侯爵令嬢レティシアは、誰にも言えない秘密を抱えていた。
――それは、前世の記憶を持つ“転生者”であるということ。
社交界で微笑みを浮かべながらも、本心を隠して生きる彼女の唯一の救いは、
不器用で真面目な近衛騎士・カイルのまっすぐな眼差しだ
った。
月明かりに照らされた宮殿の庭園。
誰にも聞かれない夜のひとときに、彼女は問いかける――
「……貴方は、わたくしのことをどう思っていらっしゃるの?」
身分の壁を越えて紡がれる、ひと夜の甘い恋。
恋に不器用な騎士と、誰かに愛されたかった令嬢が、
月夜に交わす“恋の誓い”とは――?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 11:10:01
16125文字
会話率:35%
この作品にはBL・GLが出てきます。
毎日四回更新(8時・10時・14時・16時)。
総合評価4500ポイント&ブックマーク1400件こえました! ありがとうございます。
――――
買い物帰りにうっかり異世界に飛ばされた。
キャラ作
成を完了しないと動けないらしいので、とりあえずナビに従い職業を選択しようとする。
適職が「魔王」。
魔王って、勇者に討伐されるやつでは?
……大丈夫なのか自分。
三国が鼎立する異世界。
突然東の荒野に降り立った(放り出された)主人公のマオは、魔物に怯え、魔法に驚き、お風呂に入りたいと嘆きつつ、命からがら中立地帯の御山近くへ辿りつく。
魔王であることを隠しての就職に成功し、マオは帰還の手掛かりをさがす為に、この世界の最高学府である御山の下働きになることを目指す。
――――
百合とか薔薇とか咲き乱れる予定です。
夢で見た内容をほぼそのまま書きます。矛盾があっても夢なので見逃して下さい。
ブックマーク・評価・レビュー・感想待ってます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 10:00:00
7281146文字
会話率:44%
“推しのコスプレイヤーが、実の姉だった――”
会社員の尚人は、誰にも言えない趣味として「RINA_cos」というコスプレイヤーを推していた。
けれどある日、ひょんなことからその“推し”が、自分の実の姉・ことりであると知ってしまう。
同じ
く、弟からの“いいね”を受け取っていたことりも、少しずつ真実に気づいていく。
隠していた“好き”が、静かに交差するとき――
ふたりは、やがて「姉弟コスプレイヤー」として、SNSの海へと飛び込んでいく。
これは、“やさしさ”を写真に乗せて届ける、姉と弟の軌跡。
あなたにもきっと、届きますように。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-25 07:30:00
74863文字
会話率:15%
貧乏伯爵家の令嬢セリフィーヌは、触れた相手の心を読めるという不思議な力を持っていた。
彼女はその力を使って、平民・便利屋セルフィとしてお金を稼ぎ、父のこさえた借金返済に走る毎日。
そんなある日、王宮から一件の依頼が舞い込む。
依頼内容は【失せ物探し】。報酬はなんと十万ギール。
これだけあれば、借金の全額返済も夢じゃない。
セリフィーヌは喜び勇んで王宮へと向かったが、依頼主の王子の心の声は、何だか様子がおかしくて――?
【全13話完結済み】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 07:21:43
4697文字
会話率:22%
姉の死の真相を探るため、ステラは正体を隠して王宮のメイドとして潜入する。
彼女は他国の第二王女。正体が知られれば、ただでは済まない。
それなのに、ある仕事をきっかけに、王国の皇太子に目をつけられてしまった――。
これ以上、目立っては
いけない。
そうわかっていても、持ち前の記憶力と行動力で、人の役に立つことをやめられない。
だが、姉を苦しめたとされる皇太子は、噂とはまるで違う顔をしていて……?
「本当にこの人が、姉の仇なの……?」
秘密と嘘にまみれた王宮で、ステラの潜入劇がいま、幕を開ける。
2025.7.20〜
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 07:10:00
20274文字
会話率:34%
剣と魔法の世界、ヴァルモウエ。
冒険者の町として知られるベネルトンでは最近ある噂が立っていた。
ダンジョンに、全裸の集団が出没すると……
彼らは何者なのか?
人か魔か?
正義か変態か?
