精霊の恩恵を強く受けるこの地は魔導師と巫子の二者が成り立つことで安寧を保っていた。
魔導師という片翼を失い、ノルテイスラは年々雪深くなっていく。
そんな中、ルーフェは妙な噂話を小耳に挟んだ。
『巫子を怒らせたよそ者がいる』
このご時世
にわざわざ他地方からやってくるなんて、物好きにもほどがある。
最初は、ほんの好奇心。気まぐれでしかなかったはずなのにーー。
使い魔的な存在のシズが行き倒れていた少年を見つけたことで、事態は一変する。
誰が、何の為に、何を探しているのか。
結末は決まっているので除々に書き進めていきます(1章分のストックあります)
恋愛要素は含みますが主題というわけではなく、どちらかというと内政もの寄りの群像劇です。
※いずれ姉妹サイトにR-18の番外編を掲載予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 08:08:10
403236文字
会話率:44%
19歳YouTuberのK君を推す、黒川紗季。押し活をする普通の人――というわけではなく、統合失調症の幻覚を見てK君にリアコする痛い(自覚あり)27歳だ。そんな紗季はマッチングアプリで会った茂樹と同棲中。ところがK君と匂わせをするSNSつな
がりのユキナに刺激されて、紗季は山形県酒田市を訪ねることになる。ユキナは解離性同一性障害、いわゆる多重人格の女の子。紗季はユキナと深く関わっていくことになるが……。
カクヨム同時掲載です。
文学フリマ38 スペース【つきみどき】で「つきみどき合同誌 百合病小説」に収録し頒布します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-16 07:10:00
28874文字
会話率:41%
王国史に名を残す女傑、ニコール・フォン・プランテッド。
しかしその実態は、「そのうちなんとかなるだろう」が口癖の、大体万事人任せな無責任令嬢だったのだ。
ただ、本当に何もかもが無責任だったというわけでもなく、なんとかしようと人に思われるだ
けの人物でもあった、らしい。
大体は巡り合わせ、運によるものではあったが。
これは、そんな彼女が王国に襲いかかる魔の手を薙ぎ払う英雄譚、というわけではなく、何となくなんとかしながら周囲を幸せにしていく物語である。
※以前投稿しました短編とは、長編の構成の関係上、設定が違う部分がございます、ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-21 05:00:00
278246文字
会話率:28%
王国史に名を残す女傑、ニコール・フォン・プランテッド。
しかしその実態は、「そのうちなんとかなるだろう」が口癖の、大体万事人任せな無責任令嬢だったのだ。
ただ、本当に何もかもが無責任だったというわけでもなく、なんとかしようと人に思われるだ
けの人物でもあった、らしい。
大体は巡り合わせ、運によるものではあったが。
これは、そんな彼女が王国に襲いかかる魔の手を薙ぎ払う英雄譚、というわけではなく、何となくなんとかしながら周囲を幸せにしていく物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-30 03:24:04
6713文字
会話率:33%
ある日突然「あなたは死にました」という、チャラい神の宣告と共に異世界へ転生させられた狭間拳(はざま・けん)。
だがただ死んで転生、というわけではなく、とばっちりで死んだことに「ほんの少しだけ転生お見舞いポイント」なるものを神からもらい、新た
な人生をケン・ファラザードとしてリスタート、ついでに微妙なスキルを一つもらう。
果たして彼の異世界転生生活は上手くいくのか?
微妙なスキルと絶妙なツッコミ力を駆使して、異世界を上手く生き延びるのだ!
仲間は自由気ままに動いて頭が痛いが、なんとかするのがお前の役目だ!
