伯爵家に生まれながらも、実の父には無視され、義母と義妹には虐げられ、閉ざされた部屋でひっそりと暮らす少女、ブランシュ・スワン。
まるで妖精のように美しい彼女の、唯一の心の支えは――亡き母との思い出、長年仕える侍女メル、そして、勤め先の常連
客であり、魔術師でもある青年ノワールの存在だった。
義母たちからどれほど酷い仕打ちを受けても、心が折れなかったのは、ノワールという“想い人”がいたから。
だがそのささやかな希望も、ある日父が持ち込んだ、悪名高い貴族との縁談によって崩れ始める。
縁談を拒むブランシュを待ち受けていたのは、母が彼女の未来を案じて残した、一通の手紙。
彼女の物語が、希望に向かって今ゆっくりと動き出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 00:05:18
19577文字
会話率:34%
現代日本でブラック企業に勤め、過労死寸前だった青年・篠原悠真(しのはら ゆうま)は、目覚めると異世界の農村で赤ん坊になっていた。
新たな名前は「ルーク」。妹と両親に囲まれ、平和な農家の長男として暮らしていたが、10歳の誕生日、突然前世の記憶
がよみがえる。
貴族の末裔の父と、隣国の第5王女であった母。実は由緒正しい(かもしれない)血筋を持つルークは、妹の「ミーナ」を溺愛しながら、スローライフを満喫していた。
だが、ある日を境に、村の外の「世界」が動き始める。魔物、古代遺跡、王都の陰謀…。まだ11歳の少年が踏み出す、ちょっとずつ始まる「冒険」の第一歩。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 00:04:49
68326文字
会話率:45%
神野八代(かみのやしろ)は、とある事件をきっかけに、高い霊能力を身に宿すようになった。
幽世の者達を視て、聞いて、交信し、時には操り、あるいは退治する。
オカルト掲示板を運営している八代は、掲示板を通して怪奇現象に悩む人達と関わり、
心霊相談を受けながら、ある男の情報を探している。
八代の父、神野源蔵(かみのげんぞう)。
3年前、母と妹を惨殺し逃亡したまま現在も捕まっていない父は、今もなお通り魔的殺人を繰り返している連続殺人鬼だ。
父に復讐するため、八代は、オカルト掲示板から、あるいは心霊相談を通して知り合った者達から、
あるいは幽世の者達から、生者死者を問わず日々情報収集に勤しんでいる。
…………だから、学校の奴らになんて構っている暇などないのだ。
父が連続殺人鬼というだけで周囲から白い目で見られ、厄介者扱いされているが全く構わない。
そんな全方位敵だらけの八代に、とある超高校級に可愛いと評判の彼女が興味を持ち始めたせいで、スクールカースト上位の奴らに目を付けられ、厄介事へと巻き込まれていく…………。
学校で他人を食い物にして馬鹿にするような連中が、危険な霊能力を持つ主人公にそうとは知らないままウザ絡みをして、痛い目を見るというホラー×懲悪的な作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 23:00:00
34847文字
会話率:28%
ランカ・リーデルは不運である。実母の死により継母と妹に虐げられ、貴族でありながら魔力を持たないため父親にも見捨てられる。しかし、「見てるか、運命! 私は絶対にあきらめないぞ!」のマインドで逞しく生きる彼女。ある日彼女に結婚話がやってくる。相
手はダレン・アークナイツ。王女殺害未遂の嫌疑をかけられ破滅した悪役令息である。不運はここに極まった! はずが、彼女はますます燃えていた。絶対にこの結婚で幸せを掴んでやる! と。しかしダレンは、ランカの想像した恐ろしい人間ではなく——折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 22:18:21
18056文字
会話率:43%
姉のクレアが出奔した。今日が、婚約者のアラン様のもとへ輿入れする日なのに。その結果、お母様は、双子の妹である私——セイラがクレアのふりをすればいいなんて暴論を言い出して……。いや、流石にそれは無理があると思いますけど……え、本当にやるんです
か?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 10:13:42
7753文字
会話率:45%
――過ちを犯すなら、”死”という罰を与える。
恵まれた家庭環境。良好な交友関係。勉強も運動もそこそこに、何不自由ない生活をする”上凡”な女子高生、香取千代梨(かとりちより)。彼女は事業を成功させた厳格な父と優しい母との間に生まれ、母
譲りのお人好しな兄と可愛らしい真面目な妹を持つ香取家の長女である。また母方の祖父母との二世帯住宅で、千代梨は家族団欒の温かさを知る少女であった。
そんな彼女は、ある日受験を控える妹に代わり母からお使いを頼まれる。それを渋々とも承諾した千代梨は、母に見送られながら家を出た――が、それが全ての『過ち』の始まりであった。道中兄と遭遇し、別れ、歩み出した矢先でのトラックとの衝突。しかしその痛みを感じることは無く、気が付けばそこは見知らぬ森の中であった……あれ?私の身体、なんか【別人】に変わってない?
