定数の箒は24本。
折れた箒は23本。
彼女は、生き残りでした。
生き残ってしまった魔女はアナスタシア・スペレッセ。
生き残ってしまった使い魔はアウスグタ・フレデリカ・アレクサンドラ。
なれば、悲願を果たしましょう。
かくして、一
人と一匹は『私たち』と化しました。
そんな一人と一匹の『私たち』が旅路の物語を、我が第116アケラーレ『ルカニア』の『私たち』に捧げます。
いつか、向こうで語らうその日まで。
第116アケラーレ『ルカニア』の『私たち』よ、ご覧あれ。
『私』と優雅な白い『一頭の犬』と、『私たち』は、月の導きと共に歩きます。
これは、そんな旅のモノガタリ。
※リメイクしたものを、小説家になろうとカクヨムで投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-08 19:00:00
5806文字
会話率:23%
世界一広い国土と強大な軍隊を誇るヨーゼンシア連合帝国が、悲願であった大陸制覇を果たし、覇権国家と呼ばれるようになってから20年。
ヨーゼンシアは世界に残る数々の謎を解き明かすべく、高額の賞金を設定した大規模調査を長い間実施している。未知
のロマンと一攫千金を夢見た多くの冒険者が、今日も世界中で旅を続ける。
こうした冒険者達の中でも最高の腕を持つ1人が、フィオン・レイネ。だがとある理由から、その素性は全くの謎であった。
◇
物語の主人公リュセイ・ケイルズは、ヨーゼンシアにある小さな村、ハクランの辺境に暮らす。彼は伝説の冒険者フィオン・レイネを義姉に持つ少年であり、彼女の素性を知る数少ない人物の1人でもあった。
リュセイは幼い頃、フィオンと共に過ごす中で、彼女の優しさと強さに段々と惹かれ、彼女のような冒険者になることを強く志すようになった。
彼は、村では珍しい英才教育を施されつつ、森の過酷な自然の中で狼と戯れて暮らすことにより、天性の運動センスと知勇を兼ね備えた優秀な狼使いに成長。その卓越した身体能力は村中で賞賛を巻き起こし、特に際立って優れた脚力は《驚脚》と称され話題を呼んだ。さらに、リュセイが義姉譲りの優しい性格の持ち主であることも奏功して、老若男女を問わず多くの村民が彼を慕うようになった。
若くして村有数の有力者となったリュセイのことを、誰もが心の中で応援し、彼ならすぐに優れた冒険者になれると信じている。
しかし、齢15になるまでは、村の掟により村の外へ出ることが認められない。
リュセイはまだ14歳。冒険に行きたくても行けない、悶々とした日々を送っていた。
そんなリュセイはある日、悪漢に追われていた麗しい少女ミラーナを保護。彼女とはすぐに打ち解けあい、暫く自宅で匿うことに。
その日の晩、リュセイは奇妙な夢を見る。目覚めると、限られた人だけが保有できる《固有魔法》を発現していることに気づく。
そして何の因果か、ミラーナもまた、リュセイとは別の種類の《固有魔法》の持ち主であった。彼女は自分の能力と、誰にも話していない《出自の秘密》を打ち明ける。
ふたりはこの日の出来事をきっかけに村を出る権利を勝ち取り、リュセイ長年の悲願であった冒険の旅をスタートさせるのだが――。
※作品名の最初は『きょうきゃく』と読みます。
©︎2022 藍弓野折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-30 13:05:41
31573文字
会話率:20%
あまりにも偉大なる父、梁《リョウ》国十九代当主、趙飛竜《チョウフェイロン》が亡くなった。飛竜の第四王子、趙泰然《チョウタイラン》は図らずも二十代目当主となる。家臣に軽んじられている彼は父の悲願であった天下統一を果たすべく近隣諸国のに攻め入る
。同じ頃、刺客一族の一員として生まれた少女、翠蘭《スイラン》は一族の中でも出来損ないとして疎まれて生きてきた。誰からも期待されずに生きてきた二人は互いに力を合わせ、滅びつつある梁国を救い、天下を太平の世にしようと志すが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-22 00:09:07
4750文字
会話率:20%
天野塚。それは「天才たちの墓場」と呼ばれる場所。女性だけによる日本屈指の歌劇団「天野塚歌劇団」と、そこへの唯一の道である「天野塚音楽学校」の総称である。
「愛と正義と美に生きよ」を校訓とする音楽学校の倍率は二十倍超という狭き門。才能を持
ち、努力を重ね、容姿端麗な選びぬかれた者しか入れぬ場所。そしてその中でも競い合い、入団してからも競い合い、真に選びぬかれた極少数の者だけが歌劇団で「トップ」の肩書を得ることができる。どれほどの天才であってもより強力な才と努力を前に敗れ、場合によってはその名すら忘れられ消えていく、まさしく天才たちの墓場。
