王都アレクサンドリアの商業地区で、天然石を売ってる茶葉屋さん、リタは無類の石好きである。
鉱脈があれば採掘に行ったり、時には山や川で採掘したりと石に取り憑かれてしまってると言っても過言ではない。石好きの肩書きだけなら良かったが、リタには他人
に言い難くて仕方が無いやべー秘密があった。
その能力のおかげでいろんな事件に首を突っ込んでしまって、後で後悔したり、泣いたり、笑ったりしてる。
愛と希望と夢を運んだ謎解き冒険異世界話しです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-01 12:00:00
4030文字
会話率:12%
精霊と動物たちが仲良く暮らす森エレミット
風精霊姉妹のシュンカとスズカはドリアードのメディと森で診療所をやりながら
時に動物たちを助け、時に異世界から来た少女ふわりとカフェをしたりと今日ものんびりと森で暮しています
最終更新:2024-03-28 14:26:21
158929文字
会話率:85%
精霊と動物たちが仲良く暮らす森エレミット 風精霊姉妹のシュンカとスズカはドリアードのメディと森で診療所をやりながら 時に動物たちを助け、時に異世界から来た少女ふわりとカフェをしたりと今日ものんびりと森で暮しています。
これは精霊姉妹のふわ
り探索記を整理したものです。
内容自体は本編と同じものになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-05 00:16:34
64428文字
会話率:77%
近未来。世界は温暖化で砂漠化が進む中、メリムダ国とサンドリア国はよく雨が降り、緑豊かで作物も豊かであった。両国に雨が降るのは、ドラゴンに守られているためであると、言い伝えられている。
サンドリア国は銀のドラゴンに、メリムダ国には金のド
ラゴンに守られており、銀のドラゴンが嵐を呼び、金のドラゴンが雨を降らしている。しかし、王家の血が流れる者が、他方の城に入ったとき、白のドラゴンの怒りが蘇り、恐ろしい災いが起こり、雨は降らなくなってしまうという。
メリムダ国の第一姫のカトレアは、おてんばで好奇心旺盛。お忍びで城を抜け出し、サンドリア城に入り込んでしまう。そこで助けられたラメレス王子と一目で恋に落ちる。
恋に落ちたラメレスとカトレアに、ドラゴンの伝説は再び蘇る。災いが次々と起こっていくが、カトレアは勇敢に、運命に立ち向かっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-26 11:35:47
9838文字
会話率:44%
おバカな公爵令息ドドンパ・ドリアンのおバカな日常。
最終更新:2024-03-22 16:39:35
10955文字
会話率:28%
両肩から手首にかけて、赤い竜の鱗で覆われている侯爵令嬢の竜の巫女・シャラメは、突然夜会の場で婚約者の王太子・ロッキーに婚約破棄をされてしまう。
しかも、昔からロッキーやその周りの人に虐められていたシャラメは、上手く声を出す事もできないでいた
。
そんな中、部屋で泣いている時に赤い竜神であるラグーンと会話をした事で、彼に恋をしたシャラメ。
その時ラグーンに言われた言葉を胸に、国王陛下の後押しを受けたシャラメは、婚約破棄の場で勇気を出してこう宣言したのであった。
「竜の巫女である私シャラメ・ジルベールは、竜の花嫁として、愛する竜神ラグーン・アンドリアスの元に向かいます!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-12 19:07:17
8645文字
会話率:46%
勇者との壮絶な戦いの末、最強の魔王は力尽き、異世界に転生した。目覚めたのは、魔力あふれる世界の王都アルカディア。10歳の少年の姿となった彼は、エイドリアン・ルークハートと名乗り、新たな人生をスタートさせる。
"今度こそ、平和な日
々を──"
荘厳な王城を眺めながら、エイドリアンは石造りの学舎に足を踏み入れた。王立魔法学園ミルヴァ学院。彼にとって、最高の魔法教育を受けられる特権的な場所であり、平穏を取り戻すための第一歩だった。
