トゥイリアース王国王都、ミリール。
その北西に位置するのは王国の筆頭公爵家・ヴァーミリオン家の別邸。
当主のアルベルト・ヴァーミリオンは今日も元気に娘リリアンの姿を見守っていた。
アルベルトには絶対の宝物がある。それは、娘リリアンに他なら
ない。
美しく聡明で気高い彼女は、アルベルトのみならず息子レイナードにとっても、また彼らに仕える者達にとっても、天使と呼んで差し支えないくらいには愛おしい存在であった。
アルベルトは、リリアンの為とあらば権力と財力、地位を振り翳して目的を達成する。
彼女が美しいと言ったものは保護し、酸鼻を嘆けばそれを正し、彼女を害そうとするものは排除した。
その結果、ヴァーミリオン家は意図せず、近隣諸国を掌握できるくらいに急成長を遂げる。
「全てはリリアンの為に!」
それを合言葉に、ヴァーミリオン家の人々は今日も、天使を慈しむのであった。
※このお話は、日常系のギャグです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 08:31:22
677448文字
会話率:48%
女子高生シンガーとして、ライブハウスを中心に活動していた篠宮春香は、あるとき突然異世界へ召喚されてしまう。混乱する彼女に、初老の国王は国を救う手助けをしてほしいと懇願した。そして、春香はジークと呼ばれる一人の青年と出会う。一刻も早くもとの世
界へ戻りたかった春香だったが、ジークとともにすごす時間が増えるほどに、彼の笑顔やミステリアスな雰囲気に惹かれていった。いつも快活で笑顔を絶やさないジーク。しかし、彼が過酷で残酷な運命を背負っていることなど、春香には知る由もなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 08:11:05
50278文字
会話率:52%
その聖女凶暴につき──
教会の洗礼で聖女の称号を得たイングリド王国の第一王女ラミリア。 誰もが振り返る美貌と抜群のスタイル。 そして誰もが閉口する粗野な言動に理不尽な強さ。幼い頃から類い稀なる剣才を発揮し、戦場で舞うように兵を斬り伏せていく
その姿から人々は彼女を剣聖と讃えた。「やりたいこと最優先」と「ムカついたら叩き斬る」がモットーな彼女は魔王討伐にも興味なし。 勇者から魔王討伐に同行するよう迫られるが──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-15 23:07:20
121861文字
会話率:53%
神出鬼没の謎の美少女エリーゼ。彼女の正体は王国騎士団情報部所属・『姫騎士』エリオット・ハミルトンが女装した姿だ。
彼は貴族の家に生まれ、また現国王の乳兄弟という恵まれた環境で育つ。しかし特異体質のせいで少年時代に身体の成長が止まってしま
うという不幸に見舞われた。
エリオットは騎士には不向きなその小さな身体を逆に利用し、女に姿を変えてスパイ活動を行うことを決意する。
仲間たちと大小さまざまな事件を解決していくうち、エリオットは世界をひっくり返そうとする巨大な陰謀を知り、その巨悪と戦うこととなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 08:07:43
226105文字
会話率:26%
気が付けば乙女ゲーム『あなたたちに愛される永久に可憐な乙女』の悪役令嬢イリール・ウィストとして生まれ変わっていた自分。
王太子たちに断罪されるのを回避しようと婚約解消を狙ったけど、結局卒業式の日に婚約破棄されるのは阻止できなかったわ。
そ
こに国王陛下たちが慌ててやってきて王太子を責め立てるけど、王太子たちは涼しい顔で……。
※ざまぁは期待するほどないです。転生もの読んできて、疑問に思ったことを書いてみようとしたら、こうなっちゃいました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 08:00:00
31625文字
会話率:37%
スカイ国王と共にドラゴン・クランのメンバーであり、コンコーネ公爵である清明、その二つ名は「心眼使い」
清明は、国王の主催の婚活サークル「コンコン会」でキャラハンと出会い結婚した。その顛末を描いたのが「ドラゴン・クランⅡ」と「清明の結婚」
本作は キャラハンに焦点をあてて、婚約時代の結婚準備や新婚時代の新生活の基礎固めのあれこれを取り上げました。
本作とかかわる過去作の概要は、冒頭の「これまでのお話」にまとめていますので、本作から読み始める方もお楽しみいただけたらと思います。
