――むかしむかし、と言うには、少しだけ新しい時代の話。
“ヨイノ”という国があった。
江戸にも似た街並みに、妖怪と人間が肩を並べて暮らす、不思議な場所。
笑い声と泣き声と、時々ちょっとした悲鳴が混じる、雑多でにぎやかな町だ。
その街のは
ずれ、目立たぬ長屋の一角に、ひとつの暖簾がかかっている。
「ことのは堂」
看板も貼り紙もない。ただ暖簾に筆文字がひとつ。
何の店なのか、初めての者にはよく分からない。
けれど、口コミは広がっている。
「悩みごとがあるなら、ことのは堂に行ってみな」
「声にできない話でも、聞いてくれるらしい」
「人でも、妖でも、ちゃんと向き合ってくれるってさ」
そんな噂を頼りに、人も妖もやってくる。
何を買うでもない。何を売るでもない。ただ、誰かに“言葉を届けたい”者たちが。
ことのは堂を営んでいるのは、一人の男だ。
名を、高道(たかみち)という。
歳は三十代の半ば。物腰は柔らかく、言葉は穏やか。
人と話すときは冷静だが、その目の奥には火種のような熱がある。
「お悩みなら、お聞かせください。……言葉は、口から出たときが始まりですから」
そう言って、相談者を迎えるその姿は、僧侶でも教師でもなく──ただのひとりの聞き手だ。
けれど、その言葉は、不思議と胸に残る。
彼は、話を押しつけない。助言もしないことがある。
けれど、いつのまにか相談者の心に、小さな光を灯していく。
高道はもともと、ヨイノの人間ではない。
──ある日突然、ここにいた。
転生だったのか、流れ着いたのか。彼自身もその理由は語らない。
けれど、“ことのは堂”という場所が、彼にとっての新しい生きる場であることは確かだった。
高道には未練がない。過去に戻りたいと思わない。
この不思議な国の喧騒も、妖怪たちの奇行も、どこか面白がって受け止めている。
「せっかく異世界に来たんだ。なら、楽しく暮らしてやろう」
その心持ちが、妖も人も、彼の元に惹きつけるのだろう。
今日もまた、誰かが暖簾をくぐる。
言葉にできない気持ちを抱えて。
声にならない声を、届けたくて。
そして高道は、静かに湯を沸かしながら、その人(あるいは妖)の話に耳を傾ける。
「焦らなくていいですよ。……言葉が整うのを、ここで一緒に待ちましょう」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-23 17:30:00
44505文字
会話率:48%
現実に絶望していた俺、牛久チー。
ブサイクで陰キャ、家庭も学校も地獄。
「もう終わりだ」と思ったその時――気づけば、異世界のイケメンの赤ちゃんに転生していた。
周囲は優しく、才能も環境も恵まれていて……これは勝ち組人生確定!?
――なんて
、そんなうまくいくわけがない。
中身はチー牛のまま。
人間関係のトラウマは消えず、人と話すだけで苦痛。
それでも幼馴染ヒロイン、同郷の天才魔法少女、そして一癖ある仲間たちと出会い、
少しずつ、「俺なりの青春」を取り戻していく。
異世界バトル、ちょっと甘い恋、だけど中身はチー牛のまま。
もしもチー牛が異世界のイケメンに転生したら、どうなるのか――。
完全に趣味で書いた作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 17:30:00
538417文字
会話率:44%
『異世界コンビニ、はじめました。』
異世界で目を覚ました高校生・神谷 連(レン)。
気づけば、なぜか異世界の片隅にある「コンビニ」の店長にされていた。
しかしこのコンビニ――
客層がちょっとおかしい。
◆ メロンパンとポイントカードに
命をかける魔王の娘
◆ プリンのためだけに冷蔵庫に住み着く氷の精霊
◆ 冷凍シューマイで社会復帰を目指す元・勇者
◆ 聖女を辞めた毒舌お姉さん
◆ 空き巣未遂からバイトになったスライム
◆ そして、そんな全員をゆるく見守る“夜勤の高校生”
立場も種族もバラバラな連中が、
ひとつ屋根の下(というか、ひとつレジの前)に集まる日々。
戦わなくても、救えることがある。
笑いながら、ちょっと泣ける。
これは――ちょっとしたコンビニの可能性の物語
**「世界を救わない勇者たち」の、
夜勤とパンとちょっとだけ奇跡の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 17:27:00
59768文字
会話率:40%
アシュフォード・ネルベルクは前世の記憶を持ったまま、腐男子でもないのに「契約花嫁の真実の恋」というBL小説の世界に転生した元現代日本人。
それも、主人公を大金で花嫁として買取り、「愛することはない」とか言いながら、アレやコレを強要し謎の執着
心を見せ、最後はあっさりと実の甥に断罪される悪役公爵として。
アシュフォードは考える。
大事な甥に身内の断罪なんてさせたくない!