「なんでやねん!」
という感じのお気楽冒険物語のはずw折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-18 17:00:00
726525文字
会話率:29%
妾の子であることを隠して男爵家に養子入りしたアネーシャ。しかしすぐにバレてしまい、屋敷の中も、外も腫物のように扱われる日々。そんな彼女に毎日求婚するおかしな男がいた。
それは勇者アレス様だった。偶然パーティーで出会い、運命的な出会いをした
二人は恋に落ちる……というわけではなく、勇者様から一方的に愛を囁かれる。
一発逆転の大チャンス。けれど彼女には、勇者の求婚を断り続ける理由があった……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-16 19:20:28
9862文字
会話率:34%
皆1度は自分自身が特別な存在だったらなんて思うことはないだろうか。
彼もまた特別でありたいと願った1人の少年である。
中学校では勉強は普通、運動も特に得意というわけではなく何かで1番になるようなことがなかった。
それでも自分自身何か他の人に
はない、才能や運命のようなものがあると本気で信じていた。
そんな厨二ありふれたことを考えていたある日彼の前には1人の血塗れな少女と大切そうに握りしめられた石に出会った。
その出会いが自分を本当に特別な存在に、そして平和な現実とは違うすべてがはちゃめちゃな魔法があるファンタジーな裏側に引き込まれる。
僕が望んでいた特別より少し過酷な日常が今幕を開けた折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-28 13:59:34
22538文字
会話率:60%
この世界には、幸せがない。
不幸ばかり……というわけではなく、いくら生活に困っていなかろうが注目を浴びる有名人になっていようが、満ち足りて過ぎていて幸せというものを感じられないのだ。
全てAIに管理され不足のない世界の中、心の渇きを常
に感じている者は多い。
そして私もその一人。恋人に人気のビーチで、愛する人とキスをしていても、やはり幸せは感じられなかった。
※武 頼庵(藤谷 K介) 様主催の『if物語企画』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-25 18:00:00
4300文字
会話率:18%
「数奇な人生だよなぁ。我ながら」
300年ほどの半生を振り返ってルカはそう思った。
初めて異世界に飛ばされたのは16歳のとき。
飛ばされた先は魔法文明の栄えた世界で、魔法どころか、魔力の感知すらできないルカは、その世界の住人から猿以下
の存在と見なされた。
なんやかんやあって魔法を使えるようにはなれたが、そのときには100年ほどが過ぎていた。
転移したとき神様っぽい人から「不老」のスキルをもらえたおかげで、歳を取らずに済んだのはせめてもの救い。
そして「これでようやく人並みの暮らしができる」と安堵した矢先、二度目の異世界転移。
あとで聞いた話じゃ、別世界への侵攻を企てていた魔族の魔法実験に巻きこまれたらしい。
ここでもなんやかんやあって魔族の王女のペットに収まり今に至る。
我ながら支離滅裂な生き方だが、こんな人生も悪くないんじゃないか、とそう思っていた。
──この日が来るまでは。
【解説】こんなタイトルですが、メインとなる舞台は現代日本の常識・文化に即した世界で、いわゆる「異世界」はオマケ程度です。また医療や心理学をテーマにした話でもありません。主人公は特殊な能力を持っていますが、劇中最強というわけではなく、わりと肉体的にも精神的にもボコボコにされます。「後味最悪」な話にするつもりはありませんが、スカッとする展開や成り上がりストーリーを希望される方々のご期待には添えないかも知れません。
先行掲載していた『カクヨム』(https://kakuyomu.jp/works/16816700429299322267)のほうで終わりが見えてきたので、こちらにも転載することにしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-09 16:00:00
118785文字
会話率:54%
人と、人ならざるものと、それから魔法が混在する世界にて。
世界の悪と混沌を象徴する悪魔が、今日も今日とて己の食欲と暇つぶしのために美味しそうな人間を美味しく食べていくお話。
「ワシを満足させられる人間などそうはおらん。光栄に思うがよい
わ」
「なら美食家なお悪魔サマはいつか飢え死にしそうだね」
──というわけではなく。
正義のヒーロでもない、悲劇のヒロインでもない、とある国で生まれたとある酔狂な人間が、弱肉強食の世界でただ弱肉強食していくお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-06 21:16:47
68863文字
会話率:35%
遠い未来。
だが、カセットテープを根絶するほどの発展は望めなかった未来。
エブロ・シティのスラムで刀一本で暗殺を請け負って暮らす斬術士の扇。
悪夢のような戦争で捨て駒にされた彼は暗殺者として任務のなかで、
かつて彼が所属していた軍の暗殺部
隊『カンパニー』が再び創り出されようとされていることを知る。
体験した戦争と体験したことのない戦争の悪夢を見ながら、殺し、探し、殺した先になにがあるのか?