※閑話は、くどい説明文のようなものなので、飛ばしても 物語を楽しむうえでは 全く支障がありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 08:00:00
4245文字
会話率:2%
数奇な運命をたどった三十路の男女が 婚活して結婚するまでの物語
第3回アイリス異世界ファンタジー大賞に応募するために、「ドラゴン・クランⅡの中の番外編」を、独立した恋愛小説として大幅に加筆修正・改稿しました。
ですから「ドラゴン・クラ
ン」を未読の方に楽しんでいただける仕様となっております。
すでに、「ドラゴン・クラン」をお読みいただいている方のための、裏話的な部分も加筆しました。
婚活部分の展開は、少しだけドラマの「バチェラー」に似ているかもしれませんが、
設定や趣旨は ドラマとは完全に異なります。
◇この物語の舞台◇
幼龍を育てるために集まったドワーフ・人間・フェンリル・エルフ・その他の種族の面々からなるドラゴン・クラン。
彼らは皆、訳ありで 孤独な人生を懸命に送っていたが、卵から孵ったばかりのドラゴンを育てているうちに、各々の社会的地位をあげるとともに クラン仲間を家族と感じるほどにその絆が深まった。
その中の一人、かつては「心眼使いの清明」と呼ばれた放浪者 今や領主となった男(人間)は、「結婚して家庭を築くこと」に憧れを抱くようになった。
しかし男所帯のクランでは、そもそも女性との出会いの機会すらない。
というわけで、元ひきこもりの大魔法使い・現国王であるスカイが、クラン仲間の清明のために 一大婚活イベントを企画。
◇
そこで 清明は・・というところからが このお話です。
男主人公のお見合い結婚話に、たっぷりと女性目線が入った恋バナです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-29 07:00:00
146590文字
会話率:9%
※各章が 短編となっています。
・生まれたてのドラゴン「ゴン」の養育の為に集まった多種族グループ、「ドラゴン・クラン」。
スカイは国王としての貫禄が、
清明は、双子のパパとして充実した領主生活を送り
その妻、キャラハンも クラン
のサブメンバーとしてゴンにお目見え。
その他のメンバーも 年相応の落ち着きと社会的地位を得て、
今日も元気に空を飛び回るゴンと一緒に活動中。
・各章の時間軸が 少しばらついているので、今回は短編じたてとしました。
全体的な傾向として、大人達が主人公の話の時間軸は
物語の中の人間時間にして、クラン発足時より10年以上
「ドラゴン・クランⅡ」の番外編「清明の結婚」よりも3年以上経過
ゴンが中心の物語の時間軸は、ドラゴンクランⅡから引き続いている感じです。
ドラゴンの感覚では 人間の4・5年分も「ついこのあいだ」みたいな感じです。
・ドラゴンのゴンの推定精神年齢は
ドラゴンクランⅡ最終話で 5歳くらい、ギャングエイジ時代直前
本作では 5歳後半~7歳のギャングエイジ時代です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-04 08:00:00
54717文字
会話率:11%
「ごきげんよう。このたび、あなたの正妃として嫁いでまいりました、モルディア国第一王女にしてマグドネル国王の養女、ヴィオレーヌと申します。あなたが殺害を計画した、女です」
ヴィオレーヌは、夫となるルーファスに剣を突きつけて微笑んだ。
戦に負
けたマグドネル国からの人質として、ヴィオレーヌは今日、ルウェルハスト国へ嫁いで来たのだ。
そして一度目の人生で今日夫ルーファスに殺されたヴィオレーヌは、人生をやり直して今日に戻って来た。殺されぬよう、絶大な力を手に入れて。
「禁術で旦那様の心臓とわたしの心臓をつなげさせていただきました。文字通りの運命共同体ですわ。ふふっ、夫婦らしくていいでしょう?」
笑顔で宣言するヴィオレーヌに、ルーファスは愕然と目を見開く。
祖国モルディア国のため、敵国だった国で自分を殺そうとした夫の側で、うまく立ち回り生きていくことを決意するヴィオレーヌ。
周囲が敵ばかりの国で、ヴィオレーヌは己の力を見せつけ、少しずつ味方を増やしていく。
それはやがて、いつしかヴィオレーヌを疎んじていたはずのルーファスの心まで動かしていき――
力をつけて、覚悟を決めて挑んだヴィオレーヌが、やり直しの人生でトラブルに巻き込まれながらも幸せをつかんでいくお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 07:00:00
126405文字
会話率:28%
もう耐えられない!
