彼は事故による心因性のショックで声が出なくなってしまった。ある日彼が病室に戻ると、窓辺には少女が物憂げな様子で空を見ていた。腰のあたりでカールしている艷やかな黒髪と、月の光に煌めく紫紺の目を持つ彼女の頭には普通ではない二対の黒い角がそびえ
立っている。彼に気づいた少女は、勢いよく振り返り、さっきまでの様子が嘘のような快活な笑顔で彼に告げる。「こんにちは! 私は悪魔! 君の魂をもらいに来たんだ!」
彼は悪魔と過ごすうちに、心の傷を癒していく一一折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 20:17:21
1660文字
会話率:11%
大人・音野明日汰(おとのあすた)は、かつて涙ながらに別れた女の子の声だけを覚えているもの、その相手が誰だったのか思い出せずにいた。
ひょんなことから謎の女の子に出会うが彼女は明日汰の名前を知っており、彼に「五つの魔法をかけた」と告げる。
そして、一つの条件として「自分を家に住まわせること」を求めた。戸惑いながらも彼女の言葉にokを出した明日汰。気づけば元の世界に戻っていた。
彼女は明日汰に「声が出ないのは契約のせい」であり、「足を休める代わりに自分と同棲し、他の女性と話すことを禁じられた」と告げる。 そして、彼に課せられた使命はただ一つ——「自分を全力で好きになること」
彼女の魔法は「愛」をエネルギー源とし、特に「初恋の人の愛」は構わない。 しかし、魔法少女になるためには厳しい条件があり、心愛はその代償として両親の記憶さえあった。 彼女の名前を聞いた明日汰は、ついに忘れていた初恋の記憶を取り戻す——
かつての約束と再会、そして新たな運命に導かれる二人の物語が、今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 22:52:58
5965文字
会話率:57%
まだこの世界に名がなかった時代。
天涯孤独の少年2人は幼い神に出会った。
銀の長髪を靡かせ、深い空色の目で見つめてくる美しい幼い神の姿に、少年達は声が出ないほどに見惚れていた。胸の高鳴りは止まらなかった。
この世界には、人間界と天
界がある。
人間界のとある大国で疫病神が生まれた。
国中の人々から忌み嫌われた疫病神は、生まれたばかりにも関わらず東の最果てにある墓場に捨てられた。
それから数百年の時を経て、天界に1つの光線が落ちた。光線とともに落ちてきたのは、『邪害神』と呼ばれ、世界中の人々と神々から嫌われている1人の少年だった。
そんな嫌われ者の少年に声をかける2柱の男の武神。
「お会いしとうございましたっ!」
一方は目に涙を浮かべ、もう一方は泣いていた。
「貴方が原初の疫病神です。」
少年に告げられる衝撃的な言葉。
なぜ嫌われ者の少年に2柱の武神は声をかけたのか。なぜ涙を流したのか。なぜ少年は原初の疫病神として生まれたのか。
それらの原因は、約500年前までに遡る......
今日より始まる3柱の恋愛物語。
彼らの行く末に見えるのは希望か、其れとも絶望か。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 21:30:09
34481文字
会話率:48%
母親の心中に巻き込まれ崖下に落ちた少年は、幸か不幸か死を免れる。
事態を把握できないまま夜の森の中を彷徨い歩き、彼が辿り着いた建物は合宿所であった。
合宿を行なっている女子バスケット部と合流した少年は、自身の声が出ない事に気づく。
合宿
の終わりまで彼を保護する事にする部員達。しかし、彼女らもまた、大きな秘密を抱えていた。
暗夜が覆う傷と秘密。彼と彼女らが邂逅した先に光はあるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-26 01:50:53
3314文字
会話率:3%
死にたい俺と、声が出ない君の恋愛ラブストーリー、だなんて、軽いものでは表せない。君が俺にくれたものは、もっと大きいことなんだ。
キーワード:
最終更新:2024-06-26 18:20:38
1250文字
会話率:39%
暴君の王、ビャクヤが反乱を起こされた。
燃え盛る城に、敵国の兵が大挙して押し寄せて来る。
妻である王妃オーロラは王家の教育(と言う名の洗脳)で、王の為に全ての罪を庇い、自らの首を短剣の刃で切りつけ倒れ伏した。
愛していると思っていた
夫は、妻が命を賭けた行動に言葉を発する。
「あの女が悪いのだ。私の補佐なのに、まともに仕事も出来ず、悪事を働いたのだ。私は悪くない。あの女が全て悪い。だから、私だけは助けてくれ!」
それを聞き、死に逝くオーロラは思った。
(ああ、自分はなんて愚かしいのだろう。あの王の性格は解っていた筈なのに、王妃教育で王を守ることを刷り込まれていた。金や女に溺れ、王にもっとも相応しくない男なんか、本当は好きではなかったのに・・・・・)
命が尽きかけ死んだと思った瞬間、いつもと違う視界に目が眩(くら)んだ。
(あれ? 此処どこ?)