******
初めまして。こちらは主人公香取千代梨が【パンドラ】と呼ばれる魔族の少女に憑依し、異世界で魔王になる事を強制させられるという内容の作品です。一応ループもので、道を違える度主人公が何者かに惨殺され世界をやり直しさせられます。その為多少過激な描写はあるかと思いますが、出来るだけ控えめに書いていこうと思います。よろしければ是非、ご一読ください。
※こちらは久米鱈鯛子初めての作品になります、予めご了承ください。
※投稿作品は予告なく加筆・修正を行う場合がございます。(本編の内容を変えない程度)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 22:00:00
101161文字
会話率:42%
――どうしよう。本当の生贄は、私じゃない。
静津(しづ)は、大日本帝国で生きる、十八歳の赤毛赤目の村娘。
三年前に父が亡くなり、母と妹と共に細々と暮らしていた。
母が病に倒れ、多額の治療費が必要となったところに、「赤毛赤目の娘を萩恒公爵の
嫁にするため探している」とのお触れが出る。
報奨金付きであったため、静津はすぐさま立候補し、萩恒公爵である崇詞(たかし)の妻となった。
しかし初夜で初めて対面した夫・崇詞は、この婚姻を望んでいなかったという。しかし必要に迫られてものであるため、静津との婚姻については、仮初の婚儀――契約結婚とすると宣じてきた。
その一方で、家令や侍女達は、静津に対し、崇詞に抱かれて来いとせっついてくる。
報奨金の心配をしたこともあり、静津は初心ながらに、家令や侍女達に渡された教本を手に、崇詞に猛烈な誘惑を仕掛け続ける。
最終的に絆された崇詞は、この婚姻は、「祭(さい)」を行う異能の力を手にするためのものであると告げる。
萩恒家の男が狐火の力を手にするためには、「狐の嫁」という生贄(いけにえ)を捧げる必要があるというのだ。
穏やかな顔をしながらも、日々思いつめた様子になっていく崇詞。
そんな崇詞に静津は手を差し伸べるも、崇詞はそれを拒絶する。
そして、「祭(さい)」を行うために家を出る崇詞。
見送った後、静津は崇詞の六歳の弟・聡詞(さとし)により、「祭(さい)」によって崇詞が命を落とすであろうことを知る。
そして静津は、狐の嫁として決断する。
※全16話か17話予定。12話まで書き上げてます。
※他サイトにも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 21:07:39
46503文字
会話率:41%
・以前に投稿した物の加筆修正版。
・全30エピソード。本編20話、挿話10篇で構成。
・本編はファンタジー調の悲恋劇。
挿話はSF調で、亜人と森の関係性や、ナンジャモンジャの正体が語られる。
本編と挿話、ふたつのエピソードは相互に補完さ
れ、ひとつの結末へといたる。
・本編のあらすじ
場面はある日、あるところ。
物語を愛する娘ニアヴは、彼女の想い人オシアンへと、夢見る瞳で亜人の森のおとぎ話を語った。
物語の始まりは森のなか、赤子を抱いた少女と二匹の亜人との出会い。
次の出会いは彼ら四人と、赤子を抱く青年オシアンとの出会い。
赤子たちは母親をたがえ父親を同じくする異母兄妹であり、パックとプーカと名づけられる。
場面は転換し、長の年月を経る。
亜人は長命であり、その血肉を継いでいるパックとプーカが青年の域に達するころ、オシアンはしわだらけにやつれた老爺となっていた。
彼らが住む森にはナンジャモンジャと呼ばれる奇怪な巨樹があり、広大な樹海を不定形の巨体で這いずりまわっていた。
さらに森には奇妙な獣に乗る男の噂や、いくつかの奇談があった。
そんな森に住む彼らのもとへ、外界からの襲撃者たちが現れる。
そのひとりはパックとプーカの父親アトロゥであった。
パックには、みずからが樹になって枝葉を自在にあやつることができる不思議な力があった。
それは父親の血統によって与えられた肉体の力であり、かつて自身の胴体を失い別の胴体を使うアトロゥにも、その残滓があった。
アトロゥはパックの胴体を奪い、接ぎ木によって我が物にしようと現れたのだった。
物語は最終的に、ニアヴとオシアンの愛と死を描き終局する。
・Talesにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 21:00:00
20274文字
会話率:24%
注意:この小説の世界はフィクションです。
実際の人物・団体・宗教・事件とは何の関係もありません。
下まで読んでみて下さい!
