前略、このページをご覧くださっている全ての皆様へ、まずは心から感謝を――。
……と、外伝作品らしく、書き出しはこんなふうに揃えておく事としよう。
一度”物書き”を辞めてしまった僕が、こうやって再び筆を執る気になったのは、間違い無く
”赤髪の彼女”に影響されてである事は間違い無い。
この荒んだ世界で腐りかけていた僕に、細やかなチャンスをくれた彼女に対して、僕は少しずつ恩返しをしていきたい。そんな思いも相まって、数年のブランクがあるにも拘わらず、意外とすらすら指が動く事に自分自身驚いている。
前置きが長くなってしまいそうなので、手短に済ませよう。
このお話は、そんな僕が彼女と出会ってからの日々を綴った記録のような物だ。ファンタジーやSF好きの君達からすれば、少し面白みに欠ける内容になってしまうかもしれないけれど、最後までお付き合い頂けると大変嬉しく思う。
事の顛末を語る前に、そうだな……。
まずは、”あの夜”の出来事から話すのがいいだろう。
物語はあの場所から始まり、最後には再びあの夜へと逆流する。そんな日々の喧騒の中で、一人の少女が懸命に筆を取り、一つの”物語”を完成させた。
これから君達に贈るのは、赤髪の彼女――綾瀬彩華が、『深界のアウフヘーベン』という壮大な作品を書き上げるまでを綴った、君達にとってはフィクションで、僕等にとってはノンフィクションでもある物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 20:00:00
48218文字
会話率:28%
F/F
叔母(泉)・姪(瑞希)
キーワード:
最終更新:2025-05-12 21:47:52
4457文字
会話率:29%
豊葦原中国を統べる狼の皇子である青星は、七歳になり、真神の社を訪れる。そこでは、先祖の姿に化身できない代わりに、神々の声を聴く巫子が仕えていた。
初めての都の外に、好奇心を抑えられず、青星は、巫子達の暮らす神和寮に忍び込む。えもいわれぬ
芳香をたどって、行き着いた先には、愛らしい雌子の姿があった。
巫子見習いである斎子装束をまとったその者は、名を、白梅といった。青星は、その可憐な様子に心躍り、次第に惹かれていくが――。
命を燃やして生きた、帝と巫子の悲しい恋の物語。
★毎週土曜日20時掲載(全編執筆済み)
※カクヨムサイトに掲載の同名小説と同じ内容です。
一部下記のような描写があります。
※性描写有り(喘ぎ声・具体的な性器の表現なし)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 20:00:00
42557文字
会話率:30%
かの有名な魔導学院(マジックアカデミー)初等学院合格発表の日。そこには2位に200点以上の大差をつけてダントツ1位に輝く少女の名前があった。
”アイラ・フォン・ランカスター 聖属性”
その瞬間、ローズマリーの頭の中に膨大な記憶が流れ込んで
きた。車窓から見える街の風景、ラジオから流れる大好きな曲、芳香剤きつめの車の匂い、
そして、
何よりもハマっていた乙女ゲーム「とわの愛を君に」略して「君愛」
ここは乙女ゲーム「君愛」の世界の中だった。
これは、監禁エンドやらメリバエンドやら王国滅亡エンドやらを回避しヒロインをハッピーエンドに導くための悪役令嬢の奮闘の記録である。
―――
※悪役令嬢要素少なめかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-09 11:00:00
19760文字
会話率:10%
晴れて高校一年生となった僕、春山勝喜(はるやま かつき)は早くも新生活に悩んでいた。特に社交的でも明るいというわけでもない。
むしろ消極的引っ込み思案な僕は、クラスに上手くなじめない。そうこうしているうちに、部活動を選択し入部届の提出期限が
迫ってきた。
部活が盛んで必ずどこかに所属しなければならない風潮のこの高校で。
スポーツ万能というわけでもなく、かといって芸術的才能も音楽センスにも秀でているわけでもない。
そんな僕が部活選びに苦心していると、アイドル顔負けの美少女に勧誘された。
「ねぇ、『主人公』になってみない?」
「茶道部には入れば、誰でも『主役』になれるよ」
黒く長い髪をなびかせた2年生の茶道部部長、秋芳香奈衣(あきよし かなえ)先輩に優しく声をかけられた。
思えばそれがすべての始まりだった。
そして今日の部活でも……
「春山くん、今まで黙ってたんだけどね。本当は女の子しか茶道部に入れないのよ」
