不器用だっていいじゃない。焼きたてのパンがあればきっと明日は笑えるから
「悪役令嬢」と蔑まれ、婚約者にも捨てられた公爵令嬢フィオナ。彼女の唯一の慰めは、前世でパン職人だった頃の淡い記憶。居場所を失くした彼女が選んだのは、華やかな貴族社会と
は無縁の、小さなパン屋を開くことだった。
人付き合いは苦手、笑顔もぎこちない。おまけにパン作りは素人も同然。
「私に、できるのだろうか……」
それでも、彼女が心を込めて焼き上げるパンは、なぜか人の心を惹きつける。幼馴染のツッコミ、忠実な執事のサポート、そしてパンの師匠との出会い。少しずつ開いていくフィオナの心と、広がっていく温かい人の輪。
これは、どん底から立ち上がり、自分の「好き」を信じて一歩ずつ前に進む少女の物語。彼女の焼くパンのように、優しくて、ちょっぴり切なくて、心がじんわり温かくなるお話です。読後、きっとあなたも誰かのために何かを作りたくなるはず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 15:00:00
60836文字
会話率:32%
2020/11/22
・1話~3話:サツキ自身の描写を加筆。その他修正。
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村の幼馴染で組んだパーティ。SSランクまで上り詰めた冒険者の少年サツキは、女の子のような容姿にコンプレックスを抱いていた。それでも、サツキは仲間の僧侶に想い
を告げる。
翌日、突然の解雇(パーティ追放)を言い渡された。
――おまえはパーティの秩序を乱す。
さらに、僧侶はすでに同じパーティの魔法使いに想いを寄せていた。自分はノンケだと言いつつサツキを襲う魔法使い。リーダーの剣士に炸裂する僧侶のアイアンクロー。多すぎる肌色成分。謎の布切れ。謎の光。
口論の末、醜い人間関係に嫌気がさしたサツキは、自らパーティを去った。
いつかどえらい漢になってやる。もう女の子みたいだなんて言わせない。
よし、まずは手始めに魔王の首だ。
だが、そんなサツキに刺客と元同僚の魔の手が伸びる……はずだったが、おかしな連中ばかりが絡んできた。
裏切り。
幼馴染たちの隠された一面。
強敵、四騎士の目的とは。
王国の闇と魔王の正体。
猫、めっちゃ爪立てる。
様々な想いが入り混じるなか、巻き込まれ体質のサツキの旅が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 07:30:42
1122273文字
会話率:46%
イギリス人の料理人エロルド・ベルティユ・アヌーク。
彼女は日本の料理学校を史上最速で主席卒業した料理の達人である。
卒業後はフランスの三ツ星ホテルで料理長をしていた。
それからしばらくして料理長を退職。
その後は自分の店を構えようと日本で
店舗に使えそうな物件を探していた。
そんな彼女のパートナーである隈山由菜もその話に協力してくれる事に。
物件を探しているある日、知り合いの冒険家から連絡をもらう。
それは面白いものを手に入れたのでよければ譲り受けて欲しいとの事。
その面白いものこそが異世界に繋がるという胡散臭い秘宝だった。
とりあえずそれを郵送で譲り受け試しに使ってみたところ、本当に異世界に繋がってしまう。
それを見て何かを閃いたアヌーク。
こうしてはいられないと、速やかに物件探しを再開する。
そして見つけた物件はそこまで大きくはないが、客は多く入る元ファミレス。
その元ファミレスで異世界キッチンをやろうという魂胆らしい。
イギリス人の料理人はメシマズと言わせないと闘志を燃やすのであった。
※注
なおこの時代は近未来の日本という設定です。
※※※
金曜日に更新します。
毎週更新出来るかは分かりませんが、更新日は金曜日になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 00:00:00
918564文字
会話率:69%
ダムに沈んだ限界集落から上京してきたヤマトは、クーバー配達員としてどうにか食いつなぐ日々……。
だが、ある日、ちょっとした配達リクエストを達成したことで、彼は配信者の美少女にコンビを持ちかけられる。
そう……彼が配達をした場所は迷宮深
層であり、少女こそ超人気のダンジョン配信者リリ!
