緑深い森の奥にある小さな村で暮らす少女ハルの元に、嵐の夜、喋る羊が迷い込んでくる。その羊を元いた場所へ帰すため、そして、一年前に出かけたきり戻らない母に会いに行くため、兄二人と旅に出るハル。この旅が彼女の運命だということを、そして旅の果てに
待つものを、まだ知らない『特別』な少女は、初めて赴く村の外の世界に期待と興味を抱いて、母のいる王都を目指す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 13:00:00
2151907文字
会話率:48%
音楽経験ゼロ。でもオーケストラがしたい!
大学生の「海野秀人(通称ヒトデ)」は新人歓迎コンサートで聴いたオーケストラに圧倒され、その場の勢いで入部を決めてしまう。
楽譜も読めない、リズムも取れない、楽器の吹き方どころか名称もよくわから
ない。そんなド素人が経験者だらけの大学オーケストラで味わう天国と地獄!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 16:56:48
16598文字
会話率:52%
第一章
小学生の美早は、両親を亡くして祖父と暮らしていた。
これを知った子供のいない夫妻が、美早に興味を持ち、会うと気に入って養女にする決意をした。こうして美早は、年金生活者の祖父と一緒に貧困な生活をしていたのに、富裕な家庭に貰われて人
生が劇的に変わる。
第二章
ピアノを習うようになると、美早は猛然と練習して小学生にして難曲を発表会で弾きこなし、中学生になるとコンクールで地区優勝する。
この一方で、美早は音楽教室で里英子という同学年の女子と知り合い意気投合する。二人の顔は親戚でもないのに姉妹かと言われるほど似ていた。そのうえ里英子は美早にとって唯一の理解者となった。
第三章
美早は家元制度のような徒弟関係や金儲け主義の音楽界に嫌気がさしたため、高校受験を口実にして全国大会出場を辞退し、音楽教室も辞めてしまう。そして、やはり受験のため音楽教室を辞めた里英子と同じ高校に行こうと申し合わせて一緒に受験勉強をする。
そのとき、地元のアマチュアオーケストラが、ピアノ協奏曲を演奏するつもりがピアノの独奏者が見つからず、美早に声をかける。応じた美早は特異な能力を発揮し、コンサートを成功させる。
第四章
美早と里英子は同じ高校に入る。
美早は、たまたまライブハウスで唄ったところ、その容姿と美声からアイドルにとスカウトされて断るが、もしも祖父と貧困生活していた時だったら、そこから抜け出すため話を受けたであろうと思い、今の自分は幸運だが、次第に本当の自分ではなくなっていくと言って涙を流す。
そのうえ、校風に合わないことをしていると校長に侮辱され、怒った美早は退学を決意する。すると里英子は、自分も退学を考えていたと美早に打ち明ける。里英子は同級生の男子と親密になり、その彼が、この高校は息苦しいからやめたいと言い出した。それで一緒にやめて転学しようかという話になっていた。これを初めて聞いた美早は、いつの間にか里英子が彼氏を作ったうえ、そこまで親密になっていたことに驚き、大したものだと哄笑した。
第五章
美早も里英子も、親が退学に賛成しなかった。
その結果、美早と里英子は、それぞれの決意をした。美早の決意は、誰であっても特に驚くようなことではなかったが、里英子の決意は美早でさえ驚いたほどだった。
ただ、美早は里英子は決意を尊重しつつ不安を払拭できなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 12:39:11
29123文字
会話率:65%
本作品はぜひ、夜にご一読いただければ幸いです。その夜は雨であるか、もしくは月がみえるのであれば、なおさら良いかと存じます。
とある少女の苦悩があった。ただピアノの音が好きな少女は、自身の好きな音を奏でたい。しかし、同時に誰かに認めてもら
いたいという欲求もあった。新高校生となり、何も変わらない生活に焦りを抱いた少女は、快活な青年と出会う。悩みを拭いさる、雨の雫のような青春物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 06:00:00
11059文字
会話率:29%
いきなり異世界転移させられた小田桐蒼真(おだぎりそうま)と永瀬弘祈(ながせひろき)。
所属する市民オーケストラの指揮者である蒼真とコンサートマスターの弘祈は正反対の性格で、音楽に対する意見が合うこともほとんどない。当然、練習日には毎回のよ
うに互いの主張が対立していた。
しかし、転移先にいたオリジンの巫女ティアナはそんな二人に『オリジンの卵』と呼ばれるものを託そうとする。
『オリジンの卵』は弘祈を親と認め、また蒼真を自分と弘祈を守るための騎士として選んだのだ。
地球に帰るためには『帰還の魔法陣』のある神殿に行かなければならないが、『オリジンの卵』を届ける先も同じ場所だった。
仕方なしに『オリジンの卵』を預かった蒼真と弘祈はティアナから『指揮棒が剣になる』能力などを授かり、『帰還の魔法陣』を目指す。
たまにぶつかり合い、時には協力して『オリジンの卵』を守りながら異世界を行く二人にいつか友情は生まれるのか?
