大貴族の孫だったが、一族のほとんどが隣国に亡命。その前代未聞の事件によって、家が断絶、自分も騎士籍の剥奪というの憂き目にあうが過去の栄光と政治的工作により、
一代限りの騎士としての身分を保証される〝一世騎士籍〟を再取得した騎士の物語。
主
人公ジロは、幼少時二つの夢を持っていた。最初に持ちえた夢は、騎士としての出世という道から転落する。しかしいつしか、子供の頃の他愛のない夢であった、祖父の残した神秘を求める事業を受け継ぐ事を目標と掲げた。
幼少のジロや幼馴染が目を輝かせながら聞いた、祖父やその仲間達が残した数々の冒険譚。
その多くはその事業から生まれたものだった。
その夢を受け継ぐために、隠れ蓑としての道具屋経営に乗り出すが、そこは世間しらずの貴族のボンボン。
売り上げが全く伸びない。
そして店の経営に集中したいものの、そこには宿敵や、友人家の政敵や、ギルドや、しがらみやら、魔族が入り乱れて、なかなか上手くいかない日々を送る。
主人公が歴史の表舞台ではなく、裏でこっそりと大活躍(暗躍)する、そんな物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-01 18:45:51
587235文字
会話率:40%
天仙の裔が統べる国、祥。未だ神代の跡が残る時代に、かの皇帝と少女は出会った。
一族郎党の命を盾に、祖父の政敵に脅され、心交わした幼馴染みと引き離されて後宮入りすることになった少女、水 双玉。
しかし籠絡せよと命じられた、頼みの綱の当代皇帝
は、バカ殿との前評判通り、限りなく謎な人物であった。
少女は思う。私がどうにかしなきゃこの国、沈む!と。
——————それが盛大な空回りとも知らず。
謀反を企てる宰相、狐狸妖怪が可愛く思えてくる腹蔵しかない後宮の妃嬪たち、暗躍する第三組織。再度、現れる初恋の君。
双玉たちは皇宮に渦巻く諸々の思惑を制し、宰相をぶっつぶすことができるのか。
後の世に前祥随一と評される栄華を極めた治世を誇った、恭景帝の御代のお話。
似非中華ファンタジー。R15は保険です。ルビは適当に振ってます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-19 10:14:01
25457文字
会話率:40%
魔族と人間族が争って数百年。戦争が終わり、結果は魔族の辛勝となった。ふうつかれた、やっとおわった、やれやれ魔王として打ち上げのひとつでも開いてやるか。魔王は魔族をねぎらうつもりで戦争の祝勝会を開いたが、そこには誰も来なかった。
「なぜ誰も祝
いにこないのだ!」
怒りに震えた魔王は、癒しを求めて政敵だった勇者となんやかんやで合コンに行くよ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-08 00:20:24
24640文字
会話率:45%
エミリア=フィル=ザルブベイルは牢獄の中にいた。
外から聞こえてくる歓声は自分の両親、兄の処刑が執行された事を示していた。
ザルブベイル家はフィルドメルク帝国において皇室につぐ名家であったが、政敵に陥れられ無実の罪で一族もろとも処刑
されることになったのだ。
最後に残ったエミリアは皇太子アルトスの婚約者であったがそこには例外はない。むしろ皇太子アルトスの稚拙な婚約破棄を政敵が利用したのである。
家族、一族が次々と処刑され絶望にそまる中にあってもエミリアは静かに処刑を心待ちにしていた。
すべてはこの国に報復するために……
* * *
婚約破棄モノを書いてみようとなったらなぜかこうなってしまいました。長くかかりませんのでよろしくおつきあいください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-31 00:00:00
126382文字
会話率:49%
とある世界での物語――
これは、よくある転生者が異世界で活躍する物語――
しかし、ただひとつ違うのは――
そこは、どこか見たことのあるような異世界。
中世の西欧風の石畳、石造りの街並みが広がりながら、近代文明へ片足をかけたのか町中では動く
無機物を見かける。遠くの街並みからは煙突が延びるのが見え、工業的黒煙が白い雲海へ墨汁をそそぐ様にして混ざってゆく。
それでありながら、町の外には多くは無い魔獣が生息し、深い森や原野が存在しつつ共存し合っている。
人類は未開の領域への野心を持ちながらも、どういう訳か言葉を交わせる筈の人間同士での争いは尽きず、その人類領域のパイを広げるより奪い合う事の方が多い。
そして、貧しかったとある公国は、些細なきっかけで飛躍的に国力を延ばし、弱小国として虐げられてきた積年の恨みを晴らすかの如く周辺国家を侵略し、帝国としての繁栄の道を切り開いた。
そこへ、国境を接した魔法大国として伝統と平和を守り続けた王国は危機を感じ、神に祈りを捧げて戦争を決意した。
