2020/11/22
・1話~3話:サツキ自身の描写を加筆。その他修正。
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村の幼馴染で組んだパーティ。SSランクまで上り詰めた冒険者の少年サツキは、女の子のような容姿にコンプレックスを抱いていた。それでも、サツキは仲間の僧侶に想い
を告げる。
翌日、突然の解雇(パーティ追放)を言い渡された。
――おまえはパーティの秩序を乱す。
さらに、僧侶はすでに同じパーティの魔法使いに想いを寄せていた。自分はノンケだと言いつつサツキを襲う魔法使い。リーダーの剣士に炸裂する僧侶のアイアンクロー。多すぎる肌色成分。謎の布切れ。謎の光。
口論の末、醜い人間関係に嫌気がさしたサツキは、自らパーティを去った。
いつかどえらい漢になってやる。もう女の子みたいだなんて言わせない。
よし、まずは手始めに魔王の首だ。
だが、そんなサツキに刺客と元同僚の魔の手が伸びる……はずだったが、おかしな連中ばかりが絡んできた。
裏切り。
幼馴染たちの隠された一面。
強敵、四騎士の目的とは。
王国の闇と魔王の正体。
猫、めっちゃ爪立てる。
様々な想いが入り混じるなか、巻き込まれ体質のサツキの旅が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 18:50:44
1087538文字
会話率:46%
オルスランド王国の王女キジカは王と妾との間に産まれた、婚外子であった。
しかし、それは民衆には知らされておらず。
それだけならばここまでの迫害を受ける事は無かったのだが。
彼女の身に起きた『とある事情』と、数年前に唯一の後ろ盾であった母
を失った事でキジカは。
『辺境伯の子息との結婚』という名の事実上の追放を受けてしまい、窮地に立たされてしまっていたのだ。
しかも不幸な事に、それだけではなく……
だがそれでも、キジカはまだ自分の人生を諦めてはおらず。
冒険者達を金で雇い、国の南東にある大森林の中を歩き続ける……
しかし、道中で魔物と遭遇した事で。
冒険者達は逃げ出し、キジカは魔物の前で孤立するという、そこでも大ピンチに陥ってしまう。
そんなキジカの前に現れたのは、白馬の王子様……
ならば良かったのだが、そうではなく。
酒を少し引っ掛けられたくらいでいつまでもしつこく相手に執着し。
相手への復讐を果たすためならば手段も厭わず、またそれによって他者がどうなろうが構わず。
だから当然、キジカに手を貸そうともしなければ謝りもしないという……
随分と性格の捻じ曲がった、最悪なゲス男であったのだ。
しかもその男は、キジカが命の危機を感じる原因となった魔物をどうにか手懐けていた張本人……つまりこの騒動の黒幕とも言えるような存在であり。
それを知ったキジカは激怒し男と口論になる、も。
護衛のいなくなってしまった今、そうするしか為す術の無かった彼女は仕方なくも、その男に森を抜けるまで同行を求めるのだった……
これはそのようにして、数奇な運命(?)によって巡り合う事となった性格の悪い男と王女キジカとの奇妙な冒険を描いた物語……
もう少し詳しく言わせてもらえば。
大半はキジカが男にキレて終わるしょうもない争いや、価値観の合わない二人がやっぱりしょうもない言い争い等をしながら紡ぐ冒険の物語である。
※こちらは他小説投稿サイト様にも掲載しております(予定)
※作中に登場する一部キャラクター設定等にはおーるぼんの過去作、『異世界魔物大図鑑』のものが流用されています。なんたって同じ世界のお話なんですからね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 19:00:00
36771文字
会話率:20%
時は江戸のような異世界で
人間と妖怪が共存している世界の話。
ある里で光妖怪族と闇妖怪族が
縄張り争いをしていた。
そこで仲裁に入ったのが12妖怪大名の一人ぬらりひょんだった。
ぬらりひょんは「戦争ね、、、これもまた良いが
ここはひとつ傷つ
けあわず歌で勝負してみてはいかがかいのぅ?
