障害のある息子を育てる母親は、ある日「価値観の不一致」という理由で夫に去られてしまう。母親は思い切って全てを処分し、息子と共に海外へ旅立つ。旅の果てに彼らはある少数民族の居留地にたどり着く。そこで息子は初めて他者の行動を模倣し、毎朝の太陽
への祈りの儀式に参加するようになる。居留地の人々は息子の障害をあるがまま受け入れ、特に司祭は彼を後継者として期待するが……。
※note,カクヨムにも投稿しています。
※以前書いた作品をAIで改稿したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 17:41:40
3689文字
会話率:7%
父親は大物タレント・母親は大物女優。
息子の純は、少し不思議な力を持った十五歳。
いつものように父親と一緒に芸能事務所を出入りしていると、社長にスカウトされてアイドルになることが決まってしまう。
ダンスも歌もダメダメな純は、
芸能界の荒波にもまれながら必死に生き抜いていく。
これは
心がすさみ、病んで、絶望しながらもアイドルとして歩んだ純の、精いっぱいの物語――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 21:00:00
238549文字
会話率:47%
三百年前に滅んだ魔王が残した災厄、『人喰い絵本』。五歳のユーリは、母親と共に人喰い絵本の中に吸い込まれ、絵本世界の中で母親を失ったが、人の言葉を喋る猫――魔法使いミヤによって救出された。
その後ミヤに引き取られたユーリは、魔法使いの弟子とし
て修行を積む傍ら、ミヤと共に、人喰い絵本に吸い込まれた人々の救出活動を行う日々を送っていた。
ある日ユーリは、師匠ミヤが、死んだはずの魔王であることを知る。
ノアの母親は連続殺人鬼である。ノアは毎日母親から酷い虐待を受け、母親の殺人の手伝いまでさせられていた。
ある日、自分の境遇に絶望したノアは、自殺を試みたが、通りがかったユーリによって止められた。
その後ノアは、自分を助けたユーリを利用して、母親を殺害することを決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 13:09:46
1248301文字
会話率:49%
その男の子は『お金』を食べる。母親はカンカン、父親は「まあまあ」となだめるが……歴史にもとづいたおかしな小話。
最終更新:2025-05-15 11:34:32
1014文字
会話率:78%
世界は、運命というものに囚われている。
みんなよく知っているはずなのに、誰もそれに気づけない。
身近な人間が死ぬ運命、大切な世界が音を立てて崩れ去る運命。
幾度となく繰り返しても変わらない定め。
それを突破し、正常な世界に綻びを起こす者は
、【ネクサリウム】という組織に処分される。
なんとも退屈で、残酷な世界。
突如として時を操る力『時の眼』を身につけた俺は、何度も何度も母親の死を繰り返していたら、ネクサリウムの職員が空間の外からやってきて、俺に三つ話をした。
母親は死ぬ運命であり、救いは無いこと。
俺は運命から外れたため、もう普通の人生を送ることはできないこと。
救いよりもマシなものを与えられるということ。
与えられた「マシなもの」とは、母親を死に追いやった『運命』を守る側として、時の眼を存分に発揮してみないかという皮肉な取引だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 00:10:47
26942文字
会話率:31%
*****
前アカウント本城千聖(ID 366809)からの移行作品です
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鬼と悪魔の間に生れし子、六鬼(ロッキ)
母親は死んだと聞かされ、鬼の一族の中で忌み嫌われつつ育つ。彼には他の鬼にはない力があった。
悪魔への攻撃呪文・ヘブ
ンズドア。
その力を使う時だけは、一族の中にいられた。
実は六鬼にはもうひとつの力がある。鬼と悪魔の間に生まれし彼だからこその力なのだろう。
鬼を滅することができる呪文・羅生門。
五人の兄姉と両親にも言えない秘密を抱えながら、六鬼は成長した。
成長とともに力も能力も大きくなり、亜空間を作り出すことも可能になった。
あるバトルの直後、力を使った反動で、六鬼の体には誰にも知られたくない反応が出る。それは、性的欲求が高まってしまうことだった。
自分でそれをどうにかしたものの、その後、動けなくなる。
亜空間の出入りは、六鬼以外に誰もできない。
熱にうかされ眠る中、六鬼は夢を見る。
その夢の中では、意外な再会が待っていた。死んだと聞かされていた、サキュバスという種類の悪魔の母親。
甘い香りに、挑発の言葉。そこで母親の口から真実が明かされる。
六鬼の母親は、死んだのではなく六鬼の夢の中に存在し続けていたということを。
母親に操られ、行方不明になる六鬼。
六鬼が行方不明になって三カ月が経過した。
いつにも増して多い悪魔に、参戦していた一鬼は嫌気がさした。もう、闘うのは嫌だった。
空には新月。月が浮かぶ空をふいに仰いだ一鬼は、異変に気付く。
月は新月から満月へと、急激に姿を変えようとしている。