神はこの祈りに応える形で、異世界の知識を有する一人の男を冒険者として超常の力を持たせて送り込む。世界の和を乱す悪の帝国を滅ぼせ、と。
異世界人は幼くして英知を披露、多くの人々の支持を集めて兄弟を退け家督を相続。貴族でありながら民主的で慈悲深い施策を行い、反発する政敵を滅ぼしながら王国内での発言力を日ごとに増していく。しかし、しがらみを疎ましく思ってか信頼できる親族に家督を譲り渡して隠遁生活を目指す。
個人では冒険者としても一流の実力を身に付け、数々の問題を解決しては人々に感謝され、もはや目的の隠遁生活はどこへやら。王国内では広く存在が知れ渡るようになった頃。ついに王の依頼で帝国との戦争への力添えをする事となった。
そして、あらゆる武術に加え、膨大な魔力と使える魔術の数、前世の記憶を屈指して軍事強国となった帝国へ挑み、勝利を重ねていく……
と、此処までは世にありふれた異世界超能力者の英雄譚。
ただ、この物語でただひとつ違うのは――
――これは、敗北者たちの命の軌跡で紡がれる物語――
――つまり、帝国の人々を中心とした物語だ、ということである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-27 00:47:25
10224文字
会話率:38%
志島進、高校二年生。
歴史と武術が得意な彼が飛ばされたのは、よくあるゲームに似た異世界だった。
だが、物語の主人公・勇者の役職を貰ったのは、進ではなく親友の狩野真人。
そう、彼に与えられた役職は「王になること」。
魔族・他国・政敵。
彼は人心を掴んで、魔族を倒し世界を平和に導けるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-12 21:46:36
116016文字
会話率:33%
とある貴族の愛人の子供として生まれたナルは、十歳まで母とともに放っておかれた。しかし、十歳になったその年。父親と正妻との間に生まれた長男が、父親の政敵の暗躍により呪われてしまう。
このままでは命がないという長男を救うため、ナルが代わりに呪い
を受けることになってしまった。
長男の命は救われ、ナルは母の元に変わり果てた姿で戻され、用済となり死んだと思われた以上、父親にとって愛人である母も家を追い出されてしまう。
以前、投稿した【身代わりで呪いを掛けられたら、女の子になった件】の連載版です。
一部修正しましたが、4話までは短編と同じ内容となっています。
この作品の中に登場する聖女や初代王の伝説の真相が読める【戦乙女の道楽紀行】ですが、【マグネット!】への引越しが完了したので削除しました。
こちらでの閲覧、評価、ブクマありがとうございました!m(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-12 13:25:44
71156文字
会話率:22%
とある貴族の愛人の子供として生まれたナルは、十歳まで母とともに放っておかれた。しかし、十歳になったその年。父親と正妻との間に生まれた長男が、父親の政敵の暗躍により呪われてしまう。
このままでは命がないという長男を救うため、ナルが代わりに呪い
を受けることになってしまった。
長男の命は救われ、ナルは母の元に変わり果てた姿で戻され、用済となり死んだと思われた以上、父親にとって愛人である母も家を追い出されてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-26 20:32:02
14296文字
会話率:23%
主人公サッシャは違法の蘇生魔法が使える。政敵に知られ処刑から逃亡。
【家出娘】主人公の紅絹はダンスパーティーで相手を選ぶ事になった。
【洗濯×選択のコロムビーナ~弟と婚約者が修羅場すぎる】主人公セレンは疎遠な幼馴染と仲直りしようとしていた。
【海底魔女のマインドプリンス~執着的な彼はどこまでも追いかける】主人公エルダエッタは想いを寄せる彼を追いかけ陸へ。
【オオカミ女とシュヴァイン】・主人公ウルフィーナは人狼族。
【マインド・アクアプリンス】主人公アギーラは人魚の末裔。
【道化の少女】主人公レピエッタは濡れ衣から犯人探しをする。
【グリンティア・ラプローズ~植物の国の王女はネクロフィリアのフリをしたい】主人公は魔法使いに幽閉された。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-08 08:00:00
7795文字
会話率:47%
絶世の美貌と天性の才覚を誇る姫騎士アイーシャ。
しかし冷酷でプライドが高い悪役令嬢な彼女に心から優しくしてくれるのは若き王子クルジュだけだった。
当然、アイーシャは王子クルジュを愛していた。異常な、歪んだほどの愛を抱いていた。
そして
クルジュは末の王子であり、王位継承への道は遠かった。
そんな愛するクルジュにアイーシャは(一方的に)報いるため、彼を王にすることを決意した。
才覚の限りを尽くして愛する若き王子を玉座につけるのだ!
