村には、双子の姉妹がいた。
姉は花乃、妹は結乃。二人は顔立ちはよく似て双方共に端正だけれど、その他はまるで正反対であった。
花乃は麗しく、まさに花のような乙女。多くの者から縁談が届くほどの人気者だ。
対する結乃はといえば、色が抜けたような
白髪に蒼白い肌。滅多に表情を動かさないのもあって、生きる人形などと評されている。
そんな結乃の取り柄といえば、姉の花乃は有していない、溢れんばかりの霊力だ。
霊力を持つ故に巫女となり社に務めていた結乃は、ある年、神の花嫁として捧げられることが決定する。
それは実質的な生贄。けれど、結乃は想いを交わす相手がいて――。
だから花乃は、自らが巫女に成り替わって神へと嫁ぐことにした。
※ストックなしのゆるゆる更新。
※G Lではないです。姉妹愛はあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 07:30:10
1000文字
会話率:7%
公爵家が第三女リリカ・プロミア。彼女には大きな悩みがあった。
これは一人の内気な少女が、親バカ公爵と妹想いの姉の作り出してしまった理想の令嬢という虚像に悩みながら、貴族社会で奮闘する恋のはじまりの物語。
※古いUSBメモリを整理していた
ら以前消してしまったファイルを見つけたので作者の保存用に再投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-30 12:00:00
18573文字
会話率:43%