恐がりの香神錫は、堕羅の大門の門番として、鍵となる三つの玉を探し出し、見事に大門の封印を果たした。
だが、ホッとするのも束の間、次の難題が錫を襲う。堕羅の更に奥深くにある〝真堕羅〟の封印が破られたいうのだ。真堕羅は〝オロチ〟を封印するためだ
けに存在する空間。封印が破られた今、オロチ復活を阻止しなければならい。そのためには封印の鍵となる三つの剣を探し出さねばならない。
今回は剣に関する情報は何もない。果たして錫は剣を見つけ出し、オロチ復活を阻止できるのだろうか?
三作目となる今回も幾つかの物語と交錯しならが本編が進んでいく。
聖霊少女錫の完結。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-12 07:00:00
242210文字
会話率:53%
探していた秘宝をとうとう見つけた錫は、平穏に日を過ごしていた。
そんなある日またしても白の国の神・天甦霊主に突然呼び出される。
黒の国に存在する堕羅の大門の封印が何者かによって解かれたというのだ。
堕羅の大門を再び封印するには、鍵となる三つ
の玉が必要なのだが、この玉は何処に隠されているのか分からない。その在処を知る者は堕羅の大門の門番だけだ。
しかし、その門番は今は亡き錫の祖父、天翔虎慈之尊だったのだ。
何処にあるのか分からない三つの玉を探しだし、再び堕羅の大門を封印せよとの理不尽な命令を受けた錫は、恐怖と戦いながらも玉を探し始める。
やっとのことで玉の隠し場所に辿りつくも、どうあっても手に入れることはできない状況だった。
はたして錫は三つの玉を手に入れ、堕羅の大門を封印できるのか?
今回も幾つかの物語が進行していく中で、本編が進んでいく──。
※初めて読まれる方は、ぜひ一作目からお読みください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-14 07:00:00
234852文字
会話率:57%
18才の誕生日を迎えた単純・天然・臆病な香神錫(かがみすず)は、迷惑極まりない霊能力を授かった。
白の国(天国)の神の話によると、錫は錫雅尊(しゃくがのみこと)という高徳な霊神の生まれ変わりなのだという。欲しくもない霊能力を授かった理由は、
人間界の秘宝を見つけだし、それを守るためだと聞かされる。
恐いことには関わりたくない錫に、次々と恐怖と謎が襲いかかり、逃げられない状況になっていく。
覚悟を決めた錫は聖霊師となって自分に課せられた目的を求め始める。
けれどもなかなか解けない謎。だが錫は、それまで影を潜めていた異世界の仲間たちに支えられ、人間として生まれて来た目的や、人としての大事な心を身につけていく。
秘宝はどこに隠されているのか?それはいったいなんなのか?
幾つかの物語が交錯しながら、徐々に一つの線になっていく──。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-15 07:00:00
259235文字
会話率:52%
除霊できない!
お祓い無理!
憑物落としなんてとんでもない!
でも、見えて喋れて、突っ込める!
霊感だけは、人一倍どころか二倍三倍も強い橘華子。
小さい頃から、他の人には見えない者が見えてしまう。
聞こえない声が聞こえてしまう。
話せて
しまう……
だから、気味悪がられ、同年代の友達ができなかった。
そんな華子に、ある日友達ができたのだ。
その子は、学校の三階のトイレの三つ目の個室にいて、唯我独尊で、最強にして最恐のお化けーートイレの花子さん!
今日も華子は卒業した小学校に忍び込み、三階の三つ目の個室を三回ノックする。
唯一の友達に会うため。
「花子、ねぇ、花子ったら……いないの? はな……」
『なによ?』
「うぎゃあぁぁ! いきなり後ろから話しかけないでよ⁉ 心臓が止まるかと思った!︎」
『心臓動いてるとなにかと不便ね』
「こんなことがない限り不便じゃねぇわ!」
『シッ……ちょっと』
「や、やな感じがする……」
そして、今日も巻き込まれるのだ。
恐ろしくも、可笑しい、様々な事件に――
★8/21 一話完結しました★
★8/26 二話完結しました★
★8/29 三話完結しました★
★8/30 四話完結しました★折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-31 15:05:53
132354文字
会話率:33%
胡堂との戦いの後、残された尾崎家の憑物を、石上家に持ち合わせ、御守り様に格上げする儀式をするだけだった、しかし、復讐の怒りに燃え滾る胡堂の反撃が始まる。
最終更新:2020-07-26 22:04:48
5098文字
会話率:13%
中学教師、田中裕二が教え子の杏里や自分自身の「憑物」から大切な物を学ぶ。そんな単純なストーリーです。
最終更新:2020-05-09 19:35:11
2513文字
会話率:10%
【おことわり】
本作品はエブリスタで掲載していた『鬼多見奇譚シリーズ』の4作目です。
エブリスタの大幅リニューアルに伴い、本作品のデータが一部欠損したと報告を受け、対処法がよく判らなかったためこちらで再会しております。
鬼多見奇譚の1~3、
そして姉妹小説の『御堂刹那の副業シリーズ』は現在もエブリスタで読めますので、ご興味のなる方はよろしくお願い致します。
【イントロダクション】
人気声優の連続死が起こる。
時を同じくして新人声優の尾崎佳奈は謎の夢に苦しんでいた。
彼女の夢の正体は何か?