「そんなこと、あるわけないじゃないですか」
「だからね、これからは、バレないように女装してきて」
「……何言ってるんですか? 部長?」
「ここに女子用の制服あるから着てみて」
「嫌ですよ。っていうか、どこから用意したんです? その制服」
黙っていれば美少女の部長。でも、急にからかってきたり、隙あらばくっ付いてきたり、たまに年上っぽく振舞ったり、時折可愛くみせたり。部活のたびに部長にもてあそばれる僕。
部活の先輩後輩であり、友達でもあり、仲間でもあり、姉弟でもあるような。
そんな恋人?ではないような関係……
つかずはなれず、ゆっくりと過ぎていく時間。今日はいったいどんな事件が起きるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-16 17:34:24
961395文字
会話率:46%
「コーヒー2050年問題」というのは、気候変動の影響で、2050年までにコーヒー生産に適した地域が最大で50%にまで縮小し、コーヒーの供給が難しくなると言われている問題です。
コーヒーは商品作物なので、これで外貨を稼いでいる国はピンチにな
るし、コーヒー農家は中小規模が多いので、たくさんの農家が潰れます。
コーヒーが飲めなくなる!と一般消費者の我々が嘆くよりもっと大きい問題なのですが、所詮脳味噌が一般ピーポーの私は「飲めなくなる!」というところだけ拾ってこれを書きました。
世界の賢い人たちは早いとこ品種改良など頑張ってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-03 16:59:32
1049文字
会話率:12%
日記のような詩のような?
キーワード:
最終更新:2024-10-08 17:04:27
464文字
会話率:0%
花見に誘う友人。
放っておいて。行きたくない。
……花ならここで見られるから。
最終更新:2024-06-06 10:50:00
3335文字
会話率:24%
アニメや読書、映画観賞が趣味の社会人が主人公。彼は帰り際にトラックに轢かれ命を落としてしまう。
哀れな彼に救いの言葉が掛かる。最強のドラゴンとなって魔法により発展された異世界を見たくないか?と。彼の趣味では開拓していなかったファンタジー
の世界。そしてドラゴンとしての生活。期待と好奇心に突き動かされ異世界へ転生する。
彼は神様からミヒトという名前を受け、ドラゴンとして異世界の発展を鑑賞するはずが・・・。
なんとその異世界は国家すら存在せず、今まさに魔法を使っての発展の最中であり、それに加えて既に転生している男が異世界で悪事を働く前に捕まえてくれと言われてしまったのだ。
※作者の暇つぶしです。貴方の退屈な時間が少しでも紛れれば幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-02 05:10:00
219642文字
会話率:34%
梟禽族、獅狼族、蹄印族、力を持った三つの獣人の大部族が作り上げた国があった。
大陸の北西に位置する獣人たちの国、協商国。海と山に囲まれ、緑と文化に栄えたこの国。今日も様々な物が集まる。
金は当然ながら、食べ物、美術品、剣や鎧などの武具
はもちろん。図鑑や魔導書、あらゆる種族の知恵が収められた書物。
古の時代から商いによって栄えたこの国は、趣向や知識、仕事、金、人材、各々が求める物を提供し、各地から様々な種族が行き交っていた。
この物語は協商国の何気ない日々、そしてどこかの未来であり、誰かの過去を記した物語。それらの一端で、きっと、誰に伝わることの無い切れ端である。
――毎月26日更新予定です――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-26 16:00:00
5356文字
会話率:48%
女がベッドの上で体を崩している。
鮮血の着物は乱れ、芳香を放つ目には色眼鏡が添えられていた。
赤が似合い過ぎる、怪異のような女だった。
この女に情が沸く。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注
意事項2
恋愛です。R15です。
苦手な方はご注意下さい。
生々しい下品な話を気合いで上品にしてます。
耽美奇譚です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 08:25:48
1127文字
会話率:40%
芳香剤は買わなくてもいいらしい!