しかし、平穏は長くは続かない。魔王復活を目論む犯罪組織「黒の翼(ブラックウィング)」が暗躍し始めたのだ。彼らは、エイドリアンの魔王としての過去を知る数少ない存在だった。
エイドリアンは、自らの力で「黒の翼」を阻止しようとする。そんな中、あの'勇者'の転生と、運命の再会を果たす。
"俺は、もう戦いたくない……。だけど、世界を守るためなら──"
エイドリアンは勇者へと声をかける。力を合わせて、「黒の翼」の野望を打ち砕くために。
最強の少年と、正義感あふれる勇者。二人の絆が、世界を脅かす闇に立ち向かう。
彼らの戦いが、異世界に新たな希望をもたらすことになるのだった。
魔王と勇者。過去の宿敵が、世界を守る盟友となる。エイドリアン・ルークハートの、運命の戦いが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-09 15:40:04
1561文字
会話率:27%
主人公エイディが住む砂の斜塔は、サンドリア大陸南部に位置する魔術の国、旧デザリア王国の中でも最も広大な砂漠の中央に鎮座する。強固な結界に守られた斜塔で、エイディは日々、師匠に言い渡された課題をこなしていた。幼女のような容貌の師匠は、その麗
らかな見目形からは想像もつかぬほど厳しく、とんでもない放蕩だった。
変わり映えしない日々を過ごしていたある日の朝、謎の男が結界に侵入した ──── 師匠である大老師、パルヴァネルの骸を抱えて。サンドリア大陸魔術協会の第一級魔導士を名乗る男、カームザールは、エイディを死んだ師匠に成り代わらせるためやってきたと言う。大陸一の大魔術師、パルヴァネルの経脈の全てを継ぐ器、エイディに。
その一生を塔で過ごしてきたエイディは、亡き師匠に代わり、大老師パルヴァネルとして兵器利用されることとなった。
生まれて初めての塔外の世界で、少女は何を見るのか───────折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-07 22:13:36
19955文字
会話率:29%
復讐の王と屍姫、その旅の果ては一体なんですか?
エクセル・ノエル、神代の魔女、自分の国を破壊する王女は罪人として封印された2000年の後、滅亡な王国の君主、エイドリアン・フォン・ヘンズリーが彼女を目覚めさせた。
「愚かな一国の王よ、覚悟
はあるのか?」
「覚悟何で、とくにあるんだ。」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-05 08:17:01
1500文字
会話率:49%
目を開くと、そこには化物とぐちゃぐちゃに穢された美貌の少女がいた。1体と1人が親であると直感した名も無き少年は母親の救出を企て、少女の捜索をしていた騎士を利用して化物であるゴブリンキングの討伐と少女の救出を果たした。救出を見届けた少年はその
場から逃げ出して、逃げた先で不可解な現象が起きる洞窟。ダンジョンを発見し、攻略に挑む。
騎士団に多くの犠牲を出した強大なゴブリンキングと、かつてミルドリア王国の未来と呼ばれた膨大な魔力を持つ王女の間に生まれたゴブリンプリンスは、お馬鹿で可愛いツノウサギとともに太くて短い鬼生を生きる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-27 11:09:58
10918文字
会話率:8%
投稿してる以上は誰もが夢みますよね? ただの雑談というかそういうの。無謀な夢だとしても妄想だとしても作品書いてる以上は……ね。
最終更新:2024-02-08 09:17:31
1053文字
会話率:6%
女神の創った異世界に転生できることになった俺は
そこで冒険者になり金を儲けてハーレムを作ることを目指す。
序盤は修行パートで、主人公は徐々に強くなっていく予定です。
ハーレム要員が増えるのは少し先になります。
『カクヨム』と『小説家にな
ろう』に投稿していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-03 21:42:29