頑張れアイーシャ! 政敵も恋敵も蹴散らして想いを成就させろ!
行け行けアイーシャ! どんな手段も愛のためなら許されるぞ!
『ディリオン群雄伝~王国の興亡~』
http://ncode.syosetu.com/n0918ci/
と同一世界観。一緒に読むと良い事がある。かもしれない。
ハーメルン、http://seesaawiki.jp/delion/にも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-08 12:38:03
32425文字
会話率:48%
王太子レオンハルトと公爵令嬢シャーロッテは、政略でありながらも愛情を抱いた婚約者同士。
だがある日、離宮で過ごしていた時に、政敵である宰相の息のかかった者の襲撃を受け、王太子はシャーロッテの身代わりに爆風を受けて頭を打ち、記憶喪失に。
王太
子が忘れているのはシャーロッテの事のみ。シャーロッテは半年間、献身的な介抱をするが、「思い出す事も出来ないきみと結婚は出来ない」と告げられる。彼の背後に寄り添うのは宰相の娘。
絶望したシャーロッテは……。
※婚約破棄ものですが、テンプレとは言えません
※一時間足らずで書きましたので、大した内容はありません。暇つぶしにどうぞ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-15 19:46:21
2344文字
会話率:48%
悪役令嬢が平和をダシに世界征服!
大戦終結後の機運に乗じ、高級貴族令嬢デモクラシアは反戦平和運動により人気を集め、議員に当選する。さらに彼女は自身が結成した反戦平和団体を操ると、政敵を「平和の敵」と指弾して排除。粛清の嵐を吹き荒らして、国
政を掌握する。それでも彼女は飽き足らず、平和の名の下に世界統一を――さらに「その先」を目指す!
(要はヒトラーやスターリンめいた悪役令嬢が、権力掌握・対外戦争に挑戦する話です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-14 01:37:30
132261文字
会話率:29%
異世界から現れた魔王と、勇者の戦いに巻き込まれる日本人の物語。
時代は現代の日本。
今そこにある脅威と、法律と政敵、政局に翻弄される日本政府。
勇者達は日本政府に出鱈目な要求を突きつけた。
そして、紳士的な異世界の魔王と、自称優秀な
側近の突然の官邸訪問。
日本の危機に乗じて、利を得ようとする他国。
強力な力を持った者達の出現に、世界が巻き込まれる。
引退迄残り半年と思っていた総理大臣岸は、老体に鞭打ち前代未聞の日本の危機に立ち向かう。
官邸~接触までがプロローグ的な感じです
R15は念のためです。
いつ入れようか悩んでいた話を、30話に挿入しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-10 16:12:36
120883文字
会話率:35%
江戸城の権力者である土井大炊頭利勝は、七人の根来忍びに命じて、宇都宮城の城主である政敵・本多正純の失脚を企んでいた。それに対して、のちに鍵屋の辻での敵討ちで名を馳せる若き剣士・荒木又右衛門は、正純の実子・正勝らとともにその陰謀に敢然と立ち向
かう。はたして、伊賀の忍びにしてのちの大剣士と奇怪な忍術射撃の激闘の行方はいかに?
(転生・タイムスリップ等はありません)」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-20 18:00:00
131354文字
会話率:28%
「将軍家は女だ」
源実朝の叔父、北条義時は御家人(ばかども)の悪口に飽き飽きしていた。頼朝公の外戚として成り上がった北条一族への嫉妬と当てつけに、幕府を統轄する執権の彼は気の休まるひまもない。
さらに前執権の父が、実朝が胎児のころ「変成
男子(へんじょうなんし)の法」という秘術を使ったと噂され、納得いかない。
確かに、今年十六歳の少年将軍は少女のような美貌の持ち主である。武芸に関心を持たず、和歌づくりや絵合わせなどの趣味に加え、ついでに男好き?
