キラ皇国の修道院で暮らす元令嬢シェリは13歳のある日、皇城へ呼び出されると『神の花嫁』として生贄になるよう告げられた。
シェリが死を覚悟して『異界の門』をくぐるとーー、そこは異界にあるルェイン大帝国白銀城の庭園で、同い年の『呪われた皇太子』
ルキアンと出会うことになる。
「俺のペットとして飼ってやろう」というルキアンの一言で、シェリはなぜか生かされることになった。
しかしある日、呪いの発作に苦しむルキアンを救ったことから、シェリはペットどころか彼の妃になってしまう。
ルキアンの呪いの発作を緩和しつつ、気が付けば16歳になっても白い結婚を続けていたある日。シェリはルキアンに他に好きな人がいるという噂を聞いてしまう。
ルキアンには本当に好きな人と結婚してほしいと願ったシェリは、離縁を目指して、彼に掛けられた呪いを完全に解くために奮闘することにした。
なんちゃって中華風ファンタジーです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-03 20:10:00
80444文字
会話率:42%
ある日突然、神の花嫁に選ばれたリリス。彼女は滅びの危機に瀕した王国を救う代わりに、すべてを捨てて神の御許へと旅立つことを望まれた。
動揺した彼女は、愛する婚約者や家族に助けを求める。しかし婚約者には婚約を破棄され、家族には栄誉ある死を早く
賜るように言われてしまう。誰もが彼女の運命を悲しむどころか、早く旅立つように説得してくることにひどく傷つく。
味方のない中、リリスは聖なる書に魔王を召喚する呪文が隠されていることを知ってしまう。
君は強いひとだからと言われ続けた、実は傷つきやすいヒロインと、ヒロインの弱さに気づき、うっかり絆されて契約したところ、今ではすっかりヒロインの虜になってしまったヒーローの恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-25 20:04:02
8000文字
会話率:55%
第一幕
刀根田村。
古来より。独自の神、八千矛神(やちほこのかみ)を祀るその村は、毎年神事に供物を捧げていた。
だが、十年に一度。
八千矛神に生きた贄を捧げていた。
そして今年、選ばれたのは『椿』という名の妙齢の女。
咲いたばかりの百合
の花の様に美しく、今にも散ってしまいそうなまでに儚げだ。目線は虚で視線は定まらない。
されど、椿は己が生贄の花嫁である事を知っていても尚、逃げる意思はなく、手を引かれるままに歩く。
その先にあるのは、八千矛神がいるとされる大きな蔵。
椿は七日、そこで花嫁としての勤めを果たす事になる。
日の光も届かぬ蔵の中にいる、神の花嫁として。
蔵の中。蠢く暗闇の存在と出会う――
第二幕
蔵から出た二人は、互いに人とは違う存在でありながらも、決して手放せない存在に寄り添って生きる。
春。
とある宿場町。
そこは山桜が有名で、特に丘の上から見る水鏡に映った山桜が絶景と有名だった。
二人もまた、その名所へと足を運んでいた。
だが、絶景と言われた山は枯れ野の様相。
何が起こったかは知らないが、旅籠で椿は山の方角を眺めるだけ。
そんな時、椿はしとしとした声を聴く。
今も、椿の耳は不可思議な声を拾うままだ。
その声に気取られて耳をすまそうとするも、朧が阻害する。
同調しすぎてはいけない。
二人は早々に街を出ようとするも、想いもよらぬ人物に足止めを喰らう。
春を嘆く女。その正体とは――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-19 20:48:36
90990文字
会話率:31%
アノン教の大聖女ルチア・ラルテリアは今日も神に赦しを乞う。
神の花嫁に選ばれた彼女は人間の男に恋をしてしまったからだ。
時折、祈りに足を運ぶ茶髪の彼。いけないと分かりつつもルチアは無意識に目で追ってしまう。
神の教えを守りこの恋を諦めるの
か、それとも大聖女でありながら神に背くのか・・・
大聖女ルチア・ラルテリアに神と恋の試練が下る。
信仰とは何か神の教えとは何かを考えながら試練に立ち向かう、聖女の小さな勇気のお話。
ー
『Thanks 20th』に作った大体7000字くらいの短編です。
気軽にお読み下さい。
もし興味がありましたら、私の他の作品にも目を通してくれたら嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-26 07:39:06
7406文字
会話率:45%
「キスすると強くなるなんて聞いてないっ!」
あやかし退治をする猫神様の末裔「紫苑」と神に力を与える神子の末裔、「京香」が織りなす恋とあやかし退治の物語。
幼い頃両親を事故で亡くした京香は、優しいおじさんと二人で暮らしていた。しかし経営して
