橋の下で捨てられた赤子は、大貴族に拾われて義理の孫になった。
貴族の老人は赤子をすごく気に入り、めちゃくちゃ溺愛したため、彼は何一つ不自由のない、世界で一番気ままな生活を過ごしていた。
だが、彼を溺愛するのは貴族だけではない、地上最高の権力
者――皇帝もまた彼を溺愛した。
ただの捨て子から、「かわいい孫」としてあらゆる権力者に可愛がられ、やがて彼は権力の座を駆け上がっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-25 21:59:36
694022文字
会話率:48%
十三王子として生まれたノアは本来帝位継承に絡める立場ではないため、自分に与えられた領地で自由気ままに過ごしていた。
しかし皇太子が皇帝より先に死んだことにより、帝位継承は残った王子らで公平的に争われることになった。
ただの王子として気ままに
生きたせいで最強の力を得たノアは、その力でつい他の王子達を圧倒し、やがて地上最高の権力者である皇帝になってしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-23 23:37:39
701566文字
会話率:48%
——始めに少しだけお話を。
ここはそこでは無い世界、知っているようで知らない国「ニホン」。このニホンにはバブルは訪れなかったし、一億総中流社会も現れませんでした。ただ、金持ちが金を増やし権力者が権力を振るうことで、支配者達は永久に成功
し繁栄して、富は再配分されること無く、極限の格差社会を作り出しました。そして、決して混じることの無い希望と絶望に塗り分けられた「ニホン」となったのです。
さぁ!改めまして!ここは西暦2031年——ニホン。この物語は、熱狂の一年《フィーバー》の前日譚です。この物語の主人公はツキ。可憐で豪快な少女です。身寄りの無い彼女は、後悔を抱えながらも、仲間に支えられて前向きに生活しています。これは、全てを失った彼女が再び人生を取り戻すお話です。
このお話は、不定期に更新します。全二十二話です。カクヨムさんでも掲載します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-21 21:17:53
53860文字
会話率:31%
帝国最強の魔術師フィオナは子供の頃より過酷な生活を強いられてきた。体に制約の呪印を刻まれ、自由も娯楽もなく皇子の命令に縛られる辛い日々。
──もうやだ。エロ皇子大嫌い。眠い。楽になりたい。
そんな彼女の目の前に現れたのは敵国最強の剣士。あの
綺麗な蒼い剣で切ってもらえたら、この辛くてつまらない人生を終わらせられる。死にたいと願ったフィオナは彼の目の前で意識を手放した。
次に目覚めた場所は、牢屋ではなくふかふかベッドの特別室。敵だった男に世話を焼かれ、優しくされて大切にされて。毎日幸せなのはなぜだろう。
見た目は凛としたクール系、中身はぼんやりな女の子が甘やかされて幸せに過ごす物語(全18話予定)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-13 13:11:07
161380文字
会話率:37%
京都、老舗の並ぶ商店街に生まれ育った幼馴染の家具屋の小町と京菓子屋の太郎は、近々オープンするショッピングモールの強引な店舗開発に対して、工程に無い謎の工事の話を聞きつけ建設現場に乗り込む。その時、黒い不死身の男に襲われ、なんと、千年前の平
安時代にタイムスリップする。
時の権力者、藤原道長の下に落ちた小町は、同じく未来からやって来た自称天才物理学者にして、陰陽師として道長 の側近を務める安倍晴明に保護され、なぜか仙女と崇められ宮中で生活することに。時を同じくして、左遷先から帰って きた道長の甥、隆家は、道長により不遇の立場に置かれた兄と姉の復権を画策。恐るべき策謀を巡らせていた。そんな時、大江山を拠点とする盗賊「酒呑童子」が京に攻め入るという知らせが。道長は側近である武家の棟梁源頼光に討伐を命じる。しかし、同時に頼光に謀反の噂が流れ、晴明にも嫌疑がかかり、その影響は小町にまで。 不穏な中、大江山に行った討伐軍の前に、小町らを襲った黒い不死身の男「酢呑童子」が現れて頼光たちに襲い掛かる。そこへ、ちょうど行方不明だった太郎が落ちて来たのだった。
時空を超えた巨大な陰謀の正体とは?