隣国から嫁いで五年。一度も国王である夫から関心を示されず白い結婚を続けていた王妃フィリエルはついに決断した。
わたし、もう王妃やめる!
政略結婚だから、ある程度の覚悟はしていた。けれども幼い日に淡い恋心を抱いて以来、ずっ
と片思いをしていた相手から冷たくされる日々に、フィリエルの心はもう限界に達していた。政略結婚である以上、王妃の意思で離婚はできない。しかしもうこれ以上、好きな人に無視される日々は送りたくないのだ。
離婚できないなら人間をやめるわ!
王妃で、そして隣国の王女であるフィリエルは、この先生きていてもきっと幸せにはなれないだろう。生まれた時から政治の駒。それがフィリエルの人生だ。ならばそんな「人生」を捨てて、人間以外として生きたほうがましだと、フィリエルは思った。
これからは自由気ままな「猫生」を送るのよ!
フィリエルは少し前に知り合いになった、「廃墟の塔の魔女」に頼み込み、猫の姿に変えてもらう。
よし!楽しいセカンドラウフのはじまりよ!――のはずが、何故か夫(国王)に拾われ、ペットにされてしまって……。
「ふふ、君はふわふわで可愛いなぁ」
やめてえ!そんなところ撫でないで~!
夫(人間)妻(猫)の奇妙な共同生活がはじまる――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 06:00:00
195654文字
会話率:28%
グリドール国第二王女ローズは、生まれながらに両親から疎まれていた。美しい父と母に似ても似つかない平凡な容姿で生まれたからだ。そんなある日、十七歳の誕生日をむかえたローズは不思議な夢を見る。それは十年後の未来の夢で、その夢を見た直後、今後十年
分の未来の記憶がローズの脳裏を駆け巡った。自分は過去に戻ってしまったのか、それともただの夢だったのか。不思議に思うローズのもとに、国王からの遣いが王の命令を持って来た。曰く、姉のレア王女とともに、プリンセス・レア号に乗船しとのこと。
待って、その未来知ってる。ローズは青くなった。
何故ならそのプリンセス・レア号で、姉のレアは失踪し、姉の代わりにローズはマルタン大国のラファエル王太子に嫁ぐことになるのだ。そして、その先ローズを待っているのは、夫から一顧だにされない冷遇妃の未来……。
そんな未来、冗談じゃない。ローズは夢に見た未来を回避するため、決意を固めて豪華客船に乗船する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-01 21:22:19
83413文字
会話率:35%
アーベル王国の第一皇女として産まれた主人公ソフィアなのだが。
幼くして、アーベル王国女王、自身の母が何故か急な病で倒れ、他界。
母の死後、国王である父から、あれ程母と仲慎ましく見えていた父が、自分の父ではない。
自分は母が浮気をして出来た子
だと聞かされるのだが。
それでも国王は、自分のことを愛してくれたから。
主人公は、他人が羨むような仲慎ましいお城暮らしを続ける。
でもアーベル王国の、国王の座を狙っている宰相であるドンが、自身の息のかかった娘達をつかった。
国王へと再婚の話しを持ってくるのだが。
国王はソフィアが可愛い、愛おしくて仕方がないのと。
主人公の母を妃として迎える時に再婚はしないでくれと、義父との約束もあるから一度は断るのだが。
それから一年、国王が、そろそろ年頃の女性の柔肌が欲しくなる頃を見計らって。
ドン宰相が今度は、自身の娘の誕生パーティーをおこなうので、国王へと参加して欲しいと嘆願。
国王はこれが、ドン宰相の離反の策! 仲慎ましいソフィアと国王の仲を裂く為の陰謀とは知らずに。
国王は若い年頃の娘達と言った餌に釣られ、ハーレム王気分を堪能しにいく。
ソフィアには宰相の誕生日パーティーだから直ぐに帰宅をすると嘘をつき出かけ。朝帰りをする。
それでも幼いソフィアは国王さえ、自分の許に帰れば嬉しいので何も言わずにいるのだが。
国王はもう既にドン宰相の策に堕ち。ドン宰相の息のかかった貴族の娘達と、側室の話しがでる程の恋仲。
