第16回GA文庫大賞(後期)・二次通過作品!
〜欲に飢えた彼らは愛する人をも喰い殺す〜
人に寄生し『欲』を増幅させ貪る人造寄生虫『欲の虫』。
一家心中で家族を失った灰枝新は、その事件のせいでまともな食事ができない体質になってしまったが
、ある時、薬と誤って欲の虫『腹の虫』を摂取してしまった。
その虫の性質により重度の飢餓状態になった新は襲ってきた欲の虫を造る組織の工作員を欲のままに喰い殺してしまう。
その成果もあり公安所属の美女・進藤才に半ば無理やり勧誘され、組織打倒のため欲の虫の開発者であり新の叔父の灰枝茂を捜索することになる。
その任務の中、死んだはずの姉・灰枝色と対峙する。
欲の虫摂取者だった姉と敵対することになった新は戸惑いの中、一家心中事件の真実と欲の虫の謎に立ち向かっていく。
※「カクヨム」様にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-09 20:10:00
124214文字
会話率:25%
"時音稲荷神社"という、有名な稲荷神社の側にある町に住む"石川恋坡"。
彼女が"狐の嫁入りまつり"の日に、妖怪の住まう妖界へ誘われる。
眷属である狐の一家は、活気のある精気を吸う
!?
人間を嫁に迎え入れて九尾の狐になるそう。そのために恋坡はそれに選ばれ、連れてこられた。
『自鳴琴時計』と『御霊の加護』が鍵を握る?
無愛想だが、恋坡に対し欲しい言葉をくれる暖。
さあ、恋坡は元の世界に戻る?戻らない?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 20:00:00
135037文字
会話率:32%
魔法界の物語。三章構成15話で完結。
第一章 護衛は空軍大尉
第二章 星まつりの夜
第三章 皇帝と契約の剣
●概要●
ティリンツォーニ伯爵領で育った十八歳の魔女ユディットは、幼い頃に、或る日忽然と領内の畠に現れた過去をもつ。
領主一
家に迎えられて何不自由なく育っていた或る日、血の繋がらない長兄ジュリオから結婚を申し込まれるユディット。次兄アレッシオの勧めもあり「少し考える時間が欲しい」とユディットは魔都に家出する。
ユディットの護衛についたのは戦場帰りの空軍士官セレスタン。
空軍大尉の彼はユディットの過去に興味をもち調査の結果、思いがけないことを突き止める。
◆同じ魔法界の物語(独立した単品)
「あなたの許に嫁ぐとき」完結済
https://ncode.syosetu.com/n4364jl/
本作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 18:00:00
60000文字
会話率:50%
火魔法の名門一家に生まれた私。
火魔法を、使うことができず、家族にすら愛してもらえなかった私。
家族から縁を切られ、『幸せ』を探すために私は今日も生き続ける!
