「ふうん、そうかい! じゃ、この国、お前も一緒にぶっ壊そうぜ!」
けたけたと美少女が笑った。獣みたいな形をした八重歯は、どこまでも白い。さらりと長い黒髪が、風でばたばたと揺れる。これから王を殺しに行くというのに、まるで勝つことが分かってい
る戦の遠征気分のような顔だ。
「朱唇、お前ってやつは、本当に、めちゃくちゃだぜ、全くよ! まあ、そんなお前を愛している俺も、はたから見ればおかしいんだろうけどよ!」
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王に仕える忍者みたいな一族の長の孫娘に生まれた、野蛮人があだ名の美少女が、歌が歌えず詩が読めず空気も読めず言動に繊細さと美しさがないため落ちこぼれの無能の君と呼ばれている、実は武術に優れたイケメンでやや意地悪だけど根は優しい貴族の若者の男と、一緒になって王を殺すお話。シリアスでダークな要素もある和風テイストのファンタジー恋愛譚です。
※かなりヒロインの個性が強め。あと、古語はなんちゃって古語です。時代考証も一切していません(雰囲気とノリと勢いで書いています)。流れで言うと、勧善懲悪風ですが、主人公が親族郎党からの教育である意味では殺人鬼なので、現代と違う倫理観のお話が苦手な方はご注意下さい。
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15万文字以下くらいを予定しています。
R-15版です。成人向けのシーンを全割愛しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-28 01:52:04
23965文字
会話率:53%
格闘技経験者の少年、橋爪慧秀は中学に進学して早々"バトル・ファック部"なる意味不明な淫売格闘技ごっこに明け暮れる野蛮人集団に暴行を受け、辱められる。
尊厳を踏みにじられる直前、慧秀は”黎命流殺人術”なる何でもアリのオカル
ト武術を自在に操る少女、冴木涙霧に助けられた。
彼女の技と強さに魅せられた慧秀は自身も黎命流を会得し、バトル・ファック部へ復讐する事を誓う。
そして熾烈な戦いに身を投じた慧秀達にはバトル・ファッカー達との戦いが待っていたのだった───。
※この作品はフィクションです。実在の人物・団体とは一切関係ありません。
※なんとかR15の範疇で済むように頑張ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 15:33:17
151968文字
会話率:35%
イヴェット・リゴは貴族の令嬢であるにも関わらず、ミーハーな性格をしていて、近頃は麗人の辺境伯、アスヴァル・バルジミールに大変お熱である。しかし、彼女には理想とは正反対の粗野な野蛮人の婚約者がいた。イヴェットはそんな婚約者が大嫌いだ。
最終更新:2025-02-09 17:29:41
6690文字
会話率:51%
現実世界とは違う、異世界にあるヴァン皇国。
そこにとある一人の群青の髪を持つ目麗しく、上品で淑やかで、まごう事無き侯爵家のお嬢様。
その国に生まれた民は、神より一人ひとつ能力という形の力を与えられます、が
まごう事無き、上品で淑やかで目麗
しいお嬢様のみ、皇国の過去にもない3つのスキルを神から得る。
それもそのはず、彼女の中には彼女を含めて3人の乙女の魂が同居しているのだ、そしてその三人はお嬢様の中に入ったり、外に出たりとてんやわんや。
もう一匹クマごたる野蛮人が一人(お嬢曰く)こいつ(主人公)を足して全4人の人格が織りなすお話です。
そんな彼女(達)と彼が織りなす、ストーリー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-28 07:20:00
537719文字
会話率:40%
それほどでもない昔の昔。
海が対立の陸地を隔てる前。
まだすべての動物の一対を乗せられる程の船に需要がなく、
風の神が喧噪に辛うじて耐え、目を覚まさず、
天はちゃんと柱に支えられていた頃。
繋がってる大地を踏みしめる
一人と一匹の姿があった
。
いや、よく目を凝らして見たら、
その背後には数えきれないほどの人と数多の匹が続いている。
そういう始まりの話。
旅の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 23:30:15
7236文字
会話率:3%
