森の奥深くに打ち捨てられた朽ちた神殿。そこには人食らう見るもおぞましい怪物が棲(す)んでいた。不幸にも怪物にさらわれた旅の娘。しかし、娘が持つ不思議な石の光を浴びた時、怪物は思い出した。己には心があり、かつて人間だったことを。愛する人、愛
しい我が子、憎き敵……。封じられていた記憶の欠片がまざまざと呼び起こされる。か弱い人間の女が怪物と化すに至った顛末(てんまつ)が、ここに語られる。※各種ショッキング描写有り。基本は一人称、物語終盤に三人称神視点が混ざります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 23:12:18
61255文字
会話率:35%
砂漠の国ザファルバーンの王都の長屋に住み着く、元傭兵隊長の異邦人ジャッキール。
かつては国王の暗殺部隊を指揮した名うての傭兵の彼だが、今では王都の片隅や長屋で内職や細々とした依頼を受けて食い繋ぐ傘張り浪人のような生活を送っていた。彼はそんな
スローライフも気に入っているが、そんな穏やかなだけの生活が許されるはずもなく、顔見知りの三白眼や迷惑な隣人に押しかけられ、事件に巻き込まれ貧乏くじを引くこともしばしば。
そんなジャッキールの小さな事件を抱えた王都尾羽打ち枯らし居留記。
*X(旧Twitter)企画2024年『文披31題』参加作品です。
*シャルル=ダ・フールシリーズの番外編的な作品ですが、単体で読めます(多少本編と連なる話があり、ネタバレのある部分があります)
*カクヨムと重複投稿をしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 06:21:29
167139文字
会話率:41%
三白眼にくるくるのポニーテールの住所不定無職のお調子者シャー=ルギィズ。秘密とクセのある仲間たちに囲まれた、そんな彼の日常的小話。
〇:街の日常話
◆:暗殺編読了後推奨
☆:蜘蛛と酔猫が関連
◎:過去話
シャルル=ダ・フールの王国の番外編
や小話などを集めています。
本編やシャルル=ダ・フールの暗殺のネタバレを含みますので、本編を先に読まれることを推奨いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-10 06:26:50
177122文字
会話率:42%
三白眼にくるくるのポニーテールの住所不定無職のお調子者シャー=ルギィズ。怪しい風体にもかかわらず、彼は酒場で兄貴と慕われる存在。惚れっぽい彼は弱いくせに、酒場の踊り子リーフィの抱えるトラブルに首を突っ込んでしまい――、しかし、そんな彼にも
何やら秘密がある。
無表情な舞姫、裏表のある若旦那、何かと不死身な戦闘狂、顔の見えない王様。王家の陰謀渦巻く都の片隅に住み着く奇妙なシャーと、彼の周囲の癖のある面々による砂漠のチャンバラ活劇風ファンタジー。
シリーズに番外編をまとめた「カタスレニア奇譚」を追加しました。
単体で読めますが、魔剣呪状以降は「シャルル=ダ・フールの暗殺」の読了後推奨です(暗殺編は、こちらの過去になります)。一話完結方式。自サイトと重複掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-12 21:35:15
1589201文字
会話率:49%
貧民街で育った少女・夏翡〈シァ・フェイ〉は、異国と通商する商人たちの道中の警護によって生計を立てていた。あるとき馴染みの商人・康永叔〈カン・ヨンシュ〉の率いる隊商について大国ラズワルドを訪れると、怪しげな老人との出会いをきっかけに魔神の宿る
神燈〈シェンドン〉を手にする――。
*この作品は「カクヨム(https://kakuyomu.jp/works/1177354054894158834)」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-27 12:09:43
31725文字
会話率:58%
生まれ持った病気のせいで、魔法も使えない孤児の少女ベガはある日、自分を治療してくれるという医術師の男シリウスに引き取られることとなる。
治療法を研究していく日々の中、シリウスは帝国最高峰の研究機関であり教育機関でもある学院に教授として招
かれることになり、そしてひょんなことからそこにベガも生徒として通うことになってしまった。
魔法が使える優秀な者たちのなかで、魔法が使えない落ちこぼれのベガは逞しく学生生活を送ることができるのか。
自身に秘められた病気の正体、やがて国をも揺るがす大惨事にベガは巻き込まれていくことになる。
(物語を完結させてから、投稿しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-22 08:00:00
415030文字
会話率:34%
本名不明・年齢不詳の美しい魔女が営む薬屋は、女学生たちの憩いの場。常連のひとりで魔女に憧れるアリヤは念願の弟子入りを果たした。
使い魔の少年セディッカには冷たい態度をとられるが、彼の拒絶の裏には何やら理由が……?
