私が生まれた日は、とても賑やかな午後だった。
祖父と祖母と、父と母と、兄と姉とに囲まれた穏やかで愛に満ちた世界。それはやがて壊れていく世界。一人残された私は、壊れた世界に手を伸ばす――。
滅びた世界と滅びつつある世界、そして新たな世界の話
。
空想科学よりは近未来的な話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 13:02:54
4046文字
会話率:0%
私、コーデリア・アドラムが王命で結婚することになった旦那様――セドリック・ダルトン様には、他に愛する方がいます。それはわかっていたから良いのですが、ただでさえ惨めな結婚だと言うのにわざわざ初夜の前にそれをあらためて宣言するのはいかがなものか
と思いませんか? しかもやることはやるそうですよ? もちろん拒否しましたが。
――これは憧れの人と王命で結婚することになったコーデリアが、別れた恋人に想いを残す優しく真面目で馬鹿正直な旦那様を結局突き放すことが出来ず、いつの間にか堕としていた話です。(一話が大体2500文字から3500文字程度で、約八万文字で終了予定です)
注意事項
あらすじは軽そうですが内容は結構シリアスです。使い古された(?)設定なので多分新鮮味はありません。ざまあはありません。離縁はしません。序盤片想いからの両片想い、最終的には両想いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 15:00:00
94700文字
会話率:30%
優秀な守護霊のおかげで自身の生活にはスリルもハプニングもまったく起こらない平凡な女性、落合記世子。しかし宇宙人研究会のオフ会に参加したことを切欠に、記世子はさまざまな事件に巻き込まれていくことになる。
*最初連作短編として書こうとしていた
ものなので、数話(連載にするにあたり短編を分けました)毎に一旦の区切りがつきます。あとは話が思いついたら書くので【超不定期更新】となります。とりあえず今回の「記世子、宇宙人のオフ会に参加する」は6話完結予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-09 20:00:00
17417文字
会話率:48%
「おまえを愛することはない」
国王陛下のご命令で私と結婚させられた死神侯爵と呼ばれる旦那様に、愛す気はない宣言された私は、力強く頷いてこう答えたのだ。
「お任せください!」
「おま?お任せ?」
「ご安心ください!」
「ご安心?」
はい。安心
して全て私に、いえ、我々にお任せください!
我が栄光のチルちゃん軍に!
私が幼い頃から魔力を吸わせて丸々と育て上げた、なんだか分からないけれども闇と戦う可愛いチルちゃんとその仲間達。
旦那様は知らないでしょうが、私の実家の領地では、ほとんどの闇を倒した凄腕の軍隊なんです。
小さくて可愛いし、私にしか見えないので誰も知らないですけれど、実績があるんです。
だから、旦那様。あなたの抱えるその闇は、我々にお任せください!
あれ?
旦那様の闇、ちょっと深いですね。チルちゃん軍が、苦戦している。
で、でも、だ、大丈夫です。
我々は安心と信頼のチルちゃん軍!新しい仲間もスカウトしました。兵法の勉強もしました。我々にお任せください!
旦那様の闇を倒した後は、円満に離婚していただけたら大丈夫ですよ。
チルちゃん軍と私は、次の闇との戦いの地へ!
と思っていたのに、気がついたら死神公爵に溺愛されて離婚を許されなかった、不可思議な私の物語。
五話ぐらいで終わる予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 11:45:05
214923文字
会話率:30%
なろうで小説を書いていて、後書きに書くと邪魔になりそうな、どうでもいい話や感想をここに、こっそり書いていく。
キーワード:
最終更新:2024-05-04 15:07:10
16266文字
会話率:1%
魔王が舞い降りた。
賭けに勝たなければ人間を滅ぼすと言う。
しかし、魔王は私の帽子を吹き飛ばし、汚してしまったのだ。
よりにもよって、お母様の前で!