十六歳のマヤ・アルジョヴィ子爵令嬢は義母から結婚を命じられて持参金もなく追い出される。お相手は野蛮人と言われている老人のロザカンド辺境伯だそうだ。不遇な扱いの家にいるよりいいかと素直に嫁に出されて辺境に着いたマヤは意外な事実を知る。今の辺境
伯は前辺境伯の孫の二十一歳のシージンだった。どんな処遇になるかと不安になるマヤにシージンは求婚する。使役できるワイバーンを育成している特殊な家系のロザカンド家に嫁ぐ事になったマヤは辺境の地で幸せを掴みたい。全11話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 20:09:39
53494文字
会話率:48%
『王国の盾』シルト・グランツ公爵の一人娘であるモイラ・グランツは『王国の英雄』アドム・ベスティエ辺境伯の嫡男との婚姻を父から言い渡される。
獣化の特質魔法を使う野蛮人だと噂されている野獣英雄の息子なんかに嫁ぎたくないと泣くモイラに、父の
後妻である義母が「自分の実の娘を身代わりとして嫁に出す」と提案した。
母に捨てられるように身代わりとして辺境へと送られた少女は運命の出会いを果たし、そして知らなかった真実を知る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-05 18:00:00
131131文字
会話率:38%
西洋の国王に嫁いだ規格外な中華風姫君の異国婚姻譚。
即位したばかりの若き国王レイモンド二世は、政敵の思惑により、遥か東方にある大国の姫君を王妃として迎え入れることになってしまう。東方の野蛮人を王妃にしたレイモンドは嘲笑と侮蔑の視線に晒
されるが、レイモンドが迎えたその王妃は、ただ大人しいだけの姫君ではなかった。言葉も文化も違う異国から来た異邦人王妃は、愛する夫レイモンドの為に遺憾なくその才能を発揮し、次第に国王夫妻は国民の絶大な支持を集めていくのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 13:30:00
240000文字
会話率:52%
カトリーヌは王国有数の貴族であるアードレー侯爵家の長女で、十七歳で学園を卒業したあと、皇太子妃になる予定だった。
ところが、幼少時にアードレー家の跡継ぎだった兄を自分のせいで事故死させてしまってから、運命が暗転する。両親から疎まれ、妹と
使用人から虐められる日々を過ごすことになったのだ。
十二歳で全寮制の学園に入ってからは勉学に集中できる生活を過ごせるようになるが、カトリーヌは兄を事故死させた自分を許すことが出来ず、時間を惜しんで自己研磨を続ける。王妃になって世のため人のために尽くすことが、兄への一番の償いと信じていたためだった。
しかし、妹のシャルロットと王国の皇太子の策略で、カトリーヌは王国の皇太子妃ではなく、戦争好きの野蛮人の国の皇太子妃として嫁がされてしまう。
だが、野蛮だと思われていた国は、実は合理性を追求して日進月歩する文明国で、そこの皇太子のヒューイは、頭脳明晰で行動力がある超美形の男子だった。
カトリーヌはヒューイと出会い、兄の呪縛から少しずつ解き放され、遂にはヒューイを深く愛するようになる。
一方、妹のシャルロットは王国の王妃になるが、思い描いていた生活とは異なり、王国もアードレー家も力を失って行く…… 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-03 11:26:57
72466文字
会話率:54%
帝国の新大陸開拓者達と、新大陸に暮らす先住民族アールヴとの文化的な対立を題材とした物語です。
先進国である帝国の文化や価値観に触れた、未開の野蛮人であるアールヴは何を感じるのか。
アールヴの戦士達が帝国観覧の感想を忖度抜きに語ります。
最終更新:2023-10-10 21:07:12
2845文字
会話率:30%
無謀の人バンジィは寂れた農村にて、獣の生き方を熱心に支持する親から強度に偏った思想の教育を受けたことで、常識知らずの野蛮人として育った。
しかしそんなある日、村落はモンスターに襲われ、バンジィを一人残して家族は全滅し、彼は衝動的に放浪の旅
に出た。戦うことしか出来ぬ彼は略奪で糊口を凌ぎ、モンスターと仕合うことが生業となった。
ついに彼の野生の行動は隠しきれずに国に逐われるお尋ね者となり、森に潜伏中の邪教"ピーリアス"の信者、メール・ティ・エール、愛称メルティと出会った。