ある日突然クラスメイト全員と担任が失踪。
クラスメイト達にひどい虐めをされていた柏木楓真(17歳高
校生)は喜ぶが、世間の目は厳しいものだった。 数日後、担任の日記が出てきた。いや、出てきてしまったと言うべきであろう。 担任は虐めのリーダー格に聞いた楓真の虚偽の悪評を全部日記に書き留めていた。 その結果、メディアは騒ぎ立て、近所からは白い目で見られ、楓真は警察に何日も拘束されることに。 無罪放免にはなったが、家族は心を病み、鬱になってしまう。 自殺を考えていた楓真だが、母に引き止められたことでなんとか踏み留まる。 ある日、父が家族でキャンプに行こうと言い出した。 「行く!」 そう返事したのが間違いだった。 その夜、家族皆でキャンプファイヤーを囲み、楽しく会話をする。 その時だった。楓真がキャンプファイヤーへと突き飛ばされたのは。 犯人は父親だった。だが、母も妹も楓真を助けるどころか、終始嗤っていた。 絶望の中、楓真は謎の宮殿らしきところへ転移する。そこには、いなくなったと思っていたクラスメイトたちがいた。 驚く楓真を尻目に、クラスメイト達は楓真に暴言を浴びせてくる。 クラスメイト達から庇ってくれたエレナ王女も黒瀬莉子も、楓真のギフトが〚作成〛と知ってからは味方してくれなくなった。 ある日、クラスメイト達とダンジョンに訓練を市に行くことになる。 だが、そのダンジョンから宿に帰る途中、エレナの策略により、楓真は崖から突き落とされてしまう。瀕死の彼に声をかけたのは、なんと闇神だった。
………というあらすじです。最初の方の話はあらすじ&過去回想なので少々物足りないと思いますが、プロローグを抜けるとどんどん面白くなっていくと思います。
設定資料集作成中。絶対完結させてみせます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 20:16:20
11782文字
会話率:46%
未来型犯罪が日常となった日本。
サイバー犯罪の最前線である「公安特別捜査班」に憧れる青年・才牙 令(さいが れい)は、妹・楓と二人で静かに暮らしていた。
大学卒業を控えたある日、彼は公安を目指す国家最難関の特別試験に挑むことを決意する。
試験の中で出会ったのは、ドジで明るい受験者・桜井さくら。彼女との出会いをきっかけに、令の人生は大きく動き出す。
試験に合格した令は、警察学校へ。個性的な仲間たちと出会い、協力し合いながら難事件に巻き込まれていく日々。
そして卒業後、ついに彼は公安の一員として現実世界と仮想空間の境界線を超えた戦いへと飛び込む。
だがその裏では、10年前に失踪した父の存在が、彼の運命を静かに蝕んでいた——。
「俺は、母を殺した事件と父の謎を追う。そのために、すべてを暴く」
ヒロインたちとのラブコメあり、激しいサイバー戦あり、衝撃の陰謀あり。
——これは、“情報”で未来を守る少年の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 18:19:46
156330文字
会話率:40%
綺麗な薔薇には棘がある──。
これは四人の妻たちが笑顔になるまでの物語。
一章 ー解放ー
フィオーネは辺境に嫁いだが辺境伯であるサフィードが戦いがなくなりすっかりと腑抜けてしまう。
酒と女に溺れて堕落した生活を送るが、妻のフィオーネは懸
命にサフィードのために尽くしていた。
フィオーネが十六歳の誕生日にあることを提案する。
『わたしの願いを一緒に叶えてください』
サフィードはフィオーネと共に彼女の願いを叶えていくがやがて──。
二章 ー欲望ー
