西暦1600年、関ヶ原の戦いで、豊臣の天下を守る石田三成の軍師、嶋左近が、天下簒奪を企む徳川の銃弾に倒れ、目覚めたら……。
「なんじゃこりゃ?!」
なんと、高校三年生、時生カケルと魂が入れ替わった。
現代の嶋左近は、時生カケルとして魂入れ替
わりの秘密を探る現代ぬくぬくライフを、
戦国の時生カケルは、武田家の代名詞、赤備えの山県昌景にスカウトされ、命懸けの戦国ライフ。
果たして、入れ替わった左近とカケルの運命は。
(エブリスタへ重複投稿しております)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 00:00:00
735781文字
会話率:46%
中国古代王朝、漢。
秦の始皇帝を倒し、初代皇帝劉邦によって建国されたその国家は王莽により簒奪され滅ぼされるも、光武帝により再興する。
しかしながら、再興より一五九年後に起きた黄巾の乱を切っ掛けとなって衰退への道筋を辿り始める。
だがそれは、新たな戦乱の時代への幕開けでもあった。
舞台は二世紀の中国、漢(後漢・東漢)の後期、黄巾の乱の前からとなります。
いわゆる三国志へと繋がる時代ですが、主人公は綺羅星のごとく登場した英雄たちのいずれでもありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 00:00:00
620273文字
会話率:53%
転生後は第二の故郷の滅びを迎え、親友の死を乗り越え、皇位簒奪の協力者として活躍し、やがてオルレンドル帝国皇帝と婚約を果たしたカレン。
結婚式を数ヶ月後に控えたある日、呼ばれると似て異なる場所にいた。
そこは転生人「カレン」がいなかった、彼女
を得なかった皇帝が即位したオルレンドル帝国。大陸から去ったはずの精霊が戻りつつある混沌とした歴史を歩む世界だった。
大切な人達の元へ帰るため、知っているはずの知らない人々の助力を得ながら、時に歴史の目撃者になりつつ、再び政の中枢や世界の秘密に関わっていく。
※このライトノベルがすごい!2023(宝島社刊) 単行本・ノベルズ部門10位、女性部門5位
BOOK OF THE YEAR 2022(ダ・ヴィンチ 2023年1月号(KADOKAWA)) 小説ランキング18位
の「転生令嬢と数奇な人生(早川書房)」(全書籍化決定済み)の続編です。
一応前作を知らなくても読めるようにはしていきますが、知っていた方が楽しめはします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 12:10:00
435253文字
会話率:49%
チハヤ国が建国されて暦が生まれて30白樺=30年=たった。
1S10年、1年リアルの50億年。
通貨はディルス。=1ディルス1万円=
何故か戦争が起こった中不良カマモトに虐められるガゼル。
村から逃げ出すが追っ手がくる。
仕方がないので縄張
りを確保して部下を増やし元凶であるカマモトと。
何故かちょっかいを出してくるチハヤと戦う話です。
普通の冒険小説を目指して書くので随所にオマージュがあるかもです。
よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 11:27:54
642477文字
会話率:35%
世界は邪神教徒の戦いから伝説の水着職人とエドワード1世によって救われた。
そして11年後覇権主義に走るエドワードはカミヤとアルーペにエルフの国ネオガーディア帝国を侵略させ宇宙は再び戦火に包まれかける。
そんな時地球の水着職人真一は職を求めて
奴隷に志願し、伯爵リサに取り入ろうと画策した。
一応リサ姫の改定版ですが、原作ほとんど覚えてないので新しい作品として読んでください。
登場人物もリサ、シエル、フォートレス、真一、ルリ、サラサ、エドワード、神の使徒ファーリ、キートン、ルーシェリー位しか覚えてないので。
因みに何で失業した位で奴隷に志願したんだ?と言う意見があったので、改訂版では真一の事情を追加しました・・・。
よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-26 09:04:24
1890589文字
会話率:40%
お姫様が領地で領民の為にお金儲けをしながら帝位簒奪する話です。
その筈ですが、簒奪には興味のないリサ姫と邪神教徒のシエル姫。
どこまでも親切な神様。
その他大勢のイエスマンの家臣達が織り成すコメディ小説になりそうです。
お姫様が主人公なので
、命令して行動させる描写が実に多い。
いつ簒奪するか分かりませんが、最後まで気長に見てくれると嬉しいです。
お願いします。
なお、5章からキートン卿の出世物語になっております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-05 07:10:00
2606105文字
会話率:34%
ーーある日の大学からの帰り道、俺こと、日向海斗はトラックに撥ねられ、死亡した。次に目を覚ましたその場所は、天国というには神々しくなく、かといって地獄にしては穏やかなところ。一体どんなところだとあたりを見回してみると、空から突然光が?!「私は
KAMIです!」「誰だよ...」
これは『剣と魔法の世界』に憧れた男がその世界で最強を目指す物語であるーー。
初投稿です!至らない点は多々あるかと思われますが、どうぞよろしくお願いします!
