その森は、女神の加護を持たない者が踏み入れば、二度と出ることは出来ないとされる禁足地だった。硝子樹と呼ばれる異質な木々が立ち並ぶ森に追放された一人の男。|善意に拠って行われた行為が、然し、誰にとっても善い行いとは限らない。貧民、娼婦、孤
児、乞食。病に冒されようと、治療を受けることさえ赦されない、哀れな者達。そんな人々を救う為に、かつて男は手を差し伸べた。
だが、それは間違いだった。何故ならば、人は常に過去を裏切る生き物であるから。人は必然性を軽んじる生き物だから。
男は森の中を彷徨い見付けた館の中で、硝子の棺に封印された、美しき乙女を見付ける。煌めく金の髪に、硝子のように透き通る白い肌。男は棺に鎖された少女の封印を解き、その肌に手を触れ――死に絶えた。背後から、身体を刺し貫かれ、血に塗れながら、硝子の棺に佇む美しき少女の対比として。
そして――蘇る。男はる。少女として。星を連ねる不可視の線として。星々に捧げられるその願いの使者として。即ち、星夜の伴侶として、蘇る。
/昔投稿してたやつの再掲です。再掲する気はさらさらなかったのですが、ちょくちょくダイレクトメールを送ってきたり、色々言ってくる人が居たので、仕方なく再掲しました。
それと、最近複数の高校生と会話をする機会がありました。なるほどな、と思うことがあったので、最初の方は少し過剰なまでに漢字にルビが降ってあります。多分、小学生でも、国語の授業を全部さぼってた高校生でも読めるので安心して読んでください。
ルビには難しい比喩を簡単にするために意図的に間違った(意訳的な)ルビを振ることがあるので、居ないとは思いますが、この文章で漢字の勉強をするのは止めてください。
更新は不定期です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-09 11:42:55
29429文字
会話率:29%
「お前との婚約を破棄する」
で始まる悪役令嬢もの
素直になれない女の子が恋に悩む話なら、別に中世である必然性がないので、舞台をスペースコロニーにしてみました。
ーーー
【あらすじ】
スペースコロニーに住む主人公には親の決めた許嫁がいるが、地
球からの転入者の娘が原因でつまらない行き違いを起こしてしまう。悩んだ主人公は解決策を模索するが……。
ーーー
世界設定とガジェットをSFにしたら、主人公もちょっと普通からは程遠いタイプになりましたが、どんまい。(作者通常運転)
色物ですが、恋で迷走する女の子は、どんな世界でも一生懸命です。どうぞ常温で見守ってあげてください。
タイトルはコメディ寄りとはいえ中身は割とまともに恋愛モノ。(当社比)
SF(宇宙)ジャンルなのかは悩みました。恋愛ジャンルに投稿しようと思ったら、異世界と現実世界しか選択肢がなかったんだよ……。
あえて言うならSF[恋愛]ジャンルでしょうか。もちろんハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-03 17:30:00
8754文字
会話率:50%
来週の土用の丑の日を前に、今年も主張をしに、やってまいりました。端的に言えば、土用の丑の日に鰻を食べる必然性はないけど、年中行事的に食べるんだったら、折角だから美味しいものを食べたいよねって内容です。
『土用の丑の日に思ったこと。「みんな
スーパーで鰻を買うな! いや、お願いします!買わないでください!!」』(n0355he)、『鰻と山葵と山椒と』(n5299hs)、に続く、鶴舞麟太郎の鰻エッセイ第3弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-15 07:42:20
7927文字
会話率:5%
夏季総体。
感動を与えるだけでなく、残酷さも垣間見える大会。
どのチームもが三年間の集大成を発揮しようとするのだ。
順当な勝ち負けだけが起こるはずはない。
そんな中で必死に戦う中堅高校野球部の試合をえがく文章。
「球場には魔物がいる
という。
それは悪なのか、そしてそれは本当に偶然で生まれるものなのか。
いや違う。魔物が生まれるのには訳があるはずなのだ。どこかに必然性が。」
*高校一年生が通学の時間に少しずつ書いていく物語です。
