――異能者。
中世の魔女の起源と呼ばれる少女たちが認知され、百年以上が経過した世界。
天ヶ瀬礼音は、異能者たちを集めた学園の教師として着任する。何の変哲もない青年であった彼は、特区と呼ばれる場所で過ごす彼女たちとの違いを感じながらも、
その力になりたいと考えて教育に励む。
だが、彼女たち異能者に突き付けられる現実は非常だった。
ある少女は己の力を怖れ、またある少女は力を災いとした自身の周囲を怖れた。
礼音はそんな彼女たちに寄り添い、教師として力になろうとするが……。
これは苛烈な環境に生きる少女たちと、かつて子供だった者たちへ捧ぐ物語。
※カクヨムさんにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 19:01:49
8004文字
会話率:42%
――【白き魔女】という御伽噺があった。
アリシアはその魔女の容姿と瓜二つ。
そんな彼女はある日、婚約破棄を言い渡される。
しかし、アリシアのもとへ懐かしい人物が現れてすべてが変わるのだった。
最終更新:2022-06-08 13:29:40
5412文字
会話率:39%
この世界には、神が存在する。
御伽噺のように空想の存在ではなく。
ハッキリと存在して、この地上に住む命を管理していた。
神は己の世界で生きる命全てを正しき道へと導く――が、例外はある。
突如、世界中で発生した異常現象。
目に見えないウィ
ルスのようなそれは、この世界に住む人間にだけ感染する。
それは、人間たちに強い影響を与えてその体を”変異”させるものだった。
身体に対して目に見える変化はない。が、一度感染すればこの世界を蝕む”毒”となる。
温厚な動物を狂暴化させて、植物を腐らせてしまう。
そうして、土地を汚染し、美しい世界の秩序を崩壊させていくのだ。
時間が経てば経つほどに、周りに与える影響は強まっていく。
神はその存在たちを危惧し、人間たちに任務を与えた。
それはこの世から、感染者を――抹消する事だ。
感染者たちを人々は――異分子《キャンサー》と呼ぶ。
異分子に人権は存在しない。
異分子が他の人間のように自由に生きる権利はない。
”俺たち”は死ぬまで管理されて、死ぬまで苦痛を強いられる。
これは、死ぬ事が出来なかった猟犬の物語。
俺という世界にとっての癌が――死に場所を探すだけの話だ。
※カクヨム様でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 16:53:37
586904文字
会話率:13%
主人公「櫻 流」は足音が聞こえ真っ暗な場所で目を覚ます。目の前には檻のようなものがあり自分が囚われているのだと分かる、そんなときある男が話しかけてきて牢屋を開けてくれる。その男について行き能力バトルの存在を知り、自分も能力者だと知る。そんな
流に起こる波瀾万丈な”非“日常を書いた小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 14:12:29
1548134文字
会話率:52%
この世界には能力と呼ばれる異能力が存在している。
力を持っていると当然だが迫害や差別が横行する。能力者達を閉じ込めておく島や施設も作られている。だがそれは隔離だ、嫌がる者も出て来るに決まっている。
となると能力者だと言う事を隠し、生活する
者達も大量にいる。そんな隠密能力者の一人、松雷 傀聖(ショウライ カイセイ)は特に変化も無い平凡な高校生活を送っていた。
だが夏休みの少し前、とある音を聞いて飛び起き驚愕する事となる。そしてその事件は彼を大きく変えるには充分すぎたのだ。
そして傀聖はある人物を殺すため決意を固める……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-08 17:34:21
17173文字
会話率:36%
第1章に新たなエピソードを追加しました。
第1章9話~が追加分、それに伴う訂正を加えた話になっています。(R2.12.31)
これは、少年達が神を討ち滅ぼすまでの物語。
ーー運命の旅の始まりは、いつもの探検だった。
幼馴染みの
三人は真夜中、誰にも秘密の洞窟探検に出掛ける。
そこで彼らを待ち受けていたのは、神に選ばれた者としての運命だった。
