オルスランド王国の王女キジカは王と妾との間に産まれた、婚外子であった。
しかし、それは民衆には知らされておらず。
それだけならばここまでの迫害を受ける事は無かったのだが。
彼女の身に起きた『とある事情』と、数年前に唯一の後ろ盾であった母
を失った事でキジカは。
『辺境伯の子息との結婚』という名の事実上の追放を受けてしまい、窮地に立たされてしまっていたのだ。
しかも不幸な事に、それだけではなく……
だがそれでも、キジカはまだ自分の人生を諦めてはおらず。
冒険者達を金で雇い、国の南東にある大森林の中を歩き続ける……
しかし、道中で魔物と遭遇した事で。
冒険者達は逃げ出し、キジカは魔物の前で孤立するという、そこでも大ピンチに陥ってしまう。
そんなキジカの前に現れたのは、白馬の王子様……
ならば良かったのだが、そうではなく。
酒を少し引っ掛けられたくらいでいつまでもしつこく相手に執着し。
相手への復讐を果たすためならば手段も厭わず、またそれによって他者がどうなろうが構わず。
だから当然、キジカに手を貸そうともしなければ謝りもしないという……
随分と性格の捻じ曲がった、最悪なゲス男であったのだ。
しかもその男は、キジカが命の危機を感じる原因となった魔物をどうにか手懐けていた張本人……つまりこの騒動の黒幕とも言えるような存在であり。
それを知ったキジカは激怒し男と口論になる、も。
護衛のいなくなってしまった今、そうするしか為す術の無かった彼女は仕方なくも、その男に森を抜けるまで同行を求めるのだった……
これはそのようにして、数奇な運命(?)によって巡り合う事となった性格の悪い男と王女キジカとの奇妙な冒険を描いた物語……
もう少し詳しく言わせてもらえば。
大半はキジカが男にキレて終わるしょうもない争いや、価値観の合わない二人がやっぱりしょうもない言い争い等をしながら紡ぐ冒険の物語である。
※こちらは他小説投稿サイト様にも掲載しております(予定)
※作中に登場する一部キャラクター設定等にはおーるぼんの過去作、『異世界魔物大図鑑』のものが流用されています。なんたって同じ世界のお話なんですからね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 20:02:12
3768文字
会話率:17%
月が異様に接近して、重力の調整がおかしくなってしまったある日、人が空を自由に泳げるという現象が起こる。限られた人だけに起こった奇跡で、拓郎はある少女と出会った。第一印象最悪な二人が少しずつ相手の気持ちに気付いて、惹かれ始める。ところが、拓郎
を狙っていた同僚に誘惑され、不本意な一夜をすごしてしまう拓郎。やっと素直になれると思った矢先、飛べない人に目撃されてしまった小夜は、空を泳げなくなってしまう。小夜が拓郎の部屋に落とした青い三日月の髪飾りだけが、唯一の手掛かりだ。拓郎は空を泳ぎながら通り過ぎる人々に髪飾りを見せては問いかける。そして、ついに手がかりを見つけた拓郎は、毎日最寄りの駅に通い、その駅を利用する人たちの有名人にまでなってしまった。何度もすれ違いを起こしながら、ついに二人は再び出会う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-21 08:00:00
34282文字
会話率:54%
極めて個性的な面倒臭い王子と、極めてがさつな扱いづらい少女がひょんな事から出会ってまさかまさかの入れ替わる!?なんて女性らしくない女性!なんて面倒臭い男!第一印象最悪だった2人が共に生活する中で数々の困難に立ち向かう!気が付けば惹かれて居る
自分が!?ドタバタラブコメ、毒舌王子とナルシ姫!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-13 23:19:49
39721文字
会話率:61%
「「デブなんて嫌 (だ)!!」」
「なんだと?!」
「なによ!」
おデブな王子とおデブな公爵令嬢。
「綺麗な青い目だって聞いてますけど?」
「お前、肉に埋もれて、目見えてないじゃないか!」
初対面、第一印象最悪な2人がちょこっとず
つ寄り添って、幸せになるお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-14 21:25:55
10744文字
会話率:56%
────またか。
いつものようにベッドから起きてバッグを手に自宅へと帰る。金は帰る分のお金だけ残っておりあとは全部あの熟女が使ったのだろう。
気を取り直し大学へと通う。一人で過ごそうと決めていた彼女に一番最初に声をかけてきた男性は大事な時
に相手を苛立たせる第一印象最悪の男だった。
いたずらによって徐々に心が揺らいでいき、ついには意味不明の理由でいきなり泊まってきた。
その前には気になるニュースが全国報道されていて......。
多重人格少女と言い表しがたい不思議な男性のちょっぴり非現実な序章。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-11 12:00:00
18261文字
会話率:49%
緑豊かなカナーディア公国には、国民の誰もが一度は読んだことがある有名なお伽噺がある。
透き通った新緑色の羽を持った、森の妖精・フェリシアーヌが、狩りに出ていた紫の瞳の王子・ヴィートリッヒと出会い、結ばれ、それを祝福した森の精霊が、カナーデ
ィアの天然城壁と呼ばれるマッキー山脈を築いた、というものだ。
だけど現実はそんなに甘くない?
