『日本(越後)のミケランジェロ』とも称される幕末の木彫刻師、石川雲蝶(本名:安兵衛)を主人公として描いた小説。彼は江戸彫りの名門石川流の出身で名工誉れ高い彫師だが、一方で酒好き、博打好き、女好きとしての逸話が知られる。越後(新潟県)に作品が
数多く残るが、魚沼の永林寺に彫られた天女は、彼の妻とは別の女性がモデルとも言われる(真偽は不明)。彼と同時代に生きた江戸彫り御三家の嶋村流、後藤流とのライバル関係、盟友小林源太郎との交流等、木彫刻師としての成長と活躍を描く。
(この作品は実在の人物や彫刻作品を元にしたフィクションです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-05 22:00:00
19320文字
会話率:50%
新潟県にある、人の居ないリゾートマンション。そこに化け物が出る噂が立ち、オーナーから退治して欲しいと依頼され、退治屋の二人が現場に向かった。
胡散臭い黒ずくめで成金の男、風里五四九(かざり・ごしっく)。自作メイド服を来て銃器を持ち歩く少女
、来栖莉愛(くるす・りあ)。
二人は異能者と呼ばれる、いわゆる『超能力者』であり、人や化け物の退治を仕事にしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-26 23:40:24
16307文字
会話率:53%
まだまだ厳しい暑さの続く9月のある日、あまりにも非科学的な非常事態が新潟県南西部で発生する。なんと、工事現場の地面に埋まっていた大岩の中から伝承の中にしか存在しないはずの妖怪たちが姿を現したのだ。しかも、その妖怪たちは人間を食料としか思って
おらず、数を増しながらより多くの食料を求めて都市部への侵攻を開始する。この事態に当初は警察力での対処を試みたものの失敗し、自衛隊による対処が政府の安全保障会議で決定された。そして、特異なケースとしてデータを欲しがるアメリカも強引に介入し、日米合同任務部隊による妖怪掃討作戦が開始されるのだった。
※秋月 忍様主催の『和語り』企画への参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-14 23:57:06
9534文字
会話率:28%
阿久津蒼介は東京志向の高校生である。地方高校生は誰しも卒業すれば東京を目指すものだと信じている。柳瀬千紗都のような、地方に生まれ、地方で育ちながら、地方を愛する方がよほどおかしいことだと疑わない。
そんな蒼介のような若者の考えを変えるた
め、今日も柳瀬千紗都は新潟をプロデューする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-30 22:00:00
65354文字
会話率:54%
瀬田は仏師である。飯田地方の展示即売会に誘われて仏の彫刻展示会を見に行く。そこで安曇ちかという不思議な美女に出会う。彼女をモデルに観音像を彫ることを決意する。制作のため、彼女の家に一泊する。
彼女の住まいは飯田地方の山奥、風越山の麓の白
山社奥宮の西側にある。山深い茅葺きの田の字型の粗末な住まいだが、瀬田は、妙に懐かしい気分になる。
安曇ちかは酒を買ってくると言って、家を留守にする。奥の部屋を覗かぬようにと言い残す。好奇心に負けた瀬田は部屋の中を見てしまう。そこの床下に3体の白骨死体があった。びっくりして部屋を飛び出した瀬田が見た物は荒れ立てた家と、鬼と化した安曇ちかであった。
鬼と化したちかは瀬田を五助と呼び、彼を殺そうとする。瀬田は必死に何故殺されるのかその理由を問う。瀬田の意識は過去生に飛ぶ。
瀬田の前世は新潟県糸魚川市、姫川の本流近くにあった梶谷村の五助だった。安曇ちかの棲む白山社奥宮を中心とした上下部落に塩の行商に行くのを、生業としていた。
ちかは下部落に住み、両親と3人暮らし。狩猟を生業とし、五助と婚約していた。
その年の3日間の秋祭りが終わる日、神の嫁取り神事(神への生け贄行事)として、安曇ちかのに家の屋根に白羽の矢が立った。これは翌年の秋祭りにちかが神の嫁になる(殺される)事を意味し、家から出る事を禁じられる。
その事を知った五助は早朝に安曇ちかを家から連れ出して、村の総代に駆け込む。
