引きこもりニートという言葉が珍しくもなくなった近年、その中のひとりである天原忍は部屋で眠っていた。
昨晩も遅くまでアニメを聞き流しながらぼうっと時間を過ごした。
無価値な努力を積み重ね、何一つ報われなかった。
話したくもない人生
、諦めた人生。
死ぬことも叶わず、生きる気力もない。
ある日、気がつくと、神の世界にいた。
トラック事故、召喚、話題の異世界転生に対して忍は思う。
なんて不運なんだ、もう一度苦痛にまみれた人生を生きろというのか。
嫌だ、嫌すぎる。
これは、ファンタジー異世界に召喚された男がブラブラしながらなんとなく過ごしていく物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 18:00:00
226280文字
会話率:37%
かつて大和という国には武人の頂点に登りつめた者がいた。しかし本来の彼を知る者はいない。名前は偽名、常に仮面越し、姿さえも仮のもの。いくら強いと言われていても苛烈と化した戦では敗北を免れぬこともある。その男もやがては敗れ、死んだ。
──その
はずだった。
時は──その彼が去って十五年が経った空の下、没落寸前の商家の息子がいた。過去には天下の富豪として名が通るほど隆盛を極めていたが、今は見る影もないほどに落ちぶれていた。身内ですら裏切りが絶えないような状況下で、窮地に追いやられた青年は山の中で過ごす武人の元に辿り着く。そこにはあるべき筈の左腕は無く、酒に溺れる浮浪人の姿があった。
落武者。障害者。呑兵衛と。左腕がないことによる罵倒もあれば、その性格による悪態もあった。『彼』は誹謗も侮辱も聞き流した。『彼』は蔑視も落胆も受け入れた。
全ての始まりは青年の一言からだった。
──どうか我が家に力を貸してくれないだろうか?
誰も知らない。この武人が何を為してきたのか。誰もが見落とした。この武人の何たるかを。『彼』は何も答えなかった。ただ静かに酒を飲み続けていた。その『彼』こそが、死んだと思われている大和最強の武人だということを、知る術はなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 20:47:35
114335文字
会話率:51%
私、スイは釣りが好きな少女。一年前に幼馴染のツキが川で行方不明になり、私はその川で1人釣りをしていた。すると、上流から大量の魚がこっちに流れてくるのが見え、それに気を取られた私は足を滑らせ、気づいたら魚の姿になって川の中にいた。その時、
私を助けてくれた魚、ラウトからこの川の上流での深刻な状況を伝えられる。そして、ツキらしき目撃情報も知った私はラウトと共に上流を目指すことに!!
これは、とある川で起こった決して流してはいけない!聞き流してもいけない!ストーリー!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 01:23:21
3208文字
会話率:30%
昨日のバラエティ番組でやっていたそうだ。『地球には既にエイリアンが侵略にやって来ていて、姿を地球人に見せかけ、地球人に紛れて暮らしている』と。
親友の香菜がそういう話が大好きで、早速地球人に紛れているエイリアン探しに乗り出したのだけど、ま
さか自分がそうだとは思ってなかった!
誰にも話せず、侵略計画を進める家族たちの話を聞き流しながら、エイリアンはどうやったらクラスのみんなとこれまで通り仲良く暮らせるか、そればかり考えるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 08:00:00
13403文字
会話率:49%
「あの人、最近見かけないねぇ…」
そう呟いた老母の言葉を、当初「私」は聞き流していた。
ド田舎の町の片隅で起こった、ローカルニュースにもならない事件の顛末。人名等はフィクションですが、筆者が実際に遭遇した事案です。
母の直感は当たるのだ
。悪いもの程、特に。
※カクヨムにも投稿しております。
https://kakuyomu.jp/works/16818093072819904305/episodes/16818093072819950272折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 23:29:15
4184文字
会話率:19%
アンジャッシュ的なノリがしたかった。ただそれだけ。
最終更新:2024-03-16 18:01:54
11826文字
会話率:52%
没落貴族のクロエ・オルコットは、馬車の事故で両親を失った姪のルルメリアを義娘として引き取ることに。教師として働きながら育てる中、突然ルルメリアが「おかーさん、あたしひろいんなの!!」と言い出した。そういう年頃か、と最初は聞き流していたのだ
が、段々様子がおかしくなってきたのだ。
はーれむ? 男を侍らせる? そんな子に育てる気はありません。
これは若くして母になったクロエが、義娘をまともに成長させるための奮闘記。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-14 18:36:15
7150文字
会話率:55%
社交界で『稀代の歌姫』の名で知られ、王太子の婚約者でもあったエリーヌ・ブランシェ。
皆の憧れの的だった彼女はある夜会の日、親友で同じ歌手だったロラに嫉妬され、彼女の陰謀で歌声を失った──
ロラに婚約者も奪われ、歌声も失い、さらに冤罪をかけ
られて牢屋に入れられる。
そして王太子の命によりエリーヌは、『毒公爵』と悪名高いアンリ・エマニュエル公爵のもとへと嫁ぐことになる。
仕事を理由に初日の挨拶もすっぽかされるエリーヌ。
婚約者を失ったばかりだったため、そっと夫を支えていけばいい、愛されなくてもそれで構わない。
エリーヌはそう思っていたのに……。
翌日廊下で会った後にアンリの態度が急変!!
