領地として代々守っている公爵家の嫡男ミゲルと婚約していた。
リルアは教会で神具を用いて祈りを捧げ結界を張っていたのだが、ある日神具がミゲルによって破壊されてしまう。
ミゲルに策謀に嵌り神具を破壊した罪をなすりつ
けられたリルアは婚約破棄され、隣国の山中に追放処分を受けた。
ミゲルはずっとリルアの妹であるマリアを愛しており、思惑通りマリアが新たな聖女となったが……、結界は破壊されたままで獰猛になった魔物たちは遠慮なく聖地を荒らすようになってしまった。
一方、祈ることが出来なくなった聖女リルアは結界の維持に使っていた魔力の負担が無くなり、規格外の魔力を有するようになる。
「リルア殿には神子クラスの魔力がある。ぜひ、我が国の宮廷魔道士として腕を振るってくれないか」
偶然、彼女の力を目の当たりにした隣国の王太子サイラスはリルアを自らの国の王宮に招き、彼女は新たな人生を歩むことになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-15 21:00:00
19142文字
会話率:41%
目覚めたら見知らぬ部屋にいた。扉の上に掲げられていたのは『キスをしないと出られない部屋(口限定)』という看板。どうやら、精霊のいたずらで閉じ込められてしまったらしい。
しかも相手は、高嶺の花の聖騎士様で!?
寝ている間にキスしちゃえば、気付
かれないで脱出できるんじゃない?
しかしそんな私の思惑通りにはいくわけもなく──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-02 18:02:59
10207文字
会話率:34%
ラブコメ漫画の当て馬ライバル『成嶋鳴希《なるしま なるき》』は前世の記憶を取り戻した。
戸惑いはあったが、それ以上にやるべきことがあった。
そう、そのラブコメの負けヒロイン『久遠千代《くおん ちよ》』の恋を成就させる。
無口、無気力、不愛想
な彼女が時折見せる笑顔に惹かれた鳴希は、久遠の幸せな未来を願って行動する。
思惑通りにいったりいかなかったり、僅かな変化が大きな狂いをもたらす。
さらに、イマドキ女子『沖野御マエ《おきのお まえ》と正妻ヒロイン『二上双葉《ふたがみ ふたば》』も加わり成嶋鳴希を取り巻く恋愛模様はそれぞれの想いが絡み合って複雑になっていく。
しかし、それでも成嶋鳴希は諦めない。
すべては、負けヒロインを幸せにするために。
※カクヨムにも掲載中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-08 13:41:25
192435文字
会話率:40%
大学を卒業後、木下和(きのしたなごみ)は本来希望していなかった東京での仕事を選んだ。それは……。
大学生だったころ、中学時代から好意を寄せていた沢波俊樹(さわなみとしき)がアトピー性皮膚炎にかかり、そのつらそうな姿に困惑し距離を取ってし
まう。一方、俊樹と同学部のクラスメイトで、和と大学で知り合った春田恵美(はるたえみ)は、そんな彼に献身的に寄り沿い続けた。病状が悪化し心身とも極限の状態になった時、俊樹は恵美の負担にならないように、わざと嫌われて離れていくように仕向けた。思惑通り恵美は離れていき、彼は全力で病魔に向き合い克服する。その間に和は、彼の恵美への強い想いと、その想いから起った悲しい企てに偶然にも気づいてしまう。彼を愛する資格がないと罪の意識に苛まれていた和が、いてもたってもいられず二人の間を取り持つことを決意する。
捨てきれない彼への想いと大きな罪の意識、そして自分自身への嫌悪感を抱きながら東京での生活を続け中で、同僚の立花美咲(たちばなみさき)の助けを得て、次第に自信を取り戻していく。
しかしその和に新たな試練が襲いかかる。ついに仕事以外の人とのかかわりを避け、閉じこもってしまうことに。自問自答しつつ友人と交流しサポートを得ることにより、和にも変化が起き、歩き出す。
和という女の子の心の葛藤と成長を描いています。
*本作品は、令和2年11月に出版された『桜舞う春に、きみと歩く』のスピンオフ小説です。
*同一のお話を、『サダ薬局のブログhttp://ameblo.jp/kanpou-sada』にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-15 18:29:09
140683文字
会話率:37%
「友達アレルギー」(自称)を発症した主人公は、悲しきぼっちを回避する為に、マジで異世界転移してきた奴、或いはヤバい奴、だと周りに認識させ、どうせぼっちになるなら面白ぼっち?になろうと画策する。
計画は順調に進み、ハイクオリティな小道具を使
った結果、主人公の思惑通りに事は進んだ……はずだった。
「私と一緒に世界を救って欲しいの!」
突然の美少女からの誘い。絶対に関わりたくないと思いながらも、彼女の想いが伝わった主人公は……
絶対に友達(恋人なんて論外)を作りたくない、作れない主人公と、世界を救う為に絶対に関わりを切りたくないヒロインのラブコメ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-12 23:06:35
22837文字
会話率:49%
異世界に召喚された勇者リツ。
彼は長き戦いの末、ついに魔王を倒した。その瞬間、闇に飲み込まれ封印されてしまう。
女神の導きにより闇から抜け出すことができたリツだったが、再びこの世界に召喚されてしまうこととなった。
彼と同時に召
喚された三人は勇者の称号を、リツは元勇者の称号を持っていた。
巻き込まれたことを理解した彼は、あえて自分の力を隠して役に立たない一般人であると見せる。
そして、彼の思惑通り一人、城から旅立つことに成功した。
元勇者として最強の力を持つリツは、その力を持って自由に旅しようとするが、この世界は五百年の長き時が経過した世界だった。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-30 11:00:00
76403文字
会話率:34%