古きを重んじる、忘れ去られた部族⋯⋯
クラース族のメノンは、兄であり若き族長であるアゲットと、アウラ島という小さな島で暮らしていた。
クラース族では年に一度、森の恵みに感謝を捧げる謝肉祭カルネヴァーレという催しがあり
村の男達は狩り
に出かけ、村に残った者はきのこ等を採り、準備に勤しんでいた。
そんな謝肉祭カルネヴァーレ当日
隣の島で勢力を拡大しているというイーオン帝国軍が、突如アウラ島に攻め寄せてきた。
その出来事を予見していた村の巫女により、クラース族は帝国軍が攻め寄る前に、村を離れ難を逃れることが出来たが
アゲットが村に戻ると、村は帝国軍に壊滅させられしまっていた。
そんな折、途方に暮れるクラース族の前に、保護を申し出る国の使者が現れ、故郷の島を移動をすることになる。
海を越えて辿り着いたのは、古代王国の城塞都市リベラル
其処は遥か昔、メノンとアゲットの先祖が
築き、暮らしていた国だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-12 17:44:53
58840文字
会話率:27%
猫耳獣人のメグ、狸耳獣人のユズリ、エルフのテルアイラの三人は訳ありの冒険者。
西方の城塞都市からレイデンシア王国にやってきて、しばらくゆっくりしようと宿屋に長期滞在しながらグダグダと暮らしていくお話。
※別投稿の「神様のうっかりで転生時のチ
ートスキルと装備をもらい損ねたけど魔力だけは無駄にあるので無理せずにやっていきたいです」と同じ舞台です。そちらも読んでいただくとより一層楽しめる仕様です(宣伝)。
※ゆっくり更新でタイトル通りグダグダな話です。別投稿が色々と煮詰まったら突発的に書き上げるタイプなので、気長にお付き合い下さいませ。
※旧タイトル【勇者から選ばれなかった私達は強く生きていきます……嘘です本当はグダグダです】から改題です。
※初めからの書き直しです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-11 08:46:37
270321文字
会話率:47%
固有スキルの判別で出たのは屑スキルの[憑依]?
そのまま馬車に放り込まれて地方の村に追い出された主人公のケイン!
限界村落の村を魔改造して立派な城塞都市ができた頃に王国連合軍が攻めてきた!
スキル[憑依]を使った大型ロボット(人形?)で反撃
するケイン♪
何故か帝国の第1帝姫まで加わっての反撃が始まる反抗作戦前の話になるのかな?
マァ、気楽に読んでくださいな(笑)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-01 06:00:00
10560文字
会話率:61%
異世界に転生した主人公と、その仲間たちのエピソード。 異世界転生した所で、チートも何もない主人公。それが、捨てられた先の八人の超絶有能な仲間たちに祀り上げられ、城塞都市の主となる。 そんなチートなし主人公の、何でもない日常のお話です。 連載
ですが、一話完結の、仲間との和気あいあいとした話、仲間一人の個人ストーリーの短編、それを綴った物語で、ざまぁなし、ハーレムなし、俺tueeなしの、裏の無い心温まる物語をどうぞ。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-24 19:00:00
31934文字
会話率:13%
魔の森と人界の境に築かれた堅牢な城塞都市を、守るは八人の強大な魔法使いたち。一人一人が一国に値すると言われる魔法使いたちの、その膝を折るは城塞都市の主ただ一人のみ。その城塞都市の主が夜更けにそっと抜け出して、ひっそりと書いていた手紙を川に流
しました。誰にも言えない、転生者としての愚痴をつづった手紙を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-16 18:00:00
4358文字
会話率:10%
転生したらエルフのメスガキ〜!?
