テラフォーミングされた未来の金星。参謀総長のスミスはクーデターで全権を掌握するが、民主派が反乱を起こし刑務所へ入れられる。彼は脱獄を図ろうとするのだが……。
最終更新:2023-05-07 12:22:41
7927文字
会話率:33%
「へい、アレクス! エーアイが手に入った今、お前はもう用なしだ!」
エーアイ。最新の自律思考ゴーレムで、叡智の図書館と呼ばれる場所と魔力線でつながれていて、そこに蓄積された知識と様々な経験を重ねることでどんどん賢くなっていくというとんでもな
いもの。
それが王国にやってくるということで俺はクビになった。
は? 馬鹿じゃん? ということで、俺は喜んで王国から出て未開の地でスローライフを楽しむことにした。
つもりだったのに、脳筋女将軍とその軍団がやってきた。
「へい! アレクス! わたしと一緒に最強の村を作ろう!」
いや、帰れよ。
スキル無しの無能力男とお馬鹿ちゃんの脳筋女将軍のショートハイファンタジー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-04 19:07:21
11560文字
会話率:43%
国土の六割を占領されている傾国の海軍士官「瓜生清世」は、艦隊参謀の一人娘を傷物にした恨みを買って常に激戦区に回されていた。
指揮下にあるのは不良艦艇ばかり。
敵は、質も量も勝る〈ブラウ〉帝国海軍。
今日も彼は「艦隊参謀を殴る」ため、戦場
で生還を誓う。
これはそんな物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-15 16:57:35
2529文字
会話率:24%
毒魔法とか言う弱そうで実は強い能力を与えられた俺が、魔王城に魔王軍参謀として迎え入れられるも、参謀らしいことは滅多にしないし、使う毒魔法があまりにも異質過ぎるせいでマッドサイエンティストと勘違いされたりするけどそれも勘違いで、魔王城で可愛ら
しい魔王様やのじゃロリ黒竜、銀髪魔法使い等の四天王と毎日ほのぼの過ごしたり、偶に人間の国に潜入したり、他の魔王を倒したり等、魔王様の為にちょっとだけ頑張ったりするお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-28 23:22:33
28197文字
会話率:42%
参謀本部合議室へと、一人の若い兵が転がり込んだ。
「伝令! トライデントが敵に制圧されました!」
それは、難攻不落と讃えられた要塞、トライデントが敵の手に落ちたという知らせであった。
最終更新:2023-03-22 00:34:03
3967文字
会話率:18%
※本作品は、閃幽零様の『センエース~舞い散る閃光の無限神生~』の二次創作です。
※あらすじが『センエース』のネタバレになりますので、できれば、『センエース』を一読(一周)してから読むことを強くお勧めします(滅茶苦茶おもしろいので気づいたら
最新話まで読んでた、なんてことになると思います。その時は本作品を思い出して読んでもらえばと思います)。
センエース未読の方にも楽しんでもらえるような作品にしています。
○あらすじ
『人格以外完璧のテンプレ悪役最凶最強勇者』のハルスは、『脳筋お花畑のテンプレ幼女魔王リーン』を倒すものの、側近の『知略謀略最高参謀のテンプレ召喚馬鹿最強召喚士ラムド』に敗北を喫してしまう。
しかも、『殺意を抱いた相手(ご主人様)の奴隷になり、悪意のない者を害することができない。ご主人様が死ぬと自身も死ぬ』という呪いを受け、ひょんなことから逃げ出した『両親姉死亡のテンプレ不幸元奴隷美少女セイラ』の『奴隷』になってしまう。
『万年序列一位の精霊国フーマー』で『ぶっちぎりの首席で優等生で飛び級卒業した』ハルスは、うっかり金がないのに気づかず『食い逃げ犯』にされるかわりに通りすがりの『関西弁の黒ギャル』に『冒険者試験(時々、究極超神の序列一位にして運命を調律する神威の桜華のいやがらせあり)』の『用心棒』を頼まれる。
ハルスとセイラは、『冒険者試験』の最中に『とあるジメストリ』に巻き込まれ、気づくと異世界転移していた。
その異世界は、『究極超神の序列一位を王に戴く超々々々法規的組織ゼノリカ』の統治する超最上級世界の『第二アルファ』だった……
※本作品は「N9782EZ」の二次創作です。作者様より許可を頂いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-18 07:34:05
95395文字
会話率:29%
魔人が住む魔国領を統一した魔王軍の参謀を務める人間:ブレインは、安寧の日々を送るはずが激務と魔王の我儘の対処に追われ、ストレスを抱えていた。
そのストレスを発散すべく編み出したのが、眠る魔王のチ〇ポに強化魔法を施し、そのうえでタコ殴りにする
こと!
