バルタニス連邦は戦争を繰り返し、領地を増やしてきた大国だった。
古くは獣人たちと戦ってきたが、科学技術が進んだ後は、獣人たちを平伏させ、従わせた。
屈服させた獣人たちの力を隣国にぶつけ、さらなる大国を目指していた。
少なくなった獣人たちは
【獣人連隊】として、人間の指揮官の元で戦わされ、無謀な命令の前にさらに数を減らした。
その連隊の一つ、第三獣人連隊の指揮官【ケルビン】は獣人たちを能動的に指揮し、多くの勝利をもたらした。
だが、軍の上層部は第三獣人連隊の人的被害が少ないことを、卑怯な戦いと評し、決してケルビンとその部下の獣人たちを評価しようとしなかった。
しかし、ケルビンは愚直に任務をこなし、周りの軍人からも嘲笑の目で見られていた。
そんなある日、上層部はケルビンをいつものように叱責するが、彼らは今日が何の日かを忘れていた。
「さて、本日、午後一時を持って、自分の従軍契約期間は終了しました。
それでは、9千キロ㎡を制圧した自分に相応の見返りを渡していただきたい。
……渡せないとおっしゃるなら、我が連隊の全力を持って、奪うしかありませんが?」
否定ばかりで見返りを与えようとしない連邦に、ケルビンは刃を向けた。
ケルビンら、第3連隊は今まで自分たちが制圧した9千キロ㎡の土地を見返りとして求め、連邦に対し、進軍を開始した。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 00:00:00
106630文字
会話率:33%
小学校は剣道一本。正直に生きると胸に誓い、中学校で青春を夢見たあまり何も大成せず、結局地味な人間として高校生活を送った男が異世界で「正直に生きる」単純明快で、爽快感さえ感じる気持ちのいい解決譚!!
最終更新:2025-04-01 17:12:38
944文字
会話率:34%
とある王国は裏切りによって滅びんだ。
王国の王女は手勢と共に追手から逃げ、数を減らしながらも一種の無法地帯である迷宮群生荒野【アーランド】へ落ちのびた。
王女とその護衛は裏切りを恐れ、口の堅い奴隷を買い上げる。
堅いどころか、まとも
に話せない奴隷少年は愚直ながらも働き、王女の護衛として重宝されるようになっていく。
身分のかけ離れた二人は日々を生きるため、迷宮蔓延る荒野【アーランド】で魔物を狩り、古代文明の遺物を手に入れ、日々を生きる【探索者】稼業を始めるのだった。
※章完結までは毎日投稿。章の間は約一、二ヶ月の書き溜め期間を頂きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-26 13:07:04
198151文字
会話率:35%
時は現代、人々を脅かす『異形』と我々は日々戦っていた……!
「そんな高尚な考えなんて俺ら微塵も持ってないけどな」
「ジブンはこの仕事に誇り持ってるッスよ!?」
「黙れ脳筋後輩。ボサノバのリズムを身体に叩き込むぞ」
「いやそれ多分ただのセ
ッションッスよね!?」
これは、超自然が隣にある彼らの業務記録。
……いや、ただホットケーキ食いたいオッサンと、正義感の強い愚直後輩の日常の一コマである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-25 01:15:48
7434文字
会話率:54%
森崎夢叶、鉄道会社の車両メンテナンス職場勤務の30歳。高校時代からプロ小説家を目指しウェブ小説家を続ける彼氏いない歴イコール年齢。学生時代は陰キャのぼっち。まわりの同世代や自分より若い世代が次々と夢を叶え、または身を固めている現在でも、愚
直に夢を追っている。夢叶はきょうもマイペースで、創作活動に励み続ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-15 22:43:29
60096文字
会話率:37%
いくら身の回りの環境が変わろうが、人間の本質は変わらない――
それはどこであっても不変である。
恋焦がれた少女を殺し、その兄であり自身を虐めた相手を殺した「クズ」の青年も同じだった。
突如として起こったパンデミック。死んだ
人間が再び息を吹き返し、同じ人を食らう阿鼻叫喚の世界へと変貌した。
そんな中で、彼は偶然に助けられ、そして、生き残った。
常に孤独であった青年はただ死にたくないと生きる屍に抗い、一人の幼女と出逢い、一人の少女と出遭い——
しかし、彼は変わらず孤独のまま在り続けた。
十字架を背負い続ける。性懲りもなく、無様に、愚直に。それが朽ちてもなお――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 20:01:34
729168文字
会話率:34%
馬鹿な女と吐き捨てられて、ネクラな趣味と揶揄される
愚直な生き方否定され、道化は笑いに包まれた
しかし見ろ! 私を見ろ!
これが私だ! むかえちゃうおねえさんだ!