御伽話と思っていた神話が現実のものである事を知るとともに、久遠の昔に神によって封印された邪神が今まさに世界に魔の手を伸ばそうとしている事を彼らは知る。
戸惑いながらも、三人は互いの絆を信じ、神に与えられた使命とそれぞれの思いを胸に冒険の旅へ。
明るさだけが取り柄の少年マルスは、生き別れた兄との再会を夢見て。
生真面目な貴族の少年アイクは、自分にしか出来ない事を成し遂げたくて。
大いなる力を秘めた少女パルは、今度こそ自分の力で守りたいものを守るために。
旅路を行く彼らを待ち受けるのは、未だ見ぬ世界と新たな人々との出会い。
そして、恐ろしい魔物と立ちはだかる邪神の脅威。
いくつもの困難を乗り越え、出会いの中で絆を結び、時に笑い、時に泣きながら彼らは進んで行く。
※「☆」は挿し絵付きです。
※この作品は「カクヨム」「ノベルアップ+」にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 23:17:19
518022文字
会話率:27%
この世界には歪みと、『淵』がある。
世界の淵から溢れる瘴気と、それに浸され変化した魔物だらけの世界。そんな世界で、嫌われ者の少年ヴァンとその親友ダルクは、聖女志望の少女イスティと出会う。
御伽話にしか存在しないはずの『暴食の魔女』による
災害を知った彼らは、世界を救い、少女を聖女とするため旅をすることに。
魔女を辿る旅、真実を知る冒険。
そしていくつもの勘違いの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 16:48:11
98108文字
会話率:35%
いつもと変わらない日常が一変するのをただの会社員である芽依はその身をもって知った。
世界が違った、価値観が違った、常識が違った、何もかもが違った。
意味がわからなかったが悲観はしなかった。
それはこの美しく清廉で、残酷でいておぞましい御伽噺
の世界の中でも慈しみ育む人外者達や異世界の人間が芽依を育て守ってくれるから。
お互いの常識や考えを擦り合わせ歩み寄り、等価交換を基盤とした世界の中で、優しさを育てて自分の居場所作りに励む。
全ては幸せな気持ちで大好きなお酒を飲む為であり、素敵な酒のつまみを開発する日々を送るためだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 09:22:53
827252文字
会話率:45%
クロノス・オンラインというゲームがあった。
VRの成長により多くのゲームが生み出された中で数少ないMMORPG。
豊富なキャラメイクと現実と瓜二つなもう一つの現実。
その世界で名を輝かせるPKクラン『クレイジー・キラークラウン』
小数人であ
りながら、数多のプレイヤーを屠り続けた悪名高きクラン。
これは、そんな彼らの終焉から始まる物語。
首狩道化、道化師、首領と呼ばれた男が送るVR世界の御伽噺。
コンバートによって一新されたクロノス・オンライン…いや、アルテマ・オンラインで彼らがなす事とは。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 00:00:00
283715文字
会話率:42%
辺境の村に暮らす少年、ノア。
彼は村を愛し、その生涯を村に住む人々と過ごす事を夢見ていた。
だが、そこに災厄が襲う…。
少年は旅に出る。
それは壊れてしまった夢の弔い。
今は亡き、情景の影踏み。
怒りで握る切先が穿つ、灰と悲哀の御伽噺が今
、始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 18:44:37
51249文字
会話率:39%
十九年前世界が歪んだ。
世界が歪んでからだろうか奴らが現れたのは
人並みとは思えぬ力を持ち、人間の血を糧とし生きながらえる吸血鬼。
吸血鬼以上の力で、敵にしたら命はない。数少ない神と呼ばれる実態を持っているか定かでないもの。
そして判明した
、人間吸血鬼化
混沌とした世の中、その中でも平和は保たれつつある。
罪深い物語を、正しく終わらせるための
残酷な御伽噺───折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 18:00:00