彼女は邪悪で悪知恵の働く、欲望に忠実な、褐色肌で銀髪の、笹の葉の形をした耳をした美しい妖精、ダークエルフであった。
そしてついに帝国軍による邪教徒掃討作戦が実行され、森が焼き討ちされた。
大陸全土を支配した帝国から身を置く場所の無いふたりは、無謀にも邪悪で物を知らずかつ堪え性の無いにも拘わらず、自惚れと蛮勇を持って、知識と忍耐が必要な、帝国の法が及ばない、神の法が支配する教皇領に潜入し、帝国への逆襲に繋がる宗教革命計画を決行するのであった。
果たして彼らは異端として出世間で生き抜くことができるのか、また帝国への復讐を果たすことができるのか、乞うご期待。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-05 08:46:07
9495文字
会話率:19%
伯爵令嬢クリスティーナは家のためにあり、家のために王子への輿入れが決まっていた。
けれども齢10にして目通り叶った王子との時間は忘れ難く、いつしか愛情のない家庭を脱出する希望として王子との婚約が存在するようになった。
だが、国家慈善事業の
ために召し抱えられた孤児サリアが神の落胤であると、そして王子のこころも奪っていったのだった。
王子をわが元に戻そうも叶わず、罪を問われクリスティーナは辺境の島へ配流される。
地図さえまともに描かれぬままの捨てられた地、野蛮人どもの巣窟。
荒廃した土、退廃した秩序。
クリスティーナの流刑地での生活が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-22 18:48:01
8918文字
会話率:40%
資源を巡り列強が衝突していた。
最も魔導文明の進んだベラルーシェ教国は戦争を憂い、新たな土地を召喚し、その列強らに分け与えることで戦争を平定した。その土地には原住民がいることもあったが魔法の使えぬ野蛮人であった。それからも召還は三年に
一度行われ、列強に大きな富をもたらしてきた。そして今年もまた、召喚の日が訪れた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-21 10:01:37
419089文字
会話率:39%
「平民に成り下がった女と婚約を維持するとでも? タドリーニ侯爵家を馬鹿にするのも大概にしろ」そう言われて私、ペトリ辺境伯家ユリアは婚約破棄されました。いえ、いつの間にか元が付くらしいのですが、それどころではありません!
蛮族に侵攻された旧ペ
トリ辺境伯領にいる家族と領民を助けるため、ユリアは通りすがったレーリチ公爵家の門を叩く。すると、ユリアの助けてほしいという訴えを聞いたレーリチ公爵の四男『野蛮人』ことヴィンチェンツォは、乗り気で出兵していった。レーリチ公爵は「息子を落としてほしい、つまり結婚に漕ぎ着けてくれ」とユリアに頼み——。
※この作品は他投稿サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-17 21:00:00
48480文字
会話率:40%
王太子の婚約者候補に名を連ねながら、政権争いに敗れ、正式任命されなかった侯爵令嬢パトリシア。
彼女には辺境伯家との縁組が命じられた。辺境伯は毛むくじゃらの天を衝くような大男で、粗野で野蛮人だと王都では噂されている。さらに独立して敵国に寝返る
かもしれないと噂される辺境伯家に嫁いだら、いったいどうなるの?
いいえ、今まで被り慣れた巨大な猫を、この際、盛大に開放させましょう。
わたくしは過去の自分を捨て、本来のわたくしに戻り、思うまま生きてやります!
※この作品はボイコネライブ大賞応募のためのルールに則って書き直しました。
拙作「慈悲深い天使のテーゼ~侯爵令嬢は我が道を征くつもりだ」と「デナーダ辺境伯と愛妻の他愛ない日々」を足したものです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-30 23:49:01
12849文字
会話率:1%
王太子の婚約者候補に名を連ねながら、政権争いに敗れ、正式任命されなかった侯爵令嬢パトリシア。
彼女には辺境伯家との縁組が命じられた。辺境伯は毛むくじゃらの天をつくような大男で、粗野で野蛮人だと王都では噂されている。さらに独立して敵国に寝返る
かもしれないと噂される辺境伯家に嫁いだら、いったいどうなるの?
