舞台は中世ヨーロッパ風の異世界。
配属されたばかりの新任将校マケランは、いきなり籠城戦の指揮をとることになってしまった。
すべての騎士が、共和国軍の奇襲によって殺されてしまったからだ。
城を攻囲する共和国軍の兵力は1万人。
対する守備側
の兵力は300人。しかもその全員が「女」だ。
彼女たちの生死は、俺が握っている……!
初めはやる気のなかったマケランだが、絶望的な状況に追い込まれたことで指揮官として目覚めた。
士官学校時代、その天才的な戦術眼と冷静さで「黒蛇」と呼ばれていた彼は、的確な指揮によって共和国軍の攻撃をすべて防いでいく。
女性兵士たちの絶大な信頼も得たが、それでも不利は変わらない。
なぜなら共和国軍には、人知を超えた力を持つ「魔法使い」がいるのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 12:10:40
30691文字
会話率:50%
いにしえの昔。人々が暮らす唯一の小さな大陸には、五つの里が存在していた。
北方の【雪満里(ゆきみつさと)】、南方の【花散里(はなちるさと)】、西方の【風舞里(かぜまうさと)】、東方の【星降里(ほしふるさと)】、そして、大陸中央部にある【月輝
里(つきかぐさと)】である。
そこにはおのおの一人の【巫女姫(みこひめ)】と呼ばれる、天神地祇を統べる存在がおり、彼女らの神託やお告げによる祭政一致の政治が行われていた。
【巫女姫】は神が純潔の少女にのみ与えし宿命である。
選ばれた乙女には、十五歳の誕生日までに、身体の一部に【聖紋】と呼ばれる不思議な紋章が表れる。それがすなわち、国家を背負うことを宿命づけられた【巫女姫】となる証だった。
花散里の聖都【散花(さんか)】に暮らす少女・淡雪(あわゆき)は、新たな巫女姫・真珠(しんじゅ)が立つ儀式である【誓願の儀】の朝から、奇妙な胸騒ぎに襲われていた。
住まいである孤児院で水まきをしていたところ、不審者に腕を取られ、草蔭に拘束される。
侵入者の正体は、星降里の巫女姫を殺害した大罪人として指名手配されている、藍晶(らんしょう)だった。
その瞬間、彼が手にしていた青い勾玉に反応し、淡雪の胸元に巫女姫の証である【聖紋】がなぜか浮かび上がる。
花散里には新たな巫女姫がいるはずなのに、なぜ……?
巫女姫と五つの里を巻き込んだ、淡雪たちの冒険が、今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 12:00:00
55917文字
会話率:35%
許せない!!!
暴力で人を抑えつけようとか問題を解決しようというその思考が許せない。それに会話の内容からどう考えても男尊女卑の古くさい風習がまかり通っているらしいことも許せない。そして何よりきっとこれは多分間違いなく異世界に召喚されたのだろ
う。だとしたら、今まで平和な国で平穏に暮らしていた生活のすべてをここにいるこいつらに突然奪われたのだ。考えれば考えるほどに悔しさが沸々と湧き上がり腹立たしい思いが込み上げる。
「許せない!」
「まだ逆らうか!!」
蹲っていた体をさらに蹴り上げられた。
何なの何なの何なの。私に簡単に暴力を振るうコイツが許せない。だいたい男尊女卑なんてカビくさい考えがはびこるこの国の風習が許せない。それに召喚なんて考え出したヤツが許せない。そして何より召喚なんて横暴を許しているこの世界が許せない。この世界に神様がいるのなら絶対に許せない! みんなみんな滅びればいい!! こんな世界ごと滅んでしまえばいい!!! 葵はキツく唇を噛みながら湧き上がる怒りにだんだんと我を忘れていった。
ここが誰かを召喚できる場所だというのならどうかお願いこんなくだらない国を滅ぼせる悪魔を呼んで。平和な世界で平和に過ごす人たちがもう二度と召喚されないように、こんなくだらない世界を壊してしまえる力をどうか私に与えて。
葵は昔読んだ漫画の一小節呪いの言葉を思い出し、口の中で何度も繰り返しながら一心に願った。
葵の体がさらに蹴られた瞬間に堅く噛んだ唇から一滴の血が床へと滴り落ちた。瞬間床に描かれていただろう紋章が光り始め、葵の口から滴り落ちた一滴の血がその紋章をなぞるように広がっていく。
『我を呼んだのはそなたか。望みを叶えるには生け贄を捧げよ』
「ここに居る人たち全員を生け贄にして。それで足りなければこの世界の人たちも気が済むまで好きなだけ好きにすればいいわ」
『気に入った。では好きにさせてもらおう』
