妖精の王が統べる世界アルスター。
100年前、世界はアトムと呼ばれた魔王が引き起こした戦乱により、レムリア大陸が滅び去り、残った大陸も滅亡の危機を迎えたという。
しかし伝説の聖女と勇者が立ち上がり、魔王アトムは秘術により封印され、
魔王が率いた軍勢は滅ぼされたのだった。
だが時は流れ、魔王が生み出した配下の怪物達が、いまだ暗躍する脅威の中、ハイランド聖王国の冒険者達の街に新人冒険者が加入する。
彼の名はアイアン。
魔法の申し子にして悪を滅ぼす最高の魔法使い。
我がベルンファーストの冒険者組合に栄光あれ。
……とか言って謎の吟遊詩人のいう通り宣伝してやったけどよ、あいつ絶対、復活した魔王だよ間違いねえ。
教団庁に報告して討伐計画を……。
いやバレたら殺される……あいつはやべえバケモンだから、俺の考えることなんてあっさり読んじまうまさしく魔王。
クソッ!
なんで俺が経営する冒険者組合に魔王が紛れ込んだんだよ!! クソが!!
ああ……そう言えば元はと言えば俺が冒険者にスカウトしちまったからだ。
うげッ、アイアンが悪い顔しながらこっち見てきやがった。
今度は何を言い出す気だ化物め。
胃が痛え、キリキリしやがる。
スカウトする相手間違えたああああああああ
精霊様助けてくれええええええ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 23:09:01
677028文字
会話率:46%
妖精と血の契約を結ぶことでその力を借り、符を通してそれを顕現させる符術師(ドール)。
その日、シュラルは駆け出しの符術師として旅に出た。目的は一つ、この身に宿った呪いの解呪。
ここに居るのに、ここに居ない。
ここに在るのに、ここにな
い。
触れるものを失った青年は、失った温もりを取り戻すため、そして科せられた使命感で真実を思い求めていく。
いったいなぜ、この呪いは存在するのか?
吟遊詩人は歌った。
――黄金の国、黄金の時、失われた亡国の遺産は、いったいどこに消えたのか。
それはまるで【隠れん坊】のように隠れ、消えた国の詩。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-26 11:00:00
14160文字
会話率:48%
『忘れられた森』の中に佇む古城には、異形の魔女が住んでいる。
かつて『雪の妖精』と讃えられた少女はたった一人で気の遠くなるほどの長い時間、愛する人を待ち続ける。
天と地との間には、一人の男の魂が彷徨っている。
かつて『軍神』と讃えら
れた青年は苦痛に苛まれながら、愛する人に再び出会うまで彷徨い続ける。
二人は自分の想いを優先するあまり罪を犯し呪いを受けた。
その罪が赦された時……。
***
またまた暗い話を書いてしまいました(テヘ。
私史上、最も愛が重いお話です。
幻想的だと感じていただけたらいいなあと希望を込めて「幻想的」とタグを入れさせていただきます!
※十三〜十四世紀の百年戦争の時代、フランスの片隅という設定ではありますが、細かいところはふんわりで(* > <)⁾⁾ペコリ ← 魔女とか呪いとか信じられていた時代なので「異世界」とさせてください(・∀・; ) もしくは違う世界線の「百年戦争」ということでご容赦を!