誰もがペルソナを被って何かを演じ、何かを隠し
て生きる現代社会。彼らのような包み隠さず全てを見せる「自由」が、我々には必要なのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 07:02:37
456962文字
会話率:46%
前世で日本の文房具好き書店員だった記憶を持つ伯爵令嬢ミリアンヌは、身分を隠してオリジナル文具を扱うお店《ことのは堂》を開店することに。
文具の販売はもちろん、手紙の代筆や添削を通して、ささやかながら誰かの想いを届ける手助けをしていた。
そんなある日、金髪碧眼のイケメン騎士レイが突然来店し——
「あなたが好きです!」
……はい???
聞けば、以前ミリアンヌが代筆したラブレターに感動し、本当の筆者である彼女を探して、告白しに来たそうで。
もちろんキッパリお断りしました。が。
それ以来、彼は毎日ミリアンヌ宛てのラブレターを抱えてやって来るようになりまして……
「このラブレター、添削お願いします!」
......って言われましても、ねぇ?
ぐいぐいアタックしてくる子犬系騎士様に、日々振り回されてます。……ほんと、なんでこうなったの。
一途な片想いの行方は……恋文の神様のみぞ知る?
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-25 06:47:52
93581文字
会話率:42%
フリーランスのウェブデザイナー華蓮と出版社勤務の編集者翔太は偶然出会い、恋に落ちる。しかし、翔太が実は有名出版社のエース編集長で、華蓮に自分の地位を隠していたことが発覚。 傷ついた華蓮は翔太を突き放すが、翔太の過去と真意を知り、互いの信頼
を再確認し、一年後には結婚する。翔太は華蓮との経験を元に小説を出版する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 06:28:38
9620文字
会話率:36%
雨の夜――浅草寺の軒先で、町工場を継いだばかりの青年カメラマン・智哉は、傘を忘れて立ちすくむ広報担当・愛乃と出会う。趣味で磨いた腕前だけが取り柄の彼は、濡れたレンズ越しに捉えた彼女の笑顔に不可思議な温度を感じた。
「その写真、次の地域活
性プロジェクトに使わせてもらえませんか?」
愛乃の素直なお願いから始まった共同取材は、次第にふたりの心のピントを合わせてゆく。智哉は、家業の町工場が負債で崖っぷちだと知りながら、飾らない下町の光景を撮り続ける。一方、愛乃はかつて企画の大失敗で左遷寸前になった過去を抱え、「行動で信頼を取り戻す」と誓っていた。
そんな矢先、海外メディアの編集者ジェレミーが「日本のローカルを世界へ」と豪語し、愛乃を専属スタッフにスカウト。公開審査会で写真を競う“勝負”を智哉に仕掛ける。「腕前と覚悟、どちらが強い?」――煽るジェレミーに、智哉は負けられない理由を悟る。
同時に、兄代わりの航平が工場の経営破綻を隠していることが発覚。資金繰りを支える悠大、即行動で支援策を立てる莉菜、クラウドファンディングを企画するアリヤら仲間が集結し、町工場再建と写真勝負はリンクしてゆく。
取材先で交わした「必ず守るから」という智哉の言葉が、愛乃の胸に雨粒のように沁み込む。だが審査会直前、工場で小火騒ぎが起き、智哉は撮影を捨てて救助に走る。残された愛乃は、ジェレミーの圧に耐えながら写真を撮り続けるが、心は智哉の無事を祈るばかり――。
翌朝、病院の屋上で再会したふたり。愛乃は手帳を差し出し、「写真で世界を救えるなんて信じてなかった。でも、あなたが撮る瞬間の光を私は信じたい」と涙をこぼす。智哉は工場を題材に“人の手の温度”を写し込み、下町の真実を作品へ仕立て直す。