薄暗闇の中、血の色に不気味に光る紋章から徐々に姿を現したのは、黒い翼を持ち山羊のような角を携えた人型の葵の持つイメージのままの悪魔だった。
「ちょっと待った!! どうかどうかこの世界を滅ぼすのだけはお許しください!」
土下座せんばかりの勢いでいまだに床に倒れ蹲る葵の目の前に現れたのは、頭には天使の輪を持ち背中には白い羽を広げている見るからにイメージ通りの天使だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 09:00:00
33900文字
会話率:54%
──この剣と命、全ては王子のため。
ティナ・アールグレンは、念願かなって憧れだった王子の秘書官に抜擢された。
貴族の地位もなく、身寄りもいない彼女は、王子に尽くすために自らを鍛え上げて、全てをこなす「完璧力」と剣一本で異例の出世を遂げる
。
しかし、間近にいる王子の一挙手一投足がティナの心を揺さぶり、心の中はいつもうるさい。
「太陽の紋章」を受け継ぐ王子を巡る陰謀が渦巻く中、ティナは王子への「本音」を隠しつつ、秘書官の任をつとめることができるのか──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 05:50:00
30369文字
会話率:53%
紋章によって魔法や特技の適性が決まる世界。そんな世界で、神聖ルクシア帝国の第六皇子アレクは幼少時から高い魔力の持ち主と将来を期待されていた。
だが、七歳のとき闇魔法に恩恵のある闇の紋章を授かり、周囲の評価は一変した。
闇の魔法は人間が使え
ばたちまち悪魔となってしまう魔法で、それに恩恵のある闇の紋章を授かったアレクは呪われていると周囲から嫌悪されてしまう。
人間不信となり次第に宮殿に引き籠るようになったアレクは、二十歳のとき帝国大反乱の日を迎える。
置き去りにされた彼は毒を盛り、最期に一目見たいと闇の魔法を使うが……
アレクは悪魔にはならず、闇魔法を扱えたのだった。
闇魔法を極めていればと後悔するアレクは、意識が闇に呑まれる中で願う────もう一度、やりなおしたいと。
これは呪われた紋章を授かった男が、人生をやり直す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 02:10:35
537824文字
会話率:39%
【本作書籍版1~2巻、MFブックス様より発売中】
【コミックウォーカーで、出店宇生先生によるコミカライズ連載中】
【コミック1巻、MFC様より発売中】
サンファレス王国の王子ヒールは、【洞窟王】という不遇な紋章を得て生まれた。
その紋章の
せいで、ついには父である王によって孤島の領主に左遷させられる。
そこは当然領民もいない、草木も生えない、小さな洞窟が一つの孤島であった。
だが、ヒールが洞窟の中でピッケルを握った瞬間、【洞窟王】の紋章が発動する。
その効果は、採掘に特化し、様々な鉱石を効率よく取れるものだった。
島で取れる鉱石の中には、魔力を増やす石や、寿命を延ばすような石もあって……
ヒールはすっかり採掘に熱中し、いつのまにか最強の国家をつくりあげてしまうのであった。
(旧題:追放されたので洞窟掘りまくってたら、いつのまにか最強賢者になってて、最強国家ができてました)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 09:37:43
796430文字
会話率:35%
人生とは、たった一言で全てが変わることがある。
「英雄の傷跡」と呼ばれる呪いを受け、視覚を失って生まれたクノン・グリオン。
視界どころか生きる意味さえ見えない彼は、無気力な幼少期を送っていた。
そんなある日、身体に水の紋章が浮
かび上がり、魔力があることが判明する。
だからどうした。
魔力があろうと、魔術が使えようと、見えないことには変わりない。
クノンには相変わらず生きる意味が見えなかった。
そんなクノンを、そんつもりのない思いがけない一言が覚醒させる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 23:18:06
1197633文字
会話率:24%
残業続きで疲労困憊の日々を過ごしていたある日、
目が覚めると私はアンドレアという女性になっていた。
ある紋章を見たことで、
元々いた世界で流行っていた小説の中かもしれないと
疑い始めるけれど、問題は……私はその本を読んだことがない!
