――第一級凶悪妖怪の好物は『ひやややっこ』。好きな言葉は『こぱんてぱん』――
十八年前に発生した『妖怪』は、瞬く間に数を増やし、今や毎晩のように人々を傷付け、殺している。
早摩国(さまこく)第十三掃滅団(そうめつだん)の団員である碧
(アオ)は、ある晩の妖怪駆除で、一匹の妖怪に出会う。
その妖怪は、真っ白な死装束をまとった、眉目秀麗な少年の姿をしており、『死なない妖怪』として、恐れられていた。
だが、その妖怪が、碧に付いてきた……!?
『藍(アイ)』と名付けられたその妖怪は、碧と片時も離れようとせず、厠(かわや)にまで付きまとう。
早摩国第十三掃滅団は、碧の訴える説を信じ、藍の目的を達して、成仏させられるよう動き出すが……?
【登場人物】
碧(アオ)
早摩国第十三掃滅団の団員。
武器は、ただの笛と琴。
女であることに加え、戦闘力も劣るため、引け目を感じている。
妖怪はもとは人間で、生前の心残りを晴らそうとしているのではと考えている。
藍(アイ)
死なない妖怪。
白い死装束一枚をまとった、眉目秀麗な少年。髪は、腰の下に届くほど長い。
好きな食べ物は、『ひやややっこ』と『ゆぱ』。
緋(アカ)
早摩国第十三掃滅団団長。
武器は、妖怪の死体から作った、自分には軽く敵には重い槌(つち)。
個性豊かすぎる団員をまとめる、心身共に強い男。
最近、白髪を気にしている。
燐(リン)
早摩国第十三掃滅団副団長。
武器は、折れない刀。
覆面をしており、その目付きは、弱い妖怪なら逃げだす程に鋭い。
薄味のものが好きだが、藍に、冷奴と湯葉を取られてしまう。
黄(コウ)
早摩国第十三掃滅団の団員。碧と彼女だけが、この団の中で女性である。
武器は、自在に動く鎖(くさり)。
明るくお洒落好きで、藍の着せ替えに熱心。
皙(セキ)
早摩国第十三掃滅団の団員。
武器は、威力の強い銃と爆弾。
陽気な青年で、盛り上げ役。
黄とよくいがみ合っているが、町の人々からは『睦まじい』と思われている。
菫(スミレ)
早摩国第十三掃滅団の団員。
毒薬が大好きな十三歳の少年。
武器はもちろん毒薬で、材料や作り方は秘密。
隙あらば毒を盛ろうとするので、料理中や食事中は要注意。
※『カクヨム』にも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-19 21:33:55
113153文字
会話率:40%
デュエリストロードを突き進む決闘者の戦いの記録
最終更新:2023-10-09 22:44:39
87177文字
会話率:34%
珍しいコミックを巡って古本屋で行われるバトル
最終更新:2018-07-25 16:19:42
1180文字
会話率:20%
カードでやられたらカードで復讐する
最終更新:2018-06-23 03:00:30
9544文字
会話率:53%
白い死装束の幽霊である主人公に、最近幽霊となった若者が、時代遅れと率直な意見を述べてきた。
この作品はPixiv、カクヨム、ノベルアップ+、アルファポリスにも掲載しています。
最終更新:2023-07-17 17:13:11
1899文字
会話率:60%
所在不明、未知の施設「ダンジョン」が世界に生まれて数十年。
法整備や施設内整備が整ったことでダンジョンの中に入り、配信をする「ダンジョン配信」が流行していた。
そんな中、配信業とダンジョンで討伐したモンスターからドロップするアイテムの換金で
生計を立てる主人公『宇津呂木 栞』はダンジョン配信者だけの事務所、通称ギルドから契約打ち切りの言葉を聞かされる。
それでも事なかれ主義な彼女は、なんだかんだでフリーで配信業をすることになる。
ところが、そこで事件が発生して配信は放送事故直前に......。
装備も失くしてしまった彼女は、装備屋で一番安値でたたき売りされていた『ビキニアーマー』を購入することになる。
ひと昔前で多様性に合わないエロデザインと、防御力の低さから『使いづらい地雷』『死装束』と言われていたビキニアーマーだったが、その装備で彼女は運命を大きく変えるのだった......。
ビキニアーマーでの人生大逆転劇が今、始まる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-24 16:18:53
17994文字