毎回アンラッキースケベな目に遭う主人公を助けてやりたい!
そもそも死にたくない!
キャラ設定がゆるゆるな当て馬キャラ故に行動原理が全く読めない原作の悪役公爵。
必死に原作をなぞりつつ、甥と主人公をハッピーエンドに導きつつ、自分は円満退場を狙うアシュフォードの奮闘記。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 17:20:09
34737文字
会話率:32%
誰かに見つかることも、感謝されることもない。
そんな風にひっそりと生きてきた主人公――佐藤健二。
人に存在を気づかれづらい“神がかり的ステルス体質”を持つ彼は、
ただ静かに、かつて自分を救ってくれたヒロインの恩に報いたかった。
「見返りなん
ていらない。彼女が笑っていてくれれば、それでいい」
そう思っていた。最初は。
でも――。
「やっくんは、誰にも見つからないまま終わっていい人じゃないんです」
「与えられっぱなしじゃ落ち着かないものね、私たち」
ちょっと待って、皆して表舞台に引きずり出そうとしてない?
誰にも気づかれなかった“恩返し”、ついに予想外の注目を浴びはじめる!?
黒子系主人公 × 過剰に感謝してくるヒロインたち × 影から支援の学園ライフ!
じわじわハートに染みてくる、恩の連鎖系すれ違いラブコメ、はじまります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 17:20:00
38728文字
会話率:30%
※※【第三回・文章×絵企画】参加作品※※
姉の店でアルバイトをしている少女アイリスは、とても明るくて、ちょっと天然な天使。
同僚の天使のランジア、アプリコットとともに、今日も元気な笑顔を振りまいています。
あるとき、姉のうっかりでケーキの
材料が空っぽになっていることがわかりました。アイリスたちは食材を求めて人間界へ向かうのですが、そこで年下天使のアプリコットが迷子になってしまいます。
大好きなアプリコットの笑顔のため、アイリスは奮闘します。彼女のとっておきは、姉から貰った魔法の手紙でした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-20 00:00:00
9857文字
会話率:53%
※主人公は九条悠生(男)です。
探索者たちが命を懸けるダンジョン。
その最深部、A級モンスター《ブロンズ・ワイバーン》の目前で、一人の青年がスケッチブックを広げていた。
武器は持たず、魔法も使わず、ただモンスターにポーズを取らせ、筆を走ら
せる。
それがF級探索者・九条悠生。
彼のスキルにかかればA級モンスターでさえ難なく拘束され、ポーズすら取らされる。
目的は討伐でも名声でもない。
彼の目的は、絵を描きたい、ただそれだけだった。
生態記録士として、モンスターの調査へやってきた一ノ瀬詩乃は、偶然悠生の配信を目撃する。
“翼の裏の質感、もうちょっと近くで見たいな”
“翼基部の筋肉、若干引きすぎです。もう少し反らせますか?”