広告や
駅構内のポスターを見た程度では、ストーリーもわからない。
アンドレアはヒロイン? 悪役? それとも、いわゆるモブと呼ばれるキャラクター?
アンドレアは婚約したばかりだというけれど、
それを喜ぶ人もいれば、断れと言う人もいる。
何を選ぶのが正解なの?
わからないことだらけのこの世界で、
私が「私」の居場所を見つけ出すまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 14:49:24
163868文字
会話率:22%
主人公シオンが幼少期に恐怖の夢を見た。
それは救いのない悲しい世界。
繰り返すこの夢に救いを与えたい。
そのために冒険者になると決めた。
英雄譚になぞらえて幼馴染のユウマと共にダンジョンに飛び込み最下層の攻略に挑む。
仲間と出会い、紋章
を集め、世界の広さを知り、冒険者ライフを楽しみながら絆を深めていく。
その先に待ち受ける運命とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 11:32:34
27988文字
会話率:52%
魔法の名家に生まれ期待され育ったネロは十二歳で行われる儀式で左手に水の紋章を授かった。しかし水魔法しか使えない水の紋章はこの世界において不遇の証。お前のような奴はこの家に相応しくないと家から追放されたスイムは冒険者となるが所属していた勇者パ
ーティーからも使えないと再び追放処分を受けてしまう。水の紋章を手にしたばかりにと落胆するネロだがある井戸をきっかけいに水の重みを知ることで右手に賢者の紋章が浮かび上がる。水の理を知ったネロは風魔法に負けず火魔法を消し去り土魔法を洗い流し雷魔法を寄せ付けない最強の水魔法を使いこなすようになる。一方で彼を追放した連中は水神の怒りを買い水不足によって危機に陥ることになり激しく後悔することとなった――これは不遇な水属性を手にした少年が成り上がり最強の水の賢者へと成長していく物語――
※タグのR15及び残酷な描写ありは保険で入れてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 21:48:35
455550文字
会話率:58%
ヘリナス子爵令嬢アリアーヌはもうじき処刑される——生まれつき豊穣の女神の紋章を持つアリアーヌは、異種族から熱烈に求婚されてきた。しかしやがてそれは過激化し、アリアーヌの住むセサニア王国への脅迫という形になってしまう。事態を重く見た宰相により
アリアーヌは偽装処刑となるが、状況がどうにもおかしい。まるで今まで何度も処刑されたかのように——そして何度も助けられ、何度も死んだかのようだった。
※この作品は他小説投稿サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 05:00:00
44863文字
会話率:38%
カーシル侯爵家令嬢イザベルは、大切な青い薔薇のドレスを黒に近い濃紺に染めて婚約者の家の紋章である黒い薔薇に仕立てた。それは婚約者のモンニェス公爵カムデンも承知していたはずだったが、舞踏会でカムデンは「喪服を着てくるなんて」と騒ぎ立てる。
罠
に陥れられたとイザベルは心が折れそうになるが、そこに現れたのは毒舌貴族、王甥殿下であるイオン・アルワーズ大公だった。彼の『出し物』によって舞踏会は阿鼻叫喚の地獄絵図と化す。とりあえずイザベルはそれを観客として一部始終目撃した。
※この作品は他小説投稿サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 16:13:08
9811文字
会話率:41%
かつて人間と争い、敗れた種族がいた。彼らは数千年の間身を潜め、来るべき再興の日を待ち続けた。
そして愚かな人類が自ら滅びの道を歩み、地球の主権が再び大自然のもとへと還った時、彼らは翼を広げた。
人類の九割弱が死滅した二十五世紀、北欧に