しかしある日、いつものように魔王のチ〇ポに強化魔法をかけると………。
とにかく責任から逃れようとする主人公:ブレインの行動が、世界をどんどん混乱に陥れてしまう………というお下劣コメディ。
※おかしな世界観で頭おかしい人ばっかり出てくる話です。
※R15にしているのはチ〇ポとかそういうセリフばっかりだからです。一応伏字にしてますが、苦手な方はご遠慮ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-09 21:00:00
187399文字
会話率:32%
魔族と人がいがみ合う世界。
そんな最中、勇者達は各地を支配していた四天王を倒し、ついに魔王城までたどり着いた。
立ちはだかる、魔王軍参謀を倒し、この世界に平和をもたらす為に勇者達は、魔王のいる最上階へと最終決戦に赴くのだが、そこに居たのは―
――――ネコチャン?!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-08 07:40:33
9093文字
会話率:44%
歌姫〈レジーナ〉によってつくられた世界には、精霊の加護を受けた五つの国があった。
風の精霊の加護を受けし国〈リュミエール〉。
革命によって新しい国へと生まれ変わったその日、私は革命軍参謀の家に拾われた。
それが、幸せと苦しみの始まりだった
ーーー。
国の存続に関わる大きな秘密を背負って生き残ったフィオナ・ランドルフ。その秘密が革命から十年経った今、明かされる。
その時、彼女を慈しむ者たちはどうするのか。
そして精霊の問いにどう答えるのか。
神官フィオナと、手負いの国を率いる盟主ウィリアム・ブレイディを巡る、精霊ファンタジー。
※フィオナの一人称で進みます。シリアスな場面も多めですが、基本的には周りから溺愛される少女が頑張っています。
※R15や残酷描写ありは革命や戦いのシーンがあるので念のためです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-26 15:33:06
53699文字
会話率:46%
銀河系の片隅、一万四千光年の宙域には一千の人類惑星が見つかっており、二つに分かれて争いを続けてすでに三百年近くが経過していた。
一方を宇宙統一連合、通称「連合」と、銀河解放連盟、通称「連盟」と呼ばれるこの二つの陣営には、のちに伝説となる
……ほどではないが、両陣営のネットニュースを騒がせるほどの英雄が登場する。
一方の英雄の名は、アルトマイヤー少将。連合側の星、地球(アース)一〇七に所属する参謀長であったが、指揮官を失い崩壊寸前だった一個艦隊を何とか壊滅から救い出し、その手腕を見出されて一千隻の艦隊を指揮する司令官に抜擢される。
もう一方の英雄は、スクリャロフ少将という。連盟側の地球(アース)三一五遠征艦隊の副参謀長を務めるが、人型重機と呼ばれるロボット兵器を使い、接近戦で相手を翻弄する戦術を得意とする強襲艦隊の事実上の指揮官であり、これまでも数々の艦隊で武勲を重ねてきた。
この互いに強みの異なる両者が、同じ戦場で出会い、そして戦うという戦記物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-21 07:01:32
329482文字
会話率:53%
妖精と魔法の国、フェアノスティ王国。
南方辺境伯領都ディアダンにあるターレ港から、友好使節団を乗せた白一色の船団が出航しようとしていた。
王太子ルシアンが過去に数奇な出会いをして将来を約した相手、カロッサ王国第二王女に会いに行くためだ。
王
立騎士団で参謀長を務めるカルセドニクス=ザクトは、ある使命を帯びて騎士団の任務を一時的には慣れ、船団出発より先んじてカロッサ王国に向かう。彼が竜王ナザレから与えられた使命は、カロッサ島付近でのある異変を調査すること。