審査会当日。ジェレミーの派手な海外作品が喝采を浴びる一方、智哉と愛乃の“地味で温かい”写真は静かに観客の心を揺らす。結果はわずか数票差で逆転勝利。町工場のクラウドファンディングも達成し、仲間たちは新しい歩みを始める。
黄昏の隅田川テラス、初めての場所で撮った一枚にプロポーズの言葉を忍ばせた智哉。愛乃は雨粒ごしに映る未来を見つめ、「これからも行動で信頼を築くから」と応える。ふたりの手作りストラップが寄り添い、夕陽の光を反射して小さく揺れた――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 06:10:00
1121文字
会話率:49%
瀬戸内海に浮かぶ小さな島〈灯凪島〉。過疎と高齢化が進むこの島で、かつて夏の風物詩として親しまれていた伝統イベント〈サンセットフェス〉は、十年前の台風でステージが倒壊して以来、開催されていない。
この春、島の高校に進学した少女・結香は、かつ
ての祭を復活させたいと強く願っていた。彼女が目指すのは、観光や経済の再生ではない。島に生きる誰か一人ひとりの「戻ってきたいと思える居場所」をつくること。言葉では多くを語らない彼女だが、その背中と行動が、同級生・翔斗の心を動かす。
翔斗は、他人から好かれることを望むあまり、本音を隠して生きてきた少年。だが、結香のぶれない姿勢に触れるうち、「本当に好かれる人間とは何か」を自分に問い始める。
そして仲間たちが集う。自作ドローンを駆使する引きこもり気質の颯斗、何でもこなすが自信の持てない恵里、理想と現実に悩む音響担当の葵、観察力でチームを支える利奈、そして脱線ばかりだけど自分の得意を理解しているトロイと、冷静沈着なアリヤ。
反対する大人たち、予算不足、台風被害……数々の困難を前にしながらも、「じゃあ、どうすれば?」と問い、行動し、助け合う。言い訳をせず、立ち止まらず、一歩一歩進んでいく彼らの姿は、誰かの心に「信じたい」という火を灯していく。
夏が来るまでの三ヶ月間。島の誰もが「もう無理だ」と言った夢に、彼らは向き合い、挑み、叶えようとする。
これは、誰かのために動き出した少女と、行動の強さが人を変えていく物語。潮風が運ぶ希望の音に、あなたも耳をすませてみませんか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 21:20:00
2739文字
会話率:54%
かつての記憶に縛られた少女・晴(はる)と、仲間たち――弱さを隠して強さを追い求める祐輝(ゆうき)、孤独を選び続けた挙之(あきゆき)、信じることを諦めた早貴(さき)は、不思議な遺物が導く道を進む中で、心の奥底に眠る「過去」と向き合うことを余儀
なくされる。
遺物の試練に挑むたび、彼らはそれぞれの選択を迫られ、自分たちが本当に掴みたい未来を見つめ直していく。
絆は本物か、それとも幻想か――。
互いを信じ、未来を選び取るため、彼らが進む道は分かれ、やがて再び巡り合う。
光の道標が示す先には、希望と覚悟が交差する新たな世界が待っている。
絆がもたらす奇跡と、未来への一歩を描いた、壮大なヒューマンドラマ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 19:39:08
19235文字
会話率:48%
気づけば異世界。しかもモブ美少女な伯爵令嬢に転生していたわたくし。
静かに余生——いえ、学園生活を送る予定でしたのに、魔法暴発事件で隠していた全属性持ちがバレてしまい、なぜか王子に目をつけられ、魔法師団から訓練指導、さらには騎士団長にも出会
ってしまうという急展開。
……団長様方、どうしてそんなに推せるお顔をしていらっしゃるのですか?