興った新興国家がその持てる技術を用いて世界を掌握しようと試みていた。その侵攻による被害をこうむった人々の中に、ある一人の少女がいた。煉獄の左目と最果ての宇宙の如き黒い右目、左頬に刻まれた謎の紋章、闇よりも深き黒髪と、雪よりも美しく儚い肌をしたその少女は復讐のためにあてのない旅をさまよう。
そして彼女は自分と似た「彼ら」と出会うことで、自らのアイデンティティを見つける。
ダークな話で、主人公の少女が痛めつけられるシーンがあります。ご注意ください。
他に二つ執筆しているので、最短で三日に一度の更新になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-28 21:21:56
970444文字
会話率:43%
ハレー彗星の来訪と共に人類にもたらされた”紋章”。
”紋章”の持つ異能の力に世界の様相が一変した世界で生きる少年、全(ゼン)と護(マモル)
そして”紋章”と共に生まれた”魔犬”と呼ばれる謎の化物。
ハンターとしての魔犬狩りの最中に、魔犬
に追われるひとりの少女に出会ったことでその運命が大きく動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 18:47:32
133568文字
会話率:38%
東京の高校に通う【新妻 鈴】はスポーツ万能、成績優秀の親からすれば自慢の娘であった。
しかし、学校が終わっては家へ帰って勉強の毎日で友達と寄り道したり部活に励んだりすることが一度も無かった。
ある日、一度だけ学校が終わった後クラスメイトと
遊ぶことにした鈴は楽しさを覚える。
軽い足取りで家に帰るとそこには母がいた。
母親には分かってもらえず家を飛び出し、とぼとぼ歩いていると大型トラックが突っ込んできたのに気付かず命を落とす。
そんな過去のことを夢で見たリンは龍討伐のクエストを受けていたことを思い出し帰ろうとするが、急な激痛がリンを襲い蹲る。首に違和感を感じたリンは確認すると紋章が浮かび上がり声が聞こえた。
その名は【ホフヌング】先ほど倒した龍だった。
どうやらリンはホフヌングに呪われたらしい
そして、共に行動することになったリンとホフヌングは
色んな景色を見て回る。
だが、人間と龍では寿命の長さが違う
リンは安らかに眠りその人生の幕を閉じた。
残ったホフヌングとリンの身体、ホフヌングは自身の魂をリンの身体に移し次は自分が人間として生きることを選んだホフヌングの物語。
※ホフヌングがリンの身体に魂を移したことでリンの身体が若返っています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-26 17:11:37
8902文字
会話率:77%
王子との婚約を突如破棄され、「悪魔の血を引く者」と烙印を押されたアリシア。前世の記憶を持つ彼女は、自分がこの物語の「悪役令嬢」だと知っていた。処刑という運命から逃れるため、彼女は左腕の謎の「時の紋章」を頼りに、裏社会の「氷の暗殺者」と契約を
結ぶ。偽りの婚約関係が始まるなか、アリシアは王子の隠された計画に迫り、自らの手で運命を書き換える決意をする。二人の復讐劇は、甘く、そして残酷に幕を開ける—。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-24 21:41:01
11460文字
会話率:48%
王都エルデリアで名門の令嬢として育ったミリア・エステルは、婚約者カイル・ドルヴィンに一方的に婚約破棄を言い渡される。理由は「他に愛する女性ができたから」。だが、ミリアは知っていた。彼が本当に恐れたのは、自分の「力」だということを。
全てを
失ったミリアが選んだのは、かつて祖父が遺した魔術師の塔。そこには、彼女の過去と向き合うための鍵が眠っていた。だが、新居となるはずの塔には何者かが侵入した痕跡があった。荒らされた寝室、見知らぬ女性の服、そして貴族の紋章が刻まれたペンダント——。
元婚約者の関与を疑う中、ミリアは公証人を呼び、正式な手続きを進める。しかし、塔に秘められた謎は、それだけではなかった。祖父が残した自動門の仕組み、未だ解明されぬ魔法、そして自身の「力」の真実——。