肥沃な大地と穏やかな気候を持つアルバシア地方に轟く盗賊団龍のキバの頭領オーグはある日、暗殺者の手に掛かり死んでしまう。
しかし再び目を開いた時、そこは城塞都市メメントの裏路地だった。
突然口から出てくる甲高
い声、小さな体に見合わぬ大きな胸。
突然メスガキエルフに転生したオーグは、転生の謎……ひいてはとある陰謀へと巻き込まれていた。
・オーグ
豪放磊落、怪力無双の大男も今は昔。
ロリ巨乳メスガキエルフは、毎日を楽しく生きたいと思っている。
徐々に女になっていく事にちょっと恐れる中身おっさんの主人公。
・リン
龍のキバの生き残りの一人。
褐色肌の少女で、常に鼻より下を布で隠している猫のような少女。
ツンとしているが、冷静でお頭を偏愛している。
通称山猫。
・メルヴィック
名門貴族ガドウィン家三男、白銀の鎧と剣がトレードマーク。
騎士道を重んじるが実力が伴わず空回りも。
愛称はメル。
・コールガ
遠く離れた地よりやってきたベルナ族のヴァイキング。
銀髪長身、絶世の美女で人攫いに狙われる。
紋章魔法の使い手で、正義感の塊のようは女性。
コールガとはベルナ族の言葉で推し寄せる荒波のこと。
・エルミア
エルフの国第一王女にして閃闘姫の二つ名を持つ姫騎士。
絶世の美女だが、戦う事が大好きな戦闘狂という残念な美女。
オーグに惚れており、彼が死んだことを受け入れれず追手を蹴散らしてメメントへ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-13 18:26:04
258541文字
会話率:35%
世界を二分する国家、『ベルトルク王国』。その首都たる『ベルトリンデル』は、白亜の城壁に護られた城塞都市である。かの国が、肥沃な『緑の大陸』を制覇して幾百年経つも、堅牢に、王家を、国民を守り抜いて来た。しかし、ベルトルクに並ぶ強国にして、大河
海を挟んだもう1つの大陸、『火の大陸』最大の国家、『イムカ連邦』との長年にわたる衝突は、収まる気配を見せない。この状況を打開すべく、ベルトリンデル王宮では、今まさに、勇者召喚の儀が執り行われていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-25 10:00:00
232906文字
会話率:56%
超大陸が一つ。その大陸の南西に位置する大国が一つ。その大国はイチ王国と呼ばれている。大陸に、大きな国はそれ一つのみ。
約千年平和の続く城塞都市、千年王国、イチ王国。
観測者は、その世界の群像劇を、ただただ、観測し続ける。
最終更新:2023-06-21 15:26:02
21550文字
会話率:47%
超絶美女魔王の自慢料理って? 少女勇者のグルメなハルマゲドン❤
「美味しい」はそれだけで正義!
舞台はどこかの異世界や遠い宇宙の彼方、ではなくて地球。
科学によって現人類が「魔族」となり果て、魔導戦争によって文明が滅びた後、300
0年近くもの時を経た未来。
可憐な少女アスラは、神(?)によって新たに創造された、味覚を持たない「新しいヒト族」の一員であるはずが、なぜか美味しいものが大好き!
生まれながらに心に謎の声を宿す彼女は、自由を求め小国の公爵家を出奔。
はるか昔に失われた禁じられたレシピを探して世界各地の旧文明の遺跡を巡り、その「ついで」に、多くの凶悪な魔物を倒して、いつしか心ならずも皆に勇者と呼ばれるようになっていた。
このまま悠々とユル~い冒険を満喫するつもりだったのが、連れの戦士と賢者に押し切られて「しぶしぶ」と、ヒト族全体の宿敵である美しく強力な魔王を討伐に魔族の住む城塞都市に向かったところ、思いもよらず魔王から食事に招待され、あまりの不味さに彼女と戦い、その結果なんと真の最終戦争に巻き込まれるハメに……
取扱注意いろいろ:
・主人公は美少女です。でも、彼女自身の人格とは別に、心の中に別人格(オッサン?)が住み着いています。
・グルメ中心なのかバトル中心なのか? SFなのかファンタジーなのか? たぶん両方です。
美食や料理に関係するエピソードは、各話のタイトル後に ☆ が付いています。特に美食に関係が深かったり、実際に料理や食材が登場するエピソードは ☆☆ となっています。また、☆☆☆ となっている回は、ほとんど最初から最後まで調理や食事の描写、飯テロ(または飯マズテロ!)です。
って、ミシュラン年鑑かよ⁉
・シリアスなのかコメディなのか? たぶん両方です。
・遠い未来のお話です。でも、現代の料理・文化一般を再現、または「再現に失敗した」エピソードが頻出します。
・実在の宗教・団体・個人とは一切関係ありません。それっぽい名称が出て来ても、「ふーん、まあ、よくある名前だからね」でお願いします。特定の組織や誰かを批判したり揶揄とか、いえいえ決してそんなことは…… おや、誰か来たようだ!