3376文字
会話率:47%
「伝承」
それは、世界各地にある言わば御伽噺(おとぎばなし)
有名なものから、あまり知られていないものまで含めると、世界には数え切れないほどの伝承がある。
それらの伝承に登場するのは神
あるいは妖怪
あるいは怪物
あるいは妖精
あるいは
現象
あるいは人
中には全て迷信だと言う人もいる。だが、それは違う。伝承に書かれた彼らは実在している。
この物語は、ただの一般人だった稲村一身(いなむらいっしん)が日本を裏から支える
「日本妖魔連合(にほんようまれんごう)」の妖魔討伐部隊に入隊し、日本で暴れる妖魔を封印していく物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 15:28:46
17676文字
会話率:49%
遺伝子能力。
それは人それぞれが持つ遺伝子の中で特に突出している能力。
銀河ではある遺伝子能力についてまことしやかに噂されていることがあった。
御伽噺として語られる、願いを何でも叶えるという万能遺伝子。
これは実在すると。
ある青年は万能遺伝子を求め、そして大事な存在を助けるため仲間たちと銀河を回っていた。
大きな陰謀や思惑に巻き込まれているとも知らずに。
これは、電撃の能力を操る青年『ウラズマリー』が、仲間と共に万能遺伝子『My Gene』を巡って織りなす物語。
異能力×スペースアドベンチャー!!
第二部「血に染まった獣」
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少年漫画風な冒険もの小説です。
しっかりと読んでいただけるような物語を目指します。
楽しんでいただけるように頑張りますのでよろしくお願いします。
チート、無双、ハーレムはありません。
【おそらく楽しんでいただける方】
・異能力バトルが好きな方
・細かめの戦闘描写がいける方
・仲間が増えていく冒険ものが好きな方
・伏線が好きな方
・和気あいあいな感じが好きな方
・ちょっとダークなのが好きな方
第二部はダークな雰囲気が強いかもしれません。
第一部は完結済みですが、見ていなくても二部だけで楽しめるように書いていくつもりです。
もし一部が気になったら先に読んでもいいですし、後で過去編的な感じで読んでいただいても大丈夫です。
誤字脱字や表現おかしいところは随時更新します。
ヒューマンエラーの多いザ・ヒューマンですのでご勘弁を…
※各話の表紙を随時追加していっています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 02:16:06
145972文字
会話率:41%
現実とは異なる歴史を歩んできた世界に突如出現した異世界高等生命体―――魔族。
彼らと、彼らの率いるクリーチャー“妖魔”によって、瞬く間にアフリカと南米を喪失した人類は、自らの生存を駆けた戦いを強いられた。
開戦から約30年。
長き戦いも終演
の時を迎え、人類はその存続を確かものとした―――はずだった。
しかし、戦いの終わりは新たな戦いの始まりでしかなかったのだ。
魔族対人類、そして人類対人類の血みどろの戦いの幕開け。
そこで何が起きたのか?様々な登場人物を絡めながら語られる御伽噺的長編戦記モノを目指しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 11:46:16
198184文字
会話率:45%
御伽噺は囁かれる。
村の外れにある、沼の上に連なる、顔より大きな蓮の橋。その線の先に続く針葉樹が空を覆う森の一本道。
なだらかな山から流れる幅の小さな川底まで透き通るせせらぎに沿って、木々が幾重にも重なって、射す光さえ通さない薄暗い、ぐね
ぐねと弧を描き、向かう方角を惑わすその道の先には、底の見えない黒く深い穴があるのさ。
その穴をどうにか下った先、色とりどりの鍾乳洞の洞窟をも超えて、歩き続けた森の奥の奥。
そびえ立つ、青々とした蔦(つた)が絡まるよう張り付く大木の下、底まで透き通った青い湖の中心に、魔女が住んでいたその城はそこあるんだ。
誰も住んでいないはずの城は、今でも綺麗で。
苔一つ無いままに光を帯びて、どんな王都の城と比べてもそれでもなおに美しい。
……ならば何故、誰もが羨む古城を使う人間がいないのか?
