セレナ・ハートフィールド侯爵令嬢は、侯爵令息のエリオットと婚約していた。
二人の仲は良好だったが、学園に入学し、公爵令嬢のマリベルと出会うと全てが変わってしまった。
エリオットはいかなる時も婚約者のセレナではなく、マリベルを優先するようにな
った。
そして学園の交流パーティーの日、エリオットはセレナを一時間すっぽかし、挙げ句の果てにはマリベルと一緒に会場に入ってきた。
セレナは当然怒った。エリオットに抗議をするが、エリオットは逆にセレナのことを責め始める。
エリオットについに愛想を尽かしたセレナは、エリオットに婚約破棄を叩きつける。
そんな中、突然第二王子である『黒氷の王子』こと、ノクス・レイブンクロフトが「婚約してほしい」と打診をしてきて……。
※アルファポリス様でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 19:03:17
145889文字
会話率:40%
「君との婚約を破棄させてもらう」
子爵令嬢・ミルドレッドは、幼い頃からの婚約者である侯爵家の令息・テレンスからの婚約破棄を以前から覚悟していた。
彼は笑うことをやめてしまっていたから。そもそも何故自分が選ばれたのかすら、分からなかった
のだ。
「破棄についての話し合いだが、一週間後でどうだろうか。家を挟まず学院で行いたい」
「ではこの婚約破棄会場の利用申請書に、希望の日時を記入してください。会場の予約開始はひと月前からですが、その日は丁度、空きがあります」
――ここ数年、王都の学院では婚約破棄の嵐が吹き荒れていた。
特に今年は名だたる貴族の令息令嬢たちが次々に婚約破棄を叩きつけ、9件になる。
注目を集めたい生徒も多く、ところかまわず行われることを防ぐため、風紀委員会が婚約破棄場と立会人まで用意したくらいだ。
ここでの話し合いは、俗に婚約破棄裁判とか婚約破棄決闘などと呼ばれている。
しかしミルドレッドは破棄裁判を受けて立ったものの、真面目な彼が家を通してではなく、直接学院で、と伝えてきたことには疑問を抱いていた。
「堅物と有名なテレンス様がこんなことをするなんて。まさか流行に影響されて……?」
風紀委員会の副委員長たるミルドレッドは、正しい学院の治安維持と正しい婚約破棄のため、弁護人を付けずに一人会場での話し合いに臨むのだが……。
この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 19:22:58
18247文字
会話率:54%
マリエ・セントクレア伯爵令嬢は、行動力だけはある変わり者と評されていた。貴族の令嬢には珍しく、魔法学校に通っていた。とはいうものの魔法の実力が図抜けているなんてこともなく、卒業後は縁と運があって美形のレイモンド・バーナードムーン侯爵令息と結
婚した。しかし嫁入り前にレイモンドは隣国バセラとの戦争に出征してしまう。子作りを期待されていたのに、美形令息と公認でキャッキャウフフできる機会がお預けだ。マリエの行動力が火を噴くのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 07:47:45
6282文字
会話率:31%
ネスター・ゴールドイル侯爵令息は領での生活が長く、王都での言葉遣いやニュアンスの違いに若干苦労していた。通っている貴族学院では『顰蹙令息』なんて呼ばれているくらいだ。そのため王都育ちの侍女フローラに会話のレクチャーを受けていた。実はフローラ
はネスターに仄かな恋心を抱いていた。しかし身分違いであることを理解してもいた。ネスターは顰蹙ものでない行動が取れるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-02 07:40:29
2193文字
会話率:43%
エイダ・イーストン伯爵令嬢は実家の財力、教養、マナーに欠けるところがなく、恋愛戦闘力の高さを自負していた。エイダはジェレミー第一王子殿下の側近が務まるほど優秀で物静かなエドガー・ヘーゼルダイン侯爵令息を、自身の婚約対象としてロックオンしてい
た。周囲もエドガーとエイダが当然結ばれるものと思っていたが、何故かイーストン伯爵家からヘーゼルダイン侯爵家への婚約申し込みはなかった。家格の低い方から申し出るのが常識なのにも拘らずだ。そんな時に事件は起こる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 07:30:57
6285文字
会話率:46%
事故チューから始まる、自己中カップルの誕生〜その後の甘々まで〜
公爵令嬢のレイチェルは王宮の廊下で犬猿の仲である侯爵令息、アルベルトと誤って事故チューしてしまう。そしてその場面を婚約者に見られたせいで婚約破棄まで!傷心中のレイチェルは思わ
ぬ所でアルベルトの本音を聞いてしまい...