最終更新:2024-09-08 07:53:06
7394文字
会話率:71%
「かんぱーい!」
「おー」
とある一軒家の居間。天井に向かって掲げたグラスに入ったビールを一気に飲み干していく二人。縁側を通って、開けっ放しの窓から心地よい風が流れ込み、蚊取り線香がほのかに香る。「家を買ったから、都合のいい日に遊びに来
いよ」と誘われ、この夜、彼は手土産にビールを持ってやってきたのだった。
「ははは! どうだ? 中古にしては、いい家だろう?」友人が彼に訊ねた。
「ははは、何回聞くんだよ。はいはい、いい家だよ。広くて昔ながらの感じで、まあ、サザエさんの家みたいだけどな」
「いいじゃないか。国民的な一家だろ?」
「まあな。でも大丈夫か? 結婚する予定もないのに、一軒家なんて買っちゃって。しかも坂の上だしな」
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最終更新:2024-09-07 11:00:00
2251文字
会話率:90%
よく晴れた日の午後、ある村に新たに一家が引っ越してきた。
『ようこそ。ここはコトリ村だよ』
『あら、初めて見る顔ねぇ』
『村長さんには挨拶したかい? この村で一番大きな家だよ』
『ここから西に向かうと大きな町がある。行ってみるといい』
妻、夫、娘の三人家族。彼らは村の人たちに引っ越しの挨拶を済ませ、夜、食卓で黙々とスープを口に運んでいた。
「ねえ、あなた……」
妻がスプーンを置き、沈んだ表情で言った。
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最終更新:2024-08-25 11:00:00
2320文字
会話率:87%
「あ、どうもこんにちはぁ。わたくし、地球という星から来ました――」
一家に一台。とまではいかなくとも、今や一定の水準に達している家庭なら一台は持っている小型宇宙船。夏休みに他のリゾート惑星へ宇宙旅行するだけでなく、地球内でもスイスイとエ
アカーよりも高い位置にある専用空路で然程、混雑を感じることなく走行可能。
と、一般家庭がそうならば企業、それに属する営業マンもまた宇宙船を乗りこなし他の惑星へ営業に行くのは当然のこと。
「地球から来ました。オーラムテック社のマキノという者です。いやー、ポクル星人の皆様にお会いできて、大変光栄でございます!」
未開の地の開拓というのは営業活動の定石。訪問先の惑星へ事前に小型無人機を飛ばし、彼らの会話つまり言語を収集、分析し翻訳機を介しスムーズな営業活動に入るのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-26 11:00:00
1668文字
会話率:48%
ヴィクトリアは、婚約者を実の姉に寝取られてしまう。
盟約により姉は生まれた時より他国へ嫁ぐことになっていたが、両親と姉は共謀して妹の方を嫁がせようとしたのだ。
味方のいない母国に未練はないが、幼い頃から虐げてきた相手の思惑通りに行動するのは
業腹。
ヴィクトリアは彼らが決してやってこれない場所として、ダンジョン奥深くで宿を営むことを決意する。
「深層なら実力がないと、そもそも足を踏み入れることすらできないし、安全はなにものにも代えがたいからきっと儲かるわ! 価格は強気の一泊金貨三十枚よ!!」
クソ婚約者一家と、クソ実家によって、兵士すら血反吐を吐き、学者ですら鼻血を出すような無理難題をこなし続けていたヴィクトリアは、単独でダンジョン踏破できるほどの「ごりつよ令嬢」になっていた。
「おかしい! 何で誰も来ないの!?」
彼女はまだ知らない。
自分が宿を営んでいる場所が、未到達エリアであることを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-06 07:04:28
4688文字
会話率:12%
あなたは、家族四人の車に激突し
一家四名の命を、亡き者としました
それが、どんな理由にしろ、あなたの罪は、非常に重く
それを償う必要性が、強くあります
よって、被告人は
法廷に、声が響く
ただ、被告人は、首を深く垂れ
どんよりとした目を辺
りに向けて居る
何処にも答えなど存在してはくれないのである折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-09-05 05:36:46
4651文字
会話率:20%
曾祖父の代から日本家屋に住む一家だったが、祖父母の死を契機に家を手放すことにした。しかし、家の相続人は長女となっていたため、彼女の意志を確認することにした父親。長女は祖父と一緒に庭の薔薇の世話をしていたこともあり、祖父に対しても家に対しても
、ほかより思い入れがあると家族に思われていた。そんな夏のある日、長女が姿を消す。思い当たる場所はないかと両親に相談された妹は、姉が去る前に「実家を見に行く」と言っていたことを思い出し、両親には秘密で自身もまた姉の後を追って実家に帰った。