恐らく五話くらいで完結しますので暖かく見てやってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-04 22:49:31
1618文字
会話率:4%
今朝、ツイッターを巡回していたところ、「最近のラノベやネット小説は思いついても恥ずかしすぎて書けない
欲望をそのまま具現化しているので、低俗だ」といった言説を見ました。これ自体は最近よく見かける言説の亜流で
特に珍しくないのですが、ここで
少し考えを進めてみたくなりました。
なんで、いつの時代も、新しいメディアは常に低俗だという批判を浴びるのかと。歴史を通じて繰り返される現象である以上、何らかの必然性があるはずだろうと。とはいえ、エビデンスを揃えるには色々足りなすぎるので、あくまで巷をただ観察して得られた感触をちょっと言語化してみることにしました。
同じような言説にもやっとしていた人の参考になれば幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-30 08:38:46
2256文字
会話率:0%
必然性について、最近思ったことを書きました。
最終更新:2021-10-25 14:05:44
1792文字
会話率:0%
誰でもない誰かです。こんにちは。
テーマを一つ言うなら、
「『神は死んだ』って? 一体どこを探し回ったの?」
です。
ニーチェやポストモダンの哲学を超克、
というか人類の必然性の歴史からの脱線を引き戻すのが一つのメルクマールです。
「この世界が受け継がれたものなら、そこに産み落とされてしまった奴隷は、
いったいどうやってその不当な支配を脱することができるのでしょう?
世界とは何か?
私とは何か?
私はいかに世界を統合して、奴隷を脱却できるのか?」
世界というゲームをプレイする感覚で、
等身大で(リアルタイムに)書き綴っていこうかと思います。
ひとつの積極的な「力」への解として、
魔法をまじめに取り上げてみようと思います。
果たして神性を起源とする魔法はルサンチマンなのか。
神性の正体はなんであるのか。
ノンフィクションのエッセイですが、フィクションのようなものです。
魔法使いとはファンタジーのように世界を解釈して、それを真剣に人生とするのです。
<定義集>
魔法は外的(物理現象)・内的(心理)な秩序と交信し、
魔術は外的(物理現象)・内的(心理)に意志を具現化します。
魔術(意志)を魔法(秩序)の理解なく使うことが、
自他に対する調和を逸脱する破滅的作用となります。
【核となる理論体系】
天属性:概念魔法 -理性
形而上学
(ヘーゲル『大論理学』)
人属性:精神魔法・魔術 -悟性
深層心理学
(ユング、『パスワーク』など)
地属性:物理魔術 -感性
理論物理学
(統計力学、解析力学、一般相対性理論、量子力学、超弦理論など)
哲学(数学、論理学、自然科学も含む)や心理学、宗教、魔術(イメージ、占星術、タロット、数秘術、幾何学なども含む)などは人属性です。政治や経済なども人属性です。天文学、惑星科学や鉱物学、生物学(生理学や解剖学、病理学などを含む)は地属性(物)です。
天地人の媒介となる哲学として、カントやウィトゲンシュタインは重要です。
あらゆる知は形而上学に統合され、誤謬・無用すら無意味ではありません。
「虚構」と「隠蔽」が歴史進展を阻害します。
インターネット(情報的無意識)は魔法の可能性(歴史進展の促進)を拡大したかもしれません。
<備考>
誰でもない誰か、はあくまで一個人であり、いかなる団体・結社にも属しません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-16 20:38:55
68901文字
会話率:1%
112兆円の国債による借金を無くすには、宇宙人による技術革命が必要であり、それには、パソコンでは、駄目であることが、今朝のロイターの報道で明らかになりつつある。
このままでは、人類滅亡である。
九州には、寒波が到来し、事実、かなり寒い。
かなり、寒い。
今、十二月である。
まだ、寒い日は続いていく。
石油資源が手に入らなくなった場合、詰まり、寒波が自然界の反乱が長引き、永続的に石油資源が間に合わなくなってきた場合において、何処が、助からなくなるのだろう?