「この娘は誰だ?」
「アンリ様の奥様、エリーヌ様でございます」
「僕は、結婚したのか?」
側近の言葉も仕事に夢中で聞き流してしまっていたアンリは、自分が結婚したことに気づいていなかった。
自分にこんなにも魅力的で可愛い奥さんが出来たことを知り、アンリの溺愛と好き好き攻撃が止まらなくなり──?!
■恋愛に初々しい夫婦の溺愛甘々シンデレラストーリー。
親友に騙されて恋人を奪われたエリーヌが、政略結婚をきっかけにベタ甘に溺愛されて幸せになるお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-11 11:36:07
69081文字
会話率:46%
酔っ払いの戯言と聞き流してくださいませ。
最終更新:2023-08-11 00:00:37
214文字
会話率:0%
ありふれた名前の教師が不祥事を起こしたニュースを聞き流して主人公が登校すると、その日主人公が受けるはずの授業の教科担任がその教師だった。臨時で教科担任になった教師によりその日のゆるゆるふわふわ授業は、居残り付きスパルタ授業へと変貌し、主人
公の帰宅時間が遅くなった。
その帰り道。不審者も恐れて寄らない廃病院で自撮りや動画配信をして、男の声を聞いた気がしたが、幽霊がいただけで男は見つけていない。
帰宅途中、生臭く濃い色の服を着た顔見知りの男と合流し、自宅前まで送ってもらう。その男は殺人を起こしており、後日不祥事を起こした教師とその教師と関係を持っていた男を殺していたと取り調べで証言し、殺人事件は闇に消えた。
その日以来主人公の頭の中で四六時中、廃病院の地下室にあった白骨死体の幽霊の声がしていた。その幽霊達の噂話を楽しむ大人になった主人公は、すれ違いざま起きている通り魔事件をスルーし、次の缶ビールを空けながら、ビールを楽しむために帰宅を急ぐのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-23 06:00:00
6039文字
会話率:16%
※食欲をなくすシーンがあります。
※語りの主人公は最初から頭がおかしいです。
※唐突にエロや、グロシーン始まります。
俺はバスの運転手に心配されるほど精神的に病んでおり、ボンボン医師に退職を勧められるほどになっていたが、年下上司や社長に
気に掛けられていた。
思考がおかしくなっている事に気がつかずにいるので、指の欠けた子供がいる事に疑問を持たずにいたり、嘔吐する為に入った公衆トイレでは拘束されている少年がいる個室に入ったが予備のトイレットペーパーを取るとそのままスルーしてしまう。
その少年が死体で発見されたが俺は何も思わなかった。
年下上司と性的関係をもつ事になると、年下上司の俺への暴行が始まる。
少年が行方不明になっては死体で発見される事件が繰り返される中、俺を心配したボンボン医師が俺宅へ住み着く。
連続殺人事件で迷惑しているボンボン医師との同居生活で体調が改善される俺。年下上司との関係も順調に見えたが、年下上司の感心はボンボン医師にも向けられた。
ボンボン医師の俺への告白を受け入れそうな感じに聞き流し、唐突に連想殺人事件は解決し、俺の勤め先も唐突に倒産した。
引っ越した先でボンボン医師と同棲生活をおくる事になった俺は、殺人犯と同じ欲望をボンボン医師に対して持つようになっていた。
真犯人は上手に隠れたまま出て来ない。このかくれんぼは、真犯人の勝ちだろう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-17 02:47:23
19212文字
会話率:40%
今日はエイプリルフール。
新年度が始まる日、外に出かける息子にヘルメットの話を父は促す。
息子はどこ吹く風で聞き流し出かけるのだが――
最終更新:2023-04-01 09:03:26
801文字
会話率:50%
それは、私も体験したものだった。
怖い話の短編集を作業中に聞き流していた。
そこで聞いた話は、私も体験したことのあるものだった。
吹雪の黄昏時に信号待ちをしていると、いつの間にか人に囲まれている。
信号が赤になったのか、いっせいに動き出
すので、一緒に歩き出した。
赤信号なのに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-25 23:31:08
1006文字
会話率:5%
妖怪ランドにスポーツ施設建設の提案があった。
過疎化バスターズは聞き流したが、話は水面下で進められ、なんとオリンピックが開催されることになった。
(この作品は「カクヨム」にも掲載しています)
最終更新:2022-10-10 11:55:22
2993文字
会話率:29%
生まれつき"青い瞳"の主人公"りょう"は、皆と瞳の色が違うことからいじめられていた。
ある日、いつものように暴言を聞き流していた"りょう"は、ふと心の中で思っていたことを口に出
してしまう。
その言葉に怒りを覚えた"かずき"は近くにあったカッターナイフを手に取り、りょうに襲い掛かるのだった。
気が付くと、クラスメイトの皆と白い空間に倒れており、その空間の住人であろう女神に、異世界の魔王を倒すよう頼まれる。
異世界、イマジンワールドでは、1人1属性を与えられ、その属性に応じた魔法が使える世界。