ぞの名も、、、歌の大会、、、妖怪舞台をな!!!」
そしてぬらりひょんの口論により
歌の大会妖怪舞台が開催された。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 18:19:37
1602文字
会話率:36%
九条滝の高校生活は、幼馴染みであり社長令嬢でもある無口な女子高生・桧山佳音のボディーガードを(嫌々ながらも)する日々。ある日、佳音が風邪で学校を休み、滅多にない放課後の自由な時間が滝に訪れた。どこか靄のかかったような感情を抱きつつも、滝は
親友・白屋吹雪と買い物に出掛ける。その帰り、2人は痴漢に遭っていた同級生・矢倉ほのかを助ける。それ以降、滝に好意を抱いたほのかは彼との仲を深めていく。滝も純粋なほのかに惹かれていた。一方、突然「1人暮らしをする」と言いだした佳音は、理由を聞かれても答えず滝と口論になる。「嫌だったらやめればいい」という言葉を受け、ついに滝は佳音から離れていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-16 19:27:24
190510文字
会話率:42%
浩也は昼食を麗歌と教室で取っていると、教室の出入り口から浩也を監視に来た女子がいた。その女子は浩也の幼馴染である鳴魅だった。鳴魅は周囲から浩也に執着しているとして男子から人気がなかった。その鳴魅は教室に入り込み麗歌と口論になってしまう。
「カクヨム」、「アルファポリス」でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 17:45:09
2562文字
会話率:43%
侵略されたら、やり返す
これは正しいことなのか
最終更新:2025-03-10 11:10:35
7113文字
会話率:42%
久しぶりに訪れた、嘗てはお気に入りだった喫茶店。
雰囲気も、内装も、マスターも、香りも、音楽も、寂れ具合すらも完璧で、当時は足繫く通っていたものだ。
しかし、それも今は昔。
テレビで取り上げられ、一躍人気店となってしまったそこは、三か月
の間をもってしてもブームは収まらず、今日も今日とて喫茶店にあるまじき程に活気づいていた。
時は2025年も始まったばかりな、ある日。
ショッピングからの帰り道に偶然、懐かしい喫茶店の前を通った私はいつの間にか、カランコロンと店の扉を開いていた。
奥からパタパタとやってくる店員に人数を伝え、カウンター席に移動しようとした次の瞬間――
「―――!?」
突然の金切り声と、男が女性に水を浴びせる場面に出くわすのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-04 19:02:36
2515文字
会話率:60%
如月翔は、学校内に於いて生真面目な優等生という位置にいた。風紀委員長として、日々校則違反を繰り返す生徒達を注意する。そんな彼には、超絶可愛いインフルエンサー『つばさてゃ』の顔があった。SNS総フォロワー数200万人を超える、地雷系少女、も
とい男の娘。それこそが、如月翔の「もう一つの顔」なのだ。
一方、クラス一の身長と美貌を持つ少女・天道綾音は、いわゆる「ギャル」である。翔との口論に勝つ彼女にもまた、もう一つの顔――イケメンコスプレイヤー『ヒビキ』としての顔を持っていた。
偶然出会い友達となった二人は、お互いの正体を隠しながら恋を育んでいく。その正体が、いつも言い争いをしている、「一番嫌いな人」だと知らずに――――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 18:44:54
59449文字
会話率:40%
女優になる夢を見る17歳の少女、
清瀬大和は、駅のホームでとある広告が目に留まる。
「芸能事務所オーディション!これであなたも芸能会へ仲間入り」
なんとも胡散臭い広告だが、友達もいなかった彼女は、誰にもその広告の内容を相談せず自分で良し悪し
を決めつけ即効で応募した。
そして、オーディション当日電車を降りると謎のおっさんに絡まれる。
しばらくおっさんと口論になるが目の前に異空間に繋がる穴が開かれおっさんが吹っ飛んだ。