「もしや本当に……」義時は疑念を抱きながら、甥を鎌倉の主として支えた。
当の実朝は、父頼朝の幕府草創期の苦労も知らず、それゆえ誰よりも純粋で慈悲深い君主に育った。
争いを好まず、世の安寧を願う実朝は、合戦時代を引きずる荒れくれ武者たちをまとめるため、武力による抑圧ではなく、文化による統治を目指した。
叔父の執権と甥の将軍家は、ときに衝突し、ときに協力し合いながら、武士の都、鎌倉の発展を模索する。
そんななか、二十一歳になった実朝は、義時の政敵である和田一族の嫡男、朝盛と恋に落ちる。十七歳のときにかかった疱瘡の後遺症のため、恋を知らなかった実朝は、野心をもって近づいた朝盛の性に溺れ、心と体を支配される。
実朝の恋人への盲目的な愛は御家人たちから離反を招き、新世代の武将から謀叛を企てられてしまう。そして、その余波により、和田一族と幕府方の義時は武力衝突に至るが――
鎌倉の王者の生と性をめぐる、武士(もののふ)たちの狂騒曲(ラプソディ)。
※警告タグはつけていませんが、エロが苦手な人は第8・9部分の「月の恋人」はお避けください。合戦シーンのある第11・12部分も人によっては「残酷」と感じる方がいるかな。以上、「警告」ひとつ前の「ご注意」でした。
※ブックマーク・評価ありがとうございます。
こんな辺境の地にまで足を運んで頂いて、ほんとうに感謝感激です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-25 14:23:44
222386文字
会話率:21%
雪が過去の文明をダンジョンに変え、人々はその遺産を頼りに今日を凌ぐ未来。主人公のカストルは凶暴化する能力を抱えた妹、ラキを救うため、決闘で日銭を稼いでいた。しかし、妹を拘束していた家が街の名士である「ママ」のおせっかいで破壊され、妹の病状
が知られてしまう。そんな中、決闘で対戦したサイボーグの少女クレバスに、ラキを無事拘束することと引き換えに、ダンジョンの探索を持ちかけられる。
ダンジョンで遭遇したのは、イバラと名乗る少女。彼女は、極寒の世界で貴重な植物を作り出し、カストルの病を見抜く目を持っていた。だが、ママの座を奪おうとする政敵にイバラは掠め取られ、カストルも謹慎の憂き目を食らう。政敵がなぜイバラの存在を察知できたのか? その謎を追うクレバスが辿りついたのは、ビトウという男。しかし、彼は黒幕ではなく、イバラは真の黒幕・真保呂朱炎の手に落ち、さらにカストルたちが暮らす街に惨劇をもたらした。ダンジョンに囚われたラキとイバラの奪還を目指すカストルとクレバスのコンビにビトウも加わり、クレバスは無事イバラを救出する。一方、別行動でラキ奪還を目指していたカストルは、朱炎との交戦の果てに病死してしまう。だが、ラキとビトウの奮闘の末にカストルは蘇り、圧倒的な力で朱炎を倒す。
限界を超えたカストルは再び死の床につくが、朱炎は、中央施設のメインシステムに寄生した人格データとして生きていた。街の中央施設そのものが巨大ロボットに変形し、一行に襲い掛かる。その時、イバラはカストルの最期の力を利用し、その体を樹木の巨人に変え、中央施設を打ち倒す。その過程で再度蘇ったカストルは、クレバス、イバラ、ラキとともに街の外に旅立つ決意をするのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-05 22:08:54
144285文字
会話率:43%
ヤンコン男爵家の娘カノーヴァと、政敵である公爵家の子息であるニコラスの物語。二人は隣国で起こった内乱の波に翻弄され、運命は突然の変容を遂げる。決断を迫られるとき、彼らは何を選び、何を捨てるのか。
最終更新:2014-07-12 19:58:55
57798文字
会話率:57%
十四歳。女。皇帝の唯一の嫡出子でありながら、疎んじられている。政治的暗愚である母親は、父の政敵である。潜在的競合相手である兄は、庶出でありながらも、人望あつく、能力に秀で、父帝のおぼえもめでたい。彼女が玉座を狙うことは、いらぬ波風を立たせる
だけのことだと、部下は言う。それでも、彼女は自らの意志で、皇位争奪戦に乗り出すことを決意する。手段など選べるはずがない。(閲覧にはPCをお薦めします)【連載無期限休止中】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-06-04 04:05:28
76164文字
会話率:37%