その墓場で、彼女たちは運命に直面する。絶対的な天才という運命。人生を決定づける出会いという運命。親子三代の悲願という運命。超有名芸能人の子という運命。そして、幾度もの敗北を重ねた何者でもない彼女の運命。
そこで己も屍となるか。この塚を盛る名もなき骸の一つとなるか。それとも生きてそこを登り、その頂きで光り輝く星となるか。その運命は、神のみぞ知る。
さあ、幕が上がる。少女たちよ、天才たちの墓場で歌え。
※ https://ncode.syosetu.com/n1663gg/ ←「ライブ・オブ・アイドル」こちらも是非読んでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-11 18:02:47
47120文字
会話率:67%
幸福チップ実現委員会の悲願は目前まで迫っていた。
全国民に幸福チップを導入すること、遂にその目的が叶うのだ。
大いなる目的の実現の前にして委員長と委員たちはその道程を回想する。
国民は皆、幸福になる。
最終更新:2022-03-03 21:31:21
5577文字
会話率:39%
ただの高校生だったキサラギ トウマ。不慮の事故によって命を落としたトウマはテンプレ通り異世界に復活したのだが、そこはカードゲーム風のターン制バトル『マジック&ウェポン』による決闘で全てが決まる世界だった。神様より復活特典としてもらった古に
封印されたはずの禁忌の呪法、【呪術スペル】を惜しげもなく披露していき、並み居る強敵をバッサバッサと倒して無双していくトウマ。盗賊に襲われる美少女を助け出し、怪しい組織に狙われる幼女を守り、女騎士と悪者退治に胸躍らせる。果たしてトウマは、前世で遂げられなかった童貞卒業という悲願を新たな世界で叶えられるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-12 20:19:09
125988文字
会話率:50%
西暦1610年。南蛮貿易の玄関口、長崎の沖合い。ポルトガル船が爆沈したノサ・セニョーラ・ダ・グラサ号事件が発生。同船にて劣悪な境遇に置かれていたある黒人は、辛くもこの惨事から生き延び、現地の漁師たちの厚い手当てを受けながら、少しずつ心を開い
ていく。
一方で、死んだと目されたアンドレ・ペソアも人知れず生存しており……。
野望、打算、悲願、恩讐、求めるところを異にする者たちの意志が入り乱れた先に戦火が上がり、戦場に烏天狗が舞い降りる。
史実を元に、今日まで残る伝承を絡めた時代劇アクション。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-11 22:55:11
167611文字
会話率:36%
世界の端の小さな村に、奇跡が誕生した。
勇敢で、己の数倍もある巨躯を持つ魔物に立ち向かい、驚異的な成長速度と、生命力を武器に人々を魔物恐怖から解放してきた。
そして、彼は人類ではじめて人類を苦しめる厄災の元凶、魔王の元へと辿り着く。
人類
の悲願を達成するため、覚悟を決め退治した勇者。
彼も男であった。
文字通り人間離れした女性の姿をした魔王に、魅了されてしまう。
まだ成人も果たしていないような田舎の少年には、少々刺激が強すぎたのだ。
これは、世界そっちのけで魔王のパンツを覗こうとするピュアな少年と、長年孤独に過ごしてきた魔王の、思わず笑みがこぼれてしまうような、甘々ラブコメディである。*あらすじは一部相違がある場合がございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-05 23:29:09
1758文字
会話率:48%
かつて、戦争があった。
神々と覇王と呼ばれた者との戦いだ。その戦争で使われた、決戦兵器ゼミウルギア。ヒトが運命に打ち克つために創造した機械巨人。
お互いの生存のために死力を尽くした戦争だった。
そんな戦いも神話になるほど長い時、一万
年が過ぎた。
古代の遺跡を調査し、様々な物品を発掘する発掘師と呼ばれる者たちがいた。
その一人テーレ=パリカーは、冷凍睡眠していた古代の覇王ミクトル=シバルバを発見する。永い眠りから目覚めた彼の力を借りて、テーレはある悲願達成のために動き出す。
しかし、そんな彼女を妨害する魔の手が間近に迫る。
テーレとミクトルは、迫りくる運命に打ち克つことができるのか。
本作は「カクヨム」でも同時掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-30 07:35:23
149977文字
会話率:42%
魔王軍幹部を次々と倒し、人類の悲願である魔王討伐が成されるか。その時勇者は言った。
「全員出て行ってくれ」
大切な仲間だろうが、いや大切な仲間「だからこそ」追い出したのだ。
最終更新:2022-01-19 19:00:00
2218文字
会話率:57%
カイくんと付き合いたい!