不器用で愛の重い男(自己中)とツンデレで素直になれない女(自己中)な自己中カップルここに爆誕!
※ざまぁあり。4話からめちゃくちゃ甘々。中編の予定。カクヨムで先行投稿。
感想や評価、お待ちしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 21:30:00
23423文字
会話率:40%
婚約者であるカイン・アーマルド侯爵令息に、精神的・肉体的に苦痛を受けながら生きてきたリリーフィア・ドルファン伯爵家令嬢の、3年間を使った仕返しの物語
短編「私の10年を返していただきます」の、リリーフィア目線のお話です。
短編の方を読んで
いただいた方が、より楽しく読めると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-04 19:23:56
28320文字
会話率:39%
婚約者であるカイン・アーマルド侯爵令息に、精神的・肉体的に苦痛を受けながら生きてきたリリーフィア・ドルファン伯爵家令嬢の、3年間を使った仕返しの物語
最終更新:2024-09-29 21:02:58
9882文字
会話率:28%
ある出来事で、婚約者への信頼が失墜してしまった。
でも商人の娘だから、元を取って見せるわ。
そう言って始めた実験の行く先は………
その2は、不毛な話の別バリエーションです。
前作よりは、恋愛ちょっとあります。
最終更新:2024-11-04 17:52:05
19353文字
会話率:26%
「あれ? 私どうなったのかしら?」
私は、メイドとして働いていた伯爵家で倒れていた。
正確に言えば、ここの家のお嬢様に足をかけられて、転んだのだ。
私はリビドー・ダンロ男爵の庶子アガサ。
母が亡くなり引き取られたが、男爵夫人マーブ
ル様は優しい人だった。
「女はいつの時代でも生き辛いわね。私も父の言うままにここに嫁ぎ、夫になった男には何も言えないのよ」
なんて疲れた顔をして、明け透けな話もしてくれていた。気心が知れる程好きになり、私は本当の母のように家事や身の回りのことを手伝い尽くした。一人でも味方がいるのは、とても嬉しいことだった。
逆に血の繋がった筈の、リビドー様の顔を見たのは数える程度だ。
リビドー様はマーブル様のことはほったらかしで、多くの愛人を囲っている。本邸であるここに、戻ることは殆どない。
領地経営はマーブル様が行い、本人は社交と言って遊んでいるだけ。親に決められた結婚を嫌がり、マーブル様には指一本も触れていないそうだ。当然子供もいない。
かと言って平民庶子の私が、後を継ぐことはないと思う。
きっと政略結婚と言う駒に使うつもりだろう。
そうでなければ、今まで歯牙にもかけず祖母と暮らしていた私を、15歳になってから引き離すことはない。
そのことをマーブル様も気づいているのだ。
何か月か過ぎた頃、マーブル様がこう告げてきた。
「貴女は外で働いて、お金を貯めなさい。いつでも此処から逃げられるように。大丈夫よ、リビドー様には学校に行ってるとでも言っておくから」
私は瞬いてマーブル様を見た。
頷くマーブル様は言う。
「貴女は逃げなさい。何の誓約もないのだから」
その話をした後、伯爵家への仕事の紹介状を渡してくれたのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-24 13:45:51
24074文字
会話率:27%
「あんな女、愛せるとは思えないよ。メロディと比べたらデブ過ぎる!」
「お前酷いな。そんな態度だと、婚約解消されるぞ」
「大丈夫だ。その辺はちゃんとしているから、気づかれてない」
「可哀想な婚約者」
「「「はははっ」」」
聞いちゃった。
こ
れが婚約者の本音なのね。
すっかり騙されていたわ。
今私をデブだと笑っていた男は、私の婚約者のハーディー。アルベローニ侯爵家の次男で、同じ16歳だ。
そして私はマイナリー。ロゼクローズ伯爵家の長女で、他に義理の妹が一人いる。
アルベローニ侯爵家は子爵位と男爵位も保有しているが、伯爵位が継げるならと、ハーディーが家に婿入りする話が進んでいた。
侯爵家は息子の爵位の為に、家は侯爵家の事業に絡む為にと互いに利がある政略だった。
いつも通り二転三転して、今回はわりと幸せになっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-05 22:59:35
14271文字
会話率:30%
公爵令嬢アドルフィーナは疲弊していた。婚約者である侯爵令息ゲルハルトとの関係が一向によくならないばかりか、学園に入学したことで悪化したからである。
かと言って婚約の解消は難しく、事を大きくしたくなかった彼女は兄のクラウスに相談するのだが、お
守りだと言われてロケットペンダントを渡される。願い事をするよう教えられたアドルフィーナはゲルハルトとの関係がよくなっていくよう祈るが……翌日、彼は気後れするほど美しい女性になっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 17:00:00