しかも色々あって、気づけば
アリヤは彼に惹かれていた。
ところがある日、薬屋は謎の男によって襲撃される。
攫われた魔女を助けるため、微妙な関係の見習い少女と使い魔はやむなく手を組むが――そこでアリヤが直面したのは、この世界と魔女の真実。
そして、自分でも知らなかった己の力と、それにまつわる自身の宿命だった。
「何の犠牲もなしに奇跡は得られない。それでもきみは『魔女』になりたいかい?」
これは〈特異点〉の少女と人ならざる使い魔の、恋と因果の物語。
*誤字脱字報告歓迎
*カクヨム/ノベルアップ+でも掲載中
*シリーズは無視してください。笑
*レイティングを踏まない程度の流血や怪我の表現があります。PG12くらい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-21 18:05:38
175204文字
会話率:30%
自分が書いていた漫画の登場人物に転生してしまった。
王太子だけど、一話で死んじゃうし、ハーレムがあるし……どうしたらいいの?!
©2023 弓良 十矢
最終更新:2023-01-27 11:27:50
21386文字
会話率:46%
砂漠を歩く王族ラフィーアとその従者アーシマは、ある目的のために旅をしていた。
広大なアリージ砂漠を行く2人だったが、道中でならず者達に攫われてしまう。
脱出しようとする2人の前に、自らを“傭兵”と名乗る男が現れて…
最終更新:2022-11-12 11:00:00
33081文字
会話率:26%
貧富の差が激しいことで知られる国、イズティハル。
貧民は人にあらず、ドブネズミと呼ばれていた。
イズティハルのスラムで暮らす青年ファジュルの前に、王女だと名乗る少女があらわれる。
「先王の忘れ形見、わたくしの従兄がここにいるはずです。連れ
てきなさい。彼を王にします」
ファジュルと王女の出会いは、やがて国の在り方を変える事件へとつながる。
貧民が貶められる国を変えるため、ファジュルは革命を起こすことを決意する。
この作品はノベルアップにも掲載しています。
*この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-17 23:49:44
238819文字
会話率:40%
召喚の儀。それは異界より英雄の魂を召喚し、使役する魔術である。
砂漠の地を支配する王国から召喚の儀を行う巫女に任じられた少女は、見事それを成功させた。……召喚された者が全く英雄に見えない点を除いて……。
最終更新:2022-05-04 13:04:37
18097文字
会話率:31%
旅の若者イゼットは、道行の途中で腹をすかせた異民族の子供・ルーと出会う。ある騒動をきっかけに、二人はルーの「大人になるための修行」に挑みながら共に聖都を目指すことに。
人と出会い、世界を知り、互いの過去と今に向き合う旅路。その先で待ちうけ
ていたのは、忘れ去られた伝説と人の姿をした人ならざる者たちだった。
後に伝説として語られる少年少女の冒険活劇、ここに開幕!
※作者の個人サイト「海の部屋」およびカクヨムにも掲載しています。ひとまず一部分のみのお試し掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-04 20:00:00
574015文字
会話率:49%
気づいたら前世でやってた乙女ゲームの悪役令嬢ユリアに転生して――と、ここまではよくある話……問題はその後ですよ!
ヒロインを虐めた罪で断罪され、流れ着いた先は遠い異国の後宮(ハーレム)!?