けれど、せっかく休暇という形をとって参謀長の激務を一旦離れているのだからと、この際休暇もしっかり満喫させてもらう気満々であった。
やっと再会した王女アリスティアと順調に仲を深めるルシアン王太子と、調査はしつつものびのび休暇を愉しむ参謀長カルセドニクス。
だがその一方で、カロッサ王国内で不穏な動きをする集団がいることがわかり………
※オリジナル設定いっぱいです。世界観の補足として拙作の『妖精王の茶会』(激長ですすみません)をお時間あるときにチラ見していただければと思います。
※戦闘シーン、怪我の描写などもありますので、R15を付けさせていただいてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-08 12:21:22
145884文字
会話率:38%
全143話。他サイトで完結済作品を改稿しながら公開します。一話1500~2000字が主で一日複数回投稿予定。
楽園と言えるどうか知らないけど、生き延びた人の末裔は築き始める――
温暖化と戦争と疫病で消滅した文明。そこから人類はやりなおす
。その尖兵たる若者たちの物語。
病や地震や戦争が続き文明が衰退した世界。季節になれば氾濫する川を避けて丘の上に作られた村。そこに差し迫った危険を指導者は信じようとせず、十一人の若者たちは村を捨てる決意をします。それは自由を求める旅立ちでもありました。
丘を捨てて川を渡れば、新たな高台を見つけるまで安息できる場所はありません。山賊団もいます。よその村の自警団にも敵視されます。さらには失ったはずの文明を取りもどした人たちも……。
さ迷い苦しみながらも新天地をめざし、理想郷へと育てて守る冒険が始まります。
・SFを僭称するほど考察が存在しないので、近未来ファンタジーを名乗らせていただきます。
・愛してやまぬ動物ファンタジーの古典名作から着想をいただき、擬人化された若いウサギたちを完全に人化した物語です。展開と名シーンの名セリフを追わせていただいています。元ネタを知らなくても楽しめます。
ハシバミ――主人公。十八歳の青年。知恵と野心を持つリーダー的存在。
ゴセント――ハシバミの弟。小柄だが危険を察する能力を持つ。
カツラ――上士であった大男。粗雑だが男気あり頼りになる存在。
ツヅミグサ――褐色の肌の好青年。昔話を語るのがうまく、動作も敏捷。
サジー――黒人の巨漢。優しくて戦いにおいてはカツラに匹敵する。
シロガネ――特権階級出身の白人。穏やかな気性だがひそめた心は強い。
クロイミ――知識と智謀に長けている。ハシバミの参謀的存在になっていく。
ツユクサ――ゴセントの友だち。臆病で体も小さいがハシバミを信奉している。
コウリン――体が大きいだけののんびりした性格。
ベロニカ――村内でも立場が弱く、村から逃げだすべく参加した。
アコン――ベロニカの友だち。
ヤイチゴ――クロシソ将軍に支配された村から逃げだしハシバミたちと合流した。
ヒイラギ――村の上士頭。滅ぶ村から逃れ若者たちの後を追う。
ブルーミー――ヒイラギに従いハシバミの村に加わる。
キハル――空の民の末裔。女の子。ミカヅキの乗り手。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-22 08:21:17
311832文字
会話率:47%
全191話。ノベルデイズで完結済作品を、改稿しながら公開していきます。
相生智太は、彼女も親友もいない地味大学生。なのに正義の味方に選ばれて、いきなり戦地に送りこまれる。
そこで仲間である、知的眼鏡美女のエリーナブルー、巨乳美女のシルクイ
エロー、ちび美女のスパローピンクと出会う。彼自身も、自分に惚れてしまうほどの美女である『スカシバレッド』に転生していることに気づく。
