幕末が終焉を迎えたばかりの明治時代。
麻布の花街にいる姉のもとで下働きをしている結(ゆう)は、とある理由で遊郭を訪れてきた異国人ソウゴ・フォン・レーベシュルフと出会う。
日本語を自在に話すソウゴはドイツからの留学生兼通詞として、期限
付きで横浜居留地のイギリス公使館に勤める事になっていた。その世話役として結を横浜に誘うソウゴは、その意味をよく分かっていた。
異国人の相手を務める情婦は『らしゃめん』と呼ばれ蔑まれている。あくまで世話役だったとしても、ソウゴと生活をする事は結もそう陰で呼ばれる事となる。分かってはいたが、結に対する想いを止められなくなった。
一方の結はソウゴの優しい言葉と日本に対する想いに惹かれ、横浜居留地へ行く事を決意する。それが結という少女の一生を決定づける想いだったとも知らず───。
幕末より少し経った明治時代初期の横浜居留地を舞台に、異国の青年と日本の少女が互いを想い合いながら過ごす一年間のお話。
【過去に別名義で同人誌として発行した作品を改稿したものです。特に同人誌版には掲載していたR18部分をネトコン12用に大幅に改稿。時代考証なども頑張っていますが緩く捉えていただけたら幸いです】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-11 18:55:55
32567文字
会話率:37%
「しまった!」
イチという名の少女の半身が石畳に飲み込まれた瞬間、情けない叫び声が彼女の口を覆った防毒マスクの中で響いた。
馬の尾のように後ろに結った白金色の髪が宙を舞う。蒼い瞳が動揺に揺れ、冷や汗が額を濡らした。
そこそこの主張がある
胸からつま先までが地中に消え、地上に出ているのは顔と肩、腕くらいのものである。
ここはエル・ト・ラプダンジーの塔。
伝説の大魔法使いラプダンジー師が生前に残したと伝えられる、天に伸びる魔導塔である。
別名、エロトラップダンジョン。
我々の時代に同人誌や画像投稿サイトなどで一度は目にした事のある読者諸氏も多い事であろう。
イチはこの日、己のポリシーに反してこの珍妙奇天烈破廉恥な塔に単身挑まざるを得なかったのであるが、落とし穴の罠に嵌ってしまったのである。
「____________っく!だ、脱出できない!」
肘に力を込めてなんとか這い出ようとするも、何かに下から引っ張られているのか脱出できない。
それに先ほどから何か取っ掛かりを得ようと足をバタつかせているのだが奇妙な事にその足の感覚が消失しているのだ。
____________これは感覚遮断系!!
感覚遮断落とし穴。
これは飲み込まれた、下半身の感覚を毒や魔法によって消失させ、犠牲者の身体や排泄器などを刺激する悍ましい悪意の罠だった…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-09 11:59:55
187485文字
会話率:26%
現代社会で都会から少し離れた所で林業をして働く田戸芳雄は毎日嫌な仕事に嫌気を感じていた。
そんな彼はアパートに帰ると小さな白い髪の蒼い瞳の獣の耳に尻尾が生えた少女が立っていた。
彼女は芳雄の側に立ち彼を支えて想いを伝えてやる日々を過ごし
始める。
何気ない日常が彼を変え始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-15 19:44:11
443文字
会話率:32%
私の名前はオラトリオ・フェルス・マルマロス、金の髪に蒼い瞳を持ったこのマルマロス国の王だ。今日は抜き打ちの視察で孤児院を訪れていた、そうしたら白い髪に灰色の瞳をしたとても美しい少年がいた。でも彼はやせ細っていて顔色が悪かった、そうして調べた
らこの孤児院が国からのお金を横領していたことが分かった。そして、私は生まれて初めて一目惚れしたその少年を、愛人として王宮に連れて帰った。
小説家になろう、pixiv、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、fujossyにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 17:36:15
5749文字
会話率:87%
私の名はルミナ・ピエトラ・ベルンシュタイン、金の髪に蒼い瞳を持った第三王女だった。王族に生まれた第三王女にとって政略結婚は当たり前のことだった、でも私はそれが嫌で堪らなくていろんなことを試した。そうして私というものを守るために、生きている限
りずっと戦い続けた。
pixiv、アルファポリス、カクヨム、エブリスタにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-08 19:12:18
5735文字
会話率:74%
私、ユディリーア・パヴォーネ・スカラバイオスは、金の髪に美しい蒼い瞳を持つ公爵令嬢だ。だが今は通っていた学園の最後になる記念の舞踏会、そこで暇を持て余して公爵令嬢であるのに壁の花となっていた。それもこれも私の婚約者である第一王子が私を放って
おいたからだった、そして遅れてやってきたヴァイン様は私との婚約破棄を言いだした、その傍には男爵令嬢がくっついていた、だが私はそんな宣言にため息をつくことしかできなかった。
pixiv、アルファポリス、カクヨム、エブリスタにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-10 20:42:17
5632文字
会話率:69%