そのさなか、父親を含め男鬼が放心してしまう。やがて宙から向かってきたもやのようなものが、男鬼らの体内へ入り込み、そのまま意識をなくす。
女鬼だけになった戦場で、逃げ出したい気持ちになった一鬼の耳に、聞き覚えのある声がする。
「我慢すんの、やめちゃいなって。一鬼姉」
いつもとは違う六鬼が、一鬼の前に現れた。
だがそれは、真実の六鬼ではなく、母親の悪魔が潜む姿だった。
終わったと思われた戦いは、別の火種を携え、家へと戻っていく。
六鬼の中から現れた母親の悪魔、二鬼らが各々で企みと嘘を明かしていく。
その真実の中で、六鬼は自分が護りたいものを護るための選択をする。
選んだ道は、果たして。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 12:20:00
20740文字
会話率:30%
母親は側妃、でも僕は第一王子なので、王位継承権は第一位。
ようやく思考と肉体が繋がって、思い通りに体を動かせるようになったんだけど、どうにも僕の環境はよろしくない。
どうやら父親の国王陛下は、最愛の王妃様との間に出来た第二王子を自分の後継者
にしたいようで、第一王子とその母である側妃を放置。放置というか無視。
なんかこれってどこかの小説で見たようなテンプレじゃないか?
国王陛下から邪険に扱われる側妃を母親に持つ王子様が、自分は愛されてないとかなんとか拗ねまくって、あれは嫌だこれは嫌だ我儘放題に成長した挙句、学園の卒業式で、国王陛下が王命で決めた、家柄も容姿も性格も完璧な婚約者の令嬢に婚約破棄を突き付けて、ご立派な人格者な弟王子に婚約者を横取りされて、ざまぁされる王子様。
冗談ではない。
そんなやべーフラグは折るにに限る。
自分の将来のほうが大事。
まずは王子様をやめようかと思う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 20:00:00
801478文字
会話率:43%
父親は聖剣エクスカリバー、聖盾イージスの盾の所有者の聖騎士、神聖騎士、君主の開祖、プリーストマジック、神聖魔法の開祖。
母親は宝石魔法の所有者、夫婦でライブ番組に出演し、子供の頃から慣れ親しんだ暮らし。
15歳の誕生日パーティー、父親
の宮下信に使命を与えられ、異世界に旅立った。
不知火楓が母親、少年は不知火信、父親に因んでシロと呼ばれていた。
シロは秘密があった。
転生輪廻した初回のやり直し、アトミエルという男性天使にやり直しの使命を与えられ、やり直し中だった。
異世界に旅立ったシロは紆余曲折に事件に巻き込まれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 20:06:49
3308文字
会話率:67%
とある転生者が現代ファンタジーでサモナーする物語。
舞台は地球、ゼクシオ世界、アース世界、妖魔界の4個世界。
主人公は神奈川県横浜市私立大学附属小中高一貫校学園に所属した妖魔駆除稼業兼モンスター駆除稼業のハンター、武器は銃と召喚機とフ
ァミリア、職種はサモナーとなる。
過去に地球、ゼクシオ世界、アース世界、妖魔界の大戦があった後からハンター、サモナーが組織に所属して活動するようになり、各国は賞金ランキングから報酬を支払う。
ハンターは賞金稼ぎを兼ねた武装許可証のある証、主人公はゼクシオ世界の闇の大地と恋と再生と治癒の混沌の女神アシーネ神界出身、父親はアシーネの勇者、母親はキリスト教カトリックのシスター、13才で父親から1本を取り免許皆伝の証、アシーネの最高司祭を兼ねた勇者指定になって、地球の多国籍企業ジャッジメントに所属したサードサモナー、このファーストサモナー葛城小次郎の弟子でもあり、女神アシーネより勇者の活動と認められた内容、主人公の宮下信は学生を兼ねた賞金稼ぎを開始する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 09:13:20
83963文字
会話率:35%
父親は高い身分を持っているが、他国の平民だった母親はしきたりに馴染めず、幼い娘と共に森の小さな小屋で暮らしていた。
そんな理由で、生まれた時から人里離れた森で暮らす少女ミーシャ。
薬師である母親に知識と技術を教わりながら伸び伸びと暮らしてい
た。
だが、隣国との戦争が始まり、父親が怪我をしたことで屋敷へと治療のために出向くことになる。
それが運命の分かれ道とも知らずに。
薬師としての高い技術は持っているが、あまり人と交わることの無かった純粋な少女が望まない運命に巻き込まれ、少しずつ成長していく。
1月13日1章完結しました。
3月7日2章始めました。
2020年3月11日。4章始めます。叔父さんとの2人旅
。のんびり不定期更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 07:56:51
836475文字
会話率:29%
神が支配する人間界で、唯一抗う者がいた。その少年は、たくさんの神を殺し、神殺者と呼ばれた。しかし、ある神を殺す際倒れてしまう。かろうじて殺すことはできた。しかし、目を覚ますと胎内?そして、母親は殺したはずの神だった!?