第1章、第2章、第3章終了致しました!物語の展開が進んだかなと思います!
また同じ名前でYouTubeで動画配信しておりますので、是非そちらもご覧ください!
こちらから→https://www.youtube.com/channel/UCx6TaOFuufU37vEXKVZcUIw?view_as=subscriber折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 00:00:00
1231917文字
会話率:51%
王宮に仕えるテイマーの少年アシマはある日突然、王国の実権を握る摂政から追放を言い渡された。曰く、タダ同然で働く新しいテイマーが見つかったから。そんな馬鹿なと思いつつも、仕方なく王宮を後にするアシマ。
時を同じくして、王国を支えた歴戦の将軍
が無実の罪で死刑判決を受ける。策略を用いて将軍を救い出したアシマは、休戦中の敵国に亡命することを決めるが、途中でその敵国の皇女を助け、側に置かれるのだった。
そして、アシマを追放した摂政は、アシマの活躍によって王位簒奪の計画を狂わされ、ついには身の破滅に至る――
これは、王宮を追放されたテイマーが、テイムの技と策略で二つの国に平和を取り戻す物語。
【よくある質問と回答】
Q:千字ラノベって何ですか?
A:最近の一部連載作品において、文章を千字前後と必要以上に短く区切り、投稿回数を増やす例が散見されます。そのような、読者の皆様に御不便をおかけする行為への風刺を込めて、一話千字ジャストで投稿する連載を思い立ちました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-24 07:06:49
212000文字
会話率:61%
抹茶爆死物語の続編です。
最終更新:2024-04-18 16:09:03
3441文字
会話率:33%
有る時この世の全ての転生を司る転生機構シャルテアのバグによりある人物が異世界に転生する。
主人公であるゴーストは、自分の名前や思い出は無くただ地球の情報を持っているだけだったが、そんな主人公が転生した世界にはどんな謎があるのかそして、転生機
構シャルテアのバグを引き起こした転生神は一体どんな神物なのか、この世の全ては未だ解き明かされてはいないそんな世界が主人公に牙を向く果たして主人公は生き抜いてこの世の謎全てを知り尽くす事は出来るのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-08 09:00:00
1727文字
会話率:23%
気がつけば薄暗い培養室。持ち得るのはその身に宿した能力で奪った産みの親の記憶のみで、他には何もない。
目的も存在意義も持たない人形はふと思う。
とりあえず、外へ出れば何か見つかるか。
最終更新:2024-03-23 12:08:29
134280文字
会話率:22%
まず【魔法美少女戦隊Massacre Annihilation Demolition.49】が有ったという、前提だ。
通称【MAD49】。
【次元妖精世界】から来た【次元妖精ヒデリィ・シッキタース】の不思議な力で、魔法美少女、橙のヘリオドー
ル・サンデーに変身できるように成った、中学2年の少女【日曜安息ニチヨウヤスミ】が仲間とともに戦うのだ。
このサンデー達がデーヴァとして歌声の技を駆使して敵を追い詰める……と、いう設定のエピソード0が、あったという設定の前提なコレだ。
【Next魔法美少女戦隊Massacre Annihilation Demolition.49】だ。
作中で30年を経て、今一度【魔法美少女戦隊】が結成されたのだ。