現代の文明は、基本、アメリカの物質主義である。代表例、コンビニエンス・ストア。自動車。自動車と関わるもの全て。
小説を書こう、みんな。
贔屓目に見て、アメリカの同盟国の国民は助からないよ、日本特に島国列島だし。つまり、海の弧島諸群国家だし。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-17 23:14:55
237文字
会話率:0%
「終末が来る」
そう信じた組織の「ママ」に誘拐され、「僕」と「姉」は地下シェルターに閉じ込められていた。
二人は光の力を秘めた存在で、悪魔を撃退するための鍵なのだという。
あるとき「姉」は告げた。
「世界の壊れる夢を見たわ」
その言葉通り、
世界は本当に壊れてしまう。
混乱に乗じ、地上へ脱出する「僕」。
すでに悪魔の姿はなかった。
代わりに待ち受けていたのは破壊された東京。
自分勝手な人間たち。
「僕」は得体の知れない力を抱えながら、目的もなく世界をさまようことになる。
誰かを殺してもいいし、殺さなくてもいい。
誰かを救済してもいいし、見捨ててもいい。
力を使うたび、空間の裂け目からなにかの存在が語りかけてくる。それは本来、悪魔と戦うための力。しかし正体が分からない。
やがて組織の手先がやってきて、「僕」を連れ戻そうとする。
「僕」は人生に倦んでいた。
なにもかもを力で切り裂いてしまうことができる。
「僕」にはそれをしない「理由」が必要だった。
※不定期更新です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-05 21:00:00
168817文字
会話率:39%
At present (October 2020) when I am writing this story, the infection of Covid-19 has not ceased yet. To stop its expans
ion, we must think about more fundamental reason why such Virus had emerged. If we find a correct answer to this question, we could find the Final Goal (Complete Finish) to this disease.
※このお話は、拙著「新型コロナ発現の必然性と終息後の形」を英訳したものです。日本語が理解できる人はそちらをお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-16 09:59:21
5984文字
会話率:0%
いま世の中を大騒ぎさせている新型コロナウイルスはなぜ発現したのか、そして終息後の世の中はどういう形になっているのか。それを科学的に考察してゆきます。ただし、筆者はこの道の専門家ではなく、あくまで各種の調査や研究を参考にして論理的に考察し作文
したものであることをお断りしておきます。
あまりに衝撃的な内容で到底信じられないという方は、そのようなものとしてお読みください。
また、内容の一部につきより詳しくお知りになりたい方は、拙著「不可思議情報の私的考察」を参照してください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-10 09:22:27
6822文字
会話率:0%
動機。人が行動を起こしたりする直接の原因、目的。
人が異質な行動を起こすには動機がある。つまり、必然性がある。
幼馴染は、その動機に何よりこだわる人だった。
————————————————————
主人公 和谷 創也 がホ
ワイダニットマニアである幼馴染 渡会 理沙 とともに少し不思議な出来事と遭遇し、その真相を推理する日常系ミステリー。
あるはずのバッグと鍵がない。一体どこへ?(『荷物はどこへ消えた?』)
掃除用具入れから箒がなくなった。誰が何のために?(『箒泥棒』)
などの短編集。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-07 00:00:00
31387文字
会話率:52%
海軍軍縮条約で廃棄が決定した「長門」級戦艦2番艦「陸奥」。
「陸奥」を惜しむ海軍は、一度シャム王国(タイ)に売却し、必要時に買い戻す奇策を授けられる。
しかしその奇策の裏側には、「陸奥」をとある理想の為に利用したい勢力の思惑があった。
「陸
奥」は日本から脱走、エチオピア戦争やソ連対フィンランドの冬戦争に介入しまくる。
