「俺はどうすればよかったんだ……?」
ブリテンの第二皇子であるアーサー=ペンドラゴンはギロチンにかけられながら己の運命を嘆く。度重なる重税や貴族の横暴に激怒した民衆の革命によって彼はその命を落としたはずだった。
だが、次に目が覚め
た場所は自室のベッドだった。しかも、自分の姿は五年前の少年だったころに戻っていることに気づく。
処刑から逃れるのはどうすればいいのか……?
悩んでいた彼が何とはなしに、メイドに親切にすると脳内に不思議な声が響く。
『善行ポイントが加算されました。未来がわずかに変動したします』
その声を救いと知ったアーサーは己の命のために人々に優しく接し、善行をつくしていった結果、歴代最高の王……『聖王』とまで呼ばれるようになる。
これは世間知らずで人の心がわからなかった少年が己の命のためにがんばっているうちに様々なことを知り成長するやりなおしの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-27 12:10:00
279978文字
会話率:46%
総歴1941年。季節が冬の表情を見せ始めた頃、連合皇国は隣国である帝国から侵略の危機に晒されていた。
外交による努力は行き詰まりを見せていた。さらに帝国軍は国境付近に戦力の集結を開始、情勢は急速に悪化している。
連合皇国の軍隊であ
る国防軍はいよいよ侵攻に備えて戦争準備を開始した。
不定期ゆっくり更新です。ゆっくりしていってね
参考文献一覧 敬称略
独ソ戦 絶滅戦争の惨禍 大木毅
勝敗の構造 大木毅
灰緑色の戦史 大木毅
『戦車将軍グデーリアン 「電撃戦」を演出した男』
大木毅
歩兵は攻撃する エルヴィン・ロンメル
「砂漠の狐」回想録 エルヴィン・ロンメル
戦闘戦史 樋口隆晴
ソ連軍作戦術 デイヴィット・M・グランツ
『沖縄シュガーローフの戦い 米海兵隊地獄の7日間』
ジェームス・H・ハラス
ベルリン陥落1945 アントニー・ビーヴァー
スターリングラード:運命の攻囲戦1942-1943
アントニー・ビーヴァー
バトル・オブ・ブリテン イギリスを守った空の決戦
リチャード・ハウ&デニス・リチャーズ
ストーミング・イーグルス ドイツ降下猟兵戦史
ジェイムズ・ルーカス
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 18:30:00
73945文字
会話率:8%
今から80年ほど前、ヨーロッパから始まった第二次世界大戦は各地を焦土に変えながら大陸中に広まっていった。
連勝を重ねるドイツ軍は西方への侵略を進め、遂には大国フランスを破りイギリス海峡に達する。
目の前に横たわる狭い海峡の先には小
国のイギリスだけ、おそらくドイツは大陸の西を制したついで程度にしか思っていなかったかもしれない。国力においても物量においてもその島国よりも優っていたのだから。
対して海峡を死守するべく防衛体制を整えていたイギリス。そのとある街の臨時基地に英国屈指のパイロットと天才エンジニアがやって来る。かくして、第二次大戦で最大の空中戦、バトル・オブ・ブリテンが始まる。
※この小説は史実を元にしたフィクションです。実在する国、地名、団体、兵器などが実名で登場いたします。更に物語のために史実を多少歪めておりますが、あくまで個人の趣味で書かれたフィクションとして御容赦下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 10:07:21
567647文字
会話率:56%
【ウーサー・ペンドラゴン】という人物を知りたい?
何で彼の事が知りたいの?まぁ、いいや。
簡単に話すと、彼は《アーサー王伝説》の始まりに出てくるブリテンの王にして物語・主人公アーサー王の父。
そして、ブリテンの滅亡とアーサー王を悲劇に追い
やった原因の一人。
彼自身の《愛》と《慾望》から始まり、後にその代償は《呪い》となり息子のアーサー王に降り掛かってしまった。
その原因を作ってしまったウーサーは友の魔術師が目指したブリテン統一の実現の好機と臣下の信頼を一気に失い、最期は召使いになりすましたサクソン人の手により誰にも助けられる事なく毒殺された。
はい、お仕舞い!これが《アーサー王伝説》で語られる【ウーサー・ペンドラゴン】の短い物語。
え?違う?
