人間と魔族が互いに正義を主張して争いを続けるアグリニオンと呼ばれるその世界。
ファーブという名の勇者の登場によって保たれていた両者の均衡が破れ、窮地に陥る魔族。
そこに現れたのは、のちに救世主と呼ばれることになる魔族の中では身分の低い人間種
の男グワラニー。
これはその世界アグリニオンでおこなわれた、魔族の王を討伐し人々に永遠の安寧を与えようとする勇者一行と、それに抗う文官から戦場の指揮官に転身したある魔族との戦いを記録した物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-18 19:52:35
1843235文字
会話率:38%
私たちの世界は二つに分かれています。
一つは私たち人間のいる世界、もう一つは魔族の世界です。
私たちと魔族の間には境界があります。
文字通り見えない壁があり、ちょうど半分になっています。
最初からというわけではありませんが、それがあ
るので互いの土地を行き来することもできません。
なぜ境界があるのか、それは私たちと魔族が遥か昔からずっと争っていたからです。
戦いはどんどん激化し、毎日多くの命が消えていきました。
当時の神様は悲しみしか生まない争いに大変怒り、大地をほんのわずかだけ残して海に沈めてしまいました。
神様の力はすさまじく、人間も魔族も大地と一緒にほとんどが海に飲み込まれてしまったのです。
そののちに神様は世界を分かつ境界を作りました。
互いの交流が無くすことで、同じことが無いようにしたのです。
二つの種族は争うことをやめ、残された土地で静かに暮らすようになりました。
人間も魔族も多くの仲間や大地を失くしてしまったため、戦うどころではなかったのです。
長い時間が流れ、人間と魔族の数が増えてきた頃に大きな変化がありました。
それは神様の代替わりです。
以前の神様は、新しい神様へこの世界を任せることにしました。今から三百年以上も前のことです。
新しい神様は人間と魔族にこう伝えました。
『互いに今の土地だけでは限界だろう。お前たちに大地を返していく』
世界中の者たちが聞いていて、そのすべてが喜びの声を上げました。
繁栄のためには数をもっと増やさなければいけません。ただ、増えても土地が無かったからです。
新しい神様はそのあとこう続けました。
『私は戦いの神でもあり、強い者が好きだ。そこで、戦場というものを用意した。自信があり、戦いたい者だけで挑んでほしい。戦いは半年に一度、勝った方に土地を少しずつ返してやろう』
また大きな歓喜が起こりました。
これが今も続いている戦場の始まりです。
※他投稿サイト「エブリスタ」同時掲載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-18 19:34:00
3474301文字
会話率:52%
「前からテメェの事は目障りだと思ってたんだよ!」
────魔族の侵攻によって人間と魔族の争いが起きた世界、その世界では14歳になると『スキル』という特殊能力が個人に与えられる。
そんなスキルの中でも特に強力なものを賜った者の中で、冒険者とし
て実績のある者達が『勇者』と呼ばれ、その者達は魔王討伐の為に勇者パーティというものを構成して魔族との戦いに明け暮れていた。
そんな中で、スキルの力を評価されて勇者パーティに所属していた「レイル・ポーティカル」は、そのスキルの使いにくさから評価を覆されパーティから追放されてしまう。
しかし、そのスキルの真の能力が発揮されたことでレイルは自分を信じてついてきた少女たちと共に魔族側につき、それによって人間側は破滅の未来を迎えてしまう。
全てはレイルの力を理解していない人間側の自業自得であり、レイルは正しく力を理解してくれた者たちと成り上がっていく……
………………おそらくそういう筋書きで終わる物語が大半だろう。だがこの物語の主役は彼ではない、彼を追放し、破滅の未来を迎えた勇者の一人であり、パーティの斥候である「アンミェル・タレッチ」こそが物語の主人公だ。
粗暴な性格の幼い彼女は凄惨な最期を迎えた後、管理者を名乗る謎の存在から未来を変える為に、 過去に戻れる能力『修正の歯車(チェンジギア)』を与えられ、それを使い破滅の未来を変える為に奮闘していく。
そして彼女は知ることになる。この世界の裏に潜む恐ろしく強大な事実に……
※この作品には反社会的描写がありますがそれを助長する意図はありません。またグロテスクな表現があります。