最終更新:2024-05-02 20:00:00
1160文字
会話率:3%
ビーズちゃん恋愛小説第三段
最終更新:2024-03-21 12:20:14
1228文字
会話率:24%
「土井さん、今日、面接に来る予定の伊藤芳香さんですが、今、痴漢を捕まえたとかで遅れると連絡がきているのですが……」
困惑の表情の事務員に相談された土井は芸能プロダクションの副社長だ。
「遅れるのは構わないが、その子は大丈夫なのかい?
連絡はメールで?」
「あ、今、電話がつながってます」
「僕が出るよ」
土井の言葉に、事務員は外線を回す。
「土井です。痴漢を捕まえたって? 大丈夫かい? 今どこにいるの? ウチのスタッフを向かわせようか?」
電話に出るなり、立て続けに質問を投げかける。
だが、電話の相手は、落ち着き払って「問題は面接に遅れてしまうことだけです」と断言したのだった。
その後、警察官にも代わってもらって諸々の確認した後、電話を切る。
「ふう……」
土井は大きく息を吐く。面接に来る途中で痴漢を捕まえた子なんて、初めてである。
よほど驚き呆れたのか、落ち着きなく溜息を繰り返している。
「ナイーブな子より、それくらい肝が据わっている方が良いんじゃないですか?」
事務員は苦笑いで言うが、土井はトラブルメイカーの臭いを確実に嗅ぎつけていた。
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伊藤芳香は美人である。
アダ名は、ゴリラ。
もう一度言う。
伊藤芳香は美人である。
背はスラッと高く170cmを越え、顔立ちは怖いほど整っている。
背中の中ほどまである艶やかな黒髪が風に靡くさまは、誰もが溜息をもらすほどだ。
そして最後にもう一度言おう。彼女のあだ名はゴリラである!
※カクヨムでも公開しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-20 11:09:47
86391文字
会話率:44%
近所のクラスの学級委員に、毒を盛られたとイチャモンをつけられた。なんでも、文化祭一日目である今日……メイド喫茶を出し物とする、相手のクラスから送られたスパイが、和風喫茶を出し物とするこちらの出した和菓子を食べたところ、食った和菓子の中毒に
なったらしいからだ。正直、名誉棄損で訴えてやりたいが、クラスメイトにして幼馴染の芳香に、俺がかけた甘味料の事を訊かれ――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-24 16:00:00
1000文字
会話率:24%
JKの日常。(ただし非リア)
登場人物
☆大平芳香(おおひら・よしか)JK1年。
面白いことが大好き! 調子に乗らせたら天下一品の自由人。
面の皮は厚く、めげることのないポジティブモンスター。
「女子高生のふとももはね、美、そのものなん
だよ!」
☆上原なつめ(うえはら・なつめ)JK1年。
曲がったことは許さない! でもちょっと天然系のお嬢様。
好き嫌いが激しく、気に入ったものには金を惜しまないセレブリティアニマル。
「だっちゅーのって言葉、なかなか廃れませんわよね・・・」
☆相川優奈(あいかわ・ゆうな)JK1年。
人見知りボクっ子。たまに毒舌だが、比較的常識人にしてツッコミ役。
一度闇落ちしたら最後、全ての光を飲み込むネガティブブラックホール。
「AIと会話してるとき、たまに張っ倒したくなるよね」
☆月守いくみ(つきもり・いくみ)JK1年。
優しく大人しい妹系天使! 実はむっつりでそちらの方面には興味津々。
特に男でも女でも見境なくかけ合わせる、底なしのカップルイーター。
「(三行半って聞くと別の言葉を思い浮かべるなんて絶対言えない・・・)」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-22 16:44:11
11413文字
会話率:89%
きらぱれ学院で巻き起こる日常のあんなことやこんなこと。
☆登場人物
・大平芳香(おおひらよしか) 1年生 日常部 部長 お調子者の自由人
・内海綾(うつみあや) 1年生 副部長 ニコニコお姉さん、たまに毒舌
・相川優奈(あいかわゆうな)
1年生 人見知りボクっ子、でも巨乳
・月守いくみ(つきもりいくみ) 1年生 大人しく常識人、かなりのむっつり
・内川朝実(うちかわあさみ) 先生 顧問 あけっぴろげな性格、お酒好き
・桜井美祐(さくらいみゆ) 先生 優奈のクラス担任 趣味は食べること
・川村梨依(かわむらりい) 1年生 お嬢様口調のクラス委員長、芳香のライバル
・大澤亜季(おおさわあき) 1年生 料理が得意、きゃわいいものに目がない
