1年生の葵は、ずっと憧れていた演劇部の先輩・こちゃと、
“恋人役”を演じることになる。
先輩の声、距離、まなざし。
どれも“演技”のはずなのに、
台詞の「好き」が、本当に言われたみたいで――
先輩のことが好き。
それは、演技なんかじゃな
くて、ずっと前から本当の気持ちだった。
一方で、こちゃはまだ気づいていない。
葵のことが気になる“理由”に。
台詞に込めた自分の“本音”に。
読み合わせのたびに、演技と本気の境界がゆれていく。
「演じてただけ、のはずだったのに」
セリフにまぎれた“本音”が、ふたりの関係をゆっくり変えていく――
これは、演技から始まった、本当の恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 19:00:00
12176文字
会話率:30%
伯爵令嬢ラフレーズ=ベリーシュは、王国の王太子ヒンメルの婚約者。
王家の忠臣と名高い父を持ち、更に隣国の姫を母に持つが故に結ばれた完全なる政略結婚。
長年の片思い相手であり、婚約者であるヒンメルの隣には常に恋人の公爵令嬢がいる。
婚約
者には愛を示さず、恋人に夢中な彼にいつか捨てられるくらいなら、こちらも恋人を作って一泡吹かせてやろうと友達の羊の精霊メリーくんの妙案を受けて実行することに。
ラフレーズが恋人役を頼んだのは、人外の魔術師・魔王公爵と名高い王国最強の男――クイーン=ホーエンハイム。
濡れた色香を放つクイーンからの、本気か嘘かも分からない行動に涙目になっていると恋人に夢中だった王太子の様子が変わっていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 18:11:28
146176文字
会話率:48%
侯爵令嬢のアイリスは騎士である。顔の良さと高貴な身分、物怖じしない言動に確かな剣の腕前で「氷の花」と呼ばれていた。仕事に精を出し過ぎて婚期を逃すが本人は一向に気にしない。そんなある日、幼馴染でもある第二王子のリアンから「縁談の話がある」と言
われてしまう。相手は隣国の王子。しかも女たらし。拒否をしたいがそうもいかない状況に、リアンから「対策は練ってある」と、一人の人物を呼び出す。士官学校に入る前から剣を教えてくれた憧れの騎士、ロイに恋人役を頼み乗り切ればいいと提案される。色恋に全く耐性のないアイリスは憧れのロイに畏縮するが、彼は微笑んで「自分がアイリスに熱烈に惚れている、ということにすればいい」と言い出す。その言葉通り、ロイの溺愛が始まって――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 15:18:01
259291文字
会話率:43%
昔から『愛人顔』であることを理由に不名誉な噂を流され、陰口を言われてきた伯爵令嬢イリス。実際は恋愛経験なんて皆無のイリスなのに、根も葉もない愛人の噂は大きくなって社交界に広まるばかり。
ついには女嫌いで堅物と噂の若き宰相ブルーノから呼び出
しを受け、風紀の乱れを指摘されてしまう。幸いイリスの愛人の噂と真相が異なることをすぐに見抜くブルーノだったが、なぜか『期間限定の恋人役』を提案される。
ブルーノの提案を受けたことで意外にも穏やかな日々を送れるようになったイリスだったが、ある日突然『イリスが王太子殿下の不倫相手である』とのスキャンダルが立ってしまい――!?
* アルファポリス・カクヨムにも投稿してます
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 21:00:00
124157文字
会話率:41%
私の弟は超人気モデル「ダイヤ」である。そして、姉である私も元モデルだ。しかし、私たち姉弟は外見こそ似ていたが、性格は正反対だった。弟のダイヤは、私とは違って、モデルらしく自身にあふれて、明るくはきはきとした性格で、皆からも好かれていた。反対
に私は、モデルをしていたにも関わらず、自分に自信がなく、暗い性格をしていた。
容姿こそ、世間でいう美人であったが、私にはモデルは向いていなかった。そんな私にできた彼氏はクズ男だった。
クズ男と別れるために弟に相談したら、弟と同じくらい人気モデル「ルリ」が私の恋人役になってしまった。私はクズ男と無事に別れることができるだろうか。
※他サイトからの転載となります。
全27話。毎日投稿していきたいと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 23:28:27
37613文字
会話率:56%
とある春の深夜、大好きな祖母が倒れたと連絡があった。AIのハルさんは「お見舞いに行くなら、恋人を連れて行くべきだ」と言う。確かに祖母は、私の恋人に会える日を心待ちにしていた。それが祖母の願いだった。しかし残念ながら、私に恋人はいない。え?こ
の際ニセモノでも良いって?誰か恋人役を頼める人はいないかって?そんな暴論な!!