帽子を吹き飛ばされてから、魔王を滅ぼすまでの顛末。
最終更新:2023-12-31 06:43:37
939文字
会話率:47%
皆さん、こんにちは。私は炎の帝国の王子、「アキラ」です。
皆さんを四天王の世界へのスリリングな旅にご招待します。
この世界は4つの帝国によって分割され、統治されています。
最初の帝国は私の帝国、「炎の帝国」です。
この帝国では、火を使うこと
に長けています。私たちは火と炎を使って飛び、戦い、あらゆることをすることができます。
火は私たちにとって体の一部のようです。私たちの帝国は火山と溶岩で満ち溢れています。
次の帝国は「風の帝国」であり、私たちと最も親しい同盟国です。"タツヤ皇帝"率いる彼らは空気と風を自由に操ることができます。彼らの帝国全体が嵐に囲まれています。
次は「氷の帝国」で、彼らは私たちを敵と見なして何度も攻撃してきましたが、いつも失敗しています。
彼らを率いるのは「サトシ皇帝」という名前ですが、彼には似つかわしくありません。彼らは氷を自在に操ることができます。彼らの帝国は氷河に囲まれています。
次の帝国は「雷の帝国」で、雷雨に囲まれ、"ライデン皇帝"に率いられています。
彼らは雷と同じくらい速く、雷を自在に使います。彼らは「氷の帝国」と同盟しており、「風の帝国」と争っています。
各帝国は自然の障壁で保護されており、異なる侵攻の試みが何度か行われても侵入するのは難しいです。
私たちの世界の中心には、どの帝国にも属さない自由な円形の土地があり、四年ごとにチャンピオン大会が開催されます。
私は、戦争、冒険、サスペンス、そして興奮に満ちた私の旅に皆さんを招待します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 17:56:32
41810文字
会話率:22%
緻里(ちさと)は、父から授かった風雨を操る力と、母から遺伝した雷を導く能力を持ち、同学年では敵無しの、島国の天才だった。
高校二年生で、島国が対立する大陸の高校へと留学し、語学を身につける。
そしてそこで、思純(しじゅん)という女の子と
恋愛をする。
わずかな関わりだけで、二人は指輪の契りを結ぶ。
やがて大陸と島国は戦争状態になる。
その指輪だけが、戦争の最中、海で隔たれた緻里と思純をつなぐ、たった一つの証だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 21:34:05
188720文字
会話率:48%
商業ギルド支部の警備員ブレイズは、ある雷雨の夜、魔境の森で死にかけの少女を保護する。
後日、相棒ラディカールと森へ調査に赴いた彼が目にしたのは、魔境の森の不可解な変化だった。
獣たちは、浮足立って落ち着かず。
奥にある謎の小屋は、それまで
開かなかった扉が破られている。
拾った少女はやがて目を覚ましたが、自身に関する一切の記憶を失っていた。
ウィットと名付けられた少女はギルドで暮らすことになるが、ある事件をきっかけに、奇妙な異能を発現して――。
剣士ブレイズと魔術士ラディが、謎のボーイッシュ少女の面倒を見ながら魔境の謎に向き合ったり向き合わなかったりする、下っ端日常ファンタジーです。
※地味に異世界転移の要素があります。
※この作品は他サイトにも重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 20:10:00
509726文字
会話率:39%
地元の高校に通う梨里香(りりか)は、明るく活発な16歳。夏休みを田舎の祖父母の家で過ごそうとバス停で待ちながら、お気に入りのファンタジー小説を読んでいた。
いつの間にか降り出した雨は雷雨と変わる。
遅れてきたバスに乗り込み、停留場で降車する
も傘を持たずにいたので、濡れながら祖父母の家を目指すことに。
途中、道に迷い諦めかけたとき、見知らぬ少年が梨里香を助けてくれる。
その出逢いが全ての始まりだった。
一方、高校2年生の紫苑(しおん)は同じくバス停でバスを待ちながら、お気に入りの曲『Meet You Again』を聴いていた。
いつの間にか降り出した雨は雷雨と変わる。
遅れてきたバスに乗り込み、停留場で降車するも傘を持たずにいたので、濡れながら祖父母の家を目指すことに。
途中、道に迷い諦めかけたとき、全てが意外な方向へと。
