帝国最強の魔術師フィオナは子供の頃より過酷な生活を強いられてきた。体に制約の呪印を刻まれ、自由も娯楽もなく皇子の命令に縛られる辛い日々。
──もうやだ。エロ皇子大嫌い。眠い。楽になりたい。
そんな彼女の目の前に現れたのは敵国最強の剣士。あの
綺麗な蒼い剣で切ってもらえたら、この辛くてつまらない人生を終わらせられる。死にたいと願ったフィオナは彼の目の前で意識を手放した。
次に目覚めた場所は、牢屋ではなくふかふかベッドの特別室。敵だった男に世話を焼かれ、優しくされて大切にされて。毎日幸せなのはなぜだろう。
見た目は凛としたクール系、中身はぼんやりな女の子が甘やかされて幸せに過ごす物語(全18話予定)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-13 13:11:07
161380文字
会話率:37%
「此処は物語の世界なの。私はいずれ断罪されて幽閉された後、孤独と飢えの中で死んでしまう悪役令嬢なのよ」
ある日、幼馴染のマリーディアは、なんともとち狂ったことを呟いた。
ロバートは知っている。この世界は物語なんてものではない。
も
っと理不尽で窮屈でつまらなくて、それでいて愛しい世界だ。だってマリーがいるのだから。
愛する幼馴染のため、ロバートはひとまず彼女の婚約者となることにする。
いつかマリーが自分より好きな人ができたら、いつだって身を引く所存だ。
だって、僕より素晴らしい人は五万といるのだし。
僕はマリーが好きだけれど、マリーは断罪を恐れているだけで、避難のための婚約なのだし。
ロバートはマリーが幸せになれるなら、それでちっとも構わなかった。
一方のマリーはといえば。
ロバートがいつか『本物の恋』に落ちてしまって、自分をお飾りの妻にしてしまったらどうしようか、と不安に駆られていた。
だって、自分よりも余程素晴らしい令嬢はこの世に五万といるのだし。
ロバートは幼馴染の自分を哀れに思って助けてくれただけで、そこにあるのは親愛でしかないのだし。
なんて考えている素朴フェイスの強強ぼんやり主人公と、悪役やるにはちょっと向いてない小心者な美貌の公爵令嬢が、紆余曲折を経て無事に思いを確かめ合う話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-05 12:00:00
51218文字
会話率:27%
生まれながらにして、どこででも寝てしまうという性質を持っているエマにつけられたアダ名は「居眠り姫」。
そんな自分であるので、婚約者である第二王子が最近話題の男爵令嬢と楽しげにしている姿を見ても何とも思わず。欠伸をしながら、「この関係もそろそ
ろ無くなるのかしら」とぼんやりのんびり考えていたところ、学園の卒業パーティーで婚約破棄騒動が起こってしまう。
ここで自分も婚約者から破棄を言い渡されてるのだろうと思っていたが、やってきた婚約者の話を聞く内に、なんだか予想とは違った展開に……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-28 00:34:59
7918文字
会話率:35%
気がつくと異世界に転生させてくれるという神様の前にいた主人公、モモカ。転生特典に欲しいものはないかと言われたので……。
「よく見える目と記憶力、あとは要領のよさが欲しいです!」
貰えたのは、若い健康体に身分証、それから【ナビ】と、【
テキパキ】!?
異世界の商人さんたちに連れられて、乗るのはもふもふ達が牽く荷車♪
自己評価の低いモモカは、ほんの少しずつ成長しながら、のんびりまったり、あちこちを旅をします。
※ 主人公は戦いません。まったりのんびり。時々重いこともありますが、基本は元気に乗りきります。
※ 恋.愛要素はな……いと思います。
※ 練習作です。1話2000字ちょっとで、完結させることだけを目指してのんびり書きます。不定期更新です。
※ ジャンルを変更しました。 ハイファンタジー→ヒューマンドラマ
※ タイトル変更してみました。(旧題『よく見える目と記憶力、あとは要領のよさが欲しいです!』→『収納箱のモモカちゃん~モフモフ車に揺られるだけの異世界旅です~』→現状)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-06 12:44:31
84684文字
会話率:29%