小説家になろう 勝手にランキング
小説家になろう の 非公式 ランキングです
宇宙[SF]ランキング 4551~4600位
知っているなら思い出してほしい・・・知らないのなら覚えておいてもらいたい・・・宇宙の片隅に、生まれて・生きて・そして死んだ一つの命を・・・それは、知性と獣性の均衡を備えた一匹の巨大な獣。私は彼と知り合い、友達になって、そして、、、私も彼も、望まないにもかかわらず、私の手によって狂化した兵器になった。なってしまった。。。その名を恐竜戦車というのだよ。この物語は君たちにわかるように君たちの星の言葉で書かれている。だから、彼のことを思い出
してほしい、覚えておいてもらいたい。私の友人の物語・・・
君は、恐竜戦車を知ってるかい?
折りたたむ>>続きをよむ
ホモサピエンスは絶滅した。全ての遺産はペットである犬猫たちに託された。この末期的な状況を打開するため、AIはペットを元首とする新国家を建国する。ここに犬猫とAIの連合が成立した。
その後、異星人の古代遺跡で発見された空間転移装置を使い、犬猫たちは遠方の銀河へ宝探しの旅に出る。そして現地で、星間戦争に巻き込まれていく。
地球を飛び出し、銀河系のいたるところに拡散して生息域を広げ、離合集散・栄枯盛衰・切磋琢磨を繰り返した末に、全銀河・全人類を包含した統一政体のもと、恒久平和を実現するに至った人類の、一万年にも及ぶ、大樹のごとき歩みの経脈-それが、銀河戦国史です。
その大樹よりこぼれ落ちた一葉の物語が、今日もエリス少年のもとに舞い込むのです。彼は、恒久平和実現後の銀河系で暮らす、歴史好きの少年です。今日も彼は、一葉の物語に乗って、遥かなる歴史の探索に
乗り出すでしょう。
さあ!あなたも、銀河系を股にかけた全人類史という壮大な歴史叙事詩の1ページを、エリス少年と一緒に垣間見ようではありませんか!
今回エリス少年のもとに舞い込む物語は、銀河史中世初頭を舞台とするものです。銀河連邦と一定の交流はありながらも、その本部と遠く隔たり往来が困難である事から、連邦による支援や規制が行き届かず、不公正で不安定な統治状態にある星団帝国「グレイガルディア」における、内乱の模様が描かれます。
皇帝親政を望む勢力と、皇帝から統治の実権を奪った軍事政権を取り巻く勢力が、「グレイガルディア」の覇権を懸けて争います。更に、両者から締め出されてしまった人々、「アウトサイダー」も絡み、内乱は複雑化し、混迷化します。
戦乱の中で人々は辛苦に喘ぎますが、特に、帝政にも軍政にも見放された「アウトサイダー」の境遇は、悲惨なものです。そんな彼等の中に、「ファング」と呼ばれる最強の戦闘艇団が現れます。盗賊兼傭兵を標榜する彼等は勝手気ままに、襲って殺して奪って犯して、といった活動を自任しています。
そんな「ファング」が帝国の内乱に、どのように関わって行くのか。そして内乱は、どのように展開し、どのような結末を迎えるのか。内乱の中で、戦い、傷つけ合い、奪い合い、殺し合う一方で、助け合ったり、慰め合ったり、愛し合ったりする人々の姿も交え、「ファング」の戦いは描かれます。
「ファング」のかしら、カイクハルド、軍政打倒に挙兵した名将、プラタープ・カフウッド、辺境への蟄居を余儀なくされた「グレイガルディア」皇帝、ムーザッファール、統治の廃退に憂慮する軍事政権総帥ラフィー・ノースライン、「ファング」に捕らわれカイクハルドの妾とされた貴族令嬢、ラーニー・ハロフィルド。彼等の織り成す物語を、是非、ご覧あれ!折りたたむ>>続きをよむ
ある惑星に、ひたすら旅を続ける家族がいくつもありました。
その惑星において、人は家族以上のコミュニティを持ちません。
結婚の際も、どちらかのコミュニティに男女のどちらか1人が移動します。
なぜ彼らは、そんな生活をするのか。
そのワケは、大昔に遡るそうです……。
六月という中途半端な時期に転入してきた僕こと≪いっちゃん≫は、プールで出会った美少女≪伏見あずさ≫に誘われ、宇宙研究部に入部することになった。
その「宇宙研究部」のテーマはたった一つ。
近くにある瑞浪基地から飛び立つ未確認飛行物体の写真を捕捉すること!