“チャンネル主さん、今日は色乗りがいいですね〜”
“次、牙とかいけますか?”
「え……なにこれ、どういう空間……」
そんなあまりに非常識で、狂気的で、けれど芸術と呼ぶしかないその姿に、彼女は徐々に惹き込まれていく。
やがて詩乃は弟子入りを志願し、視聴者コメントが駆け巡る《写生室チャンネル》が本格始動。
だが、そこには悪意ある同業者たちの陰謀、そしてこの世界に存在する勇者と魔王という超人たちまでもが現れ始めて……。
戦闘職でもない、正義の味方でもない。
ただモンスターを観察し、描き続ける青年は、無自覚に世界までもを救ってしまう。
異能と芸術、笑いと狂気の写生配信、ここに開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 17:20:00
73628文字
会話率:24%
この町では最近、ある場所に行くと体調が悪くなってしまうという不思議な噂があった。新学期を迎え、高校2年生になったナギはある日不思議な光に誘われて、祠を発見する。そこで、霞という黒い髪の少女に出会いもののけと戦うために主人になって欲しいと頼ま
れる。霞は狭間の世界に現れるもののけから人を守る使命を持った刀だった。戸惑いながらもなぎは、霞の主として世界を守るために戦うことに。霞はとある理由から人に対して心を閉ざしていたが、徐々になぎの優しさによって打ち解けていく。
人と刀たちとのちょっと友情と戦いの不思議な物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 17:10:10
181498文字
会話率:58%
世の中にはたくさんの物語があります。誰かにとっての幸せはきっと誰かの不幸。ハッピーエンドに見えてもバッドエンドだったり、またその逆も然り。人によって感じ方の違う、まるで紅茶のようですね
さて、今日の紅茶はどんな味がするのかしら?すっきりと
した甘いもの。それとも、渋くえぐみのあるもの。
よければ物語と一緒に飲み干していただけませんか?
ちょっと苦くて、ちょっと不思議な味がする短編集です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 19:06:56
39927文字
会話率:59%
私、クリスティーナは、前世で国税調査官として残業漬けの日々を送った後、どうやら過労でぶっ倒れそのまま今の世界に転生してきたようです。仕事中毒だった前世を持つ私は、転生してちょっと歩けるようになるとすぐに家業を手伝って家族をびっくりさせてしま
いましたが、大らかな両親は前世の記憶を持つ私を優しく受け入れてくれました。そして前世で汚部屋生活をしていた私は、今世で断捨離に目覚め、断捨離で友人達を助けながら魔法を駆使して自分のときめく未来を模索していくお話でございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 17:10:00
22839文字
会話率:49%
――これはキミにしかできないことなんだ、里珠。
――朱煌国の皇帝を籠絡して、国を混乱させてほしい。
親に売られたわたしに、知識と教養(と性技)を授けて、一流の女に育ててくださった慈恩さま。
――事を成し終えたら、里珠、私の妻にな
ってくれないか。
そんなふうにね、言われたらね。わたし、頑張っちゃうじゃない。
ってことで、敵国の少年皇帝のもとに、贈られたわたし、陽里珠。
容姿だけじゃない。その声の美しさに、鳥もさえずりをやめてしまう「噤鳥美人」が二つ名のわたし。年下皇帝なんて、アッサリノックアウトよ! ――って思ってたんだけど。
ぜんっぜんお渡りがない。皇帝来ない。来なきゃ、どれだけきれいな声持ってても意味ないじゃん!
(もしかして、皇帝ってBL?)
男にしか興味持てないってやつ――って。〝びぃえる〟ってナニ? わたし、なんでそんな言葉を知ってるの?
そこで思い出す、自分が転生者であることを。
そして。何があったのか。突然の皇帝お渡り。だけど。
「臭いな」
(ちょっと)焚きしめすぎたお香のせいで、皇帝にはそっぽ向かれ、また放置。
いいわよ。いいわよ。別にいいわよ、コンチクショウ!