* 本編に掲載されたイラスト、写真などは、全てロイヤリティーフリー素材、または使用に関して作成者の同意を得たものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-15 12:38:18
109869文字
会話率:26%
人工太陽の淡い光の元に造られた城塞都市サンライズ。その小さな都市で普通の少年ルカは生まれた。
一方、サンライズを長年牽引してきた一家に生まれたディフェリア。彼女は人工太陽の強すぎる恩恵によって、誰にも触れられない身体になってしまった。
そんなディフェリアに触れることが出来てしまったルカは、彼女と共に行動する道を歩むことにする。
闇に包まれた世界にさらなる光を灯すべく、人類は陰の世界に足を踏み入れていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 21:41:09
8372文字
会話率:47%
俺の名は深闇零慈。というのは前世の名で、今は名字も無くリュークと呼ばれている。この世界じゃ名ありは貴族か王族くらいだからな。
いまだに馬鹿馬鹿しいと思っているが、どうやら俺は死んだ後で天国や地獄に行かず……、いや行っていたのかもしれないが
、このおかしな世界に生まれ落ちたらしい。
俺がこの年まで生まれ育った城塞都市トリーニは地獄のような場所だが、俺の持つ前世と今までこの世界で得た知識を武器に、この世界で好きにさせて貰おうじゃないか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-27 05:00:00
365418文字
会話率:52%
異世界に転生したリュークは時折脳裏に浮かび上がる見知らぬ風景や人物に困惑しながら、少年時代をならず者の巣窟であった城塞都市トリーニで過ごした。
十三歳の時、両親と死に別れ、天涯孤独の身になったリュークは生きて行く為に抜け荷や密輸を繰り
返し、十四歳の時にそれが元となって敵対組織との抗争に発展し、戦いに敗れたリュークは生死の境を彷徨った。
あるシスターと出会い、一命を取り留め、生死の境を彷徨ったおかげで黒崎《くろさき》辰爾《たつみ》の記憶を取り戻したリュークは、記憶の中にあった知識を使って、様々な商品を作り出し、それを売った利益によって巨万の富を築きあげた。
ならず者の巣窟であった城塞都市トリーニも巨万の富の恩恵を受け、少しずつ治安が改善されて安心して人が暮らせる街へと、少しずつ変わっていった。
時が経ち、四十歳になったリュークは、表向きにはアーク商会という小さな商会を隠れ蓑にして、治安が良くなった城塞都市トリーニの裏のフィクサーとして暗躍していた。
ひとりの少女がリュークの元に舞い込んだ事により、リュークは記憶を取り戻した十五歳の時の様に、二度目の人生のターニングポイントに立たされる。
その時、リュークは城塞都市トリーニやその周辺の地域を舞台に、貴族や商会など様々な勢力を相手にしながら、したたかに生きぬいていた……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-28 23:18:44
231951文字
会話率:38%
「何度も言わせるな。貴様はこの俺、ギリアムが率いる【暁】には要らぬ人材だ」
オフ時の晩餐にて、メンバーからの突然の解雇通告に、城塞都市にて最強とも噂される黄金級冒険者のレグナードは静かな怒りを堪えたまま理知的に反論をする。
態々馬鹿共相手に
気を向けるなんざ、人生の冒涜であり時間の無駄だ。さっさと全て片付けてしまうに限る。
城塞都市最強の徒党【暁】を再生する為に、レグナードは精力的に活動する。
追い出して確実に逆恨みしたであろう馬鹿野郎への対策と、徒党メンバーの募集……問題は山積みだ。
「ああ、面倒だ。やっぱり……少しだけ、はやまったかなぁ……?」
それでも一度口にした以上はもう覆せはしない。頑張るしかないのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-07 07:00:00
226310文字
会話率:38%
老人は語る
世界を創った神の話
復讐にすべてを捧げた愚かな男の話
友を救うためにすべてを捨てた男の話
賢哲王と英雄将軍の友情の話
そして、これは世界と戦った者たちの話。
女神に祝福された世界「フィリスティア」
魔物や人同士の小競り合い
が続く中でも平和に暮らす人々の日常は、ある一つの凶報により崩れ去ることとなる。
『エルス壊滅』
突如魔物の大群に襲われた商業都市は、一夜にして地図から消え去ることとなった。
数年後、エルスを生き延びた少年は、城塞都市ヴァンスで暮らしていた。
「ギルド」構成員として、忙しくも充実した日々。