簒奪者が地球次元に支配者を追放し、女王を名乗り次元世界を支配した。
追放された女帝と次期様を探しだし連れ帰るために追って来た【ハイブリッド次元妖精ドラウト・シッキタース】の不思議な力で、魔法美少女、白金のヒロイン・プラチナ・キューティーに変身できるように成った、中学2年の少女【広印奈乃ヒロインナノ】は、女帝と次期様を探しながら、女帝と次期様の帰還を阻止したい偽帝からの刺客と戦うのだ!と、いう正統派魔法少女物のオブラートで包んだ本質が具体的にはコレだ。
時は流れ、作中で前作から30年を経て、今一度【魔法美少女戦隊】が結成された。
インフェロスから来たハイブリッド次元妖精ドラウト・シッキタースの不思議な力で、魔法美少女、白金のヒロイン・プラチナ・キューティーに変身できるように成った、中学2年の少女【広印奈乃(ヒロインナノ)】。
パワフルなハーフ美女。
ミステリアスな大和撫子。
ボーイッシュな美少女。
次々に美少女メンバーを勧誘しリーダーの座にすわったナノ。
しかし、ナノには、魔法美少女に致命的な欠陥があった……だが本人は無自覚。
同じ、ウィークポイントを抱えた、ライバルを仲間にし、使えないラットタイプ次元妖精を使い魔に加え、魔法美少女の活動が始まった。
次々に襲いかかる敵に、仲間達が立ち塞がる!
ナノもイズミを含む先代魔法美少女戦隊とともに戦う。
正統派魔法美少女戦隊だった先代そして今の仲間達。
ビミョーな立場の主人公ナノとライバルニナル。
今、戦いの幕が切って落とされた!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-08 12:18:35
822230文字
会話率:36%
【ストック10万文字超え】
その国には双子の王子がいた。
弟は歴代の王族の中でもっとも巨大な魔力を持っていたのに対して、兄は平民の半分以下の魔力しか持たない『魔力無しの失格王子』だった。
両親からは冷遇され、王宮で貴族や使用人からも蔑まれる
中、双子の兄王子――シュバルツは『王位継承戦』へと望みを託す。
継承戦に勝利すれば、自分を馬鹿にしていた人間の目も変わるはず。そう考えて決闘に挑むが、双子の弟が放った魔法の一撃で敗北してしまった。
絶望したシュバルツは王宮を出奔して姿を晦ませるが……5年後、王宮で国家を揺るがす大問題が生じたことがきっかけで帰参することになる。
「せっかく王宮に戻ってきたんだ。今こそ、この国の玉座をいただいてやろう!」と王位簒奪を目論むシュバルツであったが、魔力を持たない『失格王子』が選んだ方法は……後宮征服? 双子の弟の婚約者をことごとく口説いて奪い取るという方法だった!?
敵は殺す。女は口説く。国は奪う。『魔力無しの失格王子』と呼ばれたシュバルツの逆転劇がまさに始まろうとしていた!
※本作にはR18にならない程度の性描写が含まれていますのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-03 18:00:00
344800文字
会話率:38%
「ローゼリッタ・スーサイドボム! お前との婚約を破棄させてもらう!」
とある夜会で王太子が放った婚約破棄宣言。王太子の婚約者であり、神官でもあったローゼリッタはショックで立ち尽くした。
聖女である少女と不貞をしていたらしい婚約者は、ローゼリ
ッタにありもしない罪を被せて断罪しようとしている。
このままでは浮気性の婚約者と性格の悪い聖女に何もかもを持っていかれてしまう。教会の権威を、地位を、創造主の加護を簒奪されてしまう。
(このままでは全てを奪われてしまう。それならば、いっそのこと……!)