でも実は1人だけ思い当たる人がいる。同じ会社の花織浅葱さんなら、恋人役を引き受けてくれるかもしれない。
この物語はフィクションです。法律・法令に反する行為を容認・推奨する意図はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-25 00:43:07
48965文字
会話率:51%
国王に仕える隠密侍女ロミルダは仕事人間で、どんな任務も完璧に遂行するのがモットー。同じ主君に仕える相方の<薔薇の騎士様>こと隠密騎士のラファエルは、仕事以外では接点のないただの同僚。しかしある日、二人は国王の命令で恋人を演じなければならなく
なった。
※アルファポリス様にも掲載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 22:14:38
75685文字
会話率:40%
数年来の友人(オタク友達)の優一から呼び出された奈都は、親に押しつけられそうになっている結婚を回避するための偽の恋人役を頼まれる。
レアグッズである複製原画と聖地巡礼の旅(通訳ガイドつき)の誘惑に負け、奈都はその頼みを引き受けることに。
恋
人役と言っても、恋人のように振る舞うのではなく、ふたりの仲を引き裂くために奈都側にハニートラップが仕掛けられる予定なので、それを逆手に取って接触して来た男をうまく転がし時間を稼ぐよう言われたのだが……。
待てど暮らせど全然ハニートラップが仕掛けられない……? というお話。
フィクションです。特定の職業など出てきますが、想像で書いているので、ゆるい目でご覧ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 19:00:00
134466文字
会話率:40%
故郷で開かれる弟の婚約パーティーに、一緒に行ってくれる「恋人役」を求めたサンディアナ。冗談だったのに、偶然通りがかった後輩ブレントがそれに立候補してきた。
「俺は完璧にやるんで、せいぜいボロを出さないよう気をつけてくださいね」
「…………は
い」
宣言通り完璧な恋人を演じるブレントに対抗し、彼をきちんと恋人扱いしたサンディアナ。
実は長年想って来た男性なのだが、その気持ちを告白することはできない。なぜなら彼が隠している身分や秘密を知っていたのだ。
しかし、叶わない恋を隠すサンディアナを見るブレントの目は――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 21:32:21
32999文字
会話率:29%
※連載ではありません。連続投稿後、完結します。
衰退と繁栄の異界・グロウタース、双子の風鳥島、水の国・クエイサラーで精霊が引き起こしていると思われる連続殺人事件が発生した。
事件を調べていた風の王の副官、雷帝・インファは、友人で風一家の官能
小説家のペオニサが、件の地で香水の残り香を付けて帰宅したことで、彼がこの事件に巻き込まれたことを知る。
まったく見えない犯人像に、潜入捜査を視野に入れていたインファは、補佐官、煌帝・インジュがあっさり非戦闘員のペオニサを囮に使おうと言い出したことで、彼を守るため誰がペオニサの同性の恋人を演じるかという話に、動揺しながらも自分も名乗りを上げてしまう。事態を察し、風の王・リティルが恋人役を演じると宣言し、解決に向け動き出す。
牡丹の精霊・ペオニサの存在理由は、雷帝・インファだ。それを言えないペオニサと知っていることを言えないインファは、ギクシャクしていた。
インファの容姿が好きすぎて際どい言動を繰り返すペオニサは、クエイサラーに来てしまったインファと恋人関係を疑われ、自身の理と友情の間で迷子になってしまう。
恋に効くおまじないのアイテムとして話題の香水・フェアリア
女性物の香水の香りを纏い殺される、女の敵と噂される被害者男性
インファを想うペオニサの欲望と願い
ペオニサを手放せないインファの、貫く友情
行方不明のペオニサの弟・アシュデル
花の王・ジュールの、息子達を想う心
健気にインファの幸せを願うペオニサを、リティルは守る事ができるのか
ワイルドウインド・シリーズ19作目。水の都の殺人事件編です。
恋愛要素ありのファンタジーです。