長年の悲願を叶えるため、地元の神社に初詣に向かったメイは元気に叫ぶ。
「カイくんと恋人になれますように!」
心からのお願いを大きな声を本人に聞かれてしまった、メイの一年はどうなる!?
最終更新:2022-01-01 00:00:00
3122文字
会話率:31%
恐ろしい虫が数多く生息する「魔の森」で、虫を狩り、昆虫食として売ることで代を繋いできたコイルス家。その跡取りであるディコがある日、森で虫を狩っているとき、地球ではとある学校の1クラス全員が異世界転移にあっていた。ディコは強大な能力を持つ高校
生たちと出会い、翻弄されながらも、一族の悲願である「魔の森」の主、蟲王の討伐を目指す。
※虫がかなり苦手な人は申し訳ありませんが楽しめないかもしれないです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-01 00:00:00
1984文字
会話率:28%
ある製薬会社の研究室で難病の新薬開発にうちこむ百瀬御影はアラフォーの科学者。
人生のすべてを研究に捧げてきた彼女の前に現れたのは、新卒で優秀な千堂日々奈。彼女は若くて可愛いだけではなく才能があり、職場の男たちにちやほやされる目障りな存在。
御影は日々奈を邪険にするものの何故か日々奈は御影に懐き、毎日手作り弁当を持ってくるように。
日々奈のアプローチに辟易していた御影。
苦言を呈そうと彼女を尾行して更衣室を覗き込み、ぎょっとする。
日々奈のロッカーには御影の祭壇ができており、彼女が飲んだドリンクの空き瓶や盗撮した写真が飾られていたのだった。
後輩がストーカーだった事実にショックを隠せない御影。以降日々奈を避け続けるも、上司の注意を受けて無難な態度に改める。
「御影さんは私の神様なんです」
それが日々奈の口癖だが御影には意味がわからない。
日々奈がある難病の新薬開発に成功した事で二人の関係は変化し、御影は後輩に激しい嫉妬を覚える。
「その薬は私が開発するはずだったんだよ!」
日々奈が開発した薬は、十年前に御影が作った薬をベースに改良を加えたもの。過去の自分をこえることが御影の悲願だったが、よりにもよって天敵の後輩に先を越されてしまった。
これをきっかけに日々奈と御影は断絶するも、新薬のホストのマウスが脱走し研究員を噛んだ事でパンデミックが発生。
研究所内の人間は次々とゾンビ化し、御影と日々奈は不可抗力で研究室に閉じ込められる。
そこで日々奈が語る、「神様」の真実とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-15 16:02:04
8965文字
会話率:47%
とある昔、一人の剣士が死んだ。
首を断ち切られ、意識は闇に呑まれて消えていく。
果たせぬ悲願を残しながら。
しかし--ふと。
浮き上がる意識。
目覚めた場所は薄暗い洞窟の中。
一体何が起こったというのか。
理解できぬまま洞窟を進み、
捉える人の声。
どこからか声のする方へと向かっていけば、そこには醜い小人の集団に襲われている少女の姿が。
小人を蹴散らし、少女へと話し掛けたのだが……------
神の残滓が星となって降る異世界『ホウド』を舞台に、”魔神”の手先【堕神/フォールズ】と戦う《灯士/トーチ》の少女レベッカと、異邦人にして異端の剣士・腐れ剣客と呼ばれし男。
二人の出会いから始まる物語。
何故彼を、何処の誰が、如何なる理由で呼んだのか?