147473文字
会話率:10%
異世界で戦う王女様、リリアナ。彼女は魔法の才能に恵まれ、新たな人生への旅立ちを決意します。忠実な友人エイドリアンのサポートを受け、美しい秘密の村で物語が始まります。
リリアナは秘密の村の平和を守るため、魔法の力を駆使して様々な冒険に挑みま
す。彼女の使命は王女様としてのものであり、その過程で新たな仲間を得ながら最強の魔法使いへと成長していきます。異世界を旅し、謎めいた魔法使いイセルダと出会い、運命を語り導かれる日々が続きます。
物語のクライマックスでは、秘密の村が脅威に直面し、リリアナがその解決に挑むこととなります。彼女と仲間たちの共同努力により、秘密の村と異世界の平和が守られ、リリアナは最強の魔法使いとしての力を発揮し、自己成長を果たします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-19 12:04:42
2822文字
会話率:22%
第一部: 影の誕生
エイドリアン・クリムゾンハートはシルヴァナリアの王国で禁忌のギフト、影紡ぎの力を授かり、同時に呪いも受け継いだ。王国の王子である彼は、神聖視される力を持ちながらも、禁忌の力故に国から追われてしまう。婚約者イザベラもまた
、新たな王となり、別の者との結婚を迫られていた。エイドリアンは父親レオニダスと共にノクシリウムに逃れ、そこで新たな同胞たちと出会う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-15 10:22:18
7121文字
会話率:54%
「痛い……」異母妹ユリアに崖の上から突き落とされて瀕死の重傷を負った五歳のエレオノーラ・クラッセン伯爵令嬢は、自分の脳に走馬灯のように前世の記憶が蘇っていくのを感じた。
そうだ、わたしは1000年前に聖女と勇者に殺された魔王の娘サンドリア
だった。記憶を思い出すとともに、魔族にしか使えない「魔術」が使えるようになったエレオノーラは瀕死の傷を治して一命をとりとめる。
それから十二年。エレオノーラが十七歳になったとき、神殿の女神像が光ったことで各地で聖女選定がはじまる。異母妹ユリアは1000年前の聖女と同じ髪の色をしていたため自分が聖女だと信じているようだったが、選ばれたのは何とエレオノーラだった。
驚くエレオノーラ。けれども驚くのはそれだけではなかった。
エレオノーラがこれまで義母や異母姉に虐げられていたことを知っていて、何度も助けてくれた二人いる王太子候補の一人、ディートリヒが、これを機にエレオノーラを伯爵家から解放しようと考え、自分が暮らしている城の離宮へ連れていき――え⁉求婚⁉
さすがに自分を殺した勇者の末裔と結婚はできない……と思っていたら、ユリアと一緒になってエレオノーラを虐げていたユリアの婚約者ジークレヒトまでエレオノーラに求婚してきて、もう何が何だかわからない!
(っていうか、元魔王の娘が聖女とか何かの間違えじゃないの⁉)
これからいったいどうなってしまうのか。
エレオノーラを巻き込んで、王位継承をめぐる陰謀が、今はじまろうとしていた――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-14 16:26:57
113513文字
会話率:22%
前世の記憶を持つアドリアーナはこの世界が乙女ゲームの世界で、自分が悪役令嬢だということを知っていた。乙女ゲームにありがちな学園物のストーリーで、卒業前のプロムで全生徒を前に悪役令嬢が断罪されて、ヒーローとヒロインが結ばれるというありがちなス
トーリーだ。
「でも、悪役令嬢はヒロインを虐げるから悪役令嬢なんであって、何もしなければ悪役令嬢になるはずもないわよね?」
ここはゲームの世界のようだが現実なので、ありえない罪で裁かれるはずもないとアドリアーナは楽観的に考える。むしろ容姿端麗成績優秀、お金持ちで公爵令嬢で王太子の婚約者というハイスペックなアドリアーナに転生したことを喜ぶべきではないのか!