キミが知りたいのは─────
【大罪人ウーサー】の《楽園殺し》の物語だって?
ふぅん・・・・・何でキミがソレを知っているのかな?
誰に聞いたかは知らないけど、それ、知らない方がいいよ。
だって伝説が殆ど語られてない者の物語というのは『世界』が《危険》と判断し、意図的に《抹消》したモノが多い。
特に【彼】は、『世界』がその存在と軌跡を《抹消》しきれず、《封印》して《アーサー王》の物語で上乗せして【彼】の痕跡をできうる限り希薄にするので精一杯だった程のものだったんだからさ。
だから、【彼】の事は忘れて別の事に情熱を傾けた方が身のためだ。
※この作品はpixivでもちょっと掲載しています。
なお、この物語はフィクションです。史実とは異なる話になります。それでも宜しければご覧ください。
※誤字脱字など読みにくい所が多々あるかも知れませんが、御容赦願います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 22:00:00
106553文字
会話率:28%
失業無職のおっさん、三枝光也は気付けば異世界の山奥で倒れていた。
お約束のスキルや転移者特典どころか、事情説明すらなしの放置状態。
ゴブリンの群れにさらわれる女の子も助けられず、自分の無力さに絶望するが……
「英国万歳(グッド・ブリテン)
♪」
いきなり現れた“自称:英国製メイド”に導かれて、彼の奇妙な異世界無双が始まる!
※(この作品はフィクションです。劇中に登場する
「英国」や「英国人」「英国面」などは架空の世界線上にある
架空の英国的存在であり、実在のものとは一切関係ありません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-23 02:54:58
705625文字
会話率:53%
ノーバティ・ストレンジ博士が再びその最新作を発表し、イギリスの信じがたい過去に目を向けました。本作では、ストレンジ博士が一貫して持ち続ける「厳密な」態度で、イギリス史の真実を明らかにしています。
博士は、ローマ人がブリテンから追い出された
のは、豆を好む巨大なウサギの群れによるものだと主張しています。また、ストーンヘンジは、そのウサギたちが集めた巨大なニンジンを保管するための倉庫であったとしています。
シェイクスピアの劇は彼自身が書いたものではなく、「バーナビー・ブラウン」という名前の話す木によって創作されたと博士は言います。
もちろん、ストレンジ博士の結論は完全に根拠のないものではありません。彼は、古い伝説や民間故事、自らの「深い研究」など、さまざまな「信頼できる」史料を引用しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-01 01:31:58
4424文字
会話率:0%
グレートブリテン島にあるバララドという国に住んでいるローザは、とある日、姉の婚約が決まったことを聞かされた。姉と姉の婚約者は仲良く付き合いを開始しはじめた。
だが、スクールの夏休み明けのある日、突然姉から婚約者との文通を姉になり変わって
代筆しろというお願いが下されてからローザの運命が激変する。
これは、とぼけた性格のローザが女性としての成長と異性との愛情を掴み取る物語だ。
※バララド、オセニアという国は存在しません。ゼンダ城の虜的な架空の国です。2か国作ったんで異世界でいいですよね…。
※宗教と第一次世界大戦は意図的に消しました。
※口調は軽く読んでもらうため、軽い口調にしてあります。
※ゆるふわ設定ですので、歴史に深く突っ込んでもいいことありません。
※魔法や精霊など不思議現象は一切ありません。
※途中、どシリアスになりますが、最後はハッピーエンドです。ざまぁはありません。
※貴族の呼びかけ方は難しくて考えるのを放棄しました。ロードとかレディとか各自心の中で付け足してください。登場人物の名前は適当です。
※主人公の成長×年の差カップル×姉の婚約者の分捕(多分)×家族仲良い×最後はハッピーエンド