最終更新:2025-05-10 07:13:43
3422文字
会話率:53%
元悪役令嬢と魔法使いの娘に生まれた子の話。
五つ姉妹の末っ子であるが、魔法使いの素養に恵まれて生まれていないので、放置子にされてキレる。
上の姉は才能ありなので周りからも親からもちやほやされる。
末っ子の評価を周りが気にする度に、母親からや
ればできる子なので許してあげてなどと我が子を擁護する健気な演技で周りに言っているのがムカつく。
魔導書の精霊のガルフと末っ子のノイラの祖国や血筋を語る話。
「末の子のお嬢さん、大丈夫?」
「ええ、お気遣いありがとうございます。家族一丸となって乗り越えて行きますわ」
「……」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 06:22:05
3102文字
会話率:15%
アイデアの天才と呼ばれていた転生者の主婦。
夫と娘に囲まれて幸せに暮らしていた。
けれど、王家の残した余計な存在が娘を、好きな子ができた途端に冷遇し始めた。
アイデアの才を持つ母親も娘も調子に乗っていると笑う始末。
水が少しくらい美味しくな
くても生きていけると豪語。
へえ?
なら、止めます。
いえいえ!平民のろ過した水なんて飲めたもんじゃないんですよねぇ?ねえ?
我が子を馬鹿にされて、このままで終わらせない母親はなにを言われようとも義務などない立場から祖国をわからせることにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 06:00:00
14011文字
会話率:18%
【あの、何処かでお会いしたことありましたっけ?】
伯爵令嬢のアンジェリカ。母親は元々身体が弱かったが、出産と同時に亡くなってしまう。
両親の愛を知らずに育ったアンジェリカ、彼女の唯一の希望は親同士が決めた婚約者の存在であり、20歳になった
ら結婚する約束になっていた。
やがて時が流れ、父親が子供を連れた女性と再婚する。実は相手の女性は父親の愛人でヒロインより2つ下の娘がいた。アンジェリカは新しく出来た家族に喜ぶも義母は冷たく、義妹は性悪でヒロインの物を何でも欲しがる娘だった。挙句に婚約者にまで手を出して妊娠してしまう。
子供が嫌いな義妹と、世間体を気にする家族と元婚約者にとって、子供は邪魔な存在だった。そこで彼らは生まれてくる子供をアンジェリカが浮気して出来た子供として育てさせようと決めた。
「お前は何一つ取り柄が無いのだから、せめて美しい妹の役に立つことをしてみろ」とアンジェリカを脅し、人の顔色ばかりを窺って生きてきたアンジェリカはその要求をのむことにした。
その浮気相手に選ばれたのが世間の評判が悪い冷血伯爵だったのだが、思いがけない溺愛がヒロインを待っていた——
*『ネオページ』にて先行投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 20:35:39
99506文字
会話率:54%
――最高のイヤミスができてしまったかもしれない。健康状態が悪いときには読むべからず。最悪の、胸糞悪い結末にあなたは耐えられるか?――
白い壁、ステンドグラス、悲しげなオルガンの音。祭壇の奥には白い棺。幼馴染のマリアの母親はもういない。でも、
彼女は教えを守り、清らかで安らかな最期を迎えたはずだ。葬儀でのマリアは、悲しみながらも強く生きていく覚悟が見えた。小学五年生の僕はマリアのそばにいて、守ってあげようと思った。
だけど、太陽がジリジリとアスファルトを焼く、真夏の暑い日に、僕は変わり果てたマリアの姿を見つけてしまった。警察は自殺で調べているみたいだけど、信仰心の篤いマリアが自殺なんてするわけがない。僕は、マリアの兄のヨウスケさんと、知り合いの警察の立花さんと一緒に、必ず犯人を見つけると誓ったんだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 00:15:26
25682文字
会話率:39%
この国では、十五歳になった者には神から『使命』と『力』が与えられ、得た力を王に報告する風習がある。昨日十五歳になったばかりの少年も例にもれず、翌朝に王宮へと赴いて授かった力を報告することになっていた。しかし――
最終更新:2025-05-05 22:39:32
4614文字
会話率:61%
彼女の母親は死んだ。母親を殺した黒幕に復讐を果たすため、彼女は戦うことを決意する。
黒幕を欺くため、全てを欺くため、彼女は誰堀も黒幕を目指す。