枯れ専なわたくしの理性がもちません——と思いつつ、学園生活を謳歌しつつ魔法の訓練や騎士団での治療の手助けと
忙しい日々。残念ながらお子様には興味がありませんとヒロイン(自称)の取り巻きへの塩対応に、怒らせると意外に強烈パンチの言葉を話すモブ令嬢(自称)
これは、恋と使命のはざまで悩む“ちんまり美少女令嬢”が、騎士団と王都を巻き込みながら心を育てていく、
――枯れ専ヒロインのほんわか異世界成長ラブファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 06:00:00
89694文字
会話率:35%
八年前の夏、京都の名門大学・南洛大学で、ある青年が姿を消した。
彼の名は香月慧(かづき けい)。ホラー・オカルト愛好会に入会して間もない新入生であり、歓迎イベントとして行われた“肝試し”の最中に、サークルの一行とともに訪れた洞窟──通称「鬼
ノ淵(おにのふち)」で、地底湖に泳ぎ出たまま戻らなかった。
事故として処理されたその失踪事件は、やがて世間の記憶からも薄れていく。
だが、妹である香月雫(しずく)だけは、その“違和感”を忘れられずにいた。
兄は泳ぎが得意ではなかった。なぜ暗く冷たい地底湖に、進んで身を投じるような真似をしたのか。しかも、失踪前日に投函されていた濡れた走り書き──
「湖の底から、何かが俺を呼んでいる」
まるで予兆のようなその言葉に、雫は「何か」があったと直感していた。
八年の歳月を経て、雫は一人の探偵の元を訪れる。
彼の名は真神怜司(まがみ れいじ)。三十代半ばの男で、表向きは地味な調査事務所を営む探偵だが、裏では“見えぬもの”をも追う霊能者としても知られている人物だった。
しかし、今回の依頼において怜司が着目したのは、霊的な要素ではなかった。むしろ、より現実的で生々しい“人の悪意”だった。
調査を進めるうちに明らかになる、かつてのサークル内の人間関係。
そこには恋愛と嫉妬、支配と服従、若さゆえの軽薄な残酷さが渦巻いていた。
当時、香月慧が好意を寄せていた女子学生は、サークルの上級生──特にリーダー格の男と密かに関係を持っていた。そして慧の存在は、次第に“邪魔なもの”として扱われていったという噂も浮上する。
“肝試し”という名の行事は、ただの娯楽だったのか。
それとも、もっと意図的な“処分”だったのか。
そして、地底湖で何が行われたのか──。
水の底に広がるのは、怪異でも神秘でもない。
人が人を呑み込んで隠してしまった、“罪と沈黙”である。
真神怜司は、封印された八年前の真実に踏み込み、証言と記憶の綻びから真相を暴いてゆく。
その先に浮かび上がるのは、たった一人の死をめぐる、若者たちの歪んだ絆と、その代償。
やがて怜司は、地底湖の底に“何もない”ことこそが、最大の恐怖であると知ることになる──。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 03:27:17
120015文字
会話率:24%
宮中伯の令嬢エリーゼは「赤薔薇令嬢」「完璧令嬢」と謳われる宮殿の華。冒険心が強く竜をも乗りこなす一面を淑女の仮面の下に隠してきたが、婚約者の皇子に身勝手な理由で婚約を破棄され、我慢の限界が来て……
最終更新:2025-07-25 00:00:00
94039文字
会話率:41%
今度の小学生は、家事が出来て、勉強が出来て、仕事が出来る!?しかも多数の資格持ちで、女装もお手の物!!??
とある事情で長い間学校を休み続けた小さな少年、早乙女優。
休学中、ずっと会社で勤務しながらも、なんでも出来て優が大好きな女性、菊
池美奈。酒と酒のつまみが大好きな男性、工藤直紀。目つきが鋭すぎて、室内でもサングラスをかけて目元を隠している男性社員、橘寛人。優が学校に通学し始めたその年に入社してきた新人社員、桐谷杏奈。この職場の人達を初めとした様々な大人達に囲まれ、優は勉強、技術等、様々な力を付けていった。そして、人とのつながりも増えていく。それは、普通に学校生活を送ったのでは得られないほどに。そして優は、自分をここまで育ててくれた恩を返すため、自ら働くことを志願する。当然、菊池や工藤を初めとする大人達は反対したが、優の固い決意と、社長の一言により、休学期間のほとんどを会社貢献のために費やす。優は必死に会社の業務を覚え、たった数か月で1人前の働きを見せ、数年も経過すれば、会社になくてはならない貴重な戦力となっていた。その仕事ぶりは単なる平社員で収まるほどのものではなかった。そんな成長ぶりを見せられた大人達は、自然と優に頼るようになり、優もまた、大人達の期待の応えようと奮闘した。取引先の人にも気に入られ、まさに会社では当たり前の存在となっていく。だが、優はさらに、生活面でも恩を返そうと、料理、掃除、洗濯と、家事においても必死に勉強するようになり、いつの間にかプロと遜色ないクオリティまで引き上げられていた。それでも優は留まらず。より恩を返せるようになるため、今後のことを考え、資格をとるようになる。そして、様々な資格を取得する。そんなことを小学生で成し遂げることができたのは、本人の覚悟と菊池の献身的な教育の賜物であった。