こんな日々がずっと続くと思っていた。
あの日までは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-31 12:32:57
123170文字
会話率:52%
《注意》残酷な描写はありませんが、メインキャラの一部に欠損表現が含まれます。そうした表現を不快に思われる方は、ご注意ください。
☆ ☆ ☆ ☆
大賢者による「月へのゲート」を開く試みは、賢者本人や王を巻き込む大惨事を
引き起こした。それから十年。国力の衰えた城塞都市国家シュタークが隣国との戦争を回避するために、王の孫娘リルム王女は、隣国との間で契約を交わす。それは、どちらの国が先に月の石を持ち帰るかで勝負するというものだった。
リルム王女は賢者の孫のカイトを王立魔法省に招きいれ、彼の転移魔法の力を借りて月へ行く方法を模索するのだった。
「どうやって?」
「行くのよ。転移魔法でね」
「転移って……いったい月までどれだけの距離が……」
「知らないわ。まずは、そこからよね」
この世界の魔法は決して万能と言うわけではない。あくまで、この世界の理(ことわり)の中にある。たとえ転移魔法を使っても、そう易々と月へ行くことなどできない。しかし、国を守りたいと願う王女の決意は固かった。
実験により、月に空気がないことを突き止め、測量により月までの距離を割り出す。魔法と科学を駆使して、宇宙や自然の法則への理解を深め、遥か彼方の月を目指す。
そんな魔法と科学が共存する世界を舞台に、少年と少女の月を目指す挑戦が、いま始まる。
毎週金曜日18時更新予定。
短縮名「#まほつき」で応援してくださると作者が小躍りしながら泣いて喜びます。どうぞよろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-19 18:00:00
23362文字
会話率:40%
『元気? こっちはまあまあ、元気よ。まあ、いっかい死んだのに元気って言うのも、ちょっとあれだけどさ――』 雨降りの九月。死んだ姉のまりあから届いたダイレクト・メッセージには、ある架空の島の名が記されていた。死せる姉からのメッセ―ジだけを頼り
に、フルダイブRPG「ロード・オブ・ソウルズ」のワールドマップ中、最北の海に浮かぶ禁断の島「メ・リフェ島」に、少女たちは足を踏み入れる。そこで待つモノ。そこで待つ人。世界の仕組みが、ここを起点に根本から組み変わる―― リアルとバーチャルの境界線で展開する、孤独な少女たちのファンタジー。【以下は、結末までのネタバレを含みます。一般の読者の方は、この先は読まずに本編にお進みください!】 死んだ姉から届いたメッセ―ジを頼りに、少女カナナ(16)はフルダイブRPG「ロード・オブ・ソウルズ」のマップ中の海に浮かぶメ・リフェ島を目指す。島への船が出る城塞都市で、カナナはアーチャー少女のリリアと出会う。リリアも、死んだはずの弟からのメッセージを頼りに同じ島に渡ろうとしている。二人が到着した島はグマ帝国兵の侵攻を受けており、各所で戦闘が発生中。帝国兵の攻撃からひとりの「人形」を救ったカナナは、兵士らの追撃で窮地に立つ。そこに現れた武闘家少女「ヤンカ・ヤンカ」が敵兵を瞬殺、カナナを助ける。ログアウト不可のその島で、カナナとリリアは、人形の少年・シーマの案内で島の中央「工房都市ウトマ」に避難。シーマの姉・エルナが出迎える。この街に暮らす人形たちはすべて、リアル世界ですでに死んだ子供たち。彼らは島の主・フォーの力でここに転生した。入島照会コードを手掛かりに、姉との面会にのぞむカナナ。現われたのは、武闘家少女のヤンカ・ヤンカ。リアル世界で自ら命を絶った姉は、転生先のこの島で「島守り」の立場で戦いに明け暮れていた。二人はリアル世界での思い出や、自殺の理由を率直に語り合う。一方リリアには、フォーから、直接会って話したいとの申し出が届く。島の北部の「フォーの聖所」に移動し、リリアはフォーと面会する。フォーは、生と死のはざまで死者に干渉する力を備えた少女だ。リリアの弟は確かに島に転生したが、ここ数日の島内の戦闘で再び命を落としていた。フォーのはからいで、リリアは次世界に移行しつつある弟の魂と短時間の会話を交わす。その後、カナナとリリアは小舟を使って島を出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-07 13:57:27
97889文字
会話率:48%
――あらがえ。戦え。女神を名のる無慈悲な力に――
獣人族の少女ササカを中心に、過酷な女神が支配する異世界で繰り広げられる命を懸けた魔法戦。雪と氷のバトルファンタジー。
(以下は、結末までのネタバレを含みます。純粋にストーリーを楽しみたい読
者の方は、以下は読まずに本編にお進みください!)