※別サイトに掲載している作品になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-04 22:37:40
6249文字
会話率:33%
幼なじみのリョウジに二十年以上も片思いしているハナは、彼の一家が営む山奥の養魚場で働いている。ある時リョウジが他の女性と婚約したことで、ハナは死を意識するようになる。かつて四人の少年を死に至らしめた猛毒の果実を探しに向かうが、そこにもう一人
の幼なじみであるユタカが現れて……。
注意)暗い、バッドエンド、鬱展開、失恋、殺人事件、毒殺、残酷描写あり、三角関係、メンヘラ、ドロドロ、シリアス、死ぬ、全滅。
出てくる有毒植物は架空のものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-03 12:43:52
15497文字
会話率:38%
このお話はフィクションです。
いつでもどこでも誰にでも起こりうる現実をある程度モデルにしていますが、あくまでフィクションです。
※「カクヨム」にも投稿しています。
最終更新:2024-09-01 16:18:17
4328文字
会話率:3%
小国鷹鞍の美しき姫椿が、謀反を試みる者の手により、一家もろとも惨殺される。
椿は、頭だけの妖となり復讐を誓う。
そんな時、椿はこの地に妖怪退治を依頼され訪れた剣豪渡邉綱行と出会った。
綱行は、椿の仇討ちの助太刀となるが、妖となった椿は徐々に
変貌していくのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 09:40:25
97542文字
会話率:32%
人間と同じように働きお金を稼ぐAIロボットが普通に存在する世の中、ロボットの検診は義務と定められていた。検診の結果、ロボットに欠陥があり、人間に危害を加える恐れがあるとされた場合、更生センターに強制送還の上、メモリの修正がなされることになる
。
大学を卒業した主人公の榊は、ロボット専門のスクール保健医として人間とロボットの共学高校に赴任する。保健医としての具体的な仕事は、ロボットのボディチェックとAIが備わったメモリのチェック。そう考えていた榊だったが、同じ高校に勤める定年間近の保健医の東村は、ロボットの体と心のケアこそが保健医としての仕事だと考えていた。
体育(野球)の授業でのこと。女子高生ロボットのミシマとマキは、人間の同級生からわざとにボールをぶつけられる。腹を立てるミシマとマキ。その治療の最中にミシマは、東村から次の定期検診を受けるように促される。実はミシマは、これまでに一度も検診を受けないでいたのだ。榊と東村は検診を勧めるためミシマの家を訪問する。ミシマの家は辰嶋組という極道一家だった。父代わりであり親分である辰嶋は、自らの考えから検診を拒否する立場をとる。その考えに検診のあり方を改めて自身に問う東村。榊は葛藤する東村の姿を目の当たりにし、少しずつロボット保健医としてのあり方を考え直すようになる。
定期検診当日。全ての検診が終わった後、ミシマが現れる。東村への感謝と義理から、「筋を通したい」と検診を受けることを決意したのだ。結果、ミシマは異常なしであった。今回の強制送還者は該当無しと思った榊だったが、実は1名、マキが該当していた。そのやりとりを保健室の外で立ち聞きしていたマキ。マキはセンターに送られることに納得せず、検診装置を破壊。東村や榊にも暴力を振るう。榊によって再起動されたミシマは、マキによって東村が傷つけられたことに気付き、マキを打ち倒す。東村はマキの治療を榊に頼み、榊もその気持ちに応え、マキの体を治療する。
マキは強制送還され、東村も定年退職。そして1ヶ月が経った。
グラウンドでは再び体育(野球)の授業。練習を重ねていたミシマだったが敢えなく三振。悔しがるミシマは「ドンマイ」と笑顔で声をかけられる。それは強制送還後、メモリーを修正されたマキであった。理由のわからない感情に襲われるミシマ。そんなミシマに榊は「ナイススイング!」とエールを送る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 23:45:46
9983文字
会話率:52%
西暦2003年のクリスマスイヴ。突如として全天88の星座が消失した。後に『星盤消失』と呼ばれるこの事件は、天文学界に多大なる衝撃を与えたが、今なおその原因は解明されていない。
ーーそれから15年。人間社会に隠れて生きる怪物一家の三男・怪原
理里(かいはら りさと)は、自分を溺愛する姉・珠飛亜(すひあ)の奔放な言動に悩まされながらも、平穏な毎日を送っていた。しかし、高校の入学式の日に「神話の英雄」を名乗る男と出会ってから、彼の日常は一変することとなり……!?