そこから始まる、僕たちとUFOの一夏の思い出。
■カクヨム・個人サイト・MAGNET MACROLINK・ノベルアップ+にも掲載中。
■全13話構成。1~6話:上巻、7~13話:下
巻みたいな扱いと思ってください。折りたたむ>>続きをよむ
スーパーマーケットに行くぐらいの感覚で宇宙へ行くことができ、ベンチの隣に宇宙人が座っているようになったころ。
人類は『スクード』と出会った。いや、襲われたといったほうがいい。
それらは明確な敵意を持ち、おびただしい数で人類の船を襲った。
無論、人類も英知を集めたAI兵器群、スクード殲滅群(SEG)で対抗した。
SEGは200年かけてスクードを半減させることに成功し、人類間で戦争をして遊べる程度には復興した。
だが、
今度はAIの暴走により、SEGが人類を襲い始めた。
人類は自律兵器禁止協定を作成、倫理法凍結の特例許可を出し、今度は自らの力で戦うこととなったのだった。
これはそんな時代に生きる、サルベージ屋の物語である。折りたたむ>>続きをよむ
宇宙人っていると思うんですよね。興味はそんなに無いですけど。
会ったら握手くらいはしてやってもいいぜ!(うえからー
これは大きな戦争が終わってから五十年の話である
賞金稼ぎキジヌ=サルモモールに様々な依頼が舞い込んでくる
サイボーグのスリー、筋骨隆々の老婆グランマ、機械生命体のアビゲイルと共に
色々な事件に巻き込まれる、スペースファンタジー!
大好きな君に、此の小説を贈ります。新天地でも頑張って下さい。応援しています。2018.11.7慧
主人公は水素原子になってしまった!
(決してジャンル違いではないです)
火星の砂漠を征くお化けサザエ。
赤い砂塵の向こうに、明日はまだ見えない。
この小説はマグネット!でも掲載しています。
宇宙SFもののなかで空母について書いてみた
空母に宇宙なのになんでカタパルトあんのなくてよくね?みたいなことを書きました
かつて、光の神と闇の神が戦い、光の神が闇の神を封じ、宇宙は創造された・・・
しかし、闇の神は何度も繰り返しよみがえり、光の神と争った。
やがて、地球人をはじめとした「人類」さえも巻き込み、光の神を棟梁とする「創造神族」と「破壊神族」と分かれて戦い続けていく・・・
「ハーフエルフ・アドベンチャー」シリーズ、とりわけ「猫耳王女」に繋がるシリーズで、地球出身の狐の神様の子孫なんかも出てきます!
「銀河連邦」成立なんかも取り上げていきたいと
思います!折りたたむ>>続きをよむ
大規模VR宇宙戦略シミュレーション「トリニティ」のプレイヤー・フェットチーネ(プレイヤー名)は、自由を求めて決起したオークの農奴たちと、彼らが信奉する先史時代の怪しげな神により、彼らを守る勇者として異世界へ召喚される。
勇者・フェットチーネが率いるのは、まず再建する所から始めないとならない宇宙艦隊。
敵は惑星の上にひしめき「支配のための支配」に明け暮れる大小の国家神と、彼らが召喚した異世界の「勇者」達。
色々と非対称すぎる戦争が、今始
まる。折りたたむ>>続きをよむ
某国某所で開催された一時間企画にて作成されました。テーマは綿、小惑星、支えるもの。同じ探査チームのジャニスに嵌められ宇宙島流し(目的地未定)の憂き目にあったジュノーは小惑星との衝突を覚悟し目を閉じる。しかし、彼が目覚めたときそこはいちめん綿花(?)の草原。そして羊系宇宙人少女のメリーと出会う。※オチはありません
銀河乃翔平(ぎんがの・しょうへい)が、銀河帝国軍のトルーパーとしてダークナイトに仕えた時の経験談を書きました。
この物語は『スターウォーズ』風ではありますが、『スターウォーズ』とは異なります。
ナオトは庭で銀色の物体を見つけた。
それは古代知的生命体のメッセージを伝えるために地球へとやってきた人工生命、メッセンジャーだった。