「神の嫁は家を出た。もはや神の嫁ではない」五助は昔からの言い伝えを声高に主張する。その上で白羽の矢を射たのは上部落の旦那衆からわいろを貰った神主だと暴露する。
しかし、総代の家に駆けつけた行商の親方が五助を叱りつける。いつまでもその事を言い張ると、お前の家族は梶谷村から追放され、お前はこの部落の者に殺されると諭す。
五助は愛する安曇ちかの前でちかは家を出ていないと主張する。ちかは家に閉じ込められ、来年の秋祭りを待たず、家の中の穴倉に生き埋めにされる。
その事実を知った五助は各地を放浪して仏様を彫り、ちかの霊安かれと、祈りの生涯を送る。
自分の前世の事実を知った瀬田は、鬼と化した安曇ちかに殺してくれと願う。そしてちかの霊が慰められるようにと、死の直前まで念仏を唱える。瀬田の首を絞める鬼のちかの眼から涙が流れる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-21 10:02:40
31370文字
会話率:8%
東京の生活に倦んできた『彼』は新潟県魚沼市の大湯温泉にある旅館『源泉湯の里 かいり』を予約し、冬の新幹線で浦佐まで揺られ、お風呂に入ります。
入浴中に日常に倦んできた理由が走馬灯のように流れ、旅館で一泊した後、帰りの送迎車に揺られ、翌日の上
越新幹線で東京へ戻る流れです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-15 17:31:25
993文字
会話率:0%
平成最後のにいつレールフェスタ。
『彼』は『彼女』と信越線の列車に揺られて新潟市秋葉区の新津駅まで来た。
1番線では『ばんえつ物語』号の客車を開放して休憩所に充て、ビールやサブレ、駅弁、駄菓子の詰め合わせ、新潟市とJR、新潟県の酒蔵の3者が
タイアップした『新潟しゅぽっぽ』の飲み比べまで販売されている。
そんな10月6日の恋愛小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-08 11:38:36
1000文字
会話率:10%
陸上競技に打ち込む、
明るくて優しくて少しバカな
高校生 酒乃神(さかのじん)
神の充実した毎日に突如訪れた悲劇。
復讐の為、己の欲を全て捨て、
大切な人に別れを告げ、
ひたすらその時を待つ。
そして、その先に待つのは・・・
最終更新:2019-04-28 15:46:45
27817文字
会話率:29%
凍える街、新潟の中で笑えないゴーストと泣けないスイセンによる物語。
新潟をテーマに書いた企画作品です。
最終更新:2018-12-16 18:01:27
5919文字
会話率:35%
西日本を襲った南海大震災の傷跡も癒えない二〇一X年五月十日、高句麗人民共和国の多数の船舶が日本の領海に侵入する事件が発生する。経済危機と中央アジア情勢の悪化で米軍は動けず、現場海域に急行した海上自衛隊の水上機動部隊も阻止に失敗。新潟県北部に
十二万人を超える高句麗兵が上陸する。悲惨な戦闘は避けられないとみられたが、時の首相、武立比留江は、たとえ自らが罪に問われたとしても双方に犠牲者を出さない方法でこの事態を収拾すると宣言。「滞留促進要員」として大量の女性たちを空中から投入するという奇想天外な作戦を実行する。その一人として選ばれた東京・北多摩に住む主婦、北熊由美も紛争地域に向かう。果たして彼女の運命は……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-05 19:00:00
196860文字
会話率:29%
本当にすてきなトンネルだった。あのきれいな峡谷のトンネルだ。
最終更新:2018-08-16 08:37:04
953文字
会話率:0%
―――『特別』を、大切な者達を護るために、あらゆる敵を屠る―――
「いらっしゃいませ!便利屋『魔喰』にどのような要件でしょうか?」
新潟県のとある市の雑居ビル二階にある、少し変わった名前の便利屋『魔喰』。そこは、犬の散歩から配水管修理
、不倫調査、家庭教師、等々と簡単なものから癖のあるものまでどんな内容の依頼でもそつなくプロ並みにこなす。
便利屋の中の便利屋、『魔喰』だが、他とは違う依頼も受けている。
それはどんなモノか?