⭐︎用語解説
・百年戦争……イギリスとフランスの間であった王位継承などをめぐる戦争。黒死病や内乱などもあり、断続的に約百年続きました。末期にはジャンヌ・ダルクが登場(今作では触れません)。
・諸侯……「諸々の貴族」ではなく「封建領主」のことです。日本で言えば「征夷大将軍」でしょうか。小領主(騎士)に土地を与えて主従関係を結び、戦乱が起きれば戦います。グザヴィエやブロンシュの父はオルレアン公に仕える小領主です。
・トルバドゥール……いろんな吟遊詩人がいる中で、トルバドゥールは騎士とお姫さまの恋愛を歌う吟遊詩人です。貴族や騎士出身で宮廷や諸侯に仕えていたようです。……モテただろうな。なんかお話を書けないかな……。
・衣装……女性はコタルディという足を隠すほど長いドレス(ワンピース?)にエナンといベールを垂らしたとんがり帽子に髪の毛を隠します。白雪姫の魔女のようなイメージかなあ。ブロンシュはお姫さま育ちの一人暮らしw。なので自分で髪の毛をセットできず垂らしてます。
男性の衣装も「コタルディ」。丈の短いチュニックだと思ってください。
上流階級のコタルディには男女とも刺繍や毛皮をあしらってある豪華なものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-25 08:00:00
17293文字
会話率:36%
重複ではない「 92作品目( 100投稿作品 ) 」です。
◎ 「 もしも シリーズ 」の14作品目になります。
◎ 「 セロに聞いてみよう! 」の番外編です。
◎ 不定期投稿です。
呉々も内容と完結には期待しないでください。
◎ 「
⭕ 」は一応、編集済みです。( 2023.□/□ )
◎ 「 ♥ 」は、最終編集済みです。( 2023.□/□ )
誤字,脱字を見付けた時には、訂正しています。
誤字,脱字に気付きましたら【 誤字報告 】していただけると助かります。
◎ 今回の作品は、7月からTVアニメ第2クールの放送が始まった「 シュガーアップル・フェアリーテイル 」に毒されて書いてみた作品になります。
原作小説の新章2巻の発売,コミックス版の3巻発売,新章コミカライズ連載スタートと “ めでたい ” 事が重なった8月です。
2週間も経ってますが “ おめでたさ ” に便乗して、なんちゃって吟遊大詩人のセロフィートを「 妖精にしてみたい! 」と思いました。
超絶美麗なセロフィートなので、妖精姿も似合いそうだと思っています。
〔 あらすじ的な 〕
古代魔法の大陸転移魔法を使い、別の≪ 大陸 ≫へ転移した吟遊大詩人のセロフィート・シンミンと守護衛士のマオ・ユーグナル。
2人が向かうのは、人間が妖精を使役しているという≪ アップラシュナ王国 ≫だった。
どんな出来事がマオとセロフィートを待っているのやら。
人間が妖精を使役する事が出来る理由とは!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-20 23:26:15
104859文字
会話率:35%
重複ではない「 88作品目( 96投稿作品 ) 」です。
◎ 「 もしも シリーズ 」の12作品目になります。
◎ 「 セロに聞いてみよう! 」の番外編です。
◎ 「 ⭕ 」は一応、編集済みです。( 2023.□/□ )
◎ 「 ♥ 」は
、最終編集済みです。( 2023.□/□ )
誤字,脱字を見付けた時には、訂正しています。
誤字,脱字に気付きましたら【 誤字報告 】していただけると助かります。
〔 解説的な 〕
今回の作品は、マオとセロフィートの別れを書いてみました。
〈 皇(コウ) 〉の設定も忘れないように書きました。
にゅい( 超越者の石 )とフィンフィレイナ( 妖精族 )が登場しないので、本当の別れのシーンとは異なります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-06 09:09:18
7590文字
会話率:23%
重複投稿ではない「 11作品目( 19投稿作品 ) 」です。
前作
【 エルゼシア大陸 5 サーカス村 初めてのサーカスで舞台デビュー?? 】
次作
【 エルゼシア大陸 7 サドラロッテの町 2 魔物の村へ行ってみよう! 】
◎ 「
セロに聞いてみよう! 」の番外編です。
◎ 不定期投稿です。
気が向いたら投稿する形になります。