他にも主人公に生えたり、人外化する描写を書く予定です。ご注意ください。あと主人公は非処女です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-18 07:00:00
41380文字
会話率:53%
とある世界で、コアイは災厄のごとき強者「魔王」として恐れられていた。
コアイには道理や善悪など判らない、だから好きに暴れ、好きに生きた。
しかしある時、コアイは神の寵愛を享けた人間と魔族の謀反によって封印され、滅んだ。
はずだった
。
長い年月の先、ふと居城で目覚めたコアイは異界の人間スノウと出逢う。
コアイは彼女と幸福な日々を過ごすために再起し、人間たちの世界で猛威を振るう。やがてコアイは己の力、彼女の知識、あるいは彼女の存在によって、少しだけワガママを控えた「魔王」として再臨する……
──せめて、彼女にだけは裏切られないように。私はこの世界で、彼女とともに─────
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
各部分のうち「異聞録」と題した部分は、主人公コアイとは別の視点を含む、本作に係る人物等の紹介を兼ねた記述となります。
また「裏面」と題した章は、主人公コアイとは別の視点で描いた部分となります。
21/01/30 副題を変えてみました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-18 00:12:59
638421文字
会話率:34%
人間と魔族は争い続けて数十年が経つ。
ある機関に所属している少年は人間でありながら魔族に加担していた。少年は機関から出される命令を淡々と遂行する。そんな少年に新たな命令が下った。「奇跡の魔法石」の行方を探る為に学園に所属する王女と接触しろ、
命令の内容は以上だった。命令を受諾した少年は魔法学園に潜入することとなった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-18 00:00:00
124246文字
会話率:39%
---人間と魔族---
両種族は互いに相容れぬ相反する存在だ。東のトライリア大陸に住まう人間族と西の大陸ルフリムに住む魔族。争いの歴史は長く、その歴史は血に染められ、怨嗟、怒号、悲鳴、嘆き、哀傷、苦難、見るに堪えない無惨な物である。こ
れは激動の時代の中を生き抜いた元公爵令嬢が、魔王の娘に性癖を歪められ母性が目覚める物語である。
お母様ゆずりの金色に輝く艶のある長い金髪、顔のバランスは理想の黄金比と呼ばれる程に整っており、まさに眉目秀麗。麗しの元公爵令嬢、その名はレーゼリア・システィーナ。馬車で移動の途中、不幸にも盗賊に襲われてしまい奴隷へと堕ちてしまった彼女だが、レーゼリアの意志を置いてけぼりにするかのように、気付けば魔王領へと辿り着いてしまったのだ。
しかし、そこでレーゼリアの人生は180°ガラッと変わるのである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 12:40:57
13912文字
会話率:75%
人間と魔族は長い間対立していた。そんな中、今の魔王は人間と魔族の共存という考えを持っている珍しい魔王であった。平和な世界はおよそ200年続くが、やはり魔族と人間は相容れることはできない。魔族側では反乱が起き、人間側でも神託が下される。魔王直
属の部下であったフェンリルは、反乱から生き延び、ある赤子と出会うことになる。そのフェンリルに育てられた少年が成長する物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 13:17:29
6134文字
会話率:48%
ここは、人間と魔族が暮らす世界。
以前は仲良く共存していた両者だったが、ある出来事がきっかけで、互いに関係を遮断して暮らすようになった。
人間は化学を、魔族は魔法を。
互いに発達した技術を持ち発展を遂げていった。
そんななかある一匹の狼がい
た。
その狼はいつしか“神獣”と呼ばれるようになり、森をまとめていった。
そんな神獣とある一人の人間の物語である折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-28 20:39:04
17257文字
会話率:57%
ここではない何処か。
人間と魔族が争う世界。
その戦いは佳境を迎えていた。
人間の希望『勇者』は、魔族の長『魔王』の待つ玉座の間へ踏み入れる。
――『余の手を、取ってはくれまいか?』
その手を、『勇者』は……。