例えば、見えないモノが視えたりする。
例えば、勝手に物が動き、宙に浮かぶ。
例えば、知らない声が何処からか聞こえる。
例えば、気づくと自分が居るはずのない場所に居る。
そう言った依頼者の周りで起きる摩訶不思議な出来事の解決依頼。
そう妖怪や幽霊、悪魔、妖精などの人ではない神秘のモノ達、怪異が起こす出来事を解決する『祓い屋』だった―――
奇妙な表と裏の顔を持ち合わせる『魔喰』。
その社長を勤める柔和な男性、御門秋にはある目的がある。それは、誰もが認めない、汚れ穢れた最悪の行為。
それでも、自分の『特別』を、大切な者を護れるなら。
「『最凶』としての力を振るおう」
………今日も便利屋『魔喰』に依頼はやって来る。
(マグネットでも掲載してます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-15 09:10:13
98081文字
会話率:34%
タイトル通りな内容です。
我々は普通に食べてるだけなんですけどね( ̄▽ ̄;)
最終更新:2018-08-10 08:37:01
900文字
会話率:0%
ある新潟県に位置する田舎の男子高校生、梶原一樹十五歳。
朝起きれば生計をたてるために新聞配達の仕事をしている。
学校ではいじめや面倒事にならないようにクラスメイトとは完全に距離をとっている。
そして帰りに蛇かつのごとく嫌っている唯一
の肉親である母親が認知症で入院している病院へと毎日世間体の為に通うのだった。
家に帰るとネット小説を書き続ける日々。
中学時代に辛い経験をして、人とはあまり関わりのない小説家の夢を見ている。
そんな日々の中、学校で一人の女生徒が彼に気にかけ物語の警鐘が鳴り、それを人は俗に言う運命と呼んでいる。
彼の生き甲斐はネット小説を書くこと。
その思いが誰かに届いていた。
それもすぐ側にその相手はいた。
「私だけのアーティスト」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-17 04:00:00
181583文字
会話率:26%
この作品は
NOMAR様 作:「県乱武闘!! 石川県VS新潟県」
の「リサイクル作品」です。
そして
由様 作:「県乱武闘!! 石川県VS新潟県~間に挟まれた富山県~」
の設定を引き継ぎつつ、その後の話を考えてみました。
NOMAR様には作品中ではまだ書かれてなかった設定を教えていただき、そして由様には富山弁の方言指導をしていただきました。
ですので、上記2作を読まれた上で、お楽しみください。
NOMAR様が「思い切りやってよい」とおっしゃってくださったので、本当に思い切りイジりました。
NOMAR様のあの緊迫した世界観……加瀬優妃がイジるとどうなるのでしょうか!?