特に寵愛を受けているのは、アーベル王国一の美女と名高い、ドン宰相の娘を寵愛している。
だから一月も経てばドン宰相の娘は妊娠。ソフィアの死んだ母の席でもあり。
今は自分の席だった女王の座は、義母に奪われ。
義母は妹のロべリアを出産するのだが。
ドン宰相の娘が城に入り女王になってからは。
国王はソフィア避け、蔑ろにする。
そんな最中の出産なので、ソフィアは益々城内で孤立。
寂しさの余り白の実室に篭るようになる、不幸なソフィアなのだが。
その不幸に更に追い討ちが。ソフィアに不幸が訪れてしまう。
そう、この世界の不治の病の一つである精霊付きにソフィアはかかり。
彼女の愛する国王の命で、幽閉棟と隔離され。
彼女は悲惨な生活送り始める。
だからソフィアは自分から国王を奪った女と宰相への復讐を誓い。
二人への復讐の機会を待つのだった
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 07:00:00
136815文字
会話率:10%
ライモンは、ある晴れた日に街にやってきた。
それは、国王一行がこの街にやってくるというからだった。
ライモンは生まれてこの方、国王はもとより、王族なぞ見たことがなかった。
何かが起こるかもしれない、そんな予感を覚えながら。
最終更新:2024-04-27 05:00:00
400724文字
会話率:51%
ノルカ王国五大家のひとつであるジュオウ家のアサノハは聖堂で喪服を着て葬儀の参列客を迎えていた。ジュオウ家当主の両親の葬儀を行うために。
その席に突然国王と宝剣の守護精が現れた。そして、アサノハは国王の庇護者となる。
その夜、泣いて
いるアサノハの元に現れたのは、宝剣の守護精だった。国王の守護精ではなく、次代の守護精である。守護精はアサノハに共に生きることを誓う。
翌日、ばあやが守護精を見つけて騒ぎになるが、とりあえず事なきを得る。
アサノハは守護精の名前を聞いていないことに気づき尋ねるが、守護精は名をつけてくれとアサノハに頼む。アサノハは彼に「クオン」、古語で『永遠』を意味する名を授けた。
昼食は新当主であるハナビシ夫妻と共に取ることになった。その席で、ハナビシは昨日のアサノハの態度を褒める。そして、そののち、ハナビシはアサノハに養女にならないかと提案してきた。戸惑いながらも受けるアサノハ。
そして、王に会いたいというアサノハに何故と問われて、アサノハはクオンを呼び出した。
守護精を見たハナビシは、養女の撤回を申し出る。なぜなら、次期となった子供はその家からでなければならないからだった。
ハナビシはアサノハを抱きしめ、大切に思っていることを伝える。
その日の午後、アサノハは当主就任の報告に王城に上がるハナビシと共にムラクモ王に拝謁する。そこで、五大家の一つであるエンノウ家の当主アサアケに出会う。
そして、何故ここに来たのかと問われたアサノハはクオンを呼び出し、自分が次期であることを明らかにした。
国王であるムラクモはアサノハを残し、お茶を進めると話を始めた。
次期としての心構え、守護精の話、それは多岐にわたっていた。
それをアサノハは時折疑問を挟みつつ、聞いていた。
最後に、ムラクモはアサノハに宝石の入った細工物を渡す。それは次期が生まれたときのために、ムラクモが用意していたものだった。
それに当代の守護精がアサノハと細工物を波動で結びつける。それは次代のための剣でもあった。
アサノハはそれを身に着け、王の元を辞した。
誓いを胸に。
当作品は、私が別PNで同人誌で先行発表したもの(当時のタイトルは『宝剣と王国の守護者』)をリライトしています。盗作などでは一切ございません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-09 01:00:00
57440文字
会話率:47%
一万年前魔王軍率いる十二氏族連合と人族と十一の種族をあわせた十二氏族同盟の激しい戦いは十二氏族同盟側の勝利で終わった。