最後に私の手をとる相手は、仲間でもなんでもない。
私は全てを利用して、黒幕になる。
だから宣
言する。
「私が黒幕だ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 18:36:29
3803文字
会話率:38%
スーパーの帰り道、突然異世界へ転移させられた、椎名 沙良(しいな さら)48歳。
残された封筒には【詫び状】と書かれていて、自分がカルドサリ王国のハンフリー公爵家、リーシャ・ハンフリー、第一令嬢12歳となっている事を知る。
いきなり異
世界で他人として生きる事になったが、現状が非常によろしくない。
リーシャの母親は既に亡くなっており、後妻に虐待され納屋で監禁生活を送っていたからだ。
どうにか家庭環境を改善しようと、与えられた4つの能力(ホーム・アイテムBOX・マッピング・召喚)を使用して、早々に公爵家を出て冒険者として生きる事にする。
虐待されていたせいで貧弱な体と体力しかないが、冒険者となり自由を手にし頑張っていく。
F級冒険者となった初日の稼ぎは、肉(角ウサギ)の配達料・鉄貨2枚(200円)。
それでもE級に上がる為に200回頑張る。
同じ年頃の子供達に、からかわれたりしながらも着実に依頼をこなす日々。
チートな能力(ホームで自宅に帰れる)を隠しながら、町で路上生活をしている子供達を助けて行く事に。
冒険者で稼いだお金で家を購入し、住む所を与え子供達を笑顔にしていく。
そんな彼女の行いを見守っていた冒険者や町人達は……。
やがて支援は町中から届くようになった。
F級冒険者からC級冒険者へと、地球から勝手に召喚した兄の椎名 賢也(しいな けんや)50歳と共に頑張り続け、4年半後ダンジョンへと進む。
ダンジョンの最終深部。
ダンジョンマスターとして再会した兄の親友(享年45歳)旭 尚人(あさひ なおと)も加わり、ついに3人で迷宮都市へ。
どこか気が抜けて心温まる?
そんな冒険です。
※アルファポリス様でも投稿を始めました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 16:10:00
1681579文字
会話率:17%
世界情勢は悪化の一途をたどっていた。国と国との摩擦が散らした火花は、各地で燃え盛る戦火となり、巨大な爆薬庫へと続く導火線を貪り続けている。終末時計の針は無情にも進み、核戦争の危機が迫っているのは、もはや誰の目にも明らかであった。たとえ、そ
れが幼い少女の澄んだ瞳であっても……。
夜、ベッドの中で少女は不安げに母の顔を見上げ、声を潜めて訊ねた。
「ねえ、ママ……明日、世界は終わっちゃうの?」
母親は一瞬言葉に詰まり、柔らかな笑みを作って答えた。
「そんなことないわよ……」
「でも、みんながそう言ってるよ? 朝起きたら、核戦争が始まってるかもしれないって」
「大丈夫よ。いざとなったら神様が止めてくださるから……」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-03 11:00:00
995文字
会話率:52%
「なんなのよ、もおおおおおおう!」
夜、とある家。母親の怒声を聞いた息子は部屋を飛び出し、リビングへ急いだ。彼がそこで目にしたのは、正座する父親と、それを見下ろす母親の姿だった。母親は父親のスマートフォンを手に、顔を怒りで赤く染めていた
。
「あの、母さん。どうしたの? 大きな声を出してさ……」
息子はおそるおそる尋ねた。
「お、お父さんが、不倫したのよ!」
「え、不倫!? それ本当なの、父さん……」
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-11-03 11:00:00
2079文字
会話率:94%
とある家の部屋。灯りはテーブルの上にある一本の蝋燭のみ。そわそわしながらドアと蝋燭を交互に見つめる男の子の息が蝋燭に触れ、火と部屋の影が大きく揺らいだ。男の子は慌てて顔を引っ込め、その動きで彼が座る椅子がギィと鳴った。
その時、母親がお
皿を手に持って、部屋に入ってきた。自分を見上げる男の子の輝く目に母親は微笑み、言った。
「まだだからね」
「わかってるよっ」
男の子はそう口を尖らせたが、食べ物が載ったお皿を目の前に置かれると涎が出そうになり、思わず体を少し引いた。
母親は席に着くと、両手をテーブルの上に置いた。片方の手は男の子のほうへ。男の子もまた手を伸ばし、ふたりは手を繋いだ。
「ねえねえ、おかあさん。おじーちゃんの話を聞かせて」