命の女神アルシュタットに祝福を受け、魔物を討伐するならず者のことを冒険者と呼んだ。
祝福を持たない少年アランは日銭を稼ぐために潜ったダンジョンで、美しい銀髪と吸い込まれそうな蒼い瞳を持つ少女ヴェルナと出会い、彼女の背負う過酷な運命に身を投じ
ていくことになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-05 12:26:02
7136文字
会話率:28%
あの蒼い瞳に映りたい――いつからそう思い始めただろう
燕国第一皇子翠景は、名君と名高い父・恒來の最側近であり、若くして宰相になった珀令に対して得も言われぬ感情を抱いていた。
この国にはない蒼い瞳を持ち、人目を引く容貌と濡れ羽色の髪を持つ珀
令は、かつて燕に滅ぼされた亡国の敵将だった。
敵国の男を気に入り宰相にまで就かせた父と、祖国の仇であるはずの男へ忠義を尽くす珀令。
異様ともいえる二人の関係は翠景にとって理解しがたく、それゆえに美しく孤高な男の感心を独占している父親のことが羨ましくて仕方なかった。
あの深く蒼い瞳に映るのが自分であれば……そんな鬱屈とした本音と、それを否定する自尊心を抱きながら過ごす日々。
そしてある事件をきっかけに、珀令の本心を垣間見た翠景は――
■□■□
いわゆるブロマンスものです。
愛なのか執着なのか、はたまた別の感情なのか。
言葉にできない強い感情を向け合う関係性を描きたくて挑戦してみました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-10 19:35:46
12787文字
会話率:42%
タイトル: 神の子 - 第1話: 運命の出会い
【場面: 小さな村の外れ】
昔から静寂と平和に包まれた小さな村があった。村人たちは農耕や手工業を営み、おだやかな日々を過ごしていた。しかし、この物語が始まるとき、村の運命は大きく変わること
を知る由もなかった。
ある日、村には予期せぬ出来事が起こった。空から巨大な光が降り注ぎ、その光の中に一人の赤ん坊が包まれて現れた。村人たちは驚きながらも、その赤ん坊を優しく迎え入れ、村の中心にある教会に連れて行った。
教会の扉を開けると、そこには老いた神父が迎えに立っていた。彼は深い知識と経験を持つ人物であり、この村の守護者でもあった。神父は神聖なる光に包まれた赤ん坊を見つめ、喜びに満ちた表情を浮かべた。
神父は赤ん坊に「エリアス」と名付けた。彼はこの村にやって来た神の子であると確信していた。エリアスは美しい銀髪と蒼い瞳を持ち、すでにその存在は特別であることを感じさせた。
成長するにつれて、エリアスは村人たちに愛され、信仰の対象として崇められる存在となっていった。彼は知恵と思いやりに溢れ、奇跡を起こす力を持っているように思われた。
しかし、エリアス自身は自分の特別さに疑問を抱いていた。彼はなぜ自分が神の子として選ばれたのか、どんな運命が待っているのかを知りたいと強く願っていた折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-29 20:37:18
3986文字
会話率:4%
無事高校を卒業したお祝いに家族四人で旅行へ行った由貴だが、その帰りに事故に遭って死んでしまう。
目を覚すと、目の前には女神さまが優しく頬笑み頭を撫でていた。
女神の力によって異世界へ飛ばされてしまった。
❇︎少しずつ書く&編集しま
すのでお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-13 22:54:50
218文字
会話率:15%
ホテル『レディ・シエルバード』の名物はレディ・キャロル・シエルバードの幽霊である。
生前『悪女」として君臨した淡い金の髪と蒼い瞳を持つこのうつくしい幽霊は、婚約者を奪った義妹にそっくりの亜麻色の髪に緑色の瞳をした女性の前に現れるという。
『
悪女』の名をほしいままにしたレディの死は、実は違っていた。
義妹と継母にいびられる日々を送っていたカロライン・ドーン。恋人に誘われホテル『レディ・シエルバード』に滞在する彼女はレディの秘密と歴史の闇に呑まれた真実にやがて辿り着く。
終盤にホラー展開があるのでR-15をつけています。直接的表現ではありませんが残酷な描写がありますので苦手な方は注意してください。
完結していますので安心してお読みいただけます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-23 11:39:41
49558文字
会話率:49%
銀髪頭に蒼い瞳を持つ少年、スピカ。不思議な力『ギフト』を使い悪徳貴族や奴隷商人などから金品を盗み弱者に分け与える義賊として活動していた彼だがそんなある日、彼は偶然、自分と同じように不思議な力『ギフト』を使う一人の少女と巡り合う。彼の人生はそ
んな彼女との出会いを境に大きく動き出す………
※週一くらいで投稿するつもりですが時間がない場合はもっと伸びるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-08 21:18:51
4084文字
会話率:47%
少年は魔法に憧れた
それは憧れから羨望へと変わり
友の想いは自らの誓いへと変わっていった
少年の日常を一変させた悪意の塊は
次第に大きく膨れ上がり
大勢の人を 亜人を 魔物を そして邪悪なるものを捲き込み
生
命を奪い合う戦争へとその姿を変えた
強大な武力をもって侵攻を続けるシャルマート帝国