34437文字
会話率:45%
エルムフット侯爵令嬢エリーズとエバーグリーン侯爵令息マリーズは婚約者同士。
ひとつ年下のエリーズが生まれた時から決められた婚約だが、二人は相思相愛だ。
エリーズには悩みがあった。
身に着けている物が次々となくなるのだ。それも婚約者から贈ら
れたものが。
盗んでいるのは男爵家のロサリンド・ダンスベル。
ロサリンド・ダンスベルは同じ女学校の同級生だ。
エリーズはなぜこんなにロサリンドに物を盗まれるのか、目の敵にされるのかわからない。
ある日ロサリンドは、エリーズから高価なルビーの婚約指輪を無理やり取ろうとして、現行犯で捕まり放校となる。
ダンスベル男爵家から、今までロサリンドがエリーズから盗んだ物が返還されたことで、今までの盗難は公にしないことになった。
しかしエリーズの元から物がなくなるのは止まない。
一年後の成人の祝いの王宮での夜会で、突然ロサリンドがエリーズの婚約者のマリーズに宣言する。
「あなたは私の前世からの運命の人なんです!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 00:58:38
46917文字
会話率:32%
ラリマー領の城郭都市ウェス・アドニスには『アドニスの二輪花』と呼ばれる美しい姉妹がいた。
しかし、年に一度行われる祭で姉システィナは婚約関係にあった領主の息子コンラッドから「二人で街に下りよう」と誘われて共に抜け出した後、誘拐されてしまう。
数時間後助けられたものの、傷物になった令嬢にはもう何の価値もない。社会的にも精神的にも殺されたシスティナは半年後、妹マイシャから「私、家の為にコンラッド様に嫁ぎます」と打ち明けられ、失意の中で自室から身を投げるが――
失望した女性がとある縁で生きながらえ、何もかも失った状態から辺境の田舎村で子ども達や旅の魔獣使いと出会い、少しずつ立ち直っていくお話です。
※この小説はカクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 17:53:26
318934文字
会話率:34%
儚げで美しい容姿を持ち類稀な刺繍の才を持つ伯爵令嬢メリルはちょっと変わった嗜好の持ち主。今日もその嗜好を婚約者である侯爵令息のパトリックに馬鹿にされるのだが丁度その回数が切りの良い数字を迎えたので婚約解消を切り出した。
「後5回私及び私の作
品を馬鹿にしたら婚約解消させて頂きます。」
唐突に始まった婚約解消までのカウントダウン。パトリックの運命は――
(※本作は別作品「異世界に召喚されたけど価値観が合わないので帰りたい。」と同じ世界のお話です。)
※この小説は「カクヨム」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-10 13:47:25
15490文字
会話率:35%
子爵令嬢のマリーはヴァイセ魔導学院中等部の入学式で侯爵令息フレデリックに一目惚れする。持って産まれた大きな魔力と美貌はあっても頭脳は普通。そこを多大な努力で補う事で彼と同じ上クラスになり彼を射止める事に成功した。勉強は辛くても好きな人と一緒
にいられる。そんな幸せな学園生活を過ごしていた中、フレデリックの妹のフローラも学院に入学した事からマリーの幸せな学院生活は少しずつ崩れ始め、ある日フレデリックから放課後の教室に呼び出され唐突に婚約破棄を切り出される――
(本作は別作品「異世界に召喚されたけど価値観が合わないので帰りたい。」より約3年前のお話です。)
※この小説は「カクヨム」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-10 12:34:07
222152文字
会話率:31%
「これも躾だ、躾。妻が図に乗らぬよう教育するのも夫の務めだからな。」
今日から私、スカーレット・ストライク子爵令嬢の夫となる予定の男・・・もとい我が家の財産目当てで私を娶る男、ネロ・ブリッツ侯爵令息が私の頬を思いっきり打った直後、言い放っ
たのが先ほどのセリフである。
そう、輿入れの挨拶も未だロクに済ませちゃいない私の、罪なきかよわい乙女の、お父様にもぶたれたことのない穢れなきふわもちやわらかほっぺに向かってそれはそれはもう勢いよくバチコーンと盛大な平手をかましてくれやがったのである。
「ふーん・・・へぇ・・・そう・・・
あらー、あらあらあらあら。これはなかなか大変ですわねぇ。」
あまりの展開に唖然としている間にぽつーんと部屋に取り残された私は、ふつふつと湧き起こってきた感情に固く誓いを交わしながら、隣であわわと慄いている侍女のノワールにあるものを用意するよう言付ける。
「バットと釘とあと金槌、お早めによろしくね。」
踏みつけたら怪我じゃ済まない針山系ドアマットヒロインと、気づかず踏んじゃった残念侯爵の行く末やいかに!?
