なぜ平手政秀は切腹したのか?
諫死と伝わるが納得いく説明はない。
吉法師の乳首噛みは、養徳院が乳母になるとなぜ止まった?
政秀の息子長政が信長に馬をねだられて拒んだと言われるが、
ならば切腹すべきは息子の長政では?
小説「信長天魔王」を
書き始めるにあたり、
霊査をしながら仮説を立ててみたところ、
するとひとつの謎が解けて、他の謎も連鎖的に解ける。
つまり、その仮説は封印されてた真実を突いてしまったらしい。
その仮説 吉法師急逝!
血が出るほど乳首を嚙まれためのとが、一瞬の怒りに床に投げつけ吉法師は急死。
あわてた傅役の平手政秀は殿信秀に具申し身代わりを立て無事を装う!
だが、人の口を完全に封じるのは難しく政秀の息子長政から綻ぶ。
信長と口論になって長政は思わず口走ってしまった
「殿は真の吉法師様にあらず、身代わりじゃ。偽者に馬などやれぬ」
呆然自失となる信長
息子から顛末を聞いた政秀は切腹して申し開きするしかない。
政秀は信長にしたためた手紙に、
子息の非礼を詫び、身代りを押し付けたことを謝った。
もちろん、まことの血縁でないと知ったからには嫡男の役目や責任も全てを投げ出されても文句はいえぬが、
もし、今まで自分が積み上げてきたものを無にするより
うまく利用して己の野心を叶えようと思われるなら、
全てを受け入れて、これからも信長として戦ってくだされ、と訴えたであろう。
これこそ政秀が切腹した理由、
これであればようやく納得がゆく。
中には信長の血統が破壊されるとか歴史が歪められると考える方もいるかもしれないが、吉法師が入れ替わったのが真実としても、信長の偉業は変わらない。
いや、入れ替わっていなかったら、ここまでの偉業は成し遂げられなかった確率が高いかもしれない。
血の繋がらぬ信長が親の愛を感じられずに育てられたために、独立心の旺盛な常識の範疇を超えた人格になれたに違いない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-17 11:02:16
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