※読まれる前に。
この作品はsteamでダウンロードできるゲーム『katana zero』にかなり影響を受けています。
ただ二次創作というわけではなく、設定が似通っているというものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-18 21:06:44
160275文字
会話率:68%
子供ながらに武士というものに憧れていた。武士が格好良いというわけではなく、人のために刀を振るうその姿が格好良い。武士を見たことはないし、そのために体を鍛えているとかはないけれど、展示会や美術館などで刀を見れば興奮した。戦国時代の物語をよく
読んでいたし、歴史書を眺めるのも楽しい。何が書いているかわからないことも多いけど、分かった時には歓喜するほどである。
大人になってからはライトノベルを中心に読んでいた。その物語中に自分はいない。どこまで行っても妄想でしかない。営業の仕事をしながら頭を下げていく毎日。なんとなく寂しかった。少しでよいから輝きたいと。ただ、彼は趣味が本へ走ったせいか無口になってしまった。
その子供も大人になっていく。子供なままではいられない。わずかな夢は完膚なきまで無くなっていく。その夢が何だったかも覚えていないほど。だが、そのチャンスは急に訪れる。
気が付けば異世界に転移していた。異世界は想像していた魔法や能力などない元の世界と同じ世界である。剣や槍で戦っているような中世の世界であった。
生きる術が兵士になることと分かった時、若利の隠れた才能が開花する。
無口のライトノベル好きなワカトシが異世界で大将軍になるまでの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-04 21:00:00
152680文字
会話率:58%
子供ながらに武士というものに憧れていた。武士が格好良いというわけではなく、人のために刀を振るうその姿が格好良い。武士を見たことはないし、そのために体を鍛えているとかはないけれど、展示会や美術館などで刀を見れば興奮した。戦国時代の物語をよく
読んでいたし、歴史書を眺めるのも楽しい。何が書いているかわからないことも多いけど、分かった時には歓喜するほどである。
その子供も大人になっていく。子供なままではいられない。わずかな夢は完膚なきまで無くなっていく。その夢が何だったかも覚えていないほど。だが、そのチャンスは急に訪れる。
そのチャンスは必ずしもチャンスのように見えるわけでもない。首筋には剣が置いてある。
そんな和位若利が異世界転生されてから大将軍になるまでのお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-03 22:19:50
371491文字
会話率:3%
私が小説を書く時に、よく使う言葉、セリフ、書き方をエッセイにしてみました。
もちろん、これが正しいというわけではなく、「私はこうやって考えていますよ」というだけなので、自分だけの書き方を続けていってほしいと思っています。
内容は少しです。も
しよろしければ、暇つぶしに読んでみてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-23 12:34:35
9276文字
会話率:19%
1989年。東京の私立、七神中学高等学校のとあるチームが全国にその名を轟かせた年である。その名も、『平成の騎士団』。ずば抜けた能力とチームワークを持っており、人々から敬われ、讃えられていた。
あれから30年。その新設学校に入学した、主人
公、剣崎翔陽。彼は『平成の騎士団』に憧れ、そしてそれを越えるためにこの学校へやって来た。仲間を集めてチームを作り、様々な出来事を経験していくうちに、やがてある真相に辿り着く。
これは、剣崎翔陽とその仲間達が、新たな伝説を刻むまでの物語。
―最新章のあらすじ―
第8章〜日本の精鋭達〜 第111話から
2023年、高校三年生達は、新たに開始される『戦闘』に向け、入念に準備を進めていた。全国に散らばった数多くの生徒それぞれが、再び対戦できることを心待ちにしていた。
普通科や商業科といった公立高校から財閥関連の生徒が在籍する高校に至るまで、出場予定校の種類はさまざま。一方、新たに普通科を加えた名古屋の私立蓮聖学園高校はただの高校というわけではなく、何かしらの問題を抱えていた。それは素行の悪い生徒がいるといったありふれたものではないようで……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-12 00:01:33