そして無事に地球に帰ることはできるのか――。
※この作品は他の小説投稿サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 01:13:45
61509文字
会話率:37%
21話の出来事をー出雲碧視線ーで書きました。
最終更新:2025-03-16 08:57:39
2299文字
会話率:70%
学生オーケストラに所属する学生たちのお話。
最終更新:2025-02-12 06:21:18
89726文字
会話率:54%
朱音と秋良のデートのお話
最終更新:2024-11-17 14:06:35
2486文字
会話率:58%
ある音大卒業、指揮者志望の女性。コンクール敗退の夜、彼女はバーで飲んだくれ、路上に倒れ交通事故で命を落とした。あっけない結末だが、死ぬ間際の諦めたくない執念を買われて、彼女は新しい世界で夢の続きを追うチャンスを得た。生まれ変わる彼女は異世
界の恵まれた境遇に喜び、異世界のいびつな音楽史に驚愕、そして創作の自由を奪う異世界の悪法に反旗を翻すと決意――
これは異世界に転生してもやることがあまり変わらない。ただひたすら音楽の道を進む物語です。
基本的に章ごとに一曲(たまには二曲以上)を紹介する形式で進行します。もしこの作品を読んで興味をもってくれたら、ぜひ作品中に登場する楽曲を検索してみて、文字と音楽を同時に味わってくれたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 19:30:00
217996文字
会話率:45%
2つの世界で紡がれるオーケストラ。
退屈な世界は変わらない、変えられない。
でも、そんな異常な世界は作れない、作らせない。
聞け、神曲を。
最終更新:2025-01-25 21:43:33
34478文字
会話率:25%
体調不良の中でオーケストラとの共演の仕事を果たさなくてはならないカール。
そんな彼の姿が不憫でそれに胸を痛めるドミニク。
キーワード:
最終更新:2024-12-28 16:15:11
5420文字
会話率:36%
世間に知られるようになったおかげなのか、カールのデビューが決まる。ソリストとしてオーケストラとの共演を迎える。
キーワード:
最終更新:2024-12-28 16:08:51
5226文字
会話率:49%
ホルンに熱中し苦しむ少女の青春を描いた物語。
最終更新:2024-12-12 02:04:21
1960文字
会話率:0%
都内の聖青高校に入学した結月、柊、香恋の三人が織り成す青春物語。
彼女たちは皮肉にも電車の遅延で仲良くなり、オーケストラ部に入部。二年生の部長の蒼太と副部長の瑠夏に指導されながら成長。
香恋は蒼太に惹かれる一方、彼が部活動に専念してい
ることを理解し、葛藤する。
結月と幼馴染の柊は、結月に密かな想いを寄せる。
ある日、蒼太に想いを伝えたい香恋に衝撃の頼りが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-09 15:48:32
80040文字
会話率:24%
小学校6年間を野球と共に過ごしてきた俺、ハヤテは、進学先の中学校で、生まれて初めてマンドリンオーケストラに触れる。
心を揺さぶられるような経験をどうしても忘れられず、マンドリン部への入部を決意するが、どうにも一筋縄ではいかないようだった。
様々な困難を乗り越え、人を助け、時に助けられてマンドリンと共に成長していく彼の学園生活を描いた物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 09:39:04