敗れた魔王軍は魔族の存続のために、十二氏族同盟のリーダーである勇者の剣を持つ人族の男に魔王の娘を人質として差し出すこと
で、十二氏族同盟側に手を出さないと誓った。
勇者の剣を持つ人族の男と魔王の娘はお互いの種族の存続と平和のために婚約し、多文化王国フィテモンセを建国する。やがて子宝にも恵まれ幸せな日々を過ごしていた。
そこから長い年月が経ち人族と他の種族たちは平和な日々を過ごしていた。
フィテモンセ魔法学校を首席で卒業した魔族とエルフのハーフの娘であるフォルトゥナは宮廷魔術師となり国王からの命令を受けてフィテモンセ王国最北端のモアンザクス地方にある小さな田舎町ボカ・デ・ルポを訪れることとなる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 01:49:04
99927文字
会話率:0%
「日の沈まぬ王国」と呼ばれるフォーランドの王妃、シェリルは「王妃制作家(ハイネス・メーカー)」と呼ばれる権力者の娘だが、庶子の出身であった。
そのため王太后ジュリアンナには嫁いびりされ、女好きな夫である国王アルフォードからも軽蔑されていた。
そんな時、国王は「聖なる娘」と天上から告知があった娘、エルフィンを拾ってくる。
さらには遊学のため、シェリルの初恋の相手であるガルデン王国王太子・ランドルフがやってきた。
娘のシェリルに女としての魅力がないと思った、父親ラングレイ公爵は、高級娼婦をシェリルに特別教師として与え、国王アルフォードを夢中にさせる性戯を学ばせようとする。
一方、王太子ランドルフも初恋の相手、シェリルを忘れていなかった。
実は「上級魔法使い」でもあるランドルフは、白猫の姿になってシェリルの部屋へ入り込む。
かわいい白猫に夢中になってしまったシェリル。そして人間の男としても素晴らしいランドルフに、奥手の彼女は恋心を抱いていくのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 00:09:25
150945文字
会話率:37%
諸国が統一、平和を謳歌してから約500年。
突如、稀に見る大寒波が押し寄せ、この世の諸国は飢饉となった。
以来、平均気温があまり上がらず、大地の力は衰え、食糧難は慢性化していく。
それに伴い、大国内でも利害が相反し次々に分裂。
諸
国は大いに争い、戦乱の世となっていた。
統一歴560年――。
三か国を治めるオーウェン連合王国国王カールは、二万を超える大軍を率いて西上。ガーランド商国に襲い掛かった。
この時。若き傭兵シンカーは、オーウェン連合側で参戦。
この時の縁で、彼は連合王国に仕官することになった。
彼はそれを足掛かりに出世していく。
そして、小さいながらも領地を得、妻帯となり、癖のある家臣たちを募る。
戦で荒廃した世界で、彼とその仲間たちは、はたして生き残ることが出来るのだろうか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 00:02:10
190336文字
会話率:36%
王国の近くにドラゴンが出現した。国王の命令で倒しに行く事になってしまったアルス・フェイダン。単身ドラゴンに挑み、無事に打ち倒すものの、彼もまた瀕死の重傷を負ってしまう。薄れゆく意識の中で、彼は人生をやり直したいと強く願う。
すると次の瞬
間、彼は生まれたての赤ん坊として目を覚ます。しかも、目の前にはすでに亡くなったはずの両親の姿があった。過去に戻っての人生のやり直しかと思ったのも束の間、彼自身、自分の異変に気が付いた。
なんと、男性アルスだった彼は、女性アリスへと変貌を遂げていたのである。
これは、男性騎士として歩んだアルスのやり直しの物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 00:00:00
187052文字
会話率:36%
――異世界召喚が仮に死ぬまでがテンプレだったとして、悪役令嬢転生までセットだったっけ?