322846文字
会話率:46%
両親は失踪し、生まれた時から冷えきった家庭で過ごした兄は暖かさを求めて猫を拾う。そして、飼い主に猫を返した後にお礼として縁結びの紐をもらう。不思議な力の宿った紐はふとした出来事で妹の夏凛が使ってしまい、黒斗とリンクしてしまう。
だが、それ
をきっかけに兄と妹は磁石のように引き合う強制イベントが起き始め、更には陰ながら黒斗を見守っていた同級生すらも巻き込んでいく。
兄・黒谷 黒斗
ごく普通の高校3年生。家に帰っても妹の夏凛とは一切喋らず、事実上の家庭内別居をしている。クラスでも中々馴染むことができず、いつも端っこで怠惰に生きている。一応オタク仲間が2人と、前の席の女の子(後述の城ヶ崎 恵)と友達になっている。
妹・黒谷 夏凛
容姿、スタイルともに最高水準を誇り、それに加え黒髪ロングと凛とした佇まいから兄とは違った意味で孤立している。家庭内別居をしていることから、家での寂しさを埋めるために【助っ人部】という非公式の部活を立ち上げて、学校の多種多様な部活の支援をしている。城ヶ崎 恵より胸で勝るが尻の大きさで劣る。
同級生 城ヶ崎 恵
読モ級の容姿とスタイルを有しており、クラスでは密かに人気の同級生。いつも黒谷 黒斗の前の席を引き当てており、3年間一度も外したことのない強運を持っている。入学式で黒斗に助けられてから仲良くし始めている。地毛が茶髪であることで少しだけ周囲から浮いてるが、別にボッチというわけではなく、後輩からは恋の相談相手として人気が高い。夏凛には胸で僅かに劣るが、尻の大きさで勝っている。
前作から登場
園田 拓真
廃れた白月神社を復興させるために義妹である白里 泪と共に縁結び関連のグッズを製作、それを黒谷兄妹に提供している。まだ1度も売れたことはない。縁結びグッズの製作者の1人。
園田 雪奈
拓真と常に行動を共にする妻を名乗る女性。拓真と同じく黒のスーツに身包んで一見するとSPのような雰囲気を醸し出している。縁結びグッズの製作者の1人。
白里 泪
拓真の義理の妹。黒谷 夏凛の担任であり、2年女子体育を受け持っている。18年前から容姿が変わっておらず、縁結びグッズという不思議アイテムを作成することから、不老のクスリも作れるのではないかと噂されている。
メインカクヨムにて掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-31 07:50:33
321910文字
会話率:48%
りのあちゃん…少し羨ましいな…
は陰キャで他人とまともに会話ができないにもかかわらず、環境に恵まれたおかげで特に人生を悲観することもなく、全力で陰キャを体現していた。
ゆきははいいなぁ
親父の謎の圧力から始めること
になったゲーム実況配信を機に、オンライン限定で人と会話できるようになったことで、変わり始める日常。
小さい頃の記憶の中の思い出の美少女幼馴染と、なぜかバーチャル配信をしている美少女が、俺にもたらす変化。
その変化の影響は、リアルにもゲームにも表れ、超絶美少女な女の子二人と芸能人の様な親友をも巻き込み、そして―――――
後に、天才プログラマーとして活躍した全肯定陰キャが、周りによって陰キャ生活から引きずり出され、戸惑い翻弄されペースを乱されつつも、なんとか前に進んでいく、そんなお話。
※ご説明※
『俺がかろうじて話せる同年代女子はバーチャル配信者の中身と陽キャな幼馴染の二人の美女 ~陰キャで平穏な俺の日常はいったいどこへ…~』は、途中で構成を大幅に変更したため後半の構成の拙さが出てしまいましたので、完全版として序盤から再構成致しました。
ifルートというわけではなく、あくまで書きたかったストーリーを書いて参りますので、そのご認識でご覧いただけますと幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-28 21:00:00
573742文字
会話率:60%
村外れに住む老婆を食ったオオカミは、続けて老婆の家を尋ねてきた少女も襲おうと老婆になりすましベットで息を潜めていた。しかし少女はオオカミに向けて、ナイフを振り下ろしてきたのだった。少女は別にオオカミの正体を見破ったというわけではなく、元より