声を出したつもりが、声が出ない。
「ピーチク、ピィ。……………ピーーーーイィ」
なんと私は、きみどりの小鳥になっていたのだ。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-05-12 14:13:59
5902文字
会話率:29%
昔から地味で冴えなくて、恋愛対象として見られることの無い人生だった。
けれどもそれに反し、欲だけは輪にかけて強かった。
私、異常だと思うんだ。裏アカ女子だと思うんだ。
投稿してないだけで。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思
われたら申し訳御座いません。
注意事項2
恋愛です。非常に官能的なR15です。
何時もギリギリを攻めたくなるのは、私の癖です。
苦手な方はご注意下さい。
多分こんな心理なのかもしれない。
と思った本日。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-06 18:09:19
1255文字
会話率:38%
「それでは、ゲームの概要を説明させていただきます」
その声で、その場にいた人々が目を覚まし、声のする方を見た。佐伯博人もその一人だ。数人がそそくさとその場を後にするのを横目に見ながら、博人は説明の続きを待った。
「これからみなさまには、30
日間の船旅の後、得た【スキル】を駆使し、無人島にてサバイバルを行っていただきます」
衝撃的な説明がされたというのに、誰一人として声をあげなかった。不審に思った博人も小さく声を出すべく口を開いた。
「……」
(声が出ないな)のどが震える感覚はあるのに、音にならない不思議な感覚。周りを見ると多くの人が驚きの表情を浮かべていた。
「今、多くの方々が実感した声が出ない現象、これも【スキル】の一つです」
淡々とした声が続く。
「このような【スキル】を船内にて集め、サバイバルを勝ち抜くことがゲームの概要となります。ゲームは明日の12時からです。解散」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-25 09:00:00
8921文字
会話率:21%
大腸ガン腸閉塞で入院するも、39.6度の高熱が襲いかかる。白血球が6万を越え、白血病が疑われた。次は前立腺ガンマーカーのとんでもない異常値。4以下が正常だが、36という9倍の数値。
トイレに行こうとして足が滑り、転倒し頭を強打し朦朧(もうろ
う)となる。
ガンは痛みとの闘いであり、本当の痛みは声が出ない。末期ガンにモルヒネを使う理由が理解できた。
入院生活6週間をベッドで寝ながら、携帯に書き綴るドキュメンタリーである。
人は一人では生きていけないし、誠心誠意で面倒見てくれる看護師たち。そうでない人も、少なからずいるのは神のご愛敬だろう。
現実に起きたこと、思ったことをそのまま書き流す事実小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-11 15:32:17
30049文字
会話率:34%
中学の頃幼馴染と言える子菫がいた。毎日ギターを弾く凪琉そして菫は歌う。そんな中、菫は転校して菫が居なくなってからの気持ちが分からなく、好きがどういうものか分からないでいた凪琉は高校の入学式で菫と出会う。
菫の歌声が好きな凪琉と凪琉のギターが
好きな菫、そんなある日菫はあることがきっかけで声が出ないでいた。
歌えなくなる菫の姿を見て、助ける思いが強くなってきた凪琉は色々なことを試してみた。
花と共に駆け巡っていくそんな2人の思い出の四季。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-25 20:39:27
11363文字
会話率:33%
重たい沈黙が部屋に落ちている。
―声が出ない。
最終更新:2023-10-09 14:50:14
1866文字
会話率:28%
普段は普通の高校生 だけどこの日だけは声が出ない そんな日にであった見たことの無い自分 お前は誰だ
最終更新:2023-08-28 20:35:17
417文字
会話率:25%
詠唱できなくなった聖女が婚約破棄されました。原因は婚約者の横に立つ義妹の呪いです。そこに進言した彼は、悪役王子になってしまい、聖女と共に平民落ちとなりました。でも……
最終更新:2023-07-24 20:37:59
2774文字
会話率:42%
〈私は声が出せません。みなさんとの会話は筆談になります〉
——僕、芹沢の隣の席にやってきた儚げ美少女な転入生の佐倉さんは、言葉が話せない人だった。
そんな彼女を振り向かせようと、僕はいっぱい努力をする。彼女の気持ちが周りに伝わるように、と願
いを込めて。
伝書鳩の芹沢と、喋らずの佐倉さん。声が出ない彼女に「大好き」と言わせるまでのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-22 16:07:51
9571文字
会話率:30%
一か月後に死刑が決まっている公爵令嬢が声の出ない男を拾った話。ハッピーエンドです。ディレンカは18歳(この世界観では成人)、男は20歳の設定です。
魔法のiらんどでも『勿忘草を摘む』というタイトルで掲載しております。
連載版を書く可能性があ
ります。その際なろうではなくムーンライトで連載する可能性が高いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-01 21:51:01
10386文字
会話率:33%
仲のいい家族が祖父母が亡くなったことで崩れていきます。
父の暴力を受ける娘。姉を守ると誓う弟。
けれど残虐な事件は起きてしまう。
愛されていると思っていたのに・・・。
誰か助けて。
最終更新:2023-05-21 21:00:00
15729文字
会話率:22%
――最っっ低!!!