ワインを片手に、ミリアはふと呟く。
「私は私自身を恐れない。この塔で、私は新しい人生を歩む。」
婚約を破棄された令嬢が、過去と向き合い、未来を切り拓く物語。
そして、すべての始まりは、この塔から——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-20 21:27:44
9486文字
会話率:33%
大都市『三ラトリア』では、冒険者が主流となる職業。
人々には生まれ持っての魔法があり、冒険者こそが憧れの時代。そんな時代の中、周りから最弱である故『星屑冒険者』と呼ばれる一人の青年『リヒト』は一等星冒険者に憧れてダンジョン・迷宮内でクエスト
をこなし魔獣を戦っている最中、不運にも、その階層には存在しないハズの黒い『キュクロス』が現れる。
非力にも抗うが、抵抗虚しく死ぬ寸前まで追い込まれるが監視者『リオス』によって一命をとりとめる。
そこで告げられた事。それは、リヒトにも紋章が授けられたという事。
それは、強さ故の証であり成長の証。
リヒトは、リオスと共に最強冒険者を目指していく――――――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-20 01:42:32
38557文字
会話率:38%
名高い『順応の狩人』と呼ばれる組織(クラン)に所属するリヒト。
彼は、最弱と名を嫌い、一人誰よりも強くなりたいと様々ダンジョンへ訪れていた。
ある日、ダンジョンには居ないハズの魔物との遭遇で瀕死の危機に合う事となる。しかし、そこで謎の少女リ
オスに助けられたのだった。
そして、そのリオスの正体は『監視者』と呼ばれる世界の創造神アルテラの孫にあたる存在だったのだ。驚くのはそれだけではなく、リオスに世界を統治できるかもしれない才があるとして、紋章持ちの資格を得る事に――
リオスに鍛え上げられる中、自分の魔法を使えるようになったリヒトは組織に戻る決意をして、多くの仲間たちと一緒に戦って行くのだった――
○小説初心者です。読んで下さった方は、感想も一緒に送ってくだされば幸いです。自分も、未熟な部分に触れて成長できるよう努力致しますので、何卒よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 00:53:10
34769文字
会話率:42%
ルーメリア有史上類を見ない反乱とされる「花月の乱」
大陸の覇者ルーメリア帝国が、まだルルメラルアという名の王国であった時代、
数多くの将兵、時の実力者、王位継承権者までも失わせたこの反乱は、
「桜花」と「三日月」を紋章とする、二つの亡国の
残党による反乱であった
…と歴史は記す。
反乱軍を率いた両王国の王女たちは戦いの中に倒れるが、
その意志を引き継いだとされるのは、若い女性たちによる兵団組織であった。
花の剣士 フローレン
月の歌姫 アルテミシア
二人の美しき冒険者に率いられ「花月兵団」と称された この反乱軍に属するのは、
女兵士、村娘、妖精、といった 戦乱の時代に翻弄された 数多くの女性たち。
賊に|拐《かどわ》かされ、居場所を追われ、陰謀に巻込まれた 彼女たちは やがて救われ、
運命を共に 支え合い、生きる意味を得、戦いに身を投じてゆく。
そして…
彼女たちの勇姿を何度も夢で見る、平和な都の女学生リルフィーユ
戦い続ける花と月の乙女たちに魅せられた彼女は、
帝国史上 逆賊とされた「花月兵団」と「花月の乱」に纏(まつ)わる歴史の真実を追い続ける。
花と月の髪色を合わせ持つ 麗しの女学生が、歴史の真相に迫る時、
この世界の歴史は大きく動き始める…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-19 09:19:04
905953文字
会話率:18%
ルクシオル王国の公爵令嬢**ルルティアーナ・エヴァンシェリス**は、十七歳の誕生日を祝う華やかな夜会に身を置いていた。
