【※ネタバレあらすじを最下部に記載してます】
「なんで、みんなみたいに悔しくないんだろう……」
高校時代、吹奏楽部の夏の大会で大きな挫折を味わった金海いちか。
もう楽器はやらないと決め、寂しい大学生活を送っていたある日、
ビッグバンドの甲
子園『ヤマノビックバンドジャズコンテスト』に誘われ、強く惹かれてしまう。
高校時代の後悔を晴らすため、意を決してビッグバンド部に飛び込んだいちかだったが、部は問題児多数&解散寸前で……
部の存続へ、そして、夢の大会出場へ。
独りぼっちだった少女は、新たな世界へ足を踏み入れる。
【ネタバレあらすじ】
高三の夏、金海いちかは吹奏楽部に退部届を出していた。
大会への熱についていけず、部長の美雪とも衝突していたからだ。
コンクールで惨敗するも悔しさを感じないいちかだったが、偶然目にした甲子園中継で、高校球児たちの全力で走る姿を見たことで、本気で走らなかったから悔しくないのだと悟り、後悔の涙を流す。
卒業後は音楽と縁を切ったいちかだったが、大学生ビッグバンドの祭典「ヤマノビッグバンドジャズコンテスト」で青春をジャズに捧げる学生たちに出会い衝撃を受ける。
勢い余って母校のジャズ部を訪れるが、そこは廃部寸前の不良の巣窟だった。
いちかは部員集めに奔走しつつ、ヤマノ出場を夢に見るようになる。
その過程で、部長の翠がイップスにより表舞台から去った元天才ピアニストだと知る。
いちかは翠の弟の碧音と共に彼女の治癒のために動き始める。トラウマ的存在の美雪の入部も勝ち取り、状況は上向く。
しかし、部員の士気の低さに焦ったいちかの行動で翠は再びイップスを発症。部は崩壊する。
全てを諦めた碧音が楽器を橋から捨てる瞬間を目撃し、自責の念に駆られたいちかは楽器を回収するため冬の川に飛び込む。仲間を蔑ろにしていた自分に気づきながら、意識を失う。
目を覚ますといちかは病院のベッドの上だった。見舞いに来た部員たちに川で気づいた思いを吐露する。
再始動した部はなんとか予選を通過。夢の本選で翠はイップスを克服し、部は会心の演奏をする。
演奏後、観客の女子高生がいちかに声をかける。彼女もまた全力を出さなかった過去を悔い、泣いていた。
いちかは彼女を励ましつつ、いつの間にか今の自分は過去の自分が憧れていた存在になれていたのだと悟る。いちかの目には涙が溢れていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 23:53:26
145950文字
会話率:33%
大テーマ
現実と仮想にまたがる、新しい世界と新しい人間関係の模索と創造
あらすじ
小説を愛する高校生八人が、国策プロジェクトに巻き込まれ「物語を通じて世界を創っていく」お話。
日本政府は、地球温暖化対策の切り札として、生産・消費活動を抑
えるために『仮想世界の創造と移住』を計画している。その世界をデザインを任されたのは、小説コンクールのファイナリストとなった八人の高校生たち。彼ら彼女らは那須にある政府の研修センターの合宿所にて『新世界の創造』に取り組む。
ヒロインは、グランプリ受賞者城崎瞑(きのさきめい)。彼女には一緒に生まれてこれなかった双子の姉、城崎舞(きのさきまい)がいて、瞑はこのプロジェクトを利用してバーチャルの世界に舞を蘇らそうとしている。
語り手は順グランプリの湯沢誠。瞑とパートナーを組んで新世界をデザインしながら、舞の探索と復活に協力する。
七日間の合宿で、構築されつつある仮想世界を巡り、瞑と誠は、舞と出会うが彼女はこの世界で生きていくことを拒む。
①果たして、瞑と舞はともに仮想世界で生き、理解しあうことはできるのか?
②人間とAIで創造されたノン・プレイヤー・キャラクター(NPC)ははたして心を通わすことができるのか?
③新世界を創り出し、生産活動から精神活動へのパラダイムシフトを引き起こすことができるのか?