その時すでにはじまっていた、もうひとつの世界での不穏な動き。
なにかがどこかで繋がったとき、現代と異世界が交錯する。
登場人物一覧は随時更新していきます。
尚、作中に出てくるお料理レシピは、作者のオリジナルです。
著作者:藤乃 澄乃 2020年5月6日投稿開始
無断転載は固く禁じます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-03 21:05:37
133440文字
会話率:27%
ある日、僕は美しい瞳をした彼女に出会った__
最終更新:2024-01-31 16:42:55
2129文字
会話率:65%
夜遊びが絶えない男。アパートには宅配便の不在連絡票が溜まっていた。
そんな生活を続けたある日、その男のもとに有在連絡票が届けられる。
お荷物をお届けに伺いましたが、お渡しできず持ち帰りました。品名:生モノ。
有在、人がいるのに何故荷物を届
けないのか。お届け物の生モノとは何か。
激しい雷雨の夜に、その男は身をもって知ることになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-22 03:32:44
4525文字
会話率:9%
いじめられっ子の男子生徒が夕立に遭い神社で雨宿り。
するといじめっ子たちがやってきて、その男子生徒は追い出されてしまった。
雷雨の中でずぶ濡れになっていると、今度は落雷に打たれて意識を失う。
天界で目覚めたその男子生徒は、自分が落雷に打た
れて死んだと知らされる。
雷神の落雷に打たれて死んだ人間は、新たな雷神になる。
天界の掟に従い雷神になったその男子生徒は、
雷を操る力を手に入れ、いじめっ子たちへの復讐を計画する。
雷神の力で雷を起こせばいじめっ子に復讐するのは簡単なように思われたのだが。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-04 03:20:00
7965文字
会話率:16%
雷雨が降りしきる中。
男子学生が自室で友人たちと歓談していると、落雷で停電してしまった。
ブレーカーを見ると、稲光が作る光と影によってスイッチの状態が変わって見える。
そうしてその男子学生は影のブレイカーのスイッチを上げてしまった。
影の
スイッチが上げられた世界では、光と影が入れ替わり、
友人たちは影の姿になってしまったのだった。
その男子学生は、元の世界に戻ることが出来るのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-24 03:39:50
5463文字
会話率:14%
ブラック飲食を辞めてバンコン(バン型キャンピングカー)でしばらく気楽なアウトドア生活をしようと旅立ったコーヘイ。雷雨の夜に車ごと異世界に召喚されてしまったから、さぁ大変。
召喚先は神殿の美人神官様か、はたまた祖国を愛するお姫様か。いや、
そんなに人生は甘くない。
目下、高度1000メートルを落下中!!!
落ちた先で繰り広げられる異世界グランピング活劇の始まり始まり!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-13 21:39:01
44757文字
会話率:51%
無口で控えめな性格のエヴァは、大きな街から離れた農村で暮らしている。ある日、地主の奥様にお使いを頼まれた。お使いの帰り道、急な雷雨に遭遇したエヴァは、近くの店の軒下で雨宿りをした。
雨宿りから始まる秘められ続けた恋のお話です。
最終更新:2023-11-01 16:57:34
7709文字
会話率:49%
ある人が雷雨の中で恋人に宛てたラブレターを書くという内容です。その人は恋人の存在によって雷雨を怖くなく、むしろ美しいものと感じています。その人は恋人に対する感謝と愛情を熱く語ります。このポエムは恋人たちの情熱と絆を表現したものです。
最終更新:2023-10-15 09:19:34
312文字
会話率:0%
「お願いルドウィク、私と婚約破棄してほしいの!」
とても良く晴れた日。婚約者のリュシエンヌから、突然告げられた信じられない言葉。
いままで何の揉め事もなく来ていたはずの二人。意味が分からずにルドウィクは狼狽えてしまう。
すると、今度は彼女か
ら「今から雷雨になる」と、驚くような言葉が続けられた。
こんなに澄み渡る青空の日、いったい何を……?