両親に甘やかされて高慢ちきな我儘お嬢様に成長し、最期はこれまでの目に余る横暴から国外追放にされるか、主人公が正式に聖女に認定された際に暗殺者を差し
向けた聖女暗殺未遂の罪で処刑されるか、主人公をナイフで殺しに掛かり、第三王子ヘンリーに剣で刺し殺されるかの三択いずれかのバッドエンドを迎えることが決まっている公爵令嬢ローザ=ラピスラズリは乙女ゲーム『スターチス・レコード』の悪役令嬢。
そんな彼女に転生した百合好きの少年、圓(まどか)は今度こそ平和で平穏な、好きなだけ百合を愛でられる人生を送りたいと願うのだが……。
乙女ゲームのボツ設定が復活してラピスラズリ公爵家が国王陛下のための毒剣一族だったり、関わりたくない王族の現国王陛下が向こうからやって来たり、関わりたくない攻略対象の家族や本人とやたら関わったりと、もう滅茶苦茶。
これは破滅フラグ回避という悪役令嬢の本業を全くできないまま、二歳で商会経営、三歳で外政参加、他種族差別撤廃に向けた活動、五歳で隣国の中枢の不祥事解決、隣国の領主就任、と様々な事業を前世のぶっ壊れスペックで解決していく、本当は百合を愛でて暮らしたいだけの悪役令嬢(?)の物語。
※乙女ゲーム関連のストーリーが進行するのは二章以降です。攻略対象の一人が正式登場するのは三章時点、それ以降も攻略対象本人よりも関係者の登場回数の方が多いです。
※百合好き、普通の悪役令嬢ものに飽きてきたという人、バトル好きにおすすめです。
※メインヒロインは前世の関係者の中にいます。主人公は一途にその人のことを想っているため男女問わず第一位は揺るぎません。相思相愛相ヤンデレです。
※本作は同時代のテクストを利用したインターテクスト小説となります。大体のキャラや展開に元ネタが存在しますので、下敷きのテクストの差異をご堪能ください。
※このテクストはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。また、ここに書かれている思想全てを作者のものと考えるべきではないことをここに記しておきます。
※閲覧注意! Act.1終盤、Act.4-33,44、Act.6-30〜32、など。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 23:50:05
6789814文字
会話率:38%
「ソフィア・トランクイッリターティス。今日ここにお前との婚約を破棄する」
学園の卒業パーティの最中に起こった騒動で婚約者である王太子から婚約破棄を告げられた子爵令嬢ソフィア。
王太子から国外追放にすると宣言されたソフィアの返答は、なん
と自身が子爵家との縁を切るというものだった。
そして、高らかに大陸に君臨する四大マフィアの一角であるフローズヴィトニルファミリーファミリーの二代目ボスに就任すると宣言したソフィア。
必要ならば王家とも敵対すると国王夫妻を前に宣言したソフィアの目指すものは一体何なのか。
これは、【お人形】と呼ばれていた王太子の婚約者の子爵令嬢が大陸に君臨する伝説のマフィアのボスとなっていく――その伝説の最初の一頁である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-10 21:34:07
14588文字
会話率:55%
女神の加護を受けたアイラル王国。アレクシスは沢山の国民に歓迎されて国王となった。その日の夜に、夢を見る。夢の中ではアレクシスを愛する者たちが一堂に集い、女神様となった母と会える幸せな夢。そのはずだったが…。主人公はあくまで「聖女」
ガールズ
ラブ要素は保険です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 23:19:23
26283文字
会話率:43%
共に魔王を倒した仲間に裏切られ殺されたイシュリナはイリーナとして転生する。
魔王討伐時のリーダーで自身の事を殺したアレンは何故かエリセウス王国の国王となっており、勇者の称号を名乗っていた!?