この四人が『かわいこ戦隊モスガールジャー』。邪教集団が日本を征服するのを阻止するために関東地方管轄で戦うさだめの“男たち”。
相生智太の、性フェロモンを賭けた夜な夜なバトルが始まった。
でもモスガールジャーは底辺チーム。本物の美女たちである『魔法少女雪月花』の助けがないと悪を征するどころではない。それなのに、スパローピンクの正体が重い病を患う少年と知る。彼は勝利の報酬で“健康”を得るが、負けるとペナルティで健康を奪われる……。日本の平和より彼のために戦いつづけないとならない。
相生智太の勝利の報酬は、女にもてまくること。同級生である指令部参謀の態度や、魔法少女たちの眼差しが変わっていく。でも、ピュアな男にとっては邪魔なだけ。
エースである相生智太は、チームを強くすることしか考えない。
女に転生して報酬が性フェロモン。そんなシチュエーションであろうがシリアスに戦いつづける。そして彼はこう叫ぶ。
「仲間を愛し、妹や女の子たちも愛し、スカシバレッドこそを愛し、愛されながら日本の平和を守り抜いてやる!」
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称・地名等は架空であり、実在のものとは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-27 20:31:02
610699文字
会話率:43%
バルカ同盟領侵攻作戦から二年。
シンガ要塞戦線主任作戦参謀として勤務していたカイトウは、突然異動の内示を受けていた。
准将に昇進の上、ソロモン要塞駐留の第二二七独立戦隊司令官への補職であった。
最重要戦線から辺境の要塞戦線への異動。
カイトウには、己の才能と軍功への自負があった。驕りもあった。この予想もしなかった思いがけない左遷の異動命令に打ちひしがれ、また怒りさえ覚えていた。
しかし、命令には逆らえない。
新たな責務を与えられたカイトウは、ソロモンの戦線において新たな戦いの物語を紡いでいく。
そしてその先にあるものを、今のカイトウは知りはしない。
「カクヨム」にも掲載予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-21 02:21:54
108594文字
会話率:47%
覇者世界それは覇者による政権の時代。1人の天才な参謀がいた。しかし君主が行方不明に。と同時にスキマが現れ、八雲紫という人物が幻想郷にこないかと提案する。その話に乗った私はなんと、女体化し最強になっていた。
最終更新:2023-01-08 23:04:33
1966文字
会話率:69%
他人の魔法属性を視ることのできるサリーシュは、そのことを隠して田舎でひっそりと暮していた。
ところが王宮のパーティーに出席することになり、更には方向音痴が災いして無能と呼ばれる王子の離宮に迷い込んでしまう。
そこで氷の騎士ことクロードと、崖
っぷちと言われる無能王子ことカミーユに遭遇する。
だが実際に目にしてみると、王子は無能どころかすべての属性の魔法を使いこなす素質を秘めていた。
クロードに殺されかけ、苦し紛れでカミーユに仕えるためにやってきたと宣言するサラーシュ。
これは無能王子の侍女となったサリーシュが、クロードに監視されながらもカミーユを追放から救う物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-07 02:01:57
24266文字
会話率:24%
城の中庭で出会ったのは、痛いくらい眩しいなにかでした。
最終更新:2022-12-22 19:13:01
3409文字
会話率:17%
自衛官の釣野理華はある日、転属を命じられる。
転属先は自衛隊特別外星人対策部、及び地球防衛軍、連合宇宙艦隊、参謀部であり、その任務は銀河連邦と宇宙艦隊戦を行い、勝利すること。