果たして彼女たちは現代に戻って来れるのだろうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-05 00:00:00
82541文字
会話率:41%
リンハー大陸最大の強国、ロシュール帝国の帝都ロシュランを拠点とする冒険者パーティ『豪華絢爛』。
彼らはそれぞれが単独でA級以上の実力を持ちながらS級昇格を頑なに拒む「訳アリ」だ。
彼らに執着する「訳アリ」になった原因の権力者とその周辺
は、彼らを「無責任だ」と責める。
だが彼らは「それで結構」と、現在の自由な生活を謳歌する。
そんな、訳アリな実力者達の日常の物語。
※不定期更新で、一章分書き上がったら一気に投稿のスタイルで行く予定です。その分、一つの章は短めになると思います。
※※諸事情により感想の個別返信は出来ませんが、どのような内容のコメントも有り難く読ませていただきます。
※※※誤字脱字報告は受け付けない設定にしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-02 00:00:00
158959文字
会話率:19%
インドで開発されたスマホアプリ〝シヴァ〟……それは国民同士が監視しあい、告発しあうアプリだった。違法行為、不道徳行為を告発されて悪徳ポイントが1万に達した人間は心筋梗塞でこの世を去る。シヴァを導入した中国の治安はあっという間に安定し、その有
効性が証明された。
シヴァの導入に躊躇していた日本政府。ところがいつの間にか、政府の知らないところでシヴァの日本語版が稼働していた。
日本国内で正義を振りかざすゲームが始まる。罪を問われ、次々と亡くなる日本国民。それに対し、日本政府の対応は緩慢だった。
日本政府が動いたのは、権力者自信がそのゲームに巻き込まれた時だった。彼らは、己の権力の回復と司法の正常化に乗り出すのだが……。
日本政府はシヴァを止められるのか?
この作品はカクヨムで公開したものを一部改変したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-26 05:00:00
92829文字
会話率:43%
うまく連載にすることができず、仕切り直して、再投稿してます。
主人公は、古市村庄屋の三郎衛門、木綿商人の嘉助、綿作農家の幸吉、三人です。
彼らは舞台回しのように、最後は一千七ヵ村もの国規模の農民が結集し、権力者を相手取って、自分たちの訴えを
勝ち取るまでを、演じていきます。
主人公たちだけでなく、過労死しそうなほど八面六臂で活躍し続ける幕臣、ドラッカーよりずっと前に「人を幸福にすること」をモットーにマネジメントを唱えた思想家、選挙は一番で勝ったやつより二番手の方が有能!と言い切った村役人等々、面白い登場人物が次々現れます。しかもほぼ実話で。
これがこの小説の特徴で強みです。
この物語は、あくまでフィクションです。ノンフィクションまじりの......
どの部分が創作でどの部分が実話か推理するのも一興かと......
歴史ものである限り、諸説ある事はあらかじめご了承ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-25 06:00:00
96402文字
会話率:21%
「安全を考慮して、大学から実力者を抜擢しました。30代の方々です。」
アルフレートは魔王を倒すべく現れた勇者である、この統合ローマを旅し、北方の魔王を倒す同志を募り、そして、問題を解決し名声を得る・・・その筈だった。勇者という実力者を取り合
う有力者、利用して国を手にする権力者・・・それに漬け入る魔王。それに対抗し、平定し、国を平穏に導いてくれ!