そんな風に思っていたアドリアーナだったが、十歳の時に婚約したヴァルフレードを前に、妄想していたハッピーライフは砕け散った。どうやらヴァルフレードはアドリアーナとの婚約が嫌で嫌で仕方がないらしい。アドリアーナとの婚約は政治的なバランスを考えて整えられた政略結婚なので恋愛感情が伴わなくても致し方ないが、夢見る乙女のような少年ヴァルフレードは、自分が好きな女性と結婚したかったのにとことあるごとにアドリアーナを詰った。
アドリアーナは自分の未来に絶望したが、学園に入学後、彼女はもっと大きな絶望を知ることになった。
アドリアーナは何もしていないのに、あっという間にヒロイン・クレーリアを虐げている性悪女だと噂になったのだ。何をしようとも状況は改善せず、悪化の一途をたどる。そしてついに訪れたプロムで、アドリアーナは婚約者ヴァルフレードから婚約破棄と東の辺境にある離宮への幽閉が言い渡された。
茫然とするアドリアーナ。しかし、アドリアーナはよく考えてみる。ヴァルフレードとの婚約破棄は、願ったりだ。そして、命が取られるわけでもない。
「ゲームはこれでエンディングだし、これ以上わたしが巻き込まれることはないわよね」。
アドリアーナは心機一転、幽閉先で悠々自適な生活を送ることを目指そうと、うきうきと幽閉先へ向かったが――
「クレーリアの能力が足りないからわたしに側妃になれってふざけてんのか‼」
しばらくして送り付けられてきたヴァルフレードの手紙にアドリアーナはブチ切れる。
それどころか「ずっとアドリアーナが好きだったんだ」と遠縁で幼馴染のジラルドまでやってくる始末で……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-13 17:20:40
82070文字
会話率:32%
寡黙な元Sランクの凄腕冒険者――〝竜断〟のラルクは周囲に惜しまれながらも35歳で冒険者業を引退。
ラルクは故郷である、海と山に囲まれた辺境の村へ帰る途中で、邪教徒による儀式の生贄にされそうになっていたダークドラゴンを助けてしまう。
翌
日、ラルクの下に現れたのは――黒髪の美少女だった。
「先日救っていただいたダークドラゴンのディアです! お礼にしにきました!」
「……帰ってくれ」
一人で静かに暮らせると思っていたラルクはディアを追い返そうとする。
しかし、〝命を救われた竜は、恩人に一生を尽くさねばならない〟――という竜の掟に従わないと竜界から追放されるとディアに泣きつかれてしまい、最終的にラルクは渋々彼女を家に住まわせることになった。
村人達からは夫婦だと勘違いされながら、ラルクは家の修繕、家具作り、荒れ地の開墾や漁業の為の道具作りに精を出すのだが、手伝いを申し出るディアの規格外なドラゴンパワーに振り回せることになる。
ディアの重力波で荒れ地を開墾して畑を作れば、竜の魔力のせいで謎の作物やドリアードが生まれ、釣り道具を作ってみるもディアが海中に電撃を放った方が早いと言ってやった結果、魚が大量に採れすぎて処理に困ったり。
ラルクのライバルを自称するSランク冒険者のダークエルフ少女とディアが喧嘩したり、竜の魔力に惹かれてやってきた海や山の魔物を追い払ったりと、騒がしい毎日を二人は送ることになる。
それでも、いつだって困っている村人達の為に働く二人はいつしか村の中心的な存在になっていく。
そうして不器用で寡黙なラルクと、素直で感情表現豊かなディアの二人は、少しずつ絆を深めていくのであった。
しかし海中に住む種族や、ディアの過保護な家族もラルク達に興味津津で?
これはうっかりダークドラゴンを救ったばっかりに、ちょっぴり規格外で騒がしいスローライフを送ることになる、一人の冒険者の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-01 17:00:00
120624文字
会話率:52%
細越沢みつみは長年の友人と別れたのち、ある惑星へと突然転移した。惑星ディノス。その星の一国、獣人が収める国、エルドリアノスに誘拐同然で科学技術により連れてこられた。自分の置かれた立場は、彼らの母星でもあるアースに住んでいた一部の人間しか持ち
得なかった能力、心理潜航(スフィアダイブ)を行える事。自身の異能を知りもしなかったみつみは、相棒として虎獣人のヒューノバーと共に心理潜航を行い、人の心を暴くことになる。決して開くべではない、心の秘密を。
ついでに、ヒューノバーの番として彼と関係を深めろと命じられたが、どうやって? 異星での前後不覚のもふもふ恋物語。
カクヨムで先行投稿しています。https://kakuyomu.jp/works/16817330656788317640折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-23 15:20:24
199070文字
会話率:71%
精霊の森には、ドリアードが住んでいる。森の中の小さな村に住むドリアードの少女・アイシャは、外の世界で恋愛したいと願っていた。ある日、知らない相手との結婚が決まっていると聞いたアイシャは、慌てて『運命の恋を探す活動』を始める。しかし、幼馴染の
キールはいつもそれを邪魔してくるのだ。「幼馴染?ないない!」そう思っていたアイシャの元に、村の祭りにあわせてイケメン司祭様・トリスがやってくる。運命を感じたのも束の間、司祭様は記憶喪失で……。
さらに翌日、精霊の木に異変が。解決したら村からでる約束を取り付けたアイシャは、事件の謎に挑む。――すべては、外の世界で恋愛するために!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-18 22:11:18
183266文字
会話率:47%
古代の人々が暮らす世界、アクロポリス。
約2000年前から存在しているこの世界は、『竜族』と呼ばれる魔法使いが、人々の目を逃れて暮らしていた。
彼らが暮らす街は、「壁」の中にある。
ブロック塀や電信柱、路地裏のフェンス、—
—学校。
その、どこにでも。
世界にはもう一つの「世界」があり、それは別名“裏のチャンネル“と呼ばれていた。
その世界では、地球と瓜二つの世界があり、魔法がまだ現存していた。
“瓜二つ”?