最終更新:2022-12-28 23:04:56
14773文字
会話率:34%
時は1936年の1月1日、アドルフ・ヒトラー率いるNSDAP、国民社会主義ドイツ労働党がドイツ国内の政権を奪取しナチスドイツが誕生した。当時16歳であった私はひょんなことからナチスドイツの参謀の席に座ることになり、そこで参謀としての才能を開
花させていく。ヒトラーは自信の野望が実現していくことに歓喜しながらも、参謀として働いていく内に人としての倫理観を失っていく彼に対して不安が募っていく…
史実であり得たかも知れない歴史のif物語が幕を開ける…!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-26 14:47:52
35244文字
会話率:34%
竜神の寵愛を受けし世界「ライズ」は、ある日突然に異世界「地球」と”門”で繋がれた。世界の壁を越えた交流と貿易は、ライズ世界に多くの富をもたらす。
しかし魔法技術の対価として地球からもたらされたのは、進んだ医学や科学技術だけではなかった
。
ライズの列強諸国はそれぞれが地球の大国と結びつき、彼らが生み出した戦車や飛行機を導入し、軍拡を開始する。
力は不信感を生み、やがて最初の銃弾は放たれた。
クロア公国で起こった泥沼の内戦もまた、ライズ世界を二分する動乱のひとつだった。
物量に勝る帝国派に対し、敗色濃厚な大公派は若き将軍を抜擢する。彼の名はアルフォンソ・アッパティーニ。
「何をしても怒らない男」と嘲笑され、日陰者に甘んじてきた優男だった。
多くの者が彼を侮り、軟弱者に自らの命運を委ねるしかない大公派の運命を嘆いた。
だが、赤毛の将軍には窮状を覆す強い意志があった。
彼が参謀長として指名したのは、舌禍事件でドイツ陸軍を放逐されたヴェロニカ・フォン・タンネンベルク。彼女の作戦こそが祖国を救うと信じて……。
そんなあぶれ者と問題児のコンビが挑むは、勇将ジョージ・パットン。
祖国アメリカが支援する帝国派の勝利をかけて、歴戦の指揮官は2人に牙を剥く。
「好きにやって良いと言うなら、せいぜい派手にやらせてもらうわ」
強敵を前に不敵に笑うヴェロニカは、必勝の策を打ち出す。それはライズに収まらず、地球諸国すら巻き込んだ大作戦だった。
降臨暦942年、ライズ史で名将として語り継がれることになる両者が、初めて相まみえた「イリッシュの戦い」の記録である。
※過去作『イリッシュ大戦車戦 ~王立空軍物語外伝~』を再構成・大幅加筆した作品です。
※カクヨム様でも掲載しています。
※『王立空軍物語』シリーズの設定や一部メカニックは、ホームページにて解説しています。
https://jyushitai.com/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-02 08:41:11
104004文字
会話率:20%
地球との異世界貿易で栄えるライズ世界の片隅「クロア公国」で、凄惨な内戦が勃発した。
大公派と帝国派の争いは、地球・ライズ各国の義勇兵と地球製兵器を巻き込んで拡大の一途を辿る。
降臨暦942年(西暦1942年)。決戦を控えた大公カタリー
ナは1人の将軍に決戦の指揮を委ねる。
彼の名はアルフォンソ・アッパティーニ。優秀な弟と比較され「じゃないほうのアッパティーニ」「何をしても怒らない男」と嘲笑される若手貴族だった。彼が参謀長として抜擢したのは舌禍事件を起こしてドイツ陸軍から放逐されたヴェロニカ・フォン・タンネンベルク。
そして、あぶれ者と問題児のコンビの前に立ちふさがるのは、アメリカが誇る勇将ジョージ・パットンだった。
数でも負け、戦車の質でも負け、おまけに司令官の経験も劣っている。「怒らない男」アルフォンソと「怒れる女」ヴェロニカは、そんな状況を覆せるのか?