会話率:45%
ここは、現世とあの世の境目、賽の河原。
僕は、この河原に建つ「フェリーマンカンパニー」という渡船会社に勤める三途の川の渡し守。
今日も、渡船場から沢山の死者を渡し舟に乗せ、あの世へと渡している。
僕は、エフと呼ばれている。
どうや
ら僕は6番目にここへ来た渡し守らしい。渡し守A、渡し守B……6番目の僕は、渡し守F。
恐らく、過去には別の名前があったと思われるのだが、まるで思い出せない。何故ここで働いているのか。いつここへ来たのか。何も憶えていないのだ。
気がついたら、ここで働いていた。まったくトホホのホだ。
ちなみに、渡し守の仕事は、実際に船に乗って死者をあの世へ渡す、いわゆる「船頭」ばかりではない。
乗船する死者の受付。死装束や三角頭巾の配布。乗船員数・出船時刻の管理。渡し舟のメンテナンス。などなど。仕事内容は様々。
僕は、数年前から最終決断補助者《ファイナルジャッジヘルパー》という仕事に就いている。
毎日現世とあの世の境目にある賽の河原で働いていると、時折、生者とも死者ともつかぬ、ワンダラーがふらりと訪れる。
ワンダラーが、三途の川を渡るか否かを決める。つまり「生きるか死ぬか」の最終決断をする。そのお手伝いをするのが、僕の仕事。
ファイナルジャッジヘルパーと言えば聞こえはいいが、まあ、事実上現場のトラブル処理係。
ほら、今日もこの賽の河原に、生者とも死者ともつかぬ悲しきワンダラーがやって来た。
現代編から、異世界編、黎明編、戦国時代編、宇宙編、と続けて行く予定です。
評価やブックマークを頂けると、大変励みになります。よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-08 07:33:23
141543文字
会話率:51%
この世とあの世の間にある「狭間の世」で仕立て屋を営むオーナー、三ッ頭コウと、出生も自分が存在する理由も不明な迷子少女、ペールが、あの世へ行く魂の「個」を象徴する「色」を纏う晴れ着「死装束」を作りながら、ペールの存在の謎を解く、ほんのり心温ま
る新感覚ゴシックファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-13 01:33:23
2160文字
会話率:48%
じたばたするのを諦めて。
観念するのは結構だが、果たして、それに見合うだけの力を尽くしたのか?
終わるまでは、続いてく生涯。
消えるまでは、燃える生命。
幕引きがまだなら、やれることはあるはずだ。
最終更新:2022-05-19 14:31:35
464文字
会話率:0%
油断すると、芽が出てきてしまうじゃがいも。
だが、そのしぶとさはある意味うらやましくもあり?
最終更新:2022-02-13 00:00:00
465文字
会話率:0%
鮮やかなワンピースやスカートで満たされたラックを眺めながら私は、死んでよかったと少し思った。
キーワード:
最終更新:2022-02-18 15:07:05
3916文字
会話率:41%
常陸国の高鈴山には変わり者の染手と白い獣が住んでいます。
彼らが住まう山の中腹には、白い衣が風によくなびいていますが、決してその衣を身にまとってはいけません。
この衣は月の羽衣とも、死者の死装束とも言われているのですから、ひとたび身にまとえ
ばあなたは我をなくしてしまうことでしょう。
忘れたいものだけが参りなさい。
去りゆくものも歓迎しましょう。
高鈴山の白染めは、俗世に染まってしまった何もかもをまっさらにしてしまうので、そんな方々の餞としてはこれ以上ない格別なものとなるでしょう。
ですがそれは、先代より継承された未熟な染手が一人前となったら、のお話ですが―――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-07 07:00:00
19619文字
会話率:38%
「かあさん、いや、小雪! あんたを断罪する!」と息子に言われた小雪は、アクシデントの結果、三途の川に行ってしまう。そこで出会った老女に、霊界の制服とも言うべき「死装束」の洗濯をたのまれ、気が付けば霊界の番人の鬼たちと、戦わなければならなくな
る。どうするよ小雪! 鬼だぞ鬼、勝てるのか? 小雪、おまえは何処へ向かっているのか!
