小説家になろう 勝手にランキング
小説家になろう の 非公式 ランキングです
文学ランキング 9751~9800位
震災がおきた翌日、俺は店を開けるかどうか迷っていた。
店には少なからず食べ物も飲み物もある。使い捨てカイロもある。
だって、俺の店はコンビニだから。
しかし、それを求めて人が集まっているのに、独り占めはできなかった。
一人の女が商品を手に俺にすがった。
現金がないのだという。
魔族の勢力が最も強まり、人間が苦境を強いられた暗黒の時代。
後の世で伝説として語られる『勇者を堕とした女』が、この暗黒の時代を招いたと知られている。
彼女は何者だったのか。
その記録はあまり多くはない。
どうして人間である彼女が『勇者』に人間を裏切らせたのか、それを示す記録は一切残ってはいない。
9755位 傍観
法とは、何を以って誰を守るのか。
傍観を守る常識に、「私」は問いを投げかける。
私は珈琲店巡りがシュミでね。
特に見所はないが少し休憩するつもりで見てくれ。
こんな学生生活を過ごしたかった。
そういう願望を具現化した話です。
意味なんて必要ないと思うんだ。
東京・新宿。その一角にある宵捕町を拠点として、凶悪な犯罪者のみを殺すことを生業とする殺し屋たちがいた。彼らは『屋号会』と称する殺し屋集団で、其々が其々の殺しに美学を持ち、故に”殺し屋”と呼ばれていた。
ある日、新宿で男が一人殺された。現場にあった遺体はまるで生きているかのように血色がよかったが、ただ一点においてその体は遺体であると断定された。首から上がなかったのである。
その事件――「デュラハン事件」を皮切りにしてこの物語の主人公
へと相成った葬儀屋と、彼の仲間の屋号会。彼らはデュラハン事件の被害者である友の仇をとれるのか。
ここに、殺し屋たちの血で血を洗う熾烈な戦いの幕が切って落とされた――
※カクヨム同時掲載です。折りたたむ>>続きをよむ
今回が初めての投稿です。
「ぼく」と家族のお話です。
少年の運転するサイドカー付きのバイクは、四車線の道路を悠然と走っていた。
「んー…人、いないね、にーさん」
「そうだなー」
人類がその数を減らし始めて早十年。
お人好しの少年と頭のいい少女は旅をしていた。
少年はまだ、生きることに希望を見出すことをあきらめられなかった。
世界でまだ、理想を抱くことをあきらめられなかった。
少年は理想に向けて生きていた。
死を受け入れた世界で、少年は死を拒む。
少年の目指す理想に
ゴールはあるのか。
答えを探す少年と、答えを見つけた少女たちと、答えを探している子供たち。
生きていれば、世界にも未来はある。
少年の目指すその先に、幸福は待っているのだろうか。
お人好しの少年と、彼が巻き込んだ人物たちが織りなす、うらびれた世界での物語。折りたたむ>>続きをよむ
物語作家七夕ハル。
略歴:地獄一丁目小学校卒業。爆裂男塾中学校卒業。シーザー高校卒業。アルハンブラ大学卒業。
受賞歴:第1億2千万回虻ちゃん文学賞準入選。第1回バルタザール物語賞大賞。
初代新世界文章協会会長。
世界を哲学する。私の世界はどれほど傷つこうとも、大樹となるだろう。ユグドラシルに似ている。黄昏に全て燃え尽くされようとも、私は進み続ける。かつての物語作家のように。私の考えは、やがて闇に至る。それでも、光は天から降
ってくるだろう。
twitter:tanabataharu4
ホームページ「物語作家七夕ハル 救いの物語」
URL:http://tanabataharu.net/wp/折りたたむ>>続きをよむ
9762位 あ
町の小さな設備会社の出窓でくつろぐ三毛猫「真鶴さん」の周りの人達を描くオムニバス。事務員のなつる。社長の誠一郎。近所の小学校の教師小百合。そんな人間達の日常なんて、勿論「真鶴さん」にはまったく関係がありません。
文芸部_覚書.txtを開きますか?
⇒はい いいえ
人の記憶とは忘れたくても忘れられず消したくとも消せられず。
いいことはなおさら
消えない。これは記憶を消されたエージェントの物語次々と起こる出来事で記憶を取り戻していく悲しみから記憶を閉ざした主人公その真実とは?