「あまり理由にはなってねーぞ。」
「そういう問題があるから仲間は実力者が良いんじゃないかと・・・。」
という感じのコメディ作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-15 10:00:00
9528文字
会話率:47%
異世界【マリンフィールド】
かつてマリンフィールドでは、世界を支配しようとする魔王と、天より使命を受けて降り立った勇者が戦いを繰り広げていた。やがて勇者は魔王を倒し、英雄として称えられたが、王国の権力者達の策略に嵌められ命を落とした。
勇者と魔王が消えたマリンフィールドは、悪人が蔓延る世界に戻った。力を持たぬ者は力のある者に喰われ、虐げられ、命を落としていく。
そんな中でも、弱者を守る為に立ち上がる善人もいた。善人は弱者から悪を斬り払い、殺し、また次の悪を探し求める。
この異世界に善も悪も無い。
【殺す者】と【殺される者】
【強者】と【弱者】
それが異世界マリンフィールド。
それが人の道理である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-11 17:10:49
31345文字
会話率:57%
昭和間もないころ―――
政府主体の元、戦争による資金不足を補うため販売された”勝くじ”
その当初の目的を果たした後も販売は継続され、
毎年数千億円の財源を生み出していった。
後に財源を元に様々な事業・協会・施設が設立されたが
それらの大半は
政府閣僚・●●省OB達の天下り先及び”保養”施設であった。
その数あるうちの一つ、グレース女子児童養護施設(旧グレース邸)。
ここは表向きは様々な問題を抱える18歳までの少女を保護するための施設であったが、
その実態は権力者たちの”未成年者限定”娼館であった。
その施設に住む一人の少女「オミヨ」は己の運命を呪いながら憎悪を募らせ
日々を生きていた。
物語はここから始まる。
※本作はアプリゲーム”やばたにえん”の世界観をインスパイアした二次創作・同人作品です。
原案はYotalien Gamesになります。(確認済)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-04 23:00:00
222196文字
会話率:34%
相生七瀬は高校2年生の少年。彼はマスコミに「天才投手」と褒めたたえられるが、町の人は彼を「男を誘った変態」と呼び、家庭では虐待され、学校でもいじめに遭い、地域ぐるみの陰謀に利用され苦心する。
そんなある日、ダムの対岸に住んでいる友人、東瀬戸
から言葉をもらう。
その言葉をきいた七瀬は、本当の現実を知るために一人動き出す。
一方、彼の噂の真相を聞きつけた者が、半グレを使って町の権力者を脅して金を巻き上げる作戦を思いつく。
彼らは運命に翻弄されるのか、はたまた運命から逃れられるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-03 20:00:00
633296文字
会話率:40%
花鳥人と呼ばれる人がいる。
両腕を鳥のような羽に変化させるなど体の半分以上を鳥のような姿をした一族だ。海外だとハーピーとも呼ばれている。その姿は美しく、時の権力者達を常に魅了してきた。
花鳥人はどんどんと権力を持ち、政権にさえも彼らは
関わっている。それは現代、令和の時代でも花鳥人の一族達の力は劣る気配はなく、独自の文化を守りながら生きていた。
そんな一族の愛人の子として生まれたヒナは六歳くらいの男の子の夜鷹と一緒に、正妻の娘である深雪の髪結いの仕事を受け、屋敷へ向かった。そしてなぜか深雪の婚約者と出会い、迫られてしまった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-03 05:41:11
19976文字
会話率:47%
「歌姫メアリー、お前が此度の連続殺人の犯人だ!」
聖女に次ぐ象徴である歌姫メアリーは歌魔法《禍歌》のスペシャリストという理由だけで殺人犯の汚名を着せられ《呪われた歌姫メアリー》という二つ名が広まってしまう。
ここ歌の国カントゥスでは、王家
、教会(歌姫も含む)、貴族――そして人外貴族という四つの権力が絶妙なバランスを保つことで成立している。
噂を聞いて嫌味を言ってくる騎士団副長イザークに、メアリーは嫌味を返す。いつもの言い合い。けれど本心は――。