育った田舎にあったダンジョンは、世間に知られぬ超高難易度迷宮であり、そこで鍛えてきたヤマトは、流探索者を大きく上回る実力者となっていたのだ。
田舎育ちでネットのことを何も知らぬヤマトは、リリとコンビを組むことで一流探索者の仲間入りをし、ダンジョン配信者としても有名になっていく……。
配信内容は――ダンジョン内への配達!?
負け組ランドセルとはもう言わせない! ダンジョンのどこでもお届けにあがります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 07:10:00
53506文字
会話率:25%
「お願い…私が死んだ事は、誰にも知らせないで」
お嬢様が亡くなった。
お食事中の、一瞬の出来事だった…。
先代御当主様と奥様が流行病で亡くなって以来、家名と公爵家の名誉は一人娘のお嬢様が守ってきた。
「後ろ盾の無い令嬢だとは言わせない」
「力を無くした名ばかりの公爵家だと侮らせない」
そう不敵に笑ってみせたお嬢様はもう居ない。
手品師として名を馳せ公爵家へ出入りしていた父が荼毘に付された時、途方に暮れた私を拾い上げてくれたあの温かい手の持ち主はもう、誰も居なくなってしまったのだ。
「実はな…先代御当主様の亡き妹君に、ご子息がいらっしゃったそうだ。容姿こそ御当主様達とは似ても似つかぬが、公爵家の人間に遺伝する痣はあったらしい」
…一度、探してみてはどうだろうか。
そんな折、執事長からもたらされた一縷の望み。
長年仕えてきた使用人達は、残された公爵家の血筋を探すことにした。
けれどその間、お嬢様の不在をどう秘匿するかが問題で。
折悪く2週間後は王宮で開かれるパーティー。
焦りに満ちる空間に、凛とした声を叩きつけた。
「私に、身代わりをさせてください!」
お嬢様専属の侍女として、一番近くで彼女を見てきた。
変装術が得意中の得意な私なら、少しの間貴族達を欺くことくらい出来る筈。
露見すれば縛り首の可能性だってある、危険な綱渡り。
けれど、やらねば。
遺言を果たすために。
お嬢様は多分、公爵家を守るために自身の死を隠匿したのだろうから。
「良いのか?クラリス」
私の身を案じて渋い顔をしてくれる執事長に語り掛けられる。
力強く頷きそうな所を、踵を揃え、胸を張って微笑んだ。
「…はい、私は只今から公爵家当主、ルイーズ・ド・シュヴァリエでございます」
斯くして始まる成り変わり作戦。
まずはパーティーと思ったら…マナー講座!?ドレスでエスコート!?ダンス!?
途方にくれるクラリスの前に、更なる問題が積み重なる。
ご子息は今何処にいらっしゃるの?
パーティー以来付き纏ってくる第二王子の目的は?
お嬢様は本当に…病死だった?
期限は公爵家の後継ぎが見つかるまで!
誰にもバレず、生き残れ。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-21 20:24:54
6920文字
会話率:41%
何も才能がないし、興味がない僕は突然ある事件に巻き込まれる。
魔法とか異世界とかなにもなし、裸一貫。
昔の友情関係なんて、捨てたようなもんだ。
相手がどう思っているか、実際問題、わからないだろう?
こんな僕が曲げない信念が、自分が誰より
も一番。
なんで僕が犠牲者にならなきゃいけないんだ。
死にたくないなんて言わせない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 21:22:16
2674文字
会話率:24%
「クハハハハ! いいか! ファナ=ステラ! これは、『敗者は勝者のものになる』! そういう決闘だ! 分かっているな!」
「勿論よ! 貴方が勝ったら、私は貴方のものになる! そういう決闘でしょ!?」
「そうだ! いいんだな! 本当にいいんだな
!」
「な、何度も言わせないでよ……ばか……!」
そう言って頬を染める金髪の美少女が剣を構える。隙だらけで。
何故だ! 何故こうなってしまった!?