そして、中から少女:ココロコディイラが現る。
これは異世界人の少女との
Shojo meets Shoujoの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 17:51:31
30000文字
会話率:41%
日下部真由は離婚した元夫、荒木遼一を殺害した容疑で警察に逮捕される。
血まみれの遼一を見下ろす場面から始まる物語は、二人が積み重ねてきたわだかまりと、互いに抑えられなくなった悪意を浮き彫りにする。
離婚後もくすぶっていた恨みや誤解が、相手
をさらに憎む感情を引き寄せ、その深刻さに気づいたときには取り返しのつかない状況へと向かっていた。
捜査を担当する刑事である柿沢は、高校時代からの友人である真由を救いたいと奔走するが、繰り返される口論と増幅する悪意の連鎖は誰にも止められなかった。
ついに真由はナイフを手にし、悲劇が起こる。
裁判が迫る中、真由は「悪意の返報性」という心理の罠に囚われていた自分を認め、過ちの重さと向き合う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 12:47:59
3686文字
会話率:14%
一から十までブーン系小説です。魔法中年ラディカル・ダディを名乗る男が怪人ゲスゲゲスと口論して最終的に倒す話です。徹頭徹尾コメディであり、実際の事件とかなんやかんやに関係はないです。
最終更新:2025-02-01 08:10:00
3451文字
会話率:100%
なぜ平手政秀は切腹したのか?
諫死と伝わるが納得いく説明はない。
吉法師の乳首噛みは、養徳院が乳母になるとなぜ止まった?
政秀の息子長政が信長に馬をねだられて拒んだと言われるが、
ならば切腹すべきは息子の長政では?
小説「信長天魔王」を
書き始めるにあたり、
霊査をしながら仮説を立ててみたところ、
するとひとつの謎が解けて、他の謎も連鎖的に解ける。
つまり、その仮説は封印されてた真実を突いてしまったらしい。
その仮説 吉法師急逝!
血が出るほど乳首を嚙まれためのとが、一瞬の怒りに床に投げつけ吉法師は急死。
あわてた傅役の平手政秀は殿信秀に具申し身代わりを立て無事を装う!
だが、人の口を完全に封じるのは難しく政秀の息子長政から綻ぶ。
信長と口論になって長政は思わず口走ってしまった
「殿は真の吉法師様にあらず、身代わりじゃ。偽者に馬などやれぬ」
呆然自失となる信長
息子から顛末を聞いた政秀は切腹して申し開きするしかない。
政秀は信長にしたためた手紙に、
子息の非礼を詫び、身代りを押し付けたことを謝った。
もちろん、まことの血縁でないと知ったからには嫡男の役目や責任も全てを投げ出されても文句はいえぬが、
もし、今まで自分が積み上げてきたものを無にするより
うまく利用して己の野心を叶えようと思われるなら、
全てを受け入れて、これからも信長として戦ってくだされ、と訴えたであろう。
これこそ政秀が切腹した理由、
これであればようやく納得がゆく。
中には信長の血統が破壊されるとか歴史が歪められると考える方もいるかもしれないが、吉法師が入れ替わったのが真実としても、信長の偉業は変わらない。
いや、入れ替わっていなかったら、ここまでの偉業は成し遂げられなかった確率が高いかもしれない。
血の繋がらぬ信長が親の愛を感じられずに育てられたために、独立心の旺盛な常識の範疇を超えた人格になれたに違いない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-17 11:02:16
24435文字
会話率:57%
ロブレス侯爵家のフィロメナの婚約者は、魔法騎士としてその名を馳せる公爵家の三男ベルトラン・カルビノ。
ふたりの婚約が整ってすぐ、フィロメナは王女マリルーより、自身とベルトランは昔からの恋仲だと打ち明けられる。
『ベ
ルトランはね、あたくしに相応しい爵位を得ようと必死なのよ。でも時間がかかるでしょう?だからその間、隠れ蓑としての婚約者、よろしくね』