そんな休学期間を過ごすこと数年。優の生活にも多少のゆとりが出てきたため、優は学校に通うように告げられる。だが、学校に通い始めてすぐに同級生から目をつけられ、カンニングの疑いをかけられてしまう。そしてそれ以外の場でも、見た目から判断され、冷遇されてしまうことが多くなっていた。それでも優は培ってきた知恵と技術で、それらを乗り越えようと奮闘する。
時には助け、そして助けられる。
そんな新たな生活が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 00:00:00
1473573文字
会話率:54%
月守沙樹の平穏な日常は、人知れず存在した鬼の襲撃によって一変します。代々月の加護を持つ「月華」としての力が覚醒した沙樹は、一族の「月閃」である幼馴染の鳴神千尋と璋兄弟と共に、戦いへと巻き込まれていきます。絶対的な正義を信じ鬼を討つ千尋、一族
のしきたりに反発しながら真実を求める璋。二人の異なる「月閃」との関わりの中で、沙樹は自身の力と向き合い、彼らへの複雑な感情を抱きます。
そんな中、沙樹は鬼の一人、朔夜と出会い、彼が語る鬼の悲しい背景と「光と闇の均衡」という目的を知ります。月の一族が隠してきた「始まりの月華」の伝説と、自身の力が持つ「調和」の可能性に気づいた沙樹は、千尋と璋の兄弟間の確執も表面化する中で、光と闇の全面衝突に巻き込まれていきます。
沙樹の選ぶ未来は光か闇か―折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 23:10:00
12683文字
会話率:18%
十七歳の天一は、ある朝烏(彼にだけ人語を話す、カラスの姿の使者)が殺されるのを目撃する。その後彼は、非人間の敵対組織に捕らわれそうになるが、人間の守護星(属星)のひとりに助けられる。天一は、父親が宇宙の均衡を保つ箱のカギの管理者であり、現在
は身を隠していることを訊かされる。
天一は父親とカギを守るために、別の仲間のところに行く。だが敵に追われ、別の仲間のところに身を隠す。そこから天一は冥界に連れていかれる。冥界で天一は、父親が映画館の座席にある物を隠す夢を見る。天一は現実世界の映画館に行く。だが、天一は刺客に捕まってしまう。
天一の救出に仲間たちがくる。天一たちは脱出を試みるが、仲間の一人が魔力によって眠らされる。脱出した後、天一だけは重要なモノを受けとるために、再び別の仲間の元に戻る。
(第一部ここまで、第二部に続く)
戻った天一は、疎遠になっていた幼なじみと再会する。また、父親と姿がそっくりな自分の属星と初めて会う。天一は属星から、烏は属星の使者であり天一と彼の父親の見守り役だったこと、父親と天一は属星のかけらを身体の内に持っていること、母親が父親の補佐役だったこと、天一が次期カギの管理者候補であり幼なじみが補佐役になることなどを聞く。
管理者とその補佐役は今後長く一緒にいられないと知りながら、天一と幼なじみはわだかまりを解消して別れる。天一は、次期カギの管理者として七剣星たちに正式に任命され、再度冥界に赴く。冥界の女王によって天一たちに仕掛けられた呪いが処分される。天一は刺客が元々冥界のモノであることを知る。
その後冥界から屋敷に戻る途中で、刺客と天一は対決する。彼らは命について話した後、天一は謎の女性の声に従い、光の力で刺客を消滅させる。天一と七剣星の使者は屋敷へと戻るために冥界の川を渡る。ヒトトセと天一は、それぞれの場所で戦いが近いことを感じ、共に目を閉じる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 22:58:48
145405文字
会話率:33%
第一章は、語り手の男が、自分の身に起きた不可思議な出来事について語る書簡形式。
ある日、男の前に「小さなおじさん」が現れ、彼に様々な指示を出すようになる。小さなおじさんの存在を他者に隠したまま、二人の奇妙な共同生活が始まる。
小さなおじ