子供という生き物は、どこにでもいる。
彼らを魔法を持った生物だと評したのは、果たして誰であったのか。
どこにでもいる子供は、実にいろいろな側面を持っている。
今度、遠くからぼんやりと観察をしてみるがいい。
疲れた時、腹の立った時、眠たい時、楽しい時。
朝、昼、晩、食事時、遊んでいるとき。
貴方の感情が異なれば、時間が異なれば、それだけで彼らはきっと、異なる表情を見せてくれるはずである。
引きこもり生活二年目のもとT電社員のもとに、ある日大当たりが訪れた。何の理由もなく日本一有名な人間にされ、プライバシーの一切を奪われるという迷惑な当たりだ。迷惑料は百万。日本政府が与えたこの役目には何の意味があるのか、終わりはどう訪れるのか。戸惑いと怒りと恐れにもみくちゃになりながら、世間の悪意と戦う理不尽な日々が始まる。六話完結予定。
君は猫の手も借りたいと言いながら僕の手は借りなかったね。
Fラン大学生有川は、高校時代の友人である狩沢を居酒屋に呼び出した。高校時代の友人だからこそ、どうでもいいことを愚痴れる。普段の鬱憤を晴らすためだけに狩沢と飲み会をしていたつもりだったのだが、次第に自分が小説を書く理由について考えるようになった……。
ただベチャクチャと喋るだけ。ライトノベルのように勇者が魔王を倒すみたいに痛快なストーリーも、ワクワクするような物語の起伏もない。悲しいほどに平凡な大学生の、心底どうでもいい葛藤を描く小説。
チートを貰って何もかもが上手くいっていたはずの彼を絶望が襲う。
断罪からはじまる淡々とした復讐劇。公爵令嬢の従者が列挙された犯罪について、次々と論破していく。だが最後には……という話。11/4『聖女やるならお好きにどうぞ』として連載、完結しました。細かいストーリー部分が変わりますが、大筋は同じです。
自他ともに認めるイマイチ系女子、陽凪詩絵里は突然降って湧いたような彼氏との交際に舞い上がっていた。
だが、幸福の最中で異変に巻き込まれた詩絵里は怪物に襲われて命を落とす。
ナニモノかによって吸血鬼として復活した詩絵里は、おぞましい怪物や、闇の世界に連なる者たちの闘争に巻き込まれてしまう。
幾つもの真実が明らかになるにつれ、詩絵里は徐々に人外の存在へと変質していく。
その全ては、『穢れた月』と呼ばれる邪悪な神の掌で行われる、滅びへのカウン
トダウンだった。折りたたむ>>続きをよむ
あなたのことが好きでした。でもあなたは、私じゃなくてあの子を見つめてる。私の方を振り向くことはない。でも、それでも。私はあなたの事が好きでした。だからこそ、私はあなたの背中を押す。
帝都の夜を賑やかす夜劇場の裸婦エカテーナの元に、乞食の身なりをした老人スコッティが訪ねてくる。彼はエカテーナの『夜の恋人』だった。
※拙作『歌姫ダミア』(http://ncode.syosetu.com/n9917cd/)と同一の世界観を共有する独立短編です。
チープな音楽と不味いギムレット。マスターが酔ったわたしに昔の話を語り始める。
自サイトに載せていた小説を加筆修正したものです。
仮想大正時代の帝都。
名門九条家、血の呪いの下に開く凄艶なる活劇。
六人の兄妹達は、赦されない恋に揺らぎながら、
不道徳な関係を結んでゆく。そして彼等は、禁断の箱を開けた――――
※「仮想」大正時代として
大正時代をベースにしつつ明治や昭和の描写も織り交ぜています。
捨てられた老犬ポチの儚い一生を綴った悲話。そこにあるのは愛か死か、家族の絆についてのお話です。悲痛なる愛犬の叫び、殺処分ゼロへの道は遠く儚く虚しい。今日もまた1匹、2匹と保健所に飼い犬が持ち込まれる。彼らにも心があり、人間と同じ生き物であるはずなのに・・・。
男を襲う灼熱の太陽、飢えと渇き、そこに現れる妖艶な一人の女。
「ねえユーリ」
ジアはこう言い出した。
敵からの攻撃を受け、手傷を負い、退路を断たれたくぼ地の底で。
「今まで絶対に食べたことがないだろうものについて、君はなぜか思い出すことができるんじゃないかい? 口の中に。例えば……」
なぜ口唇の記憶はそこに残っているのか。束の間の二人の対話と決断。
しゃべることで相手に負担をかけていると気づかなかったあたしと言葉すくない只野との淡い交流
「俺を雇ってくれないか」
夜明け前、人殺しを請け負う会社「RedRum」にやって来たのは一人の青年だった。
不思議な事情を抱える彼は、殺し屋の威信にかけて、殺さない戦いに身を投じる。
とある田舎で共に育った、冴えない僕と美しい幼馴染みの話。
鼻が痛いと思って耳鼻科へ行くと黄砂+PM2.5の影響だった
という悲しい地理的宿命。
十二時五十分、五月晴れ。
目を覚ましたら彼岸花の世界の音が聞こえた。
茶番。番外編のようなもの。
いつの話か、よくわからない。
白連姫(はくれんき)と呼ばれたお姫様の話。ある特別な力を持って生まれた彼女が、大切なものを守る為に差し出したものは何だったのか。●以前「木蓮短編集」の3話として投稿していたものです。
別名義でアルファポリスにて短編集形式で転載しております。
私とコイツの、平和で平凡で平坦な取り留めのない日常を綴った物語。
マイクロソフトのワード1ページ程度の「かなり短い話」です。
あらすじを書くと恐らく本文の半分くらいになるので省略させてください。
お気軽に読んでいただければ幸いです。
妹に夜空を見せたかった兄と、薄汚れたウサギの話。掌編。