前世の人生短かったぶん、ここで人生謳歌するわよ!
って思ってたんだけど。なんだかんだでよくわからない政争に巻き込まれちゃって。命も狙われちゃって。
「俺の子を孕め」
――は? ナニイッチャッテンノ、このクソガキ皇帝。
ものには順序ってもんがあるでしょうが!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 17:00:00
72099文字
会話率:31%
「今日から、この子はお前の妹だ」
背中に大きな翼を持つ鳥人族の少年、ハヤブサ。長く里を離れていた彼の父、鳥人の族長が拾ってきたのは人の子。森でさまよっていたとかで、ボッロボロのガッリガリの幼い女の子。
「人の子が、ボクの妹!?」
「この子の世話は、お前にまかせた」
父親に、無理やり人の子を押し付けられたハヤブサ。
「なんで、ボクがお世話しなくちゃいけないんだ!」
それも、よりにもよって、人の子なんて!
鳥人と人は仲が悪い。森は鳥人のもの。野は人のもの。そう太古の昔に神々が定めたのに。人は自分たちを神の末裔だとか言って、世界を自分たちのものへと作り替えていく。鳥人の森を奪っていく。
そんな、憎くて、大っきらいな人の子の世話。
イヤでイヤでしょうがないのに、人の子はハヤブサにとっても懐いて……?
「……少しだけだからな。ちゃんとお世話しないと、父さんに怒られるからな」
しぶしぶ、人の子の世話をするハヤブサ。
鳥人の兄と人の子の妹。どんだけ嫌っても、ずっと自分を慕って懐いてくる人の子。ハヤブサたちに出会う前、心を砕かれ声を失うような目に遭った人族の少女。
「メドリは、ちょっと翼をなくしただけの女の子だ」
少女に「メドリ」と名付けたハヤブサ。彼と、彼の仲間、そして他の鳥人たちも、メドリを受け入れ始めた。――けれど。
彼女が手にする薄桃色の勾玉。森に突き立てられた剣。彼女を求める人の皇子。
メドリには、なにか秘密があるようで――!?
はるか昔、神々の時代が終わり、人の時代が始まる少し前の世界の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-07 16:00:00
88466文字
会話率:36%
10分100円。
それは、ちょっとした物思いにふける時間を手に入れる方法だった。
アパートの近くにある、古くも新しくもない、まあまあなコインランドリー。
そのコインランドリーの一角、左から三つ目にある乾燥機に自分の持ってきたカゴの中
身を放りこみ、100円を投下することで得られる時間。
ようするに、洗濯物が乾くまでの時間。
そこで考えることは、とても「深い」とは言えず、およそ「哲学」ともほど遠い、どうでもいいことの羅列でしかなかった。
コインランドリー。
そこで過ごす俺の時間と、そこで出会った彼女の日常とが交差する。
特筆するような出来事もない、ドラマにするには物足りない、平凡すぎる俺と彼女の出会いの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 18:00:00
12669文字
会話率:18%
「ちょっと待ってください。無理です。私は自分が主人公になりたいわけじゃないんです。主人公を見ている第三者になりたいんです!」
『いいえ、ミナミ。どんな世界であれ生きとし生ける者すべてが、それぞれの人生という物語の主人公なのですよ』
「あ
あ…!ゲームに出てくる神様みたいな有難い言葉をいただいてしまった…!」
何の前触れもなく、異世界へと転移させられてしまった大塚 美波。
その使命は、ただ自由に暮らすこと?
小さな村でスローライフを送っていたはずなのに、いつの間にか国の重要人物に!?
異世界アレスリアで元気に暮らす美波の、のんびり明るいお話。
※本作は「カクヨム」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 17:00:00
68773文字
会話率:56%
俺の転生先は
「とある山中の寺院の最高指導者」
地味過ぎる!