◎ 「 ♥ 」は編集済みです。( 2020.9/20 )
世界を終焉から救う為に旅を続けている “ なんちゃって吟遊大詩人 ” のセロフィート・シンミンと守護衛士のマオ・ユーグナル。
妖精族のフィンフィレイナと賢者の石( にゅい )を仲間に加え、旅は賑やかになった。
旅の途中で立ち寄った≪ サドラロッテの町 ≫の広場には伝言板が設置されていた。
伝言板が目に入ったマオは、足を止めて貼り出されている用紙が気になったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-22 09:32:32
48683文字
会話率:38%
2010年12月、幼い魔女は旅に出た。
1人の時間に平穏を感じる15歳の魔女、空。
思春期の彼女は、世界からの抑圧を感じながら、大好きな小説、【ヴェルの冒険】の中で描かれる冒険譚に憧れていた。
ある日、空は、上級生のグロリアから、
魔法使いの世界【AW】について教わる。
そこは地球よりも遥かに広大な、魔法族だけが生きる魔法族のための世界。
そこでは、魔法使いや魔女、エルフや吸血鬼や妖精、ユニコーンやドラゴン、スライムなどが平和に共存していた。
その世界では時間の進み方が地球とは違い、地球での1日が、AWでは12日間。
空は冬休みの1ヶ月を使って、魔法使いの世界を1年間旅することに決める。
日が上らない夜の街、粉雪が降り続ける冬の街、毎日が常夏の夏の街、毎日がハロウィーンの街……、そこにしかない景色に心を奪われ、そこにしかない料理に舌鼓を打ち、そして、様々な人々との出会いと別れを通じ、自らと向き合い、過ごした1年。
その末にたどり着く結末、空が導き出す、彼女の答え、自らの在り方とは……。
これは、1人の子供が、1人の人間になるまでの物語。
☆
同時期【AW】では、【闇落ちのドラゴン】という強大な悪が復活しようとしていた。
108年前、【ヴェルの冒険】の作者ヴェルと共に【闇落ちのドラゴン】を倒したグロリアは、かつての仲間たちや、700年の時を生きる魔女ゾーイと共に、行方不明のヴェルを探しながら、再び【闇落ちのドラゴン】の企みを阻止するため動き出す。
強大な悪に対抗するべくゾーイによって集められたのは最高峰のスキルを持つ変わり者たち。
求愛の吟遊詩人を騙る変態美女、首筋へのキスが大好きな爽やか残念イケメン、キレ者だが怠け者の兵士、酔っ払いの紳士、マイペース過ぎる名探偵、やる気を失った伝説の暗殺者、臆病な最強の戦士、面倒臭がり屋で愚痴ってばかりの刑事。
交差する数々の運命。
その末にたどり着く、世界の結末は……。
※
私が執筆をしている小説の改訂版となります。編集を終え、仕上げたものとなっております。
2024/4/1
電子書籍を作りましたことを告知させて頂きます。
タイトルを変えましたので、後ほどお伝えいたします。
編集を終え、表紙を着けただけのものとなっておりますが、ご興味ございましたらお試しくださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-05 14:39:23
127370文字
会話率:51%
吟遊詩人のグリドウィンが訪れたのは、王国が興ったころの大いくさで滅び去った妖精族の古城だった。そこで出会った妖精の貴婦人に、かれはある頼みごとをされ……
最終更新:2023-02-15 12:21:11
8280文字
会話率:14%
人間と妖精の里のはざまにある迷いの森。
その森には可憐な少女が営む雑貨屋がある。
最終更新:2022-09-24 22:22:27
4511文字
会話率:33%
村娘であるルーシアは『竜殺しの勇者』に拾われ孫娘として大事に育てられた。ある日、おじいちゃんが天へと旅立ちひとりぼっちになってしまう。剣や魔法の才能がないルーシアは家を守るために、実家である『竜のあくび亭』を引き継いで宿屋をはじめることを
決意する。
宿屋の開店後、閑古鳥に愛されていた宿屋に人が集りはじめる。
――やさしい年下の聖職者、陽気な騎士、絵本の王子様、幼馴染の冒険者、ゲームを挑む商人、おかしな吟遊詩人、そしてそれを見守る魔術師。
ルーシアはおいしいごはんを食べたり、楽しく遊んだり、精霊や妖精さんたちそして宿泊客たちと一緒に過ごす。
そして、村娘ルーシアが宿屋はじめたことをきっかけに異世界に変化がおとずれ廻りはじめる?