主人公のササカは、ケモノ耳を持つ獣人族の少女だ。毎年冬に開かれる「星選式」のため、北の聖地にやってきた。星選式とは、世界を統べる「星の女神」が毎年開催する生贄の儀式。
儀式の前夜。聖地の宿でササカは、魔法を自在に操る異種族の王子レグナと出会う。彼もササカ同様、「星選候補者」として聖地に来ていた。翌朝、雪原に立つ星の門の前で、星選式が開かれる。その年の「星選者」に選ばれたのは、「大図書都市」出身の司書補の少女、ユメだった。連れ去られていくユメを、ササカは意図せず助けてしまう。レグナもササカに加勢し、三人は転移魔法で辺境の荒れ地に逃れたのだが――
直後に、星の女神本人を名乗る少女が、圧倒的な力で三人を急襲。だが、ササカの投げた短剣が当たると敵は消滅する。未知の魔力を帯びたその短剣は、ササカが旅に出るとき村の長老から授かったものだ。剣の導きで別地に転移したササカは、超常的な魔力を誇る「緑の女神」と初対面する。彼女は地上世界の創造者のひとりで、ササカの属する森の民の守護神。ササカはその女神から、星の女神の秘密を聞く。
星の女神の実態は、異世界出身の利己的な魔女だ。美名のもとに魔女が行う星選式は、命をつなぐ捕食に過ぎない。星選の大魔法陣がすでに発動した今、星選者のユメが三日以内にその地に戻らない場合には、魔法陣は暴走し、星の女神は滅びるだろう。
様々な策を駆使して猛追してくる魔女の攻勢をかわしつつ、ササカとユメとレグナは、独立都市国家ウルザンド、大図書都市と呼ばれる巨大城塞都市、ナギドの丘に立つ世界樹ユグドラシルの周囲に展開する魔法暴風圏へと、逃避と転戦を重ねる。度重なる戦闘の結果、魔女側も魔力を消耗し、幼児化退行が止まらない。最終的に魔女の干渉を排除し、魔法暴風圏内に逃れ、そこに身を潜めるユメとササカ。ササカはそこで、滅びゆく幼い魔女と最後の対話を行う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-07 12:41:18
119604文字
会話率:45%
城塞都市シェルナの一角に位置する、レアアイテム博物館。
そこには、全国のモンスターから入手できるレアアイテムなど、希少品が所狭しと展示されている。
その博物館で、警備兵として働く男、リオナ。
幼いながらも博物館館長として君臨する少女、ユメリ
ア。
ほかにも、学芸員のバケット、受付嬢のネネア、博物館専属の冒険者クローゼなど、個性豊かな面々が館内には居て、それぞれの職務を日々(一部の人間はたまにさぼりながらも)遂行している。
そんな博物館の中や外で繰り広げられる、さまざまなお話……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-16 12:56:51
32868文字
会話率:57%
いつも通り魔法も冒険者ギルドも有り、地球に存在しない魔物も大量で、通貨流通量を無視した無制限の買取金貨もある剣と魔法の世界。
無制限のレベルアップや固定ジョブもチートスキルも冒険者ランクもアリアリ、定期的に魔王が復活して魔王軍が攻めて来
て、邪神も天使もいて勇者の概念もジョブある世界。
しかし印刷による知識拡散や識字率の上昇、銃砲の開発や飛行機械の存在は絶対に許されないディストピア。
共通の言語が発生して対話できないよう、バベルの塔と呼ばれる軌道エレベータで言語を混乱させ、方言や訛りで国内でも城砦単位でも会話を成立させない。
もし火薬が開発されて銃が作られ、人力飛行機が飛び、蒸気機関の初期装置が開発され、紙の印刷技術が開発されると、どんな魔法も通じない巨大な上級天使が出現して、天使の軍勢が城塞都市を丸ごと破壊して、見ただけの住人も一人残らず殺される世界。
そこは人類が機械化して永遠の命を得て宇宙に旅立った後、核兵器などで相互確証破壊が起らないように調整された楽園で箱庭。
永遠の中世世界ナーロッパや時代劇世界が保存され、ノンプレイヤーキャラが愚民化処理された場所で、永遠の命を持ってしまった元人類がほんの100年ほどの夢を楽しむ場所。