……てな訳で、始まり始まり~。
短期集中連載となります。全6回です。
毎日「13時」「21時」の2回更新でいきます。
3月5日完結予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-05 21:00:00
15368文字
会話率:63%
両親のスパイ容疑による死刑判決をきっかけに、北朝鮮から脱北した舞踏家のミキ。上海で父親の親友である日本外務省官僚の平野哲(さとる)と再会し、平野の養女となりニッポンのコンクリートジャングルへと足を踏み入れる。
一方、中国で無戸籍だった健
ちゃんは巨万の富を得た兄弟によって都市戸籍を得て外科医になるも、臓器移植に手を染めることになって、やむなく外科医を辞め、平野哲の協力を得て売れっ子作家に転身。
七夕の日、平野哲の紹介でミキと会い意気投合し、上海の夜を楽しむ。
だが、発禁書を出した彼は公安から逃れるべく早朝にタイへ逃亡。2人はニッポンへ亡命した暁には「七夕の夜、2人で満天の星を見よう」と約束する。
1年半後、健ちゃんは平野哲のお陰で日本へ亡命を果たし、愛知県で鳶職に就いた。ミキが日本へ亡命する半年前のことだった。
約束の7月7日が2人に訪れるが、“時差”があってすれ違う。
それを知った平野の妻・洋子は2人の仲を取り持ち、2人は晴れて結婚へ。
その後、ミキ夫妻は児童養護施設にいたビルマ人亡命者の少女と出会う。
少女は両親を交通事故で亡くし、失語症に加えて歩行困難で車椅子に乗り、孤独だった。
そんな少女の心を開かせたのは同じ亡命者のミキ夫婦だった。
少女はやがて言葉を取り戻し、ナナという名でミキ夫婦の養女となる。
家族となった3人はささやかながら幸せな家庭を築いていく。それが結実したのが1年後の大阪マラソン。3人一緒に完走した刹那、ナナのトラウマは解き放たれ、車椅子から立ち上がって歩き出す。
その夜、ドンチャン騒ぎの3人の前に現れたのは隣に引っ越してきた水田豊部長刑事。夜にやかましいと難癖を付けたかと思えば「何かあったら連絡を」と名刺を置いていった。ミキはその男が刑事だと知り、驚愕。夫には直隠しにする。
水田はこの亡命家族を救う監視要員として政府から派遣されたのだ。その妻は霊媒師のアザミン。
それから半年後、桜満開の奈良県吉野でジョギング中の平野哲が凶弾に倒れる。その前日にはミキたち家族と楽しく過ごしていたのに…。奈落の底に落とされた亡命家族。そんなミキのお腹に新しい生命が宿り、家族に笑みが戻る。
しかし、ミキが出産した直後に初恋の相手で塙光男と名乗る北朝鮮のスパイがミキを誘拐。ミキが目覚めた場所は塙が市長を務める新潟県大合併市だった…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-26 19:00:00
148710文字
会話率:37%
石川県と新潟県の闘争の間に挟まれ、漁夫の利を狙う富山県。
これはそんな富山県のあるお宅の話。
※「県乱武闘!! 石川県VS新潟県」NOMAR様作のリサイクル作品です。
最終更新:2018-02-22 22:52:31
5110文字
会話率:4%
新潟県七日町
ここは雪深い田舎町
そんなところに住む青年雪平と少女ちーと近所の人達のおはなし。
最終更新:2018-02-05 03:16:51
4470文字
会話率:50%
俺は佐山光一、27歳の独身サラリーマン公務員だ。
東京のとある自治体で働いていた俺は金穂市役所への異動を部長から告げられた。嫌々行くことになった新しい職場には、市役所としてはあり得ない事がたくさんあった。
最終更新:2017-12-29 16:48:10
16834文字
会話率:22%
経済破綻寸前の日本。ヤクザの取り引きに乗り込んで来たのは悪名高き石川県。だがそこにひとりの男が現れる。彼は新潟県の――、県と県が争う時代。生き残るために、天下を取るために、今、石川県と新潟県が激突する。
最終更新:2017-12-10 22:20:26
11187文字
会話率:41%
《祝》
平成29年度新潟県高等学校文芸コンクール
「高校文芸」第32号
入賞を頂きました!!
【あらすじ】
高校で文芸部に所属している「矢木野美弥」は、ある日、些細な揉め事から自分の居場所を見失い、文芸部を逃げるように去ってしまう。
い
ざこざの原因となったのは、彼女がコンクールに出品した作品二つについて。
一つは「極彩色の空」
もう一つは……「雲泥」
彼女に訪れた数奇な出会い。
それは一体、彼女に何をもたらすのか?
『たった一つの作品が、人生を変えることがある』
”ハッピーエンド”へ続いてゆく、その軌跡をお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-09 10:48:09
9179文字
会話率:36%