一方的に愛されながら、のんびり楽しく暮らしていくお話です。
ほのぼのご都合主義。基本的にコメディです。
旧題『ドラゴンスレイヤーの孫娘』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-06 23:51:55
247539文字
会話率:35%
吟遊詩人(バード)の歌。傍観者による物語の調べ。本編の要約じゃないけど、粗筋と言えなくもない。【鳥神様の世界】の物語を、第三者から見ればこんなに素敵な物語に感じる、と言う詩。
事実と異なる当事者の情報操作もあり、リークされた関係資
料もあります。
注)ネタバレがお嫌いな方は本編をお読みになってから、当事者と傍観者との認識の乖離をお楽しみ下さい。
***********
吟遊詩人の著作権は分かりませんが、この作品の著作権は作者にあります。下部「+注意+」の赤字部分をご承知おきください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-12 07:01:54
8054文字
会話率:29%
星詠みは命を削って星を詠む。
皇帝の権力の下保護された地シューレで暮らす星詠みの少女セラは、皇帝の命に従い命を削る日々に疑問を覚えながら暮らしていた。そんなある日、セラの兄にも命が下る。兄を失いたくない一心で星に願った彼女の前に現れたのは、
流星(メテオ)の少年だった。
流星はセラに微笑み、言った。「では兄に代わり君が村長にこう伝えるんだ――かの星は天の頂に座さず、地に落ちた」と。
その言葉がセラの生活を一変させる。自由のために故郷を捨てたセラは、やがて帝国の中枢にまつわる謀(はかりごと)に巻き込まれていって。
※三章【12】に動物を傷つける描写が含まれます。それに伴い念のため、R15設定をさせていただきました。ご理解の程よろしくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-07 20:04:24
45330文字
会話率:42%
とある小さな宿での夜ふけ。
吟遊詩人の青年の泊まる部屋に、幼い少女が訪ねてきた。
少女の名はミモザ。この宿を営む夫婦の娘だ。「寝つけないから何か歌って」とねだるミモザに、青年は「この時間に歌っては他のお客の迷惑なので」と一冊の本を手渡した。
その本には、青年が異世界までも渡り歩いて集めた話が、いくつも詰まっているという……。
掌編をつなぎ合わせて長編サイズに仕立てました。一日2~3編くらいずつ(土日は5編ほど)あげていく予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-10 13:07:57
106686文字
会話率:25%
初投稿です。よろしくお願いします。
永遠の春の庭で開かれる魔女のお茶会に迷いこんだ人間の娘、カーマインのお嬢さん。客は吟遊詩人になりたがってる変な烏のバードと、どろもかしこも真っ白な木の妖精ウッディ。幸せとは?結婚とは?密やかに語られる一風
変わった恋の話の短編集。
■魔法使いの鳥
貧しい娘は森の魔法使いの元で鳥の世話をすることになった。魔法使いは王様を蛙に変えたという恐ろしい噂があって…。
◾️魔法使いの恋人
評判の人形師が作った魔女の人形が魂をもって動き出した。
▪️白い狐