御堂刹那と鬼多見悠輝、そして真藤朱理が事件に巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-03 20:00:00
134156文字
会話率:42%
この世は奇々怪々で色んな物が潜んでいる。
精神疾患病〈憑物症候群〉……通称〈憑物〉。
それは弱者を救済する〈奇跡〉の病気。
この病気を追っている男、鬼頭天教授。
そして、相棒の少し変わった少女、雫。
彼らはこの病気の真実を知っている。
彼らはとある事件現場に呼ばれた。
殺されたのは小説家、しかし死体は見つからない。
そして訪れる惨劇――
二人が織り成す〈憑物〉事件の一部始終である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-30 00:40:06
24162文字
会話率:39%
──この世界は一人きりでは生きていけない──
人間には、生まれた時から憑物がいる。
様々な種類の憑物はその人と共に生き、生涯離れる事は無い。
稀に憑物がいない子が生まれる事もあるが、大抵はすぐに死んでしまう。
何故ならこの世界で人間は、一
人では生きていけないからだ。
そんな中、憑物が居ない一人の少女が生まれた。
成長するほど段々と弱っていく少女の元に一人の男が現れる。
彼は少女を優しく撫でると、そのまま少女の憑物となった。
これは、少女と青年の二人が綴る旅の物語である。
*こちらは現在、不定期更新となっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-29 02:14:26
106922文字
会話率:75%
僕達が何をしたっていうの?
何故?家族もろとも食べて、食べたくもない人間を食べなきゃいけない?何故?何故何故何故何故何故何故
もうやめて
最終更新:2017-04-13 22:43:24
1121文字
会話率:3%
一人暮らしのフリーター紗奈さんと、変わったモノ達のちょっと奇妙な日常。基本ほのぼの、時々シリアス。
話す犬と相対性理論を語ったり、話す納豆と量子論を語ったり。
心理学と運動機能の知識を駆使した、憑き物落としをしたり。
その他、生命、哲学など
を使った短編集。
さらっと読んで貰えると嬉しいです。
そして、これらの一見取っ付き難そうな学問に興味を持つキッカケになれたら良いなと。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-29 23:09:18
47791文字
会話率:36%
縊鬼の呪い
あらすじ
僕が籍を置いている4年4組の教室は呪われている。ここのクラスは毎年必ず誰かが精神を病み、鬱状態になる人もいれば発狂する人もいる。そして最後は首を吊る。僕らはこれを呪いだと思い、校長に直談判を挑んだ。
校長も本心ではオカ
ルトだと思っていることであろう。ある骨董品屋の主が憑き物落としを生業としているという、風の噂を耳にした。その為僕は遠野まで遠路遥々鵺鴉という骨董品屋の主を訪ねるべく今僕は千年坂を登っている。
「此処が鵺鴉か…」
鵺鴉、憑物落としの主が副職で営んでいる曰く付きの骨董品屋だ。
「今晩は」
誰も居ない。札には骨休めとは書いていないのだが…すると奥の部屋から会話の声が聞こえたので恐る恐る覗いて見るとモノを落としてしまったその時物を動かした音で二人は振り向き訪ねた。僕は不幸だらけだ。
今起こっている状況を一から十まで噺(はな)すと東方直哉と藤田和貴が追っている事件と全く似ていた。そして藍染は其の学校に縊鬼が存在するのでは無いかと説く。
憑き物を落とすべく彼等は学校に行くが四年四組に云っても蒐念(しゅうねん)は感じられなかった。其処でカルト本の編集記者をやっている橋本弥生を使って情報を通じるすると現学校の四年四組は昔あった旧校舎を移転したことモノだと解った。もう一度神麒が現場にいくと旧校舎の四年四組の下に出てきたのは何等かの人が意図的に棺桶の中に首を縊った旧四年四組の人達が出てきた。彼等は何故何のために首を縊ったのだろうか全ての「憑き物(事件の謎)」を落とす為「縊鬼(犯人)」を暴くため「拝み屋」神麒=藍染が発つ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-02 22:33:45
5450文字
会話率:24%
この世は〝精霊〟で溢れている。
ただ、人類がそれを認識できないだけで――。
人々に害をもたらす精霊、〝禍津神〟の討伐を請け負う〝祓い屋〟。
その末席に身を置く、ナルシストかつエゴイストな美少女「月宮一葉」は、大精霊〝古狼〟とその魂
の半分までもを共有する〝憑物〟であった。
養父の死を切っ掛けに、ワケアリな者達の集う〝白藤学園〟に通うことになった月宮一葉は、そこで三本腕の禍津神〝ハンズマン〟により引き起こされる事件に巻き込まれる。
ワケアリのお嬢様「十夜雪咲」に事件の調査を、その幼馴染である「五坂敬祐」から解決を依頼された一葉。
紆余曲折の末その事件を解決に導くが、しかし禍津神〝ハンズマン〟を召喚し、この事件を引き起こした首謀者は謎のままであった。