ローゼリッタは決意した。己の名誉と信仰を守るために、国ごと滅亡しかねない切り札を使うことを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-25 19:08:21
11013文字
会話率:44%
五年前の鬱憤を晴らすため、根岸は闇サイトで拳銃を買う。銃を持っていることがばれれば一巻の終わりだが、「復讐さえできれば人生どうなってもいい」と彼は覚悟を決めていた。復讐を果たしに向かう道中、拉致に遭う少女を見かける。復讐を後にして少女を助け
ようと試みる見るが、天災は残酷なもので……。
少女のみが知る後の悲劇が、迫りくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-27 19:00:00
31876文字
会話率:61%
異世界転移でお気楽成り上がりライフがしたかった主人公ですが、世の中そうはいかないよね。
最終更新:2024-01-24 11:01:33
1388文字
会話率:31%
少年アイシス・クロウディアは『愚弟』と呼ばれ、当主である兄サロメと次男ランスロットに虐げられる日々を送っていた。
そんな彼の不幸な運命はおとぎ話の英雄の名を持つ少女との出会いを機に変わり始める。
彼女の名はジークレイン・アースディ
ア。
桜の木の下で恋に落ちたアイシスは、アースディア帝国の姫である彼女の騎士になることを目指すのだった。
だがその直後、彼はある事件に巻き込まれてしまう。
幼馴染のネルと入ったダンジョンの最奥にて『動く死者』に襲われたのだ。
この事件の黒幕は最近アースディアで多発している『ギルド狩り』と同じ者たちの犯行であった。
『戦律の簒奪者』
そう名乗った彼らの目的は、英雄『ジークレイン』によって封印された魔神『逢魔の姫』の復活。
彼らは多くの冒険者を殺し、更にはアイシスの兄二人をも手にかけた。
一連の事件をきっかけに『神童シリウス・神騎士スピカ』という最強の剣士二人に才能を見込まれたアイシスは、ネルと共に彼らの弟子となる。
半年の厳しい修行の末、アイシスは『逢魔の姫』復活のカギになるジークレインを守る騎士に選ばれた。
「君がいい。アイシス、君が私の騎士になれ」
念願叶い、想い人の騎士として彼は『戦律の簒奪者』と対峙する。
だが強くなったアイシスの前に立ちふさがったのは。
─────殺されたはずの兄サロメだった。
『逢魔の姫』復活をかけた戦いの火蓋が今、切って落とされる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-05 20:00:00
264548文字
会話率:29%
不幸な事故で亡くなった【向日島レイジ】は異世界の神に転生を約束された……筈なのに。
もしかして俺、幽霊なんじゃね!?
転生した感覚も無いし、前世の記憶もあるし? つうかこれ肉体じゃねぇし!
物理的ダメージ負わなから無敵って、そもそも物理接触
できねぇよッ!!
次の転生を目指し、幽霊のまま異世界で過ごす内に、うっかりドラゴンの卵を孵化させちゃったり、うっかり魔術師に憑依して魔法を憶えたり、うかっり潜入捜査したり、うっかりゴブリンを猫耳少女に変えたり、うっかり創造神に天使認定されたり!?
魔王の魔力を押し付けられ、転生不可能となったレイジは、僅かな可能性を求めて聖女一行と旅する。
そんな【うっかり幽霊の異世界放浪奇譚】ここに開幕!
第3回ツギクル小説大賞にてAI審査賞(ファンタジーブレイン)を受賞しました!