和平によって統一を願うクラーゼル王国を旗頭とする連合軍
大陸を分けた争いは帝国帝王ギルバルドが行った愚行
邪悪なる存在の召喚 その介入によって
連合軍の劣性へと傾き始める
連合軍を率いる王達は創生の神へと祈りを捧げた
齎らされたのは翡翠色の輝きを放つ一振りの聖剣と
強い意志と恐れぬ勇気を持つ者
勇者を
そんなある日
クラーゼル王国下のとある街に青年は居た
大きく成長を遂げた青年は日々を暮らしながら
未だ叶わない願いを追い続けていた
いつものように街へと繰り出した青年は運命の出会いを果たす
強い意思を秘めた蒼い瞳と 翡翠色の剣を携えた者
そして青年は旅へと出る
襲いくる悪意から勇者を仲間を守るための
大盾をその手に
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-02 01:12:00
271821文字
会話率:39%
唯一神エルムを信仰する宗教国家クルサール王国の第一王女シルヴィアの恋のお話。
その美貌から、<人形姫>と綽名されたシルヴィアは、幼いころから諦められない初恋を追いかけ続けて、気が付けば婚期を逃してしまった王女様。いい歳なのに、いつまでも恋
に恋するお姫様は、当の昔に無残に砕け散った恋愛なのに、悲劇のヒロイン気取りで現実を見ることが出来ない――
※これは、長編小説『聖女転生物語』https://ncode.syosetu.com/n1899gt/の番外編に当たります。
本編未読でも読めるように努力しましたが、本編読了後の方がより楽しく読んでいただけるかと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-17 21:46:29
12850文字
会話率:47%
魔界に住む少女がある事をきっかけに人間界に行く事になった。魔法で転送された場所は雪が降り積もる森の中であてもなく歩くと古い小屋が見え、少し休ませてもらおうと扉をノックしようとすると青年が声を掛ける…。
最終更新:2020-07-30 09:48:54
5314文字
会話率:38%
冬の出会い。うだるような夏。
あの日からずっと誰かを描くことが出来ない。
悩んでいた零奈の前に現れたのは深く蒼い瞳をした先輩。
「君に俺の絵を描いてほしい」
女性関係で有名な先輩だったとは知らずに、彼の絵を描くことになった零奈。
兄の記憶がちらつく彼女に、また「誰か」を描くことができる日は訪れるのだろうか?
R15は、残酷描写と性描写。
GW中に完結予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-06 20:50:13
14687文字
会話率:22%
僕は天使を見つけた。金髪でも蒼い瞳でもないし、顔なんてクラスメイトの谷口さんだったけどそれでも天使だった。だって真っ白い羽が背中についているのだから。
しかし、どうして彼女は天使になったのか?
どうして彼は見えないはずの彼女を見ること
が出来たのでしょうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-20 22:36:31
7459文字
会話率:45%
白瀬 海は予知夢を見ることができる。
彼女は周りの人の死を知るその能力に苦しんでいた。
親を亡くし、友達をなくし、絶望の淵にいる少女。
彼女に手を伸ばしたのは蒼い瞳を持つ青年だった。
「俺がお前を信じるから」
夢を恐れる少女と、夢に希望を
持つ青年の日常の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-27 22:29:53
1808文字
会話率:23%
異世界の王子が別世界で生きていく物語。
最終更新:2019-05-30 07:00:00
19533文字
会話率:77%
伯爵令嬢、エミリア・コンチェスターは憂鬱であった。婚約者である第1王子が庶民のぽっと出の女いちゃいちゃいちゃいちゃ…!その鬱憤を晴らすべく、今日も今日とて義理の弟とそのペットのライオンに愚痴を零すのである。居場所がないから彼の元に行くのでは
ない、彼が食料になってないかの確認を兼ねて談笑に向かうのだ、断じて、断じて友達がいないわけではないーーー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-12 20:38:54
3667文字
会話率:50%
「まさか、こうなるとはね………………」
「あら、あらあら………………?」
見つけられたボクと、見つけちゃった私。
蒼い瞳のその奥には、何が映るのか。
ゲーマー女子×アラビアンナイト、異色の物語がはじま………………るのかなこれ?
※星
花女子プロジェクト第5弾、開幕です
※星花女子プロジェクトは登美司 つかささんの企画です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-06 00:39:40
22220文字
会話率:72%
蒼い瞳の怪物は、紅い瞳のお姫様を森にさらいました。
王様はお姫様を取り戻すために、森に騎士を遣わしました。
騎士は見事、怪物の手からお姫様を奪還しました。
お姫様は大貴族の男性との、結婚が決まっていました。
これは、出会い、彷徨い、誤り、
引き裂かれ、決意し、気付き、そして再び出会う、
ふたつの孤独な魂の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-13 00:00:00
51022文字
会話率:0%