一生ここで暮らすのか?
貰ってきたチートは高度な頭脳と学習能力。
相方は「幼馴染の美人お姉さんキャラ。ちょっとヤキモチ焼き。ナイスバディのメイド属性」
俺たちはこの鳥籠から脱出出
来るのか?
転生者は俺だけだけど、転生だらけの大陸レムリアを舞台にした、
2人の大放浪ファンタジー。
今、その序章が始まる!
※この作品は「カクヨム」「ノベルアップ+」様でも同時投稿を開始させていただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 17:00:00
4207563文字
会話率:45%
ドラゴン退治にむかう《勇者一行》のはなし。 《王様連盟》から狂暴凶悪ドラゴン退治の依頼をうけた《勇者一行》は、あとちょっとで目的地に着くはずのところで、《勇者》リミザが死んでしまう。ところがそのリミザが勝手に生き返って。。。。。《勇者一行
》はそれでも受けた依頼をはたしにむかう。なぜなら、 → 契約中だから。。。。。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 16:53:19
34745文字
会話率:50%
毎度ゆるふわ設定。方言らしいものも偽物。すべてを薄目でごらんください。
天宮(てんぐう)の伍の宮にスザクという坊主と住む、元神官のセイテツは、色街のなじみの店でおかしな《うわさ》をきく。 北の方から来た女たちのもとに、カンというこどもが
迎えに来ると、それっきりになってしまうというはなしだ。
一方、壱の宮の大臣であるサモンが、おかしな様子の北の山をみにいっていらい、ひきこもってしまっており、その原因はどうやら『オニ』であるようだが・・・。
色街で用心棒をしている顔に傷のある男、トクジが、重い腰をあげてその《うわさ》と、『サモン』にむきあうことになる。
『おとぎばなし』シリーズまえにあったはなしとなります。
前回の『みつる 』に、ちょっとでてくる『顔に傷のある男』トクジをかきたくて書いた話ですが、壱の宮の大臣、サモンの話にもなりました。
ほかの『おとぎばなし』を読んでいただかなくともわかる内容となっておりますが、なにしろ、暗く、重く、悲しい話になってしまいました。。。。。つけましたが『怪談』には遠いところにいます
ひどい表現、残酷、流血、残虐な描写、場面多し。 ご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-31 12:41:01
41955文字
会話率:32%
警備官と警察官が犯罪を取り締まる世界のはなし。設定ゆるふわのため、薄目でごらんください。
警備官新人のザックは希望通りのA班に配属されたが、初日から十二年続く未解決連続猟奇殺人事件を警察補助で担当することになる。三年ごとにおこるそれの『
ほりおこし』作業をしてゆくと、変人な貴族と街にある中央劇場がつながり、あやしい儀式をする集団の存在がうきあがる。A班と警察官でこの事件を解決することはできるのか? → いいえ、できません。
なぜなら、『魔女』がいる世界だから。
ずいぶん前に書き、あほみたいにながくなってしまったはなし。ほか置き場にあったものを、どうにか字数をけずってあげてゆきたいと思っております。
残虐、残酷、流血 描写、場面多し。 ご注意を
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-12 12:58:18
220973文字
会話率:43%
ごく普通の家族の、ささやかな日常。
いつもの朝食、通い慣れた通学路、ちょっとした言い合いと笑い声——。
しかしその裏には、誰にも知られていない“もうひとつの世界があった。
家族の誰かが、あるいは家そのものが——未来と繋がったのだ
科学と
日常が交差するとき、世界のルールが静かに変わり始める。
これは、ひとつの家族を通して描かれる、小さな希望と壮大な現代と未来をつなぐ物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 16:35:23
82212文字
会話率:60%
いつもの日常が崩れ気がつけばダンジョンの奥深く異世界へ転移した新と愛華、2人で協力し困難を抜けた先に
あった光景とは……
地球さんがちょっと本気出したみたいです……
後、ちょっとドSだったみたいです……
魔眼を武器に少年は新たな世界を
駆け上がる。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-23 16:30:00
28932文字
会話率:43%
時は2020年。外語大三年生の松本初穂は新型コロナウィルスの拡大により留学を断念せざるを得なかった。初穂は悲しみに暮れるが、渡航に反対だった家族や親族はこれ幸いと喜び、今のうちに初穂を結婚させ、日本に押しとどめる計画を立てていた!