女奴隷としてハーレムに売られたユリアが
見たものは、栄華を極める帝国中から集められた美女たちが皇帝の寵愛を競い合い、宦官や官僚たちが派閥争いを繰り広げる宮廷生活だった――!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-01 12:00:00
96089文字
会話率:29%
全てのやらかし系転生者に言いたい。ルールを守れと。本作はやらかしまくる転生者(主にヒロイン)をあれこれする話です。
◎前提は異世界転生です(転生者の立場や舞台は異なります)
◎「その物語の主人公」はやらかし系転生ヒロインです(※一部を除く
)
◎1話完結オムニバス形式、全部で15話以内
◎投稿ごとに本あらすじ▼以下にタイトルを追加します
◎各話前書に簡単なあらすじ、該当キーワードを載せています
◎各話後書に次回予告として簡単なあらすじ、該当キーワードを載せています
◎婚約や婚約破棄はあったりなかったりしたりしなかったりです
※共通点+段階の都合上で連載ですが、更新は稀。息抜き更新です
※R15は一部の話に有効です(該当話は題名に*あり)
※キーワード「異世界転生」「ハッピーエンド」「中近世」「設定緩め」は全話共通です
※キーワード「身分差」「物語」は一部の話に有効です
▼1.ヒロインではなくても/2.琥珀は緑の夢を見る/3.愛は育てるものなので/4.千代の乙女/5.砂丘の夢/6.ハーレムエンドも大概に折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-17 00:11:51
97618文字
会話率:39%
ある晩、ファティマが家で寝ていると父親が布袋に子供を詰めて帰ってきた。誘拐だ。
翌朝、父親より偉いっぽい男が子供の面倒を見てくれと言ってきた。カンキンだ。
そうして、誘拐犯の子供と誘拐された子供の暮らしが始まった。
これは2人の数日間と、し
ばらく後の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-28 20:25:54
32490文字
会話率:47%
運動音痴で、本が大好きな少年ロバートは、幼馴染の女英雄サンドラに憧れていた。
神に見離された、才能のないロバートに突如訪れた幸運。彼は魔術の才能を手に入れる。
彼は新たに手にした才能で英雄とともにある事を目指す。
英雄を形作るのは、神々が
与えし才能でもなく、運でもなく、ましてや努力でもない。
これは少年ロバートが英雄(化物)になる物語。
彼が英雄(化物)になったのは、ただただ狂った愛情によってだった。
英雄(化物)が生まれる愛憎劇です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-15 11:28:19
47371文字
会話率:53%
お散歩中の女子高生、井上言葉(いのうえ ことは)は、突然知らない場所に転移する。
そこは、獣人たちが普通の人間と同じように暮らす、一日が四八時間の世界だった。
学者の鳥人族、バルナートに保護され、その世界の言葉や文化を教えてもらいつつ、基本
的にはのんびりと暮らすコトハ。同居人である家政婦兼護衛のお姉さんやバルナートさんの友人や猫人族のお友達と仲良くしたり、狼に追いかけられたり……
元の世界に帰る手かがりを見つけられないまま時が経ち、コトハは再び見知らぬ場所へ転移していた。
異世界転移を繰り返すお話です。あらすじの後の部分のほうが長くなる予定です。随時更新します。
この性質上キーワードを多く(当社比)つけています。キーワードでついてるのに掲載している部分ではまだその要素が出てない、ということも多いと思います。ご了承ください。
キーワードを章ごとに当てはめると以下のとおりです。
第一章
中東風、獣人
第二章
ヤンデレ
第三章
近世、西洋、スキル
第四章
魔法、学園
結構長編になる予定です。作者はとても遅筆なので完結までめちゃくちゃ時間がかかると思います。
なので途中で飽きたり文体が変わったりするかも知れません。
更新は気長に待ってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-09 17:16:42
51555文字
会話率:40%
悪名高い侯爵家令嬢、レティシア・アークセレムはこれまで3回の婚約を経験し、その3回ともが他の女(ヒロイン)に婚約者を奪われる形で破棄されていた。
しかしそれは表の話。実はこのレティシア、裏ではヒロインから金銭を受け取りわざと悪役令嬢のふ
りをすることで、婚約破棄騒動を演出していたのだ。
あともう少しでお金が貯まり、貴族社会からとんずらして夢を叶えることができる——。
そんな甘く浅はかな夢を見るレティシアの前に、突然異国の青年が現れる。
「レティシア様。我が王、リューガ・アルダイの王妃選定会に参加し、稀代の悪役令嬢を演じて下さい」
いかにも怪しい依頼だが、弱みを握られたレティシアは逆らうこともできず、海を越えて性悪女を演じる羽目になる。
はてさて、この青年の目的とは? 異国の土地で、レティシアの悪役ぶりは通用するのか?