可愛い見た目に反するフィロメナを貶める言葉に衝撃を受けるも、フィロメナはベルトランにも確認をしようとして、機先を制するように『マリルー王女の警護があるので、君と夜会に行くことは出来ない。今後についても、マリルー王女の警護を優先する』と言われてしまう。
更に『俺が同行できない夜会には、出席しないでくれ』と言われ、その後に王女マリルーより『ベルトランがごめんなさいね。夜会で貴女と遭遇してしまったら、あたくしの気持ちが落ち着かないだろうって配慮なの』と聞かされ、自由にしようと決意する。
『俺が同行出来ない夜会には、出席しないでくれと言った』
『そんなのいつもじゃない!そんなことしていたら、若さが逃げちゃうわ!』
夜会の出席を巡ってベルトランと口論になるも、フィロメナにはどうしても夜会に行きたい理由があった。
それは、ベルトランと婚約破棄をしてもひとりで生きていけるよう、靴の事業を広めること。
そんな折、フィロメナは、ベルトランから、魔法騎士の特別訓練を受けることになったと聞かされる。
期間は一年。
厳しくはあるが、訓練を修了すればベルトランは伯爵位を得ることが出来、王女との婚姻も可能となる。
つまり、その時に婚約破棄されると理解したフィロメナは、会うことも出来ないと言われた訓練中の一年で、何とか自立しようと努力していくのだが、そもそもすべてがすれ違っていた・・・・・。
この物語は、互いにひと目で恋に落ちた筈のふたりが、言葉足らずや誤解、曲解を繰り返すうちに、とんでもないすれ違いを引き起こす、魔法騎士や魔獣も出て来るファンタジーです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 19:01:14
100883文字
会話率:40%
暴力団組織三小田会長の娘である鞠は、父・龍一から親子の縁を切るのでカタギとして生きろと言われて衝撃を受ける。父の決定に反発する鞠は龍一と口論になり、衝動的に家を飛び出したところで、鞠を追いかけてきた護衛と共に異世界へ召喚されてしまう。
召喚
時のトラブルにより自分が聖女として召喚されたことを知らずに過ごす鞠だが、人々と関わっていくなかで異世界の様々な問題に向き合い、成長していくのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 18:51:01
10182文字
会話率:56%
マレンマ・カスケードは浮気三昧の夫ミゲルとの生活に我慢していた。しかし、ミゲルが不倫相手を自宅に連れ込んだことで口論になり暴力を振られる。その瞬間、マレンマは自分が前世でバツ3の離婚弁護士だった事を思い出す。その場で彼女は離婚を申し出るも彼
には失笑された。リオダール帝国では不貞やDVでは離婚事由にならない。帝国の法を変えようと皇宮に出向いたところアラン皇太子と出会う。マレンマは自分の武器は弁護士としての経験だと思っていたが、最大の武器は前世で超美人だった事により板についた「モテ女ムーブ」だった。地味で目立たなかった彼女が急に魅力的に見えて戸惑う周囲。彼女の変化に夫は彼女の事が気になりだす。さらに、彼女は10歳以上歳下で半年後に皇帝に即位するアラン皇太子の心まで奪ってしまうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 12:16:59
57480文字
会話率:25%
ルシファーが顕現した世界。波乱万丈の人生を歩んで来たマリン船長は倒れ伏したまま動かない。
それでも尚、盤上の駒は動き続け、気付かぬ間に、事は魔王ヤゴー対アキロゼ勇者の構図に躍り出ていた-。
大人気Vtuber「ホロライブ」の二次創作、新
弾第一弾。
短編小説ばかりだった中で、初の連載小説を書かせて貰います。
意気込みは、何処の誰にも負けないぞっと。
〜これまでのあらすじ〜
アキロゼは、口論になるルーナ姫と魔王の間に割って入った。破戒する光魔法では通用せず、魔王の闇魔法に苦しめられてしまう。そんな折、助けに来たのは-。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-08 04:56:00
186265文字
会話率:35%
野球への未練から、毎日のようにバッティングセンターに通う高校一年生の久保雄大。