老婆を殺そうとしていたのである。自分の殺そうとしていた相手が老婆ではなくオオカミだと気づいた少女は、オオカミにある頼み事をすることにした。
「ねえオオカミさん。わたしを食べてもいいから、わたしの家族をみんな殺してくれない?」
※この作品に出てくるオオカミは二足歩行して人と同じ言語を操りますが、そういうものだと思い温かい眼で読んでいただけると幸いです。
※カクヨム様、ノベリズム様でも同様の作品を投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-08 18:01:08
10508文字
会話率:45%
宮崎泉は誰もが認める美少女である。彼女は容姿だけではなく天使のような心も持ち合わせている正に女神と呼ぶにふさわしい存在だ。ただし、勉強は人並み以上に苦手としていた。そして、幼稚園からの幼馴染である奥谷信寛に小学生の時から片思いをしているのだ
が、その思いを伝えることは高校三年生になっても出来ていなかった。彼を追って同じ高校の演劇部に入ったものの、人前に出るのは少し苦手なため裏方として活動している。
奥谷信寛は演劇部に所属する容姿端麗で運動も得意で後輩からも慕われている。くしくも、宮崎泉と同じように勉強は苦手のようだ。彼も同じく幼馴染の宮崎泉にずっと思いを寄せているのだが、それを上手く伝えることは出来ないでいた。同じ演劇部に所属しているのだが、演者と裏方という少し距離の空いた関係のせいにしているのだが、彼自身の勇気が足りないだけという事は他の部員も気が付いている。
山口愛莉は常に一人で行動をしているような生徒である。だが、他人が嫌いというわけではなく、他の人との距離感が掴めていないだけなのだ。幼馴染の宮崎泉と奥谷信寛の二人がお互いを好きだという事には気が付いているのだが、自分がきっかけで仲の良い三人の関係が壊れることを恐れるあまり、二人の思いを成就させることが出来ずに悩む日々が続いている。
同級生や演劇部の部員も二人をくっつけようとしては見るものの、自分に自信のない二人は関係を前進させることが出来ずにいた。
このままでは思いを伝えることが出来ないまま卒業してしまうのではないかと危機感を抱いた二人が送る、高校生活最後の一年間の物語である。
この話は「ノベルアッププラス」「カクヨム」「アルファポリス」にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-30 23:17:27
100207文字
会話率:77%
ある日突然、彼女がアンテナになった。ただ、機械の身体になってしまったというわけではなくて、人間の姿のまま、ありとあらゆる電波や信号を受信できるようになったということ。
最終更新:2021-07-09 22:00:54
4366文字
会話率:32%
──ツンドラ令嬢。
それが高校時代の氷上玲のあだ名だった。
クールでミステリアス、それでいて超が付くレベルの美人の氷上さんは数多くの男子たちから言い寄られ……そして尽く撃退してきた。
そんな氷上さんにつけられたあだ名がこのツンド
ラ令嬢。
誰に対しても素っ気なくて無口な態度ではあったが、人嫌いというわけではなく異性からだけでなく同性からも憧れの対象として見られていた。
高校生活の三年間、ずっと同じクラスだった日野佑真も氷上さんに密かに憧れを抱いていた。
そんな氷上さんと大学で再開した。
しつこいサークル勧誘から彼女を助け出した佑真は一世一代の勇気を出して氷上さんを飲みに誘うと、まさかのあっさりOK。
ドキドキしながら居酒屋に入って乾杯をすれば……彼女の態度は一変。
急にドロッドロのデレッデレになり始めて……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-24 11:30:57
4930文字
会話率:45%
変態の国、僕らの日本(くに)がそう呼ばれていたのは、今は昔の話・・・というわけではなく、変態たちは今日も今日とてオカズのありかを求めてネットの中をさ迷い歩く、世はまさに大変態時代!これは、嫌がる女性に手を出す悪の変態を成敗するちょっと変わ
った男(へんたい)の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-22 15:21:20
2801文字
会話率:35%