とある世界のイリダール王国という小国に第一王女として生まれたラリーサ・イリダール。
逸り病で亡くなった父王の代わりに、幼い弟たちが成人するまではと政務を代行し、気づけば二十代も半ば――すっかり行き遅れとなってしまったが、後悔はない。
弟
たちの誰かが王位を継いだ後は、教会で祈りをささげて過ごすか、どこかの貴族の後妻として降嫁するか――とにかくのんびり過ごそうと思っていたのに、気づけば隣国の大国トリーフォン帝国の皇帝に嫁ぐことに!
相手は年下。年上女になんて興味はないだろうし。お飾り正妃として当り障りなくのんびり過ごそうと思っていたんですけど……ね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 15:24:57
143129文字
会話率:54%
――――救世主、降臨。
不良の男子中学生、宮野猛(みやの タケシ)……ある事故によって命を落とした彼は、ザガートという名のイケメン魔王となって異世界に転生する。
そこは彼とは別の魔王が、全人類を根絶やしにしようともくろむ、絶望に満ち
た暗黒の世界だった。
人々は届かぬ祈りを神に捧げ、来るはずの無い勇者を待ち続けた。
ザガートは異世界の救世主になる事を目指し、魔王軍に戦いを挑む。魔物を圧倒的暴力でゴミのように蹴散らし、弱き者を助ける彼を、人々はこう呼んだ。
「魔王の姿をした勇者……魔王救世主(ダークロード・メサイヤ)」
……と。
※最終話まで書き上げ済み。全261話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 13:01:17
698059文字
会話率:33%
隣国の侵略に遭い、領民を救うため20歳で処刑されることになったたソリス男爵タクヒール。
処刑の瞬間、彼を思う領民の祈りを受け、目覚める事のなかった領主としての【権限】と【スキル(時空魔法)】に目覚める。命が尽きる直前、【権限】で得た情報と共
に【スキル】で自身を転送する。
気が付くと彼の魂は時空を遡り、ソリス男爵家次男として生まれた直後に戻っていた。
その時初めて、自身は日本人で転生し、この世界に来たこと、処刑されたのは2回目の人生で、今は3回目の人生を生きていることに気付く。
前回(2回目)生きた知識、転生前(日本:1回目)の知識を活用し、これから訪れる男爵家の不幸を回避し、家族の命を救う事を決意する。
とはいえ、何の力も持たない子供の立場、できる事は限られていた。
歴史を知っている、というチートをどう役に立てるか、簡単な一発逆転なんてない。
内政という地道な作戦と根回し、努力で歴史に抗い不幸の回避を試みます。
タクヒールは歴史を変えることができるのか、辺境の男爵家次男坊の奮闘がはじまります。
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ご覧いただきありがとうございます。
初めての投稿で要領を得ず、不慣れな部分はご容赦ください。
誤字や修正などご指摘があればありがたく頂戴いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 10:00:00
1481066文字
会話率:26%
最初、咳を出し始めたのはある民家の椅子だった。人の口のような裂け目が椅子の座る部分の凹みにできて男のように低くてそして痰がのどに絡んだように咳き込むのだ。その現象に初めて会ったある民家の女性は悲鳴を上げて椅子から立ち上がった。何しろ、いき
なり激しい風が自分のお尻に吹き込んできたのだから驚くのも無理はない。その女性はお尻にべっとりとついた粘着きを手のひらで拭い取りながら咳き込む椅子を見ているしかなかった。次に咳き込んだのは教会のじゅうたんだった。やはりこれにも人の口の大きさの裂け目ができて今度は女の声で咳き込んでいるのだ。飛沫交じりの咳はずっと収まらずに祈りをささげるどころではなかった。そして、この病は人にも伝染し始めた。街の人々はほとんどが寝込んでしまうほどだった。街から咳払いの音が消えることはなく夜はお互い耳障りで眠れもしなかった。