実は一度だけ、身ばかり綺麗に装飾した、いけ好かない貴族様が件(くだん)の城の噂を聞きつけて。我が物にせんと後ろにぞろぞろ家来を引き連れ、魔女の話を語る村長の話も聞かずに意気揚々とその道を辿っていった。
一日経ち、二日経ち。
歩いて半日もかかる訳がない程度の距離のはずなのに、城へと行くことを止めた村長の元に貴族は帰って来ない。
気になった村長が幾人と共に見に行った城は記憶に変わらずに綺麗なまま、静かな湖畔の上に佇(たたず)んでいたんだ。大きな扉は閉じたままに。
…城は入ることは出来るのかもしれない。
けれど、入ったら二度と出ることは出来ないのさ。
ずっと、永遠にお城の中で。
――――どうなるのかは、お楽しみ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 19:03:30
46702文字
会話率:36%
プロローグ
「全然暇にならないじゃん」
連続15連勤明けで、やっと家にたどり着いた薬師の ルリィ・オミナイ は、撒き散らされた書類の山にうんざりして、いつものようにため息をついた。
「だからさっさとあんなヤツら見捨てて、オレ達だけで
、好きな事だけして過ごそうって言ってるじゃ無いか」
久しぶりの帰宅で、家中の窓を全開にしたのがまずかった。
銀の鬣をなびかせて風を全身に受けながら、ゲッコウ は呆れ、いつも言っている悪態をついた。
「こんなんじゃ何のための《魔女の家》なのかわからないわ」
ここにきたら思う存分、このベルベットのような美しい毛並みをすいてくれると思っていたのに。と ニコ がそれに続く。
「「毎日美味しいものをたらふく食べさせてくれるって言ってたのに」」
金眼で睨む2頭の幻獣に、ルリィは「ヴっ」と呻き机に突っ伏した。
「こんなに疲れてるのに、2人は私に料理させるんだ?」
優しく無い。優しく無いよう。ルリィの嘆きも聞こえないふりをして、2頭は「さっさと飯を作れ」とキッチンに移動するように促す。
「アウルス様が全然休ませてくれないのが悪いんだ」
重い腰を上げ、渋々書類を集めながら、文句をつけるルリィに2頭はそれでも追い打ちをかける。
「「お腹が減った!」」
「私もお腹減ってるよ!?」
床に散らばった書類をそのままに、ルリィはキッチンへ向かう。
ここは《魔領域》の[帰らずの森]にある《魔女の家》。それは、神秘の魔力で護られ、悪意外敵を拒み、望む者が認められると現れる森の中の隠れ家で、《聖領域》で暮らす人間達にとっては御伽話にもなっている。
そこで[魔女の薬屋]を営む店主のルリィは、2頭の幻獣の腹を満たすために、今日も突然の依頼で減ってしまった大量のポーションを作る傍ら、すき焼きとプリンを作るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 06:00:00
56949文字
会話率:35%
これは、私達から忘れ去られた世界の物語。
いわゆる御伽話というやつである。
この話は、世界を放浪する一人の少年が訪ねた、春が訪れることのない小さな村。
そして、そこで“魔女”と呼ばれた少女と出会った話。
最終更新:2024-04-27 15:42:39
1745文字
会話率:21%
かつて高度な魔法文明を誇り、その力で世界全てを手中に収めようとした「アルカナム魔導帝国」。
しかし、ある時、一夜にして帝都は壊滅し、支配者を失った帝国の栄華は突然の終焉を迎えた。
瓦礫の山と化した帝都跡は長らく忌み地の如く放置されていた。
しかし、近年になって、帝都跡から発掘される、現代では再現不可能と言われる高度な魔法技術を用いた「魔導絡繰り」が、高値で取引されるようになっている。
物によっては黄金よりも価値があると言われる「魔導絡繰り」を求める者たちが、帝都跡周辺に集まり、やがて、そこには「街」が生まれた。
どの国の支配も受けない「街」は自由ではあったが、人々を守る「法」もまた存在しない「無法の街」でもあった。