平民のアスファルは将来を約束したフラーという女性がいた。
二人で支え合って家族を養っていたが、アスファルはチャンスを掴んで男爵となる。
「フラー、君とはもうやってはいけない。僕はラウラと結婚するこになった」
アスファルは家族の世話をすべて任せていたフラーを捨てて、貴族の女性との結婚を選んだ。
けれど半年後、フラーがアスファルの前に現れて──。
三章 ー猛毒ー
次期宰相であるチェルヴォニは裏表が激しい男だった。
「うるさいっ! 今はそれどこれではないんだよ」
「私の言うことが聞けないのか!?」
「口答えをするんじゃねぇよ」
隣国から嫁いできたエリュテイカは彼に惚れており言うことに従っていた。
何をしても怒らないエリュテイカ。彼女に隠れて不貞行為を繰り返していた。
けれどチェルヴォニはエリュテイカの本当の顔を知らなかったのだ。彼女は──。
四章 ー絶望ー
王太子妃であるカーラーは妹のリリアンと王妃である母を虐げているようだ。
なのに彼女は初夜を拒んで国王である父に色目を使っているという。
そんなカーラーを嫌っていたシュヴァルツだったがある〝真実〟を知ることになる。
彼女とやり直そうとした時にはすべて手遅れだった。
(次は……ボクの番だ)
シュヴァルツを襲う恐怖と絶望。そしてついに──。
【注意】
*連作短編です。一章ずつ登場人物が違います。
*クズ男へのざまぁがたくさんありますが溺愛要素は皆無です。
*苦手な方はご遠慮ください。
*誤字報告はコメントからお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 18:08:48
49091文字
会話率:22%
小柄でおとなしい男子中学生の風見弘樹は、義理の母、矢谷令子が顧問兼コーチを務める「鈴之森総合格闘技クラブ」の合宿に参加していた。弘樹は格闘技が好きではない。夜中にこっそり宿を抜け出して一人で公園のベンチで泣いていると、合宿の参加者の一人、安
達英子が通りかかった。満月の月明かりのもと、英子は弘樹の涙に引き込まれて……。
<主な登場人物>
風見弘樹・・・・主人公
風見和也・・・・弘樹の父親
安達英子・・・・弘樹の先輩
矢谷令子・・・・弘樹の義理の母親
矢谷麻里・・・・弘樹の義理の姉
宮崎朱良・・・・弘樹の姉
宮崎蓮・・・・・弘樹の妹、蘭の双子の姉
宮崎蘭・・・・・弘樹の妹、蓮の双子の妹
風見正一・・・・弘樹の祖父
風見妙・・・・・弘樹の祖母
宮崎ナナ・・・・弘樹の母親
田中敏夫・・・・ナナの内縁の夫
田中敬一・・・・敏夫の息子
風見仁美・・・・弘樹の従姉
風見順子・・・・弘樹の従姉
風見絵里・・・・弘樹の腹違いの妹
川島弘美・・・・絵里のバンド友達
上野早苗・・・・絵里のバンド友達
上野亜紀・・・・絵里のバンド友達、早苗の妹折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 17:40:00
113699文字
会話率:13%
高校生の塚原範経は校内での盗撮事件の犯人だと噂されていた。気の弱い範経は、家族とクラスメートからの疑惑の目に耐えかねて家出を画策。ガールフレンドの唐崎由紀と椿祥子は、家出を阻止しようと範経を由紀の家に招待した。呼び出された範経は由紀と祥子に
拉致されて……。
<主な登場人物>
塚原範経・・・・・高校生、本編の主人公
唐崎由紀・・・・・範経のクラスメイト、範経の彼女
唐崎裕子・・・・・由紀の母親
唐崎隆行・・・・・由紀の父親
椿祥子・・・・・・範経のクラスメイト、範経の彼女
椿真理子・・・・・祥子の母親
滝川玲子・・・・・範経のクラスメイト、学級委員