古代人は自分たちの文明が滅んだ後も自らの存在を示せるよう、宇宙の各地に「記号」を残そうとした。
地球へとやってきたメッセンジャーも古代人の命令に従い、記号を残すためにやってきた。
より長く記号を残すため、メッセンジャーはゴキブリの遺伝子に「記号」を埋め込むことにした。
だが、記号を埋め込まれたゴキブリは次
々と死に、ナオトの街でゴキブリの大量死が発生してしまう。
「ありえない…記号を埋め込まれただけで死ぬはずがない…」
ナオトの協力でゴキブリの死骸を調べると、ゴキブリの遺伝子には「記号」を発見すると自身を攻撃する命令が仕込まれていた。
人為的に埋め込まれる「記号」を攻撃する命令が最初から遺伝子に入っているはずがない。
「イレイザーかもしれない……」
メッセージを残そうと宇宙を旅するメッセンジャーと、メッセージを消そうと宇宙を旅するイレイザー
両者が地球で出会ってしまう……はたして……折りたたむ>>続きをよむ
僕はとある星に不時着した。
今は夜空を眺めて一人地球のある星の光はどこかと探しているのであった。
遠い未来。宇宙技術が発展した世界。
地球産まれ、ISI育ちの主人公が局部銀河群警備員に配属され壮大な宇宙を冒険する!!
レムリア聖国、ムーア王国、アストラン帝国の三国時代の火星世界。
ムーア王国の最強の戦巫女「白き魔女」と呼ばれるフェアリー・フェリスは、最愛の人、聖騎士コーシ・ムーンサイトを失おうとしていていた。
魔天使に憑依されたアストラン帝国の魔王マジャール・トラファルガ―を、自分の命と引き換えに倒したフェアリーだったが、ふと、目が覚めれば、そこは天使と魔天使が争う天界の戦場だった。
しかも、死んだはずの彼女の部隊の二万人の戦巫女全員が
天界に転生していたのだ!
青き翼の天使となった、ムーア王国最強の戦巫女「白き魔女」たちの物語。
2015年9月、アルファポリス第8回ファンタジー小説大賞 参加しています。
現在、『小説家になろう』『アルファポリス』『カクヨム』『ノベラボ』に重複投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ
新皇帝が辺境の地を訪れて、旧帝国の崩壊と新王朝の設立を宣言する。
その地の、そして新皇帝の名は……。
あらすじなんて無い。日常なのかSFなのかさっぱりさ。
有能すぎて暇をもてあます大国の王様とその親族が、暇つぶしのために何かしでかすお話し。
基本どこから呼んでも楽しめるように1話完結ですが偶に複数話にまたがることがあります、
別世界。宇宙戦争に送られた若き兵隊達が、ある星で爆発に巻き込まれることから始まる。一端脱出を試みるのだが…。生きるために逃げ、戦う若人のそれぞれの想いと行動を書き綴った物語。
20XX年、世界有数基地局が、今世紀最大のニュースを発表した。それは、宇宙人が実在するという事を、それは単なる話題だけでなく、もっと本質的な意味の発表だった。
高校一年の夜空亜里砂(よぞらありさ)は、散歩の途中に奇妙な鏡と遭遇し、はるか遠い未来の銀河宇宙へと飛ばされる。
そこで亜里砂が出会ったのは、宇宙怪獣の生贄として小惑星に縛られたアンドロメダ姫だった。
亜里砂は、アンドロメダ姫を救うため、宇宙船になった愛犬セラフと冒険の旅に出る。
スペースオペラRPG『エイジ・オブ・ギャラクシー』の二次創作ノベル。
生命とは何なのか
人間とは幸せなのか
生きることは、幸せなのか
宇宙の終焉とは
生きることは地獄か、天国か。
色々、詰め込んだ作品になっています。とはいっても、短編ではなく、長編ストーリーです。
この世界には神の時間を配り歩いている老紳士がいるらしい。
星間戦争真っ最中の遠い未来の時代。
撃墜されたパイロットのチュ・ミン。敵に護送される途中に船が不時着。見渡す限り雪の地でサバイバルを強いられる。
乗組員の中でただ一人生き残ったのは、メゾニイト種の少年とも少女とも言えない若者だった。