「こちらは通りすがりの戦艦だ! 覚えておけ!」
(前作「いや国作るぞ!~ホノルル幕府物語~」の世界を踏襲しています)
前作とは違い、主人公級は大体架空の人物です。
歴史的な必然性より、勢い重視でいきたいと思います。
陰謀論もオカルトも交えまくっていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-27 18:00:00
275275文字
会話率:19%
何の必然性もなく異世界へと迷い込んだ少年が元の世界に帰る話。
言葉は分からない。
戦闘経験なんてあるわけもない。
そんな少年があらゆる破局を目にしながら、冒険する物語。
最終更新:2020-02-25 20:00:00
540文字
会話率:10%
この文章は企画、【ヒーローランキング】参加作品です。
【この文章には他の著作物からの引用があります。】
・引用に関して以下の情報を参照、また準拠しています。
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文化庁
著作物が自由に使える場合
https://www
.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/seidokaisetsu/gaiyo/chosakubutsu_jiyu.html
(注5)引用における注意事項
他人の著作物を自分の著作物の中に取り込む場合,すなわち引用を行う場合,一般的には,以下の事項に注意しなければなりません。
(1)他人の著作物を引用する必然性があること。
(2)かぎ括弧をつけるなど,自分の著作物と引用部分とが区別されていること。
(3)自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。
(4)出所の明示がなされていること。(第48条)
(参照:最判昭和55年3月28日 「パロディー事件」)
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1位:ホームズ(シャーロック・ホームズ)、シャーロック・ホームズシリーズ(アーサー・コナン・ドイル)、小説
2位:リュカ(リュケイロム・エル・ケル・グランバニア)、小説 ドラゴンクエストV(久美沙織)、小説
3位:世阿弥(ゼアミ?)、天外魔境 風雲カブキ伝(ハドソン)、ゲーム
4位:ヴィンセント(ヴィンセント・コールフィールド)、最後の休暇の最後の日、マヨネーズぬきのサンドイッチ(J・D・サリンジャー)、小説
5位:バークさん(バーク軍曹)、やさしい軍曹(J・D・サリンジャー)、小説
6位:ぼく(ニック・キャラウェイ)、グレート・ギャツビー(F・スコット・フィッツジェラルド)、小説
7位:デュパン(C・オーギュスト・デュパン)、モルグ街の殺人、マリー・ロジェ嬢の怪事件、盗まれた手紙(エドガー・アラン・ポー)、小説
8位:ポップ(ポップ)、DRAGON QUEST -ダイの大冒険-(原作:三条陸、作画:稲田浩司)、マンガ
9位:ラスカル先生(ラスカル)、赤ずきんチャチャ(彩花みん)、マンガ
10位:カイル(カイル王子)、くるみと七人のこびとたち(高瀬綾)、マンガ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-23 19:00:00
15104文字
会話率:5%
23世紀。ますます人工物に固執した異常な世界で、災害を恐れることも、虫に悲鳴を上げることも無い。人々は目的なくただ息をしている。
事件が起きた。都心、人が行き交う真っ昼間の街で、歩道に乗り上げた車が次々に人を撥ねた。
「滅茶苦茶な事をして
みたくて」
捕まった30代男性の言葉が、ある物語の引き金を引く。
何処にもいる普通の男子高校生。始まる恋、しかしそれは悲劇のパラレルワールドを産む必然の人工物だった。
終盤で解き明かされる謎、この世界に潜む新たな可能性とその必然性を考えさせる近未来の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-07 13:07:21
2740文字
会話率:7%
⑴『ボディバッグ狂い』・・・両手の自由が利く、ボディバッグの利便性
ボディバッグにおける、使い勝手の良さと、他のバッグではなくボディバッグを選んだ理由。両手の自由が利くことの有効性を含む、評論と物語の間を取った小説的エッセイ。
⑵『ボデ
ィバッグ狂い』・・・見た目の重要さと合わせる服や装飾品
ボディバッグの、見た目に関する考察。服との相性、装飾品との相性、機能の問題を含む、ボディバッグとの出会いの必然性についての、評論と物語の間を取った小説的エッセイ。