※この物語はフィクションであり、実際の人物や団体とは関係ありません。
※全て書き終えてからの投稿なので完結します。
仲の悪い姉妹の婚約者を分捕る話は腐るほどあると思うので、仲の良い姉妹からの分捕(多分)を書いてみたくて書きました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-26 19:48:29
194511文字
会話率:41%
大ブリテン島の連合五王国アルビオン――ペンドラゴン王朝のもと、発展と繁栄の続く王国には人知れぬ闇が広がっていた。
魔術と科学の融合した碩学の果てに生まれた文明の繁栄と共に、空は晴れぬ灰色の蒸気に包まれていた。
日の届かない大都市には、
それを望む闇夜の種族――吸血鬼が潜み、人間社会に紛れていた。
一人の青年、アルヴィン・フランはある日、影に隠された吸血鬼の存在を知りその戦いへと巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-23 15:05:38
9249文字
会話率:43%
ブリテンでの日本小説への人気事情
最終更新:2023-09-04 11:42:18
1183文字
会話率:0%
孤児院から保護されたアビーは保護者であるお兄さんからのとある提案でブリテンにある王室へと赴き…
最終更新:2023-08-07 14:14:19
1688文字
会話率:53%
「グレイト=ブリテンでは無事、黒竜さまの加護が引き継がれました。めでたしめでたし」
剣の魔法の実在する世界。
片想いの相手のために騎士団長にまでなったデニスだが、彼の最愛の人はなんと、黒竜になってしまった。
黒竜は即座に王子と婚約。国を挙
げての祝賀パーティーが行われた。
デニスが未だに彼女を好きでいることは多くの魔法使いから非難された。
「ようやく訪れた平穏を壊そうとするヤツ」となってしまったわけである。デニスの方が彼女を見染めたのは先だったのに…
まあ、そこで諦めないのがデニスなのだが。
国王陛下と相思相愛の彼女のことをどうしても諦めきれないデニスが、自分の定めと向き合いつつ、新しい恋を探…せばいいのに一向に探そうとしない話。使命とは向き合います!
※オチはあります。
※不定期更新
(以下、注意書き)
・ ファンタジー要素強めです
・ 主人公の倫理観に非常に問題があります。自衛してください。
・ 「色なし魔法士は今日もご機嫌」の時系列的には後の話になります。こちら単体で読めるように書いたつもりです。
・ 特殊な性の世界軸ですので、苦手な方はブラウザバック推奨。
・ この作品は同タイトルにてカクヨム様でも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-31 17:39:10
642047文字
会話率:22%
佐野元春と君の中の元春に
この物語を捧ぐ
20220220
筆者
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第一章_春風神官学校編
[あらす
じ]
桜が満開の金曜日の夜、天野春風(あまのはるかぜ)は隣の家、天才科学者大神元(おおかみはじめ)の研究所にいた。
この日は春風の三十回目の誕生日だった。
十五歳だった大神がアメリカから日本に移り住んだその年に隣の天野家の長男として春風が生まれ、長い時間を共に過ごした二人は年の離れた兄弟のような関係になった。
大神は春風を「ハル」と呼び、春風は大神を「モッちゃん」と呼んだ。
くしくもこの夜、大神が半生を費やした超大作「宇宙ラジオ」が完成した。
大神は宇宙ラジオのスイッチを入れた。
宇宙に飛ばした探査機から送られてくる情報を収集解析し、生命と宇宙の起源を探るための装置だったが予想外の事態が起こった。
春風の体は光に包まれ、遠く離れた銀河の惑星バルデラに転移してしまったのだ。
バルデラは剣と魔法の世界だった。
惑星バルデラには七つの月があり月の満ち欠けの組み合わせにより月から人が落ちてくると信じられていた。
バルデラ人は月から来た人を「月落人(つきおちびと)」と呼んだ。