茶色い狐の村に白い狐が一人だけ住んでいた。ある日、村に芸をしながら旅をする白い狐の一団がやってきた。白い狐は村を出る決意をするが…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-26 10:43:44
45111文字
会話率:41%
アイリス・雪月花・ヒロインの3人は現実では小学5年生のクラスメイトで仲良し。
アイリスはヒーラーの吟遊詩人、歌うことで精霊の力を引き出し周囲に分け与える。
雪月花はアタッカーの薙刀使い、空を駆けて長い刃で敵を切り刻む。
ヒロインはタンクの大
楯戦士、自身より重い盾でパーティー全体を守る。
彼女たちが始めたフルダイブ型VRMMO『エレメンタル・ガーデン』は10歳以上対象であるため、その内容は性的な表現や残虐な表現が排除されているのはもちろんのことだがその話の内容も単純明快なものが大多数であったため、ゲーム好きからは関心を持たれていなかった。
だがこの世界の住人たちは皆高度な知性を持ってキャラクターに接してくるため、一般層からは優しい世界という認識を持たれ信用されていた。
3人がゲームを始めた理由は鍵っ子になったアイリスの『エレメンタル・ガーデン』での暇つぶしに雪月花とヒロインが付き合うというものであった。
しかし3人で共に過ごす時間を特別なものにするためいつだって手を抜かない3人は、ゲームの中でも特別な経験を重ね、特別な経験を重ねていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-07 21:55:00
91830文字
会話率:40%
遠い遠い昔、ここにはまだ大陸がなく、小さな島々と海しかありませんでした―。
魔法を使える「魔族」と使えない「人族」、二つの種族が共存する世界。そこにある唯一の大陸アーチェスタ。大陸内のとある森に住む魔族の一種「妖人族」の青年ルーシェと、その
友人で「妖精族」の青年シュオは、ルーシェの希望で大陸を旅することに。
一方的に魔族を忌み嫌う人族と、「負けた」種族であるとされる魔族。経験を積み、大陸の未来や誰もが知っている「創世物語」について、二人は考え憂い語らう―。
王道ファンタジーです。更新も物語も共に長くなるかと思いますが、お付き合いいただけたら嬉しいです。
追記:だいぶ遅くなりましたが年内に二章完結させます…すみません…
1章~2章を書きなおす場合がありますが、ストーリーに変化はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-17 05:27:03
17321文字
会話率:58%
極々平穏な日常を送る宿屋"風月庵"の看板娘ラミ。
彼女は幼い頃に聞いた吟遊詩人の話に魅せられ、二十歳になった今でも、未だ明かされていない秘宝や秘境に深い興味を持っていた。
"自分もいつか、冒険家
になりたい"
そんな夢を抱きながらも、何不自由ない"今(いま)"を過ごすラミ。不自由が無い事が不自由だ!と強く想いながら、今の生活に変化が訪れないまま平凡普通な暮らしを送り続け、いつしか夢を諦めようとしていた。
「はぁ〜………今日も退屈で素敵な一日ね〜」
いつもと変わらない日々の中、風月庵で店番をしていたラミが、窓から射し込む夕日を眺めながら呟く。すると、二ヶ月前からこの宿屋で宿泊していた青年と、変なイントネーションの声で話す妖精が騒がしく帰って来た。
「ラミちゃ〜ん!良かったらデートしませんか〜っ!」
「何、セクハラかましとんねんっ!このボケナスッ!!」
ドゴンッ!!