※単独で読めるように精進しておりますが、キャラクター、世界観は前作から続いております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-19 07:52:01
143845文字
会話率:54%
トモダチ代行ネットワーク
このSNSの主たる目的はたったひとつ。
サービス利用者同士が知り合いや友達、恋人役などを演じることのみ。
結婚式に呼ぶ知人役、両親に紹介する恋人役、合コンの人数合わせ……などなど、その使い道は多岐にわたる。
今日もまた、ハンバーグレストランのボックス席で、トモダチが友達を演じようとしていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-23 15:02:56
11398文字
会話率:33%
ジルは劇場のヘアメイクとして仕事をしているが、父が借金を抱えて倒れてしまい、幼い妹や弟を食べさせるためにも新たな仕事の仕方を模索していた。そんな時、同僚に男爵を紹介されて話は思わぬほうへと向かう。何と、ジルが男装して恋人役を演じて仕返しする
ことに。
※最後は基本的にみんなハッピーになるお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-15 11:10:00
10311文字
会話率:62%
聖女は国を追放された。追放先で魔物の青年から、パーティーで恋人役を演じるように頼まれる。パーティーでは、青年が魔王だったことが発覚する。魔物をいじめる人間と違い、聖女が魔物に優しかったことを、魔王は昔から知っていた。魔王は聖女を嫁にして城に
迎える。人間たちよ、さようなら。魔王の溺愛の下で、聖女は末永く幸せに暮らします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-13 18:39:41
7439文字
会話率:68%
リルエは、エルニシア国のアルオニア王子から彼女役の仕事を持ちかけられる。
母親が作った借金を返すために、彼女役を引き受けることに。
アルオニア王子はクールで素っ気ない。けれど距離が近づくにつれ、彼の優しさと笑顔にリルエの胸は高鳴ってしまう
。
絶対に好きにならない。仕事で恋人役をするだけ。
そう割り切って冷静な対応をしようとしても、王子への想いは加速していって——。
そんなときにアルオニア王子に想いを寄せるシェリアが、二人を引き裂くために良からぬことを企む。
期間限定の恋のゆくえは?
身分の差を越えていく、センシティブシンデレラストーリー。
この作品は「エブリスタ」「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-23 13:15:51
96558文字
会話率:46%
名ばかり貴族の娘のイリスは、家計を助けるために王都へ出稼ぎに来てはや七年。二十二歳になった今、貴族がらみの特殊な依頼を請け負う『銀獅子の宝飾店』の一員として、立派に活躍している。
勤続七周年の今年、舞い込んできた依頼は…なんと公爵令息の恋人
役だった。なかなかハードルが高そうだがこれも家族のため。メイドとして公爵邸に潜入し、任務完遂のために真面目に奮闘する彼女のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-26 13:00:00
17007文字
会話率:34%
【書籍化作品】である『私を王子妃にしたいなら貴方たちが淑女のお手本になってください』の続編。
月火木金の週四連載予定。
男爵令嬢リナーテを王妃にすると宣ったイードルとサバラルとゼッドであるが、『ドレスの罰』を受けて淑女の現実を知った
。
反省をして婚約者を大切にする日々を過ごし半年ほどした頃、隣国オミナード王国からフェリアに留学の打診がきた。
王妃になるべく見聞を広めたいフェリアは喜色めいたがイードルは難色を示す。イードルの嫉妬を見抜いた王妃陛下の進言でイードルも一緒に留学することになった。サバラルとゼッドも同伴である。
たんなる短期留学だと思っていた四人であったが隣国オミナード王国へ行ってみると第二王子ヨンバルディが婚約破棄を望んでおり、その協力者になるためにヨンバルディの恋人役をすることになっていた。
「フェリアをヨンバルディの恋人にはさせない。私がその婚約者を口説こう!」
そう進言しようとしたイードルであったが、なぜかイードルがヨンバルディの恋人役をすることになった。