短めの連載予定です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-24 00:33:55
3655文字
会話率:44%
私は一目見てあの人に恋をした。恋をしてはいけない人に。アーリアは王女であり、カインは国を救った侯爵令息。アーリアは降下し、公爵となったカインと息子を授かるが、政敵により嵌められ自死…のはず。そうならない為にも、私はあの人を見ているだけにしよ
うと思っていたのに…。シリアスですが、ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 20:44:36
4139文字
会話率:34%
「これでコーヴィン侯爵家とマシュー伯爵家の婚約は整った」
そんな言葉から始まったダニエルとクラリスの婚約のお話。
最終更新:2024-10-05 23:37:17
6369文字
会話率:49%
世界は色褪せ、色づき変化していく。
一人の公爵令嬢に想いを寄せた侯爵令息から始まる物語。
最終更新:2024-09-22 12:00:00
5510文字
会話率:27%
侯爵令息コンウェイと婚約した伯爵令嬢のアデレード。しかし、初顔合わせの席であろうことかコンウェイは「私が貴方を愛することはないが、貴方には私を愛して欲しいと思っている」という、とんでもなく身勝手なセリフを言い放つ。果たして彼の真意とは?愛が
重いちょっと頭のおかしい令息と、無敵の口撃力を誇る令嬢の奇妙な攻防戦の火蓋が切られたというお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 14:47:35
6468文字
会話率:59%
神の恩寵を受けし国に暮らす、伯爵令嬢マリエッタと侯爵令息エリオット。
愛し合う婚約者同士である二人は幸福に過ごしていたが、結婚を間近に控えたタイミングで大国の王女がエリオットに横恋慕する。
嫉妬した王女の凶刃からマリエッタを庇ったエリオット
は死亡。
絶望したマリエッタは気付けば時間を遡っていて――。
愛する人を救うためなら、どんなことでも。
令嬢は、命をかけて献身する。
残酷描写は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-03 10:12:12
20588文字
会話率:24%
リリーベルの婚約者は誰にでも優しいオーラン・ドートル侯爵令息様。
でもそんな優しい婚約者がたった一人に対してだけ何故か冷たい。
冷たくされてるのはアリー・メーキリー侯爵令嬢。
彼の幼馴染だ。
そんなある日。偶然アリー様がこらえきれない涙を流
すのを見てしまった。見つめる先には婚約者の姿。
私はどうすればいいのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 09:12:59
80935文字
会話率:22%
王立学院に通う子爵令嬢ローゼリア・エアハートは誰もが認める超絶可愛い美少女である。ただし、性格が悪い。男性にはモテるが女性には嫌われる典型的なタイプの令嬢だ。
ある日、婚約者に手を出すなと令嬢に呼び出され平手打ちをされそうになったところを
ある侯爵令息に助けてもらった。
お礼を兼ねてデートに誘うと、彼から「ブス」と言われてしまい…!?
ありえない!!こうなったらどんな手を使ってでも私の可愛さを認めさせてやるんだから!!
子爵令嬢の復讐が今、始まる…?