少年は同い年の友達ハスと共に弓を背負って街の外の丘の上に来ていた。丘の上かららせん状に爬虫類のしっぽをちぎったような紐が少しずつ重ねられてふもとまで渦巻いている。少年たちはそのらせんに沿うように丘を下って行って渦巻の端までやってきた。そこにいたのは羊の少女だった。羊の少女は爬虫類のしっぽみたいな紐を渦巻の端に重ねた。「これはね、竜のしっぽなんだよ」少年が訪ねるのも待たずに少女は答えた。「殺さなきゃだめだ」ハスが叫んだ。少年は震える手で弓に矢をつがえる。「ごめん、サーヤ」と少年が顔をゆがませ弓弦を引き絞った時、丘からふもとまで渦巻いていた竜のしっぽの連なりがうごめき始めうねり少年の頬をはたいた。少年は少しよろけながらも矢の切っ先を少女に合わせて弓弦から指を離した。矢は彼女の胸を貫いて、彼女は虚空に消えた。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-05-11 13:33:29
48681文字
会話率:40%
聖女キリエは、幼いころに強盗に襲われ、命を失いかけるも、神に祈りを捧げた結果助かり、力に目覚める。
それ以降、彼女は神殿で聖女として働いていた。
事件のショックでしゃべれなくなるも、彼女はたくさんの人にやさしくし、またあいた時間を神に祈
りを捧げ続け、王都で【静謐の聖女】として有名となる。
しかしその人気をねたんだ他の聖女が、王太子に頼んで、キリエを神殿から追放させる。
キリエは王太子の策略にハマり、恐ろしいモンスターたちが出現するフィールド型ダンジョン、奈落の森に廃棄される。
しかしキリエは神々に愛されてるため、モンスターたちに攻撃を全く受け付けない。
それどころか、傷ついたモンスターや、居場所を追われた魔族たちを治療していく。
キリエの祈りは奈落の森に恵みを、そしてそこに暮らす人たちに幸せを運ぶ。
その結果、森に暮らす民たちは、みんなキリエを大好きになる。
一方、キリエを失った王国は衰退の一途をたどるはめとなる。
今更、キリエが重要だったと気づいた王太子が土下座しに来るが、もう遅い。
力をつけた森の民たちは、決して彼女を取られまいと、連れ戻しに来た人間たちを次々と撃退していくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 10:11:23
342123文字
会話率:42%
人間が長く魔族と争い、追いつめられた人間が起死回生を賭けて最後の戦いを仕掛けた世界があった。
主人公リーゼ・エクステシア公爵令嬢は、人間を守護する女神を讃えた教会で、毎日お祈りを欠かさなかった。
ある日、リーゼの夢の中に、女神と思われる存在
が出て来た。
リーゼに告げたのは、魔族は疫病で110日後に全滅することだった。ただし、今のままでは、魔族が全滅する10日前に、人間は一人もいなくなる。
人間を一人でも多く残すために、リーゼは『悪役令嬢』にならなければならない。
リーゼの覚悟を試すかのように、平民の少女カレンがリーゼの婚約者である王子を誘惑し、聖女に認定される。
徐々に魔族の魔の手が迫る中、リーゼは『悪役令嬢』として、魔族に対抗しようとする。リーゼは、勇気を出して聖女虐めを決意する。
※公式企画、【小説家になろう Thanks 20th】 参加作品ですが、企画が終わってもしばらく続きます。企画終了後にタイトルは少し変えるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 21:51:28
143249文字
会話率:42%
魔法少女たちの戦いが終わり彼女たちは平穏な日々を過ごしていた。
だが、彼女たちに魔の手が忍び寄っていた。
新たな魔法少女たちと何を奪い何を手に入れるのか?