この物語では、この三つの問いに対する答えを探し求め、これらを実現する新しい世界観を提示します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 21:10:00
176414文字
会話率:44%
これは、イタリア北部の寒村で起こった事件。
美顔を隠しネットで特定屋をしている青年(18)は祖父と七人殺しの容疑をかけられる。
彼に救いの手を差し伸べたは、イタリア一の資産家ロレンツォ・ディ・メディチ(45)
ただし救出には条件が。
それは、姿を消した息子アンジェロ(18)の失踪理由を探ること。
彼は、世界的なピアノコンクールを前にして養子縁組解消の届出書にサインをし姿を消していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 20:04:23
88827文字
会話率:36%
長崎の島原市にある大三東(おおみさき)高校に、東京から美少女がやって来た。名前は雅楽川実音(うたがわみお)。彼女は以前、吹奏楽の強豪校にいたらしい。弱小吹奏楽部の音和海(おとなぎうみ)は、彼女を勧誘する。
「一緒に全国目指そ!」
「ごめん、
できない」
果たして、無事に実音を入部させられるのか。そして全国大会へ行くことができるのか。
実音に恋する海の幼馴染で野球部の暾大護(あさひだいご)や、個性豊かな部員達、頼りない顧問や地域の人々。様々な出会いや経験が、彼女達を強くする。
それぞれの恋模様も気になる、本格吹奏楽ストーリー。
現役の吹奏楽部員にとって、この作品が少しでも役に立てば嬉しいです。経験者の方には「そうそう、そんなことあったなぁ」と懐かしんでいただけると思います。吹奏楽未経験の方も、高校生達のキラキラな青春を楽しんでください。曲名が登場した時は、是非音源を探して聴きながら読むことをおすすめいたします。
また、長崎の島原市をはじめ島原半島の魅力も伝われば幸いです。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
GW中は、毎日2話ずつ更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 23:41:03
568211文字
会話率:49%
ある音大卒業、指揮者志望の女性。コンクール敗退の夜、彼女はバーで飲んだくれ、路上に倒れ交通事故で命を落とした。あっけない結末だが、死ぬ間際の諦めたくない執念を買われて、彼女は新しい世界で夢の続きを追うチャンスを得た。生まれ変わる彼女は異世
界の恵まれた境遇に喜び、異世界のいびつな音楽史に驚愕、そして創作の自由を奪う異世界の悪法に反旗を翻すと決意――
これは異世界に転生してもやることがあまり変わらない。ただひたすら音楽の道を進む物語です。
基本的に章ごとに一曲(たまには二曲以上)を紹介する形式で進行します。もしこの作品を読んで興味をもってくれたら、ぜひ作品中に登場する楽曲を検索してみて、文字と音楽を同時に味わってくれたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 19:30:00
105223文字
会話率:39%
何かを諦めて。
代わりに得たもの。
色部誉にとってそれは、『サンバ』という音楽で使用する打楽器、『スルド』だった。
大学進学を機に入ったサンバチーム『ソール・エ・エストレーラ』で、入会早々に大きな企画を成功させた誉。
かつて、心血を
注ぎ、寝食を忘れて取り組んでいたバレエの世界では、一度たりとも届くことのなかった栄光。
どれだけの人に支えられていても。
コンクールの舞台上ではひとり。
ひとりで戦い、他者を押し退け、限られた席に座る。
そのような世界には適性のなかった誉は、サンバの世界で知ることになる。
誉は多くの人に支えられていることを。
多くの人が、誉のやろうとしている企画を助けに来てくれた。
成功を収めた企画の発起人という栄誉を手に入れた誉。
誉の周りには、新たに人が集まってくる。
それは、誉の世界を広げるはずだ。