月落人(つきおちびと)はそれぞれが特別な力を持ってやってくる。
ゆえにバルデラ世界の歴史形成に関わる重要人物となる場合が多々あり国家だけでなく悪事を企む集団も探し求める存在だった。
月落人となった天野春風を最初に見つけて確保したのは天才魔術師ソフィエ・ヒストリアだった。
ソフィエはブリテン神官学校の教師であり、校長デルタ・オサロの指揮の下(もと)、春風を救出した。
銀河間時空転移の影響で期せずして若返った春風は月落人奪取を目論む謎の魔術師集団から身を隠すため、そしてこの世界に適応するために、ブリテン神官学校の生徒として暮らす事になった。
自分の肉体に生じた異変に戸惑いながら学生として剣や魔法の経験を積んでいく春風はある時、謎の遺跡に巡り合う。
貴族剣士や猫獣人などの友人たちと日々成長していく春風は遺跡の謎を追うごとに歴史の渦に巻き込まれていき、やがてバルデラ世界は再び月落人を中心に動き始めるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-23 23:41:25
135134文字
会話率:25%
とある事情で聖剣エクスカリバーに選ばれた侍、正八(しょうや)は聖剣を追ってブリテンから日本にやってきた美麗の騎士、ランスロットとともに江戸の町で化け物退治の仕事をしていた。
だが、金と女にだらしがない正八はある日、それを見かねたランスロ
ットに住まいである長屋から叩き出されてしまう。
「貴様の分の夕餉はないと思え!」
その言葉をこれ幸いにと吉原に繰り出した正八だったが、吉原の街角で奇妙な遊女に声をかけられる。
時を同じくしてランスロットも、日本の霊的守護を司る大陰陽師、安倍晴明から吉原に巣食うあやかしの話を聞いていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-14 18:43:18
14287文字
会話率:43%
ブリテンの王を決める聖剣エクスカリバーを地上に降ろす使命を託された私は、手頃な大岩を探して人界を飛翔していた。ところが、この聖剣が無駄に意識が高い上に、最初に抜きに来た少年もとんだクソガキで……。
これは、数多く語り継がれるアーサー王伝説
の中のひとつである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-19 20:02:18
6518文字
会話率:49%
一九一五年、第一次世界大戦の真っ只中に、それは起きた。
――グレヱトブリテン島への、巨大隕石の落下。
覇権国家・大英帝國は二つの島ごと地球から姿を消し、西ヨーロッパ諸国もまた、言語に絶する大津波によって壊滅的被害を受けた。
突如と
して宗主国ヰギリスを失った世界中の植民地は混乱し、あるいは独立を志向する勢力が蜂起し、しかして米国や帝政ロシア、あるいは大日本帝國による干渉を受けた。
それから一年後、世界中を覆い尽くした粉塵がようやく晴れて太陽が見えるようになり、今や三国協商の盟主となったロシアが西ヨーロッパを席巻しようとしていた最中に、その国は突如として名乗りを上げた。
『新星ローマ帝國』。
ローマ皇帝・フリーデリケ四世を名乗る若干十四歳の娘は、対露最前線でいきなり歌声を披露するや否や、竜巻を起こしてロシア将兵を天高く放り上げ、あるいは爆炎を起こしてロシアの戦車団を鉄屑にして見せた。
――Diva。
隕石が地球中に巻き散らした粉塵、地球には存在しない未知のヱネルギヰを超常の力に変える、人間兵器。戦場を席巻するローマの歌姫たちの登場によって、世界中の戦況は一変した。
十年後の冬、大日本帝國は大阪の下町で、今まさに夜逃げを決行しようとしている少女が一人。
――渡瀬歌子、十五歳。
これは、夢を失い、家を失い、唯一の家族すら失いつつあるこの少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-29 22:36:50
96283文字
会話率:33%
タイトルの通り、スキル制の世界にこんなアレなスキルを持ち込んでみたら?