遠藤猛・・・・・・範経のクラスメイト、由紀に片思いをしている
塚原美登里・・・・範経の姉
塚原幸一・・・・・範経の父親
塚原寛子・・・・・範経の母親
塚原圭・・・・・・範経の双子の妹
塚原明・・・・・・範経の双子の妹
塚原真由美・・・・範経の叔母
宮田恵子・・・・・範経の義理の母親
宮田麗華・・・・・範経の義理の妹、小学生
前川涼子・・・・・範経の従姉
ロバート・アンダーソン・・・・・ネオジェネ社の社長
シャーロット・アンダーソン・・・ロバートの娘
レイ・・・・・・・人工知能の人型端末折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 07:20:00
4066文字
会話率:12%
ある夏の日、勝則は家出した。家にも高校にも居場所がなかったから。しばらくして勝則は警察に保護された。警察署で事情聴取を受け、呼び出された両親から説教され、くたくたになって帰宅した勝則を待っていたものは?
<登場人物>
勝則・・・・・主人公
、高校生
伽耶・・・・・勝則の妹、沙耶の双子の姉、中学生
沙耶・・・・・勝則の妹、伽耶の双子の妹、中学生
麻衣・・・・・勝則の姉、高校生
達也・・・・・勝則の父
真知子・・・・勝則の母
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 18:30:00
40675文字
会話率:40%
ゲームの冒頭で魔王アズラニカに攫われる大国ファルマの姫。
そんな姫、ゼシカに転生した主人公は母国が腐りきっていることを知ってしまう。
父は贅沢好きの愚王、母は若さに固執、兄は権力に執着して人の心がない上に妹を生贄に力を得ようとしていた。
これはもう攫いに来る魔王にそのまま嫁いだほうが平和なのでは? という結論に達するゼシカ。
なぜなら魔王アズラニカが姫を攫う理由は――『ゼシカに一目惚れしてベタ惚れだから』!
つまり確信を持って言えるのは、魔王に攫われるほうが幸せだということである。
【★】→自作イラストあり
■Attention
・ゲーム世界への転生ものですが、ステータス表示などは出てきません
・恋愛を軸にしつつドタバタしながら主人公がやりたいことを突き詰めていく話です
・本編は52話まで。そこから番外編を投稿します
・カクヨムの『嫁入りからのセカンドライフ中編コンテスト』中間選考突破作(選考対象は8話まで)
ここから更に書き進めながら加筆修正しています
カクヨムにも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 17:25:00
7372文字
会話率:18%
父は高給取りだが激務、母は高校教師、というちょっと変わった家に育った樹(いつき)。
父は樹に、一流大学に入って一流企業に勤めるよう、いつも言っていた。
高校生になった樹は、ゴスロリ雑誌を見てうっとりしている中学生の妹の影響で、ゴスロリの豪華
な衣装に興味を持つが小太りな自分には関係ないと興味の無いふりをしていた。
樹は母と一緒にお菓子を作る時間が大好きだった
アイシングクッキーを作った時、かわいいイラストが上手ね、と母と妹に褒められ樹も嬉しかった。
しかし、高校受験、大学受験、と勉強に時間を奪われ、いつしかおかし作りからも母からも離れて行った
父と母は見ている方が照れるほど愛し合っており、穏やかな家庭で、樹と妹はすくすく育った
樹は父の言う通り、一流大学の工学科をでて、一流企業に入社した。
ある日、会社から帰ると母がクッキーを焼いていた。久々に手伝う樹。
焼きあがったクッキーにアイシングで絵を描く樹。