いいや、それは似て非なるものなのかもしれない。
『古代の人々』というのは、かつてローマ帝国を率いていた軍勢のことである。
彼らは魔族を率いて、地中海沿岸全域に加え、ヨーロッパはヒスパニア、ゲルマニア、ガリア、ブリタンニア、クリミア、北アフリカ一帯。
西アジアではメソポタミア、シリア、アルメニア、ペルシア西部などをはじめとする広大な地域を中心とした大規模な領土を支配していた。
ハドリアノポリスの戦いでゴート族と呼ばれる人々に敗退したローマ軍は、以後、トラキア地方をはじめ、各地の領土を占領されることになった。
『中世』の始まりである。
戦争に敗れ、滅亡の危機に追い込まれたローマの人々は、世界の「影」になることを決意した。
影は「光」の速度を越えることはない。
同時に、人は自らの影を“捕まえる”ことはできない。
世界の影になるということは、互いに干渉することのない絶対的な境界を敷くということでもあった。
永遠に交わることのない、『事象の特異点』を。
それ故にローマの人々は、「今日」という時間にたどり着くことができなくなった。
あの日から空に飛び立つための翼を失い、世界の「外」へと触れることができなくなっていた。
壁の中の世界は、人々の記憶の断片の中にしか、“存在することができなかった“のだ。
「影」が、光をなくして存在することができないように。
いつかまた、世界の「外」に出る。
その夢を願って、壁を打ち破れる方法を探している。
誤って裏のチャンネルに紛れ込んでしまったある少年。
彼もまた、人間界に戻れる方法を探していた。
竜王の娘、『イヴ』と出会い、人間の心を教えてくれとせがまれながら。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-11 17:52:44
2207文字
会話率:8%
約二年前、ジュリアは恋人だったクリスと別れた後、たった一人で息子のリューイを生んで育てていた。
クリスとは二度と会わないように生まれ育った王都を捨て地方でドリア屋を営んでいたジュリアだが、偶然にも最愛の息子リューイの父親であるクリスと再会し
てしまう。
自分にそっくりのリューイを見て、自分の息子ではないかというクリスにジュリアは言い放つ。
この子は私一人で生んだ私一人の子だと。
ジュリアとクリスの過去に何があったのか。
子は鎹となり得るのか。
完全ご都合主義、ノーリアリティなお話です。
⚠️ご注意⚠️
作者は元サヤハピエン主義です。
え?コイツと元サヤ……?と思われた方は回れ右をよろしくお願い申し上げます。
誤字脱字、最初に謝っておきます。
申し訳ございませぬ< (_"_) >ペコリ
アルファポリスさんにも時差投稿します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-09 21:05:25
61521文字
会話率:30%
ブランカ・ウィグルスワース侯爵令嬢は肌も髪色も雪のように白く、その人間離れした美貌から貴白令嬢と呼ばれていた。また父侯爵と同様記憶眼と呼ばれる特殊能力の持ち主であり、学業成績の優秀さも相まって特別な存在と思われていた。思われていただけだ。ブ
ランカ自身は自分を過大評価していなかった。そのブランカが数多ある縁談の中から婚約者を選んだ。その選択はルドリア王国の運命を大きく揺るがしたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-05 07:26:33
5451文字
会話率:18%
子爵令嬢エリーゼと王子アドリアンは『誓いの鐘の広場』で二年後の再開と結婚を約し、片や聖女教育課程へ、片や隣国へ留学と発ってゆく。
ところが二年後、二つの『誓いの鐘の広場』が誕生してしまい?
二人の恋の結末はいかに。
最終更新:2022-05-04 17:16:10
6337文字
会話率:44%