禍津神による事件、事故の捜査、解決を担当する警察機関「特殊災害対策室」、通称〝特災〟に事件の全容解明を任せ、平和な学園生活に戻ろうとしていた一葉であったが、すぐさま第二の事件が起きる。
四肢を切り取り持ち去る〝ハンズマン〟事件に続いて起きた第二の事件の下手人である禍津神は、内臓の全てを食い荒すというその手法から〝腑喰らい〟と呼ばれた。
一葉は再び十夜雪咲から事件の調査、そして解決の依頼を受ける。そして追い詰めた腑喰らいの正体は、何かしらの禍津神に操られた十夜雪咲の幼馴染、五坂敬祐であった。
苦悩の末、操られた五坂を倒した一葉。そして死の淵に向かうその口からある事実を告げられる。
第一、第二の事件による被害者は、全てある禍津神を呼び起こすための〝供物〟であるという事。
そしてその召喚される禍津神とは、伝説にも語られる大禍津神〝土蜘蛛〟であるという。
五坂敬祐の最後の願いを託された一葉は、その強大な敵に立ち向かうのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-16 06:00:10
197068文字
会話率:36%
退魔師卯月荘十のもとに、こともあろうに身内から厄介事がもたらされた。彼にとっては姪にあたる少女が、とんでもない妖物に憑かれたらしい。 すでに半ば妖物と同化しつつある彼女から、無理やり「憑物落とし」を行えば、どんな後遺症が起こるかわからない。
さすがの卯月荘十も手をこまねいていた矢先、妖物に操られた彼の息子、悠人が、彼女をつれて出奔してしまう。 荘十は・・・・ついに非情決断を下す。
【ノベルジムにて一度公開しました。現在は非公開中。】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-10 23:24:17
2405文字
会話率:3%
黒と白の対の幼なじみの二人。彼等はある出来事をきっかけに敵対関係となった。彼等は己の使命を果たす為、戦う運命となる。
最終更新:2014-01-06 09:57:15
1807文字
会話率:72%
作者:raki
――キミは憑かれているんだ、物の怪に――
梅雨が終わり、夏が始まる頃。
高校生の真田夏樹は、白い服の少女の幻に悩まされていた。
そんなある日、話したこともなかった怪しげなクラスメートの言葉が、謎の幻に隠された真実を徐々に紐
解いていく。
明らかになろうとしている真実は、真田夏樹の過去に繋がっていた。
少女の正体は何なのか。クラスメートの言葉は何を意味するのか。
――そして、真田夏樹の悲しき過去と、彼を待ち受ける意外な結末とは。
ある初夏の日の、怪奇物語。
*この小説は短編『面影リグレット【お題:面影】』を改訂した上で分割し連載の形にしたものです。短編『面影リグレット【お題:面影】』を読んでいただいた方々には、ほぼ同じ内容ですので、お読みにならないことを推奨いたします。
*改訂内容:本文一部(ストーリーに変化なし)、解説など
*この小説はブログや他小説サイトにも掲載しています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-02-07 21:00:00
12849文字
会話率:44%
「お嬢様の恩人には、地獄の底ならぬ地獄のソコまでついていきます。血の池の手前まで、見送り気分で」
憑物神、九十九神――日本古来より生きる、物を司る神達。
万条目財団の万条目 金澱とその仲間が生き残りをかけて挑む相手は……?
連載とい
うより長編の製作過程を乗せるような気分で行こうと思ってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-04-11 18:32:17
9016文字
会話率:47%
「―――死戯〔ゲーム〕をしよう、『視通す者』よ」この世の全てを“視通す”能力を持つ憑物は、普段と変わらない夏休みを過ごしていた。とある日の深夜、憑物は自分を殺しに来た人物から一通の手紙を受け取る。宛名は、過去に憑物が“壊した”霊能力者のもの
で、憑物は霊能力者と命懸けの“死戯”をすることになる。…『視通す者』憑物と『天邪鬼』亞木姜示が遭遇する運命の一夜。『視る眼』シリーズ第二部です。このお話は、眼を瞑っていては“視”れません―――…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-08-29 22:33:36
34378文字
会話率:24%
―――たすけてください。ある初夏の日のこと、とある能力を持つ高校生の元へ、とある事情から記憶を失った女性の霊が訪ねてきた。高校生は流されるままに彼女を助けることになり、街を奔走することになったが………。謎の能力を秘めた少年『憑物』と『霊魂』
しおりが綴る、記憶探しの一日。『視る眼』シリーズ第一部です。※修正、終りました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-06-01 00:22:32
62149文字
会話率:22%