いた工場が倒産!借金返済のためにおじさんはマグロ漁船に乗ることに!京香もまた住み込みで働き先を探すことになった。そんなとき、ひょんなことから人気美人作家の書生として住みこみで働けることに!でも実は先生は男で代々あやかし退治をする猫神の末裔だった!そのうえ私は神に力を与えることができる神子の末裔!?私が、猫神の花嫁ってどういうこと!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-29 22:55:13
16700文字
会話率:74%
誰もが嫌がる龍神の花嫁の座に付きたくても、資質がなく、つけないリシャ。
「お前が花嫁になればいい」と人間の里を追い出され、「資質がない私でも受け入れてくださいますか?」と龍神に問いかけ、花嫁としてもらう。
一世紀ほど前、里を厄災から守っ
た龍神は、その反動で若年化していたのだった。
リシャに追いつこうと、人に合わせて歳を取る龍神の努力と、美しいリシャを食い物にしようとする里の民。
都から来た龍神との交渉人は、どちらに微笑むのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-23 22:05:52
3043文字
会話率:63%
三百年に一度、湖に住む神に花嫁を捧げなくてはいけない。そんな伝承がある湖のほとりの村で生まれた双子の宵と環。姉の宵は顔に痣があったため、妹の環が神の花嫁に選ばれる。誰からも愛される娘に育ち、憐れまれる環と違い、宵は虐げられて育った。だが環に
恋した男の策略で、神の花嫁としてささげられたのは宵だった。ところが、死を受け入れたはずの宵が水底で見たものは……。
可哀想な女の子が神様に溺愛される話です。更新は不定期です。身体的特徴についての罵倒など不愉快な要素があるかもしれません。お気を付けください。この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-24 00:07:37
94574文字
会話率:40%
エワンリウム王国では五十年に一度、聖女が選ばれる。
聖女はその身を国神と王国の為に捧げる事から国神の花嫁とも呼ばれ、歴代の聖女達は国神のもとで幸せに過ごしたと言う。
そして今代、聖女に選ばれたのはエワンリウム王国第二王女ディーテだっ
た。しかし、ディーテは聖女選定の際その結果をアメディアのものとすり替えてしまいアメディアは聖女として神殿にたった一人で押し込められてしまった。
誰にも会えず、出ることも叶わず、国神様も現れず一年。寂しさと飢えにただ召されるのを待つばかりになったアメディアがやっと解放されると覚悟した時、騒がしい声がアメディアを抱えた。
「この世界の時を戻そう。⋯⋯三年くらいでいいかなあ」
意識が遠のき、再び目を覚した時アメディアの目に映ったのはリシア子爵家の自室と見覚えのない真っ白な毛玉だった。
*元サヤものです苦手な方はご注意下さい。
*誤字脱字、言葉の間違い申し訳ありません。報告ありがとうございます。
*カクヨム様でも掲載してます*折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-16 08:31:33
110617文字
会話率:41%
姉の代わりに竜神の生贄になった少女と、その少女に心引かれた白竜の恋のお話
最終更新:2023-09-30 01:49:04
60170文字
会話率:44%
まさか、神様から婚約を破棄されるなんて――。
少女は村の守り神の花嫁になるものとして、十六年間育てられてきた。それなのに、輿入れを前にして告げられたのは婚礼の中止。理不尽にも家を追われた少女は、何故か結婚を拒否した張本人のはずの水神・湖鐘に
助けられる。そして始まる、守り神の社での平和な暮らし。どうやら問題は故郷の方にあったらしく……?居場所のない少女と不器用な神が幸せを知る、昔々の物語。/※途中痛い描写が入る予定のためR15の注意を設定しています。ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-11 22:00:00
51839文字
会話率:38%
昔話の、娘が神へ嫁ぐ物語。 花嫁行列の最中、一柱の神が花嫁に囁く――お前、騙されてるぞ、と。 『百年に一度の祝花の花嫁 人の身でありながら 九十九の神を従えて 神へと嫁ぐ』 囃子歌に謡われる祝花の花嫁は、望んで神に嫁ぐのか。 一柱の神の、騙
されてるぞ、に対する花嫁の答えは。 これは、花嫁の恋の顛末と、神代の終焉の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-31 06:00:00
5117文字
会話率:8%
青年騎士、ニコラスには悩みがある。亡き兄の忘れ形見である少女メアリ、年下の世話焼き義姉さんに振り回されっぱなしの毎日だ。ある日、二人の前に一人の男が現れる。聖女、神の花嫁(エル・フルール)を取り戻しに来たと言って。兄は、聖女を攫って花嫁にし
たというのか――!?