さんのおかげで男はセレブリティの一員となるが、徐々におじさんの存在を疎ましく感じるようにもなる。そんなとき、男はある魅力的で奔放な女性と付き合うようになる。
が、最終的にその女性はおじさんの入った箱とともに崖から落ちて死亡し、その罪により男は収監されていることが判明する。
第二章は、女が自分の過去を語る形式。
双子の姉との幼少期からの共謀と、姉へのコンプレックスが混じった複雑な心情を吐露する。さらに、自分たちが双子であることを隠して交互に付き合う、金持ちの男との半同棲の生活について語りつつ、(男は気づいていないが)姉との三角関係のなかで目映える姉への殺意をにじませる。
現在その姉は謎の死を遂げており、女は犯人とされている元金持ち男に正体を認識されずに、面会に行っていることが語られる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-16 16:53:05
23925文字
会話率:11%
『腐男子仲間だと思っていた竜神様に異世界に拉致られました』
「蜜梨ちゃん、どこにいるの? 俺を置いて行かないで」
夢の中に現れる少年はいつも自分の名を呼んで探し、泣いている。子供の頃から時々見る、お決まりの夢。見たこともない少年が泣く
姿が、蜜梨には悲しかった。
看護師二年目の五十鈴川蜜梨は、どこにでもいる普通の腐男子だ。平凡に仕事をこなし身バレしないように必死に隠して同人活動をしている。職場の同僚・御厨秘果は腐男子で、イベントで偶然出会ってからの腐仲間だ。週末には二人で腐談義に興じる。リアルで腐談義できるのは秘果だけだ。
ある日、有り得ない不幸の数々が波のように押し寄せた蜜梨は、気持ちを落ち着けるため神社に逃げ込む。その場所で会った秘果に拉致られ軟禁された。
この世とは思えない場所で、魔法のような力を使う秘果は、実は竜神なのだという。
蜜梨が連行された国は「桃源」という神獣を産む国。蜜梨は「瑞希」という重要な存在で、元々は「桃源」の住人なのだそうだ。
幼い頃の記憶がない蜜梨に真実を語る秘果。信じられないながら、疑う気も起きない。
流されるままに蜜梨は、「桃源」で起きる事件に巻き込まれていく。
誘拐系異世界軟禁ファンタジー。ちょっとエロくて切なくて懐かしい、執着愛の先にあるのは――――――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 21:40:00
43854文字
会話率:34%
戦国時代の草(忍)ですが、気が付いたら異世界転移してました。
勇者に負けた元魔王に雇われたので、いつもの通り護衛します。
依頼主からの仕事で安土城に忍び込み薬研藤四郎を盗み出した草。
刀を手にした瞬間から記憶がない。気が付いたら知らない森
の中にいた。
森の中で出会った竜王とかいう男に竜の鱗を埋め込まれた。
「奪ってやろうと思ったが、逆に奪われた。吾を守れ」
右も左も知らない世界で、衣食住を保証し、元の国に戻る方法を探してくれるというので、依頼を受けることにした。
竜王シドは魔王として勇者に退治されたらしい。
心臓を隠して死は逃れたが、隠した場所までたどり着くのが大変なのだそうだ。
シドと共に心臓を取り戻す旅をしながら、元の国に戻る方法を探すことにした。
※魔獣や人型の生き物などと魔法や刀で戦ったり殺す描写が度々あります。
苦手な方は御自衛ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 18:00:00
66101文字
会話率:41%
宇宙に人類が進出して数世紀。無数の廃棄コロニーや宇宙船の残骸が漂流し、それらを漁る「ジャンク漁り」が商売として成り立っている時代。
辺境の宇宙ステーション『ネオン・ハーバー』を拠点にしているルカ・ヴァレンタインは、宇宙船『スカベンジャー』
で気ままにジャンク回収や修理、運搬などの依頼をこなす毎日を送っていた。
そんなある日、ステーションの片隅にある酒場『ブラックホール』で暇を持て余していたルカのもとへ、美しくも謎めいた女性・アイラが現れる。彼女は故障した自船と積荷を、廃棄コロニー『クロノス-7』から回収してほしいと依頼する。
乗り気でないルカだったが、彼女が提示した報酬に興味を持ち、相棒のAIドロイド・フィズと共に依頼を引き受ける。
しかし現地に向かったルカたちを待ち受けていたのは、積荷を狙う宇宙海賊だった。アイラが隠していた積荷の正体、それは危険な軍用物資――そして彼女自身もまた、それを運ぶために雇われた運び屋だった。
絶体絶命の窮地で、ルカは普段の気怠さとは裏腹な、傭兵としての本領を発揮する。