最終更新:2025-02-16 07:10:00
25187文字
会話率:41%
人間と魔族は長い間、対立を極めていた。現代でもそれは続いている。しかし、獄炎の魔王の息子であるフレアは、人間と魔族は共生できると信じている。そして成人の日、彼は人間界へ旅立つことを決意する。しかしそれは、彼の壮絶な冒険の始まりであることを
意味していた……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 15:31:18
13060文字
会話率:69%
アラサー社会人として日々を送るだけの毎日に退屈していた主人公は、ある日突然その生を終えてしまう。
しかし、目を覚ました姿は人間と魔族のハーフの赤ん坊であった。
夢にまでみた転生と異世界。
期待に胸を膨らませ、退屈な過去とはおさらばと新たな生
に踏みだすが、そこで待っていたのは思いの外厳しい現実で………折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 15:15:20
281419文字
会話率:34%
リク・ハルトは、大陸西端の寒村で「無価値」として育った少年だ。村は人間と魔族の交易拠点に位置し、繁栄を求める者たちの影で、無力な者は搾取されるだけの存在だった。村の同年代の仲間たちは優秀で、剣術や魔法の才能に恵まれていたが、リクはどの分野で
も目立たず、村でも軽視される存在だった。
ある日、分断地帯の古い遺跡で、リクは「魔物契約」の古文書を発見する。自分では戦えない弱さを補うために魔物使いの道を選び、最初の使役魔物となる「ゴルム(影オオカミ)」を契約することに成功する。しかし、これはリクにとって始まりにすぎなかった。彼は「スキルツリー」を活用し、戦略的に自分を鍛え上げ、交易と策略を武器に、大陸全土を揺るがす存在へと成り上がっていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 16:17:12
65507文字
会話率:46%
人間と魔族が争う中で、人間側に13人の英雄が現れた。
英雄達は魔王を追い詰め魔王は病により眠りについた。
魔王が眠りについたことで世界を我が物とする王国の国王。
13人の英雄達は1人を除いて黄道十二宮の称号を得た、除かれた1人の蛇使いは
辺境にある小さな村で薬屋を使役する2匹の蛇とスローライフを目指すのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 17:35:51
10816文字
会話率:35%
彼女を襲った男への復讐で、殺人を犯してしまった青年、須藤大輝。彼にとってこの世は、生きていく価値や意味を見いだせない不毛な場所となっていた。
だが突然、異形が現れこう言った。
『異世界に転生して、勇者を殺してくれないか?』
これは絶
望に陥った男が、異世界で生きる意味を見出す物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 13:49:15
12719文字
会話率:35%
「強き者こそが正しいのか?」
倫理とは何か? 正義とは何か?
現代の倫理学者、藤原礼司は異世界に召喚され、
「この世界には正義の概念がない」という現実を突きつけられる。
貴族と平民、エルフとドワーフ、人間と魔族……
この世界の常識に挑む倫理学教授の物語、開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 08:27:09
14087文字
会話率:46%
普通の私立高校に通う八幡直弥(やはたなおや)は、ごく一般的な普通の生活を送っていた。
しかしある日突然その日常は桜田風音(さくらだかざね)という一人の人間と出会って一転、人間と魔族の血濡れた戦いの日常へと変貌する。
少年少女には秘めた思いが
ある。その思いを隠すために人は嘘をつく。
これは、そんな’’嘘’’にまみれた物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 12:00:00
120772文字
会話率:35%
結城優都(ゆうき ゆうと)は、平凡な公務員として暮らしていたが、横断歩道で暴走トラックから女性を助け命を落とす。次に目を覚ました彼は、魔法と多種多様な種族が共存する異世界にいた。
かつて人間と魔族が争い続けたこの世界で、種族間の対立を解消