「憧れ
て憧れて、色んな言葉を覚えたのに、コロナのせいで一生日本に縛り付けられるなんて絶対に嫌!」
初穂は家を飛び出し、車で空港に向かう。スマートフォンを片手にチケットサイト開き、唯一運航している「エレスネシア」行きのチケットを手配しながら……
旅行好き言語オタクと植物学者の凸凹コンビが巡るちょっと変わった異世界探訪記!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 16:30:00
476694文字
会話率:59%
美容動画をぼんやり見て過ごした前世を持つアリシアは、貴族令嬢に転生した際、前世の知識を悪用しないため、3つの誓いを自分に立てていた。
ひとつ、
前世の知識の「自作発言」は決してしないこと。
(だって、ネタパクは絶対許されることじゃないし!
)
ふたつ、
前世の知識で収益をあげないこと。
(他人のアイデアの盗用なんて犯罪じゃん!)
みっつ、
困っている友人が自分を頼ってくれた場合に限り、前世の知識を総動員してでもその友人の力になること。
(とはいえ大事な友達のためなら一肌脱ぐぐらいしたいし!!)
そんな彼女のもとに王宮から「美容指導に来て欲しい」という手紙が届いて……
転生後もITリテラシーが高すぎるゆえに知識無双しないヒロインが送る、美容×恋愛ストーリー!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 16:30:00
27508文字
会話率:59%
「君を愛することはない」
帝国魔術師団長であるキルシュ・ウェル・インハート伯爵に初夜にそう告げられたハレア。
赤い瞳とは裏腹に雪のように冷たいと世間では言われている魔術師団長、キルシュ。ハレアは結婚前、彼の前評判を聞いていても、結局は溺愛
されるようになると信じていた。
何故、そう思ったのか。それは恋愛創作物において初手で冷たい男は結局女の愛に絆されて溺愛するからである。
でも、この男ちょっと変。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 16:10:00
57041文字
会話率:57%
もっふもふのちょっと小生意気な猫ちゃんが、地底にある猫だけが暮らす国に迷い込んだ!? そこで出会った“猫戦隊”と共に、悪の組織と戦い、世界を救う旅に出ます!
アクションあり恋愛ありバトルあり、猫満載なハチャメチャ物語の、はじまりはじまり
!
【あらすじ】
とある家のガレージで飼われていた猫のゴマは、弟のルナと一緒にいつものように散歩をしていた。その道すがら、いつもと違う光景を目にする。
地面に、ポッカリと空いた大穴。中は底も見えぬ漆黒の闇の世界。覗こうとした2匹は足を踏み外し、そのまま大穴の中に転落してしまう。
暗闇の世界へと吸い込まれていく、2匹の子猫。その先に、一体どんな大冒険が待ち受けているのだろうか——。
注)戦闘描写、および台風、地震、津波、噴火など一部災害描写があります。苦手な方はご注意願います。
注)この物語はフィクションです。実際の人物や団体などとは一切関係ありません。
※同内容を、カクヨム、エブリスタ、ノベルアップ+、アルファポリスに掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 15:08:20
93175文字
会話率:44%
――今日も彼女は、事件を詩にして詠んでいた。
県立さくら坂高校の文芸部部長・夜凪詩音は、ちょっと……いや、だいぶズレている。
「詩人としての感性を鍛えるのよ」と言ってはロッカーにこもり、図書室で焚き火を起こし、黒板に短歌を書き連ねて自動消
滅装置を作動させ――毎日のように「事件(?)」を起こしている。
そんな彼女の暴走を止めるのは、1年生のツッコミ3人組。
冷静毒舌の情報処理部員・佐倉まどか、体育系突撃娘・風見さつき、癒しの天然少女・白鳥こより。
非公式の「文学少女対策課」として、今日も校内を右往左往!