みたいなのを考えて、断念した墓標状態。
その理由をつらつらと書いてみました。
お暇な方で、読んで頂けるなら是非。
最終更新:2021-09-14 01:00:00
4455文字
会話率:0%
2101年のグレートブリテン王国。イギリス王室=British Royal Familyの王女:フィアは、前世の記憶を持った5歳児の生まれ変わり人間である。
前世での名前はエリザベス・テューダー。1533年に男の世継ぎを期待していた当時
の世間の為この世に誕生したことを誰からも喜ばれない王女として生まれ、幼少・年少時代は暗い時期で反乱の疑いで牢獄暮らしもあったほどに。しかし姉メアリー女王の死後、父の遺言で認められていた王位継承権の下、イングランド・アイルランドのテューダー朝第5代女王として君臨し、それまで小国だったイングランド王国を世界に轟かせるほどの繁栄を築く偉業を成し遂げ、歴史的人物の一人にも数えられる国民と共に生きた偉大な女王。
1603年、椅子に座り続けて永遠の眠りについたと思えば、気が付くと自分は赤ん坊の姿に、そして時代も飛んで493年後の2096年になっていた。
何もかもが全て違う世界。懐かしい場所もあれば知らない建造物も。今や世界は国一つ一つではなく、全人類が繋がりを持っている。社会・政治・歴史・地理・科学・文化・経済、色んな物が進んだ時代。それらをインターネットを介して全てを学ぶことと、新しき両親=皇太子夫妻と暮らすことを第二の人生の喜びとして毎日を過ごしていた。
しかし、2101年の誕生日を境に、何もかもが一夜にして変わってしまう。
誕生パーティーをするはずだったホテルが皇太子夫妻ごと爆破され両親は死亡。フィアはその瞬間を外から目にし、ショックを受ける。命からがら逃げるも、本来王族を守る立場にあるはずのSIS(シークレット・サービス)諜報員が攻撃したことで国そのものに殺されかけていると悟り、自分はもう助からないと思い始めた。
だが、途中行き倒れた王女をたった一人で助け、保護した人物がいた。
救ったのは、偶然ブリテンを訪問していた杉田義羅という不思議な少年。実は彼もフィアと同じ前世の記憶を持つ生まれ変わり人間だった。
王女から見て少年は、彼女の時代では知り得なかった存在、自分で立てたルールを重んじ、ヨーロッパの騎士道にも通ずる鋼の魂を持った戦士:侍のイメージと重なっていた。
これは、国を揺るがすほどの大事件のさなか、戦闘経験もない“彼”“彼女”が、何をどうしていたのかを描いた物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-04 13:40:09
95553文字
会話率:43%
第二次世界大戦後、貴族再興の際に公爵という爵位を与えられたウィンドセアリス家の長女・オリヴィアは、公務や身分に囚われた家から抜け出したいと、屋敷のあるロンドンからグラストンベリーまでやってくる。
そこにいたのは三つの首を持つドラゴンだっ
た。
訳も説明せずに、「旅へ行きたい」というオリヴィアの頼みに応えるドラゴン。ヨーロッパを巡り、やがて彼女たちは太平洋上の孤島に辿り着く。
二人は互いの境遇を語り、それでもこれからの二人の交友関係を信じて、日の沈みゆく中、ブリテン島へと帰ってゆくのだった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-18 22:11:43
9925文字
会話率:40%
パブリックスクールに入学したての13歳の僕は、学校の課外授業でロンドンのテート・ブリテンに来た。美術レポートをさっさと片付けて退屈な課外授業を抜け出そう、と悪友フレッドにもちかけられる。
そんな悪だくみを無視して、僕は絵を探して美術館の中を
さまよう。ある一室に足を踏み入れた途端、僕は雷に打たれたように動けなくなった。そこで出会ったのは・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-08 16:36:09
11606文字
会話率:41%
竜が飛び、亜人が人と共に在るエウロペ大陸。
騒乱続く大陸より離れ、一応の平和を謳歌していたブリテン島を中心とする、赤き竜の国、ブリテン王国。
だが大陸の覇者、拡張主義を掲げる白百合の帝国、フランク帝国が武力を持ってこれを治めていく。多
くの国々を呑み込み強大化していく帝国。やがて大陸に領土を持つブリテンの領主たちと帝国の小競り合いが頻発するようになっていく。
そんな中、一つの傭兵団がブリテンの貴族に雇われる。そして二人の少女は出会い、物語の始まりとなる。
ブリテン王国史上、最も華々しく、且つ悲しい群像劇の。
尚、この作品はアルカディア、ハーメルンでも投稿予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-16 00:05:43
37110文字
会話率:20%