婚約者である王太子レオディウスとの舞踏も、貴族たちの祝福も、彼女にとってはただの「義務」。退屈を感じながら、夜会の喧
騒を抜け出す。
静寂を求めて向かった書庫で、彼女を待っていたのは執事のフィルリス・アンブローズ。
琥珀色の瞳を湛えた彼の微笑みを見た瞬間、ルルティアーナの胸が僅かにざわめく。手袋を外す彼の指先に触れられるだけで、なぜか意識してしまう自分がいる。
彼と共に足を踏み入れたのは、エヴァンシェリス家の禁書庫。
王族すら立ち入りを禁じられた地下の封印された書庫で、彼女はひとつの魔導書を見つける。
淡いアメジスト色の光を放つその本に、なぜか強く惹かれるルルティアーナ。そして、抗えぬ何かに導かれるようにページを開いた瞬間——。
紫紺の魔法が弾け、光に包まれるルルティアーナ。次の瞬間、彼女はフィルリスと口づけを交わしていた。
引き寄せられるような甘美な口づけ。
彼の腕が強く抱き寄せるが、唇を離した途端、ルルティアーナの胸に紫の紋章が刻まれていた。そして、魔導書には新たな文字が浮かび上がる。
――契約成立。
ーー契約者は決して離れることを許されず、一日に一度、口づけを交わすことを要する。
「……つまり、お嬢様と私は、この呪いが解けるまで離れられないということですね」
琥珀の瞳が静かに微熱を帯び、彼女を見つめるフィルリス。
何かが変わり始めたこの夜、ルルティアーナの運命は大きく揺れ動くのだった——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 14:56:47
7874文字
会話率:23%
明乃泪(めいの るい)は親友の聖清美(ひじり きよみ)と共に別世界スルトバイスに召喚される。
召喚したのはこの世界のチクトス国の神官カイルディ・リゲルだ。
カイルディは聖女だけを召喚するはずだった。しかし召喚されたのは二人だったため、どっち
が聖女なのかと困惑する。
だが、聖女の証となる紋章が清美の右側の首にあった。そのため聖女がどっちか判明する。その後、聖女ではない泪は城を追い出された。
泪は城を追い出される前に帰る方法を聞くが誰一人として知らなかったため自力で探すことにする。
そんな中、働く所をみつけるべく冒険者ギルドへ行く。するとギルドの掲示板に【ギルドの受付をしてくれる者を募集。但し、冒険者も兼ねてもらうため体力に自信がある者のみ。】と書かれた貼り紙があった。
それをみた泪は受付の仕事をしたいと受付嬢に伝える。その後、ギルドで冒険者登録をしたあと受付嬢になった。
受付嬢兼、冒険者となった泪は徐々に自分が持っている特殊能力【見極め】の真の使い方について気づいていく。そして自分がこれからやるべきことも……。
★★★★★★
【作者が考える作品のセールスポイント】
1.巻き込まれ系でありながら、ざまぁ要素のない成り上がり系作品。
2.恋愛あり。コメディ要素あり。スローライフでありながら勇者のような道を辿り仲間と最終ボスを倒す要素もある作品。
3.特殊能力【見極め】、それはかなりチートな能力だった。
★★★★★★
《ノベルアッププラス・小説家になろうに掲載》
※投稿は不定期になりますが16時の更新としますのでよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 00:22:25
373984文字
会話率:40%
帝国公爵令嬢のリーゼエリンは王国第二王子との婚約を一方的に破棄され、王国・都市同盟連合から侵攻を受ける中、父と兄を戦で失い、600年以上続いた帝国は滅亡し、ついには第二王子の下で働く下級メイドの一人として奴隷のような暮らしを余儀なくされた。
亡き母の形見のバレッタに刻まれたコッカトライス(コカトリス)の紋章がリーゼエリンの心を突き動かす。「裏切った全ての者に復讐を。あの時もし万事を尽くしていれば全く別の結果だったはず!」――そしてバレッタは、リーゼエリンの復讐を受け入れる――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 03:40:00
16035文字
会話率:45%