ヴェロニカは宣言する「敵のパットン中将はハンニバルを自称しているそうね。なら、私が貴方をスキピオにしてあげようじゃないの!」。
これは、「クロアのハンニバル」と「クロアのスキピオ」の名で語り継がれる2人の名将が初めて激突した「イリッシュ戦車戦」の記録である。
※完結済み。現在番外編を不定期更新中です。
※ガワは戦記物ですが、恋愛要素ありです。
※本作は、ホームページで公開中の「王立空軍物語~転生パイロットの異世界空戦記~」の番外編として先行公開したものです。URLはこちらです。
https://jyushitai.com/
※暫定公開版ですので、正式版をリメイク予定です。
※異世界戦記ものですが、史実の第二次大戦で活躍した人物や兵器が多数登場します。筆者はガチのミリオタでは無いので、描写は割といい加減で、独自解釈もマシマシです。
※本作はホームページでも公開中です。諸事情でこちらで公開できないキャラ絵も付いてきます。
※20.7.9 設定アドバイザーの谷利氏から、解説コラムを寄稿して頂きました。
https://jyushitai.com/kikouindex/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-27 09:47:10
51366文字
会話率:21%
クトーは、『最強』と名高い大規模冒険者パーティーで雑用係をしている、インテリメガネのおっさんだ。
彼はある日、リーダーに呼び出されてこう命じられた。
「無期限長期休暇だ。なるべくゆっくりして来い」
「別に休暇などいらんのだがな」
冒険者ギルドから発行される、正式な依頼としての休暇。
依頼主は、『クトーと一緒に休暇が取りたい』と依頼したのは、最近パーティーに加入した一人の少女だ。
パーティの依頼達成率100%の看板に泥を塗るわけにはいかないので、クトーはそれを了承する。
幼馴染みでありリーダーでもあるリュウの言葉に、会計を握る自分がいない間に羽を伸ばすつもりかと勘ぐりながら、依頼主である少女と旅に出ようとしたクトーは……。
……そのまま、何者かの手によって、二人で異世界に飛ばされた。
パーティーの雑用係を自認し、実態を知る人々には『無敵のNo.2』『実質は黒幕か裏ボス』と恐れられる、勇者率いるパーティーを最強へと育て上げた参謀。
人材育成のエキスパート。
経営管理・兵站確保のプロフェッショナル。
単騎でパーティーを裏から支える、勝利と策謀の鬼神。
自覚のない戦闘&事務チートなワーカーホリックは、勝手に異世界の命運を背負わされながら、そんな自覚は欠片もない。
異世界に行っても全く動じない彼は、元の世界に帰る方法を探しつつ、『休暇依頼』を達成すべく動き始めた。
「とりあえず温泉に入れる街を探そう」
「異世界に来てるのに、大事なのはそこなの!?」
「旅行と言えば温泉だ」
道中、異世界の魔法技術を習得して、新技術開発!
動乱を治めるために預言者の少女に協力して、観光がてらに傭兵団育成!