約束しましょう――あたしたちの愛について。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-28 19:00:00
21896文字
会話率:59%
顔に大火傷を負って婚約破棄された若汐(ルォシー)は、妹の身代わりとして、「水神様」と呼ばれる村の水源を司る神様の生け贄となり、滝壺へ落とされた。
しかし。
「どうか、私をお食べ下さい」
『断る』
不味そうだから、という理由で生け贄とし
て合格点を貰えなかった若汐が、水神の花嫁として格上げされ、幸せを得るお話。
※蛇的な要素があります。
※他サイトにも掲載しています。
【電子書籍化】
パルプライド、エンジェライト文庫様より電子書籍化されました。
2024年1月2日発売です。
イラストはsaino様です、とても素敵な表紙をつけて頂き本当に嬉しく思います!!
応援して下さった読者様のお陰です、ありがとうございました!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-23 16:15:07
14075文字
会話率:41%
『軍神の花嫁』を筆頭にした一連のシリーズの番外編を、チラホラと書き綴っております。
あまりに短編で、それぞれ単独とするのは厳しいので、一つのカテゴリーを作ってみました。
お暇な時に、ちらりと覗いて下さいませ。
最終更新:2023-04-23 09:44:13
26542文字
会話率:22%
帝国キリングシークの『漆黒の軍神』の側近シキ。『軍神の妃』の侍女ホタル。近いようで遠い立場の二人。しかも、ホタルはシキが嫌いらしい?
でも、とあることがきっかけで、急接近。だけど、やっぱり、ホタルはシキが苦手。そして、シキは?
『軍神の花嫁
』スピンオフ第2弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-06 15:35:21
192150文字
会話率:21%
魔獣狩りを生業とする男イトは、森の中で一人の娘を拾う。
所縁ある者として、仕方なく助けることになった娘は、天使のような姿のアオイ・オードルという伯爵令嬢だった。
見た目だけでなく、中身もどこか浮世離れした娘に戸惑いつつ、イトは彼女を帝国キリ
ングシークへと届けるために、歩き始める。
『軍神の花嫁』のスピンオフ。大方の予想(?)を裏切って、サクラの妹のアオイの話です。イトも『軍神の花嫁』にちらりと出てきてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-04-21 15:47:57
67331文字
会話率:21%
「――だからあなた。私の代わりに“私”をやってよ」
世界の滅びを目的として、暗躍を続けた希代の悪女、悪役令嬢スカーレット・メイスオンリー。
彼女を殺そうとした賞金稼ぎの“彼”は、だがうっかり吐いた憎まれ口から、スカーレットの恨みを買っ
てしまう。
“悪役”などやりたくもなかったのに、邪神に見初められ“悪役”をやり続けるしかなかったスカーレット。
何も知らないくせに減らず口を叩く“彼”へ、激怒した彼女は呪いをかける――
それはくしくも、世界が滅ぶ日のことだった。
それから時は遡り、8年前。スカーレット・メイスオンリー十歳の誕生日を、目前に控えたある日のこと。
全てを思い出した“彼”は、心の底から絶叫した――
「――なんでオレが、“スカーレット・メイスオンリー”になってるんだよっ!?」
ただの賞金稼ぎの“彼”が、少女の恨みで悪役令嬢に逆行転生。
本家スカーレットの意地の悪いイタズラから狂った“彼”の運命は、“彼”をどこへ連れていくのか……?