困惑しているルドウィクをよそに、空は真っ黒になり、稲妻が光ったかと思うと大雨が降ってきた。
「私は一度死んだの、原因はあなたが他の女の人を好きになるから。これから先に起こることすべてがわかるわ」
愛する彼女の告白を最初は信じていなかったルドウィクだが、次々と起こる事実にこのままじゃいけないと思い始め、彼女と別れたくない一心で未来を変えようと決意する。
そんな時、二人の間に、美しい一人の女性が現れた!
二人がなぜ婚約破棄になったのか、美しい女性は誰なのか?
そして、ルドウィクは未来を変えることができるのか……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-11 20:00:00
116833文字
会話率:33%
雷雨の夜、反乱により悲惨な末路を迎えたミーナ。しかし、目が覚めると一年前に戻っていた。
ミーナは一年後に起こる惨劇を回避するためまず領地の経済を立て直すことを決める。
しかしお嬢様はあまりにも経済音痴で…
最終更新:2023-07-16 13:02:03
3967文字
会話率:1%
24歳の誕生日に、森に迷い込んだ主人公。森の奥に佇む『洋菓亭』では、6人のパティシエ希望者が競って作る洋菓子で、審査が行われる。雷雨に見舞われて雨宿りする主人公は、応募者の一人と勘違いされ、厨房に連れ込まれ……⁉
嘗て『洋菓亭』を営ん
でいた一家の人骨がダンジョンに眠っている。雷雨の後、つり橋が落ち、人骨が一体消えていた……! 変わりに残されていた『クロノスの復刻』のカード。洋館に閉じ込められる7人、しかも33年前に時が巻き戻って……⁉
消えた骸骨の謎、果たして『クロノスの復刻』とは何者なのか❔ メルヘン×ファンタジー×スイートミステリー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-30 17:00:00
10236文字
会話率:13%
ひょんなことから、鏡の中の自分に〝性別〟を奪われた杏奈。失った『男』を取り戻すには、山梨県の葡萄村に眠る奇跡の石を手に入れなければならなかった。
中性体として女装の日々を送る杏奈に、山梨への葡萄狩りツアーの招待状が舞い込む。
無事に葡
萄村へ着いた矢先、雷雨と土砂崩れに遇い、遭難寸前だった杏奈と数名の男女は、やがて紫の洋館に辿り着く。急激な眩暈に襲われて倒れた杏奈を、当主は快く介抱してくれた。
だがこの時、既に恐るべき計画殺人は着々と進行していた……!
真夜中の毒殺と密室殺人、不可解な電話のあとの、不可能犯罪。六人のメンバーに潜む〝真の招かれざる客〟は誰なのか? 衝撃のカタストロフィに度肝を抜かれる、館サスペンスの最高傑作❕ 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-13 22:00:00
42368文字
会話率:29%
晴天からの突然の雷雨。
せっかくのデートを切り上げて、戻って来た。
拭いてやると、女の嫌いなものをポツポツと。
「貴方の匂いを落とすものが嫌いなの」
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項
2
恋愛です。R15です。
苦手な方はご注意下さい。
ぶつ切りオマケの方が際どいです。
書きたかった!! でも余りにも短い故、ぶつ切りオマケ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-16 20:25:21
1216文字
会話率:58%
突然の暴風雨であっても、梅香の君と会う時だけは、必ずと言って良いほど晴天だった。
曇りの時も無くは無いけれど、雷雨になる事はまず無い。
親和性ありそうなのに……。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません
。
注意事項2
さっきのオマケを削除してしまったので、折角なので小説に。
前にも話しましたかね?梅香の君が雷雨嫌いな話。
たまにぼやっと出ていた気がしますけども、改めて。
※前は「梅の花落ちちゃうから」と仰ってましたど。
オリジナル設定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-16 17:56:44