詩と笑いとトラブルにまみれた、青春(?)ドタバタ学園コメディ開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 15:00:00
19128文字
会話率:48%
あらすじ
『放課後探偵倶楽部』
第一満開小学校・4年1組。
クラスメイトたちの間で次々と起こる、ちょっと不思議でちょっと笑える小さな事件。
リーダーのさくらを中心に、仲間たちは「放課後探偵倶楽部」を結成。
パンが勝手に消えたり、夜の理
科室で影が動いたり、
誰もいない教室で音楽が鳴り出したり――。
でも、どんな事件にも必ず「本当の理由」がある。
マジック? 幽霊? それとも誰かの優しさ?
さくらは時に悩みながらも、仲間と一緒に真実を見つけ出していく。
一方で、さくらには憧れの朱鳥先輩がいて、
クラスメイトのケンタは、そんなさくらに密かな想いを抱えている。
友情と憧れ、そして小さな恋心が交錯する、
小学生たちの成長と絆の物語――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 14:49:00
152603文字
会話率:29%
その本屋は、今日も「こわいほん」と共に営業中──。
愛車で各地の小さな書店を巡るのが趣味の青年・吉野大吉(よしのだいきち)はある日寂れた書店「たまゆら」で真っ白な「こわいほん」を見つけた。
得体の知れない店主・遠藤から「読んだら呪われます
よ」と忠告を受けるものの、大吉は見てしまった。
中身は一行。「あの峠にはアルパカが出る。」
怖くもなんともないと笑い飛ばしたはずの帰り道、大吉は峠で「アルパカのようなもの」に遭遇。しかもそれ以来、大吉の首はほんの少しずつ伸び始めた。 ──このままでは、俺はアルパカにされてしまう!
遠藤は「呪いの解き方 ?知りません。呪いは自己責任」と取り付く島もない。
頼れるのは幼馴染で神社の息子・笹一典(ささ かずのり)だけ。
果たして大吉は呪いを解くことができるのか?
悪運は強い巻き込まれ系主人公(霊感ゼロ)と無責任怪異案内人(霊感の強い友人もいるよ!)のドタバタ怪奇ホラー…のはずです。 2万字ちょっとで完結予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 14:30:04
15165文字
会話率:35%
公爵令嬢のアマーリエは王太子セオドアとの婚約の直後、自分が読んでいた小説の登場人物に転生してしまった事を思い出す。アマーリエは聖女にセオドアを奪われ、嫉妬の炎に身を焦がし、災厄をもたらす「滅びの魔女」となる運命だ。アマーリエはなんとか呪われ
た運命から抜け出そうと自分なりに努力するのだが、運命は何度でも彼女の前に立ちはだかる。追い詰められたアマーリエはとうとう、セオドアに自分が呪われた滅びの魔女であることを告げる。 普段よりちょっと暗くて過激ですが、基本ハッピーエンド(救済)です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-03 12:20:35
2700文字
会話率:30%
「芥くん、ちょっといいかな」俺はこの教会の一人娘、通称シスター・マリアこと同級生の真里亜に恋焦がれている高校生である。いつもの様に下心丸出しのボランティア活動を終えた夜、彼女は頼み事があると打ち明けてきた。なんと「呪いのチョコレートを一緒に
確認して欲しい」と言うのである。しかし俺は彼女のトンデモ発言を受け入れ、信じることにする。彼女が俺に嘘をつくわけがないのだから……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-13 18:06:44
6094文字
会話率:45%