※たぶんラブはないです。最初だけシリアス。そこからはバトコメ、後は流れで。
(以前書いた『悪役令嬢殺そうとしたら、オレ(♂)が悪役令嬢(♀)にさせられたんだが ~『私の代わりに“邪神の花嫁”やってね』とか言われても、誰が受け入れるかクソッタレ~』の書き直しになります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-16 19:58:58
205932文字
会話率:36%
「今度こそ神の花嫁になる!」と意気込んだ大聖女ティア。
実は彼女は、十二回目の人生の人生を送っている。
毎回、聖女として鍛錬をつみ、 神の花嫁として嫁ぐのだが、神に花嫁として認められず、15歳に戻るのだ。
しかし、十二回目の人生で初
めて「神の花嫁」は方便だったと知る。
実際は孤児だったために、戦争の終息を願う生贄として、捨て駒にされたのだ。
――血の滲む努力をして、大聖女になったって捨てられるんだ。
だからもう、いい! 聖女のいない隣国で普通の人として生きよう!―――
ティアは決意し十三回目のループを経て、15歳へとまき戻る。
戦争の原因となったドラゴンを救ったことで、ドラゴンと主従契約を結ぶことになったティア。
孤児院を追い出されそうになったとき、人を愛せない呪いをかけられた冷徹竜騎士に助けられ竜の谷で暮らすことになる。
のんびり生活を満喫するため、ループの知識を使って竜の谷を住みよくしようと奮闘をはじめる。
するとなぜか、人を愛せないはずの竜騎士に偏愛されるようになっていた!?
しかも、もとの国の司祭まで「戻ってこい」と言い出して……。
お人好し大聖女が自称悪女として幸せを目指す、やり直し奮闘記。
9月までに完結したいと思っています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-05 09:05:56
104804文字
会話率:34%
『婚約破棄もの』を少ない文字数で書いてみました。
何度でも読み返せる中毒性抜群の短編です。
※朝が忙しい人向け。ぶっちゃけコレさえ読めば、1日に必要なザマァ成分はノーストレスで摂取できます。
最終更新:2022-11-24 11:00:00
800文字
会話率:100%
昔、この国を救ったといわれる太陽神。その太陽神の花嫁とされる証が、主人公アウローラの妹マルタに現れて……という話。
自分では王道だと思っています。
最終更新:2022-11-16 01:29:40
7509文字
会話率:19%
山の麓の村で暮らす娘ユル。
もうすぐユルは幼馴染みのシイナと結婚する。
だけどシイナには他に想う人がいるのでは?
それはユルの妹のモイではないかとユルは以前からそう思っていた。
そして迎える運命の日。
※直接表現ではありませんが、狩りや
動物についての描写があります。
ひねくれてる作者が珍しくストレートに手を出しましたが次でやはりひねくれました。
タイトル変更の可能性有り。
山神様の縁結び【https://ncode.syosetu.com/n5554hv/】とリンクしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-21 10:00:00
9590文字
会話率:30%
聖女メイヴィスはある日、第一王子トリスタンのプロポーズを断ったことを理由に断罪されてしまう……。
何の能力も持たないことから偽聖女扱いされ、親代わりだった神官長のハワードも殺されてしまった。
その後、地下牢へと閉じ込められたメイヴィスの元
に、全ての元凶であるトリスタン王子が訪ねてきた。
「私のものになるなら、ここから出してやる」
言外に『体を差し出せ』と言われたメイヴィスは、命よりも己の貞操を選んだ。
────聖女は神の花嫁。人間に純潔を奪われるなんて、あってはならない。
トリスタン王子の提案を跳ね除けたメイヴィスは、やがて処刑の日を迎え……火あぶりの刑に処された。
無念の死を迎えたメイヴィスだったが、天界で夫となる神様と出逢って……?
そして、下界での酷い仕打ちを知った神様は大激怒!
────「僕の花嫁に手を出すなんて……本当に人間は愚かだね」
これは聖女の死から始まる破滅と滅亡の物語。
※ざまぁ全振りの話になるので、苦手な方はスルー推奨折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-24 23:46:47
110756文字
会話率:27%