⑶『ボディバッグ狂い』・・・或るショッピングモールにおけるボディバッグの調べ方
或るショッピングモールにおける、自身の時間の使い方と空間の快適さを含む、ボディバッグ購入に関する在り方についての、評論と物語の間を取った小説的エッセイ。
⑷『ボディバッグ狂い』・・・ボディバッグに入る物だけ入れて、街へ出る事
上限一杯までボディバッグに入る物を入れて街に出ることについて。また、街を歩く時に、ボディバッグが体に最適なことや、それを含んで、ボディバッグに狂っているという、評論と物語の間を取った小説的エッセイ。
⑸『ボディバッグ狂い』・・・終わりに
簡単に終わる気配のないボディバッグにおいて、未来を見てもその狂いが続くだろうという思いを書いた、評論と物語の間を取った小説的エッセイ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-23 03:21:16
4804文字
会話率:16%
フェミニズムとかウーマンリブとかいったものの歴史的必然性とその意義(ただし、「日本の」とは言っていない)
最終更新:2019-05-24 09:24:03
3449文字
会話率:0%
1973年~1975年におけるわたしの海外放浪時につづった詩群です。かのアルチュール・ランボーに魅せられて、ホイットマンの詩に触発されて、また英国女流作家デュ・モーリアの小説「わが青春は再び来たらず」にも触発されて…等々放浪へのきっかけと必
然性はいろいろと云えますが、要はランボーの人生を繰り返してしまったということです。畢竟彼は人生とみずからのありかたに行き詰ったのです。まるで逃げるがごとくフランスと詩人としての自分に別れを告げて故国から旅立ちました。わたしもまったくそのごときだったということです。それがゆえに確固たる人生と云うにはほど遠い、脆弱性と根無し性が詩群の全編にあふれています。しかし人生を旅と見るならばかの松尾芭蕉の「この道や行く人なしに秋の暮れ」の指向だったと言い訳せぬでもありません。誰でも人はやがて必ずひとりで逝きます。生まれてくる時もそうです。その旅をレールの上を行くのではなく、みずからの足で致したかった…だったのやも知れません。まあ、わたしがつべこべ云わずに、どうぞ詩群をご検証ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-06 14:43:08
8114文字
会話率:7%
※初めてお読みになる方は、修正版を逐次更新しておりますので、そちらでお読みください。本編では、誤字、脱字、寝ぼけて意味不明な文章、少々非論理的になってしまった部分など、そのままにしている箇所もありますので。(修正版・辺境の墓標)http:/
/ncode.syosetu.com/n5921df/
北海道東部(道東)を舞台にした、近現代史も絡めた長編推理小説になります。史実と創作の合作によるミステリーです。名作「飢餓海峡」「砂の器」、そしてテレビゲームソフトにおける推理モノの金字塔の1つである「オホーツクに消ゆ」にヒントを得た作品です。
タコ部屋労働で有名な「常紋トンネル」付近で発生した死亡事案から、思いもかけぬ過去の事件に巻き込まれていく、地方の所轄刑事の物語となります。戦前から戦後、そして現代に至るまでの事件、事故と複雑に絡みあった事件を全国各地を捜査しながら、そして時を超えた推理を交えながら物語は進んでいきます。純粋な単独作で100万文字を超える作品ですので、読む側としてもかなりの根気を必要とする作品になってしまっているかもしれませんが、「どんでん返し」や「奇抜なトリック」ではなく、必然性という点を重視した作品となっておりますので、結末にはそれなりに納得していただけるものと考えています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-03 07:00:00
1902227文字
会話率:49%
ある“虫けら”が地の底から這い出るシーンからこの物語は始まります。その虫けらは、自分が虫けらであることに10%の違和感と90%の必然性を感じたうえで、その人生(あるいは運命)を受容します。彼は、虫けらとしてどの様に生きるのか。それが大まかな
骨子となります。テーマは業と贖罪です。
※当作品は小説投稿サイト『エブリスタ』にも重複投稿されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-04 08:00:00
2262文字
会話率:44%