いいえ、今まで被り慣れた巨大な猫を、この際、盛大に開放させましょう。
わたくしは過去の自分を捨て、本来のわたくしに戻り、思うまま生きてやります!
設定はゆるんゆるん。なんちゃって異世界。
この話はアルファポリスにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-28 19:00:00
6467文字
会話率:8%
天下分け目の関ヶ原 ロリ島津推参!
時は戦国、世は乱世。その流れが一気に収束しようかという慶長五年、日ノ本の端っこで乗り遅れに焦る一人の姫武将がいた。勇猛可憐で知られた島津四姉妹の末っ子、島津維新弘歌である。
「姉ちゃん、このままだとマズ
いのじゃ! 世間の流れに遅れるのじゃ!」
「うるさい。よそはよそ、うちはうち! 中央の事なんか気にしている余裕は無い!」
当主の長姉義歌は全く話を聞いてくれない。だがリミットは刻々と迫る。そこで弘歌は自分だけで初めてのお使い、もとい参戦を決意する。
「年増の姉ちゃんは更年期だから腰が重すぎるのじゃ! ぴちぴちのワシだけで行くのじゃ!」
希望者を募り個人の資格で畿内へ駆けつける弘歌。そんな美幼女を待っていたのが、天下分け目の戦いとのちに語られる大決戦・関ヶ原の戦いであった……。
※歴史物というより時代物です。家族関係・年齢・性別などあらゆる設定が某戦国大名と違います。この作品は小説家にカクヨムにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-13 06:00:00
118414文字
会話率:56%
誕生日おめでとうございます。
最終更新:2021-11-03 18:17:17
311文字
会話率:37%
幼いころさらわれて、盗賊に育てられた13歳の王女・ロビン。
再び戻った王宮で再会した、男装した双子の姉・ライム。
二枚目だが本の虫で、顔だけと言われる青年貴族のカレント。
野蛮人と称されるが裏表のない好青年バーミリオン。
王族であれば、魔
力を使えて当たり前の世界。
彼らは王族であるにもかかわらず魔力が極端に弱く、役立たずと言われていた。
そのため王国の儀式として、洞窟の怪物の餌になる運命をかせられていたのだが、
四人はその洞窟で、自分たちが伝説の生体魔石の持ち主だったと知り、強大な魔力を手に入れる。
いっぽう、大きな魔力を持ち英雄とされていた別の王族四人のパーティは、祈りの島で怪物に出会い、瀕死の状態におちいる。
国王に頼みこまれたロビンたち四人は、仕方なく彼らを助けに行くことになったのだが、その怪物をあっさり片付けるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-09 08:19:01
109494文字
会話率:54%
地球に異界の門が開いて50年
人々は空想だった、魔法、陰陽術、仙術、などを使用できるようになった。
一方魔力を得た動物は姿を変え、異界の門から様々な生物が地球に流れ込んだ。
それ等に対し人間は科学で対抗したが、効果は薄く、魔法などを習得した
人間が活躍し何とか生存圏を守ることに成功し暮らしていた。
そんな中、日本の東京のとある大学に通う山背浩二は魔法の学会、通称賢者会にて論文を発表したが…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-11 22:15:43
4644文字
会話率:56%
特にどうという事のない生活を送っていた男子高校生、吉田義之は、ひょんな事から自分の陰口を聞いてしまった。
馬鹿にされて黙っていられるほど、温厚な性格をしていない彼は、学校の連中を見返してやる事を決意した。
勉強を頑張るか? それともス
ポーツか? あるいはオシャレを学んでイケメンを目指すか?
様々な方策を検討した彼は、最も手っ取り早い方法を選択した。
世界を守るヒーローに、すなわち虚数領域に挑み、モンスターと戦う鎮伏者になろうと決意したのだった。
これは、初心者丸出しな吉田義之が、思い付きでハンターとなり、いずれは伝説に語られるまでに登り詰める物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-12 18:00:00
151212文字
会話率:17%