来週の土用の丑の日を前に、今年も主張をしに、やってまいりました。端的に言えば、土用の丑の日に鰻を食べる必然性はないけど、年中行事的に食べるんだったら、折角だから美味しいものを食べたいよねって内容です。
『土用の丑の日に思ったこと。「みんな
スーパーで鰻を買うな! いや、お願いします!買わないでください!!」』(n0355he)、『鰻と山葵と山椒と』(n5299hs)、に続く、鶴舞麟太郎の鰻エッセイ第3弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-15 07:42:20
7927文字
会話率:5%
先日、職場の職員会で鰻弁当の出前をとりました。届いた弁当を見た瞬間、ふつふつと怒りがこみ上げてきて、思わず書いてしまいました。むしゃくしゃしてやったことですが、後悔はしていません。なお、スーパーで買った鰻を食べた人や、通販で鰻を買って食べ
た人にはぜひ読んでいただきたいです。
※文章末に鰻屋の豆知識を入れました。詳しい人からするとあたりまえかもしれない内容ですが、よろしければ参考になさってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-23 07:00:00
9669文字
会話率:8%
私が書いたこの手記が人目に触れる時にはすでに私はこの世を去っていることだろう。故に、書き出しにはこれを初めに読んだ者に対する注意と願いを記して置こうと思う。
これを読む誰かもわからぬ君よ。君がこの手記を手に取ったということは、君は私の類
縁に当たる者かもしくは私の友人だろう。まずはありがとう。そして悪いことは言わない。この先を読むことはあまり勧めない。こんなものを書いておいて、と君は言うかもしれないが私がこれを書き残すのは辛うじて残っている己の僅かな正気を保つためであるからだ。決して、決して、この手記を何者かに読ませるという意図はない。読むな、とは故人である私に言う権利はないが好奇心は猫を殺すというイギリスのことわざがあるように、君が興味を持ちこれから先を読むのであればそれ相応の態度を持つがいい。私はその先の事には一切の責任を持てない。何せ故人であるのだから。
さて、長い注意事項の次はささやかな願いを端的に書くとしよう。
この手記を見た者はこれを誰にも見せず速やかに処分してほしい。
それだけが私の頼みだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-28 19:03:38
6033文字
会話率:4%
そこは、郊外にある古い図書館だった。黒衣を纏った司書が一人いるだけの、カビと埃の廃墟の如き宮殿。
ある夏の日の午後、俺はずかずかと中に入ると、無人の広大なエントランスを突き進み、無遠慮にカウンターの司書に近づいて行った。
「ちょっといい
かな? ファンタジー系のホラー小説を読みたいんだが、生憎時間があまりなくってさ。
簡単に読める、短いものがあるといいんだけれど、何かお勧めない?」
すると司書は、こくりと頷くと、まるで玉を転がすような玲瓏とした声で、こう語り出した……
夏のホラー2018参加用作品です。twitterで書いたものなどをまとめました。短いのでお時間のあまりない方にピッタリです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-21 18:59:20
3004文字
会話率:67%