し、真の平和を築くため、優都は異世界で得た力を頼りに歩み始める。平凡だった男の、異世界での新たな物語が今、動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-27 13:14:21
38044文字
会話率:53%
ーーその日大きな戦いがあった
魔族と人間の運命を掛けた戦いだった
数で圧倒する人間と一体一体が強力な魔族
大勢が死んだ、魔族も人間も同じく死んだ
戦死者を数えれば、確実に人間の惨敗だ。
貴族は撤退し、囮の騎士団だけが残される
誇りの
ために殺し、殺される
そして…
人間と魔族の死体の山で騎士が一人、生き残った
ーーーーーーーーーー
騎士が戦争の結果を報告するために狂姫と呼ばれるお姫様と遠征先から王国へ帰還する旅の物語です。
道中で騎士は信頼できる仲間と出会い
信頼はいつか愛へと変わる物語です。
わかりやすくまとめると割とまともな騎士が頭のおかしい姫と旅する物語。
※人によっては胸糞の悪い話や気分が悪くなる話がありますがご理解下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 08:00:00
354734文字
会話率:45%
人間と魔物が日々互いの生活圏を掛けて争い続ける世界。
悲しきかな…人間と魔物は相対する定めであったのだ…いや、そういう定めだったのだが…。
ある日、後に勇者と呼ばれる事なるパッとしない青年は言った。
「世界平和、作ろう」
青年は世界平
和の為に奮闘した。
人間も魔族も、ただの一人でさえも命を奪わずにだ。
幸い魔族は腕っぷしが物を言う風習だった為、青年は次々に魔族達を治めて行った。
だが魔族だけでは無く人間の争いも治めなければならない、だがそれも青年の老若男女人魔無差別平等パンチで何とかした。
いつの間にか青年は勇者となり彼に集う仲間も増えた頃。
遂に人間と魔族の最高権力者を倒す。
先に人間を牛耳っていた協会勢力をボコボコに。
次に魔族を牛耳っていた魔王本人をボコボコに。
そして平和は訪れたのだ…!
真の世界平和、一切の差別が無く人間と魔族が互いを尊重しあい、男も女もそうで無い者も皆が日々前を向いて生きていける世界になったのだ!
勇者はやり遂げた。
こんな事凄い事をやり遂げたスーパーヒーローは…
ある日突然、姿を消した。
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失踪した勇者を仲間が捜索するお話です。
勇者パーティーは超強いので主人公最強系です。
勇者が世界平和を成し遂げたのでグロは無いと思います。
でも精神的にボロボロのズタズタになったりはします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-17 08:00:00
58737文字
会話率:60%
かつて人間と魔族が共生していたこの世界では、とある事件を切っ掛けに種族間の対立に発展してしまう。突如として病を患った妹を救うべく隣国へ向かった奇石野大輝は道中で命を落とし、自身に課せらえた使命を知る。契約して与えらえた「全現撤廻」と権能「神
の反逆」を駆使し、彼は世界をどう紐解くのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-24 01:38:49
855文字
会話率:48%
僕が人間と魔族の争いを止めるために戦います
最終更新:2025-01-17 23:55:34
6854文字
会話率:32%
人間、魔族、そして禁忌の力を宿す「穢人(けがれびと)」が支配する異世界――エルヴァレス。
穢人はその禁忌の力によって、すでに人間や魔族の限界を超えた存在となっていた。
長きにわたる人間と魔族の抗争は、穢人の台頭によりさらに混迷を極め、世界は
滅びへと向かいつつある。
そんな混乱の只中、現れたのが一人の男――仇波宗介(あだなみ そうすけ)。
彼が選んだのは、穢人を相手に戦うという無謀にも思える道だった。
普通ならば、現世界から来たただの人間に勝ち目などない。禁忌の力を持つ相手には到底及ばないはずだ。
しかし、それは早計だった。
宗介は「持っている」のだ。そして、それを使いこなすことができる――
技術の粋を集めた戦闘破壊兵器を。
今、異世界の戦場で、禁忌に挑む者が奏でる戦いの律動が響き渡る。
その先に待つのは救いか、それともさらなる破滅か。
宗介の戦いが、エルヴァレスの未来を変える。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 22:47:17
22748文字
会話率:44%