前世聖女だったイリーナが色々と面倒事に巻き込まれ
ながら、勇者絶対許さないマンになる物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 23:00:00
55111文字
会話率:35%
魔法のある世界。六大貴族と国王に統治されるリュミエール王国。その南方を治める貴族。リーフリルバーン家。その領地の辺境にある土地に暮らす少女エリーは家業を助けて朝から晩まで働いていた。ある夜エリーは不思議な夢を見始めるようになる。
あらす
じは随時更新します
複数視点有り
不定期更新です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 22:22:27
104997文字
会話率:57%
ある世界にて狂気の魔法研究家として数々の功績を残してきた人物は寿命による死を迎え別の世界の王族のトゥーリとして転生を果たした。その世界でも魔力があることが判明したトゥーリは生まれたときから魔法の研究を始める。・・・だがその世界ではエルフとヒ
ューマンは対立しておりヒューマンは劣勢に立たされていた。ヒューマンの王族に生まれたトゥーリはヒューマンの間違った魔法理論を正しエルフに対抗する希望の光となる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 22:20:00
5555文字
会話率:40%
大陸、ヨロッパに位置する王国クルパドック──────
かつて、主人公の父親は国王だったが、謎の失踪を遂げ、現在は主人公の母親が女王となってこの国の政治を任されている
表向きは優しく美しい女王、カンナ・サンダーランド。
裏では兄を贔屓、
弟の主人公を城に監禁して虐待しまくるクソ親。
子供のころから当たり前になっていた生活に、14歳にもなって飽き飽きしてきた、主人公、グラハム・サンダーランドは、いつもの通り城の掃除を任されて父親の書斎にやってくる。
そこで、録音機が勝手に鳴る、物が勝手に落ちる、などの謎の現象が起こる
そんな謎の現象を無視して部屋を出て行こうとすると、突然、いかにも壊れてそうな機械が音を出しながら動き始める
瞬間、周りが青に染まり、そこを白い閃光が駆け抜けていく──────
目が覚めると...そこは俺の知っているクルパドックではなく、まさかのゲーム世界!?
現実世界で生きる意味を無くしたグラハムは仮想現実にいるという父親と、愛を求めて、仲間と共に戦う物語。
重複投稿をしています!
この物語に登場する特殊な言葉
オーガニゼーション 組織、ギルドのこと
鳥の羽 魔法の杖のこと折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 22:08:17
60799文字
会話率:83%
辺境伯令嬢ミスティは父の辺境伯が毒殺される。悲しみに暮れる間もなく爵位を継ぐべく王宮に参上したミスティは、そこで政略結婚の相手である王太子ジェランよりいきなり婚約破棄を言い渡されるが、それはミスティの望むことであった。ミスティは神のような存
在より『この世界を救え。10の異能を授ける」との夢のお告げを受けていたが、ミスティ自身には特別な能力はなかった。しかしミスティの下に10人の異能を持つ少女が集い、ミスティは王国を後にして世界を滅ぼす存在『影使いの覇王』を倒す旅に出る。一方、婚約破棄を言い渡したジェランは廃嫡すると国王に脅され、あわててミスティの後を追う。果たして世界は救われるのか?そしてミスティやジェランたちの運命は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 22:00:00
252787文字
会話率:30%
ルイ14世治世のフランスは、ハプスブルグ家との厳しい戦いを制して、フランス史に残る絶対王政を築きつゝあった。しかし、繰り返される戦費調達は、既得権者や国民の多くを占める平民に耐え難い重税を課す事によって、推し進められた。それに対して王侯貴
族は、封建貴族から宮廷貴族へと変容する過程であり、御恩と奉公によって成り立つ自らの武力を放棄し、王からの寵愛と国家に於ける役割を受けていた。
国内の敵よりも、国外の敵に対する注意が強調される事に拠って、国王軍の拡大が周辺国への脅威となり、何時しか昨日の友が今日は敵となっているそんな時代に、ルーブル宮やシャイヨー宮、更にはベルサイユ宮にて人の欲望に限りのない、そんな出来事が起きていた。
ルイ14世と彼の部下達は如何に対処したのか、見て行く事にしよう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 21:35:40
9672文字
会話率:48%