20694文字
会話率:45%
1985年、誰も信頼しない楽団の指揮者が主役となり、様々な人間味のある豊かな感情を表現する。まるで音楽のように……
最終更新:2024-08-15 20:35:57
1542文字
会話率:3%
夜明けにはとびきりのオーケストラが聞こえてくる
最終更新:2024-07-18 08:00:00
307文字
会話率:0%
妹とオーケストラ聴きにいくことになったおはなぴ。らあとは、ピアノで思ったこと。面白いエッセイじゃないです笑
最終更新:2024-06-19 07:00:00
1387文字
会話率:5%
大学生活に物足りなさを感じていた莉緒。オーケストラサークルの伴奏者に立候補しようと思い立つ。
最終更新:2024-06-03 11:47:34
1283文字
会話率:5%
『羅生門』の主人公、下人は、「勇気」を得て、生きるために「悪」を行うため、盗人になる…。
「これって、一種の『成長』って言えません?」
華々しく奏でられる交響曲『英雄』。
私たちの価値観が、まばゆい舞台の上で、逆転する。
最終更新:2022-03-29 21:15:38
1729文字
会話率:6%
若きピアニスト・結城はじめと、学生オーケストラに所属するファゴット奏者・間宮悠。憧憬か、恋慕か、信仰か、なにものなのか正体のわからない感情を抱く。
最終更新:2024-06-15 21:54:01
9887文字
会話率:40%
統制学院にこの春に転入した香月伊緒奈は、ただの女子高生だった。しかし、転入二日目の朝、彼女は思い出す――この世界が前世でプレイした大嫌いな乙女ゲー『水面のカルテット』の世界だということを。それだけじゃない、性別は男から女に変わっている。自分
はモブらしく、主人公達が所属する予定のオーケストラ部にまで入ってしまっている。でも主人公じゃないならいくらでもやりようはある。まずは速攻オケ部を退部。オケ部にさえ近づかなければ、普通の学園生活を満喫することだって不可能じゃない。焦りながらも結論を出し、彼女は魑魅魍魎(イケメン)が跋扈する乙女ゲーの舞台、統制学院へと行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-26 22:57:21
280622文字
会話率:35%
来る日も来る日も何かに明け暮れなければならないのか。一過性の感情を書きなぐるエゴイストの僕。
最終更新:2024-02-19 15:06:14
714文字
会話率:0%
志望校の春椙中学の学校説明会でオーケストラ部に憧れた主人公の篠宮結衣。
幼馴染の茅間瑠奈と共に春椙中学のオーケストラでチェロを一緒にやると決意する。
表向きはホワイトな部活だが入ってみると…
最終更新:2024-01-31 09:30:05
41679文字
会話率:67%
選ばれた武器は、指揮棒《タクト》!?
コンサート中に異世界へ転移した指揮者・ハヤト。
この世界では、遺跡から出土した”特殊な武器”に選ばれた人間だけが戦う資格を得られる、剣と魔法のファンタジー世界だった。
ハヤトを選んだのは指揮
棒。
戦えない武器に選ばれた人間は嘲笑される運命。
しかし、ハヤトの心は震えていた。
──もう一度、音楽をやれる
そして誰も想像できなかった美しく強大なスキルに覚醒。
人類のため、そして音楽のために、ハヤトは異世界でタクトを振るう!
これは異世界で指揮棒に選ばれた青年と、同じく楽器に選ばれた少女たちの交響戦記である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-28 12:01:45
39483文字
会話率:33%