流転する運命は、若者たちをもてあそび
邂逅は、再開を凌駕する
最終更新:2025-02-03 07:10:13
11232文字
会話率:31%
少年は親と喧嘩をして電車の旅に出る。
少年は発達障害をもっていて人の心が分からなかったしどこまでも愚直だった。
そんな少年の旅に、何人もの男と出会うこととなる。
話を聞いて少年は道程を知ることになる。
これは小さくとも壮大な物語。
少
年は男たちの話を聞いて自分を知ることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 10:41:23
5323文字
会話率:51%
生前憶えている彼は朴訥で愚直で仕事人間だったはずなのに彼に殺された私が彼の隣人の身体に転生してから接する彼は私が知っていた時の彼よりも甘く困惑してしまう。隣同士の住人の物語。
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-14 00:02:16
50778文字
会話率:44%
「アルフレッド・ファーン!お前は王となり、英雄になる男だ!」
時に統歴1390年、帝国歴183年、かつて大陸の覇者であったソレイア帝国は、北方イェンリヒ王国との15年もの間続いた戦争を辛くも生き延びた。
しかし、長きにわたる戦乱は、国を、
そして人心を確実に蝕んだ。
かつて帝国の守護者たらんと北方との戦いで力を尽くした三将軍たちは己が同士で権勢を競う事のみに腐心し始め、民衆の生活が顧みられる事はなく世の荒廃は深まる一方であった。
そんな中、帝国のとある小さな農村にアルフレッド・ファーンという少年が居た。
元気で、心優しく、愚直で、それでいて物語で描かれる英雄の活躍に憧れを持つどこにでも居る少年の一人である。
しかし、彼が運命を見つけ、天命が彼を指し示した時、新たなる戦旗が立ちあがり、戦鼓のうねりが轟き渡る!
特定の時代の、特定の地域の、特定の人達をモチーフに、そこに様々な要素を加えたり弄ったりしてから、筆者の思うがままに個人の趣味嗜好に則って書いてみた代物です。
言うなれば三国志の世界に、演義のパワーで暴れ回る人が何人か居るような感じのお話です。たまに無双になります。
筆者にとってこれが初めての小説ですので色々拙いところはあると思いますが、第一の読者である筆者は出力の段階で結構満足しています。でも反応は頂きたいです。
また、これを執筆するにあたって文章の俯瞰や添削、筆者の精神安定を目的とした批評の出力、一部作中テキストの作成等のためにチャットGPTやジェミニ等のAIを利用しています。
追記:初投稿は間口を広く取るべきだと聞くので、これはカクヨムにも並行して投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 19:22:59
52078文字
会話率:31%
【虐殺者】の汚名を着せられた王国傭兵の戦士エリク。
【才姫】と帝国内で謳われる公爵令嬢アリア。
二人は国から追われた先で出会い、エリクはアリアの護衛として雇われる事となった。
そして安寧の地を求めて、二人で旅を繰り広げる。
暴走
気味の前向き美少女アリアと、不器用で愚直なエリク。
凸凹コンビが織り成し紡ぐ異世界を巡るファンタジー作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 13:32:36
5100335文字
会話率:55%
王都を襲い、王族をはじめとして七人の勇者が犠牲となった大災厄【灰都の火】から五年が経ち、勇者選別が迫る星来暦一〇〇五年。
災厄の魔女の娘であることを理由に学院で孤立していた学術都市プラネスタに暮らす一人の少女――イヴ・グレイシアは、学院教師
リツ・リングレイルから編入生の案内を頼まれ、最高の勇者を志す少女――セナ・アステリオと運命の出会いを果たす。
共に勇者になることを約束した親友――レイリーナを【灰都の火】で失って以来、イヴは勇者になることを諦め、将来の夢もなく、ただ一人孤独に過ごしていた。
自分には―――リーナを失うきっかけの災厄を引き起こした魔女の娘である自分には、勇者になる資格なんてない。
そんな彼女を突き動かしたのがセナ・アステリオだった。
愚直に勇者を目指し、世界の平和を願うセナに亡き親友の姿を重ねたイヴは、共に勇者になることをセナに誘われ、一歩踏み出す。
世界を焼いた魔女の娘だけど、君と共に勇者になってもいいのかな?
これは、勇者を夢見る少女と、呪われた魔女の力を受け継ぐ少女の食材の物語。
世界を救う王道プチ百合ヒロイック・ファンタジーが今、はじまる。
同一作品をカクヨムにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 16:00:28
380204文字
会話率:43%
おおよそ10~12世紀頃を技術レベルを舞台背景として当時の技術を俯瞰しつつルネサンス期に向け大体一世代で為し得る技術的発展に関して製鉄を中心に小説の形にしてみるという試みです。
20万字程度書き溜めがあるので尽きるまでは毎日投稿しようと思い
ます。
各日19時更新予定です。
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志と言えば崇高に過ぎ、欲と言うには哲に欠ける。
憑かれ、捧げて、究めた境地というものでもない。
信念や誇りに則ったものでもない。
才に満つこともないが、愚直と言うには小賢しい。
時宜の波に乗ったと言えなくもないが、ただ流されただけでもない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 22:30:00
448901文字
会話率:38%
社会人必見!アラサーでも夜勤でも青春は終わらない!
人が働き生活するのは、お昼だけじゃありません!
夜に働く女子たちの、ちょいキュンお仕事ラブコメ!