広がる世界が、良いか悪いかはともかくとして。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 17:13:30
10393文字
会話率:9%
プログラマーが書きました。
普段は睡眠解析AIを使用したサービスの開発をしていますが、アニセカ大賞なるコンクールが開催されているのを知って睡眠とAIをモチーフに小説を書いてみました。
といっても、別に専門的な内容は含んでいませんので、気軽
にお読みください。
以下、あらすじ。
高校2年の2学期中間試験初日。
試験後に体調を崩した僕は、隣りの席の安峰さんの付き添いで保健室を訪れてベッドで眠った。
僕がふと目を覚ますと、隣りのベッドで眠っていた安峰さんが、校庭を巨大なミミズが這い回っていることに気付く。
危険を感じて屋上まで避難した僕たちは、そこで壊滅した東京の街を目にする。
そんな時、突然、屋上の平場に六芒星の紋様の光が生じて、中からケット・Dと名乗る黒猫のデーモンが現れる。
ケット・Dによると、僕たちが見ている光景は基底世界――137年後の東京で、手を打たなければ僕たちの世界もいずれワームによって壊滅させられてしまうという。
137年後の世界から僕たちの世界にワームがやってくるのは3か月後。
それを食い止めるために、ケット・Dは僕たちを137年後の世界に転移させたのだという。
ケット・Dは僕たちに〈SOS〉というスマホのオペレーティング・システムをインストールするように求める。
〈SOS〉はユーザーによってインストールされるアプリが異なるようで、安峰さんがインストールしたアプリは〈スリープ〉、僕がインストールしたアプリは〈タイムボム〉だった。
ケット・Dによれば、LVを上げれば新しいアプリをインストールできるらしい。
僕たちはアプリを駆使してワームを倒して世界を救えるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 20:11:59
70266文字
会話率:42%
ーーー世界的指揮者となった石上陽(いしがみ・よう)は、46歳の時に突然の事故で亡くなる。
彼が目を覚ますと、それはかつての小学四年生の自分自身であったーーーー。
彼は中学に入るとすぐに、ドイツに留学。中学三年にして、若手指揮者の登竜
門であるシャルズール国際指揮者コンクールで最年少優勝、さらに聴衆賞を受賞。
中学三年の秋、日本に戻った彼は、各種メディアからその後の去就について注目されていた。
しかし彼が起こした行動は「(かつての母校である)地元の公立高校」の受験。
彼の二つの瞳は、想いとともに静かに燃えていた・・・。
〜〜〜〜〜〜〜〜
アクセスしてくださりありがとうございます。
週一回更新予定です。
本作を読んで少しでも面白いと思っていただけたなら、
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何卒よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-27 16:45:01
102004文字
会話率:34%
大学生の雲井すみれは、高校時代からの先輩である千尋から美術部への入部を勧められ、入部する。それから一年後、美術部の中で次の絵画コンクールで賞を取れた部員で、あるゲームの役職を決めることになる。賞を取ることができなかったすみれだったが、部長の
大志から、誰もやりたがらない、回復魔導士をすることを命じられて……。
回復魔導士の異世界冒険譚、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 09:00:00
92173文字
会話率:31%
受験を控えた中学三年生。
皆、合唱コンクールに時間を割く余裕などなく、課題曲の伴奏者は空白のまま。
重苦しい空気に耐えかねた緑川は、どうにかなると安易な気持ちで引き受けてしまうけれど……
『あれ、俺、楽譜が読めない』
早速焦る緑川。
自
由曲の伴奏者になった、ちょっと気になるピアノ女子、桜庭に助けを求めることになって?