「ぎゃあぁぁっ!?」
「オラオラ〜ッ!いても〜たるで〜っ!」
「か、勘弁して〜っ!?」
「え〜っと……これ、あらすじの説明です。二人共、真面目にやりましょうよ」
「せやかてな〜、ローがアホ過ぎんねん」
「ちょっとのナンパ、いいじゃんか〜っ!」
「ええ訳あるかっ!」
「あ、あらすじが進まない……」
取り敢えず、軟派な青年ローフェンと、相棒の妖精プリセラは"探し物"があって世界を旅をしている。
ラミの両親が営む宿屋に訪れた二人。プリセラは日々、ローフェンを粛清する為にハンマーで張り倒していた。
冒険家である二人は風月庵を旅の拠点にし、旅から帰る度に旅先の土産話をラミに話していた。
そして、その土産話が彼女の"冒険家になりたい"と言う幼い頃の夢を再び呼び起こさせる事になる。
見た事も聞いた事も無い世界や出来事に、いつしか心を動かされる。ラミは生まれ育った街で、平穏な日常と幸せが約束された"今(いま)"を捨て、冒険家になる決心をする。
この物語は、平穏な日常を捨てて死と隣合わせの世界に身を委ねようとする、宿屋の娘ラミの旅立ちの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-28 18:45:26
15667文字
会話率:40%
吟遊詩人は、伝説の始まりをこう謳う。
漆黒なる歯車から欠け落ち、その勇者達は異世界からやってくる。
一人は聖人無武のゴッドハンド、全ての物を切り裂き、狂者の様に嘲笑う。
一人は夢幻抱擁のゴッドハンド、全ての者を癒し、聖者の様に微笑む。
一人
は天衣無法のゴッドハンド、全てのモノを防ぎ粉砕する鎧を生み出し、ただ一人の幼き姫騎士のために──己の壊れた最強を失笑する。
※文章はイメージです。吟遊詩人の個人的感想なので、実際と異なる場合があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-19 21:36:55
8548文字
会話率:35%
「女大公カイエン」(http://ncode.syosetu.com/n3326cu/)の語り部、吟遊詩人アル・アアシャーの伝記の一部です。
こういう彼が、あの大河? を語っていきます。
最終更新:2016-01-04 04:38:43
12022文字
会話率:19%
【吟遊詩人の場合】
あたしはリーラ。仲間から残念美人と名高い半妖精の吟遊詩人だ。
結構長いこといろいろ冒険してきて、今じゃ仲間とともにすっかり有名人になってしまった。
なってしまったのはいいんだけど、ある日この国の宰相閣下に呼ばれてとある依
頼をされて、それが、まぁなんというか、今後の人生設計的なアレで……。
【騎士の場合】
女神教会に仕える騎士となり、冒険者として活動して、とうとう爵位を賜るところまでになったけれど、待っていたのは不自由さだった。
英雄として国をまとめるために結婚することを命じられたものの、結婚したいと思う相手は一人だけ。
さてどうやって彼女を射止めればよいのだろうか。
竜を相手に勇敢に戦うことはできても、彼女を相手に結婚を申込むのはヘタレてしまうってどういうことだ俺。
【その他の場合】
「こうなるに、白金貨1枚」
「乗った」
「俺も」
「それじゃ賭けになんねえよ!」
以前短編で乗せたものを直して再掲載したものでございます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-31 23:12:02
23083文字
会話率:40%
立ち入り禁止の神殿や歴史的文献には、何かしらの厄介事が憑いてくる。
実地調査に出た17歳の若き考古学者ナギは、その名の通り穏やかな性格(1人でいるとき限定)の上、頼まれごとは「いいえ」とは言えない性格で……。
港町ラヴァニアを発端に始まり、
神殿の聖霊や街の人の頼みを聞いては解決策を出す実地調査を繰り返していた。
そんなある日、街で同じ年くらいの吟遊詩人の少年ララバイと目が合い『その目、気にいったよ......キミの詩作らせてくれないかい?』と、旅の同伴者が出来たナギ。何かしら、馬が合った2人は街と光の神殿に見え隠れする謎を解き明かしていく。
それは、自分が女だということ、隠していた過去の思い出が掘り返されていく前兆でもあった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-24 19:03:03
2575文字
会話率:35%
遥かなるアヴァロンの地で、音楽の天使サミュエルに育てられた妖精の少女ノエル。竪琴弾きである彼女は人間の世界である<サマーランド>に焦がれ、彼の地に旅立って行った。
しかし<サマーランド>は彼女が焦がれていた世界とはあまりに違っていた。白き腕
の魔女デルメによって月の女神イスルは囚われ、太陽は嘆き悲しみ、春も、そして夏も来ることはない閉ざされた世界になっていたのだ。
しかも<サマーランド>の王は狂気に寄り添った暴君で、民衆は困窮していた。
予言にも伝えられていたという竪琴弾きの少女と仲間たちの冒険。
ノエルは<サマーランド>に月を、季節を、平和を取り戻すことができるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-04-15 11:50:05
12600文字
会話率:35%