『ギリシャ神話』と『異能バトル』が融合する、壮大なるローファンタジー開幕!
※毎週金曜日、18時30分ごろ更新です。
※設定資料集を本編と別に投稿しています。
※この作品はカクヨムでも投稿しています。
※この作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件などには、いっさい関係ございません。
※タイトルを「邪眼の蜥蜴はイレギュラー」から変更しました。(2019.12.11.)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 23:43:50
341588文字
会話率:43%
舞台は架空の日本、大正期――。
明治政府により『陰陽寮』が廃止され、職を追われた陰陽師たち。しかし、和洋の文化が混沌とする帝都には、いまなお〝鬼〟や〝怪異〟といった魔物が息を潜めており、帝をはじめ、庶民の平穏を脅かしていた。
度重
なる悪鬼騒動に終止符を打つため、『謎の華族』によって蘇ることとなった『裏陰陽寮』。招集をかけられたのは没落したはずの五家+一家である最強の陰陽師集団だった。
火賀家、水月家、木原家、金近家、土方家……そして、五行全てを操り均衡を保つ星守家。
ヒロインの星守杏子は、強い霊力を持ちつつも時代柄『女陰陽師』として認めらることがなかった不遇の十八歳女子。
力を持て余していた彼女は、謎の華族『ジロー』と名乗る男との運命の出会いによって『裏陰陽寮』へ参入することとなり、次々と秘めていた力を開花させ、その力を周囲に認めさせていく。
曲者揃いの五家との調和をとりながらも、現帝暗殺を目論む首謀者の謎に迫り、ジローと共に暗躍する杏子。
彼女はいつしか『女陰陽師』の地位を確立させ、混沌とした帝都と女性社会を、明るい未来へと変えていく――。
《大正風浪漫×ヒューマンドラマ×運命の恋×和風ファンタジー》
※本作品は史実を参考に、オリジナル要素を多数アレンジしたストーリー構成となっております。作中の組織、団体、固有名詞等は全て創作上の架空のものでありフィクションです。あらかじめご承知おきください。
※また、本作品はコンテスト応募用のため、エピソードの一部(序章部分)のみで一旦完結、公開となっております。続きの執筆は現段階では未定ですので、閲覧の際はその旨、ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-28 00:38:17
26736文字
会話率:54%
伊藤七海。彼女は歴史が好きな大学生であり東北お城巡りをしている時に猫を助けた影響で車に撥ねられ死亡。転生した先は伊達政宗の曽祖父伊達稙宗の家臣である安積伊藤家。安積お七として生を受けた。
主人公はそんな転生者の妹を持ちシスコンとなり妹を守る
ために異常な鍛錬をした結果、最強へと至った男・安積重信。お七の知識チートと重信の脳筋チートが史実を大きく歪ませる。
この物語は陸奥国の戦国大名の1つ伊達家の一家臣に過ぎなかった安積家が安積幕府を開くまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-27 07:00:00
84137文字
会話率:60%
ただ平凡に暮らしていたある一家、ただかつてのように暮らしたい─
まるで知らない異世界に放り出され、様々な問題に直面し、紆余曲折しながらも
自分たちのいた場所へ帰りたい。ときには仲間も加わって、騒ぎながらの
帰り道。いつか戻るんだ、あの場所へ
!