ある日、野球部のマネージャーだという滝川まなに野球部に入るよう頼まれる。
理由を聞くと、「三年の兄をプロ野球選手にするため、少しでも大会で勝ち上がりたい」のだと
いう。
そんな簡単にプロ野球に入れるわけがない。そう思った久保は、ついまなと口論してしまう。
するとまなから、「兄の球を打ってみろ」とけしかけられる。
久保はその挑発に乗ってしまうが……
カクヨムにも掲載しています。
※以前掲載した「切り札の男」の連載版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-03 19:09:59
481028文字
会話率:56%
野球への未練から、毎日のようにバッティングセンターに通う高校一年生の久保雄大。
ある日、野球部のマネージャーだという滝川まなに野球部に入るよう頼まれる。
理由を聞くと、「三年の兄をプロ野球選手にするため、少しでも大会で勝ち上がりたい」のだと
いう。
そんな簡単にプロ野球に入れるわけがない。そう思った久保は、ついまなと口論してしまう。
するとまなから、「兄の球を打ってみろ」とけしかけられる。
久保はその挑発に乗ってしまうが……
カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-22 22:22:20
5365文字
会話率:50%
宴に参加している武将たちが自分の推す麺を巡り口論を始めた。
ジャンル歴史ですが、並行世界の日本の歴史ですからね。
しいな ここみ様主催企画「麺類短編料理企画」参加作品です。
最終更新:2024-10-03 13:00:00
1098文字
会話率:45%
主人公、野中玲奈は学校からの下校の際、同級生と口論し歩道橋から落ちて死んでしまった。そして目が覚めると、セレスティーナという名前の美少女になっていた。異世界に転生したことが分かり、動揺しながらもセレスティーナとして魔法や剣術、学問を極めなが
ら日々一生懸命生活していく。だが、その世界には死に際に話していた同級生も同じく転生していた。実は、セレスティーナが転生したのは乙女ゲームの世界だった。セレスティーナはそのゲームの存在を知る同級生と和解し仲良くなれるのか、それとも・・・。
これは、乙女ゲームの世界に転生した(鈍感な)主人公が周りの人から愛されていくお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-25 19:00:00
213282文字
会話率:44%
『オリジナルズ』と呼ばれる始祖バンパイアたちの配下の1人、天ヶ瀬結花は、自らがバンパイヤであることを隠しながら、何気ない学校生活を送っていた。
しかし、それと同時に、バンパイヤ特有の「空腹」に苛まされる日常を送っており、人間の血を吸う環
境を求め、バンパイヤたちが集うガールズバー、『ルミナス』のバイト生になることを決意する。
ルミナスでは、催眠の効果によって言いなりになった男性客の血を吸いながら、人間生活の中に自然と溶け込めるシステムが構築されていた。
人間とは比べ物にならないほどの身体能力と、不死身の肉体を持つバンパイヤであっても、社会的に自らの存在を晒すわけにはいかなかった。
それは、バンパイヤたちが住んでいるとされる区域、「東京一番街」からの監視が厳しいためであった。
そう。
「東京」は、始祖バンパイヤと呼ばれる13人のバンパイヤたちによって支配されていたのだ。
そして、天ヶ瀬結花は、始祖バンパイヤに殺された少女の1人だった。
結花は、元々働いていたコンビニのバイト先で、バーの客であったある男と口論になっていた。
男はただの会社員であり、バーの常連客でもあったが、好みのタイプであった結花のバイト先を突き止め、ストーカー行為を働いていた。
困り果てた結花は、男性に「催眠」をかける。
ナイフを持たせ、自分を襲う。
そうすることで、“社会的に抹殺しよう”と企んでいたのだ。
計画はうまくいくはずだった。
同じ学校に通うクラスメイトが、コンビニに来るまでは——折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 19:43:41
25726文字
会話率:17%