『クロノス-7』の廃墟で巻き起こる激しい戦闘の中、彼が見つけるのは、ただのジャンクではなく、自らの過去に繋がる『記憶の破片』だった――。
そして物語は、ルカ・ヴァレンタインという男の秘められた過去と、それを巡る宇宙規模の陰謀へと少しずつ動き出していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 20:30:00
36385文字
会話率:60%
1章完了まで毎日投稿。
お前が家を継ぐのだ――父からの言葉から半年。セント・ロクサンヌ学院に通うようになったレティシアには、もう一つの顔があった。それは、仮面で身分を隠しては、夜会荒らしをする麻雀の化身。人呼んで、不敗の令嬢。家名継げって言
われたのに、なんで麻雀やっているの。他にやることはないの。割とガチめな貴族社会の世界観で全員真剣ですが、コメディから抜け出せない、そういう作品です。麻雀を知らなくても読めるようになってます。転生や魔法と言った要素はありません。一匹だけ精霊いますが、役立たずです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 20:00:00
101318文字
会話率:41%
革命によって王が倒れ、耳障りのいい言葉を放ち、民の味方を称する政治組織【評議会】による統治が本格的に始まった北国アリノール。
元少女兵のスレンは、雪原で凍えた死体を見つける。
その死体が隠していたのは、一枚の写真。
銃痕の壁の前で笑う兵士
たち――
「これが、誰かの家族写真だったらよかったのに」
嘘をついたのは、スレンの恩人である教会の導師リリウス。
過去を隠そうとする者と、未来を見ようとする者。
再び、何かを選び、何かを見捨てる冬が始まる。
《歴史ファンタジー×群像劇×戦時下ドラマ》
死体が語るのは、終わっていなかった戦争の話。
絵画が残すのは、願いを諦めなかった人々の記憶。
-------
※他投稿サイトでも連載を行っています。
※軽微な流血・暴力表現があります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:43:18
98940文字
会話率:25%
ある日、公爵令嬢であるルイーズは街中でチェロ演奏をする男性を見かけた。彼は冴えない容貌だが演奏する姿がとっても素敵!一目惚れしたルイーズは、婚約者の王子が隣国の王女とイイ感じなのもあってバイオリンに没頭すると理由をつけて彼の所属する楽団の門
を叩くことにする。
身分に差のあるルイーズは正体を隠して接近するのだが............。王宮での演奏会では見つからないように変装したりいろいろと大変。でも、音楽に真剣に向き合ったり、チェリストの彼と徐々に信頼を深めることで幸せを噛み締める。だが、そんな平和な日々も王子がチェリストの彼を強制的に留学させると決定したことで波乱が。ルイーズはどうするのか。
ちょっと冴えない容貌のクールな男爵令息と生粋のお嬢様である公爵令嬢ルイーズのなかなか始まらない、音楽を交えたラブストーリーとなっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:20:00
432548文字
会話率:56%
裏組織に属する男爵家の令嬢エリールはある日、婚約者フェスタの元を訪れると彼の浮気現場を目撃してしまう。学園の寮には自分以外にも婚約者や浮気相手のラビィもいるため、婚約者や浮気相手の顔を見たくないエリールは、寮から出て行くことを決める。
新
たな住処を紹介してもらうために裏組織のトップであるボスを頼るが、フェスタはエリールを諦められない。そんな様子を見たボスはエリールから手を引くようにフェスタに命じるのだった。
後日、フェスタの浮気相手が所属している劇団のきな臭いウワサを聞いたボスは、捜査に乗り出す。事件後、なりゆきからフェスタと浮気相手であったラビィはパートナーとして組むことに。
そんな姿を見たエリールはくやしさを感じて自分も隠していた特殊スキルを使って自分の存在をアピールしようとするのだが……。
剣の名手だが単純で考えることが苦手な婚約者フェスタ、冷静沈着で人に気を許さないキレ者のボス・キャプスなどと関わりながら幸せに平穏に暮らしたい女の子が幸せを掴むまでのちょいスリルありのラブストーリーとなっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-12 06:40:00
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会話率:59%