疑問は頭の片隅に、敵は視界の正面に。
隣と背中は仲間に任せ、可笑しき世界を歩み行く。
--今度こそ、【鬼】を斬らんがために--
この作品は
・カクヨム
・アルファポリス
にも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-07 19:51:58
215672文字
会話率:27%
この話はタイトルの通り、とある殺し屋の悲願を描いたお話。
なろうで初投稿です。素人が書いた作品なのでお手柔らかにお願いします♪
最終更新:2021-12-04 00:43:54
3080文字
会話率:24%
2040年世界には民間外交官という職業が発展していた。
そんな競争激しい世界の中で、色々な案件を成立させてきた石原寛司 35歳
そのルックスから『メッシュ色の魔法使い』と呼ばれる彼は依頼を淡々とこなしてきた。
そんなある日、自
分の35歳の誕生日に常連の顧客からもらった箱を開けた瞬間、
自称神(自分の曽祖父)と出会い、なぜか異世界で彼の悲願達成をお願いされる。
現世で鍛えた交渉術と新たにもらった鑑定眼で挑む‼︎ 異世界共和国建国記‼︎折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-14 21:22:24
36769文字
会話率:59%
抱きしめられて始まった恋。大学生の藍子はブルースバンドのボーカルの清彦に恋をする。清彦が藍子の従姉妹の麗華に心を移したことで、藍子の恋は成就しなかった。
合気道道場も清彦のバンドも解散して七年。二十九歳になった藍子は人並みに恋をして結婚した
。師範の天水はインドのチベット難民居住区に居続けた。清彦とツインボーカルを務めていたマリイは七年がかりで悲願のメジャーデビューを果たした。清彦は名古屋に戻り、家業を継いだ。天水師範の妻であった美紀師範は再婚し、警備会社に勤務しながら子どもを育てている。
一度生じた縁(えにし)は、七年の時を経てもはたやすく切れなかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-05 08:12:25
51804文字
会話率:49%
これは、人類が悲願である『核兵器廃絶』を実現した後の、遠い未来のお話です。
最終更新:2021-10-03 21:16:42
3611文字
会話率:50%
攻略することが極めて困難なダンジョンに、何でも一つだけ願いを叶えてくれる吸血鬼が存在すると言う噂があった。そのダンジョンが生成され1000年、最下層に到達した者は一人もおらず、誰一人としてその吸血鬼が本物なのか、存在を目視した者はいない。
そんな時、妄言にも近い噂を真に受けたある一人の少女、レスイが、どうしても叶えたい悲願のために、仲間と共にダンジョンを攻略することになった。
レスイ達は苦戦しながらも順々に進み、順調に最下層一歩手前まで到達した・・・しかし、突如少女達の前に、伝説級の幻獣が立ち塞がる。
幻獣は圧倒的な強さを誇り、少女達はまったく歯も経たない。仲間たちも次々にやられて行くさなか、せめてレスイだけでもと、一人だけ先に行くことを促された。
仲間たちを置いて行くと言う背徳感に引っ張られながらも、レスイは一人、最下層へと到達する。
誰も到達したことのない未知領域、最下層。一面クリスタルで広がる光景の面々で、レスイは一つの巨大なクリスタルを発見した……
これは——世界が悪魔に支配され、強者しか生きていくことの出来ない世界。残酷と現実・・・そして、希望の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-02 22:32:05
70639文字
会話率:37%
今に伝わる桃太郎の鬼退治伝説から幾年……
当時逃げ延びた鬼とその頭「八雲家」一族は、奪われた鬼ヶ島を奪還するため、日本各地で人間社会にその身を潜めていた。
しかし鬼と桃太郎の戦いから今日までに、主が不在となった鬼たちは好き勝手に人間や同族へ
いたずらに悪事を働くようになり、また人間を守護する側であるはずの桃太郎の一族も怪しい動きをみせる……。
そんな中、稀代の妖力をもって人との間に生まれた八代目当主・剣丸は、鬼ヶ島奪還の悲願を遂げるため、また再び人と鬼とが共存する世を実現すべく、悪の始末にかかるのだった。
身近な学校の怪談から都市伝説、ついでに街全体を巻き込む超常現象まで、その元凶が鬼であるならばすぐさま駆けつけ奮闘する、鬼による鬼退治のお話です。
※直接的な性描写はありませんが、BLHLGLすべての要素を含みます。
※一部グロテスク描写あり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-16 22:21:44
22161文字
会話率:55%