「(……このままではダメ、だな。素直に好きだと、お前が心配で大切だ――って、普通じゃない俺が言ってもコイツは受け入れるんだろうか)」
(態度が悪いのは私だけ。そう考えると凹むなぁ。イザークがもう少し捻くれた言い方や、嫌味を言わなければ……私だって……)
お互いにある秘密を持つのもあり、素直になれないでいた。
両片思いなじれったい二人だったが――。
「近年、立て続けに起こる人外が絡む未解決事件を考え、「教皇聖下及び国王陛下から専門部隊を作るように勅命が下った。イザーク、そしてナイトメア伯爵、歌姫メアリー嬢の三人を軸に未解決事件も含めて対応をしてもらう」
「は? はあああああああああああ!?」
「え? ええええええええええええ!?」
「おお、息ぴったりだな」
「いやいや! なんでそんな危険な任務に、この猪突猛進女を!?」
「ロバート様! なんでそんな大事なお仕事で人選ミスをしたんですか!?」
「ハハハハッツ! 最高権力者の独断と偏見だ! 諦めろ!」
幼馴染みの騎士団副長イザークと、《呪い食い》の異名を持つ人外貴族ルーベルトと未解決事件専門の騎士団特別室が設立する。
お互いの持つ秘密や過去が明らかになっていく途中で、魔界と地上のゴタゴタに巻き込まれてしまい――イザークとメアリーの距離も大きく変わっていく。
これは魔王の庇護下にある地上と魔界も巻き込んだ、人外事件簿である。
※ミステリーお決まりの密室殺人とか、列車旅行、逃亡劇など出てきますがサスペンス要素が強いですたぶん。
主な登場人物
■メアリー・イルマシェ(19)
→元侯爵令嬢、現在は歌姫。
■イザーク・バルツァー(23)
→男爵家の三男。騎士団副長
■ルーベルト・ナイトメア伯爵(???)
→人外貴族
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-30 21:11:41
84231文字
会話率:47%
かつて、地上の民から天界人と呼ばれる者達がいた。彼等は天界と呼ばれる地上とは異なった世界に住み、遥か昔に地上の民と交わり、そして争った。
時が流れ、地上の民から天界人の記憶が消えて行った頃、天界の世界では不穏な動きが起こっていた。
「天界人の武威を見せつけ、地上の民を従わせよ」
天界人の一部の権力者達の視線は、かつて支配出来なかった地上へと向けられていた。
まるで虜囚の様に争いと言う名の枷に捕われた者達は、天上と地上に別れてその刃を向け合う事になるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-30 06:26:45
182760文字
会話率:34%
簡単なあらすじ:コミュ障でポンコツで合法ロリな天才召喚士が、異世界転生者とか各国の権力者によくも悪くの注目されながら頑張って世界を救う話。
普通のあらすじ:宇宙から侵略する捕食者、邪神族に対抗するためにモンスターの使役と育成が盛んにおこな
われるこの世界には人知れず、ゲームの世界に転生したと思っている転生者たちがいる。いずれ逆ハーレムを築く平民上がりの男爵令嬢とか、将来処刑される悪役令嬢とか、ゲームの主人公とか敵役に転生したのとかが大勢。いずれも来たるべき未来を無事迎えようと、或いは回避しようと暗躍する中、転生者たちにとって特大のイレギュラーが発生する。
それが大国お抱えの天才召喚士として名を馳せるアルテナ・オートレイン。転生者たちにとって最も警戒すべきイレギュラー……原作には登場しなかったのに、設定上重要なポジションの一人に居座った存在である。
転生者たちはアルテナの事を「モブキャラに転生したけど原作知識で成り上がった人間」だと思い込み、自分たちが知る原作を崩壊させる存在だと警戒するが、それは大きな勘違い。
なんてことない普通の異世界人はアルテナは、周囲に翻弄されながらも過酷な世界で大切なものを守りつつ、転生者たちが知る原作を無自覚に粉砕していく。
作者のコメント:今も昔も転生物が多いなって思ってたら、いつの間にかなろうのハイファン部門と異世界部門がごっちゃになってるの見て、気が付いたら執筆してました。後悔はない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-29 06:19:27
53661文字
会話率:38%
フィアンナは幸せだ。運命の人であるディルム・カドヴァーノ男爵子息と愛し合い、義父母や周りの人々に優しくされる日々。
だがある日、見知らぬ男が無理やりフィアンナを連れ去った。そして分かる、フィアンナの本当の出自。