第3回アルファポリス ライト文芸大賞奨励賞
夜行性アラサー仲良し女子四人組が毎日眠い目を擦
りながら、夢のため&思うことのためにちょっぴりほろ苦い経験をしながらも太陽に背を向けて信じる道を愚直に進むラブコメストーリー
●神寺 朱美(28)
隔週少女誌キャンディ専属の漫画家で、画力は折り紙つき。夜型生活。
ペンネームは、神宮寺アケミ。
現在執筆中の漫画のタイトルは【恋するリセエンヌ】
水面下でアニメ制作話が進んでいる人気作品で、いつも担当編集者吉岡に叱られながら、苦手なネーム(ストーリー)を考えている。
●山辺 息吹(28)
某都市水道局 漏水修繕管理課に勤務する技術職公務員。国立大卒のリケジョ。
朱美とは埼玉の女子高時代からの友達。
幹線道路で漏水が起きる度に、夜間工事に立ち会うため夜勤が多い。
●御堂 茜 (27)
関東放送のアナウンサー。
紆余曲折あり現在は同じ建物内の関東放送ラジオ部の深夜レギュラーに出向中。
某有名大学の元ミスキャン。
数々の検定を所有する才女。
朱美とは数年前に雑誌の対談で知り合いプライベートでも仲良くなった。
●遠藤 桜 (30)
某有名チェーン ファミレスの副店長。
ニックネームは、桜ねぇ(さくねぇ)
若い頃は房総方面で、レディースの総長的役割を果たしていたが、あることをきっかけに脱退。
その後上京。ファミレスチェーンのアルバイトから副店長に上り詰めた努力家。
最近かつての仲間【凌平】とその娘【愛郁】と【美羽】との距離感を拗らせているが三人には秘密にしている。姉御肌。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-10 22:49:04
355277文字
会話率:50%
若人よ剣を振るえ。
世界は広くなった。世界は複雑になった。
野生動物と変わらぬ魔物が溢れ、ただ一本の剣にて命を賭けて戦う世界は過ぎ去った。
魔法が、技術が、制度が、知恵のある者達が世界を変えた。
故にこそ若人よ剣を振るえ。愚直にし
か生きられるというのなら、かつて単純だった世界でそうだった様に、剣の一つで向き合ってみせよ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-07 22:31:18
101636文字
会話率:47%
愚直を誇るより、賢さを得たい。
最終更新:2024-05-25 07:01:41
267文字
会話率:0%
タイカは地球の亜空間実験を監視するためにやってきた異星人。
簡単な潜入任務だと思っていた彼を待っていたものは、地球文明の想像を超えた「不条理」だった。
しかし、そんな文明の中にあっても、歯を食いしばって生きる人たちがいる。
彼らは時には立ち
止まったり倒れたり、道を失って彷徨っても、なぜそうするのかわからないまま再び歩き始めるのだ。
これは、自分の存在意義を求めて爆走する一人の若者が、時には他人と対立し、時には他人に助けられ、自分にできることを愚直なまでに続けるSF的ヒーロー流離譚である。
※同一時間軸の別視点を「アナザーサイド・オブ・エイリマン」で連載中です。(現在は休載中ですが)
http://ncode.syosetu.com/n3357ea/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-16 11:37:29
186417文字
会話率:40%
夢の中で未来を見る---。そんな特殊な体質を持つ黒乃朔馬の日常は、予期せぬ転校生の登場を皮切りに変貌した。日常の裏側に広がっていた裏世界に足を踏み入れてしまう朔馬。そこには蠢く怪異たちと、神々の力を振るって世界を守る異能力者たちがいた。
“巻き込まれただけ”のはずの彼は、次第に狂気の世界へと、自ら足を踏み出してゆく------。
【注意】本作品は『安直愚直にエクメーネ』として連載していた作品に大幅に加筆、改稿を加えたものとなっています。また、ベストノベル様にて旧版の一部を掲載しておりますが、現在取り下げ申請中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 20:41:10
426457文字
会話率:54%
長所だと見ることができたら
キーワード:
最終更新:2024-03-26 19:30:17
290文字
会話率:0%
それしかできないから
キーワード:
最終更新:2022-09-12 19:25:34
309文字
会話率:0%
どこからともなく魔力が立ち込めて人の不死性は失われてしまった。魔力無しでは生きられなくなった人間どもの背骨は魔力に換わり、出産ですら悪魔的な儀式に挿げ替わった。
この吐瀉物じみた世俗を背に、根本原因<タナトス>に一矢報いた男は文字通り一本
の矢となった。
しかし、男はあまりにも愚直すぎた。彼の積み上げてきた魔力技術は決死で遺した人間どもに、悪魔よりも悪魔的に囁く「精霊を奴隷にしろ」「人を器物に変えろ」と。
精霊を潰した際に放出した魔力で、人を、家畜を殺し、その肉を焼く。人の背骨を引き抜き、その魔力を持って骨肉を鎌や鎚に変えて行使する。
そんなことが当たり前となった修羅で、墓を掘り起こして魔力をくすねては売って日銭とする、フーテンというには殺伐としすぎている自称旅人が、何もしない。
地獄では、何もしないものだけが良いものなのだ。
旅人の背を押すように生温い風が地獄から拭き上げる…折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-02-20 04:04:57
452文字
会話率:0%