・佐倉結姫(さくらゆき) 1年生 性別を超越した大天使
・小森なう(こもりなう) 1年生 一見大人しく礼儀正しいナイスバディだが・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-26 12:51:59
41568文字
会話率:92%
風間レイカは何にもしない何でも屋をしている女性。
彼女を雇っている、おまわりさんの黒田マサズミ。
レイカはマサズミの部屋に転がり込んで、
清く正しく一緒に眠り、
午前3時にレイカは静かに癇癪を起して、
身にまとっていた匂いをすべて洗い流して
しまう。
どの匂いが欲しかったのか、どんな匂いが自分に合うのか、
匂いを求めていく過程で、
どんな自分になりたかったのかが見えてくる。
レイカの求める香りとは。
彼女の求める香りはどうしたら完成するのだろうか。
この作品はカクヨムにも掲載しています。
個人サイトネギに降る雨からの再掲です。
http://negisystem.com/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-09 20:00:00
9219文字
会話率:8%
前世での職業マンガ家。
不運な事故の後に目が覚めたら、自分が描いたマンガの世界に転生していた。
しかも生まれ変わったのはサブキャラの悪役令息に遊ばれ、捨てられ、それでも一途に想い続け、最後は自殺までしてしまうというモブ令嬢。
今世では簡単に
死ぬつもりはなく、自由を求めて前世で趣味だったアロマテラピーの知識を生かし、香水事業を始めたけれど――?
※カクヨムさんでは別名義にて先行公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-21 21:26:48
168442文字
会話率:33%
「両片思いの二人がバレンタインに一歩踏み出す話」です。
最終更新:2023-02-27 00:00:00
4920文字
会話率:58%
『私立:美吉野高等学校』には二人の性格が真反対の生徒がいる。
一人は「べ、別にあんたのためにやったんじゃないんだからね。」という言葉がお似合いな美少女でツンデレなヒロイン、釘瀬理恵。
もう一人は「ふふふふ、君はずーっとボクのものだからね
。」という言葉がお似合いなロリ巨乳で可愛い、ヤンデレボクっ子幼なじみ、白井美奈子。
そんなある日、孤独を愛し、孤独に愛された僕は中学校の卒業式に絶世の美少女とうたわれた理恵に告白されるも、そこには不敵に笑う美奈子の顔があった…。
『あなたは、私のもの。だから、代わりに私をあげる。ぜ、絶対だからね。』
『君の苦しみはボクが救おう。だから、代わりに君にも少しだけ苦しみを味わってもらおうか。』
これは、一人の高校生が目指した、幸せを探す物語。
※毎週水曜日(20時)更新
※日間ジャンル別(コメディーダグ)28位折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-29 20:00:00
429720文字
会話率:58%
中学生の探偵見習いは、古ぼけた事務所に住み着いている探偵のもとで働いている。見習いがやることは情報収集、現場へ赴き、分かったことを探偵に報告すること。探偵は分かったことをもとに、数々のトリックを解く。探偵は事務所の珈琲を淹れることもできな
い。両足の機能が効いていないからだ。探偵ができることは謎を解くことだけ。
今日も、珈琲の香りと事件の香りが静かにまじりあう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-05 00:00:00
13502文字
会話率:58%
苦くも心地良い芳香を味わいながら、カップがテーブルへ着地するその一瞬を待ち侘びる。
―――だが。
置かれたのは、私の頭頂部。
最終更新:2023-01-11 16:48:11
1399文字
会話率:22%
一途な想いと歪な想い、恋が変えるのは世界と運命――
芸術の国メルローア。
三月中旬に開かれた夜会にエスメラルダは不本意ながらも出席する。
喪服で踊る彼女に惹かれる第一王子、エスメラルダの想う人と同じ面差しの第二王子。
恋というものを知らな
い、咲く事を頑なに拒むエスメラルダではあるが、
少しずつ、固い蕾は綻び始め、豊かな芳香を放つように……。
やがて彼女の恋が歴史を動かす事になる。
この作品は『歌籠』http://utakago.sakura.ne.jp/ に収められた小説『エスメラルダ』を改稿したものです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-25 00:00:00
721338文字
会話率:20%