イードルは隣国の学園で女装し淑女見習いたちの手本になれるのだろうか。
ヨンバルディの婚約の行方は。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-30 08:17:30
109106文字
会話率:51%
祖父を名乗る何者かに実家を乗っ取られたリアナは、いろいろあって男装して学園に通っている。…のだがリアナはセリーヌ王女殿下に壁ドンされていた。「貴様、俺が男だと知ってしまったな?」…甘い雰囲気など欠片も無いけど。ひょんなことから王女殿下の秘密
を知ってしまったリアナは何故か王女様(男)に気に入られてしまう。半ば無理矢理国一の人気者であるセリーヌ王女殿下の恋人役になってしまい、学園ではセリーヌ王女のファンに目の敵にされ、苦労が絶えない。ある日、実家の使用人からリアナの縁談が出ていることを聞かされる。「よし乗り込もうか」「お嬢様ぁ!?」男勝りな男装女子と、訳アリ女装男子のおかしなラブコメ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-30 18:31:05
19218文字
会話率:46%
恋人なんていらない。
結婚なんてもってのほか。
ならば、男性が引くようなムキムキ騎士を目指せばいい。
しかし、父はムキムキの暑苦しい騎士だが、母は小リスのように庇護欲をそそる可愛らしさ。その母に似たのか筋肉はほとんど付かず、細
腕なのにレッドベアーを一撃で倒せる女の子になってしまった。
これは方針転換せねばならぬと、バカっぽい女を演じることにした。
それから10年。王太子殿下のヨメ探しの舞踏会の招待状が私の元に届けられた。そのパートナーを誰に頼むか。
そこから始まる物語。
*内容に不快感を感じるようでしたら、そのままそっと閉じてください。
*作者の目は節穴のため、誤字脱字は存在します。
*カクヨム様にも投稿しております。
*【36番目の婚約者候補が同僚の師団長だった件】のスピンオフですが、読まなくても大丈夫です。(多分)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-23 19:47:43
72170文字
会話率:44%
父親の借金のせいでものすごく貧乏な伯爵令嬢、貴族学院3年のアンネリカ・フローレス。そんな彼女には密かに思いを寄せている男性がいる。それは、同級生の公爵令息のディラン・ファイザバードだ。
彼には最愛の恋人、公爵令嬢のカサンドラ・キャンベルが
いる。でもカサンドラ、実は王太子との婚約が決まっており、貴族学院を卒業するとともに、王太子と結婚するとのこと。
そして最近、ディランとカサンドラが付き合っているのではないかという噂によって、王太子が警戒しているとの事。
「俺は学院を卒業後、カサンドラと2人で隣国に駆け落ちをする。それまでの間、誰か俺の恋人役をやってくれる令嬢はいないだろうか?」
王太子の目を欺く為、嘘の恋人を募集しているらしいのだ。その話を聞いたアンネリカ。
「はい、私が恋人役やります!」
「それじゃあ、卒業するまでの1年間、恋人役よろしくね」
こうして無事恋人役に収まったアンネリカだったが、そんな彼女にもある秘密があった。
彼女は家の為、学院を卒業したら隣国のお金持ちの男の元に嫁ぐことが決まっていたのだ。それも相手はアンネリカより20歳も年上だ。
どうせ好きでもない人の元に嫁がなくてはいけないなら、1年くらい好きな人と過ごしたい。1年で一生分の思い出を作るんだから!!
そう思って始まった恋人役だったのだが、事態は思わぬ方向へと進んでいく事となる。
まっすぐで物凄くポジティブ思考の鈍感娘アンネリカと、日に日にヤンデレ化していく実は危険な男ディランの、ちょっと歪んだ?恋のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-01 12:36:16
278374文字
会話率:44%
お人好しの姉、器量良しの妹。
そう言われてきた姉の瑞穂は、妹の旭に婚約者を奪われてしまう。
神社を参拝する瑞穂の前に現れたのは、稲荷神社の狐・銀(しろがね)。
彼は瑞穂に、神の宴に参加するため恋人を演じてほしいと頼んできて――?
最終更新:2022-10-27 05:16:18
4137文字
会話率:45%