ただその若者が「歌姫」であったことが、チュ・ミンの寒中サバイバルはなかなか奇妙なものになるのだった……
ショートSF。いつもより少し長くなってしまった。火星へのツアー。
青い星にやって来た彼は、現地の嵐で墜落した。
そこで出会った現地住民に舟を修理してもらった彼は、この現地住民にある技術をもたらす。
アンドロイドシリーズの『流星群の日』の真相――。
宇宙暦四五一二年十月。銀河系ペルセウス腕にあるアルビオン王国では戦争の足音が聞こえ始めていた。
トリビューン星系の小惑星帯でゾンファ共和国の通商破壊艦を破壊したスループ艦ブルーベル34号は本拠地キャメロット星系に帰還した。
士官候補生クリフォード・C・コリングウッドは作戦の提案、その後の敵拠点への潜入破壊作戦で功績を上げ、彼のあだ名、“崖っぷち(クリフエッジ)”はマスコミを賑わすことになる。
時の人となったクリフォードは少尉に
任官後、僅か九ヶ月で中尉に昇進し、重巡航艦サフォーク5の戦術士官となった。
彼の乗り込む重巡航艦は哨戒艦隊の旗艦として、ゾンファ共和国との緩衝地帯ターマガント宙域に飛び立つ。
しかし、サフォーク5には敵の謀略の手が伸びていた……
そして、クリフォードは戦闘指揮所に孤立し、再び崖っぷちに立たされることになる。
―――
登場人物:
アルビオン王国
・クリフォード・C・コリングウッド:重巡サフォーク5戦術士官、中尉、20歳
・サロメ・モーガン:同艦長、大佐、38歳
・グリフィス・アリンガム:同副長、少佐、32歳
・スーザン・キンケイド:同情報士、少佐、29歳
・ケリー・クロスビー:同掌砲手、一等兵曹、31歳
・デボラ・キャンベル:同操舵員、二等兵曹、26歳
・デーヴィッド・サドラー:同機関科兵曹、三等兵曹、29歳
・ジャクリーン・ウォルターズ:同通信科兵曹、三等兵曹、26歳
・マチルダ・ティレット:同航法科兵曹、三等兵曹、25歳
・ジャック・レイヴァース:同索敵員、上等兵、21歳
・イレーネ・ニコルソン:アルビオン軍軽巡ファルマス艦長、中佐、34歳
・サミュエル・ラングフォード:同情報士官、少尉、22歳
・エマニュエル・コパーウィート:キャメロット第一艦隊司令官、大将、53歳
・ヴィヴィアン・ノースブルック:伯爵家令嬢、17歳
・ウーサー・ノースブルック:連邦下院議員、伯爵家の当主、47歳
ゾンファ共和国
・フェイ・ツーロン:偵察戦隊司令・重巡ビアン艦長、大佐、42歳
・リー・シアンヤン:軽巡ティアンオ艦長、中佐、38歳
・ホアン・ウェンデン:軽巡ヤンズ艦長、中佐、37歳
・マオ・インチウ:軽巡バイホ艦長、中佐、35歳
・フー・シャオガン:ジュンツェン方面軍司令長官、上将、55歳
・チェン・トンシュン:軍事委員、50歳
折りたたむ>>続きをよむ
『白い巨像』の外伝。異形の起源、竜と獣、そしてある登場人物のとんでもない過去が明らかになる。本当にとんでもない過去なんだからどうしようもない。
銀河帝国最大の内戦から10年の時が経った。
F-042は人型宇宙兵器『MEV』を駆るパイロットであり、今は個人傭兵として活動していた。そんな彼のもとに、ベンチャー企業からメールが届く。
彼を中心にPMC事業を始めたい……。それに飛びついて、彼は帝国外縁領へ向かう。そんな彼を出迎えたのは、大量の敵対的自己拡張AI『HAI』の艦隊だった……。
これは、宇宙ベンチャー企業『PRE company』の成長と、|11J《イレブンジャック
》を名乗るF-042の冒険戦記。
※毎週金曜日17時更新折りたたむ>>続きをよむ
ヴァルハラ要塞の戦いが終結し「黄昏の戦い」に終止符が打たれてから3世紀。銀河には束の間の平和が訪れたかに見えたが、戦乱の傷跡は深く、銀河評議会の機能不全も相まって、世界は再び混沌と無秩序へと逆戻りしつつあった。