※本作品は、黒森 冬炎様主催の「着こなせ!制服~お仕着せ企画~」参加作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-12 14:28:02
14329文字
会話率:23%
男子高校生がスマートフォンのカメラで電車の事故現場を写真に撮影した。
すると写真にいるはずのない白い死装束の女が写っていた。
死装束の女は、スマホに保存されている他の写真や、
その写真を送られた友人たちのスマホの写真にまで広がっていく。
スマホの内部に現れた人為らざるものを祓うにはどうしたらいいのか。
それを探していて見つかった解決法とは。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-15 03:15:14
9471文字
会話率:15%
晴れ着姿で大学の卒業式に参加していた主人公高城は帰り際にトラックに轢かれてしまう。
自分の非モテ人生を呪いながら意識を喪った高城はふと目覚めた時に自分が死んでいない事に気付く。
「知らない天井……な訳ないか。俺の実家だし」
高城は自分が先ほ
ど見た光景はソファで寝ている時に見た悪夢であるのだと断定し身を起こした。
「……臭」
身を起こした時に気付いた臭気の違和感。
此れはまごう事なき蚊取り線香の匂い。
何やら視界の下から煙も上がっている。
「いや。季節を考えろ。今は春だぞ」
高城は下を見る。
「……」
其処にあったのは葬式用の線香だった。
そしてソファだと思っていたのは棺だった。
「……!」
直ぐさま駆け出した。
鏡のある風呂場へ。
そして見た。
「マジかよ」
其処に居たのは死装束に身を包んだ自分の姿だったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-27 01:38:29
1827文字
会話率:17%
私はあなたのことを1番に思っていた、そのはずなのに。だからこそ……。
最終更新:2019-08-21 07:17:53
2183文字
会話率:39%
窮地に立たされ、伊達政宗は豊臣秀吉に従うか、従わないかで頭を悩ませていた。命をかけて政宗はある賭けに出た。独眼竜が天下を相手にとったその行動とは……
最終更新:2019-03-16 20:24:28
2233文字
会話率:29%
トラックに轢かれたけど、転生はしなかった大学生、春日直久。
彼は死んですぐ、衝撃の事実を知る。
幽霊は全裸だった。
考えてみれば当然の話だが、死装束は初期装備じゃないらしい。
生まれた時が裸なら、死ぬ時も裸だよなぁ。
幽霊同士では会話はもち
ろん、視認することすらできないみたいだ。
しょうがないから、同じクラスだった美女の覗きをしている。
すると、美女が姉と一緒に、空間に空いた穴に吸い込まれた。
嘘だろと思いつつも、彼女を追って穴に飛び込むと、そこは異世界だった。
彼女を元の世界に返すため、幽霊の春日直久は奮闘する。全裸で。
※プロローグは、現代日本が舞台です。
※全てフィクションであり、実在の全てのものと関係がありません。
※エロは健全な範囲内(R15レベル)です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-23 00:46:59
8914文字
会話率:19%
『次の世こそ……。
共に生きられる世を……』
現代においても跳梁跋扈する魑魅魍魎を調伏する者として生まれた御剣小鈴は、
いずれ復活する百鬼夜行の首魁アテルイを討つために育てられた。
だが、少女は殺すべき悪鬼の少年に恋をしてしまう。
過酷
な運命を呪い、焦がれる想いに身を焼かれ、
それでも少女は戦う。
愛する者を殺し、自らも死ぬと決めた日から
少女は死装束を纏って、今日も鬼を殺し続ける。
ブログでも同時連載中です。
http://cz750211.blog29.fc2.com/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-21 13:39:54
18705文字
会話率:38%
死装束にはこだわらない
最終更新:2011-12-25 23:38:27
359文字
会話率:0%
墓場には一人の女が居る。ひょうたんに入った酒を飲み、白い死装束を着た、『何でも願いを叶えてくれる』という噂の原本。そこに、一人の悩める人物がやってきた。女はその人物に、あることを告げる。
最終更新:2011-06-01 23:51:52
9838文字
会話率:48%