そんな「無法の街」に降り立った一人の世間知らずな少年は、当然の如く有り金を毟られ空腹を抱えていた。
そこに現れた不思議な男女の助けを得て、彼は「無法の街」で生き抜く力を磨いていく。
※固有名詞や人名などは、現代日本でも分かりやすいように翻訳したものもありますので御了承ください※
※詳細なバトル描写などが出てくる可能性がある為、保険として、「残酷描写あり」の設定をしました※
※あくまで御伽話です※
※「アストルムクロニカ-箱庭幻想譚-」の数世代後の時代を舞台にしています※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 15:49:06
115445文字
会話率:42%
これは、此処ではない場所と今ではない時代の御伽話。
滅びゆく世界から逃れてきた放浪者たちと、楽園に住む者たち。
二つの異なる世界が混じり合い新しい世界が生まれた。
そこで起きる、数多の国や文明の興亡と、それを眺める者たちの物語。
※詳細な
バトル描写などが出てくる可能性がある為、保険としてR-15、残酷な描写ありのキーワードを設定しました※
※不定期更新です※
※昔から脳内で温めていた世界観を形にしてみることにしました。どこまで続くかは神の味噌汁※
※あくまで御伽話です※
※固有名詞や人名などは、現代日本でも分かりやすいように翻訳したものもありますので御了承ください※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-06 17:00:00
179636文字
会話率:36%
在りし日の地球を高度に模倣した仮想現実〈I・E(イミテーション・アース)〉と、それを護る防衛用人工知能〈カグヤ〉及び管理者〈アドミン〉の話。
※ルール上、暴力描写ありとしていますが、暴力メインではありません
※IT知識ゼロ、雰囲気で書い
ています
※ほぼ完結しているものを、修正しつつ投稿します
※カクヨム殿にも同内容を投稿しています
~~
防衛用人工知能〈カグヤ〉は、優れた自己学習・判断能力を持ち、I・E自国領域で起こる無数の電脳トラブルのほとんどを自分(管理者には承認させるだけ)で解決してきた。その実力等から、世界でも二十基しか認められていない国際的な防衛義務を持つ役割〈ガーディアン〉をも担っている。
稼働開始から十年超。日々役割を果たしてきたカグヤだったが、その道のりは決して平坦ではなかった。不明な開発経緯、自身に起因する管理者の大量脱落、縮小される予算とリソース、改良が進まない戦闘用プログラム、下がり続ける人気、etc……。積み重なった軋みが音を立てはじめた頃、異動した管理者の後任に、謎の人物が着任する。
年齢性別容姿氏名その他一切不明。〈アドミン〉と呼ばせてくる以外、何一つ情報が得られない不審な相手。戸惑いつつもカグヤは、アドミンと共にI・E防衛に奔走することとなった──。
~~
電脳世界に生きる、人ならざる存在〈電脳妖精(サイバーフェアリー)〉。情報処理能力は人智を越え、彼女らの振舞いはもはや、人には想定外(きまぐれ)にすら映る。人類史五百万年の末に生まれた、ヒトの分化。──これは、そんな電脳妖精が生まれる少し前のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-24 18:10:00
205934文字
会話率:60%
西方と東方。
その中間にある《御伽警察署》
そこへ、一人の巡査がやってきた。
最終更新:2024-04-22 16:14:52
15891文字
会話率:40%
とある国、人ならざるものに溢れた世に。
桜の木があった。
桜を大切にする桜龍。
桜龍に恋焦がれた白龍の過ち。
時は流れて…
最終更新:2024-04-22 01:57:53
1363文字
会話率:0%
誰もが知っている昔話を大胆にアレンジ。
最終更新:2024-04-21 22:35:11
10422文字
会話率:57%