「ん、いいわよ。でもそうねぇ、もう知ってることは全部話しちゃったからなぁ」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-23 15:00:00
1266文字
会話率:85%
月が、揺れた。
逃げてと叫んだ彼女の母親は、その少し前にそう漏らした。突然、月が揺れたのだと。意味もわからないうちに、空を見上げるとそこには雲ほどの大きさの物体が浮かんでいた。誰かが言う。攻めてきていると。月の前に突然現れたものが、攻めてき
ているのだと。
それは、別の宇宙からこの地球を攻めてきたのだ、と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 13:08:14
34995文字
会話率:48%
俺は、いやこの際名前何てどうでもいい。交通事故で死んだ俺はフェンリルに転生していた。
最初こそ戸惑ったものの慣れればなんてことないし。なんなら楽しかったよ、最初のころは。
二年がたって俺はお母さんである母親フェンリルから駄目だと言われていた
けど人に会いに行った。俺も元々は人間だしきっと仲良くなれるはず。なんて俺の考えは簡単に砕けた、出会った途端命を狙われ何とか巣まで帰った。だけど人間はそこで諦めなかった。巣にしていた森に人間は攻めてくる。その結果俺の母親は囮なって俺を逃がしたんだ。
なあ、俺が悪いのか。いや、そんな訳ないだろ俺の母親を殺したのはお前らだお前ら人間だ。
殺してやる、滅ぼしてやる、そのために強くなってやる。必ず
【補足】この小説に出てくるフェンリルは北欧神話に出てくるロキの子供のフェンリルとは違い
完全な種族として登場します。そのため独自の設定がございますご了承ください。
投降は不定期になります。
カクヨムには最新話を投降しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 00:10:00
252926文字
会話率:51%
「――僕も母さんみたいな救世主になりたい。
選ばれた人間って意味じゃなくて、人を救える人間って意味で」
病弱な母、静夏(しずか)が危篤と聞き、急いでバイクを走らせていた伊織(いおり)は途中で事故により死んでしまう。奇しくもそれは母親が亡
くなったのとほぼ同時刻だった。
異なる世界からの侵略を阻止する『救世主』になることを条件に転生した二人。
しかし訳あって14年間眠っていた伊織が目覚めると――転生した母親は、筋骨隆々のムキムキマッシヴになっていた!
【★】→自作イラスト有
【☆】→頂き物イラスト有
▼Attention
・シリアス7:ギャグ3くらいの割合
・ヨルシャミが脳移植TS(脳だけ男性)のためBLタグを付けています
他にも同性同士のいわゆる『クソデカ感情』が含まれます
・筋肉百合要素有り(男性キャラも絡んできます)
・描写は三人称中心+時折一人称
・カクヨム、pixivにも投稿中!(なろう先行です)
Copyright(C)2019-縁代まと
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▼読まなくても大丈夫な簡易キャラ紹介
伊織:主人公の少年。姿形が変わっても母が健康になって嬉しい
静夏:伊織の母親。筋肉信仰のある地で聖女マッシヴ様として慕われている
ヨルシャミ:メインヒロイン。尊大だが人道的な魔導師。脳移植タイプのTS美少女
リータ:伊織と共に旅をするフォレストエルフの少女。魔法弓術士
ミュゲイラ:リータの姉。筋肉エルフ。静夏の筋肉と人柄にガチ恋する
ウサウミウシ:謎生物。食っちゃ寝するマスコット
バイク:伊織の愛車
ニルヴァーレ:ヨルシャミと伊織に執着する風属性魔導師。美しいものが大好き
バルド:自由を謳歌する記憶喪失おじさん。静夏に一目惚れする
サルサム:バルドのバディという名の世話役。苦労性
ネロ:伊織の先輩である少年。とある事情からマッシヴ様を探していた
ネコウモリ:謎生物。ウサウミウシと同郷だが働き者
セラアニス:とあるベルクエルフの少女
セトラス:救世主と敵対する組織の幹部の一人。顔はクールなのに怠惰
ヘルベール:同上。戦闘担当に見えて研究者気質
パトレア:馬の耳と尾、機械製の馬型逆関節の足を持つ速度狂の女性
シァシァ:ロボオタクドライアド
シェミリザ:首魁の側近をしているエルフノワールの少女
オルバート:敵対組織の首魁折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 21:45:01
3262994文字
会話率:33%