アイシングクッキーを可愛いと喜んだ妹。クッキーを美味しそうに食べている。
樹はお菓子作りの楽しさを思い出す。
私の作ったお菓子で人が笑顔になるって言いな、と思う樹
いつかお菓子を出せるお店を開きたい、と思うようになりお金を貯める樹。
そして夜間の製菓学校に二年通いお菓子作りの技術を磨いた。
父が亡くなり遺産を手にした樹は、自分が安らげるような場所を作りたいと思い、カフェ『ボルタジョイエ』を開く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 16:34:51
991文字
会話率:36%
大学受験が終わってすぐ、父が再婚したいと言い出した。相手の連れ子は小学生の女の子。新しくできた妹は、おとなしくて人見知り。まだ家族としてイマイチ打ち解けられないでいるのに、父に転勤の話が出てくる。新しい母はついていくつもりで自分も移動願いを
出し、まだ幼い妹を含めた三人で引っ越すつもりでいたが……
2年間限定で始まった、血の繋がらない妹との二人暮らし。気を使い過ぎて何でも我慢してしまう妹と、まだ十代なのに面倒見の良すぎる姉。一人っ子同士でぎこちないながらも、少しずつ縮まっていく姉妹の距離。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 12:30:00
45082文字
会話率:44%
ヴァデリア伯爵アヴェーナ家長女アミータ。
彼女は、とある同人乙女ゲームにおいて悪役令嬢となり、ゲーム主人公の妹に討たれるか、主人公と国家・国民全てを底なしの泥沼に沈めて共に滅ぶ「はず」であったであった。
彼女の運命は、八歳の時。
魔法属性を判断する貴族洗礼式の場にて大きく変わる。
水属性の名家にただひとり土属性と認定されたアミータ。
継母らに酷くなじられ、父からも冷遇されて悪役令嬢になっていく切っ掛けだったその瞬間。
前世記憶とゲーム世界での記憶が幼い彼女の頭の中に流れこんできた。
衝撃のあまり気絶した後、目覚めたアミータは決意する。
自らの破滅を防ぎ、継母に「ざまぁ」した上で前世での未練を叶えると。
「もう一度、この目でダムを見たい!」
前世にて水資源工学を学んだゼネコン(総合建築会社)社員で巨大建築物ラブのオタク女性は、「泥かぶり姫」と呼ばれながらも平民らと共に異世界でのインフラ整備を開始する。
だが、そんなアミータを貴族らは嘲笑し冷遇する。
継母のイジワルで宮廷舞踏会から追い出されそうになった彼女。
そんなアミータに救いの手を伸ばす者がいた。
それは王弟にあたる幼き公爵(プリンス)閣下のイグナティオ。
少年(ショタ)公爵と泥かぶりなゼネコン令嬢が出会ったとき、新しい物語が始まる。
目指せ、巨大ダム建築。
知識チート・イチャコラ全開な物語をお楽しみくださいませ。
毎日、12時20分頃更新!
なお、カクヨムにて同時連載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 12:20:00
264003文字
会話率:41%
オーランド大陸の小国であるロランド王国。子爵令嬢であるエディス=クルーズは、十歳の時に母親を病で亡くすが、その時に自分の前世が日本人の社畜OLだったことを思い出す。
エディスは母の死後、父が連れてきた後妻であるヨランダと、異母妹・リビーから
虐げられるが、頼りの父はヨランダとリビーに甘く、エディスに関心を示さず、味方は同じ母を持つ兄だけだった。
父や義母、異母妹に従うフリをしながら、こんな家からはとっととトンズラしてやると着々と準備を進め、ついに祖国を脱出!