あ、書籍化とかそういうのは無いです(笑
※本作品の無断転載を禁じます。
Copyright (C) 2018-2020 仁 智 All Rights Reserved. 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-04 23:44:46
423459文字
会話率:32%
193X年、ヨーロッパの三分の一を差配するユーロマフィアの首領の末娘として生まれた少女アメリア・ジャックハート。18歳の春、何不自由なく父の愛を受けて育った彼女の、イカれたボスの座簒奪劇が始まる。
最終更新:2024-01-04 22:41:14
67413文字
会話率:35%
何よりも自由と安寧を求める主人公、白羽 新峻。しかし、彼の願いとは反対に世界は数年前のあの日から不安定な方向に歪んでしまっていた。
それは、突如この現代世界に出現したダンジョンとそこより現れるモンスター。また、それと同時に次々と人間が獲得し
ていくスキル。
そして、ひょんなことからその危険なダンジョンに潜ることになってしまった主人公が冒険者組合に登録し、ステータスを検査すると、とあるスキルが発見された。それは【神性簒奪】という全くもって意味の分からない、用途不明のものだった。
過去のトラウマも謎のスキルも全てを背負い、完全に歪になってしまったこの世界を主人公は溜息を吐きながら生き抜いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-28 15:57:52
55135文字
会話率:59%
異世界のフィマール王国で最高位魔術師として国の安寧を守っていたリリア・ノルド・マギであったが、弟子のランスロットの裏切りによってノルド・マギの名を簒奪されてしまう。
そのリリアが移転した場所が竜原口秀美と優が暮らすマンションの一室であった。
捜査二課の秀美と弟の優と異世界の最高位魔術師リリアが事件を解決に走るお話です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-20 07:00:00
68366文字
会話率:46%
魔術の才能を見極める選別の儀。そこでドロセアは最弱かつ無能の印であるZ級魔術師の烙印を押されてしまう。
Z級魔術士は基本的な魔術すら使えず、赤子でも使える最も低位の防御魔術『シールド』しか扱えない存在。
一方で幼馴染で妹同然の存在であるリー
ジェは最強のS級魔術士となり、周囲から聖女と呼ばれるようになっていた。
魔術の才能程度で何も変わらないと思っていたドロセアだったが、その日を境に彼女は虐げられるようになり、身分の差を理由にリージェと会うことすら出来なくなる。
さらに落ち込むドロセアに追い討ちをかけるように、同じ村に住むA級魔術士のエルクに謎の薬を飲まされ、異形の怪物へと変えられてしまった。
家族や帰る場所すら失った彼女は森をさまようドロセア。
絶望のどん底にいる彼女だったが、とある人物との出会いがその運命を大きく変えることになる。
それは最強の魔術士、賢者マヴェリカ。
彼女はドロセアが扱う最弱魔法『シールド』にある特性があることを見抜き、こう言った。
「ドロセアは将来的に、この世に存在する全ての魔術を使えるようになる」と。
人の肉体を取り戻したドロセアはマヴェリカに弟子入りし、その才能を開花させていく。
これは一人の少女が愛する者を守るため、大賢者へと上り詰めていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-18 20:42:37
806323文字
会話率:46%
星には生誕があり死滅がある。そこに生きる人々はあらゆる物語を紡ぎ、それらは語り継がれる。その星レネイストに生まれた女神メア・レネイストは、一冊の日記に目を通した。それは少女が描いた御伽噺だ。黙読したメアは貪欲に渇望する。その作り話を超えた愉
しい物語を描き出したい、と。そう望むメアが描いたのは、女神が描き女神が紡ぎ女神の為の『女神の戯曲』だった。
舞台に上がる人物は様々。それはときに〈魔王〉だったり、或いは〈邪神族〉だったり——。
メアは『女神の戯曲』の作者だが、その物語の主役には名乗り出ず、自身は狂言回しの役柄を騙り、演者を裏から煽動する。メアが最初に幕を上がらせたのは妹の仇を討つため〈魔王〉となった演者の復讐劇だ。それと同時期に、タイミングを見計らったように〈邪神族〉の間に会合が開かれた。レネイストにいる〈邪神族〉は義務的に参加しなければならない。議長である〈邪神族〉の一柱ベルザ・ヴォルドリフスが言うには、どうやらこの星レネイストから星のエネルギー源が簒奪されたらしい。星の存続に直接関わる事態だ。だが、戯曲を進行させる以外の事柄に興味が湧かないメアは、その犯行を踏み台にしか考えなかった。
レネイストに起こる物事の結末は開幕から女神に決められ、改稿は認められない。数多の哀しき演者の骸の上に居座り、微笑を浮かばすのは、女神だけ。
これから開幕するのは、そんな女神だけが最高の結末を迎え、しかしその張本人は誰よりも演者が最悪の結末に堕ちる様を希う、陰惨な災厄の戯曲だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-03 03:47:13
153250文字
会話率:11%