王子を殺すための短剣を般若の形相で船縁に突き刺す。
背後にはベッドの上で隣国の姫君に寄り添って眠るクソ王子。しかも私は失恋したら泡になって死ぬ!?そして声が出ない!?最悪だわ!!
愛か死か―――突然始まったデスゲー
ム。
そんなの、愛を諦めるほうがいいに決まっている。なんたって私は――安易に期待して恋をして、そして処刑された冴えない田舎育ちの王女なのだから。
そう、思っていたのに。
「他の奴、好きになれよ」
「一緒に、俺の国に行こう、シャル」
「絶対に死なせない」
日に日に甘さの増す態度。握られた手。やめて、私耐性ないの!惚れたら泡になって死んじゃうから!
それに――あの方と婚約するんでしょう?私があなたの命を助けたことも、伝えられないまま。
―――これは、恋したくない田舎育ちの王女のシャルロッティと、そんなシャルロッティに恋してしまったシャイな根暗魔術師の、筆談と顔芸で突き進む、鈍感勘違い陰謀渦巻く恋愛不可避のじれったいお話。
シャルロッティは王太子の甘い誘惑や人魚の魔法の制約を掻い潜り、泡にならずに溺愛の沼にハマっていることに気がつけるのか!?(もちろんしばらく気付きません)
全30話完結まで執筆済みです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-01 08:54:57
183100文字
会話率:45%
2人で1役を――――
高校で演劇部に所属している琴葉と響は2人で1役を演じていた。
体の弱い琴葉に代わって演技を、緊張で声が出ない響に代わってセリフを。互いにできないことを補って高い演技力の1役を創り出していた。
ある日、琴葉たち
は市で開催される演劇大会に出場することを決める。部員が5人しかいない演劇部は正式な部活と認められていなかった。そこで実績を出すことで正式場部活として認めさせるために演劇大会入賞を目指す。
友人たちの協力もあり、劇の完成度は過去一番と言ってもいいほど仕上がっていた。このまま順調に行くかと思われたが、ヒロイン役を務める部員の一人が怪我をしてしまった。
彼女の演技力は高かったため、代役を申し出る人が誰も出なかった。入賞を確実にするためには、琴葉は自分がその役を引き受けるしかないと考えた。そして響も自分でセリフを言うことを宣言する。
2人で1つの役を演じていた2人が初めての大会でそれぞれ1つの役に向き合う。
これは、2人の絆がさらに深まることとなった最初の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-06 18:04:39
11982文字
会話率:52%
【二章開始しました!】
この世界の魔法は声に出す事で発動される。
カナリアと呼ばれる少女は魔法使いだった。ただし、物心ついた時から彼女の声は出ない。
声が出ない魔法使いは一人もいない。カナリア以外は。
彼女は、相棒の小鳥の形をし
た金属ゴーレムであるシャハボと人探しの旅を続ける。
彼女は強い。けれど、その特徴のせいでしばしば面倒事に巻き込まれることになる。
今もまた、肩を並べて同じ任務をこなした、善良なはずの冒険者チームが彼女の前に立ちはだかる。
彼らは知らない。カナリアにたてついた者の結末がどうなるかは……
# ノベルアップ+様、カクヨム様では原題で掲載をしております
# 原題+サブタイトルに改題しました。(2020/05/17)
# 一話目前書きに表紙絵を追加しました。イラスト: 大福餅さん (Twitter @daih033)(2020/08/10)
# 一章完結しました(2021/02/05)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-11 10:29:57
481190文字
会話率:20%
俺、近藤源助は目を覚ました途端に女の子に飛び付かれた衝撃に声にならない悲鳴を上げた。
いや、比喩ではなく本当に声が出ない。全身がバラバラになりそうな痛みも尋常では無かった。
おまけに熱湯でもかぶせられたかのように体中が熱い。
身じろぎすら出
来ない状態でかろうじて目線を動かせば包帯だらけになっているじゃないか。
えっ? 梅木らいかって誰? 俺の事か?
話の要点を纏めると、どうやら俺は魔法少女で敵の幹部と相討ちになって入院させられているらしい。
困惑していると敵の襲撃を告げられる。
すると見舞いに来ていた女の子達が変身して窓から飛び出していったじゃないか。
マジか? 餓鬼の妄想かと思ってたけど本当に魔法少女だったんだ。
そこで俺は重要な事を思い出す。
これって弟が大コケした魔法少女物のラノベの設定に良く似ている。
打ち切りになってヤケになった弟は敵味方が全滅するバッドエンドに舵を切ったヤツじゃないか!
まさか俺はバッドエンド確定の魔法少女に転生してしまったのか!
どうなる、俺? どうすんだ、俺? このままじゃラスボスと自爆しちまうぞ!
これは魔法少女アクストフランメこと梅木らいかに転生してしまった俺の地獄のような物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-20 01:16:46
18283文字
会話率:44%