実力主義の国、マドック帝国で文官として採用されるも、配属は何故か魔石獣のお世話係に。上司であるヒュー=ヘインズとの出会いをきっかけに、エディスの運命は思いもよらない方向に向かっていく──。
※「エブリスタ」でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 12:10:00
79465文字
会話率:46%
多くの貴族が多少なりとも魔力を持つ国で、ほんの僅かの魔力しか持たないエルシー。彼女は家族であるアーロン子爵家で冷遇されていた。
父親からは見捨てられ、義母と義妹には使用人以下の扱いを受ける。そして、義妹のリリーに婚約者を奪われ、とうとう家を
追い出されてしまった。
しかし、エルシーの魔力の少なさには理由があって──。
※ エブリスタでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-30 10:00:00
9642文字
会話率:39%
誰よりも『特別』に憧れた少年が居た。
父は元『悪の組織の総帥』
母は元『正義の戦隊ヒロイン』
兄は『悪と戦う改造人間』
妹は『マスコットと契約した魔法少女』
そんな、血筋や立場で言えば、誰よりも特別であったハズの彼、『|主水《もんど》 |公
人《きみひと》』は誰でも持ち合わせているハズの魔力も無く、『特別』になりたいと日々願う少年であった。
そんな彼はふとした拍子に異世界へと召喚され、ソコで望まぬ形で『特別』へと至る事になる。
これは、少年が異世界で奮闘する物語…………では無く、少年が異世界から帰還した事で始まる物語である。
「『特別』になってみた感想…………?
思っていたよりも、良いモノじゃなかったよ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 12:00:00
24893文字
会話率:16%
大学生の沙貴は、顔も知らない祖父の葬儀に母の代理で出席する。そこで、従姉妹の栄美子の息子、功成と出会った。
功成は四歳。何やら不思議な力を持つと言う。
信じない沙貴はしかし、火葬場で功成とともに怖ろしい場面に立ち会ってしまう。
死者たち
の姿を見て、その声を聞いてしまったのだ。
功成は本当に、この世のものではないものを見ているのか?
その声を聞いているのか?
なぜ、功成だけが、その力を持つのか?
なぜ、沙貴は関わってしまったのか?
それがきっかけとなり沙貴と功成の長い旅路が始まった。
死者の語りを聞きながら、ふたりは歩いて行く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 07:10:00
230239文字
会話率:40%
丞相の娘として生まれながら、蔡 重華は生まれ持った髪の色によりそれを認められず使用人のような扱いを受けて育った。
一方、母違いの妹である蔡 鈴麗は父親の愛情を一身に受け、何不自由なく育った。そんな鈴麗は、破格の待遇での皇帝への輿入れが決まる
。
しかし、わがまま放題で育った鈴麗は輿入れ当日、後先を考えることなく逃げ出してしまった。困った父は、こんな時だけ重華を娘扱いし、鈴麗が見つかるまで身代わりを務めるように命じる。
皇帝である李 晧月は、後宮の妃嬪たちに全く興味を示さないことで有名だ。きっと重華にも興味は示さず、身代わりだと気づかれることなくやり過ごせると思っていたのだが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 00:32:13
316503文字
会話率:35%
レイラ・ローザンは元公爵令嬢の王太子妃。
王太子ディレスに愛され、国王と王妃にも認められ、父にも愛されていたが、後妻と異母兄妹、ディレスの弟と妹に目の敵にされ、敵視されていた。
しかし、常に味方がいてくれ、愛されていた為レイラはその日までは
其処まで傷つくこと無く過ごしていた。
その日も、ディレスと語り合っていたが、侍女長のメリッサに呼ばれ王宮の自室に向かうと自分のドレスや母の肖像画など私物が全て燃やされていた、犯人は──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 22:02:39
2628文字
会話率:60%
吸血鬼が支配する国に住む人間の娘スフェール・ジェムは、ジェム家の長女、継母と義妹にいじめられる日々。父は仕事で家に帰らぬ日々。
ある日、真実の石の破片を拾い持ち帰る、すると継母の宝石を盗んだといわれの無い事を言われるが、石の破片が光り出
し、人の姿になる。
その人物は自分は真実の石の精霊だといい、継母と義妹を糾弾し、義妹を石ころに変えてしまう──
アルファポリス、カクヨムでも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-15 18:40:58
5163文字
会話率:55%
クリス・エトランゼは、両親が溺愛する妹に、婚約者をとられた。
失意の中、祖父母の元に身を寄せ過ごしていたが、ある日祖父母に夜会にでるように言われ、そこで運命的な出会いを果たす──
※カクヨム、アルファポリスにも掲載してます。
最終更新:2022-07-31 21:30:06
2816文字
会話率:52%