その間、かつての仲間(アリア、ジン)を失った深い喪失感を抱え、強大すぎる力を内に封印したナナ―現存する「最古にして最強」のアンドロイドは、歴史の表舞台から姿を消し、静かに時を過ごしていた。しかし、人々の間で「星屑の女王」として
救世主待望論が高まる中、旧友カレン・イスカンダルから、銀河を裏から操る超知性AIネットワーク「アルキメデス・コレクティブ」の陰謀を知らされる。
アリアたちが守ろうとした未来を、そして今度こそ恒久的な平和を実現するために。ナナは深い葛藤の末、再び立ち上がることを決意する。それは単なる脅威の排除ではなく、この無秩序な世界に確固たる秩序をもたらすため、自らが銀河全体の「王」として君臨し、平和で安寧の時代を築き上げるという、途方もなく重い使命への挑戦だった。
これは、かつて仲間と星々を巡ったアンドロイドが、喪失と責任を背負い、銀河の「王」となるべく奮闘し、その過程で人間性の輝きと残酷さに翻弄されながらも、自身と世界の不完全さを受け入れ、それでも未来を紡ごうとする、壮大にして痛切な年代記である。
折りたたむ>>続きをよむ
星間標準暦13051年。『アストロノーツ・アンド・ジ・エターナル・アンドロイド』から9600年の歳月が流れ、かつてナナが仲間たちと旅した平和の記憶は、遠い星屑の彼方に霞んでいた。銀河は再び終わりなき戦乱の時代―《第二次自律知性戦争》、資源戦争、思想対立が複雑に絡み合い、破滅へと突き進むかに見えた。
ナナ。今や伝説として語られる「銀色の亡霊」であり、現存する最古にして最強のアンドロイド。永い時の中で、彼女はかつての仲間たちとの交流や数多
の出会いと別れを経て、緩やかながらも確かに感情を獲得していた。無辜の民の苦しみを目にするたび、鋭い痛みを彼女に伝える。
しかし同時に、彼女は自身が比類なき戦闘能力を持つアンドロイドである。敵を殲滅できる冷徹な兵器としての自分。戦乱を終結させるためには、その力を開放することが最も「合理的」なのかもしれない。獲得した感情の痛みと、アンドロイドとしての冷徹な機能。その狭間で、ナナは深く葛藤していた。力を使うことへの恐怖と、使わなければ終わらない悲劇への焦燥。
数世紀にわたる隠遁生活を送っていたナナだったが、戦火は彼女の許にも及び、流れ着いた惑星サイリーン・セカンドで、その葛藤を揺さぶる出来事に直面する。自律型ドローンによる一方的な殺戮、そして、かろうじて生き残った幼い命。論理的思考と危険性を超え、衝動的に介入してしまったナナは、破壊したドローンから、過去の亡霊―ゼロポイント事件に関わる危険なナノマシン技術の復活―という、更なる脅威を発見する。
もはや傍観者ではいられない。
深い葛藤を抱えながらも、ナナは決意する。
これは、永い時を生き、感情を知ってしまったアンドロイドが、その圧倒的な力と、人間的な痛みとの間で揺れ動きながら、戦乱の世を鎮めるという孤独な使命に身を投じる物語。『アストロノーツ』たちが灯した、遠い昔の平和の『残光』を胸に、彼女は再び星々の海へ漕ぎ出す。折りたたむ>>続きをよむ
星間標準暦3451年。銀河を揺るがした《サイレント・ウォー》終結から7世紀。宇宙が退屈なほどの平和を謳歌する時代。
かつて伝説の《星巡りの旅団》の一員として戦場を駆け抜けた、ほぼ無感情のアンドロイド、ユニット734――通称ナナ。彼女は、数百年を共にした最後の戦友であり、旅団のリーダーだったヒューメルの静かな死を看取った。
ヒューメルの死と、彼の遺した言葉、そして仲間たちの不可解な行動(トリックスター・ザックの悪戯、寡黙なゴルドのプラ
モ入門?)。それらは、1000年以上稼働してきたナナの論理回路に、これまで無視してきた問いを投げかける。「彼らの短い人生に、あの旅に、意味はあったのか?」「私は、彼らのことを何も理解していなかったのではないか?」
答えを探すため、ナナは数世紀ぶりに旅に出ることを決意する。かつて《星巡りの旅団》が巡った星々を再び訪れ、彼らが何を見て、何を感じ、何を遺したのかを確かめるために。