☆三話で完結予定です。
☆辻堂安古市さま、幻邏さま共同主催
『クリームソーダ後遺症祭り』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 22:19:04
11356文字
会話率:35%
サッカー部で挫折し不登校からの吹奏楽部でホルン担当になったら想像以上に辛いけど何とかなるものだなと思った話。
年少から小6までサッカーずくし。
中学ではもちろんサッカー部入部。
そこで、色々うまくいかなくなってしまい不登校。
ある日よう
やく登校した時、吹奏楽部の勧誘を受けて途中入部してホルンを担当。
全く経験したことがない人間関係や初めて音楽を奏でることの面白さに気づいたら、はまってしまった。
よくある中学生の吹奏楽部員の日常と成長と変化と周りの環境を描いた男の子のエッセイのお話。
まずは夏の吹奏楽コンクールまでのお話。
今後、コンクール以降編、2年、3年の卒業までと、番外編でサッカー部編なども予定しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-20 22:59:40
346152文字
会話率:23%
星山真名の通う私立小町女子高等学校では、創立100周年記念行事として《校内文芸コンクール》を開催することになった。
ある理由から小説を書かなくなった真名だったが、憧れの作家が審査員であることを知り、久しぶりに小説を書いてみようと決意。
誰にも見つからぬよう、早朝の教室で一人こっそり書いていると、同じように秘密でピアノを弾いている少女・月代有希子と出会う。ふたりは秘密を共有し、仲を深めていくが、お互いにまだ言えない秘密があって……。
鎌倉を舞台にした、ふたりの少女の青春と創作と恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-20 08:00:00
49039文字
会話率:43%
吹奏楽部に所属をしている中学1年生の『私』は、夏の吹奏楽コンクールに向けて毎年行われている合宿に参加していた。
合宿中のある夜、部長の紺野先輩が部員全員を呼び出しこう言った。
「これから俺たち3年生が、皆を素敵な夜のランデブーに招待しよう
」
3年生からの贈り物に『私』は胸を踊らせた。
夏の夜に起こった、青春の思い出のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 12:06:48
3688文字
会話率:29%
最後の合唱コンクールとにかく私は優勝したい。
最終更新:2024-11-14 18:22:22
730文字
会話率:0%
全国吹奏楽コンクール。結果はダメ金。全国への切符は惜しくも逃してしまった私立天ノ川学園吹奏楽部。三年生達は受験の関係で、今日が引退の日だった。後輩達は先に帰し、三年生だけで打ち上げをした帰り道。保護者達の厚意で用意してもらったバスが事故に
──
事故の衝撃。死にゆく感覚。燃える炎。全てを記憶し、藻掻きながら目を開けると目の前には自称神サマが! 神の娯楽のために異世界で冒険することになってしまった。理不尽ながらも娯楽のためなら手を貸してくれる神と、頼もしい(?)仲間達とともに、私立天ノ川学園吹奏楽部の冒険譚がいま始まる!
処女作となっております。読みにくかったり、誤字脱字がありますがご了承ください。毎週火曜日投稿予定
⚠こちらの作品はフィクションです。犯罪紛いのことが正当化されているところもでてきますが、犯罪を助長させる意図はありません
⚠同性愛の表現が出てきます。苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 17:37:52
12488文字
会話率:55%
みどりは、クラスメイトの朱莉に脅されて夏休みの作文を代筆する。コンクールに応募された作文は入賞を果たし、朱莉は表彰台でスピーチをすることになるのだが、その作文には仕掛けがあって――?
冴木&有栖川シリーズの短編第六弾。
最終更新:2024-11-10 19:00:00
14661文字
会話率:52%
渡辺乃璃香、読書家の中学一年。
小学校の頃から密かに好きだった多田志明、通称「タダシ」にもっと近づきたくて、わざと悪い点を取って夏休みの補習授業を受けることになった。
補習ならばタダシ憧れの完全無欠美少女、みのりが絶対にいないからだ。
個性
的な補習メンバーに出会って、補習授業は予想外に充実。
補習が終わっても担任の尾路先生の頼みで、みんなで中学生ラジオドラマコンクールに応募することに。
タダシに大接近!乃璃香の片思いはの行方は。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 14:03:38
43918文字
会話率:49%
合唱コンクールに賭ける千里。本番前日、練習曲「南国土佐を後にして」が第二次世界大戦中、中国大陸に外征した高知出身の兵士たちから自然発生した歌と知る。翌日のコンクールで、曲に込めた故郷への憧憬を歌い上げるうち、戦場に散った青年兵の感情とリンク
。時空を越えて共鳴する歌声が、タイムリープを引き起こす。果たして、コンクールの結果は……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 00:43:28
2427文字
会話率:29%
この詩は、私の中学高校時代のブラスバンド活動の思い出を元にしています。
最終更新:2024-10-18 19:10:00
951文字
会話率:0%
高校生の佐藤悠真は、音楽家になる夢と現実的な進路選択の間で葛藤していた。親友の舞の影響で音楽コンクールに挑戦するが敗北し、挫折を経験する。しかし、哲学書との出会いで「失敗も成長の一部」と気づき、夢を諦めず再び音楽を追求する決意を固める。最終
的に音楽学校に合格し、舞もアーティストとして成功を目指す中、二人はそれぞれの夢に向かって前進し続ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-10 00:33:55
7963文字
会話率:27%