ゲーム『スターオブファンタジア』の中の適当ネーミング悪役貴族に転生してしまった男の悪役コメディ!
※カクヨムにも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 18:59:46
9876文字
会話率:42%
一度目は銃殺、二度目は殴殺、三度目は毒殺、四度目は焼殺、五度目は絞殺、六度目は爆殺、七度目は刺殺、八度目は圧殺……どんなに善良にいきても、どんなに自身の死亡を防ごうとしても、結局は毎回、ゲームのヒロインに虐げられ、あいつに魅入られた者たちに
よって、殺されてしまう……それでもわたしは、めげずに何度でも生きたいと願い、生きるための最善を尽くしてきた。だからこそ、9度目の同じ日を迎えても、わたしは絶望などしなかった。わたしのこれまでの人生が無駄だなんて決して言わせない。わたしは最後まで足掻き続け、今度こそ幸せになって見せるんだ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 16:19:55
10435文字
会話率:33%
グンマーと馬鹿にされていた群馬。そんな群馬に100万人規模の政令市が誕生した。
合言葉は「もうグンマーとは言わせない」であった。
100万人規模の政令市が誕生すると「仙台市」のように逆に社会人口増の都市に変貌出来るのだ!
そして100万都市
に必要なインフラにしてステータス、それは「地下鉄」である!
地下鉄が出来るとどういう変貌が起こるのか!
群馬県にはほぼほぼ群馬じゃないような急成長都市と高崎を結びつける必要もあったのだ。その都市というのが……。
※カクヨムでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 18:58:34
3581文字
会話率:21%
きっとあなたも人生中毒。
最終更新:2025-03-16 15:22:26
1274文字
会話率:0%
入れ替わり、立ち替わり
キーワード:
最終更新:2025-02-08 11:13:14
263文字
会話率:34%
逃亡スキルを持つ主人公シックが実力不足でパーティを脱退する。久しぶりに帰省したら村は廃墟になっていた。
村は魔族に襲われ、村人たちはさらわれてしまったことを知ったシックは伝説の剣を手に入れるために迷宮に潜る。
スキルと迷宮の性質を利用したは
ずだったが…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-26 05:40:00
75193文字
会話率:39%
【ざまぁ要素は皆無のため、その点は期待しないでください】
魔力が低いと蔑まれ「失敗作」扱いだった王女ソフィアは、人質として宗主国の帝国に送られる。
しかし、実は彼女の持つ魔力には魔物を追い払う特殊な属性が備わっていた。
そのことに気づいた
帝国の皇太子アルトは、ソフィアに力を貸してほしいと頼む。
ソフィアは承諾し、二人は帝国の各地を回る旅に出る――。
もう失敗作とは言わせない!
落ちこぼれ扱いされていた王女の幸せな帝国生活が幕を開ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 18:10:00
100267文字
会話率:39%
僕と君の話をしよう。
僕と君だけの話。
全てを愛してる僕の話。
全てを愛してくれない君の話。
微睡の中で死にながら生きよう。
最後はどうか......どうか僕の横で。
最終更新:2025-01-01 02:55:11
2647文字
会話率:2%
独身男の康博と“家事支援アンドロイド”瑤子との生活は愛に満ちたとても幸せなものだった。
5年の契約期間の終了を間近にして瑤子が思う事は……
最終更新:2024-12-13 15:08:29
826文字
会話率:4%
仕事帰り、突然異世界に呼び出されて、説明もないまま魔王退治してくれと勇者にされた。
バックレたい気持ちは山々、だけど悲しいかな、社畜は「やってくれ」と言われたことに対して、ハイかイエス以外の返事を知らない。
私は私のやり方しか知らない、文
句なんて言わせないんだから!