最終更新:2024-05-09 02:58:31
12370文字
会話率:91%
吸血鬼の治める国、セニエにて、吸血鬼の餌として攫われてきた奴隷のベリルは、毎日、献身的に神に祈りを捧げていた。⸺毎日のように祈りを捧げていたベリルに気付いた神は、彼女に救いをもたらす……。
最終更新:2024-05-08 19:46:10
3752文字
会話率:51%
国の未来を予知し導く、星守によって守られる国・晶華。
星守見習いの蝋梅は、仲間にも恵まれ、第二王子・望からも何かと気にかけられながら、順調に修行を重ねていた。
しかし突如、宮殿を星守でも予知できない災いが襲いかかる。兵や女官が悉く何者
かに魅了術をかけられ、仕事が手につかなくなってしまったのだ。望の依頼で蝋梅は彼と共にその原因をつきとめるべく宮殿へと向かう。
そこにいたのは絶世の美男子で、美女で、そして猫⁈
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 21:10:00
264070文字
会話率:40%
あらゆる存在に女神が存在する世界で、生まれてこの方一度も信者のいたことのないうんこの女神はある日、病気(腹痛)で苦しむ母親のために神殿に祈りを捧げにやってきた少女、マリア・ランドルフと出会う。
女神に母親の病気を治したことがきっかけにマリア
はうんこの女神の信者一号なると続けて女神の代弁者である聖女に名乗りを上げる。
三年たっても気持ちが変わらなかったら聖女にしてあげると、軽はずみで告げた女神だったが、実はマリアは容姿端麗、才色兼備、おまけに王子達の婚約者候補という完璧少女だった。
周囲の説得をものともせず、無事うんこの聖女となったマリアは立派なうんこの聖女になるため、その天才的な才能を存分に発揮し、うんこの布教活動に糞闘する。
※この作品はうんこというワードが多数出てきますが実物が出てくることはあまりありませんが非常に下品な内容となっていますので苦手な方はご注意を
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 20:15:18
41202文字
会話率:43%
ここは獣人、超能力者、魔法使いなどの人々が仲良く暮らしている国。そんな国では度々悪魔が街を襲う事件が多発していた。国を守る騎士団が悪魔を駆除することに奮闘する中、森の隅っこで1人の悪魔が教会で祈りを捧げているようで......。
ほのぼの
だけどがんばって戦うファンタジー異世界物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 11:11:51
2463文字
会話率:60%
食べることは嫌いではないけれど、料理はすんごく難しい。手料理に関しては不器用でドジな総合職植本璃々子32歳は幾ら作ってもメシマズだった。
何度頑張ってもメシマズになるため、料理は外注オンリー手作りすることは諦めていた。しかし、三十路まで付き
合っていて結婚秒読みだった年下彼氏に(実は金づるとしか見られてなかったらしいけど)やっぱり料理する女が一番とフラれてしまった。
散々泣いてたどり着いた夏祭りの神社で璃々子はお祈りをした。
───私だって本当は料理が得意になりたかった。そりゃあもう料理チートレベルで!
もし、やり直せるなら伝説級のおにぎりだって握ってみせる!
あと捨てた元彼に復讐します!
───その願い叶えよう
───え?
こうして、自分の存在がなくなった現代世界の高校生になってしまった上本璃々が『食べさせた相手にだけ効果的な』料理チートをゲットし、その能力と周囲のリアクションに励まされ料理???を頑張ってみる話!目指すは元彼への復讐!!尚、どうしてか騒ぎになってる模様。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-11 12:00:00
82038文字
会話率:48%
エスメラルダは、かつて聖女と呼ばれていた。
しかし、それは彼女の望んだことではなかった。
やがて、本当にこの国が何もかもダメだと痛感したエスメラルダは聖女の祈りを放棄して、好き放題の生活を送った。そして、そんな生活が二年も続いたとき、
聖女を解任されたのだ。
エスメラルダは、大喜びで実家に帰った。
それから二年余り、エスメラルダは平穏な生活を送っていたのだが、ある日突然、実家であるダドリー男爵家に王宮から呼び出しの手紙が届いた。
はたして、その用件とは?