※ヒロインは性格も口も悪いです
※令和の時代にはそぐわない容姿に関する表現が多々ありますので、ご不快に思われたら申し訳ございません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-19 22:30:31
20899文字
会話率:60%
すべては仲の悪い両家に、王家が介入したことから始まった。
ウィットヒェイト侯爵家とズワルトヒェイト侯爵家は、元々一つの公爵家だった。大昔にもうよくわからない理由で分裂した両家の仲を改善するため、王命が下される。『お前ら結婚しろ』と…。
内乱
を起こしたいのか?
王家の命令を受け入れたフィロメナ・ウィットヒェイト侯爵令嬢。宿敵だが王命だ。歩み寄ろうと婚約者のヒルベルト・ズワルトヒェイト侯爵令息に手紙を出すことからはじめた彼女だが、返信は一向に届かない。不満と悲しさを抱えていた彼女だが実は、届いた手紙が周囲によって焼却されていると気付き…!?「手紙の内容はなんだったの!?」大慌てのフィロメナは手紙を書く。『先程の手紙のご用件は?』気まずい気持ちで送った手紙。しかしどうやらヒルベルトの方でも問題が起きているらしく…?
五話程度で終わる予定のお話です。勢いで書いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 12:00:00
14577文字
会話率:26%
とあるヒロイン気質のご令嬢が多くの男性を惑わせた。
王太子、侯爵令息、商人の息子、子爵家令息その他大勢。
影響は各方面に出た。
ヒロインとは間接的な関係でしかなかったベネット子爵家の娘、ファティマの人生も狂ってしまった。
借金を負った。
婚
約も破棄となった。
正直、恨んだ。
だけど。
どういうわけか、ヒロインの犠牲者の一人である侯爵令息、ノエルと見合いをし……結果、しあわせになるファティマの話。
短編です。
文字数一万三千字くらい。
カクヨム様にも投稿
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-06 07:26:59
12555文字
会話率:19%
ヨハンソン子爵家の長女シンシアは、亡き母に恨みを持つ父の子爵と後妻、そして異母妹に虐げられる生活を送っている。
父である子爵の悪事の手伝いもさせられているシンシア。そんなシンシアの異母妹に美貌の侯爵家令息が言い寄ってくる。彼は子爵の悪事を探
る間蝶だった。
いわゆるドアマットヒロインが幸せになるかな、という話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-01 09:35:20
23453文字
会話率:13%
「僕だったら、絶対アイリスのことを幸せにしてみせる! ――だからアイリス、僕の婚約者になってよ」
私の不用意な言動で、12歳の侯爵令息ジョン様の初恋を奪ってしまった。
――だが、私はジョン様のプロポーズを受けるわけにはいかない。
そ
こで私は、およそ達成不可能な条件を3つも出したのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 21:02:02
7817文字
会話率:45%
私は貴族学園内でクラスメイトのフランツ様に、淡い恋心を抱いている。
だがヘタレな私は、告白する勇気を出せないまま毎日を過ごしていた。
――そんなある日、放課後学園を出たところで、フランツ様にそっくりな大人の男性に声を掛けられる私。
その男性
は、未来から来たフランツ様で、私の旦那様だと言い出し……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-02 21:09:30
6772文字
会話率:44%
貴族学園のとある放課後。
侯爵令息のレスター様が、男爵令嬢のクレアさんにプロポーズする現場を偶然目撃してしまった私。
だがそこに、「ちょっと待ったぁ!!」と怒鳴り声を上げて乱入してきた男性が――。
それは公爵令息にして我が学園の生徒会長でも
ある、通称『暴君』ブラッド様。
ブラッド様もクレアさんのことが好きで、所謂三角関係だったのだ。
その場で自分もクレアさんにプロポーズするブラッド様。
そしてクレアさんに選ばれたのは――ブラッド様だった。
一人残されたレスター様は、天を仰ぎながら声を押し殺して泣いた。
――私は今にも胸が張り裂けそうだった!!
私はロマンス小説でも、いつも当て馬キャラに感情移入してしまうタイプなの――!!
とはいえ、私に何ができるわけでもない……。
こっそりその場から離れようとした、その時――。
「――!?」
「――! 誰!?」
私が一歩下がった先にたまたま木の枝が落ちていたらしく、それがポキリと子気味いい音を鳴らしたのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-06 21:07:49
5930文字
会話率:48%