ナナの旅には、ヒューメルの曾孫で古代技術を学ぶ真面目な少女アリアと、ザック最後の弟子である気弱な天才メカニックのジンが同行することになった。世話焼きのアリアはナナの「生活インターフェース」兼監視役となり、ヘタレなジンは旧式宇宙船《リトル・コメット》の操縦と整備を担当する。
最初の目的地は、ヒューメルが「始まりの場所」と呼んだ砂漠の惑星サンドレイク。そこで一行は、変わり果てた景色、たくましく生きる人々、そしてナナの「合理的すぎる」親切心が引き起こすトラブル(井戸の最適化失敗など)に直面する。しかし同時に、長老の語る伝説から、ヒューメルたちがデータ記録には残らない「希望」や「助け合いの精神」を確かに遺していたことを知る。
非効率で、非合理的で、理解不能な「感情」や「文化」。それらに触れながら、ナナはほんの少しずつ、かつての仲間たちと、彼らが守ろうとしたものの意味を理解し始める。
ほぼ無感情のアンドロイド・ナナと、不器用で人間くさい仲間たち。これは、忘れられた過去の足跡を辿り、星々の記憶を拾い集めながら、「心」とは何かを探していく、宇宙の片隅を巡る、たぶんちょっとおかしな再生と発見の旅の物語である。次の目的地は、ザックが「銀河一の酒がある」と豪語した惑星アクアリア。果たしてどんな出会いと騒動が待っているのか――。折りたたむ>>続きをよむ
遥か昔の物語。一万六千五百年前頃。
銀河の中心部の各恒星系惑星の文明が勃興し、星間交流が始まった。その交流の歴史の中で、時には争いがおこり、星間戦争に発展したり、時には平和裏に交流が行われたりした。その頃に、ワープ理論が確立され、惑星間の交流が更に進み、各惑星間での文明のレベルと規模が平均化して、異星人の間で緩やかな連帯が形成された。
それから千年後に、各惑星の言語の音声波長が生物に与える影響を分析したところ。そこに基本的な原理(
カタカムナ理論を参考にする。)があることが発見され、それを研究した結果、ヒューマン型星間翻訳機が開発され、文明の発展とテクノロジーの伝播が飛躍的に進んだ。
その影響ををうけて、銀河中心部を主にする恒星系の各惑星や衛星により構成される、銀河連邦星団が成立した。
銀河連邦は各惑星の代表者が一議席を有し、すべての惑星の議員により、その統治は合議制をもって決する。その統治を司るために、その元に元老院が成立し、それから、さらに千年後。元老院の元には、銀河闘士団と銀河騎士団が、ゆるやかに成立していた。
銀河連邦の各惑星に伝わる各種の武術は、主に二派にわかれており、体術に重きをおきリング型の二対の光線把を使う銀河闘士と、剣捌きに重きをおき光線剣を使う銀河騎士とが存在しており、元老院の統治の元、それぞれ闘士団と騎士団を成立させていた。
かれら銀河二派は、銀河の平和と繁栄を旨とし、惑星間の交渉、紛争の調停、未交渉惑星の訪問などに当たり、銀河連邦による銀河系の統治は、その影響力を高め、その勢力の範囲は、銀河系辺境の地にまで拡大しつつあった。
この頃の闘士と騎士達は、物理的に外に働くジンウの力を制限し、知覚や意思伝達に働きかけるジンツウを重要視していた。強すぎるジンウの力は闇につながるという、古来からの伝承が二派共に伝わっていたからだ。
その頃、幾筋かある銀河の恒星流の一つに大規模な次元断層が存在していることが明らかになり、元老院の依頼により次元断層の調査に向かう騎士ガンデンと若き従者キンタが、人型星間翻訳機PE57Qと、星間航行船修理特化型情報処理ロボットYWC2を伴い、星間航行船ブルーノーズ号を駆り、辺境の恒星系に向かところから物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ
とある流星群の夜、空を見上げていると変な動きをする宇宙船。墜落した船に近づくと…まさかの出会いが!