✳︎ ✳︎ ✳︎
この作品は、短編で公開中の『国を憂える聖女様、悪女になる』の続編ですが、この作品だけでもご覧いただけます。
とはいえ、短編を先に読んでいただいた方が、より分かりやすいかも知れません。
シリーズ設定をしてありますので、よろしければそちらも読んでいただけると嬉しいです!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-10 08:08:29
19106文字
会話率:45%
死霊術師の物語。
よく死者に関わる、相手の「未練」を解決しに行く死霊術師(ネクロマンサー)の物語である。
短めの物語だと思います。10話で終わらせるつもり。
*ちなみに、エモさだけ注いでいる。苦手な方はご遠慮ください。
最終更新:2024-04-09 21:41:12
11165文字
会話率:26%
魔法は生み出されるべきではなかったのだ
誰かが恩恵にあずかりながら胡坐をかいた言葉を吐く
きっとそうなのかもしれない、でもここは生み出された世界なのだ
獣人を迫害する人々
エルフを崇拝し妖精を使役する人々
魔族を討ち誇らしそうに
神々
に祈りを
土地を掘り返し森を焼き
過去を捨て旅へ出た少年は自分なりの答えを探している折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-08 20:10:00
4716文字
会話率:71%
女神に供物と祈りを捧げ、豊穣を願う祭事の最中、聖女が降臨した。
聖女とは女神の力が顕現した存在。居るだけで豊穣が約束されるのだとそう言われている。
思ってもみない奇跡に一同が驚愕する中、第一王子のロイドだけはただ一人、皆とは違った視線を聖女
に向けていた。
彼の婚約者であるレイアだけがそれに気付いた。
それが良いことなのかどうなのか、レイアには分からない。
けれども、なにかが胸の内に燻っている。
聖女が降臨したその日、それが大きくなったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-07 12:25:55
23731文字
会話率:50%
世界“アースオブエデン”には7種族が7つの国家を建てていた。その種族とは、人間族(人族)・竜人族・長耳族・小人族・獣人族・鬼人族・魔人族である。
そして、主神ゼプスナハトは女神たちに世界の管理を任せた。その命を受け、女神たちは各種族の
守護神となった。こうして、各国は女神の恩寵の下で、それぞれが独自に発展と繁栄を遂げた。小さな対立は時々起きたものの、かつて7種族は世界に共栄していたのだ。
しかし今、7種族の均衡は崩れ、人族は滅亡の危機に瀕していた。
◇◇◇
人族の守護神である女神アリューシャは、主神ゼプスナハトの許可を得て異世界の人間を召喚しようとしていた。これは女神序列最下位の自分と、同じく国家序列最下位の人族への特別救済措置である。
「どうか……どうか善良な人間でありますように……」
女神アリューシャは祈りを込めて召喚の儀式を始める。おそらくこれが最後の救済措置になる。次の“審判”までに人族の国を変革しなければ、この世界の人族は終わりなのだ。
女神アリューシャが一心不乱に儀式を続けること11日目、ついに一人の少年の召喚に成功した。これからこの少年の素性を確認し、こちらの世界への転生を依頼しなければならない。
女神アリューシャは心を込めて紅茶を淹れると、それを持って黒髪の少年のもとへ向かったのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-01 22:06:31
319569文字
会話率:53%
なろう小説に全てを注ぎすぎた結果、餓死してしまったが、神様の慈悲で転生させてもらったナルゥー。
喜んだナルゥーは、前世から夢だった世界一の大人気小説家を目指して、早速執筆を始めようとした。
しかし、そこは文明があまりにも発展していない世界だ
った。
書く物がない、紙がない、そもそも文字を知っている人が周りにいない。
しかも、神様からは「供物を持って祈りを捧げた時に、一度だけそれに見合った願いを叶えてやろう」という、頼りになるのかならないのか分からない、微妙なチートを貰ったのみ。
そんな中、ナルゥーは気づく。
「もしや、出家すれば文字が学べて、聖書という小説の執筆を行えるのでは!?」
そこから、主人公ナルゥーによる異世界一の大人気小説家(宗教家)へ向けての大躍進が始まる。
これは、絶望的な状況から這い上がるハートフルな(コメディ)物語。
※特に下調べしてないので、もしかしたら他の作品とネタが被っているかもしれません。ご容赦ください。初投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-30 08:10:45
4419文字
会話率:44%
貧乏な女性会社員が毎夜、神社でお祈りをするお話です。
最終更新:2024-03-27 01:59:56
1383文字
会話率:48%
牢獄同然の塔の中、最後の王女は両親の死刑の執行を知らせる鐘の音を聞いた。
共和を求める民衆によって革命が起きてから、四年後。全てを失ったリリス=マリー・ド・デュランシスは両親のために祈りを捧げる。そんな彼女の前に立っていたのは、共和派
に協力して革命軍の先頭に立った公爵の息子であり、かつての婚約者であったエセルディ=ルイ・クラウスだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-26 18:11:44
6706文字
会話率:29%