限界社畜が異世界に召喚されて、勇者に仕立て上げられ、魔王退治を押し付けられる話。
あらすじそのまま、サクッと読めるコメディです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-06 07:30:00
16736文字
会話率:23%
好きだった小説の世界に転生してしまったことに気づいた公爵令嬢のミレイナ。
しかし、彼女は原作の中では名前も出てこないモブだった。
ミレイナは原作が始まるまでの八年間、前世の推しでもあるセドリックの成長を見守るため、家の力を使って彼に近づくこ
とにしたのだ。
セドリックの友人という立場を死守し続けたミレイナは二十三歳になっていた。
そろそろ自分の結婚相手を探すため、セドリックの側を離れたが、彼は気に入らなかったようで――!?
「もうこれ以上我慢しないし、もう『弟』だなんて言わせない」
執着系年下王子と無自覚天然ゆるふわ令嬢の、なかなか噛み合わない恋の行方は――?
連載版の投稿を始めました。
4話まで内容は短編版とほぼ同じですが、名称など追加してたりしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 20:31:18
94965文字
会話率:41%
「何度も言わせないでください。私は貴方が、嫌いです」
毒舌ぼっちなクーデレ先輩、紫浜 玲奈の声が今日も屋上にこだまする。しかしそんな言葉では、未鏡 十夜の心は折れない。彼は不屈のメンタルで、また翌日も玲奈の元へと向かう。
一途で真っ直ぐ
な癖にどこか冷めてる彼は、大抵のことでは折れたりしない。しかし同様に玲奈もまた、そう簡単に人を好きになったりしない。
故に2人の戦いは平行線のまま、半年近くも続いた。しかし、ある日。1人の少女が、十夜にこんな提案を持ちかける。
「一度、私と付き合ってみましょうか。そうすれば彼女も、貴方の大切さに気がつくはずよ」
そしてそこから、2人の関係に大きな変化が訪れる。
「……ふふっ。バカね、十夜。……ほんとにあんたは、可愛いわ……」
……1人の少女の思惑に、気がつかないまま。
色んな思惑が入り乱れながらも、1人の少女を追い続ける。そんな男の物語が、ここから始まる!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-12 18:06:59
327287文字
会話率:52%
モブキャラでも恋をするだからね!2期
鹿島愛佳達は2年生になり、文芸部の副部長になる。
春菜との関係を秘密にしたかった愛佳でしたが、春菜がポロリも口を滑らせて、
二人の関係がバレてしまう。
聡美はどうなるのか?複雑にもうモブキャラと言わせな
い!
三角関係の行方はどうなるのか?
生徒会長に立候補する聡美は生徒会長になれるのか?
そして、今年の夏は夏コミとグアム旅行と
ありえない旅行だったのですが?
愛佳に新たな試練が待ち受けていた。
グアム旅行で何があったのか?
そして、愛佳の心を射止める人は誰なのか?
乞うご期待してください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-31 14:52:21
14294文字
会話率:1%
【GAノベルさんより1巻2巻絶賛発売中です!】
【マンガUP!さんでコミカライズ中! 単行本も1巻2巻発売中!!】
マグナスは若くして強大な魔法使いだが、パーティ内で燻っていた。常に〈命令させろ〉と言い張る勇者のせいで実力を発揮できなかっ
た。しかも勇者は己の判断の拙さを棚に上げ、マグナスに戦力外通告する。
マグナスは失意に暮れた……のは一瞬だけ。ひょんな縁から〈攻略本〉を入手。世界で唯一彼が解読に成功していた、聖刻文字で書かれたその本には、魔王を攻略するのに役立つ完璧な情報が網羅されていたのだった。
ただし情報はあくまで情報にすぎない。マグナスは己の知恵で創意工夫し、活用し、やがて勇者パーティーを出し抜くほどに成り上がっていく!
――運命はマグナスを選ばなかった。
ゆえに彼は、己の知恵と力で魔王を討ち、世界を救う――
【お陰様で総合日間・週間1位、月間でもハイファンタジーで1位、総合4位いただきました】
※タイトル変更いたしました。詳しくは活動報告をご参照ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-15 19:00:00
672672文字
会話率:34%