異世界観光を楽しむ片手間に渦巻く陰謀を叩き潰しながら、クトーは本人なりに『休暇』の日々を過ごしていく。
最強パーティの雑用係は、今日も無自覚に無双する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-29 12:19:30
72341文字
会話率:44%
ーーー〝氷の剣姫〟スオーチェラ=ベラ・ドンナ。
ペンタメローネ王国の社交界で誰ともなくささやかれるようになった、ドンナ侯爵家令嬢の異名は、その容姿とともに広く知られている。
妖精のように可憐な顔立ち。
藍色の、艶やかな髪。
そうして静かに佇むさまは、誰もが一瞬、目を奪われるほどに美しいと称えられていた。
しかし同時にベラは、その微笑みを見た者はいない、とも言われるほど、全く表情を変えないことでも有名であり、一部の貴族子弟の無礼を、一言で切り捨てる舌鋒(ぜっぽう)の鋭さもまた、名が広まる理由の一つだった。
さらに剣の腕も立つ、文武に優れた完璧な淑女。
その様子と、立ち振る舞いの一分の隙もない完璧さから、氷になぞらえられているのだ。
そんなベラに憧れる貴族の乙女らは多い。
が、逆に家柄も高く微笑み一つの愛嬌もない〝氷の剣姫〟に手を出す度胸のある男はいなかった。
ゆえに嫁ぐ相手は、傑物と名高く、縁戚にある公爵家嫡男か、第一王子であろうとまことしやかに囁かれていたが……。
「隣国の軍に属する、参謀に嫁げ……?」
ベラに父親が告げたのは、そんな一言だった。
つい先日終戦協定を結んだばかりで、自国隣国ともにきなくさい情勢の中での、政略結婚。
それを受け入れたベラが隣国に向かうとーーー婚約者は、逃げていた。
「どういうことですの……?」
追いかけて会ってみると、平民からありえないほど出世をした彼は、人間社会で差別される獣人だったのだ。
それでも両国の友好のために結婚しろと迫るベラに、白磁の獅子の容姿を持つ彼は言う。
「俺の嫁になるなど、自分がどんな目で見られるか分かっているのか?」
「気にしませんわ。わたくし的に、その獅子のご容姿も悪くはありません。……不安がおありでしたら、お互いをよく知るために、婚前旅行などいかがでしょう?」
説得するための提案を呑んだ彼とともに、ベラは二人で旅に出る。
これは徐々に愛を育む、美女と野獣の婚前旅行のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-16 22:51:41
73218文字
会話率:42%
人族と魔族で間で何十世紀と続いた大戦に終止符を打った八十六代目の勇者とその仲間達、表向きには勇者の存在が大きいとされていたが、真実を知る者達は皆、口を揃えてこう言った。
"あの男が居なければ、今も大戦は続いていただろう。あの男こ
そが真の英雄だ"と。
ならばその男は今代の勇者を、そして最強と謳われた魔王すら凌ぐ程の実力者なのかと問われれば、その男を知る者達は同じように口を揃えてこう言った。
"それは解らない"と。
「強くなりたい、誰もが一目見て解るように。強くありたい、誰も不当な評価を下されないように」
これは、自分自身でさえ理解不能な能力を持って産まれ、戦争を終結に導いた英雄が、理解出来ないが故に誰もが理解出来る"強さ"を追い求め、旅に出る物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-09 12:00:00
34776文字
会話率:45%
遥か北、氷獄と呼ばれる大地の全てが氷で覆われた極寒の地。
その地には氷獄の魔王と呼ばれ、敵味方問わず恐れられる者が居た。
冷徹で、冷血で、冷淡で、冷酷――他人に対して一切の情け容赦がなく、過去、現在に至るまで数多く存在した魔王の中で最も力が
強く、最も恐れられた者。
氷で覆われた大地にそびえ立つ氷で出来た居城、床も壁も天井も、玉座までもが氷で作られた謁見の間に、そんな史上最凶と恐れられる魔王――
「なぁ、謁見の間を床暖にしないか?」
「雰囲気ぶち壊しになるのでお止めください」
――だった者が居た。
氷獄を管理する寒がりの魔王。
姑息な手を嫌う騎士道精神溢れる作戦参謀。
冷え性で半身浴が大好きな魔術顧問。
筋トレマニアの暑苦しい軍団長。
氷雪系なのに寒がりだったり、暖かい物が好きだったり、熱血漢だったりと何処か可笑しな氷獄の魔王軍の面々。
そこに打倒魔王を掲げる勇者や他の”獄”を管理する魔王、世界を管理する神も加わり、氷獄の魔王の周囲は常に騒がしい。
そんなある時、氷獄の魔王の元に小さな春がやってくる。
これは冷徹で、冷血で、冷淡で、冷酷な魔王の心の氷を溶かした春と、新たにやって来た小さな春に纏わるお話。
※こちらは連載中の作品の息抜きにと投稿している作品になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-07 18:00:00
14952文字
会話率:61%