赤石悠人は、常に疑問に思っていた。
「聡助~、今日も格好いいよ~、大好きだよ~」
「はいはい、お前はいつもそれだな」
「ちょっ……あんた! 今しおりんの胸見たでしょ!?」
「みっ……見てる訳ねぇだろ! 何でお前は毎回毎回殴ってくんだよ!」
どうして自分たちと大して能力に差がない男が様々な艶麗な女性たちから好意を寄せられるのだろう、と。
赤石悠人は、その理由を探りたい。
これは、五人の女子学生から好意を寄せられ、常にハーレムを展開しているラブコメの主人公と、そんなラブコメの主人公を批判的に見つめる、特筆するべきところもない、端役でしかない男子学生の話。
合理主義を標榜する男子学生が様々な境遇の人間と相対し、学び、自嘲し、苦しみ、自身と見つめ合い、少しずつ成長していく物語。
※主人公は誰しもをクリティカルに見るので、性格は悪いです。ラブコメは基本的に王道に沿っていきます。
ラブコメと文学的な要素の組み合わせで、ライト文芸的(なつもり)です。
純文学の美点とラブコメの美点のハイブリッド作品(のつもり)です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 19:00:00
1779621文字
会話率:60%
僕は日野、モブキャラだ。この学校では主人公である立川進という男の子とヒロインの神田カンナが様々な困難に立ち向かいながら幸せを掴むという世界。本来僕のようなモブに出番はないはず……だった。
最終更新:2024-07-17 23:40:42
50136文字
会話率:91%
ラブコメのモブ(裏方)だった千本木がいつの間にか主人公になってしまった!?
最終更新:2024-05-05 11:04:49
652文字
会話率:0%
根っからの陰キャである茂木太助には、輝というハーレム主人公のような女子にモテモテの親友がいる。そんな輝を羨む日々を送っていたある日、輝の取り巻きの中に太助に想いを寄せている女子がいる事を知る。
一人は幼なじみのそら。もう一人は委員長の凛
。最後は物静かな小動物系、小冬。
この中に太助に片想いをしている子がいるらしいのだが、それが全然わからなかった太助は輝に協力を求める。そこで輝に「とりあえずみんなと昼飯を食べるのはどうか」と提案され、それからはそら達と一緒にお昼を過ごすようになる。
その後、少しずつではあるがそら達との距離を縮めていく太助。休日に遊びに行った遊園地ではそら達の今まで知らなかった一面や心の内を見聞きして、太助は手応えのようなものを感じる。
そして誰が太助に恋慕しているのかを突き止めかけていたある日、太助は思いがけない形でそら達の秘密を知ってしまう。
それも今までの関係がガラリと変わってしまうような、とんでもない秘密を。
これは、そんなハーレムとはまるで無縁の人生を送っていたはずの少年が、いつの間にかラブコメの中心に立っていた元モブキャラの物語。
*カクヨムにも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-30 20:00:00
109740文字
会話率:48%
とある男子高校生は美少女四人に好意を抱かれていた。教室内で幾度となくアプローチをかけられるが、男はそれを鈍感主人公かのようにスルーする。モブとして外から見ていた俺は焦れったいという感情を抱いてしまった。ただ、出過ぎた真似はしたくない。でも、
ちょっかいを出したい。どうするか……女の子になれば良いんだ!
俺は唯一の友達に性転換薬を作ってもらって、女の子になって……気付けば彼女たちと仲良くなってしまっていた。
ラブコメらしく色々と困難は起こるが、薬の力とヒロインの力で楽しい女の子ライフを満喫する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-30 19:06:55
30852文字
会話率:26%