「誘拐されていた権力のある
侯爵令嬢で、王子の婚約者? 冗談じゃない!」
横暴な家族、ろくでもない使用人達、恋人同士の王子と聖女、飾りの王妃宣言。おまけにこの国、外の交流を断ち、一部の高位権力者が好き勝手に振る舞う場所。馴染めるはずがない。
「私は元の場所に戻ってみせる! だって私、平民ですから!」
誘拐されて約九年近く。未練などない。
「まともに話し合っても、フィアを返してくれない。そもそも、話し合いすらしてくれない人達だよ。関わり合いたくないけど、邪魔な国で国民の多くが苦しんでる。だから、革命を起こさせよう」
「流石ディル様ぁ!」
苦しむ人々を救う名目の元、愛しの人の元へ帰る為、『スキル』を用いてフィアンナは動き出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-19 12:00:00
124893文字
会話率:34%
善意と悪意に敏感なごく普通の高校生が、平和な日本から混沌と悪意に満ちた異世界に召喚され、強制的に奴隷の境遇に落とされる所から物語は始まる。
幸せな生活から一転、奴隷になった少年は決意する。
自分を守ることのない異世界の理不尽な法律と権力
者を潰し、成り上がって見せると。
これは極て普通の少年が、ただ成り上がるだけの物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-17 02:27:47
1358文字
会話率:0%
私を普通の一般人。トラックにはねられた訳でも死んだ訳でもなさそうなのに気づくと異世界へ。全てがナゾのまま異世界で生きていくことに。幸先の良い未来が開けていると思ったら、その先には苦役が待っていた。社会なんて糞くらえ。自分の世界は自分で掴むも
うと、頭のおかしい権力者に異を唱える冒険。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-13 00:00:00
21549文字
会話率:16%
古来より癒やしの魔力を持つ『聖女』の存在に支えられ栄えてきた国、ミーティア。
少女は王都にある国一番の教会、スピカ大聖堂に仕えている聖女候補の一人であった。しかし、真面目で素直すぎる性格が災いし、毎日他の聖女見習い達に雑用を押し付けられ
る日々。
それらをこなしつつも陰で勉強に修行にと励んでいたが、少女はある日教祖達の本音を聞いてしまう。
『あの子は落ちこぼれだ。どんなに頑張ろうがそれ以前に使えない部分がありすぎて困る。あれではいくら努力しようが居るだけで周りに迷惑だ』
そして最高権力者にあたる教祖のその言葉に傷つき打ちひしがれた少女はその翌日、口封じの為『空の花嫁』と言う名の生贄として敵国との境にある山岳の廃教会に置き去りにされるのだった。
『あぁ、これが存在するだけで皆様にご迷惑をお掛けした私への罰なのでしょうか……』
哀れな少女は失意の中、生きる意味を見失ってしまった。
しかし、そこで出会った一人の男が彼女の世界を一転させることになる。
『ポンコツ?見習い、落ちこぼれ?大いに結構!自分が貴女を、歴史に名を残す大聖女にして差し上げましょう!!』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-09 22:49:10
62899文字
会話率:50%
アメリア・ペリクレス、11歳。一年前に、ペリクレス辺境伯に養女として迎え入れられた孤児の娘。実は、中身は現代日本でOLをしていた橋田美羽、32歳だった。
交通事故で死亡するも、気が付いた時には異世界に転生していた。
見知らぬ世界の片田舎で転
生していた美羽は、庶民として一から人生やり直すつもりが、なぜか王位継承の動乱に巻き込まれる。
魔法使いが権力者に使役される世界で、尋常でない魔力を持ってしまった美羽。
養い親で魔法使いのサジュームは、その美羽をアメリアの背後に見ることができた。転生を理解しないサジュームは、その力を精霊の力だと考えて、美羽を精霊だと思っている。そして、アメリアはその依り代だと思っている。
アメリアは心の奥底でサジュームを慕いながら、それを表に出せないジレンマに思い悩んでいく。
*当該作品は、小説投稿サイト「エブリスタ」で「王位奪還の王子と精霊に隠れし孤児の姫(上)(下)」として掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-21 05:00:00
30045文字
会話率:26%