人類発祥地である聖地太陽系は保存されているが、バーナード星域や近隣星系では惑星がすべて解体され、ダイソン球やリングワールドが建設され地球の数万倍の表面積を持った箱庭が作られていた。
とある平面世界でも少女とオチコボレ竜の夢が開始された。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-13 18:16:47
1104301文字
会話率:40%
夜で固定された世界。
陽光で魔力を生み出す人類は、宵闇で魔力を生み出す魔族との戦争に敗北。
人類の生き残りは城塞都市を建造し、そこに逃げ込んだ。
それからどれだけの時が流れたろう。
人工太陽によって魔力を生み出すことも出来ない人間は、壁の外
に追放される時代。
ヤクモは五歳の時に放り出された。本来であれば、魔物に食われて終わり。
だが、ヤクモはそれから十年間も生き延びた。
自分を兄と慕う少女と共に戦い続けたヤクモに、ある日チャンスが降ってくる。
都市内で年に一度行われる大会に参加しないかという誘い。
優勝すれば、都市内で暮らせる。
兄妹は迷わず参加を決めた。自らの力で、幸福を掴もうと。
※最高順位【アクション】日間1位、週間2位、月間3位※
※カクヨムにも掲載※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-25 23:55:55
860004文字
会話率:35%
魔王の《王族狩り》から奇跡的に生き残ったオリアンナ姫は、身分を隠し辺境の城塞都市で領主家の男子オーリンとして育った。
屍食鬼に覆われたエステラーン王国から、年に一度、聖鳥の助けを借りて会いに来る婚約者であるセルジン王に恋心を抱くが、王の時間
は十五年前から止まったまま。
ようやく王の影が迎えに来るも、婚約を破棄され、最後の《王族》として女王となるよう要求、王配候補を宛がわれる。
王の婚約者に戻るため、何より愛する王を助けるためには、《ソムレキアの宝剣》を手に入れ、魔王のいる王城へ行かなければならない。
それなのに父の故国、隣国アルマレーク共和国から勝手に決められた婚約者がやって来て、オリアンナ姫を連れ去ろうとする。
多くの罠が仕掛けられ、ありえざる者達の介入、オリアンナ姫自身も知らない生存の秘密が救出劇を歪めていく。
王国の暗黒の歴史に絡め取られながら、愛する国王を人間に戻す為、国王軍と竜騎士達の助けを借りて、国王救出のために男装の姫君が頑張るファンタジー戦記物語。
★旧版は2017年夏に、改稿版は2020年10月に削除致しました。読者様には大変ご迷惑おかけして申し訳ありません。
★この物語は、ハーメルンSS、アルファポリスでも重複投稿しています。
★挿絵は自作。いただき物の絵も「挿絵」に飾らせていただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-12 14:13:45
407047文字
会話率:45%
核戦争後の世界。元少年兵の青年ドッペルは、城塞都市アースでスクラップ屋として生計を立てていた。彼はある日、アースの統治を行っているリベルタス自警団の長ガーベラから、敵国の特殊部隊が発掘した目標物の強奪を依頼される。見事任務を成功させたドッ
ペルだったが、特殊部隊が発掘していた目標物は美麗な少女型の機械人形で――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-02 00:00:00
210668文字
会話率:47%
72歳の関総士郎は気が付くと若返って中世ファンタジーの世界に転生していた。
しかし、女神等のチュートリアルもなく腕に書かれていた「死ぬな、銃を作れ」の文字。
女神を崇める協会の美少女ササリアに助けられながら、なぜこの世界に自分が召喚されたの
か?を探りながら城塞都市テラクタで過ごしていく折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-05 19:47:23
158873文字
会話率:42%