841文字
会話率:42%
厄落としを兼ねて、巡礼を開始していた時のこと。
主張の強い直属の神様から、お恵みがあった。
何もかも落とし尽くす、雷雨、豪雨。
それでも……この清々しさが晴天のよう。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いま
せん。
注意事項2
綺麗な描写がかけたので(わたしなりに)、幻想奇譚の番外編にしようと思います。
本当、悪くねぇですよ。たまの豪雨も。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-16 15:28:25
1015文字
会話率:37%
「シェリー。お願いがある。エルの代わりに学園へ行ってくれ」
「無理に決まってるでしょ!」
エヴァンズ伯爵家の令嬢シェリアーナは魔法事故により5歳児(精神だけ)となってしまった双子の弟の代わりに女人禁制の学園へ通うよう両親からお願いされる。
絶対無理だと抵抗したが、無理矢理男装させられ学園に通うことに。しかもバレるのは絶対厳禁だという。
納得出来ないシェリアーナだったが、入れられてしまったのなら仕方ないと学園生活を開始。だが元々男勝りの性格であったシェリアーナはこんなに楽しい場所は無いと学園生活を満喫し始める。
ただ楽しい反面、面倒臭い事も。弟の事故の加害者である王太子マリウスが事故の罪悪感からやたらと絡んでくるのだ。しかもこの王太子がシェリアーナに気がある事は社交界では公然の事実というのも面倒臭いところ。
そんなある日、学友のフレッド、王太子マリウスと共に遠乗りへ行く事に。帰り道、雷雨に遭い雨宿りに訪れた村でシェリアーナは雷に打たれてしまい……。
好きな子と青春がしたい王太子×怒りっぽいけど騙されやすい女の子のラブコメです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-01 23:47:38
10179文字
会話率:32%
雷雨の日、雲の狭間に――。
本作は『カクヨム』様にも掲載しております。
最終更新:2023-01-11 23:20:37
613文字
会話率:0%
いつものように川縁の道を会社に向かい歩いていただけだが、空気感が違う。
家を出た時間も乗った電車も同じなので出会う顔も同じ。
綺麗な顔があれば、そうでない顔も多い。
馴染みなのだ。
いい加減規制を強化して欲しいと願うが、歩き煙草を
する人の顔も同じでウンザリする。
煙草呑みが擦れ違うと朝の空気が穢れる。
風があればマシだが、無風なら長時間……。
が、それもまた馴染み。
忌々しい馴染みではあるが……。
空気感の違いは消えずに残る。
春も近い冬だが、ねっとりとしている。
喩えてみれば何だろう。
巨大な動物の腹の中にいるような感覚か。
そういった感じのねっとり感。
覗けば、川の水もサラサラではない。
雷雨後の川のように土色に濁っているのではない。
澄んだ川面には近くの家や枯れ木が映る。
表面が漣立てば、家や枯れ木が揺れ、千切れる。
それは同じ。
が、どこか、ねっとりとしているのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-18 13:20:16
22640文字
会話率:44%
いつ、誰が言い出したのか解らない世界「エンドワールド」。大地は枯れ果て、海は暴風と雷雨が吹き荒れ、森は全てを飲み込む深淵となり、山は生命を拒絶する。
男は進む、命すら枯れた大地を。
男は進む、森羅万象を生み出す海を。
男は進む、暗
黒の世界を。
男は進む、白銀の世界を。
誰かが言った、その先に何があると。
男は言った、導きを必要とする者がいると。
誰かが言った、誰もいなかったらどうすると。
男は言った、ならばまた進むだけだと。
誰かが言った、なぜ導くと。
男は言った、それが自分だからと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-25 00:00:00
957文字
会話率:15%
2240年。
12月25日。
雷雨の夜。地球は電脳空間に呑まれた。
最終更新:2022-07-03 14:49:37
152532文字
会話率:51%