マッキー山脈の麓を覆うフェリシア森林帯で、動物たちに育てられ、動物たちと話すことができる少女・ソラと、野生のピューマより気難しい、その地域を治める領主の息子・カイゼルが織り成す、王道ラブストーリー。
「あんなみすぼらしい、山猿のような小娘が」
「なに、あのエラッソーなの」
第一印象最悪な二人が、お互いを尊敬し、信頼し、愛し合うまでのお話。
動物好きにささげる、大人のフェアリーテイルです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-24 12:44:06
22527文字
会話率:29%
中学三年・水瀬冬華は友人たちと共に海へ訪れるも、運悪く天候が崩れ荒れだした海の大波に呑まれてしまう。
何とか海面までたどり着くも、其処は冬華のいた海では無かった。
『どういうこと?』―――訳が分からず不安な中、彼女に怪物が襲い掛かった。次の
瞬間“サクラ色”の髪をした少年が冬華を助けた。
少年は手を差出しこう言った「大丈夫か」と。
本来、これがお伽話のようなものだったなら、冬華はその少年に一目ぼれした事だろう。しかし――――現実は違った。
「ぎゃあああ!!?オバケェエエ!?」情けなく悲鳴を上げる少年。彼は間違いなく冬華と“すり抜けた”彼女の手を見ていた。
こうして第一印象最悪な少年・ハルと冬華は出会った――――
“幽体”となってしまった女子中学生が異世界に転移し“オカルト”嫌いな見習い剣士と出会い、剣士育成学校で元の世界へ戻るため少年と共に成長していく物語!
はたして生まれるのは友情?それとも…恋愛感情?(…の予定です)
※念の為に残酷描写とR15のタグを付けさせていただきました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-19 16:12:04
52430文字
会話率:43%
今とは別の時間軸にある、仮想西暦2045年の日本。
排熱臓器と呼ばれる特殊な臓器を肉体に宿し生まれる少年少女達は、人智を超えた熱量を体内で発生させ、超人の運動能力を手に入れる。
しかし、それを悪用した犯罪が社会問題となり、圧倒的な暴力
と共に、排熱のために多量の蒸気を吐き出す彼らは水蒸鬼・スチームオーガと恐れられるようになった。
法と秩序を守るため、銃火器で対抗できなスチームオーガに対して、更生したスチームオーガをぶつけるという構想を実現させるために、武装市盾町にある警察署に、ある男女が召集された。
一人は、高町十太郎 現・市役所職員 元・対水蒸鬼鎮圧部隊長
一人は、赤神氷見子 現・女子高生 元・水蒸鬼
第一印象最悪の二人であったが、お上に弱みを握られていやいやコンビを組むことに。
お互いを好きになれず足を引っ張り合う二人だが、悪に対する思いは同じ。
いざとなれば力を合わせて、蒸気吐く怪物と闘うのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-02 03:05:57
9031文字
会話率:7%
女優を目指している女とムカつく作家の男。の予定ww
女度低めの女、夏帆と第一印象最悪の男、真琴。
そんな2人が出会って恋をする。予定ww
…嘘です。恋します!絶対します!!
初めて小説書いてみました。
読みにくくて下手かもしれませんが頑張り
ます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-27 20:48:20
2943文字
会話率:48%
スキンヘッドにグラサンという第一印象最悪な男には、いつも駅で見かける女の子のことが気になっていた。なぜか親の再婚がきっかけで姉弟になり、彼は純粋に惹かれていくが、またなぜか彼女の恋を応援することに…苦労な男の物語です。
最終更新:2008-12-21 20:31:33
7083文字
会話率:42%