はじめは、"無属性"と判定を下されたりょうだったが、訓練を積むことにより、いくつもの属性を操ることができる【最 強 冒 険 者】となってしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-06 16:45:36
7967文字
会話率:26%
俺の学校には、北欧出身の先祖を持つという世にも珍しい先祖返り美少女がいる。その名も桜井夏芽。高校2年生。何故か頑なに彼氏を作ろうとしない彼女は、今日も学校で有名だというイケメンを振ったらしい。
まあ俺、桜井千秋にとってはまったく関係の無
い話。
自称情報通を名乗る友人の興奮気味な語り口を適当に聞き流しながらついたため息は、誰に聞かれることもなく教室の喧騒に飲み込まれていくだけだった。
※カクヨム様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-04 15:12:25
7644文字
会話率:45%
嫌味を言われるとなんだかなあ・・・でも、悩みすぎるのも損だしねえ。自分が悶々しがちなのはなぜ?で、思いついた仮説です。あくまでも仮説なので、すぐに違う考え方も浮かぶかも。恥ずかしくなったら、消すかもしれません。今現在、具体的な人間関係で悩ん
でいるわけではないです。普通に元気に楽しくやっております<(_ _)>(*^-^*)いつもお付き合いいただきありがとうございます<(_ _)>(*^-^*)あくまでも仮説であり、特定の人間関係や事象、出来事ではありませんし、この考え方を絶対視して人様におしつけるわけでもありません。聞き流していただけますと助かります<(_ _)>(*^-^*)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-26 08:43:17
797文字
会話率:39%
今日も私は恋する男の恋する男の話を呆れ半分、幸せ半分で聞き流しながらラザニアを食べる。
男性が好きな男友達に恋をした女性と、そんな彼女を大事に大事に思う男友達と、そんな彼女に恋する男性のおはなし。
最終更新:2022-01-27 19:00:00
8643文字
会話率:22%
「あ、値貼り付けするの忘れてた」
ある日、突然空から声が降ってきた。その声は世界中に響き渡った。多くの人が何気なく聞き流していたが、この一言がきっかけで空の上では大混乱が発生していた。
最終更新:2021-10-16 18:23:28
5035文字
会話率:83%
上乃弦二は夢を見ていた。
独特な浮遊感。真っ白な世界。現れた無数の扉。
そして、狐の頭をした紳士が現れる。
「扉の世界へようこそおいでくださいました。上乃弦二様」
その『狐の老紳士』はしわがれた渋い声で弦二へと語り掛けてきた。
「この
扉の数々は、現在のご主人様が歩む可能性のある未来への入り口。人生にはきっかけをつくることによって無数の道筋が生まれるのです」
どうせ夢の中だと聞き流していた弦二は、思わぬ言葉に耳を疑った。
「南雲詩由、望月玲、そして坂之下夏――この三名がご主人様のよきパートナーとなりうる存在です」
「えっ、ま、マジで?」
「そして、この機会を逃せばご主人様は結婚できません」
「はぁっ?」
夢の中での荒唐無稽な展開に弦二は翻弄されつつも、狐の老紳士に促されるままに現れた扉の一つを開く。
「ご主人様の人生が、よき道程とならん事を――」
弦二を中心とし、三人の少女の色は強く、鮮やかに混ざり合う。
それは夢の中に出てきた狐の老紳士との出会いが、始まりであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-30 23:53:46
120759文字
会話率:49%
俺の幼馴染でもある従姉の裕子姉ちゃんは、美人でスタイルもいいけど、彼氏いない歴年齢で、イケメン男性キャラを攻略する恋愛シミュレーションゲームが大好きな、ちょっと残念な人だ。
高校一年の夏休み、すでに大学推薦が決まっている彼女から勉強を教わっ
ていた俺は、彼女からとある女性向け恋愛シミュレーションゲームについての話を聞く。
だが、別のクソゲーと評判のRPGが好きな俺は、それを適当に聞き流したけど。
そして翌日、目を覚ました俺は西洋ファンタジー風な世界の子供になっていた。
しかも、その名前はアーノルド。
「裕子姉ちゃんの好きなゲームに出てくる、好感度判定キャラじゃねえ?」
さらに……。
「レベル? ステータス? 特技? これって……」
なぜか俺がこよなく愛ているRPG『シャドウクエスト』の世界も混じっているようで、その知識を生かして第二の世界で生き始めてから数年後。
「弘樹、私、悪役令嬢のローザになっているんだけど……人生詰んだかも……て! 冗談じゃないわ! 私の没落を防ぐのよ! 弘樹は協力しなさい!」
「……」
腐れ縁である従姉を見捨てられない俺は、この二つのゲームの設定が混じったよくわからない世界で、明るい未来を目指して奮闘するのであった。
はたしてどうなるのかは……俺も知らん!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-10 19:00:00
412616文字
会話率:40%