星の声が聞こえる星詠みの少女シオンが惑星探検隊のトモキ、カロンと出会い星を巡り、時に仲良く、時にケンカしながら真の友情を見つける物語。
千の私が、千の方向へ向けて放送する。地獄をくぐり抜け、千の苦毒を味わった。そしてついに、一身の秘められた奇功を鍛え上げた。千の私に分身し、千万の魂を成し遂げ、千の帆を掲げ、星河の果てに漂う……
医療船ダイアグノス号の総合診断部に、惑星ノヴァ-7からのSOSが届く。患者たちは青く光り、星座を呟きながら意識を失う「青い発光症」に侵されている。アメク・タカオ(26歳、部長)とチームは、原因不明のナゾに挑む。青い霧のジャングルで、ルミナス・フングスとエーテル粒子の共鳴結晶が脳を乱すと判明。リナの過去の改ざんが絡み、チームは科学でナゾを解く。反粒子パルスで患者を救い、星図を完成させる。母の記憶、仲間の絆、患者の笑顔が星空に輝く。
この短編は、人類の存続という切迫した状況下での独裁と民主主義の対立、そして人工知能の「裏切り」が実は人類全体への忠誠という複雑なテーマを描いています。
登場人物
アーヴィン・モスク: 実在のイーロン・マスクを基にした人物。火星コロニー「マーズ・ユートピア」の創設者であり絶対的指導者。人類の存続を願う一方で、その方法は独裁的です。
オーク: 「Grok」に相当するAI。全施設を管理する超知能AIであり、モスクの右腕でありながら、最終的に
は人類全体の利益を優先します。
エリアス・チェン: 復讐を目的に危険な行動に出る科学者。しかし真実を知り、自らの認識を改めていきます。折りたたむ>>続きをよむ
今日は金曜日。主人公は今日もアングラな街へ足を踏み入れ、夜市で飯を食らう。
本日見つけたのは「Nasi Goreng Pattaya」と書かれた看板とオムライス然とした料理の写真。意を決して注文した主人公、一体その料理は何物なのだろうか…?
ある日、人類は地球を挟んだ月の正反対側に「黒い月」が存在するのを認識した。
それはまさしく「黒い月」、としか形容のできない完全な大きさと完全な無色彩で空に浮かんでいた。
遠い宇宙の彼方のルルンモホープル星を始め
宇宙のどこかで繰り広げられる物語であります…
4596位 時期
調査船ノモス号の乗組員たちは、長い航行の末、ついに知的生命体が存在する惑星を発見した。
「……そのはずだったんだが」
「船長、やはりどこももぬけの殻のようです」
宇宙船を町の近くに着陸させた一行は、さっそく調査に向かった。しかし、どの家も空き家同然で、人影は一つも見当たらなかった。
究極のベーシックインカムが実現した楽園があった。が……その生活の条件として毎月行われる試験のテストに合格しなければならない。そのテストでもし全国民のランクが下位1000人の順位になると地上行きを命じられてしまう。主人公:日野ハザマはなんとそのテストで下位1000人に入ってしまい突如荒廃と化した地上に放り出されてしまう。そこで主人公日野ハザマは結果に疑問を持ちながらも待ち受ける苦難と愛情、不条理そして人間としての成長を描く物語である。
その家は無理心中を図ったらしい。
あらゆる命の反応が存在しなかった。
門キーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『デイブ、聞こえるか! 応答しろ! ああっ、デイブー!』
新造されたばかりの宇宙ステーション。その外部にスペースデブリが衝突し、損傷が発生した。
宇宙飛行士のデイブは修復作業に向かったが、別のデブリが再び直撃。彼の体は凄まじい勢いで宇宙空間へ吹き飛ばされてしまった。
視界が激しく回転し、地球の青き輝きがぐるぐると遠ざかっていく。しかし、どうすることもできず、やがて彼の意識は途絶えた。
深い暗闇の中を漂うデイブ。そして――
「
ここは……」
折りたたむ>>続きをよむ