悪役令嬢ビジネスの代償は、想像以上に高くつく。
※ガバ設定です。誤字脱字矛盾などご指摘いただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-02 22:54:49
41553文字
会話率:44%
八世紀末の中東、オリエンタルなアラビアンナイトの時代。元奴隷の少年、エディル・カタラエフは、悪霊召喚技術や魔法を携えて、生き別れになった妹を探す旅に出る……。
闇鍋的中東風ファンタジー。
最終更新:2018-01-11 21:41:09
60443文字
会話率:46%
大国に挟まれた小国ザフラは岐路に立たされていた。大国の使者が傘下にと迫る中、父王の決断を見守るしかない次期後継者のアシュラフ。だが突然、使者が牙を剥き父王は凶刃に倒れる。逃亡するしかないアシュラフが見つけたのは、魔神が封じられているという水
差しだった――。中東風異世界が舞台のアラビアン・ファンタジー。
★登場人物紹介のページにイラストがあります。★折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-26 00:00:00
124656文字
会話率:35%
男子高校生氷室太郎は、異世界へ転生してしまった。
彼が転生した国は、大砂漠を治める王政国家「ウルドゥリア」
名をフリードと改めた彼は、第二の人生を懸命に生きる事を決意する。
様々な危険が押し寄せる異郷の地で、彼は無事に暮らせるのだろ
うか!?
第一章「再誕」終了。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-28 22:00:00
104281文字
会話率:50%
複数の作者による空想の街を舞台にした群像劇。この作品は、ツイッター上の「空想の街企画」というイベントに投稿したものです。
空想の街とは、街の設定に基づいて各個人がその街の住人となり、イラスト、ノベル、ポエム、短歌、都々逸、俳句etc で「空
想の街」での出来事を描いて遊ぼうという企画です。
街の設定。
時計塔がある。
塔に地区がくっつくようにして街になっている(地区ごとに雰囲気やカラーが様々)(例:和風・西洋風・外国風・下町風・中東風・現代風・物語風etc)。
地区の間には細い水路が流れている。
街中に環状線「丸ノ形線・通称マルケー」が通ってる。
駅名は南区から時計回りに「能登洲→橋本→汁輪→ケントルム→ミゼン→ウィア・アクア→ノルド・アンゴロ→ジェスル→リマニ→第一東→第二東」となっています。
街の東は海と隣接。
時計や細かい技術、工芸品が特色。
地盤沈下で以前の住人が街を捨てる→数十年後移住してきた人たちが時計塔を核に地域を継ぎ足していく→数十年後(現在)
現在は地盤沈下の問題は技術力で解決している。
他の街(森の向こう)とは交流あり。ただし、作品内に実際に登場するのは街の中だけとする。
街主という街をまとめる役職がある。現在の街主は30代始めの中肉中背な温厚なお兄さん。時任ケイ。独身。
通貨単位は「クルーク」(1クルーク=20円)
基本ツイッターの投稿したまま載せています。「#空想の街」以外のハッシュタグが付いてるものはそのタグごとの作者様とリンクしています。(例:#狐=日下部あまね)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-14 20:52:32
74479文字
会話率:0%