子供ながらに武士というものに憧れていた。武士が格好良いというわけではなく、人のために刀を振るうその姿が格好良い。武士を見たことはないし、そのために体を鍛えているとかはないけれど、展示会や美術館などで刀を見れば興奮した。戦国時代の物語をよく
読んでいたし、歴史書を眺めるのも楽しい。何が書いているかわからないことも多いけど、分かった時には歓喜するほどである。
その子供も大人になっていく。子供なままではいられない。わずかな夢は完膚なきまで無くなっていく。その夢が何だったかも覚えていないほど。だが、そのチャンスは急に訪れる。
そのチャンスは必ずしもチャンスのように見えるわけでもない。首筋には剣が置いてある。
そんな和位若利が異世界転生されてから大将軍になるまでのお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-03 22:19:50
371491文字
会話率:3%
N県S市の高校に通う高校生、瀧谷 透 (たきや とおる)はある日、クラスメイトと共に異世界に召喚されてしまう。目を覚ましたのは城…ではなく草原とも森とも思える場所だった。
そこで、透と友人3人が森に行ってる間に召喚した国の人が彼らを置いてク
ラスメイト全員連れてった!?
作者見切り発進の小説です。誤字脱字のご指摘、感想を頂けると、作者手を叩いて喜びます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-07 20:31:04
6884文字
会話率:67%