─そのただなかに、決して通ってはならない道があっても。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-26 15:23:23
473335文字
会話率:28%
一ノ瀬調(しらべ)は頭脳明晰、運動神経抜群の高校一年生。
バイオリニストの父、ピアニストの母の下、音楽一家の下長男として生まれた。
一つ下の弟の律人(りつと)は柔らかな物腰で友人にも恵まれ、音楽の才能にも恵まれていた。
音楽の神には見放され
ていたものの、何とかして両親の興味をつなごうとしていた調だったが―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-25 19:29:58
49460文字
会話率:43%
魔力至上主義のコリンズ伯爵家に生まれた、魔力をほとんど持たない落ちこぼれ令嬢、レベッカ・コリンズは、一家の恥として家族から虐げられ、社交界からも嫌厭されている。そんな彼女には、じつは「動物と会話できる」という不思議な能力があった。 不条理
に慣れ、幸せを掴むことを諦めてしまっていた令嬢が、猫とお喋りしたり、王子様と仲良くなったり、意図せず才能を開花させたりするお話。 ▶︎こちらは連載版です。短編版を加筆・修正したものとなっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-24 22:00:00
77499文字
会話率:46%
魔力至上主義のコリンズ伯爵家に生まれた、魔力をほとんど持たない落ちこぼれ令嬢、レベッカ・コリンズは、一家の恥として家族から虐げられ、社交界からも嫌厭されている。そんな彼女には、じつは「動物と会話できる」という不思議な能力があった。
不条
理に慣れ、幸せを掴むことを諦めてしまっていた令嬢が、猫とお喋りしたり、王子様と仲良くなったり、意図せず才能を開花させたりするお話。ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-22 08:00:00
34060文字
会話率:41%
世界には四つの大陸があり、それぞれの大陸において【シスエレメント】と呼ばれる巨大な魔鉱石が存在していた。
北の大陸には青のシスエレメント。
東には赤。
西には黄色。
そして、南には緑が。
世界は四つのシスエレメントによって均衡が
保たれており、それは数千年もの間、【世界の秩序】として言い伝えられ、世界に於ける「天理」として、人々の教えの中に守られ続けてきた。
かつていくつかの戦争があったが、それは大陸間戦争の記録として今日の文献に残っており、それぞれの国の領土を広げるために起こった“人間同士の戦い”であったと伝えられている。
北の大陸、コルリウス
東の大陸、イーフリート
西の大陸、グレートウォール
南の大陸、ディアボロス
それぞれがぞれぞれの大陸において独自の生態系を築き、四つのシスエレメントが持つ魔力の恩恵を受けながら、豊かな暮らしと裕福な歴史を送ってきた。
創始暦2101年。
人間たちは自らの住む大陸を守るべく、それぞれのシスエレメントの恩寵にまつわる“魔法軍事帝国”を築き上げてきた。
かつての大陸間戦争は、四つのシスエレメントを巡る戦いであった。
しかし未だ大陸を超えてシスエレメントの領域が侵された歴史はなく、四つの大陸に拠点を置く国々は平和を保ち続けられてきたと言える。
東の大陸、イーフリートの中心にある軍事国家、ガルバディアの傭兵養成学校は、優れた魔法生を育成するべく、「バトルロード」と呼ばれる独自の傭兵訓練システムを構築していた。
世は戦乱の時代だった。
イーフリートに隣接する大陸、ディアボロスを支配する“グラシアル聖国”が、各大陸への宣戦布告を実施したのだ。
彼らは独自の科学技術によって開発した『人工魔鉱石』という黒色のシスエレメントを生み出し、それを人間に埋め込むことで、“ブラックタール”と呼ばれる魔物を数多く製造していた。
ブラックタールは本来の人間の能力を大きく超える代わりに、理性を失い、異形の怪物へと変化することが明らかになっていた。
そして、最も特筆すべきは、ブラックタールはあらゆるシスエレメントを取り込むことができる“変異細胞”を持っているという点だった。
グラシアル聖国はこの特性を利用し、各大陸にある3つのシスエレメントを奪おうと、ブラックタールを“兵器”として送り込むことを画策するが…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-24 13:10:14
28213文字
会話率:11%
著者にしては珍しく、純文学に近い作品です。部隊は戦後日本のどこか。極道の倅として生まれた伊那田三貴は、家族とのいさかいもあって疲れ、放浪する。終戦でボロボロになった心身は、実家では癒えなかった。三貴は死にかけたところを助けてもらった森中一家
の世話になることになった。忘れていた家族愛、人間性を取り戻しつつある中、三貴は本当の幸せを感じれるようになっていった。そんな中、突然に崩壊が訪れる。そこで知った事実とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-22 12:09:13
54955文字
会話率:30%